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2024/01/05

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  • 鉄道公安官物語 第28話

    前回、草木も眠る丑三つ時にうとうとしてしまった白根ですが、ふと窓から入ってくる磯のにおいが白根を更に夢の世界に誘うのでした。 顔はよく判らないのですが、まだ見ぬ素敵な彼女と浜辺を走っている夢でした。 そんな楽しい夢を破るように、野太い声が聞こえます。 「おい、なに寝てるんだ...

  • 鉄道公安官物語 第27話

    少しふてくされた表情を見せながらも、白根と涌井に促されるように車外にでた犯人ですが、当時の紀伊田辺駅の様子を少しだけ時間のコマを戻してお話ししてみたいと思います。 田辺駅での25分の停車は長いようで短いものです。 先頭車付近では、荷物車から新聞の包みが降ろされ替わりにいくら...

  • 鉄道公安官物語 第26話

    白根は、初乗務で思わず置引きの常習者と遭遇、自殺志願者を未然に助けるなど普通ではありえない展開・・・(まぁ、脚色しているから当然だろうと言う突っ込みは無しで)ではありますが、こうやって色々と経験をつんで一人前の公安官になっていくのでしょうね。) 私も警察官だった頃は、警察学...

  • 鉄道公安官物語 第25話

    さて、前回のお話では不審者が寝台車にいたことから、職務質問をしたところ、先輩公安官涌井の誘導尋問に引っかかって、ぼろを出した男の話しで終わっていたと思います。 > 涌井は、確信しました、この男は嘘をついていると。 > > 涌井は、白根に目配せするとともに、車掌に伝えるよ...

  • 鉄道公安官物語 第24話

    さて、新しい恋の予感を感じた、彼女は路面電車が通る比較的広い道を歩きながら実家のある黒江に向かって歩き始めたのですが、彼女が再び白根と再会するのはもう少し先のことですので今日は、白根たちが乗務した列車の方を見ていきましょう。 時刻は、ただいま1時半、御坊を発車した列車は安珍...

  • 鉄道公安官物語 第23話

    海南駅で降りた、恋に破れた女性はどうなったのでしょうか。 女の涙と白根がどうつながって行くのか。 早速、物語を始めたいと思います。 現在時刻は午前1時、白根たちを乗せた汽車はまもなく御坊に到着するところです。 御坊は、和歌山から約60kmの地点であり、約1時間の道のりです。...

  • 鉄道公安官物語 第20話

    みなさんは、大阪というと、どこを思い浮かべますか? 例えば、グリコの看板で有名な道頓堀などは、大阪の象徴のように言われていますよね。 他にも、宗右衛門町、道具屋筋と行ったミナミが大阪を代表するイメージと言えそうです。ね、さて、ミナミの拠点としては、やはり「なんば」でしょうか...

  • 鉄道公安官物語 第19話

    > そんな時、白根が待機する乗務員室のドアをノックする音が聞こえます。 > 先輩公安官の涌井ではなさそうです。 > > さて、そのノックの主は誰だったのでしょうか。 > > それは、意外な人物だったのです。 ドアのノックに気がついた白根は叫びました。 「どうかされましたか。...

  • 鉄道公安官物語 第18話

    白根たちの乗務している列車の様子を一緒に覗いて見ましょう。 > 「白根、公安の仕事はこれからが本番だぞ。和歌山過ぎたら寝台車を中心に警戒するからな。」 > 先輩公安官に言われて改めて気を引き締める白根だったのです。 白根たちを乗せた列車は、東岸和田も通過しまもなく熊取を通過...

  • 鉄道公安官物語 第17話

    おはようございます。 昨日は、FB国鉄があった時代に投稿したところ2000人以上の方に見ていただき100人以上の方からいいねをいただきました。 正直、これだけ訪問者が増えると嬉しい反面、もっともっと楽しめるように努力しなくてはと改めて思う次第です。 さて、今回もしばしお付き...

  • 鉄道公安官物語 第16話

    さて、前回のお話ではデッキに佇む女性のところで終わっていたと思うのですが、先輩公安官はどうして彼女に注目したのでしょうか。 夜間の警備を続ける、猫尾たちですが薄暗い車内で先輩公安官が見かけた事実とは・・・。 > 薄暗い車内をとおり、デッキに出てみると一人の女性が佇んでいます...

  • 鉄道公安官物語 第22話

    先輩公安官に厳しい洗礼を浴びてしまった、白根。 涌井に言われてしょげてしまうような男ではないですが。 それよりも、もっと気になるのは、海南駅で降りていった女性と白根の接点ですよね? 興味津々ですね、と言うことで早速始めたいと思います。 涌井に諭された、白根は口をぎゅっと閉じ...

  • 鉄道公安官物語 第21話

    和歌山駅に到着した924列車は、和歌山駅で多くの乗客を降ろしてしまい車内はがらんとしています。 1両に数人、それも大きな魚を入れるためのクーラーを持った人がの他にも何人か遅い通勤客といった風情の人も見受けられます。 実は、この後23:30にも天王寺駅を出発する「急行きのくに...

  • 鉄道公安官物語 第15話

    列車は、天王寺駅のポイントをいくつも渡りながら南に向けてゆっくりと歩みを始めるのでした。 機関車の列車と言うのは、加速が極めてゆっくりで、現在の新幹線がホームを出る頃には100km/h近く出ている現在の新幹線などとは比べるべくもありません。 当時はそれこそ「走る汽車に飛び乗...

  • 鉄道公安官物語 第14夜

    さて、本題に入る前に白根たちの乗車する924列車とはどんな列車だったのでしょうか? 太公望列車と呼ばれた普通列車であることは前回も書きましたが、主たる目的は荷物輸送・新聞輸送といった性格を持っていたのです。 朝刊を配る列車が寝台特急であり夜行列車だったのです。 現在ではトラ...

  • 鉄道公安官物語 第13夜

    > 「おい、まだ食べてないのか、早くしろ。」 > 先輩の声が聞こえます。しかし、まだやっと一口食べたところなのに・・・・。 > 2口、3口食べた後でそのまま容器をおばちゃんに返して先輩の後に続くのでした。 > さて、さて、中途半端に食べたものですから余計に空腹感を感じる結果...

  • 鉄道公安官物語 第12話

    さて、いよいよ先輩職員と警乗をすることとなった白根、どんなドラマが待ち受けているのでしょうか。 白根が、初めて乗務することになったのは、紀勢本線の夜行列車924レ名古屋行き(後の南紀でした。当時は普通列車でしたので愛称はついていません。 天王寺を22:40分に出発する新宮方...

  • 鉄道公安官物語 第11話

    現場での活躍が始まった白根はどうしてるのでしょうか。 少し覗いてみましょう。 鉄道学園を無事卒業した白根は、鉄道公安職員として天王寺駅に配属となりました。 ねずみ色の半そでのワイシャツにねずみ色のズボンは、他の国鉄職員が水色の開襟シャツなだけに、いやがうえにも目立ちます。 ...

  • 鉄道公安官物語 第10夜

    さて、さて白根は試験は上手く行ったのでしょうか? 早速、覗いてみたいと思います。 白根達が受ける最終の試験は学校の試験のように昼で終わりなどと言うことは無く一日で6教科もしくは7教科を一気に試験する強行ですから勢い試験勉強はいかに毎日の授業をきちんと聞いて理解していたかにか...

  • 鉄道公安官物語 第9夜

    試験まで日がない・・・でもどうすれば・・・。 あせりながらも考えた苦肉の策、教科書丸覚え作戦。 追い詰められた白根ですが、どうなったのでしょうか。 試験まで後2日、白根はただひたすらに教科書を読んでいました。それこそ、何度も何度も。トイレにも、はたまた風呂に入るときまで・・...

  • 鉄道公安官物語 第8夜

    さて、天城には強がりを言ったものの、内心ではびくびくする白根でした。 しかし、彼が始めた勉強法は意外な結果を生んだのです、その方法とは・・・・。 > 天城と別れた白根は、そのまま食堂に美味くも無い飯を流し込むために向かうのでした。 > そして試験まで後3日、白根はどうなるの...

  • 鉄道公安官物語 第7夜

    みなさまこんばんは、白根の学園生活ですが、彼には他にも多くの同僚が居るようです、 昨日は寝ぼけて、恥をかいた白根ですが、今回は名誉挽回となるのでしょうか? それとも・・・・。 皆さんと一緒に、覗いてみましょう。 白根たちの学園の研修カリキュラムも順調に進み、あと数日で最後の...

  • 鉄道公安官物語 第6夜

    皆様こんばんは、鉄道公安官物語を今日も始めさせていただこうと思います。 今日も白根がまじめに授業を受けているか覗いてみましょう。 今日も歴史の授業のようです。 白根はどうやら睡魔と言う悪魔と闘っているようですが・・・・。 なるほど、こんな授業じゃ私でなくても眠くなりそうです...

  • 鉄道公安官物語 第5話

    白根の学園での授業の様子を見てみることにしましょう。 今回は、レポーター風に書いてみたいと思います。 「今から、私が学園に潜入して調査して来たいと思います。」 そーっとレポーターが廊下から覗いています、 「・・・・、あ、居ましたよ。白根が、鉛筆を口の上に乗せて、・・・ちょっ...

  • 鉄道公安官物語 第4話

    > 「そうか、それじゃ拳銃のことを少しだけ話しておこうか。」 > そういって、黒木は拳銃の話を始めるのでした。 白根は、まだ拳銃を触ったことがありませんでしたので、黒木の話は興味津々でした。 「まず、拳銃なんだけど、これが結構重いのよ。特に腰につけるとその重さを実感できるぜ...

  • 鉄道公安官物語 第3話

    > そうだ、今度の休みの日にあいつに会いに行って話をしてやろう。 > そう思い直して、つまらなく長く感じる刑事訴訟法の話を聞く白根だったのです。 今日は日曜日、退屈な授業もありませんから白根は久々に幼馴染の黒木と会うことになっていました。 彼が、白根の幼馴染であり、一足先に...

  • 鉄道公安官物語 第2夜

    警察学校の話はある程度は私の経験談ですが、それ以外はご他聞にもれず妄想ですのでよろしくお願いいたします。 さて、昨日は白根が鉄道学園への入校したところで終わっていましたよね。 さて、鉄道学園元々は鉄道教習所と呼ばれていたのですが、昭和36年に名称が鉄道学園と変更になったとい...

  • 鉄道公安官物語

    フォークソンググループとして、60歳以上の方には懐かしい、「南こうせつとかぐや姫」をご存じの方も多いかと思いますが、その頃の時代背景としたお話です。 かぐや姫は昭和45年に一度結成、その後メンバーを入れ替え再出発したのが昭和46年9月だそうですので、昭和46年とはどんな年だ...

  • 餘部橋梁物語、その後 第9話 最終回

    すみません、いよいよこのお話も最終回となりました。 二人は結婚して幸せに暮らしました・・・お終い。 なんて書いたら怒られそうですよね。(^^♪ ということで、余部橋梁物語その後、始めさせていただきたいと思います。 > 女将が俯きながら、「猫尾さんが嫌じゃなかったら。夫婦にな...

  • 餘部橋梁物語、その後 第8話

    猫尾は顔を真っ赤にして、いつもの興奮するとどもる癖が出てしまって・・・。 顔は真っ赤だし、しきりに否定しようとするのですが。 「ぼ、ぼ、僕は、そ、そ、そんな事、位、い、言ってないんだから・・・。」それだけ言うのが精一杯でした。 孝は笑いながら、 「浩ちゃんはどう思ってい...

  • 餘部橋梁物語、その後 第7話

    さて、こちらは酔いつぶれて寝てしまった猫尾、まさか女将の店で寝て居るとも知らず・・・ 結局、猫尾は朝方まで目が覚めることもなく爆睡したのでした。 「ああ、よく寝た・・・」と手を伸ばすとどこかいつもの自分が住む4畳半の部屋とは雰囲気が違います。 おかしいなぁと思いつつ、振り返...

  • 餘部橋梁物語、その後 第6話

    女将と一緒に居たのが旦那ではないことが判ってホッとした猫尾ですが、今度は仕事仲間の武井が女将を口説くのではないかとやきもきする猫尾でした。 武井にしてみれば、軽い冗談だったのですが、猫尾の様子が面白いのでちょっと悪戯を仕掛けていたのでした。 猫尾の様子をうかがいながら冗談と...

  • 餘部橋梁物語、その後 第5話

    親方は人夫を含め8名ほど引き連れて女将の店に入っていきます。 10人も入れば満員御礼の小さなお店は、もう貸し切り状態 おー、女将、酒をだしてくれ・・・。 今日は俺のおごりだから、・・相変わらず威勢のいい親方です。 「あら、いらっしゃい、親方・・・。」 「あらあら、たくさ...

  • 餘部橋梁物語、その後 第4話

    みなさまこんにちは、きづけば1週間以上開けてしまいました。 本日も久々に更新させていただきますので、よろしくお願いいたします。 > そうか、それじゃ今日は女将に直接聞いてみるか。 > そう言って、武井は笑うとタバコをふかすのでした。 > > さて、さて猫尾としては昼からの仕...

  • 餘部橋梁物語、その後 第3話

    皆さまこんばんは、本日も少しだけ更新させていただきます。 さて、前回はちらっと見かけた女将が親しげに話している男性といるのを見てしょ気てしまった猫尾ですが、どんな展開になるのでしょうか。 実は私も想像がつきませんというか、気の向くままに書いてみたいと思います。 > 気の毒な...

  • 餘部橋梁物語、その後 第2話

    餘部橋梁物語、今回はどのような展開になるのでしょうか。 早速始めていきたいと思います、 > いつもはすれ違いばかりの二人ですが、今回は神様がちょっとした悪戯を仕掛けたようです。 香美町香住観光協会餘部橋梁の歴史から参照 一番列車はファーンというじゃ間間延びしたような汽笛を鳴...

  • 餘部橋梁物語、その後 プロローグ

    20年ほど前に、余部橋梁物語というお話を書いたことがあり、これはその番外編として、現場作業員である猫尾と、猫尾たち職人がよく利用している戦争未亡人が経営している小料理屋の純愛物語です。 是非とも、ご覧いただければ幸いです。 昭和34年4月16日、1通の少年が知事に出した手紙...

  • 特急つばめ 愛の臨時停車顛末記 5

    特急つばめは、1分の臨時停車の後、再び加速していきます。 四分半後には「臨時特急さくら」が追いかけていますので、後続の列車にまで遅れを出すわけにはいきません。 私は、自らの意思で列車を止めたという事実を今一度思い返していました。 大変なことをしてしまった。自らの意思で、病人...

  • 特急つばめ 愛の臨時停車顛末記 4

    私は、先ほどの親子に今一度会いに行くと、二人を特ロ【現在のグリーン車】に案内して、少しシートを倒して少しでも楽な姿勢になるようにするとともに、車掌室に戻り、マイクでお医者さんが乗り合わせていないか声をかけてみるのですが、あいにく乗っていませんでした。 そこで、途中駅での停車...

  • 特急つばめ 愛の臨時停車顛末記 3

    浜松駅での停車時間は3分ほど、電化区間が浜松までの頃は、機関車の付け替えなどで長時間停車したものですが、最近はその時間も短くなり、弁当販売員にしてみれば、ここが腕の見せ所とばかりに張り切っているようです。 ホームでは発車ベルが鳴り響き、旅立ちの慌ただしさを盛り上げてくれます...

  • 特急つばめ 愛の臨時停車顛末記 2

    9:00定刻に東京駅を出発した下り特急つばめ号は、有楽町の日劇を横に見ながらどんどん加速していきます。 私は、車内放送を済ませると、車内改札に向かうのでした。 私と同僚の専務車掌黒木君と手分けして、車内を回ることにしました。 車内は、用務客と思しき人が大半で、2等車では、国...

  • 特急つばめ 愛の臨時停車顛末記

    久々に、妄想小説などを書かせていただこうと思います。 今回のお話は、昭和31年1月10日に、「特急つばめ」車内で症状がひどくなった少女のために臨時停車手配を行った車掌氏の手記を参考に妄想力全開で書かせていただくものです。 東京から乗車した少女の容体が急変、車掌の機転で、蒲郡...

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