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元図書館司書主婦の読書日記 https://micamica1024.hatenablog.com/

元図書館司書の主婦の読書日記です。 主に小説、たまに自己啓発本を忖度なしに評価しています。

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2024/05/23

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  • 君のクイズ 〜クイズとは人生である〜

    https://amzn.to/3V5eYX3 今回は、小川哲さんの「君のクイズ」を読みました。 メディアで話題になっていたのでかなり楽しみに読みました。 以下、あらすじと感想。 生放送のクイズ番組の決勝戦で、僕は本庄絆と対戦していた。 頭の中でクイズが回る。 僕は自分が本庄に勝つものと確信していた。 本庄はクイズの答え方を知らず、ただ丸暗記をしているだけだと思っていたから。 CM明け問題が始まり、ボタンを押したが本庄がわずかに早く、得点は6−6になる。 最終問題、これが答えられたら1千万。 「問題ー」 その瞬間、本庄がボタンを押した。 そして1文字も読み上げられていない問題に正解したのだった…

  • 月と散文 〜又吉直樹という人を創るもの〜

    https://amzn.to/3VvEaHT 今回は、又吉直樹さんの「月と散文」を読みました。 ピース又吉さんのエッセイです。 以下、感想。 言葉の選び方が絶妙すぎて流石だなと唸ってしまいます。 普段の生活でこういうふうにお話を考えているのかなと思わせられる行動がいくつもあって、それを覗き見しているようで楽しかったです。 辞書の遊びで、既存の言葉から架空の由来を考えるとか天才か!と思ってしまいました。 「って、明智光秀が言ってたよ」の遊びも面白いし、だるまさんが転んだ全国バージョンも好きです。 カルタやしりとりもクスッと笑ってしまう感じが良いです。 でも一番好きなのはお父さんの思い出です。 …

  • 君の顔では泣けない 〜前例を覆す展開に衝撃〜

    https://amzn.to/3yNCMHk 今回は、君嶋彼方さんの「君の顔では泣けない」を読みました。 一言で言うと男女入れ替わり系のお話ですが、展開が新しく斬新でした。 以下、あらすじと感想。 冒頭は夫と娘と暮らす女性が帰省するシーンから始まる。 新幹線を降り母親に車で迎えに来てもらい自宅へ帰る。 自分の部屋を昔のままにしておくのは、自分がこの体でいる間に義務としてだという。 車でもう一度駅に戻り男を拾って喫茶店へ向かう。 この二人は15年前体が入れ替わってしまった水村まなみと平坂陸だった。 体育の水泳の授業でぶつかった拍子にプールに転落してしまった。 次の日の朝起きると二人は入れ替わっ…

  • 推理の時間です 〜謎解きにチャレンジ!〜

    https://amzn.to/3WS3Org 今回は、「推理の時間です」を読みました。 6人の作家さんがそれぞれ、フーダニット、ホワイダニット、ハウダニットの問題文をていぎし謎解き編を読むという本です。 以下、あらすじと感想。 「被疑者死亡により」法月綸太郎 新宿の喫茶店で綸太郎は梶谷航平という依頼者に相談されていた。 養父の梶谷岩男が殺された日のアリバイがあるが、溝口高則という男の妻を殺した見返りの交換殺人を疑われているという。 梶谷航平はシングルマザーの母親だけが家族だが、顧客だった梶谷岩男と養子縁組をした。 岩男が殺された当日は飲み会がありアリバイがある。 溝口の妻が殺されたのが次の日…

  • 朝星夜星 〜西洋料理とホテル〜

    https://amzn.to/4bxUIED 今回は、朝井まかてさんの「朝星夜星」を読みました。 長崎で日本初の西洋料理店を開いた草野丈吉の妻、ゆきのお話です。 以下、あらすじと感想。 時は幕末、遊郭の奥女中であるゆきは背が高くがっしりとした女性だった。 25になりオランダ料理を作らせるのに女将が読んだ丈吉という男に見そめられ嫁ぐことになる。 嫁ぎ先には両親と妹のよしが同居している。 祝言の翌朝、板と箱でテーブルを作り西洋料理を振る舞う丈吉。 初めての西洋料理に感動するゆきだったが、ゆき自身は料理が苦手で台所は妹のよしが担当し、ゆきは掃除と洗濯の係りになる。 そこで丈吉は外国船の乗組員の洋服…

  • 魔女と過ごした7日間 〜魔女シリーズ第3弾〜

    https://amzn.to/44TE1AO 今回は東野圭吾さんの「魔女と過ごした7日間」を読みました。 ラプラスの魔女から3作目です。 東野圭吾さんの中でもファンタジーめいたこのシリーズはそんなに好きではないのですが。 以下、あらすじと感想。 中学生の月沢陸真は放課後に立ち寄った図書館のエレベーターで不思議な女性と出会う。 糸のついていないけん玉を軽々操ったり直後の天気を言い当てるのだった。 その陸真の父克司が多摩川で殺害され、刑事の脇坂が学校に訪ねて来た。 父がいなくなった日のことを聞かれ、モーターショーでの仕事に出かけたことを話す。 そして父に女性の影があったことも伝える。 家族が誰も…

  • 光のとこにいてね 〜友情なのか愛情なのか〜

    https://amzn.to/4atYnSr 今回は、一穂ミチさんの「光のとこにいてね」を読みました。 一言で言うと”百合”ですが、なんか泣いちゃうやつでした。 以下、あらすじと感想。 母親に”ボランティア”と言われ連れて行かれた団地には、知らないおじさんがいた。 外で待たされる結珠は、果遠と言う少女と出会う。 きちんと髪を結い綺麗な制服を着ている結珠に対して、果遠はみすぼらしい服に髪もボサボサだった。 結珠は三つ編みを教えてあげたり時計の読み方を教えてあげたりして果遠と仲良くなるのだが、ママがおじさんの部屋から出てくるまでの時間だけだった。 ある日隣のお姉さんの家のベランダに放置されている…

  • 二十面相 暁に死す 〜小林少年大活躍!〜

    https://amzn.to/3wJvtQm 今回は、辻真先さんの「二十面相 暁に死す」を読みました。 「たかが殺人じゃないか」で話題になった作家さん。 名探偵コナンの脚本などを手がける、なんと1932年生まれの方です。 以下、あらすじと感想。 少年探偵団の小林少年は、羽柴くんと映画を見に行った帰りに羽柴くんの家に寄る。 するとつい先ほど明智小五郎と小林少年が訪ねてきたばかりだという。 おそらくそれは二十面相と部下が変装したものと見破る。 変装した二十面相は、羽柴家の黄金の厨子を守るために預かると言って持っていってしまった。 二十面相は銀座の古美術商にも予告状を出しており、魔術書を奪いに来る…

  • 長い廊下がある家 〜アリス&火村シリーズ〜

    https://amzn.to/44RMbJT 今回は有栖川有栖さんの「長い廊下がある家」を読みました。 アリス&火村シリーズの短編集です。 以下、あらすじと感想。 「長い廊下がある家」 大学生の日比野浩光はフィールドワークのために山に入るが迷ってしまい、とある家へと辿り着く。 そこには心霊雑誌の取材のグループが滞在していた。 心霊ライターやカメラマン、編集プロダクションの人たちが滞在しているのは、地下に長い廊下のある女性の霊が出ると噂の建物だった。 地下の廊下で繋がった2軒の同じような家。 日比野は次の日にみんなと下山しようと一泊することにするが、朝になって姿を見せなかった宮松という人物の死…

  • だからダスティンは死んだ 〜人怖系ミステリ〜

    https://amzn.to/3QKUv8w 今回はピーター・スワンソン著、「だからダスティンは死んだ」を読みました。 「そしてミランダを殺す」依頼読んでいなかった作家さんなのですが期待大! 以下、あらすじと感想。 新しい家に引っ越してきたヘンとロイドは近所のブロックパーティーで同じく子供がいない隣の夫婦、マイラとマシューと出会う。 二人の家での食事に招かれ家の中を案内してもらうと、ヘンはマシューの書斎であるものを目にする。 殺されたダスティン・ミラーのフェンシングのトロフィーと思われるものが飾ってあったのだ。 明らかに動揺するヘンを見つめるマシュー。 マシューは歴史の教師で、職場のミシェル…

  • 嫌いなら呼ぶなよ 〜闇が深い話〜

    https://amzn.to/4dF3d2e 今回は綿谷りささんの「嫌いなら呼ぶなよ」を読みました。 4話入った短編集です。 どれもクセ強! 以下、あらすじと感想。 「眼帯のミニーマウス」 可愛いものが好きなりなの原点は、子供の頃母が作ってくれたミニーちゃんのようなワンピースだった。 ロリータ系の洋服にハマり自己肯定感を上げたが、それにより人から妬まれたこともある。 そして服ではなく顔が大切だと気づき整形にハマる。 眼帯をしてミニーマウスみたいなワンピースを着て目立つ自分が最高に華やかで美しいと思う。 社会人になったある日、会社の同僚に整形を暴露してしまい。。。 全く主人公の性格に共感できな…

  • invertⅡ 〜気持ちいいどんでん返し〜

    https://amzn.to/3UWfLL4 invertin・vert【他】…を逆さにする,ひっくり返す,…を裏返しにする;〈位置・順序・関係を〉反対にする;〈性質・効果などを〉逆転させる;inverted detective story:倒叙推理小説 今回は相沢沙呼さんのinvertⅡを読みました。 medium、invertに続く第3弾。 今作は2つお話が入っています。 最後にどうひっくり返してくれるのか期待です。 以下、あらすじと感想。 「生者の伝言」 雨の夜寂れた山奥で、ある計画の実行のために友人の別荘に侵入した夏木蒼汰の視点で物語は始まる。 うっかり寝てしまったところ、友人の悠斗…

  • 令和その他のレイワにおける健全な反逆に関する架空六法 〜リーガルSF〜

    https://amzn.to/4a4t3cT 今回は新川帆立さんの短編集を読みました。 以下、あらすじと感想。 一、動物裁判 「黒猫のココアさん」チャンネルに訴えられたボノボのレオ。 動物にも人間と同じような権利がある世界で、動物専門弁護士が裁判を戦う。 レオはタブレットを使って人間と会話が出来るため、話せない猫のココアの感情を感じとり通訳をする形で出演していた。 しかしある日の配信で性的な行為をしてしまったレオは、ココアに精神的苦痛を与えたとして損害賠償を求められる。 調べを進めると原告のココアの飼い主と被告のレオの飼い主は恋愛関係だった事が分かり。 レオの弁護をしている主人公はレオの飼い…

  • そして誰もゆとらなくなった 〜笑いたい時にはこの1冊〜

    https://amzn.to/3UEr7Dc 時をかけるゆとり』『風と共にゆとりぬ』に続く第三弾にして完結編。 怒涛の500枚書き下ろし! 頭空っぽで楽しめる本の決定版! 確かに「ゆとり世代です」っていう人最近いないですよね。 朝井リョウさんと言えば、ゆとり世代代表の作家さんというイメージなのは、この三部作を書いていらっしゃるからでしょうか。 今回は三部作の最終作を読みました。 とにかく笑えます。 本人は真剣にやっていることなのだろうけれど、なぜか事件が起こりはちゃめちゃな展開になってしまうという。 エッセイの最初からいきなり漏らした話です笑 結婚式の余興の話が2つくらい入っている。 とにか…

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