言葉が響く。 心が共鳴する。 触れ合う。 そっとそばに佇む。 理屈ではなく。 落ちる。 パリ郊外の介護施設「自由の庭」施設長 マリー=ルー。 施設の運営に多難な毎日。 人手不足、資金不足、もっとも悩むのが、理想とする介護メソッド「ユマニチュード」への職員の無理解、反発。 パリに滞在する日本人演出家 真理。 がんと闘いながら、自分の命と向き合う。 上演中の芝居は、清宮吾朗という役者の一人芝居。 「近づいてみれば、誰もまともな人はいない」 精神病院と外の世界、健康な人と狂気。 それは隔離したもの、隔絶したものではない。 芝居を演出するは、観客のもつ楽器。 清宮の孫・自閉症スペク