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やらかした時にどうするか /畑村 洋太郎
筆者は今の詰め込み教育を否定しておられるけど、クリエイティブの土台に学校で詰め込まれる知識は結局必要だと思う。(特に専門知識が必要な仕事において。)以下自分用メモ・やらかした!時は何よりもまず自分の心を守る・仮想失敗体験で体験的知識を得る・
2024/08/31 16:41
さんず /降田 天
「ドラマチックに人が死ぬストーリーって売れるじゃないですか」っていうヨルシカの歌をなんとなく思い出した。自殺幇助業者「さんず」の社長は人が自ら死にゆく様を見物するのが趣味という、社会的には許容されない倒錯した嗜好の持ち主として描かれる。では
2024/08/31 09:38
発達障害「グレーゾーン」 その正しい理解と克服法 /岡田尊司
思ったよりあまり一般には知られていないであろう専門用語が多かった。発達障害について知りたい人はもう少し初心者向けの本を読んでから挑戦したほうがいいかも。この手の本は割と色々読んできたけど、今回も絶望と共に答えは1つ。「専門家の診断を受けて適
2024/08/30 17:34
わたしの美しい庭 /凪良 ゆう
1つの答えをもらった気がした。私は子どものころから周りがなんとなく理解していることを理解するのが苦手で、でも理解できない、と言うと大人に困った顔をされるので仕方なく分かったようなふりをして、分からないままそのまま年齢だけ重ねてしまった。「自
2024/08/30 11:25
いけない /道尾 秀介
むっず!!「N」と似たような感じではあるけど、こっちの方がだいぶ難易度上がります。帯に「ラスト1ページが暴き出すもうひとつの真相をあなたは見抜けるか?」とありましたが、ラスト1ページを見てすら、えーとつまりどゆこと(~。~;)?ってなって、
2024/08/29 16:21
六人の嘘つきな大学生 /浅倉 秋成
自分の就活の苦労を思い出してつらーい気持ちになるかも、と敬遠してたけど、気が付いたら一気読みしてました。就活生と企業のバカバカしい嘘の吐き合いをここまで皮肉にリアルに書かれると最早笑うしかない。笑えないけど。内定を得るために他の候補者たちの
2024/08/29 11:18
九度目の十八歳を迎えた君と /浅倉 秋成
青春の甘酸っぱさと青臭さが満載で、きゅんきゅん及び共感性羞恥で身悶えが止まりませんでしたー!高校の時好きだった同級生が、なぜか「年を取らないまま」の姿でいるのを通勤途中のホームの反対側に見つけてしまい…。どうして彼女は年を取らないのか?どう
2024/08/28 17:15
ひきなみ /千早 茜
しんどい…ちゃんとレビュー書けるかな。弱ってる時にはおすすめしません。私自身瀬戸内の小さな島に縁があるのですが、田舎の寄合(男と女と子どもにはっきりくっきり分かれて過ごす)の居心地の悪さだとか買い物の中身が近所中に知れ渡るコミュニティの小さ
2024/08/28 11:12
水たまりで息をする /高瀬 隼子
ある日夫が突然、風呂に入らなくなった。ら、私はどうするだろうか。割と潔癖症寄りなので、熱があっても1日1回はシャワーか風呂に入らないと落ち着かなくて眠れない(幼少期、「風邪だから今日は風呂に入らないように」と無理やり布団で横になっているよう
2024/08/27 18:09
川のほとりで羽化するぼくら /彩瀬 まる
性別、というものについてここまで深く考えさせられる小説に今まで出会ったことがない。流れゆく川(断絶)とそこに架かる橋(つなぐもの)を行き来する人々を描いた全く独立した4つの短編。どの話も、時代や場所は違えども、そこに書かれているのは、男らし
2024/08/27 11:44
ツナグ /辻村 深月
「使者(ツナグ)」に依頼すると、人生で一回だけ死者に会うことができる、というファンタジー設定なのに、まんまと泣かされてしまった。会えたとして、それが前を向いて生きることにつながるのか一生後悔を抱えて生きることになるのか。特に嵐と御園の女の「
2024/08/26 17:02
<ネタバレあり>神様の罠 /辻村 深月,乾 くるみ,米澤 穂信,芦沢 央,大山 誠一郎,有栖川 有栖
錚々たる作家陣による短編集。「神様の罠」(←このタイトルだけでだいぶ期待持たせるよね)がなんのことなのか結局分からなかったけど、秀策揃いでした。「夫の余命」設定は単純なのに一番分かりにくくて面白くなかった。こんなクズ夫のために自殺しなくてよ
2024/08/26 11:02
京都男子: とっておきの町あるき
図書館にてジャケ買いならぬ背表紙借り。大学時代を京都で過ごしたので、京都本を見かけるとなんとなく手に取ってしまう。今住んでいる所にも牧歌的日本庭園はあるけれど…、写真で眺めるだけでもやっぱり京都の日本庭園は凄まじい。落ち葉一つにも美学が込め
2024/08/25 17:59
廃遊園地の殺人 /斜線堂 有紀
昨今のミステリー、こういうのが皆の流行りなんでしょ?でも私が一番面白いモノ書いてやるぜー!!という作者の気概が感じられて、よし、じゃあこっちも全力で楽しんでやるぜー!と思わされました。舞台は二十年前に銃乱射事件により廃園となった遊園地(もち
2024/08/25 09:56
木曜日にはココアを /青山 美智子
赤、青、緑…色とりどりのお花畑をゆっくり散歩しているような、あたたかい気持ちになれました。静かな喫茶店でココア片手に読んで欲しい一冊です。隅っこのお席、好きな人けっこう居ますよねー(かく言う私も隅っこ暮らしの人間ですが。この現象は日本人だけ
2024/08/24 16:53
<ネタバレあり>恋に至る病 /斜線堂 有紀
ネタバレあり・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・かわいい表紙に騙されてラノベ系か?と手に取った自分はバカ。景は「ただ一人だけは愛した化物」だと信じたいと思いながら
2024/08/24 10:47
<ネタバレあり>魔眼の匣の殺人 /今村 昌弘
屍人荘を先に読むべきだったのかも(汗。古典ミステリーへのリスペクトが詰まってて面白かったです。うーん、十色勤が最大の元凶なのでは。自分の「能力」に振り回されながらも、前を向いて歩いていこうとしていた真理絵が哀れでならない。勤が岡町さんをきち
2024/08/23 17:18
朔が満ちる /窪 美澄
親ガチャという言葉に、産み育ててくれた親に対して不謹慎だ、と眉をひそめる人がいる。だけど、私はむしろ、軽すぎる、と、思う。毒親という言葉も、生ぬるい。暴力は犯罪なのに。死んでしまうかもしれないのに。普通の家庭を取り繕う母親にも吐き気を催す。
2024/08/23 11:47
あるかしら書店 /ヨシタケ シンスケ
二割現実、八割妄想でできてる奇妙な本。ヨシタケさんの描く世界は、きれい事だけじゃないのにいつもとても優しい。皆がこうだったなら、もう少し平和なのにな、と思う。特にこの本は、本好きならこんな世界線で生きてみたいなーと思っちゃうような世界。「上
2024/08/22 17:47
<ネタバレあり>すみれ屋敷の罪人 /降田 天
戦争が絡むお話は苦手なのに最後まで読んでしまった…。うう。昭和初期のスミレに包まれたお屋敷。温厚な主と美しい三姉妹、沢山の使用人たち。(←こういう設定、大好物です。)その穏やかな日常に爆弾を落としていく戦争というばけもの。少しずつ、でも明ら
2024/08/22 11:53
滅びの前のシャングリラ /凪良 ゆう
ごめん、雪絵の親が本っっ当に無理なんだが。実の子どもが生まれて嬉しいのは分かるけど、その子に「真実子」とか名付けるあたり無神経過ぎて反吐が出る。自分たちのことしか見えてない。雪絵は友樹たちと「家族」になれて本当に良かった、救われた、と思う。
2024/08/21 18:02
<ネタバレあり>屍人荘の殺人 /今村 昌弘
期待通りに面白かったです!まさかのゾンビによるクローズド・サークル。犯人はゾンビか人間か?疑心暗鬼に陥った彼らの心理戦。ただ、母親へのコンプレックスから女性に手を出しまくる立浪のことを悪く思えない、という葉村たちの男性目線にどうしても嫌悪を
2024/08/21 13:05
100万回死んだねこ 覚え違いタイトル集 /福井県立図書館
ふふっ て笑わせて貰えました。司書さんてすごい… しかし、古今東西の書籍について1人の人間が網羅できるのん?って単純に疑問。ここから自分語りになってしまうのですが、その昔書店員やってました。困る問い合わせ一位は「さっきテレビで紹介されてたや
2024/08/20 12:56
博士の長靴 /瀧羽 麻子
悪い意味で退屈な児童文学ぽくてテンポが悪くて読みづらかった。もう一回読んだら面白いと思えるのかもしれない、スルメ本なのかも。(多分読まないけど。)ある意味ミステリー小説の面もあって、度々前の章に戻って確認したくなる伏線も張られていたり、(で
2024/08/20 11:55
鍵のない夢を見る /辻村 深月
皆真っ当に生きようとして、恥ずかしい思いをしたり、後悔したり、道を間違えたり。読んだ後「人間だもの。」(みつを)って呟いてしまう。どの短編も舌にいつまでも苦味が残るような、鍵のない夢を見たような後味の悪さがこの本の持ち味だろうか。りっちゃん
2024/08/19 13:25
N /道尾 秀介
寄木細工のように美しい短編集に見える長編。「ん?これはどういうことだ?」って思う点があってもそれが違う話で明らかにされたり、終わったと思った話が違う話でドンデン返されたり、良い人が悪い人だったり悪い人が良い人だったり、まあ頭の中の整理と感情
2024/08/19 12:34
夏の終わりに君が死ねば完璧だったから /斜線堂 有紀
「恋に至る病」が良かったので期待してしまった分、勝手にちょっとがっかりしてしまった。愛情とお金というすごく現実的なテーマが重い割にはリアリティに欠ける印象。死んだら金塊になるとはいえ、たった1人しか収容されていないサナトリウムなんてどうやっ
2024/08/18 20:10
猫のお告げは樹の下で /青山 美智子
日々のモヤモヤ、イライラ、苦しい感情を、清風でサーッとお祓いしてもらったような読後感。悩める日本人全員に読んでもらいたい。めったに姿を現さない、不思議な神社猫ミクジがくれるお告げのタラヨウの葉に書かれた言葉は、貰ったその人にしか見えず、でも
2024/08/18 18:10
バック・ステージ /芦沢 央
こういう本大好き!1つ1つの短編はそれごとに成り立っていて、でも最終的に全てが伏線。最後は芦沢央にしては珍しく(笑)すっきりカタルシス!行きつ戻りつ、ワクワクしながら読みました。同じ出来事でも人によって全然見え方も考え方も違う、という当たり
2024/08/17 20:21
<ネタバレあり>パラソルでパラシュート /一穂 ミチ
スモールワールズが良作だったので読む前から期待しすぎたかも…。あと一年で契約を切られてしまう受付嬢、お笑い芸人を目指すコンビetc.「これから先」のための「安定したパラシュート」がない人々がそれを嘆くでもなくただただ生きていく、その強さ(或
2024/08/17 18:21
花束は毒 /織守 きょうや
イヤミス&どんでん返し好きは絶対読むべし。誰が「被害者」なのか?はっきりしないまま、絶妙に読者の心をゆらゆらと不穏なリズムで揺らし続け、読後のモヤッと感も最高。木瀬くんの真っ直ぐさが眩しいけど、検察官志望ならもう少し人を疑うことを覚えておく
2024/08/16 11:34
オオルリ流星群 /伊与原 新
初読み作家さん。あの夏の青春をもう一度、と集まる高校時代の仲間たち。こういう体験をしたことがないからか?なぜかリアリティを感じられなかった…。共感できる人が本当に羨ましい(泣)。キャラクターもぼんやりした感じで、だけどお話自体はとっても良い
2024/08/15 10:54
<ネタバレあり>スモールワールズ /一穂 ミチ
スモールワールズとはなんぞやと思って手に取ったけれど、「確かにこれはスモールワールズだ」と、妙に納得をしてしまった。私たちがネオンテトラの水槽を覗き込むように、神さまが人間の世界を見下ろしたらこんな感じなのかもしれない。ちっぽけで愚かで無力
2024/08/15 10:50
<ネタバレあり>そして、バトンは渡された /瀬尾まいこ
ラストハッピーエンドなのは分かっていたけど、終始モヤモヤしたまま読了。大事なのは血の繋がりじゃないよね!なんて、現実の世界では到底言えない。リレーされる側にもなってみろ!(私が優子なら確実にグレる)「全然不幸ではないのだ。」という言葉は、不
2024/08/15 10:47
<ネタバレあり>死体埋め部の回想と再興 /斜線堂 有紀
二巻だと知らなかったのでヨクワカラナイところが多々出てきて(タイトルで分かれよ)、でも面白かった!死体埋め部をはじめ、色々な設定が現実的じゃなさすぎなのに妙にリアル。恋に至る病と言い、織賀みたいなサイコパスを描くのが本当に上手だなーこの作家
2024/08/15 10:44
クララとお日さま /カズオ・イシグロ
読み始めたところでデトロイトビカムヒューマンを思い出した。決定的に違うのは、AIが感情を持っているのが「普通」とされる世界観であるところだろうか。ではAIと人間の差とは?人間の身勝手さに対して、クララが人間に対して負の感情を持つことは決して
2024/08/15 10:41
少女は鳥籠で眠らない /織守 きょうや
まだ青臭い弁護士木村と、キレッキレ先輩弁護士高塚のコンビがいい味出してるリーガル・ミステリー短編集。黒野葉月に全く共感できず(もうちょっと自分を大事にしろ、と不要なお説教したくなるのは私だけか)読むのを止めようかと思ったが、石田克志の子ども
2024/08/15 10:39
新しい星 /彩瀬 まる
短いレビューではまとめられない作品。一語、一文、一頁に、何度も泣きそうになりながらなんとか最後まで読んだ。読まなければならないと思った。生まれたばかりの子どもを亡くした女性、癌と闘う母親、パワハラで引きこもりになってしまった男性、一見「人生
2024/08/15 10:36
invert 城塚翡翠倒叙集 /相沢 沙呼
「推理小説は頭を使って論理を構築するのを楽しむものであって、勘で犯人を当てて悦に入るびっくり小説じゃねーぞコノヤロー」という翡翠(作者?)の主張に対して賛否両論あるようですが…なんちゅうナンセンスな問題提起!小説の楽しみ方なんて人それぞれで
2024/08/14 17:59
朝焼けにファンファーレ /織守 きょうや
普段見ることのない法曹の世界を覗き見ることができた気がして興味深かった。どんな世界でも新人の熱量と初々しさの輝きは眩しく見える。と同時に、ベテランの経験値や円熟味も捨てたものじゃないな、と思った。各話面白かったけども、キャラクターもエピソー
2024/08/14 17:33
<ネタバレあり>天久鷹央の推理カルテ /知念 実希人
医療ミステリ入門としては面白かった。連作短編集だけど、1話目と最終話はつながっていて、それが終盤で長編小説的クライマックス感を演出している。最後は鷹央、がんばれ…!と応援したくなる。あえて苦言を呈するなら…悪い意味でのラノベ感の強さと、(お
2024/08/14 16:52
<ネタバレあり>推理大戦 /似鳥 鶏
してやられたり!まんまと騙されました。ここまで鮮やかにどんでん返されると、もはや爽快。個性強すぎる登場人物たちと一緒に、犯人は誰だろう、と考えながら読み進める手が止まりませんでした。ボグダンの手帳を間違えて受け取った時に(んん?普通の日本人
2024/08/14 16:28
あさひは失敗しない /真下 みこと
周りから浮かないように、怒られないように生きてきた自分自身に近いものを感じて、主人公に共感してしまったけれども、何か実体のないフワフワした存在のようにも感じるアンビバレントなこの感情は一体なんだろう。母親の母親も毒親(という括りに入れるには
2024/08/14 16:03
ただいま神様当番 /青山 美智子
斜めから物を見がちな私でもうっかりほっこりしてしまったー。小学生でもOLでも、老若男女関係なく、みんなみんな、がんばって生きてるんだ!人間って愛おしい!と思えた。(パワハラする人間はどんな理由があろうとも許せないけど。)少しの勇気が出ない時
2024/08/14 15:38
テスカトリポカ /佐藤 究
血のにおいがする本。麻薬密売組織の支配する故郷から命がけで逃げ出したルシア、その子どもコシモ。家族を皆殺しにされた組織のトップ、バルミロ。赤くどす黒くどこまでも追ってくる暴力と貧困の連鎖。古代アステカの神話とテスカトリポカの正体。臓器売買と
2024/08/14 15:04
「自分だけの答え」が見つかる 13歳からのアート思考 /末永 幸歩
学校の美術の授業は、何を目的にしているのだろう?「自由に描きなさい」と言われるまま、「自由に」描いても、評価されるのは偶々技術を持っていて、分かりやすく芸術的と思われる作品を作れる子だけ…。これではこの本の言うところの「花職人」が増えても不
2024/08/13 18:03
聖女の毒杯 その可能性はすでに考えた /井上 真偽
ちょっとちょっと、フーリンがかわいすぎん??!!リーシーもシェンも、極悪人なのに人間くさいとこがたまらん。中盤で、フーリンが殺人を企てた、ということが明らかにされてから、どうなるどうなる、と、ハラハラドキドキしながら読みました。今回ウエオロ
2024/08/13 17:22
Amazonで変なもの売ってる /谷山浩子
Kindle unlimitedで「Amazonで変なもの売ってる」なー、と偶然見つけてジャケ読み。不思議な世界で特定の1人にしかつながらない携帯電話を知人の数だけ大量に体にぶら下げて歩く人々、日本版「モモ」か?と思いきやそんな単純なもので
2024/08/13 16:13
その可能性はすでに考えた /井上 真偽
久しぶりにキレと説得力とテンポの良いミステリーを読んだ。 普通に徹夜で一気読みしてしまった。 仮説に次ぐ仮説、及びその反証、で話が進むのが面白い。 でもこの本の白眉は「人間に奇蹟が可能なことを、証明したいのだ。」という端から見ると変人奇人でしかない探偵(作者)からの訴えかけだろう。 そして、自分が助からないと分かっていてなお少女を守り、自分が居なくなった後のことまで考えて行動した少年は間違いなく聖者だと思う。(←これも仮説だけれど、真実だったと信じたい。) 血みどろのお話ではあるけれども、最後は心温まる、良書。
2024/08/13 15:24
大家さんと僕 /矢部 太郎
最近重い本ばかり読んでたので癒されたくて借りた本。 大家さんのキャラが濃すぎて笑いました。 戦争や離婚や乗り越えて真面目に生きてこられて、それを嘆くでもなく飄々とし、でもお茶目で、こんなかわいいおばあちゃんになりたいなあ。 矢部さんと大家さんの距離感がバグりすぎてて別世界にしか見えないけど、こんなあったかい世界が実在することに救われました。
2024/08/12 09:14
<ネタバレあり>白銀の墟 玄の月 第四巻 十二国記 /小野 不由美
人がバッタバッタと死ぬ!個人的には朽桟が一番悲しかった。そして狼燦の言動が私には理解不能。え、一番の黒幕だと思うんやが…。単なる好奇心で済まされないことやらかしてるんやが…。許されるのん?(怒) この世界は、「天」の壮大な実験場のように感じる。天上人や泰麒の冷徹さ(これは泰麒の気質や経歴も大きいけれど)は、そこから来るものなのかも。「こういう条件の土地で、こういう王様ならいけるかも」「リーダーの素質がある王様でもダメならいっそ残酷な圧政でどうよ」みたいな。実験に使われる側はたまったものじゃないですけどね…
2024/08/12 09:11
白銀の墟 玄の月 第三巻 十二国記 /小野 不由美
やっと事態が動き出した! 阿選が何を思って行動してきたのか、やっと明かされていく。 意外と俗っぽい?ような動機で、でも本人にとってはものすごく辛かったんだなあ…と。 (それで幾多の犠牲者を出しているので擁護できないけれども、心情としては分かる) しかし、希望を見つけたかと思うと落胆、の繰り返し、作者の手のひらで踊らされてるなー。 ところでこの巻、怪我の描写がすごくえげつなく痛々しいので読んでるだけでこっちまで痛くなります。 あと、嬰児の顔の妖鳥ってホラーすぎん?!って思ってたら裏表紙にご丁寧に描いてあって、ギエエエ。
2024/08/12 09:09
<ネタバレあり>白銀の墟 玄の月 第二巻 十二国記 /小野 不由美
初っ端から泰麒はケガさせられちゃうし、事態は膠着、阿選は何考えてるのかぜーんぜん分からないし、へんてこな様子の王宮…モヤモヤ~モヤモヤ~しているうちに、なかなかツラい展開に…。 私はもう次の巻読み進めてるのですが、発売当初、二巻が出てから三巻が出るまで1ヶ月くらいあったように記憶してるので、発売してすぐ読んだ人はけっこうザワザワした心のまま三巻を待機していたのではないかと(苦笑)お疲れさまです。
2024/08/12 09:06
白銀の墟 玄の月 第一巻 十二国記 /小野 不由美
読まないと!決めていたのに!! (シリーズ全部読んできたけど最早記憶の彼方だし、読み返してたら壮絶に時間がかかる。) 図書館で目があってしまったが最後…。 序盤から息を飲む展開。 100ページ読んだだけで最早泣ける。 それにしても、この小説の登場人物(特に李斎)は、何故人のためにここまで行動できるのだろう。 心の中で思いやることはできても、実際に見知らぬ他人(しかも良く思われてない)に、大きなリスクをおかして何かしてあげられる人間は尊い。 事態が進展してるようなしてないようなもやっとした感じ満載で次巻へススム。
2024/08/12 09:04
常識にとらわれない100の講義 /森 博嗣
万人にお勧めはしないけど、自分にない視点をたくさん教えてくれる良書。 天才の頭の中はこうなってるんだなあ。理路整然。 確かにそうなんだけどね!それは正論なんだけどね!(苦笑)と思ってしまう私は多分「常識にとらわれて」いるのだろう。 共感できる部分も多々あったけど、やっぱり凡人は凡人なりにもがいて生きていくしかないのだ。 (天才には天才の苦悩があるのだろうけれど、私は凡人なので想像でしかない。)
2024/08/11 18:20
かがみの孤城 /辻村 深月
ファンタジーだと知らずに読み始めて、「ナルニアのパクりかよ!」と、放り投げてしまいそうになったけど、とりあえず最後まで読ませてしまう作者の筆力に脱帽。 家にも学校にも居場所のなかった昔の自分を思い出して胸が苦しくなった。 ちゃんとハッピーエンドで終わってくれてホッとしたけれど、現実世界に「お城」はない。 こんなにキチンと向き合ってくれる大人が居たり、たとえ居なくても、少しの希望を灯にして困難に立ち向かえる子どもはどれだけいるのだろう。 この本を読んで希望を抱ける子はまだ幸せだ。 と思う私はつくづくひん曲がってるなあ
2024/08/11 18:16
<ネタバレあり>ルビンの壺が割れた /宿野かほる
この本は是非、前情報無しで読んでもらいたい。 恋愛小説?ミステリー?と思いながら読み進め、最後はホラー。 女目線だとこれは立派なホラー。 演劇に燃える好青年の像が密やかにほころびていく様の描き方が見事だった。 それにしても、主人公だけでなく、この小説の登場人物、皆少し狂ってないか?も少し自分も他人も大事にしようや…などと偽善的なお説教は無用であろう、この言いようのない昏さ。 (以下蛇足) それにしても、何故、未帆子は返信をする気になったのか謎。 私なら絶対無視する! 幼女殺人犯の元彼からのSNSのDMなんて怖すぎやろ!
2024/08/11 18:12
愛じゃないならこれは何 /斜線堂 有紀
地獄じゃないならこれは何。 「ミニカー…」多分彼なら許してくれる。 「きみの長靴…」妻川がホント無理なんだが(怒) 灰羽にも責任はないとは言い切れないが、男性諸氏の目にはどのようにうつるのか。 「愛について…」鳴花の気持ち、分からんでもないが…ドリカム構成でうまくいってる友達関係って見たことある方、挙手願います。 「健康で…」恋は落ちるもの。趣味が違っても。 「ささやかだけど…」園生よりも新太の視点に興味があるけど、もうお腹いっぱいです。 お前ら、一生やってろー。 こんな「恋愛小説」(?)初めてでした!疲れた!←褒め言葉
2024/08/11 10:35
火のないところに煙は /芦沢 央
ホラーというよりミステリー要素強め? それも、なんともモヤモヤしまくるイヤミス。 お、解決するのか?したよね?と思わせぶりにしておきながら、結局解決しないまま終わるんかいー!! アレとかコレとかはいったいなんだったんだ?と、、、ホントこの作家さん、こういうの上手だなあと思います。 ひたすらモヤモヤしたい、ドMなあなたにおススメです。
2024/08/11 10:33
2024年8月 (1件〜100件)
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