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  • 過去の失敗から学ぶということ(1)

    FIRE生活に移行して、いくつかの基本戦略を設定している。 大量インプット。 大量アウトプット。 そしてフィードバックループ。 一番の起点は「大量インプット」になる。 物事を考えたり判断する上で、ベースとなる情報や知識がないと正確な判断ができない。そのように考えていたので、私は毎日の習慣の中でそれなり’優先度を上げて「インプット」を組み込んでいた。 まず、午後には2時間の読書時間を設けている。 25分を1セットにして、それを4セット行う。 読書に関しては、集中力を維持すること、そして気分転換を行うことを目的にして2冊の別のジャンルの本を交互に読むようにしていた。1冊目の本を25分読み、そして5…

  • 大型連休を待ち遠しく思うことも無くなった(4)

    GWは基本的には自宅で過ごす予定だ。 だけど、その中の一日は、実家に顔を出すことになっていた。 実家といっても、今私が住んでいるところから電車で1時間くらいの距離にあったので日帰りで行って帰ってくるだけ。もう実家を出て長い時間が経ったのだけど、実家を出て以来、一日も実家に泊まったことはなかった。 12時頃に家を出て、そして18時くらいに家に帰る。 本当にちょっとした外出のような感じだった。 GW中に行くといっても、行く予定日は5月1日。 つまり、連休の間の普通の平日。 会社員時代に実家に顔を出すことがあっても、全て土日や祝日のような休日だけだった。そもそも平日は会社で一日中働いているのだから実…

  • 大型連休を待ち遠しく思うことも無くなった(3)

    2023年11月にFIRE生活に移行した。 はっきり言ってしまえば、世間の祝日なんて関係ない日々を送っている。毎日がGWのようなものであり、また同時に、毎日が通常の平日のようなものだった。 世間が休みだからといって習慣を変えるつもりはなかった。 1日のスケジュールは平日、休日変わらずに同じものを設定している。その日1日のインプットのノルマ、そしてアウトプットのノルマ。それも毎日同じだった。 家で作業している分には休日は関係ない。 家の中で本を読んでいたり、文章を書いたりしている分には、平日だろうが、休日だろうが全く左右されない。 ただ、やはり買い物などで外出する際は、平日と休日の差を如実に感じ…

  • 大型連休を待ち遠しく思うことも無くなった(2)

    まだ私が会社員だったとき、GWのような大型連休は 「FIRE生活の事前演習」 の場でもあった。 その当時から私は、 「1日も早く会社という枠組みから離れたい。企業や国に束縛されずに自由に生きられる状態を作りたい」 と願っていたから、そのための準備をいろいろな機会を利用して行っていた。 通常の土日では、休みは二日間しか続かない。 それまでの五日間における仕事でのストレスで私の心身は極度に疲弊していたので、土曜日はその回復に充てるため有効な活動ができないことも多かった。 また、日曜日は日曜日で、午後あたりから、 「明日からまた会社に行かなければならない・・・」 そんな憂鬱感から、現実逃避をするため…

  • 大型連休を待ち遠しく思うことも無くなった(1)

    ふと気づけば、今週末からGWが始まる。 手元のカレンダーを見ると、今年は4月29日(月)が休みで、30日(火)から5月2日(木)まで平日を挟む。そして5月6日(月)が休みになっている。 間の三日間を働く人にとっては、中途半端な休みになる。 だけど、その三日間を有給をとって休む人にとっては4月27日(土)から5月6日(月)までの10日間にわたる大型連休になる。 会社員時代は、そのような連休の間のなか日は有給休暇を取得することが推奨されていたので、仕事でどうしても出なければならない理由がない限りは有給休暇を取得して大型連休にするようにしていた。 その休みが待ち遠しかった。 かといって別にその大型連…

  • ノンフィクション「潜入ルポ amazon帝国」を読んで(2)

    最近読んだ一冊の本。 「潜入ルポ amazon帝国」 著者はさっそくamazonの小田原物流センターにバイト申し込みを行う。 その物流センターではいくつかの派遣会社が労働者を提供しており、その中の一つの会社と面談を行う。 すぐに採用になり、その物流センターで働くことになった。 仕事の内容は、客に送付する商品のピッキングをひたすら繰り返すというものだった。 物流センター内のどの棚にその商品が保管されているのかが手持ちの端末に表示され、その場所を目掛けて歩き続ける。それこそ1日十数キロも歩き続ける。本当に体力勝負の仕事。 中には、仕事途中に亡くなる人もいるらしい。 ピッキング作業中に作業者が倒れる…

  • ノンフィクション「潜入ルポ amazon帝国」を読んで(1)

    最近、ある一冊の本を読んだ。 本の題名は、「潜入ルポ amazon帝国」。 私は、会社というものについて描いたノンフィクションの本を読むのが好きだった。 私自身は新卒で企業Aに就職して、そして2018年に企業Bに転職した。 企業A、企業Bともに国内メーカーだった。つまり、2つしか「会社」というものを経験していなかったし、それに「メーカー」という会社しか経験したことはなかった。 本であれば、様々な「会社」というものを知ることができる。 様々な種類の会社がどのように創立され、そしてどのように成長していったのか。 それを一つの物語として読むのが好きだった。 それに、現代社会の一面として、様々な「会社…

  • ドキュメンタリー番組を観るということ(3)

    先日見たドキュメンタリー番組。 「ノーラン・ライアン “伝説の投手”の真実」 メジャーリーグの偉大な投手の一人だったノーラン・ライアンは46歳まで現役を続けた。 46歳で現役を引退する年においても、157キロの速球を投げることができたという。 ドキュメンタリー番組の中で、現在のライアンが次のような言葉を口にするシーンがあった 「この歳でメジャーリーグで戦えるということに誇りを持っていました」 自分には誰よりも速い球が投げられるという才能に気づくことができた。 そしてその才能を必死の努力で磨き上げ、それによって46歳になるまでメジャーリーグの第一線で戦い続けた。 きっと、そのことを言っているのだ…

  • ドキュメンタリー番組を観るということ(2)

    先日見たドキュメンタリー番組。 「ノーラン・ライアン “伝説の投手”の真実」 メジャーリーグで数々の記録を持つ投手、ノーラン・ライアンにスポットを当てる。 ライアンは1966年、19歳でメッツでデビューする。 だけどメッツではそれほど大した成績を残せずに、1972年、エンゼルスにトレードされる。 そのエンゼルスで一人の投手コーチと出会う。 そのコーチの名前はトム・モーガンといった。 モーガンはライアンの欠点を見抜き、それを修正するためにライアンと一緒にフォームの矯正に取り組む。メッツ時代は、ライアンにそのようなことを言ってくれる人は一人もいなかった。結果が出ない中で、野球を辞めて故郷のテキサス…

  • ドキュメンタリー番組を観るということ(1)

    子供の頃はテレビを観ることが何よりも好きだった。 アニメ番組やバラエティー番組。 毎週欠かさず見ている番組がたくさんあって、それがある意味では一日一日を生きるための糧であったし、希望でもあったような気がする。 だけど、大人になってからテレビを見ることが少なくなった。 会社員時代はそもそもとして、平日は一日中働いていたからテレビを観る時間なんてなかったし、FIRE生活に移行してからも他にやりたいことは山のようにあったから、 「テレビを見ている時間がもったいない」 という思いが自分の中のどこかにはあった。 今は、リアルタイムでテレビを見るということはほぼ無くなっていた。 それでも、知識の幅を広げる…

  • 小説「夜行観覧車」を読んで

    先日、一冊の本を読み終えた。 湊かなえ著の「夜行観覧車」。 図書館で色々な本の背表紙を見ていくなかで目が止まって、借りて読んでいた。 湊かなえについては、数年前に初めて読んだ「告白」の衝撃が大きくて、それ以来この作者の本を読むようになった。 「夜行観覧車」は高級住宅街の“ひばりヶ丘”が舞台となる。 そしてこの“ひばりヶ丘”が物語として重要な意味を持つ。 そのひばりヶ丘で起こった一つの事件。 その事件を、ひばりヶ丘の住人である遠藤家、高橋家、小島家の三者の視点から描いていく。 高橋家は弘幸と淳子の夫婦の間に、良幸、比奈子、慎司の三人の子供がいる。長男の良幸は大学生ですでに実家は出て一人暮らしをし…

  • 運動を習慣の中に組み込む(5)

    現在、私が習慣の中に組み込んでいる運動。 体操。 外を歩く。 筋トレ。 柔軟体操。 朝はベランダで体操を行い、午後は外に出て、外を歩く。 そして夜は、風呂の湯が溜まるまでの待ち時間を利用して筋トレを行い、風呂から上がった後は柔軟体操をして関節を伸ばす。 会社員時代とは違って、これらの習慣を継続することができている。 それもあるのか、会社員時代よりは少しだけ体が健康になっているような感覚もあった。 FIRE生活は自室で椅子に座っての作業がメインになるので、このような体を動かす機会を一日のスケジュールの中にしっかりと組み込んで、運動が継続するようにしていた。 運動に関していうと、私の人生においてや…

  • 運動を習慣の中に組み込む(4)

    夜、風呂から上がると、一日のうちで一番最後の「運動」を行うことを習慣としている。 それは運動とは少し違うかもしれないけど、ただ、体を動かすという意味では私はそれを運動と位置付けていた。 風呂から上がると、フローリングの床に薄手の座布団を置く。 そしてその上に座って柔軟体操を行うのだ。 前屈から始まって、足を開いて股関節を開き、そして体を捻るようにして腰の関節を動かす。 まだ会社員だった頃も、風呂から上がった後はなるべく柔軟体操をするようにしていた。 だけど会社員の私は、仕事でのストレスで押しつぶされそうになる中で「自分自身の体をメンテナンスしよう」という意識を保つのが難しく、その柔軟体操の手間…

  • 運動を習慣の中に組み込む(3)

    一日の終わりに、二つの運動を習慣に組み込んでいる。 夜、風呂に入るために湯を張っていると、湯が溜まるまで待ち時間がある。 時間としては10分程度のものだったのだけど、その10分間を使って部屋の掃除と筋トレをすることを日課にしていた。 風呂は毎日入るものなので、湯が溜まるまでの10分間は毎日必ず発生する。 それならばその10分間を使って、毎日の習慣として組み込みたいタスクを入れ込んでしまえばいいのではないのか。そうしてしまえば、そのタスクも毎日実行することができるのではないのか。 そのような発想がベースになっていた。 部屋の掃除と運動、この二つは毎日の習慣として組み込みたいものだったので、この二…

  • 運動を習慣の中に組み込む(2)

    習慣の中に組み込んでいる、もう一つの運動が、 「一日一回は外に出て、外を歩く」 というものだった。 基本的には午後の時間を使って歩いている。 例えば食料品や日用雑貨などで買う必要があるものがある場合は、それを買いに行くために外に出る。 その店に直接行ってしまうと歩く距離も短くなってしまうので、途中少し遠回りをして、公園や本屋を巡った後にその店に行く。そうすれば、「買い物」という目的と「運動」という目的を二つ組み合わせることができる。 特に買い物などの用事がない場合は、純粋に街中を歩き続けた。 私自身は見知らぬ街を歩くことが好きだったので、なるべくまだ通ったことのない道を歩くようにしていた。 こ…

  • 運動を習慣の中に組み込む(1)

    まだ会社勤めをしていた頃は、何だかんだで毎朝通勤電車に乗って通勤していたし、駅から事業所まで歩いていた。 それに事業所の中でも、会議室に移動したり、実験室で試作機の評価をしたりで体を動かす機会はそれなりにあった。 だけど会社という枠組みから離れてFIRE生活に移行すると、意識的に習慣の中に「運動」を組み込まないと、それこそ一日中、自宅の椅子に座っているということにもなりかねない。 それではどう考えても体に悪い。 せっかく会社という枠組みから離れて自由な状態を作ったのに、健康を失ってしまったら元も子もない。 健康あってこその自由だった。 そのことは強く思っていることでもあったので、習慣の中に色々…

  • 図書館に行った話(9)

    図書館から本を借りるにあたって、現在は、書評記事などで興味を惹かれた本を予約して借りたり、実際に図書館の中をぶらぶらと歩き、背表紙を見て目を引いた本を借りたりしている。 私がよく使う川崎市の市立図書館は、HPから所蔵図書を検索できるようになっていてそこから本の予約をすることもできた。 家にいながら全てできる。そして本が準備できたらメールで連絡が飛んでくるので、あとは実際に図書館に出向いて本を受け取るだけだった。 ただし、最近の人気の本だと予約数も非常に多くなっていて、予約したところで実際にその本を手にできるのはそれこそ数ヶ月後だったりする。 それもあったので、1年から2年くらい前の書評記事を見…

  • 図書館に行った話(8)

    本を読む時は、その本に出てきたキーワードをマインドマップにまとめながら読むようにしている。 もともとは、本を読んでいる最中は読むことに集中したいということで、特にそのようなマインドマップへの書き出しもせずに読んでいた。 だけど、その本の内容を自分の中で整理しながら読み進めたいという思いもあって、その習慣を取り入れている。 やはり長い本を読んでいると、どうしても以前の内容は忘れてしまうし、一日経つとその直前に読んでいた内容も記憶が朧になることがあった。 前の内容を思い出すということでまた本のページを翻ってパラパラ目を通すのもいいのだけど、それでは効率が悪い。 色々と試行錯誤をした結果、「知識を整…

  • 図書館に行った話(7)

    2冊の本を並行して読むようにしている。 図書館でジャンルの違った本を2冊借り、それを25分間隔で交互に読んでいく。 途中では5分間の休憩を入れる。そうすることによって、気分転換をしながら本を読み続けることができる(と思っている)。 やはり一冊の本を長時間読み続けると途中で飽きてくるし、集中力を維持するのも難しい。それならばと、私は交互で別のジャンルの本を読むという方法をとることにしていた。 現在読んでいるのは次の2冊。 「教養としての決済」。 「板橋資産家殺人事件の真相」。 最初の本(教養としての決済)は、お金に関する知識を継続的に獲得していきたいという思いもあって、図書館で借りていた。 日々…

  • 図書館に行った話(6)

    院試に向けて勉強をしていた8月。 少しでも涼しい場所で勉強をしたいと思って大学の図書室に通っていたことがあったのだけど、結局一週間くらい通っただけで、図書室に行くのをやめた。 朝早くに家を出なければ、図書室で勉強しやすい机を確保をすることはできなかったし、そもそもとしてその当時私が住んでいた実家から大学まで片道1時間半もかかった。往復では3時間無駄に使うことになる。時間帯によっては通勤ラッシュに巻き込まれることもあった。そこまでのコストを払ってまで図書室に行く必要がないと判断したのだ。 それに、大学の図書室は、同じように院試に向けて勉強をしている学生が多くいた。皆、問題集を開いて、そこに記載さ…

  • 図書館に行った話(5)

    院試に向けての勉強をしていたときはちょうど8月くらいだった。 真夏の最中。当然、毎日は茹だるように暑かった。 その当時、私が暮らしていた実家で、私の部屋にクーラーというものは無かった。 だからその自室で扇風機を回して、数学や物理の過去問をひたすら解いていた。 だけどどうしてもその暑さに我慢ができないときは、タオルを水に濡らしてそれを首の周りに巻く。冷たい水で、首を走る血流を冷やすためだった。それに、タオルに扇風機の風が当たって気化熱として熱を奪ってくれるので、一時的には涼しさを感じることができた。ただ、すぐにタオルは温くなってしまい、何度も何度も洗面所でそのタオルを水に浸し直す必要があった。 …

  • 図書館に行った話(4)

    まだ学部生だったころ、物理や化学の授業(実験)の中でレポート課題を出されることがあった。 そのレポートを作成するために大学の図書室をよく利用していた。 実験結果を整理し、そしてそれに対する考察を記載しなければならない。 そのために使えそうな箇所はないかと図書室の色々な専門書を漁り、ちょうどいい本があれば、図書室の机までその本を持ち出す。そしてそこの内容を転記した。 それほど熱心な学生というわけでもなかったけど、私はそのようにして毎回レポートを作成していた。もっと要領のいい生徒は、過去のレポート資料などを入手してそれを友人間で共有してそのまま活用する、ということもやっていたのかもしれない。だけど…

  • 図書館に行った話(3)

    FIRE生活に移行して、明らかに図書館に行く頻度が多くなった。 家の近くの市立図書館に行くと、時々、図書館のデスクで本を開いてレポートを書いているような大学生らしき人を目にする。 私自身は、市立図書館のような公立の図書館で勉強をするということはなかった。 私が暮らしていた実家の近くにも市立図書館はあったのだけど、近くといっても電車で3駅くらい行ったところにあったので、それほど気楽に行けるような場所でもなかった。 それでも大学に通う通学路の途中駅だったので、ときどき途中下車して本を借りに行ったり、返しに行ったりはした。ただ、そのときの面倒を考えれば、それほど頻繁に通っていたわけではない。読みたい…

  • 図書館に行った話(2)

    まだFIRE生活に移行する前は、 「平日の午後なんて、図書館はがらがらだろう」 と思っていたのだけど、会社という枠組みから離れた後に、実際に平日の午後の図書館に行ってみると思ったよりも人が多い。 その多くは60歳を超えたような高齢者の人たちだった。 その駅前の図書館は新聞や雑誌なども置いていたので、その新聞コーナーの前の椅子には、多くの高齢者の人たちが座って新聞を読んでいた。 おそらく、定年後に時間を持て余してここで時間を潰しているのだろう。 定年後の生活とFIRE生活は似ている。 もう会社という自分を縛るものは存在しない。一日の時間をどのように使うかは自分自身で決められる。 ただ、その自由な…

  • 図書館に行った話(1)

    昨日は川崎駅前にある市立図書館に行った。 FIRE生活に移行してから明らかにその図書館に通う頻度が上がった。 会社員だった時もその図書館は利用するにはしていた。だけど、平日働いている中では本を借りてもそれを読む時間をなかなか確保することは難しく、本を借りる頻度も少なかった。それに、借りた本は2週間以内に返却する必要があり、借りてもその本を読みきれずに返すことも多かった。 それよりは、実際に自分で本を買って読むことのほうが多かった。 自分で買った本であれば「返却期限」を気にする必要もない。自分のペースで読んでいくことができる。 死ぬような思いをして会社で働いていて、そしてお金を稼いでいるのだから…

  • 春がやって来た(4)

    昨日、川崎駅前を歩いていたら、桜の花が咲き始めていた。 満開までにはまだまだなのだけど、今週の終わりくらいには咲くだろうか。 一応調べてみると川崎での満開予想は4月5日(金)となっている。FIRE生活に移行して、自由な時間はたっぷりある。川崎駅前の桜のスポットを、今日から散歩をして巡っていこう。 私がFIRE生活に移行したのが昨年11月。 冬を経験し、これから春を過ごすことになる。 夏が心配だけど、企業Bに勤めていた時も8月の一週間の休暇で、真夏のFIRE生活は事前演習として経験している。暑くて過ごしづらいのは確かだけど、それでも何とかなるはず。 秋は問題ない。 そして今年の11月で、FIRE…

  • 春がやって来た(3)

    今日から4月。 新年度が始まる。 ここ数日暖かい日が続いていたけど、今週の前半はまた気温が下がるらしい。といっても、春の足音は止まらない。今週後半はまた暖かくなるようだ。 私は昨年11月にFIRE生活に移行した。 当然、もう会社には通っていない。基本的には自宅で作業をしている。これから春がやってくれば、また過ごしやすい季節になる。 ただ、その春の先には「夏」という強敵が待ち構えていた。 FIRE生活における「夏」はどのようなものになるだろうか。 そんなことを今から想像している。 まだ私が会社員だった時にも、夏季休暇として、8月はお盆を挟むように1週間程度の休みがあった。ある意味ではそこで、「夏…

  • 春がやって来た(2)

    昨年の11月に会社という枠組みから離脱した。 12月、1月、2月、3月と会社に通うことのない日々を送っているのだけど、基本的には自宅作業の日々を過ごしている。 これでFIRE生活として一つの冬を越すことができた。 この生活において冬はどのような感じになるのか。それを実際に経験するというのは大きい。次の冬が来ても、その1回目の経験から、それがどのようなものになるのかを予想することができる。 これから4月、5月と春をやりすごし、そして夏を迎えることになる。 これからやってくる春は特に季節的に問題ない。 暑くもないし寒くもない。 過ごしやすい日々となるはず。 やはり、心配なのは夏だった。 私が小学生…

  • 春がやって来た(1)

    昨日の午前中は強風と雨とで、それこそ春の嵐といった感じだったのだけど、午後からは雨も上がり少し日も覗いていた。 FIRE生活移行後は基本的には自宅での作業が主になる。 だけど一日一回は外に出て歩くようにしている。そのような日課を設定していないと、それこそ一歩も外に出ずに日々が過ぎていくということにもなりかねない。 それでは健康にも悪いだろうし、精神的にも悪いはず。 体を動かすこと、そして気分転換を兼ねて外を歩く。 何か買うものがある時はその店まで歩いて行き、特に用事がない時は川崎の街を一人歩いていた。 昨日も午後から、駅前の本屋まで歩いて行った。 部屋の外に出て、まず、あらためて外気の暖かさに…

  • 生活習慣に関するいくつかのルール(10)

    まだ企業Bに勤めていた頃、夏季と冬季のそれぞれ一週間くらいの長期休暇の中で、「FIRE生活の事前演習」を行なった。 一日の時間を完全に自分の自由に使える。 そのような毎日が続いていく。 そんな中で、私は本当に自分を律して毎日を過ごすことができるのか。そのために色々な生活習慣のルールを設定していたし、その「事前演習」の中で、そのルールが本当に機能するかも確かめたかった。 「なんとか行けるかもしれない」 私はそんな実感をつかむことができた。 私が会社という枠組みから離脱したのが去年の11月末。 それから約四ヶ月が経ったのだけど、その四ヶ月を振り返ってみると、 「結構、あっという間だったな」 という…

  • 生活習慣に関するいくつかのルール(9)

    昨年まで私が勤めていた企業Bでは、夏季と冬季にそれぞれ一週間くらいの休みがあった。 夏季は8月中旬のお盆の時期に一週間の休みがあり、冬季は年末年始を挟んで一週間の休みがあった。 私は、その一週間の長期休暇を使って、FIRE生活を事前演習してみようと思った。 私には特に旅行という趣味もなかった。またその休みの期間に実家に帰るということがあったとしても、実家は私が住んでいるところから電車で1時間半くらいのところにあったので、行くとしても半日の日帰りで済む。 つまり、その一週間は特に遠出をすることもなく、家で自由な時間を過ごすという使い方しかしていなかった。ある意味では、一週間という短い期間ではあっ…

  • 生活習慣に関するいくつかのルール(8)

    昨年末に会社を辞め、自由業(FIRE生活)に移行した。 その生活の中でいくつか設定しているルール。 朝型化。 計画遂行法(2冊メモ帳法)。 25分タイマー法。 外部強制装置。 そのルールが本当にFIREという自由な生活の中で機能するのか。 そこは、会社を辞める前は多少の不安があった。 それまで20年近く 「朝早くに会社に出勤して、そして午前、午後、夜とその場所でひたすら働き、夜遅くに家に帰ってくる」 という生活を送っていた。 その生活はFIRE生活の対極にあるような生活で、それこそ、 「会社で働くのは嫌だ、一日も早くここから抜け出したい」 と毎日のように願っていたけど、ただ、会社という「外部強…

  • 生活習慣に関するいくつかのルール(7)

    自分の生活に対して「外部強制装置」を設定することを心がけている。 例えば、毎日日記を書いてそれをブログにアップすることをノルマとして設定して、それを毎日必ず守る。「ブログにアップする」ということ自体が外部強制装置として機能し、それによって毎日日記を書くということを継続できる。 私は、自分のことを本当に意思が弱い人間だと思っていた。 自分の意思だけに頼って何かを成し遂げようとしても、それはそもそも難しいことなのだという認識を持っていた。 なら、どうすればいいのか。 簡単な話だった。 自分が望む目標に対して、そのために行動せざるを得ないような状況を作ってしまうこと。そのような外部環境を作ってしまえ…

  • 生活習慣に関するいくつかのルール(6)

    私が生活の中で実践している「25分タイマー法」。 キッチンタイマーで25分をセットして、その25分の間は目の前のタスクに集中して取り組む。その間は時計は目につかない場所に移動させ、耳栓をつけて雑音が入らないようにする。そして25分が経過してタイマーが鳴るまでひたすら作業を続ける。 その25分をひたすら繰り返すようにして、長時間にわたって集中した状態を作り上げる。 25分のタスクが終わった段階で、5分間の休憩をとるようにしていた。 会社に通うこともなくなって、基本的には全て自宅での作業になる。 それこそ自宅の椅子に一日中座っているということも珍しくない。まだ会社で働いていた頃は、会議室に向かうた…

  • 生活習慣に関するいくつかのルール(5)

    生活習慣の中で設定している四つ目のルールが、「25分タイマー法」。 これも私が勝手に名前をつけたルールになる。 会社という枠組みから離れて、24時間が全て私の自由に使えるようになった。ただ、かといってその時間を浪費するつもりは全くなかった。やりたいことは山ほどある。その時間を最大限有効活用して、その「やりたいこと」を一つずつ実行していきたかった。 そのためには、その自由な時間で集中して作業に取り組むということが必要になる。 いかにして集中力を長時間にわたって維持するか。 色々試してみた私の結論は、 「長時間集中力を維持するのは難しい」 というものだった。 2時間も3時間も集中力を維持して一つの…

  • 生活習慣に関するいくつかのルール(4)

    私が実践しているルール、「2冊メモ帳法」。 まず毎朝、朝一に1冊目のメモ帳にその日にすべきことを青字のボールペンで書き出す。 大切なのは、それを朝一にするということと、手書きで書き出すということ。そうすることによって、その一日ですべきことを自分の中で明確化することができる。 だけど、この「2冊メモ帳法」はそれだけで終わりではない。 次に、午前中、午後、夜と時間帯を3つに分けて、それぞれの時間帯の最初に、その時間帯で何をどの順序で実行していくかのスケジュールを作る。 その日一日ですべきことはすでに1冊目のメモ帳に全て書き出しているので、その項目を直近のスケジュールの中に落とし込んでいくイメージだ…

  • 生活習慣に関するいくつかのルール(3)

    生活習慣の中で設定している三つ目のルールが「2冊メモ帳法」。 これも私が勝手に名前をつけた方法になる。 会社という枠組みから離脱して、一日の時間を全て私の自由に使えるようになった。 ただし一日24時間しかないということは変わらない。やりたいことは山ほどあった。なので、時間をしっかりと管理しないとそれらを実行していくことはできないし、気を抜いていると時間は簡単に無為に過ぎていってしまう。 それは絶対に避けたかった。 なので、自分の生活について、まずは全て計画を立てるようにしている。 それは基本的にはエクセルファイルで管理用のファイルを作成し、そこで中期スケジュール、一日のスケジュールを作成する。…

  • 生活習慣に関するいくつかのルール(2)

    生活習慣の中で設定している二つ目のルールが、「計画遂行法」というもの。 これは私が勝手に名付けた手法になっていて、それこそ学生時代の受験勉強をしていた時期から、私は習慣の中にその方法を取り入れていた。 私は、私自身をとても意志の弱い人間だと思っていた。 学生時代は自分から進んで勉強をすることも無かったし、簡単に楽な道に逃げ込んでいた。だけど、それこそ「大学受験」という壁が突如として私の前に現れた中、そんなことも言っていられる状況でもなくなった。家庭的にも、受験に失敗したら浪人するという選択肢が全く無かった。なんとかして現役で合格するしか無かった。 そのような追い込まれた状況において、初めて私は…

  • 生活習慣に関するいくつかのルール(1)

    生活習慣ではいくつかのルールを設定している。 その一つが「朝型化」。 できるだけ早くに寝て、そしてできるだけ早くに起きる。 そうすれば午前中の時間を最大限有効活用できる。 今までの私の人生において、何かの目標に向かって集中的に取り組む時は基本的には朝型の生活習慣を採用していた。 例えば学生時代の受験勉強。 朝5時半に起きて、そして夜22時半に寝るまでひたすら問題集の問題を解き続けていた。夏はまだ朝5時半起きは問題ないけど、冬になると寒さもあって中々ハードルが高くなる。それでも私は朝5時半に起きて、問題集の問題解き込みを開始していた。 そのような経験もあったので、現在も朝5時半起きを目標にしてい…

  • それが私の人生戦略の一つだった

    事務手続きはできるだけ自動化するようにしている。 例えば国民年金の支払い、住民税の支払い、健康保険料の支払い。 通知が送られてきて、それを元に毎回支払いの作業をするのはできるだけ避けたかった。 それほど頻繁にある作業ではないのかも知れないけど、それでも定期的に発生する。しかも、ある程度期間をおいてその作業をすることになるので、やり方を思い出すのにまた時間がかかってしまう。 そのようなことに時間を使うのは避けたい。 ということで、自動化できるものはできるだけ自動化していた。 国民年金の支払いに関しては、クレジットカード支払いを申し込んでいる。 それであれば自動的にクレジットカードから引き落として…

  • 会社という場所に行かなくなって、四カ月が経った

    私が最後に会社という場所に出社したのが2023年11月22日。 それから約四ヶ月が経った。 もう四ヶ月も経ったんだ。 それが正直な感想。 思えば、あっという間の四ヶ月だった。 最終出社日は11月22日だったのだけど、実際の退職日は12月31日。 なので24年1月に入ってからは、退職にまつわる様々な作業をしていた。 例えば、健康保険や国民年金についての事務手続き。 会社から離れて自由業のような立場に変わったので、当然年金も第2号から第1号に変更になる。会社員だったときは、そのような事務手続きも全て人事部の人たちがやってくれていたのだけど、会社という枠組みから離れた以上全て私一人でする必要があった…

  • とても暑かった2018年の夏(13)

    中途入社者の全体研修二日目。 その日も、企業Bの本社で座学による研修が行われることになっていた。 集合は午前8時だったので、私は午前7時前には引っ越したばかりの川崎の自宅を出た。 その日は会社における福利厚生と年金制度についての説明からスタートした。 企業Bでは確定拠出年金に強制的に入る必要があって、その年金を担当している生命会社の担当者もその場には来ていた。 前職の企業Aでも確定拠出年金の制度はあったのだけど、その制度を利用するかどうかは各社員で決めることができるものだった。 私は将来的に企業Aを退職することをその当時から考えていたので、確定拠出年金に入ることはなかった。会社を辞める際に、で…

  • とても暑かった2018年の夏(12)

    中途入社者の全体研修一日目。 午後三時までに会社の概要についての座学での研修は終わり、その後は企業B本社内に設けられたギャラリーの見学が予定されていた。 企業Bはメーカーであり、その過去の様々な製品を展示している特別棟が本社内の敷地の中に設けられていた。 私たち中途入社者の6人は、人事担当に案内されてそのギャラリーに向かった。 ギャラリーでは、専任の案内スタッフがいて、私たちにそのギャラリーの中を案内してくれた。 おそらく、外部の様々な人がそのギャラリーに訪れていて、彼らに対してそのギャラリーを案内することがその案内スタッフの仕事なのだろう。すらすらと流れるように様々な製品の概要を説明していく…

  • とても暑かった2018年の夏(11)

    中途入社者の全体研修は、朝8時30分に開始された。 始めに入社式が行われる。 入社式といっても、人事部門の担当者がその会議室にやってきて、その場で入社辞令が各中途入社者に手渡されるだけだ。そして形式的なその入社式が終わると、企業Bの会社全体に関わるような基本事項についての説明が「研修」という形で順番に行われた。 企業理念と行動指針。 就業規則説明。 人事制度説明。 中途入社者は私を入れて6人。 様々な年齢層の人間がその会議室にはいたのだけど、皆、今日が転職初日であるということは同じだった。 ある者は新しい会社に希望を持ってこの場にいるのかもしれない。また、ある者は前の会社から逃げるようにしてこ…

  • とても暑かった2018年の夏(10)

    転職先の企業Bにおける初出勤日は、2018年9月3日、月曜日だった。 出社先は企業Bの本社。 そこで中途採用者の全体研修が行われることになっていた。 朝、通勤電車に乗って、その本社の最寄駅に向かう。 駅を降りると、企業Bの社員の人たちなのだろう、駅から本社のある方向に歩いていく人の列ができていた。私はその列の中に紛れるようにして歩きはじめる。 出社初日は当然、まだ社員証は持っていない。 企業Bの社員が正門のゲートに社員証をかざして中に入っていくのに対して、私は正門の隣に設けられている受付に向かった。そして 「九月一日に入社した◯◯です」 と告げた。受付にはすでに中途採用者の話はいっているようで…

  • とても暑かった2018年の夏(9)

    中途採用の内定を企業Bからもらって、企業Bにその返事をする前のことだった。 私は、内定を受けることを自分の中ではほぼほぼ決めていたのだけど、企業Bの人事担当に最終回答をする前に、転職したら実際に自分が働くことになる事業所を自分の目で見ておきたいと思った。 そう思った私は、その事業所に行ってみることにした。 その時はまだ前職である企業Aで働いている状態だったので、その事業所を見にいったのは土曜日か日曜日の仕事が休みの日だった気がする。 私はその当時住んでいた厚木から、電車を乗り継いでその事業所に向かった。 片道一時間半もかかるような距離だったのだけど、転職は人生の大きな岐路だ。そのくらいの労力は…

  • とても暑かった2018年の夏(8)

    企業Bの入社日は2018年9月1日だった。 だけど、その日は土曜日だったので、実際の初日の出社日は9月3日(月)となった。 その日は、企業Bの本社に出社することになっていた。 私の勤務地自体は本社ではなく、そこから電車で30分ほどいった別の事業所になる予定だったのだけど、初日は本社で簡単な入社に向けての研修を受けることになっていたのだ。 どのような服装で行こうか。 正直迷った。 転職した初日。 普通に考えればかっちりとしたスーツ姿で、となるだろう。 だけど、9月の頭はまだ夏と言ってもいいくらいの気候が続いていて、その中で長袖のスーツを着て出社するのははっきりいって苦痛だった。 企業Bはクールビ…

  • とても暑かった2018年の夏(7)

    川崎に引っ越した次の日から、私は新居の周りを色々と散策することから始めた。 まず、食品は日常的に買う必要がある。 家の近くにどのようなスーパーがあるのか。 Googleマップで調べて、一日一件ずつといったペースでそれらの店を回っていった。どのような品揃えなのか、そしてどのような価格帯なのか。その中で、毎日の食料品を買う店を決めていく。 卵だったらこの店が安そうだ。 米だったら逆にあっちの店かな。 いや、米は重たいから遠い店で買うと持って帰るのも大変だから、こっちの店の方がいいかな。 そんなことを頭の中でメモしながら、スーパーに陳列されている品物を眺めていった。 次に、ドラッグストアをピックアッ…

  • とても暑かった2018年の夏(6)

    私が川崎の新居に到着すると、引越しの荷物を積んだトラックはすでに新居となるマンションの前に横付けされていて、引越し業者の担当者が荷物を部屋に搬入する準備を進めていた。 私も新居に入り、その担当者に引越し荷物の搬入先を指示する。 彼らはその指示に従って、手際よく荷物を部屋に運び入れていく。折り畳みベッド、デスク、椅子、冷蔵庫、そして様々な物品が詰められたいくつかの段ボール。 引越し前に荷物を梱包する際に多くのものを廃棄していたので、本当に必要最低限の荷物しか持っていなかった。それもあって、荷物の搬入自体は1時間もかからずに午前中のうちに終わったと思う。 私は早速それらの荷物の片付けを始めた。 デ…

  • とても暑かった2018年の夏(5)

    引越し当日、朝早くに引越し業者が厚木の家にやってきた。 私は新居に運び入れる荷物をその業者に指示する。 引越し業者の担当は二人連れでやってきていて、彼らは手際よく荷物をトラックに運び入れていった。荷物はそれほど多くはなく、30分くらいで積み込みは終わった。 私は引越し業者のトラックを見送り、何も荷物が置かれていない伽藍とした部屋に一人取り残された。 実家を出てこの場所で一人暮らしを開始したのが2010年1月。 そして転職と共にこの場所を出るのが2018年8月。 約8年半の間、私はこの場所で暮らしていたのだ。 その間は企業Aでずっと働いていたのだけど、その8年半は本当に苦しい8年半だった。途中、…

  • とても暑かった2018年の夏(4)

    厚木から川崎の新居に引越しをする日は、2018年8月21日(火)だった。 まずは引越しの日にちを決めて、引越し業者に連絡をする。そして引越しに日にちを確定させた後、21日を目標にして引越しに関する色々な作業をしていった。 企業Aの最終出社日の次の日から、その引越しに向けての最終的な準備に取り掛かった。 手続き関連でいうと、そもそもとして新居を確保しないと引っ越しも何もあったものではない。 なので、新居についての契約手続きを最優先でこなしていく。厚木市役所で住民票を取って不動産会社に提出しに行ったり、新居の鍵を受け取るために不動産会社に行ったりもした。その契約作業のため、川崎駅前にあるその不動産…

  • とても暑かった2018年の夏(3)

    2018年8月のカレンダーが、今も手元に残っている。 その当時は、つぎの5つの手続きを同時並行で進めていた。 退職手続き。 入社手続き。 退去手続き。 入居手続き。 引っ越し手続き。 転職と引越しを同時に行ったので、それこそ目が回るような忙しさだった。また会社の中では引き継ぎ準備という形で、それまでの私の業務や取り掛かり中の業務をまとめる作業にも追われていた。 転職先である企業Bの入社日は2018年9月1日と日程が決められてしまっていたので、それらの手続きを全てその期限までに終わらせなければならなかった。 まだ他の人の手が借りれるのであれば、その5つの手続きについても負荷は分散するのだろうけど…

  • とても暑かった2018年の夏(2)

    会社を辞める私への送別会の帰り、私は最寄駅から自分の家まで歩いて帰っていた。 途中、私が務める事業所の入り口の前を通る。 その時だった。 事業所前の歩道を歩いてくる一人の人影があった。事業所から駅に向かって歩いている。あたりは街灯も薄暗くそれが誰かはわからなかったのだけど、私とは逆方向に歩くその影はどんどん私に近づいてくる。 その人影は、私の同期だった。 夜は21時近かったのだけど、それまで仕事をしていて今から家に帰るのだろう。 彼は、少し前に私も担当として加わっていた製品Oに同じく担当として参加していて、その時に初めて一緒に仕事をしたことがあった。私よりも階級は上になっていて、管理職待遇にな…

  • とても暑かった2018年の夏(1)

    今から約5年半前、2018年9月に、私は生まれて初めての「転職」を経験した。 それまでの私は新卒で入社した企業Aで製品開発を行ってきており、2018年に同じく国内メーカーであった企業Bに転職した。企業Aでやってきたのと同じように、新製品の製品開発を行うことになっていた。 企業Aでの最終出社日は2018年8月10日、金曜日だった。 来週から一週間の夏季休暇に入るということで、会社の中は少し浮足立ったような空気だった。 今でもその日のことは覚えている。 その当日は、居室の机はすっかりと片付けてしまって、それまでお世話になって人たちに簡単な挨拶回りをしていた。また、昼休み明けの昼礼で、私から部門全体…

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