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元図書館司書主婦の読書日記 https://micamica1024.hatenablog.com/

元図書館司書の主婦の読書日記です。 主に小説、たまに自己啓発本を忖度なしに評価しています。

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2024/05/23

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  • 確かなリスの不確かさ 〜動物哲学物語〜

    https://amzn.to/4ck11fm 今回は、ドリアン助川さんに「確かなリスの不確かさ」を読みました。 短編の物語です。 以下、あらすじと感想。 ”クマ少年と眼差し” 成長し母と別れ一人になったクマ少年は、ある日自分を見ている目の存在に気付き人間の村を見に行くようになります。 ”キツネのお姉さん” 長女が兄弟の面倒を見る習性のあるキツネ。 キツネのお姉さんは家族のためにカモのヒナを狩に出かけますが、いつも食いっぱぐれてしまう弟の”黒点”との間柄に気付いてしまい。。。 ”確かなリスの不確かさ” 台湾リスのQ青年は、地中に埋めたドングリにより自然界の仕組みに気付きます。 ある日恋する彼女…

  • N 〜どこから読んでもいい物語〜

    https://amzn.to/45KGJt6 今回は、道尾秀介さんの「N」読みました。 読む順番は好きなところからでOKとのこと。 以下、あらすじと感想。 ”名のない毒液と花” 教師の吉岡利香は結婚したばかりの理科の教師だ。 夫は会社が倒産し、高校の同級生の江添正美とペット探偵を始めた。 江添は動物の行動が読めるらしい。 行方不明の犬を探して島に船で渡ると言う二人について一緒に出かけた。 島にはヤマモモがたくさんあり、拾っていると飯沼という生徒を見かけた。 飯沼の去った後には何かを埋めたような乱れた土が見えている。 犬を見つけたが依頼主のトラブルでいらないと言われ、犬は江添が引き取ることにな…

  • Close to Death 〜いつもと一味違うホロヴィッツ〜

    https://amzn.to/4eRU1Ir 今回は、アンソニー・ホロヴィッツの「Close to Death」を読みました。 ホロヴィッツ&ホーソーンの最新作。 待ちきれずに英語版を読んでしまいました。 以下、あらすじと感想。 ホロヴィッツは編集から新しいホーソーンの話を書くようにせっつかれていた。 しばらく会っていなかったが仕方なく連絡をとり、何か書けそうな過去の事件はないかと尋ねると、ブックフェスの時に話していた事件を書くことになった。 クロスボウで殺された男の話だった。 しかし今回は書いているところを確認したいと言われ戸惑うが、2〜3チャプター書いたらその都度見せてほしいと言われる。…

  • 十戒 〜殺人犯を見つけてはならない〜

    https://amzn.to/3VUSWbf 今回は、夕木春央さんの「十戒」を読みました。 「方舟」の衝撃を超えられるか⁉︎ 以下、あらすじと感想。 浪人生の里英は父と一緒に亡くなった伯父の残した島を訪れる。 一緒に行くのは、観光開発会社の沢村と部下の女性の綾川、工務店の社長の草下と女性設計士の野村、不動産会社の藤原と小山内、伯父の友人の矢野口。 里英は島に向かう船の中で綾川と仲良くなった。 迎えの船は明日に来てもらうことになっていた。 崖で囲まれた島には、メインの建物とバンガローと地下室のついた作業小屋が建っている。 周りの海は流れが早く泳ぐことは出来ないが、島は携帯の電波も通っており、発…

  • 透明人間は密室に潜む 〜ありえない世界の殺人〜

    https://amzn.to/4eqIZtr 今回は、阿津川辰海さんの「透明人間は密室に潜む」を読みました。 短編4本です。 以下、あらすじと感想。 ”透明人間は密室に潜む” 体が透明化してしまう病気がある世界で、彩子は夫と暮らしていた。 透明化した体にはファンデーションなどで色を付けるメイクを施したり、非透明化する薬を服用しなければならない。 透明化した人たちにとって問題となっているのは、DVが行われてもアザや傷が目に見えないため証拠が残らないことだった。 しかしこの度、透明人間病研究の大家、川路晶正教授がこの病を治す新薬を開発しようとしている。 それを知った彩子は、川路教授を殺す計画を立…

  • 俺ではない炎上 〜インターネットは怖い〜

    https://amzn.to/3xxS2b4 今回は、朝倉秋成さんの「俺ではない炎上」を読みました。 「6人の嘘つきな大学生」を読んでとても面白かったので、こちらも面白いはず! 以下、あらすじと感想。 大学生の住吉初羽馬はネットで腹から血を流し倒れている画像のツイートを見つける。 あまりに本物っぽかったため、警察に通報した方がいいとリツイートした。 そのアカウントは山縣泰介という名の人物らしく、ツイート内容からハウスメーカーの営業本部長で住んでいる場所まで特定されている。 山縣泰介はコンテナハウスのショールームで担当の青江に日本語の使い方がおかしいとパンフレットに関してクレームをつけていた。…

  • 大雑把かつあやふやな怪盗の予告状 〜クセ強探偵の名推理〜

    https://amzn.to/4esMkb6 今回は、倉知淳さんの「大雑把かつあやふやな怪盗の予告状」を読みました。 倉知さんは猫丸先輩シリーズが好きなのでこちらにも期待で選びました。 以下、あらすじと感想。 ”古典的にして中途半端な密室” 警察庁に入庁した木島壮介は、特殊例外事案専従捜査課に配属され民間探偵を統率することになってしまう。 早速事件が起こり現場に向かうと、整った顔立ちに乱れた頭髪と言う奇妙な出立の探偵が待っていた。 今回の事件はこの勒恩寺公親という探偵とパートナーを組み事件を解決することになった。 しかし特専課だと名乗ると面倒そうな対応をされてしまうが、なんとか案内してもらえ…

  • 名探偵のままでいて 〜安楽椅子探偵おじいちゃん〜

    https://amzn.to/4b3gEGr 今回は、小西マサテルさんの「名探偵のままでいて」を読みました。 このミステリーがすごい!大賞受賞作とのことで、期待大です! 以下、あらすじと感想。 小学校教師の楓にはミステリ好きの元校長先生の祖父がいる。 しかし祖父はレビー小体型認知症を患っており、時々幻が見えるため「血まみれの楓がここに倒れている」と119番をしたりするようになってしまった。 ある日すでに絶版となった瀬戸川猛資氏の本を取り寄せると、中に瀬戸川氏の訃報を伝える新聞の切り抜きが4枚入っている。 送り主がなぜこのようなことをしたのかと言う謎を解くため祖父の家を訪ねると、小さい頃そうし…

  • 早番にまわしとけ 書店員の覚醒 〜本屋さんで働きたくなる本〜

    https://amzn.to/3VFQh56 今回は、キタハラさんの「早番にまわしとけ 書店員の覚醒」を読みました。 本を愛する人には大変楽しめるお話でした。 以下、あらすじと感想。 さかえブックス五反田店の店長になりたての倉橋由佳子はアルバイトにミスを怒られてばかりのダメ店長だった。 この日も野鳥の本をペットコーナーに置いて、アルバイトの幸田凛に怒られていた。 その横で一切関わろうとせずポップを作っていた長老店員の森に「考えてわかった時にドーパミンが出て最高」と言われ、完璧じゃなく緩いくらいでちょうどいいと励まされる。 由佳子はアパレル部門で入社したにも関わらず、撤退寸前の書店部門に移動さ…

  • ヒロイン 〜誰でもない人間になるには〜

    https://amzn.to/3KBs3T3 今回は、桜木紫乃さんの「ヒロイン」を読みました。 実際の人物をモデルにしているらしきお話が面白そうと思い読みました。 以下、あらすじと感想。 啓美は光の心教団に入信し富士山の麓にある教団施設で暮らしている。 施設で暮らす子供達の体操係だったが、その日は幼稚部の子供が誰も体操に現れなかった。 訝しんでいると、幹部の貴島がやって来て、俗着に着替え一緒に来るように言われる。 母から強制的に続けさせられていたバレエを辞めてから、体重が増えて服が入らなくなっていた。 他に1組の男女のペアが乗っている車で都内へ出て、そこからは貴島と二人で電車に乗った。 渋谷…

  • 歌われなかった海賊へ 〜少年少女の歌が聞こえる〜

    https://amzn.to/4ef99PG 今回は、逢坂冬馬さんの「歌われなかった海賊へ」を読みました。 「同志少女よ敵を撃て」も面白かったので期待! 以下、あらすじと感想。 ドイツの歴史教師クリスティアンは、トルコ系の少年デミレルの指導に頭を悩ませていた。 以前に比べやる気が明らかに感じられなくなっており、戦争についてのレポートも中途半端なものを提出してきた。 戦争の課題は同じく教師だった祖母のアマーリエが始めたもので、クリスティアンはそれを受け継いだ形になっている。 デミレルに話を聞くと、近所のフランツ・アランベルガーという老人に会って「殴り方を教えてやる」と言われた話を聞いた。 アラ…

  • 近畿地方のある場所について 〜読んだことを後悔する程怖い!〜

    https://amzn.to/3X6sooq 今回は、背筋さんの「近畿地方のある場所について」を読みました。 なんで読んでしまったのかと後悔する怖さでした。 以下、あらすじと感想。 東京でライターをしている主人公が、友人の小沢が行方不明になりその情報を提供して欲しいと、それまでの経緯をまとめている。 ホラー好きのオフ会で小沢と出会い、やがて小沢がオカルト雑誌の編集者となってから本を作るのに手を貸すことになった。 過去資料から本を作ることになったためバックナンバーをまとめていくと、近畿地方のある心霊スポットの話に行き当たる。 3つの心霊スポットが同じ話が発端になっていると気付いたと言う。 ネッ…

  • わたしの美しい庭 〜生きづらさを感じているあなたへ〜

    https://amzn.to/3VbS2FC 今回は、凪良ゆうさんの「わたしの美しい庭」を読みました。 以下、あらすじと感想。 小学生の百音は両親を亡くし、母の元夫の統理と暮らしている。 統理は翻訳家をする傍ら、マンションの屋上にある実家の縁切り神社を継いでいる。 同じマンションに住む桃子は母にお見合いを勧められ続けることに悩んでいた。 お見合いにカゴバッグを持っていこうとすると場違いだと母に注意されるが、百音は可愛いと言ってくれたのでそのままの格好で出かける。 母には娘気分が抜けないと言われるが、見合い相手は妻ではなく母親を求めていると感じ断ろうと決める。 しかし相手から断られてしまいショ…

  • 先祖探偵 〜あなたの先祖探します〜

    https://amzn.to/3Kuq2bg 今回は、新川帆立さんの「先祖探偵」を読みました。 戸籍を辿って先祖を探してくれる探偵のお話です。 以下、あらすじと感想。 「幽霊戸籍と町おこし」 探偵の邑楽風子は依頼人の甲斐裕翔と会っていた。 宮崎県の市役所から曽祖父の三郎が110歳のお祝いを町おこしの一環として表彰したいと連絡があった。 しかし三郎の所在がわからず裕翔に連絡が来たというのだが、裕翔も会ったことがないのでどこにいるか調べて欲しいという依頼だった。 戸籍はそのままになっているが亡くなっているかもしれないと伝え、宮崎に調査に出ることにする。 しかしそのためだけに宮崎から東京まで訪ねて…

  • がん消滅の罠 暗殺腫瘍の謎 〜最恐医療ミステリ〜

    https://amzn.to/459KGad 今回は、岩木一麻さんの「がん消滅の罠 暗殺腫瘍の謎」を読みました。 前回は消えるがんでの保険金詐欺にまつわるお話でしたが、今回は”暗殺腫瘍”と言うことで、気になるワードです。 以下、あらすじと感想。 プロローグでは、真栄田と言う男が坂巻と言う男に「妻にしたことを償え」と、ナイフで切り付け殺してしまう。 真栄田はわざと自分の皮膚片を坂巻に残し、妻を思いながら立ち去る。 場所は変わり、日本がんセンターで医師の夏目はがん患者を診察している。 患者が使いたいという薬を効くかどうかわからないからと反対すると、他のクリニックで診てもらうと言う。 そのクリニッ…

  • 月の立つ林で 〜月はいつもそこにある〜

    https://amzn.to/3x0RSc5 今回は、青山美智子さんの「月の立つ林に」を読みました。 短編ですがそれぞれが繋がっているお話です。 以下、あらすじと感想。 1章 誰かの朝 元看護師の朔ヶ崎怜花は求職中で実家に住んでいる。 お隣の樋口さんが旅行に行くので猫のルナを預かってほしいという。 退職して時間のある怜花は猫の世話をするためにパソコンで情報を検索する。 そのついでにいつも聴いているポッドキャスト”ツキのない話”をきく。 毎朝7時に更新されるこのポッドキャストは、タケトリ・オキナという人物がやっている月に関する話だった。 マイペースに好きな演劇を続けている弟の佑樹と比べ、真面目…

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