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保坂陽平
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2024/11/19

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  • 紫式部日記「土御門邸の秋(秋のけはひ)」の原文と現代語訳

    紫式部日記「土御門邸の秋(秋のけはひ)」 秋のけはひ入り立つままに 原文・語釈 秋のけはひ入いり立たつままに、土つち御み門殿かどどののありさま、いはむかたなくをかし。池のわたりの梢こずゑども、遣水やりみづのほとりの草むら、己おのがじし色づき

  • 方丈記(17)そもそも、一期の月影傾きて|原文・語釈・現代語訳

    鴨長明『方丈記』の原文と現代語訳を、語釈付きで全17回に分けて掲載しています。 鴨長明『方丈記』原文と現代語訳(17) そもそも、一期の月影傾きて 原文・語釈 そもそも、一いち期ごの月つき影かげ傾かたぶきて、余よ算さんの山の端はに近し。た

  • 方丈記(16)衣食のたぐひ、また同じ|原文・語釈・現代語訳

    鴨長明『方丈記』の原文と現代語訳を、語釈付きで全17回に分けて掲載しています。 鴨長明『方丈記』原文と現代語訳(16) 衣食のたぐひ、また同じ 原文・語釈 衣食いしよくのたぐひ、また同じ。藤ふぢの衣ころも、麻あさの衾ふすま、得うるにしたが

  • 方丈記(15)それ、人の友とあるものは|原文・語釈・現代語訳

    鴨長明『方丈記』の原文と現代語訳を、語釈付きで全17回に分けて掲載しています。 鴨長明『方丈記』原文と現代語訳(15) それ、人の友とあるものは 原文・語釈 それ、人の友とあるものは、富めるを尊たふとみ、ねんごろなるを先さきとす。必ずしも

  • 方丈記(14)おほかた、この所に住みはじめし時は|原文・語釈・現代語訳

    鴨長明『方丈記』の原文と現代語訳を、語釈付きで全17回に分けて掲載しています。 鴨長明『方丈記』原文と現代語訳(14) おほかた、この所に住みはじめし時は 原文・語釈 おほかた、この所に住みはじめし時は、あからさまと思ひしかども、今すでに

  • 【方丈記】原文・語釈・現代語訳(13)また、ふもとに一つの柴の庵あり

    また、ふもとに一つの柴の庵あり 原文・語釈 また、ふもとに一つの柴の庵いほりあり。すなはち、この山やま守もりが居をる所なり。かしこに小童こわらはあり。時々来たりて、あひとぶらふ。もし、つれづれなる時は、これを友として遊行ゆぎやうす。かれは

  • 【方丈記】原文・語釈・現代語訳(12)その所のさまをいはば

    ここに、六十の露消えがたに及びて 原文・語釈 その所のさまをいはば、南に懸かけ樋ひあり。岩を立てて、水をためたり。林、軒のき近ければ、爪つま木ぎを拾ふに乏ともしからず。名を外と山やまといふ。まさきのかづら、あと埋うづめり。谷しげけれど、西

  • 【方丈記】原文・語釈・現代語訳(11)ここに、六十の露消えがたに及びて

    ここに、六十の露消えがたに及びて 原文・語釈 ここに、六十むそぢの露消えがたに及びて、さらに、末すゑ葉はの宿やどりを結べる事あり。いはば、旅人の一いち夜やの宿をつくり、老いたる蚕かひこのまゆをいとなむがごとし。これを、中ごろの住みかになら

  • 【方丈記】原文・語釈・現代語訳(10)わかかみ、父方の祖母の家を伝へて

    わかかみ、父方の祖母の家を伝へて 原文・語釈 わかかみ、父ちち方かたの祖おほ母ばの家を伝へて、久しくかの所に住む。その後、縁欠かけて、身衰おとろへ、しのぶかたがたしげかりしかど、つひに屋とどむる事を得ず。三十みそぢ余りにして、さらにわが心

  • 【方丈記】原文・語釈・現代語訳(9)すべて、世の中のありにくく

    すべて、世の中のありにくく 原文・語釈 すべて、世の中のありにくく、わが身と栖すみかとのはかなくあだなるさま、またかくのごとし。いはむや、所により、身のほどにしたがひつつ、心を悩ます事は、あげて計かぞふべからず。 語釈 ありにくし【在りに

  • 【方丈記】原文・語釈・現代語訳(8)また、同じころかとよ

    また、同じころかとよ 原文・語釈 また、同じころかとよ。おびたたしく大おほ地な震ゐふる事侍はべりき。 そのさま、世の常ならず。山は崩れて河を埋うづみ、海は傾かたぶきて陸くが地ぢをひたせり。土裂けて水湧き出いで、巌いはほ割れて谷に転まろび

  • 【方丈記】原文・語釈・現代語訳(7)あやしき賊、山賊も力尽きて

    あやしき賊、山賊も力尽きて 原文・語釈 あやしき賤しづ、山やま賤がつも力尽きて、薪たきぎさへ乏ともしくなりゆけば、頼む方なき人は、みづからが家をこぼちて、市いちに出いでて売る。一人が持ちて出でたる価あたひ、一日が命にだに及ばずとぞ。あやし

  • 【方丈記】原文・語釈・現代語訳(6)また、養和のころとか

    また、養和のころとか 原文・語釈 また、養やう和わのころとか、久しくなりておぼえず。二ふた年とせが間あひだ、世の中飢け渇かつして、あさましき事侍はべりき。或あるいは春、夏日照り、或は秋、大風、洪水などよからぬ事どもうち続きて、五穀ことごと

  • 【方丈記】原文・語釈・現代語訳(5)その時、おのづから事のたよりありて

    その時、おのづから事のたよりありて 原文・語釈 その時、おのづから事のたよりありて、津つの国の今の京にいたれり。所のありさまを見るに、その地、ほど狭せばくて、条里でうりを割るにたらず。北は山に沿ひて高く、南は海近くて下くだれり。波の音、常

  • 【方丈記】原文・語釈・現代語訳(4)また、治承四年卯月のころ

    また、治承四年卯月のころ 原文・語釈 また、治承ぢしやう四年水み無な月づきのころ、にはかに都みやこ遷うつり侍はべりき。いと思ひの外ほかなりし事なり。 おほかた、この京のはじめを聞ける事は、嵯さ峨がの天皇の御おほん時とき、都と定まりにける

  • 紫式部日記「女郎花」の原文と現代語訳をわかりやすく解説

    紫式部日記「女郎花」の原文・語釈 渡殿の戸口の局に見出だせば 渡殿わたどのの戸と口ぐちの局つぼねに見出みいだせば、ほのうち霧きりたる朝あしたの露もまだ落ちぬに、殿歩とのありかせたまひて、御み随身ずいじん召めして、遣水払やりみづはらはせたま

  • ギリシャ神話『アポロンとダフネ』のあらすじをわかりやすく解説

    ギリシャで「ダフネの樹」と呼ばれる月桂樹。現代でも芸術分野の功労者に月桂樹の冠が授けられることがありますが、これは『アポロンとダフネ』というギリシャ神話がもとになっています。 エロス(キューピッド)の矢によって、ダフネにどうしようもなく

  • マヤ神話『ポポル・ヴフ』とは?あらすじをわかりやすく解説

    マヤ神話『ポポル・ヴフ』とは? 『ポポル・ヴフ』は、マヤ族の一つである「キチェ族」の神話と歴史が記された文書です。 キチェ族は現在のグアテマラ高地にキチェ王国を築き、最盛期には100万人を超える人口を有していました。1524年にスペイン人

  • マヤ神話『ポポル・ヴフ』(7)キチェー王国の繁栄と系譜

    マヤ神話『ポポル・ヴフ』の内容を全7回に分けて紹介します。 最終回の第7回目は、キチェー国がどのように他の部族たちを征服し、繫栄していったのかというお話です。最後に王の系譜も掲載されており、神話というよりは歴史書のようなものとなっていま

  • マヤ神話『ポポル・ヴフ』(6)最初の人間たちによるトゥラン征服

    マヤ神話『ポポル・ヴフ』の内容を全7回に分けて紹介します。 前回はフンアフプーとイシュバランケーが地下にある冥界シバルバーを征服して、太陽と月になるお話でした。今回はそのほんのちょっとまえ、ツァコルとビトルという神が人間の創造に成功し、

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