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  • 駒柱のジンクス

    【図1】対菜々河式向かい飛車の一局。【図2】相手は振り飛車穴熊に構え、かなり変わった出だしになりました。【図3】▽72金とされ、駒柱が完成。先手の飛車が圧迫され、67の打ち込みの筋もあり、先手劣勢で、このまま押し切られて負けました。駒柱は三局取り上

  • 角換わり腰掛け銀対早繰り銀 呼び込み過ぎ 実戦詰将棋

    【図1】角換わり腰掛け銀対早繰り銀の一局。▲83歩の叩きに▽同飛▲84歩▽同飛▲66角▽75歩▲11角成▽87歩成▲同金▽同飛成▲88香やや長いですが、定跡と言える手順です。(ただ、▽75歩は桂頭の傷になるかもしれないので、微差ながら▽81飛や▽82

  • 対村田システム 早繰り銀の対応に困る

    【図1】対村田システムの一局で私の後手番です。ここで▽44歩と突いたのが疑問手。【図2】数手後の局面です。後手陣が圧迫され、▲26飛~▲24歩~▲24銀と2筋突破が受けにくいです。【参考図1】図1では、▽44と突かずに駒組みするほうがいいです。一例

  • 挟撃の必至

    【図1】既に先手勝勢です。ここから必至をかけることができました。【図2】▲94歩▽92銀▲71角▽同飛▲71銀不成▽同玉▲91歩成▽同銀▲92金挟撃の典型的な必至をかけることができました。必至の問題ではよく見ますが、実戦でかけられたのは、案外初めてか

  • そっぽの端歩に目が行く悪い癖

    【図1】相掛かりの一局で私の後手番。今▲87歩と打たれて実戦は▽84飛と引いたが、▽66飛▲同歩▽44角▲28飛▽66角(参考図1)と出る手があった。【参考図1】【図2】しかし、その後▽76角と玉のこびんに王手できて好調【図3】ここで、▽95歩と

  • ほろ苦い三段昇段

    【図1】リアルで通っている将棋教室の例会日がありました。2勝1敗で三段へ昇段がかかっていました。第一局を勝利。第二局は角換わりの対後手棒銀。いつもなら早繰り銀で対抗しますが、今回は腰掛け銀となりました。先手が成り駒を作って圧迫しているように見えますが、後手

  • ブックマークはするけれど、整理できない

    今更ながら、インターネットには無数のウェブサイトがある。記憶力が弱く、またあれもこれも関心があり、とりあえずブックマークするけれど、結局再アクセスするのはごくわずかであり、そもそもブックマークする意味はどれほどあったのだろうかと思うことが多い。以前は、

  • 傷を消しに行った手が裏目

    【図1】相掛かりの一局。▲35歩▽同歩▲34角▽43銀▲23角成▽28歩▲同飛▽39角と進行。▽35同歩がやや疑問で、▲34角からの角成が厳しく、2筋が破れそうです。【図2】ただし、相手も返し技に来られました。▲27飛▽48角成▲同玉▽81飛【図3

  • 反復学習の効果

    毎日詰めチャレやっています。将棋クエストの実戦において詰み逃しがあったものから出題され、自分のレベルに合ったもので、かつ時間制限があるので、非常に実戦的なトレーニングと言えます。本問は初手はすぐ見えたのですが、三手目を間違えてしまいました類題に遭遇。

  • 対四間飛車斜め棒銀 飛車の引き場所、歩の受け、駒柱

    【図1】対四間飛車に斜め棒銀で対抗しました。▽35歩に▲同飛は▽44角なので、飛車をどこに引くのがいいでしょうか?実戦は▲39飛▽28角と進行【図2】局面が進み▽36歩と伸ばされました。実戦の▲66歩が悪手で、▽37歩成▲65歩▽53角となり、後手

  • 桂頭の玉、中段玉への対策

    【図1】私の後手番で角換わりの激しい戦いになっています。桂馬の王手に玉が逃げたところです。桂頭の玉かつ中段玉で、玉への迫り方が見えづらい形です。実戦は、▽47銀▲同金▽38銀▲73銀成と進行。銀を捨てて無理やり両取りをかけたのが良くなく、根本の73の桂

  • 歩の突き捨てが入らず

    【図1】対四間飛車斜め棒銀の将棋。ここで、▽43銀が相手の趣向。以下、▲12馬▽39飛▲44歩▽同銀▲41飛▽42歩▲21飛成桂香得になり、有利に。【図2】【図3】ここで▲55歩としました。▽同歩なら、歩が切れ利かしになります。しかし、▽39龍と

  • 【盲点】頭の丸い駒(詰めチャレR2170)

    桂馬や角が頭が丸い駒なので、玉に迫ったときに取られるリスクもあります。本問は、そのリスクにどう対処していくかという問題です。コロンブスの卵のような盲点になる手順があります。

  • 角換わり 居玉早繰り銀にハマる

    【図1】角換わり腰掛け銀対早繰り銀なのですが、先手が居玉です。1筋の歩を交換しているのもポイントで、24飛と出たときの15角の王手飛車の筋を消しています。ここで、いつものように、▽86歩▲同歩▽85歩といつも継ぎ歩で行きました。▲24歩▽同銀▲同銀▽

  • 角換わり 45歩からの仕掛けの可否(2)

    【図1】角換わり。相手は52金62飛の構えです。21の桂馬にひもがついていないので、仕掛けてみました。▲45歩▽同歩▲35歩【図2】▽同歩ならば▲45桂でやれそうですが、実戦は▽46歩と伸ばされ、▲34歩▽同銀▲24歩▽同歩▲同飛▽23金▲26飛とな

  • 実戦詰将棋(最短21手詰)

    【図1】直前に▲74銀▽26金と打ち合って本図に。詰めろをかけられているので、詰ますしかありません。▲74銀では▲74金の方が明快な詰めろでしたが、▲74銀でも詰めろになっていました。しかし、最短で21手詰めで結構難解です。【図2】▲84香▽同飛成▲71

  • 角換わり 45歩からの仕掛けの可否

    【図1】角換わり対右玉の将棋。▲45歩▽同歩▲35歩▽同歩▲45桂の仕掛けを実行。▽44銀▲24歩▽45銀▲23歩成。右玉にこの仕掛けはどの程度有効でしょうか?▲35歩には取らずに▽44銀とかわす手も有力です。▲24歩に▽同歩は▲同飛の十字飛車が決ま

  • 継ぎ歩の可否(4)

    【図1】相掛かりの一局。ここで▲24歩▽同歩▲25歩▽同歩▲24歩と、「継ぎ歩に垂れ歩」で仕掛けてみました。【図2】▽55銀▲同銀▽43桂▲23銀と進行銀を切ってもらったのが疑問手で▲23銀と打ち込み優勢になりました。【図3】【参考図】図2のと

  • 2024年4月のレーティング推移

    (4/6)(将棋倶楽部24)現在R1568、月間最高R1626、最高R1828今月の勝率0.450、通算勝率0.528(将棋クエスト)詰めチャレ 五段2115(最高2139)詰めラン 初段ー二段(コメント)今週はよく指しました。24Rは1級ー初段を行き来しています。相手は強い方ばかり。結果

  • 意表の受けの好手

    【図1】角換わりの一局。角金交換で駒得し、▲67銀で飛車を追い返しに行ったところです。▽63飛ならば▲84角成を予定していましたが、▽61飛とされました。▲72銀と打ち、飛車が横に逃げてあとに▲84角成の心づもりでしたが、▽62飛と角の利き筋に飛車を移

  • 将棋倶楽部24・3MKタイトル戦の成績

    <モバイル王位戦>59回 入賞(猛将)60回 入賞(猛将)61回 3次予選敗退62回 参加中<名人戦>28期 入賞(金将)29期 予選敗退30期 9位入賞(金将)<3MK>第24回新人王獲得第20回棋王獲得第28回早王獲得第65回名人戦 3位(7勝5敗

  • 慎重さの勲章としての千日手

    以前、「千日手にするのは消極的な感じもしますが、無理な打開をせずに選ぶのが慎重さの現れで、勲章のようなものだと思っています」と書きました。今日も千日手になり、通算13局目になりました。(4/14追記)今日も角換わりの腰掛け銀同型の後手番で千日手となりました

  • 習いある手筋(5手詰、詰めチャレよりR1936)

    【図1】以前書いた詰将棋の筋が今日の詰めチャレであり、無事解くことができました。【正解】▲51角▽41玉▲32銀▽51玉▲52金までの5手詰みです。飛車の利き筋に捨てるのが習いある手筋です。

  • 角換わり 仕掛けの可否

    【図1】角換わりの一局の後手番です。先手玉が入城しているのと57の地点に利いている駒がないので、仕掛けのチャンスとみました。【図2】▽65歩▲同歩▽75歩▲同歩▽65桂で後手ポイントを上げました。▲66銀には、▽86歩▲同歩▽同飛の十字飛車▲68銀

  • 第92期棋聖戦第2局 藤井聡太棋聖対渡辺明名人

    この前の年に棋聖を失冠した渡辺先生が挑戦者となったシリーズ。一局目の相掛かりは、ハードパンチの応酬を藤井棋聖が勝利。二局目は、渡辺先生が筋違い角を打って、藤井陣が非常にまとめづらい形に思えました(評価値は互角だったようです)さすがにこの将棋は渡辺先生が

  • 端玉には端歩

    【図1】直前で▽34桂▲12玉となり、端玉に追い詰めました。「端玉には端歩」で、▲15歩と突きました。遅いようですが、自玉が安全ですので間に合うのと19の香車の活用をみています。【図2】局面が進み、ここで▲14歩(*1)と取り込みました。▽25馬には▲1

  • 継ぎ歩の可否(3)

    【図1】角換わりの一局で▲34歩と垂らされたところです。▽21桂や▽41桂と33の地点を受ける手が水匠では最有力だったようですが、仕掛けに行きました。▽45銀▲同銀▽86歩▲同歩▽85歩と継ぎ歩をしました。【図2】▲同歩ならば▽85飛の十字飛車の狙いで

  • 【頓死劇場】玉頭戦には魔物が棲む(4)玉頭戦のセオリーを守れず

    【図1】苦しい将棋を逆転しています。後手玉はなんとも頼りないですが、先手も駒が少なく追求できません。【図2】ここで▽58飛▲27玉▽28銀で詰めろをかけました【図3】しかし、▲34銀成▽同玉▲44金で見事に頓死しました【図4】玉頭戦では、できるだ

  • 対ひねり飛車 角金交換後の展開

    【図1】対ひねり飛車の一局。攻め倒されそうですが、▽83飛(*1)▲73桂成▽同金▲同角成▽同飛▲86飛*1:桂馬を支える意味では▽72飛もあり【図2】角金交換はちょっと得したかなと思いましたが、互角の分かれでした。ここで▽83歩が疑問で▲46桂でやや先手

  • 角換わり腰掛け銀同型(79玉31玉)

    【図1】角換わり腰掛け銀同型(79玉31玉)で、▽47歩に▲38金が第一感でしたが、考え出すと▲49金の方が58の地点に利いているので良いかと思いましたが、やや疑問で、▽46角と打たれ、37の桂馬と57の地点の両方を狙われ困りました。▲59角▽45銀▲同

  • 実戦詰将棋(後手番19手詰、余詰めあり)

    【問題図】実戦の変化に出てきた詰将棋です。【図1】詰ますとなると▽87銀打▲97玉▽96銀成▲同玉▽95歩▲97玉▽96歩▲88玉▽79銀不成はほぼ必然です。▲同玉は▽78金の頭金ですので、残るは▲87玉か▲同角か【図2】▲87玉には▽97歩成▲同

  • もう一歩あれば…

    【図1】互いの飛車の間に角があり、桂馬を跳ね合ってており、険しい局面です。もう一歩あれば、▽78歩▲同飛▽77歩の連打で止めて、75の角を取る展開になるのですが…【図2】実戦は、▽78飛▲同飛▽77銀▲同金▽75飛▲76金▽72飛▲73歩▽82飛▲7

  • 味の良い手

    【図1】▽66桂が両取りですが、あっさり▲同金と応じました。以下▲34歩▽32金(叩きは微妙)▲52角▽42飛▲74角成【図2】金桂交換ながら、先手が手番を握り好調【図3】さらに数手後、▲76桂と味の良い桂馬を打つことができて、勝勢がはっきりしまし

  • 実戦型詰将棋(7手詰)

    【問題図】私の実戦に出た詰み筋から出題します。余詰めを防ぐために、盤面を編集しています。【解答図】▲83銀成▽同玉▲84金▽同玉▲82龍▽83合▲75金までの7手詰めです。三手目▲82金は重くて詰みません。▲84金と捨てれば、82龍に行くことができま

  • 実戦型詰将棋本の紹介

    本間先生の「実戦詰め手筋事典」のまえがきで「詰将棋は、詰め手筋を覚え、先を読む力をつけるのに有益ですが、実戦で詰将棋のような華麗な捨て駒を連発して相手玉を詰ませることは、ほとんどないと言っても良いでしょう。」と述べられています。実戦型詰将棋は、捨て駒を

  • 本ブログの歴史

    20年前のブログブームのときに開設しました。特にテーマもなく書いていたのですが、やがて中断しました。コロナ禍の2021年9月から、将棋をテーマにとしてブログ再開しました。名称は「No SHOGI, No Life」としていましたが、2023年頃に「一歩に笑い一歩に無く」に改称し

  • 飛車の打ち場所

    毎日将棋クエストの詰めチャレをやっています。将棋クエストの実戦において詰み逃しがあったものから出題され、自分のレベルに合ったもので、かつ時間制限があるので、非常に実戦的なトレーニングと言えます。本問の初手はすぐ見えたのですが、三手目を間違えてしまいまし

  • 7手詰

    【出題図】前回の詰将棋の発展形です【解答図】正解は、▲22金▽同玉▲34桂▽32玉▲21角▽同玉▲22金までの7手詰です。初手の▲22金で呼び寄せて、3手目の▲34桂が急所です。6手目▽同龍には▲42金の腹金で詰みます。

  • 近くの公園の桜です

  • 呼び込み過ぎの悪手

    【図1】ここで端に目が行き、▲93歩成▽同桂▲94歩▽85桂▲93歩成▽71玉と進行▲93歩成は▽同玉ならば▲96飛の王手馬取りの狙いで▽94馬なら▲同飛▽同玉▲96香(歩の裏で歩が打てず)で攻めが続きます。▽同桂のあとに▲94歩が呼び込み過ぎの悪手で

  • 仕掛けの可否 角換わり

    【図1】角換わりの一局。▲46銀と引いたところです。銀が浮いているのに着目して仕掛けました。▽65歩▲同歩▽75歩▲同歩▽65桂▲66銀▽86歩▲同歩▽同飛▲67歩最終手46の銀を守るためには、▲67歩しかありません。【図2】しかし、ここで間違えまし

  • 【頓死劇場】飛車を素抜いたけれど…

    【図1】やや苦しいと思っていましたが、チャンスが回ってきています。▽57歩▲同飛▽65桂▲59飛▽55銀▲同飛▽85飛【図2】分かっていても素抜きが受かりません。▲86歩▽77桂成▲同玉▽55飛【図3】▲35桂▽34銀打▲52銀【図4】ひとまず

  • 継ぎ歩の可否(2)

    【図1】矢倉の互角の形勢です。二歩の持ち駒があり、最近継ぎ歩の筋が好んでおり、▽86歩▲同歩▽85歩▲同歩▽86歩▲79角▽85飛▲88歩と進行。やや形勢を損ねました。もうすこし持ち駒があれば▽86歩の垂らしも厳しいのですが、本譜は▲79角~▲88歩でか

  • 継ぎ歩の可否

    【図1】先程の記事の一局の中盤戦です(81手目▲79飛まで)▽65歩▲同金▽86歩▲同歩▽85歩▲54歩▽85歩に▲同歩ならば▽同飛で十字飛車が決まります。しかし、相手にされず、▲54歩と玉頭に手をつけられ、むしろ先手持ちになりました。【図2】▽86

  • 受け方がわからないときは…

    【図1】相掛かりの一局。▲33角成▽同角▲88銀▽32銀▲26飛と進行角切りがやややり過ぎなようですが…【図2】ここで▲34銀に対してどう受けるかわからなくなりました。実戦は▽88角成▲同金▽22角と変調になりました。【図3】図2に戻って、受けずに

  • 合わせの歩

    【図1】矢倉の一局。ここで▽23歩なら穏やかですが、▽35銀で角を殺しに行きました。(73の角の利きで51には行けません)▲同角▽同歩▲24歩【図2】駒得にはなりましたが、▲24歩の垂らしの対処に悩みます。実戦は▽47角▲28飛▽27歩▲同飛▽25歩

  • 嬉野流の手筋

    【図1】相掛かりで相手は▽74飛とされ縦歩取りにされ、さらに銀を進出させてこられました。▲56歩▽84飛▲79角▽86歩▲同歩▽同銀と進行【図2】意図した訳では無いですが、先手は嬉野流の構えになっています。8筋を破られそうですが、▲88歩▽87歩▲7

  • 脱完璧主義

    完璧主義というのは他人事だと思っていましたが、そうではなく自分事だとようやく気づけるようになったのは、今の仕事を始めてからここ数年のことです。完璧にできるはずないのに、ミスを重ねる自分が許せないと自分いじめをしてしまいます。何かミスがあったときに、まず自

  • 2024年3月のレーティング推移

    (3/3)(将棋倶楽部24)現在R1608、月間最高R1636、最高R1828今月の勝率0.500、通算勝率0.528(将棋クエスト)詰めチャレ 四段2076(最高2139)詰めラン 初段-三段(本ブログ記事数)記事数480(☆11001位)(コメント)詰めチャレのレーティングは回復し2000台後半

  • 【頓死劇場】Zのチャンスをものにできず

    【図1】脇システムの苦しい将棋を逆転し、図で優勢になっています。後手玉はほぼZの形で、駒を相当渡しても詰まない形です。詰めろの連続で寄せたいところです。第一感は▽87とですが、▲同玉が76の飛にあたり、その後が読めませんでした。【図2】▽86歩▲24歩

  • 端玉には端歩

    【問題図】先手勝勢ですが、金気はありません。ここでどう決めるのがよいでしょうか?【実戦】じっと▲95歩が、「端玉には端歩」の決め手になります。99の香車も働き出すので、見た目以上に厳しいです。次に▲94歩からの詰みがあるのですが、後手はわかっていても受

  • 両取り逃げるべからず

    【問題図】▽67桂と両取りの桂を打たれたところです。優勢ですが、冷静な対応が必要です。【実戦】▲86桂▽73香▲85桂打▽59桂成▲96桂と進行しました。「両取り逃げるべからず」の格言通り、飛車を逃げずに、8筋に桂馬を連打。飛車を取らせている間に攻め

  • ありえないミス(2)

    【図1】飛車が通りそうなので、▽52歩と銀を下から支えました。しかし、▲44歩と打たれれると銀交換を強要され、飛車なりが受かりません。つまり、▽52歩の一手が全く意味をなしません。実戦は、▲52飛成となり、後手劣勢となりました。▽65金と飛車の横利きで

  • 【実戦詰将棋】最長25手詰

    【図1】▲69金で59に居た龍を味よく▽49龍と弾いた局面です。先手が固いので、遅い手が間に合います。【図2】▲86歩は3手すきながら成立します。二枚の角が後手玉を狙っています。【図3】とはいえ、先手玉も気持ち悪い形になってきました。まだ詰めろには

  • と金捨てのタイミング

    【図1】先にと金を作ってポイントを上げています。▽36歩に▲25桂と跳ねましたが、やや慌ててしまいました。【図2】桂馬が飛車の利き筋を邪魔していると言えます。【図3】▲32と軽く捨てる手が好手です。▽同飛▲21飛成▽42飛としてから、▲25桂となれ

  • 歩の裏を突く角打ち

    【図1】▲65歩に▽73銀と引いて悪いわけでは有りませんが、この瞬間の返し技があります【図2】▽56角が厳しく、65の歩がいるために、67に歩が打てません。さらに次に▽46歩の突き出しが玉のこびんを狙います。

  • 桂馬の跳ね違い

    【図1】対角交換振り飛車の一局。▽76歩▲85桂となった局面です。同桂だとさばきあいですが、▽65桂と「桂馬の跳ね違い」がいいと思いました。先手の8筋が瞬間重たくなっているのが狙いです。【図2】数手後の局面、後手の桂馬が先手の銀と交換し、先手の桂馬は取

  • 【実戦詰将棋】9手詰

    【図1】大駒を全て渡していますが、詰みが生じています。【図2】▲18金▽同香▲25桂▽26玉▲35銀が決め手以下、▽同歩▲36金▽25玉▲35金と金をスライドさせて詰みます。

  • 受けすぎて逆転される

    【図1】相手が▽44歩と突いてきた手が悪手で、チャンスが来ました。本譜は▲74歩▽85桂▲65角▽43香▲25桂▽64歩【図2】▲76角▽47歩▲同玉▽65角▲同角▽同歩【図3】▲33桂成▽同桂▲73銀▽45香▲73銀が厳しく迫っているのですが、

  • 簡単すぎる詰将棋ー馬のバックキック

    【問題図】並べ詰めでいけます【解答図】▲32銀▽22玉▲23銀▽33玉▲22角までの5手詰みです。迷うことはないと思いますが、手数が長くなると、一見丈夫に逃げられそうなところを角で仕留めるのが見えづらくなります。

  • 対四間飛車 斜め棒銀 ▽43金型

    【図1】対四間飛車の斜め棒銀の変化で▽43金とされた局面です。渡辺明先生の『四間飛車破り』でも解説されていて、「未解決の分野」とされています。実戦は、▲35歩▽23銀▲37銀上▽45歩でまずくしました。角交換後、27の両取りの筋があり、先手やや不利です。

  • 【勘違い】詰まされたと思って投了

    【図1】際どい終盤戦です。後手玉に詰みはなさそうと思い、▽69金と詰めろをかけました。▲26歩▽16玉▲19香▽17香(中合い)▲同香▽27玉▲37馬中合い虚しく、詰まされたと思い、投了しました【図2】しかし、▽18玉▲19香▽29玉で逃れていました

  • 角換わりの腰掛け銀対早繰り銀 桂を跳ねるべきかどうか

    【図1】3MK名人戦リーグの一局より。角換わりの腰掛け銀対早繰り銀になりました。端に手をつけられたのが、少し意表を突かれ、受け方に迷いました。▽24銀▲12銀▽同香▲同歩成▽33桂▲27香【図2】銀を逃げると逆効果ですので、攻めに転じたいですが、この形は

  • 王手飛車を食らうが

    【図1】玉飛が接近しており、やや不利の局面ですが、飛車が47の金に当たっており、後手も忙しい局面です。先手は97の角が生きるかどうか?本譜は▽58金▲79玉▽49金と飛車を取られましたが、▲41銀と詰めろに迫る手が厳しいです。先手玉は壁銀ですが、まだ詰み

  • 自分の駒で飛車の横利きを遮断する悪手

    【図1】角換わり腰掛け銀対棒銀の一局。後手勝勢の局面で▽36桂打に▲34桂打とされて、考えました。受ける手も考えましたが、▽48桂成▲同玉▽28飛▲38歩【図2】▽36歩▲42桂成▽同飛▲33角と間接王手飛車をされました。【図3】▽37銀▲58玉▽

  • 矢倉 B面攻撃の銀打(2)

    【図1】矢倉の一局。「矢倉囲いに端歩を突くな」という格言がありますが、後手の銀が53ということもあり、突いております。しかし、後手は銀を組み替えて8筋に持ってきて、端攻めに来られました。【図2】後手は端攻めの準備万端。▲79玉に▽95歩▲同歩▽同銀▲

  • 盲点(将棋クエスト R2070)

    【問題図】将棋クエストの詰めチャレ2070の難問です。【正解】▲25桂▽14玉▲12飛成▽13歩▲同桂成▽同桂▲25金桂打が必然ですが、桂頭の玉になり寄せが見えづらくなります。そこで、桂馬を成り捨てる手がうまく、桂馬がいなくなったスペースに金打ちしての詰

  • 角換わり 腰掛け銀対早繰り銀 叩きの変化

    【参考記事】【図1】角換わりの腰掛け銀対早繰り銀の一局。▲88歩なら穏やかですが、▲83歩▽同飛▲84歩▽同飛▲66角【図2】実戦は▽75歩としましたが、微差ながら水匠は▽81飛を推奨。▽75歩▲11角成▽87歩成▲同金▽同飛成▲88香【図3】

  • 対ひねり飛車 急襲への受け方

    【図1】対ひねり飛車。54の銀を引き▽63銀と両取りをかけました。▲91角成▽同飛▲84飛【図2】▲84飛では▲71飛成▽72金の進行を予想していたため、少し意表を突かれました▽73角▲83飛成と龍を作られ、駒得ながら飛車が使えず、難しい形勢です。

  • 【頓死劇場】馬の利きを自ら遮断

    【図1】これも頓死ネタです。後手勝勢の局面です。これだけは駄目という手を指してしまいました。【図2】▽88飛▲33角成で頓死しました。▽88飛は次に桂馬を取るためだったのですが、この瞬間99の馬の利きを自ら遮断した瞬間に、詰まされました。図1では、▽9

  • 【頓死劇場】駒を渡しすぎる病

    【図1】先手玉は心細い形ですが、後手から迫る手がなく、先手勝勢の局面です。しかし、駒を渡しすぎるという悪い癖が出てしまいました。▲75桂▽71桂【図2】▲61龍▽同馬▲81銀▽同玉▲61龍と詰めろをかけましたが…【図3】駒を渡しすぎていて、先手玉に

  • 終盤の方針選択で迷う

    【図1】3MK名人戦の一局から。▲52桂成とされたところです。ここで▽75角が、逃げながら相手陣をにらみ、中盤の難所を抜け出した手応えを感じました。次に▽28銀(▽27金)▲同玉▽48角成を狙っています。それを防いで▲49金とされました。この手が見えてなくて、

  • 【悪い癖】拠点の清算

    【図1】今、▲35歩と叩かれたところです。▽43銀と引くか、▽67とと駒を取るかで悩みました。【図2】実戦は▽67ととしましたが、▲同金となり駒得したものの相手陣をサッパリさせてイマイチです。【参考図】▽36桂と飛車に当てながら、玉の退路を封じる手

  • 詰めろ逃れの詰めろ

    【図1】これも3MK名人戦リーグの一戦からです。私の後手番でかなりの劣勢でしたが、直前に24の飛車を回り64の歩を取った手が疑問手で、チャンスが回ってきました。▲33銀(金)からの詰めろになっていますが、返し技がありました。【図2】▽36角が63の地点に

  • 薄氷の勝利(3) 3MK名人戦より

    【図1】3MK名人戦リーグの一戦から。相掛かりになりました。お互い仕掛けを自重する渋い展開に。図は92手目で、ようやく開戦し、玉頭戦になっています。実戦は銀の当たりに無視して、ノーガードで打ち合いました。▲43銀▽同角▲同歩成▽同玉と進行。しかし、ここでは▲

  • 【頓死劇場】かすり傷を気にして

    【図1】激戦の末、後手が勝勢になっています。しかし、▲45歩に対する応手を間違えました。【図2】▽43玉が第一感でしたが、▲31金の尻金の筋が気になりました。実際には▽22玉▲21金▽13玉で逃れているのですが…【図3】実戦は、尻金の筋を気にする余

  • 【実戦詰将棋】最長21手詰

    【図1】受けなしに追い込まれ、先手玉を詰ますしかありません。読み切れたわけではなかったのですが、なんとか詰ますことができました。お考えいただければ幸いです。【図2】▽39銀▲18玉▽17香馬が利いているところに▽17香と打ちました。▲同馬には▽28金

  • 玉側の桂を跳ねて交換を迫る新手筋

    【図1】角換わりの序盤で後手番。複数の候補手があり、どれも一局ですが、面白い手筋があります。【図2】▽33桂がそれで、玉側の桂を跳ねる手なので、知らないと違和感があると思います。▲同桂成▽同銀で互角です。ただし、3筋が切れて歩を持っていて、▲45桂~

  • 受け将棋の宿命

    【図1】受け将棋が好きで、81飛63銀62金の構えは愛用しています。特に下段飛車の守備力はすごく、遠く21の桂まで利いています。先手は▲15歩から端攻めに来ました。先手は一歩しかないので、ギリギリの仕掛けです。以下、▽同歩▲13歩▽22金▲15香▽17歩

  • 矢倉 B面攻撃の銀打

    ここで▽27銀や▽37銀といったB面攻撃を水匠推奨。ただし、もたれる重い指し方で、失敗するとダメージも大きいので、指しこなすにはそれなりのスキルがいると思う

  • 毒まんじゅうを取れず

    【図1】相穴熊の将棋となり、やや苦しいながら、▲73桂と打ち込み食いつきました。【図2】▽41歩が毒まんじゅうのように思えました。結果的には取ってよかったのですが、取らずに▲94歩と端から行きました。これも迫力があります。【図3】ここで決め手(後述

  • 速度計算の見誤り 錯覚の連続

    【図1】今▲41龍とされたところです。46の角も後手陣を狙っていて、とても怖いところです。その怖さで手が乱れました。後手玉への詰めろと錯覚し、また先手玉が詰むような錯覚で、詰ましに行ってしまいました。【図2】▽38金▲57玉▽48銀▲66玉▽75銀▲6

  • 手筋2発で決める

    【図1】角換わりから先手は銀矢倉、後手は金矢倉となりました。図では先手優勢で、手筋があります。【図2】「継ぎ歩に垂れ歩」で、▲24歩▽同歩▲25歩▽同歩▲24歩がとても厳しいです。▽26銀とされました苦しい受けで、▲25桂▽28歩▲49飛と進み、先手

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