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脳プロブレム https://nouproblem.jp

脳神経外科専門医。脳の病気のポータルサイト。脳の病気や治療法などについてわかりやすく解説していきます。一般の方も医療従事者も使いやすいサイトを目指しています。

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2023/07/19

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  • お知らせ

    Nメディカルに公式LINEが導入されました! 最新情報をLINEで配信中!また、医師、看護師による医療相談を実施しています。症状や対処法など何かお困り事があればいつでもご相談下さい。 以下のリンクから公式アカウントを友だち追加できます。

  • 頚動脈狭窄症の治療

    頚動脈狭窄症とは? 高血圧や脂質異常症などの生活習慣病やたばこなどによって、全身の動脈硬化が進行します。頚動脈狭窄症は、首の血管にコレステロールの成分のかたまり(プラーク)が形成され、血管が狭くなる病気です。血管が狭くなることで脳の血流が低

  • 心臓からくる脳梗塞(心原性脳塞栓症)

    心原性脳塞栓症とは? 心臓に血栓ができ、その血栓が心臓→首→頭と飛んでいくことで、脳梗塞を発症します。このような脳梗塞の種類を心原性脳塞栓症と呼びます。主に非弁膜症性心房細動という不整脈が原因で発症します。 非弁膜症性心房細動とは?: まず

  • くも膜下出血

    くも膜下出血とは? くも膜下出血は非常に重症な病気です。脳動脈瘤という頭の血管にできたコブが破れて起きることが最も多く、4人に1人の方は命を落とし、社会復帰できる確率は30%程度と言われています。 くも膜下出血はなぜ起きる? 脳の血管の分か

  • ApoE遺伝子検査とは?

    ApoE遺伝子型について 認知症の大部分を占めるアルツハイマー型認知症は、「アミロイドβたんぱく」という老廃物が脳に蓄積し、神経細胞障害を与えることが原因で発症すると言われています。アルツハイマー型認知症では、遺伝学的に発症リスクが高い人と

  • 喫煙について

    喫煙 「たばこは百害あって一利なし」と言われるほど、体に有害な生活習慣です。実際にどのような影響があるか見ていきましょう。 たばこはなぜ体に悪い? タバコの中には数千の化学物質が含まれており、そのうち200程度の化学物質は体への有害性が証明

  • 開頭手術の流れ

     開頭手術の流れ 頭を開ける開頭手術と聞くと、いったいどんなものかと思われる方もいるかと思いますので、全体の流れをご説明します。 脳外科の手術でもっともよく行われる、前頭側頭開頭を例に解説したいと思います。 ① 皮膚を切る この開頭では、

  • 誤嚥性肺炎

    誤嚥性肺炎とは? 脳卒中によって意識が悪くなったり、年をとって飲み込みの力が落ちたりすることで、口腔内の常在菌や食べたもの、胃液などが胃につながる食道ではなく、気管の方に流れ込んでしまいます。気管は肺につながっており、流れ込んだものの影響で

  • 高血圧

    高血圧とは? 高血圧とは血圧が高い状態のことを言います。血圧には、心臓が縮んで圧力が高くなった時の収縮期(最高)血圧と、心臓が広がったときの拡張期(最低)血圧があります。診察室での収縮期血圧が140mmHg以上、または拡張期血圧が90mmH

  • 脳ヘルニアとは

    脳ヘルニアとは、脳の一部分は、むくんだり(浮腫)、血腫によって圧迫されたりすることで、本来あるスペースから他のスペースにはみ出す状態を指します。 はみ出した脳組織や、はみ出されたことで圧迫を受けた脳組織は、その機能が障害されます。特に人間の

  • 脳血管内治療とは?~切らずになおせる最新治療~

    脳神経外科の手術といえば、頭を開ける「開頭手術」が昔から行われてきた方法です。 近年、さまざまな技術が発展してきたことで、体の負担をなるべく減らす手術方法がひろまってきました。「脳血管内治療」とは、「カテーテル」という太さ0.5mm~3mm

  • 前大脳動脈

    前大脳動脈は、中大脳動脈と並ぶ脳の主要な血管です。内頚動脈から中大脳動脈と前大脳動脈に分かれ、中大脳動脈は外に、前大脳動脈は中央に向かいます。中央に向かう部分を前大脳動脈のA1部と呼びます。その後向きを上に変え、頭の真ん中を脳梁に沿って、前

  • 中大脳動脈について

    中大脳動脈(middle cerebral artery)は、MCAと略される脳の主要な血管の一つであり、内頚動脈から外側に分岐し、シルビウス裂を走行します。内頚動脈から分岐した中大脳動脈はまず、ほぼ水平に外側に向かって走行します(この部分

  • 看護師の雇用形態について(体験談)

    看護師には様々な働き方があり、働く時間帯も日勤から夜勤まで複数の形態があります。今回は脳プロブレム編集部看護師がこれまで経験してきた様々な働き方についての体験談を詳しく解説していきます。 正社員 正社員とは、病院やクリニックで正規雇用として

  • 【お知らせ】「何科を受診する?」ページを新設いたしました。

    いつも「脳プロブレム」をご覧いただき、誠にありがとうございます。「脳プロブレム」編集チームとして、ベストな医療ポータルサイトを提供するために、常に改善を心がけております。この度は、皆様の利便性向上を図るため、症状診断のページを開設しました。

  • 血液をサラサラにする薬~抗血小板薬と抗凝固薬の違い~

    はじめに ケガをして出血しても、しばらくすると自然に血が止まる経験は皆さんもあると思います。血液の中には、血を固めるための成分が10種類以上含まれており、血管が破れた時にそれらが次々に反応して血を固めてくれるのです。通常はそれぞれの成分が混

  • 脳ドック

    脳ドックとは? 脳ドックとは日本独自に発展している予防医学です。頭のMRI検査、首の超音波検査、24時間心電図検査や血液検査を行い、頭の病気の早期発見と予防を目的としています。脳ドックにかかる費用は通常2~3万円前後ですが、自治体から補助が

  • 糖尿病について

    糖尿病によって高血糖の状態が続いてしまうと、脳の血管に動脈硬化を引き起こし、通常の方の2倍以上の頻度で脳梗塞を発症します。今回は糖尿病について記事を書いていきます。 糖尿病の種類 糖尿病には、1型糖尿病と2型糖尿病の2種類があります。1型糖

  • 椎骨動脈解離

    椎骨動脈解離とは? 血管は「バウムクーヘン」のようにいくつかの層を持った構造になっています。動脈は内弾性板、中膜、外膜の3層からなっており、そのなかで一番内側にある内弾性板に傷がつくと、普段はくっついている内弾性版と中膜の間が、血圧によって

  • 脳梗塞の治療をざっくりまとめてみた

    脳梗塞とは、頭の血管が詰まり、その結果、脳の組織が壊死してしまう病気です。 脳梗塞になった後に行う治療は 急いで行う治療 再度脳梗塞が起こるのを防ぐ治療 リハビリ の3つあります。それぞれにリンクをつけておりますので、詳しく知りたい方はご確

  • 【速報】肥満症治療薬「ウゴービ」承認へ

    2024年2月22日にデンマークの製薬会社ノボノルディスクが開発した肥満症治療薬「ウゴービ」(一般名:セマグルチド)が日本で発売されます。アメリカでは2021年に既に保険適用が承認されており、イギリス、ドイツなどに次ぎ6か国目の承認で、アジ

  • 脳卒中マップ

    脳卒中の予防の第一は、生活習慣をしっかり改善することです。生活習慣の改善により、高血圧や脂質異常症などの、生活習慣病の発症を予防することにつながります。生活習慣病は脳卒中のリスク因子であり、特に高血圧や心房細動などのの不整脈は早期に治療する

  • 頭部MRIの種類その1

    頭の代表的な放射線学的検査は、CTとMRIに大別されます。頭部CTは、短時間で撮影でき、脳出血や外傷性頭蓋内出血の判別に有用です。頭部MRIは、撮像の時間がかかる分、より多種類かつ高精細な画像を得ることができ、脳梗塞の急性期の判別に非常に有

  • 慢性硬膜下血腫~頭をぶつけて数か月後に起きる病気~

    慢性硬膜下血腫とは? 頭を打ってから1か月~3か月の経過で、頭の中にじわじわと血のかたまり(血腫)がたまる病気です。 慢性硬膜下血腫の症状 症状は非常に多彩で、様々な症状が起こり得ます。・片方の手足が動かしづらい・ろれつが回らない・頭が痛い

  • 穿頭術とは?

    穿頭術とは、頭を「穿つ」という字の通り、頭に小さい穴をあけて行う手術のことです。 頭の皮膚に部分的に麻酔薬を注射(局所麻酔)し、頭皮を3cm程度切ったのち、手回しドリルなどで、1.5cm程度の穴をあけ、手術を行います。 主に以下のような目的

  • NIHSSの取り方2

    前回に引き続きNIHSSの取り方を解説していきます。 2 最良の注視 随意的または頭位変換眼球反射による水平眼球運動を検査します。 「顔を動かさずに眼だけでこの棒を追ってください」と説明し棒を使用して実施する。 ●顔を動かしてしまう場合は、

  • Broca失語

    Broca失語について 言葉を話したり、言葉を理解したりできなくなる失語症ですが、以前の記事にも書いたように様々な種類があります。今回は、代表的な失語症の1つであるBroca(ブローカ)失語について書いていきます。 Broca失語とは? B

  • 看護師の給料について

    看護師の給与事情 世間では、看護師は高給与というイメージが強いですが、働く職場や雇用形態によって給与に幅があります。看護師の年収は、約450~500万円となります。 なぜ看護師の給与が他の職種と比較して高い傾向にあるのでしょうか?看護師の一

  • 抗てんかん薬の略語について

    今回はよく使われる抗てんかん薬の略語について書いていきたいと思います。ちなみに抗てんかん薬は、anti-epileptic drugといい、”AED”と略されることがあります。 抗てんかん薬は主にてんかんの治療に使用されます。抗てんかん薬は

  • 頭部外傷とは?

    頭部外傷(頭を打った)頭のけがの大部分は、頭蓋骨の外側だけが損傷します。意識がしっかりしていれば、脳への影響は非常に少ないですが、一方で、意識がはっきりしない、手足が動かない、けいれんが起きるなどの異常があれば、早急に処置が必要なこともあり

  • さまざまな認知症

    脳の神経細胞が壊れていくことで発症する認知症にも様々な種類があります。今回は主に、アルツハイマー型認知症に加えて、血管性認知症、レビー小体型認知症、前頭側頭型認知症についても簡単に解説していきます。アルツハイマー型認知症認知症全体の2/3を

  • MCIとは

    MCIとは?MCIとはmild cognitive impairmentの略語で、軽度認知機能障害のことです。正常な状態と認知症の間の状態をあらわしています。記憶や判断、計算などを行う脳機能が低下しているものの、自立した日常生活を過ごせる状

  • シャント手術とは?~水頭症の治療~

    シャントとは水頭症とは脳を守る水がうまく吸収されないことで、脳のお部屋(脳室)にたまる病気です。水がたまることで、ぼーっとしたり、歩けなくなったりと日常生活において弊害があります。シャント手術とは、吸収しきれない水をお腹の中に流してあげるこ

  • NIHSSの取り方1

    NIHSSの取り方について詳しく説明していきます。以前説明しましたが、NIHSSの最大の目的は、脳卒中患者の神経症状を素早くかつ客観的に評価することです。脳卒中の診断、重症度の評価、治療効果のモニタリングなどに広く使用されます。また、治療適

  • 前頭葉とは?

    脳は部位によって、さまざまな機能に分かれています。今回は脳の一部分である、前頭葉についてお話ししたいと思います。前頭葉とは?前頭葉とは、おでこから頭のてっぺんにかけて左右1対にある大脳皮質の一部分です。前頭葉の働きで特に重要なのが、運動に関

  • ICO(内頚動脈閉塞症)とは?

    脳外科でICOという略語を見かけることがあるかと思います。いったいICOとはなんでしょうか?ICOとは、内頚動脈閉塞症のことで、internal carotid artery occlusionの略語です。心臓から頭に向かって血液を送る際に

  • 主治医を選ぶためのポイント

    健康で長生きするためには、治療を行う際に良い主治医に巡り合えるかどうかというのは大切なポイントです。より良い病院やより良い主治医に巡り合うことで、うまく信頼関係を築き、高い治療効果が期待できるかもしれません。医師によって技術や知識なども大き

  • 家族性高コレステロール血症とは?

    家族性高コレステロール血症とは、うまれつき、悪玉コレステロールであるLDLコレステロールの血中濃度が高くなり、その結果、さまざまな全身性合併症を引き起こす病気です。血液の中にある、LDLは受容体を介して、肝臓の中に取り込まれるのですが、この

  • 脳血管の略語集

    先日に引き続き、よく使われる頭頚部の血管の略語について説明します。略語正式名称日本語ACAAnterior cerebral artery前大脳動脈ACom, ACoAAnterior communicating artery前交通動脈AC

  • 脳の病気の略語

    頭の病気に関係する略語はとても難しく、何を指しているのか分からないことがあります。そこで下記に略語と正式名称、日本語の意味について説明します。略語正式名称日本語AEDHAcute epidural hematoma急性硬膜外血腫AfAtri

  • めまいについて

    はじめにぐるぐるする、ふわふわするといった症状は、誰にでも起きるもので、症状がとても辛いこともあります。めまいを起こす病気は、メニエール病や良性発作性頭位めまい症から脳卒中まで非常に多彩であり、何科を受診すればよいか悩ましいケースも多いです

  • 看護師の種類

    看護職は、看護師・准看護師・助産師・保健師と4つの種類があります。いずれも専門的な知識や技術を用いて人々の健康の促進、疾病の予防、周産期ケアなどを担う専門職です。それぞれ、仕事内容や役割、特徴が異なります。保有資格によっては対応できない業務

  • もやもや病

    はじめにもやもや病は、脳の血管に生じる病気です。「内頚動脈」という頭の血管が片側もしくは両側とも細くなり、その結果、脳の血液が不足してしまいます。血液の不足を代償するために、ちりちりとした細い血管が、脳の深い部分で発達します。この血管のこと

  • 前脈絡叢動脈とは?

    脳には様々な血管がいくつも枝分かれしており、それぞれが重要な機能を持っています。今回は、非常に細いものの重要な血管である前脈絡叢動脈について説明していきます。脳血管の基本的な解剖については、こちらをご覧ください。前脈絡叢動脈は頭の前後のうち

  • 看護師の雇用形態

    看護学校を卒業後は、正職員・正社員として病院等の医療機関、企業、介護施設などに勤めようと考える方が多いのではないでしょうか。その後、ライフステージが変化したり、働き方や人生について考えなおしたりして、自身の働き方や雇用形態を見つめ直したいと

  • tPA~脳梗塞治療の救世主~

    tPAとは?tPA(てぃーぴーえー)は、日本では2005年10月から使用可能になった点滴のお薬です。tissue plasminogen activator(組織プラスミノーゲン活性化因子)の略語で、医療現場や患者さまへの説明で良く用いられ

  • 危ない頭痛を見分けよう!

    頭が痛くなると、「脳の中に異常があるのでは?」とついつい考え不安になりがちです。まずは、頭痛の原因や、危ない頭痛の見分け方を知りましょう。もし、普段とあまりにも違う頭痛がある場合には、速やかに医療機関を受診しましょう。ほとんどの頭痛は一次性

  • 【医療従事者向け】脳神経外科におけるドレナージの種類

    「ドレナージ」とは、頭の中にたまった余分な液体を体の外に排出させることをいいます。脳神経外科において、ドレナージは非常に重要な役割を果たす医療デバイスの一つです。頭の中の余剰な髄液や血液を排出し、頭の中の環境を適切に保ってあげることが最大の

  • 認知症の早期発見に役立つ検査~VSRAD〜とは?

    高齢化社会に伴い、患者数がこれからも増加すると予想される認知症ですが、アルツハイマー型やレビー小体型などの認知症は根本的な治療法はありません。現段階では、症状の進行を遅らせる飲み薬と日常生活のサポートが治療の中心となっています。今回は、MR

  • 看護師の働き方について

    はじめに看護師は全国で約130万人(2020年末)いると言われ、そのうち100万人以上は病院か診療所に勤務しています。看護師という仕事は社会的なニーズが高い職業ですので、病院以外にも働き方の選択肢はたくさんあります。介護保険施設や訪問看護ス

  • 【医療従事者向け】NIHSSとは?

    NIHSSとは?NIHSSとは、National Institutes of Health Stroke Scaleの略語であり、アメリカ国立衛生研究所(NIH)が開発した、脳卒中の重症度の標準的な評価尺度です。意識レベル、眼球運動、視野、

  • 【保存版】脳の血管の略語~IC-PC動脈瘤とは?~

    はじめに脳の血管はいくつも枝分かれしているため、それぞれの部分に名前がついています。そして、それぞれの名前に英語の略語がつけられています。今回は、脳の血管の略語について解説していきます。脳の動脈の名前と略語脳の血管は、大きく分けて2対4本あ

  • 臨床検査について

    臨床検査の種類 臨床検査とは、病気の診断・治療・健診に用いられる検査です。臨床検査は、大きく2つに分けることができ、『検体検査』と『生理機能検査』があります。検体検査とは?検体検査とは人体を流れている血液・髄液、人体から排泄される尿・便、ま

  • 3種類の脳梗塞

    はじめに脳梗塞は、頭の中の血管が詰まることによって脳組織への酸素供給が減少し、神経細胞が死んでしまう病気です。脳梗塞はその発症原因によって、心原性脳梗塞、アテローム血栓性脳梗塞、ラクナ梗塞の3つのタイプに分類されます。それぞれの型の脳梗塞の

  • 失語症について

    失語症と構音障害の違いは?言語障害(ことばの障害)は大きく分けて、失語症と構音障害があります。大脳にある言語領域が障害されたために会話のキャッチボールが成立しない状態を「失語症」、脳の運動中枢が障害され、会話の内容は正確だが、言葉の音を作る

  • 【医療従事者向け】VPシャント/LPシャントのバルブの位置は?

    はじめにシャント手術とは、水頭症の患者さんに対して、余分にたまった髄液をお腹などに流すことで、脳の機能を取り戻す手術です。シャントは、主に3つの方法があり、患者さんの状態や過去の病気などによって使い分けます。1. V-Pシャント(脳室腹腔シ

  • 脳出血の手術について~左右で症状は違う?~

    はじめに 皆さんこんにちは。先日、有名女性歌手が脳出血を発症したというニュースが発表されました。今回は、脳出血という病気とその治療について解説していきたいと思います。脳出血とは? 脳出血は、文字通り脳実質に出血をきたす病気です。原因はいろい

  • 高齢者施設の種類について

    はじめに高齢者施設は、主に満60歳以上の方が、入所/通所する施設です。ご夫婦で利用できる施設もありますし、60歳未満の方でも、必要に応じて利用することができます。老人ホームと介護施設の違いとは? 老人ホームは高齢者が入所できる施設や住宅で、

  • 脳のバイパス手術について~脳の血流を増やしてあげよう~

    はじめにバイパス手術とは、血管が細くなるもしくは詰まることで、血液が足りなくなっている組織に別のルートを作ってあげ、血流の改善を目的とした手術です。有名な冠動脈バイパス術とは、狭心症や心筋梗塞などに対して、別の血管ルートを作ることで心臓の血

  • 脳動脈瘤とは?

    脳動脈瘤とは?頭の血管の主に分かれ目の部分に「こぶ」ができる病気です。以下の2つが「こぶ」が原因で起こることになります。1. こぶが破れる→くも膜下出血2. こぶが神経を圧迫する→目が見えづらくなる、物が二重に見えるなどこぶができやすい部分

  • 【速報】アルツハイマー病の新薬「レカネマブ」承認される見通し

    アルツハイマー病新薬「レカネマブ」承認へ 原因物質を除去、国内初朝日新聞以前、記事にした「レカネマブ」がついに国内で承認される見通しとなりました。アルツハイマー病は認知症で最も多い病型であり、脳内に「アミロイドβ」という異常なたんぱく質が蓄

  • 可逆性脳血管攣縮症候群とは?

    可逆性脳血管攣縮症候群とは?可逆性脳血管攣縮症候群(Reversible cerebral vasoconstriction syndrome, RCVS)とは、脳の血管が急激に収縮して血流が制限され、脳に供給される酸素や栄養が不足する状態

  • 【緊急コラム】専攻医の過労自殺について思うこと

    神戸市東灘区の「甲南医療センター」の専攻医(当時26歳)が過労自殺した。出典:読売新聞の記事を改変医師の長時間労働は、長年問題となってきましたが、また一つ、医師の過労自殺という悲しいニュースが報じられました。この問題は医療現場における深刻な

  • 脳卒中のリハビリテーションとは?

    はじめに 脳卒中は、脳の血管が詰まったり破れたりして、脳の障害をきたす病気です。脳卒中は一度発症してしまうと、たとえ治療したとしても後遺症が残ることが少なくありません。脳の細胞がダメージを負うことで、手足が動かない、言葉が出づらいなど、さま

  • 【最新情報】2023年4月から発売開始!認知症の新しい貼り薬

    認知症治療薬の種類現代の医療レベルで、認知症を完全に治す治療法はありません。一方で、認知症の病状進行を抑えるお薬は既にいくつか開発されています。代表的な認知症治療薬を並べてみます。一般名商品名適応形ドネペジルアリセプトアルツハイマー型レビー

  • 頚動脈狭窄症とは?

    頚動脈はどこにある?頚動脈は、首の左右にドクドクと拍動を感じることができる太い動脈です。心臓から押し出される血液が脳に向かう時の通り道となっており、脳に酸素を運ぶ重要な血管となっています。頚動脈はどうして細くなる?頚動脈狭窄症とは、頚動脈の

  • 脳血管撮影とは?

    はじめに脳血管疾患や脳腫瘍の方への検査の1つに脳血管撮影(アンギオ)という検査があります。足の付け根もしくは腕からカテーテルという細い管を脳の血管に誘導し、そこから造影剤を流して、X線で撮影することで、血管の状態や血液の流れについて知ること

  • 脳卒中になったら、二度と運転できないのか?

    はじめに脳卒中は、麻痺やしびれ、うまく話せない、目が半分見えないなどのさまざまな後遺症を残す病気です。自動車の運転は患者さん自身だけではなく、周囲の車や歩行者にも重大な影響を与えてしまう可能性があるため、脳卒中後の運転再開には慎重な判断が必

  • 髄膜腫

    はじめに髄膜腫とは、脳やせき髄を包んでいる膜である髄膜から発生するできもの(腫瘍)です。腫瘍という名前ですが、ほとんどのものが良性腫瘍です。脳腫瘍全体の約1/4を占めており、神経膠腫とならんで、最も多いタイプの腫瘍の1つです。多くの場合1つ

  • 脳卒中患者が利用できる社会的サービス

    はじめに脳卒中とは、脳の血管が詰まったり破れたりすることで、脳がダメージを受ける病気です。脳は場所によって異なる機能を持っており、ダメージを受ける部分によって、手足が動かない(麻痺)、言葉が理解できない・話せない(失語)、目が見えない(視野

  • 水頭症とは?

    水頭症とは何なのか?脳は外からの衝撃を軽減するために、水(髄液)の中に浮かんだ状態で頭蓋骨の中におさまっています。髄液は毎日500ccほど作られ、また500ccほど吸収されることでバランスを保っています。何かの拍子に髄液を排出する力が低下し

  • 【医療従事者向け】減圧開頭術とは?~外減圧術と内減圧術の違い~

    はじめに今回は医療従事者向けに、頭部外傷や広範囲脳梗塞に対して行われる減圧開頭術についてお話しします。頭蓋骨は脳を保護するための「箱」のようなもので、外的な衝撃から守る役割があります。一方で、頭蓋骨の中の体積は一定であり、脳出血や脳浮腫(脳

  • 緊急手術が必要な外傷性脳出血

    はじめにモータリゼーションによる自動車の急速な普及により、交通事故による頭部外傷が多発した時期がかつてありました。それにあわせて脳神経外科をかかげる病院が全国に次から次に開設されました。頭部外傷の手術は、脳神経外科黎明期からおこなわれており

  • 【医療従事者向け】くも膜下出血治療の新しい薬:クラゾセンタン(ピヴラッツ®)

    はじめにくも膜下出血は非常な重症な病気であり、その治療を行うにあたっては詳細な知識が必要です。出血後の再破裂予防のために、開頭クリッピング術やコイル塞栓術が行われますが、たとえうまく治療できたとしても、特に血腫量が多い患者さんの場合、発症後

  • 代表的な頭の検査

    CTとMRIについて頭の代表的な画像検査には、CTとMRIがあります。それぞれ特徴が異なっておりますので、詳しく解説していきます。CT検査検査方法コンピュータ断層撮影法(Computed Tomography)の略語で、放射線を使用します。

  • 脱水症状について【編集部記事】

    脱水症とは?脱水症は、体から体液が失われることによって、体内の水分が足りなくなる状態のことをいいます。私たちの体は、体重の60~70%が「体液」とよばれる水分でできており、水分は人の体になくてはならない存在です。この水分が正常よりも足りなく

  • 脳の病気の治療法のまとめページを作成しました

    はじめに脳の病気は非常に種類が多く、またそれぞれの病気に対して、様々な治療が行われます。脳の病気の中で最も頻度が高い脳卒中についても、点滴薬などによる内科的治療から開頭手術や血管内治療などの外科的治療まで非常に多彩な治療法があります。「脳プ

  • 【コラム】脳神経外科専門医とは?

    脳神経外科専門医とは?全国の病院の脳神経外科医が標榜している「脳神経外科専門医」とは、日本脳神経外科学会と日本専門医機構が認定している専門医資格です。2023年現在、全国で約8000人の脳神経外科専門医が活躍しています。「脳プロブレム」編集

  • 脳卒中は予防が大切【編集部記事】

    はじめに脳卒中(のうそっちゅう)は、脳の血管が詰まったり、破れたりすることにより、脳に酸素や栄養が十分に届かず、脳細胞が死んでしまう状態をさします。日本では高齢化社会の進展に伴って、脳卒中患者数が増加しています。また、寝たきりの原因の約25

  • 脳の病気に関するページ

    はじめにみなさん、こんにちは。いつも「脳プロブレム」をご覧いただきまして、ありがとうございます。脳は、私たちの体の中で最も重要な臓器の1つであり、それゆえ病気になることで日常生活が大きく変わってしまう可能性があります。それらの病気について、

  • くも膜下出血の手術について

    脳動脈瘤の手術の目的脳の血管にできたコブ(脳動脈瘤)は、破裂していない状態を未破裂動脈瘤、破裂して出血した状態をくも膜下出血と呼びます。くも膜下出血の場合、破裂した後、動脈瘤にはかさぶたができて、血が止まっている状態です。しかし、かさぶたは

  • 症候性てんかん

    症候性てんかんとは?てんかんとは、100-200人に1人くらいの方がもっている病気で、脳の神経細胞に異常な電気的活動や過剰放電が起きることで、けいれん(ぴくぴくする動き)などの症状を繰り返します。症候性てんかんは、てんかんの一種で、脳梗塞、

  • 血栓回収術

    血栓回収術とは?血栓回収術とは、血管内治療の1つで、比較的大きい血のかたまり(血栓)が頭の大きな血管に詰まった場合に、カテーテルを用いて血栓を物理的に引っ張ってくる方法です。血栓回収術の有効性は?以前はその有効性が疑問視されていましたが、2

  • 脳梗塞

    脳梗塞とは?脳梗塞とは頭の血管が詰まることで、その先の脳に酸素が行きわたらず壊死してしまう病気です。壊死してしまう脳の部位によって非常に多彩な症状が起きます。脳梗塞の種類脳梗塞は大きく分けて3つの種類があります。1. ラクナ梗塞脳の小さい血

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