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2023/08/10

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  • 「自閉症児」の育て方(4)泣き声の観察・2

    4 「自閉症児」の育て方・2・《泣き声の観察・2》 現代では、新生児・乳児が「泣く」ことに、(過度な)《不安》をもつ親がいるかもしれない。できるだけ「泣かない」状態を維持しようと努め、子どもが「泣き出す」前に、(授乳、おむつ交換などの)「

  • 「自閉症児」の育て方(3)泣き声の観察・1

    3 「自閉症児」の育て方・1・《泣き声の観察・1》 新生児を評価するチェック・ポイントとして、分娩の様態、「生下体重」、「黄疸の程度」、「乳の飲み具合」、等が挙げられるが、最も重要な観点は「産声の有無」「泣き声の強さ」である。「出生」は、

  • 「自閉症児」の育て方(2)基本的な考え方

    2 基本的な考え方 定説によれば「自閉症児」(と呼ばれる子ども)は、〈1.対人相互反応の質的な障害2.意思伝達の著しい異常またはその発達の障害 3.活動と興味の範囲の著しい限局性〉を主な行動特徴としており、周囲からは〈・言葉の発達が遅い、

  • 「自閉症児」の育て方(1)自閉症児とは?

    《「自閉症児」の育て方》 【まえがき】 本来なら「自閉症の治し方」「自閉症の防ぎ方」といったタイトルにしたかったが、現代では「自閉症は治らない」ということが定説になっており、そのような定説に異議をとなえる気など毛頭ないので、というより、

  • 「自閉症・治癒への道」解読・38・《訳者あとがき》

    ◎要約 《訳者あとがき》(お茶の水女子大学家政学部児童学科 言語障害研究室 田口恒夫) ・これは「自閉症」の本としては、きわめて異色のものである。まず、著者が変わっている。著者は児童精神科医でも心理学者でもない。もちろん治療士でも教師でも自

  • 「自閉症・治癒への道」解読・37・《追記》【プレコップ博士の中間報告】

    ◎要約 《追記》 【プレコップ博士の中間報告】 ・ドイツのプレコップ博士は、(ニコ・ティンバーゲン博士の情報を得て)1981年からウェルチ博士の「強制抱きしめ療法」を37組の親に始めてみた。対象児37例のうち8例は、子どもの力が強すぎる、母

  • 「自閉症・治癒への道」解読・36・《付録2 地域社会における自閉症児の治療》(ミッシェル・ザッペラ)

    ◎要約 《付録2 地域社会における自閉症児の治療》(ミッシェル・ザッペラ) 【「非専門家」にも自閉症児と対話できている人がいる】 ・この報告は自閉症の子どもと、日常生活をともにする人々との「相互交渉」を促進する治療の8年間の経験の要約である

  • 「自閉症・治癒への道」解読・35・《付録1 母子抱きしめ療法による自閉症からの回復》(マーサ・G・ウェルチ)・2

    ◎要約 《付録1 母子抱きしめ療法による自閉症からの回復》(マーサ・G・ウェルチ) 【治療の方法】 《母と子の絆をつくることがすべての基本》 ・治療の課題は、自閉症の子どもとその母親との間に強い絆を確立することにある。 ・治療をうまく成功さ

  • 「自閉症・治癒への道」解読・34・《付録1 母子抱きしめ療法による自閉症からの回復》(マーサ・G・ウェルチ)

    ◎要約 《付録1 母子抱きしめ療法による自閉症からの回復》(マーサ・G・ウェルチ) 前章で、著者・ティンバーゲン夫妻による著述は終了し、以下は「付録」である。その1は、本書の「核心」ともいえる「母子抱きしめ療法」がウェルチ博士自身の手によ

  • 「自閉症・治癒への道」解読・33《第10章 事例》(12)

    ◎要約 【出版されている六つの論文】 《6.パーク「包囲・・自閉症児との接触のための闘い」》(エリー) ・この本は、自閉症児を救おうとした家族の苦闘の物語であり、両親の熱心な努力、適切な措置、率直に報告されている過ちなどからみて、きわめて重

  • 「自閉症・治癒への道」解読・32《第10章 事例》(11)

    ◎要約 【出版されている六つの論文】 《5.アクスライン「開かれた小さな扉」》(ディブス) ・この本は、遊戯療法の先駆者(の一人)である臨床心理学者によって書かれた小さな宝石ともいうべきものである。 ・ディブスは科学者夫婦の第一子で、下に妹

  • 「自閉症・治癒への道」解読・31《第10章 事例》(10)

    ◎要約 【出版されている六つの論文】 《�.コープランド&ホッジス「愛の軌跡」》(アン) ・アンは第二子で、兄が1歳4か月の時に生まれた。出産は正常だったが、「一時的仮死状態」になった。(事故?) ・アンは初めから極端におとなしい赤ちゃんで

  • 「自閉症・治癒への道」解読・30《第10章 事例》(9)

    ◎要約 【出版されている六つの論文】 《ベック「アホウドリの悪魔払い」》 ・ステファンは兄が4歳の時に生まれた。母親は出産時の激しい出血で衰弱していたので、ステファンと一緒にいることがめったになかった。ステファンはおとなしい赤ちゃんだった。

  • 「自閉症・治癒への道」解読・29《第10章 事例》(8)

    ◎要約 【出版されている六つの論文】 《2.ヴェクスラー「サンディの物語」》 ・サンディは2歳前になって歩きはじめたが、歩き方はぎこちなかった。 ・2歳過ぎに妹が生まれると、歩行を止めてしまい、いくつかの面で退行を示した。(単語や音声を出さ

  • 「自閉症・治癒への道」解読・28《第10章 事例》(7)

    ◎要約 【出版されている六つの論文】 《1.カウフマン「愛することは共に幸せになること》(長男ローンの物語) ・ローンは長男(7歳と3歳の姉がいた)で出産は正常だったが、最初は「鉛色」だった。・ほとんどたえまなく泣いて、働きかけにも反応を示

  • 「自閉症・治癒への道」解読・27《第10章 事例》(6)

    ◎要約 《ジュディ》(両親から提供された情報) ・ジュディは1970年1月9日、予定日より5週間はやく出生、体重2000グラム。母親は,高血圧、妊娠中毒症のため1月4日から入院。絶対安静を指示された。「赤ちゃんは望みなし、母体は五分五分の危

  • 「自閉症・治癒への道」解読・26《第10章 事例》(5)

    ◎要約 《ジョージ》(1979年に両親から提供された情報) ・両親は教員、ジョージは第四子。 ・ジョージの出産は正常、「何も別に変わったことはなかった」。 ・「たいへん楽な子だった」「父親にはほとんど気にとまることがなかった」 ・ほぼ2歳の

  • 「自閉症・治癒への道」解読・25《第10章 事例》(4)

    ◎要約 《フェイ》(両親から提供された情報) ・フェイは1975年11月11日に生まれた。(両親はその1年前、4歳の男児・アドリアンを養子にもらっていた) ・出生時体重3000グラム、陣痛促進、鉗子分娩。 ・母乳をスムーズに飲めず、1日目は

  • 「自閉症・治癒への道」解読・24《第10章 事例》(3)

    ◎要約 《スーザン》(19歳の時に母親から提供された情報) ・第二子で、ごく早期からはっきりした自閉的傾向を現していた。(人に反応しない、世話をいやがる、泣いてばかり、眠らない、触られること・抱きしめることをきらう、母乳を受けつけない) ・

  • 「自閉症・治癒への道」解読・23《第10章 事例》(2)

    ◎要約 【六人の自己流治療例】 《オルガ》(1946年5月生まれ・第2子・姉はヘレン) ・妊娠中は正常であったが、陣痛促進処置をした。体重3500グラム。出産後、翌日になるまで子どもは母親に渡されず、母乳を与えることができなかった。出産後

  • 「自閉症・治癒への道」解読・22《第10章 事例》(1)

    《第10章 事例》 ◎要約 【はじめに】 ・この章では、当面どうしたらよいのか、どのようなやり方が最善かについて、詳細に示そうと思う。どのような状況や因子が子どもを自閉症にするか、それがケースによってどのように違うか、どうすればその障害を回

  • 「自閉症・治癒への道」解読・21《第9章 指導法の実際・・・両親と保育者のために》

    《第9章 指導法の実際・・・両親と保育者のために》 ◎要約 【遊び心の重要性】 《過度にまじめな環境はむしろ病的である》 ・学校でも家庭でも、まじめすぎる緊張の高い雰囲気は避ける必要がある。 ・現代の社会全体が能率主義と競争主義の方向へ動い

  • 「自閉症・治癒への道」解読・20《第9章 指導法の実際・・・両親と保育者のために》

    《第9章 指導法の実際・・・両親と保育者のために》 ◎要約 【治療教育者からの助け】 《動物》 ・動物も人づきあいを育てる架け橋になる。:絆ができたために、執着してしまって人を排除するようにならなければ、ペットは治療教育者としての可能性をも

  • 「自閉症・治癒への道」解読・19《第9章 指導法の実際・・・両親と保育者のために》

    《第9章 指導法の実際・・・両親と保育者のために》 ◎要約 【その他の配慮】 《安全な隠れ場所の重要性》 ・自閉症児の場合も、回復するにつれて「安全の傘」は、徐々に「代理人」で代わりうるし、必要な回数も減少していく。(大事なことは子どもが安

  • 「自閉症・治癒への道」解読・18《第9章 指導法の実際・・・両親と保育者のために》

    《第9章 指導法の実際・・・両親と保育者のために》 ◎要約 【情緒的絆の回復】 《抱きしめる行為ではなく「心」が重要》 ・自閉症の子どもの母親にできる最良のことは、「抱きしめ」(ウェルチ療法)により、自分と子どもの間の絆を確立ないし再確立す

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