最近、将棋AIによる棋譜解析で気づいたことは、攻めるべき時に受けたり、受けるべき時に攻めたり、下手に動かず手待ちするべき時に仕掛けたりすると、評価値を大きく落とす、ということです。攻めるべき時に、内容はどうあれ攻めていれば、優勢は優勢のまま...
相手に竜や馬を作られると、局面はいよいよ厳しくなり、そう遠くないうちに自玉を詰まされてしまうことが多いです。 どうしてそうなのかと改めて考えてみると、竜と馬は、その機動力を活かして、玉を追いかけてくるからです。 もし相手が金銀だけで迫ってき
桂馬が跳ねて前進すると、攻めに厚みが出てきます。 私は初心者の頃、桂馬が狙われたら嫌だなと思い、あまり跳ねずにいましたが、今では逆に、積極的に桂馬を跳ねるようになりました。桂馬が使えない方が困ると思うほどです。 ただ最近になって、桂馬が跳ね
基本的な駒組みが進んだ後、中盤の入り口で、打つ手が見つからない時は大いにあると思います。相手陣に隙がなく、どこからどう攻めてよいか分からない、といった状況です。 こういう局面で、ちょっと前までの私は、ここなら何とかなるかもしれないなという筋
2024年6月に読んでいる棋書は、西山朋佳 『実戦で学ぶ 振り飛車の勝ち方』(マイナビ出版、2022年)です。 初心者の頃に一度読了していますが、再読です。 本書は、私が一番最初に購入した棋書と言えるかもしれません。まえがきに「この本はAI
私は最近、雁木に構えることが増えてきました。 最初は、好んで雁木に構えたわけではなく、後手番で、相手の居飛車の攻めを受けようと、角を3三に上がった後の流れで組みました。できれば矢倉で対応したかったところ、致し方なくといったところです。飛車先
最近の対局で、相手陣を玉と飛車だけにするチャンスがあったのに、それに至りませんでした。 そのためには、こちらの飛車を切って、相手の金を取る必要がありました。その時に私が考えたことは、こちらの飛車を切るのはもったいないし、飛車を渡したらカウン
将棋で守りの手の用語を、ここで一度整理してみようと思います。似たような言葉づかいですが、微妙にニュアンスがちがっていて、受ける時はその微妙な加減が危険度に直結するな気がしたからです。 「離れる」は、戦場になりそうな所、相手が駒をぶつけてきそ
将棋のアマ初段になることを目指して勉強しています。『将棋ウォーズ』10分の級位を、現在の棋力・級位として記録しています。 2024年6月は3級です。 先月の振り返り 3級へ昇級して以降、負けがこんでいましたが、先月後半から徐々に対戦成績を戻
将棋の級位者が、序盤で特に心掛けるべきことを、私なりに5つにまとめてみたいと思います。 私は先々月からずいぶんと調子を落としていましたが、今月に入って序盤での注意点を意識したところ、戦績がいくらか戻ってきました。 一つ目は、自陣が整わないう
相手玉に迫ってゆく時でさえ、こちらが駒損しながら攻め立ててゆくのは避けた方がよい。その当たり前のことに最近より気を付けるようにして、いくらか勝率が上がってきました。 将棋で、形勢を損ねる悪手の代表と言えば、駒損。将棋は限られた駒数の中で戦い
2024年5月の呼んだ本は、増田康宏『増田康宏の新・将棋観 堅さからバランスへ』(マイナビ出版、2018年)です。 私は居飛車で戦いますが、玉の囲いがいまだに固定されていません。もちろん、相手の出方によって変えるのも普通だと思いますが、自分
将棋で受けに回っている時に、やってはいけない手は「差出しの駒」と「呼び込みの取り」だと思います。こういう表現が一般的かどうかは分かりませんが、次のような手です。 差出しの駒は、相手の攻撃を防ぐために、歩以外の駒を壁にすること。もちろん、その
最近、棋譜解析していて最も驚いたことは、相手が飛車を成り込んで来て龍王を作ったところ、評価値がプラス4000点以上されていたことです。 その直前まで、こちらが優勢で攻め立てていました。評価値で700点ほどです。相手の龍成りを防ぐか、攻め合う
最近の対局では、ここが勝負の分かれ目かなと思うところが、以前よりも少し早くなりました。 かつては中盤の後半で考え出すならば、最近は中盤の前半で考え出している気がしています。形勢に優劣がいくらかつき始めた時点で考え出すのか、その小さな差さえも
良い勝負だと思っていた将棋が、二枚替えによって形勢に差がつくことがある、と最近の対局で身に沁みました。 相手が角や飛車を切って来て、こちらの駒を二枚を得る。大駒が手に入ったと素直に喜べるかと言うと、そうでもない。駒が二枚剥がされるということ
実戦の中では、十数手の詰みは頻繁にあるものだ、と最近気づきました。 少し前に棋譜解析に『水匠』を導入したところ、十数手の詰みが、一局の中でお互いに2回ほど発生していることが少なくなかったです。私の場合、対戦相手は2級前後の方が多いです。さす
長沼洋『「駒取り坊主」長沼の中・終盤で差をつける 力戦次の一手205』
2024年5月に読んでいる本は、長沼洋『「駒取り坊主」長沼の中・終盤で差をつける 力戦次の一手205』(マイナビ出版、2018年)です。 本書は一年以上前から少しずつ読み進めています。実践からの出題で、かつ、「力戦」と称されているだけあって
高段者同士の戦いを『81Dojo』で見みました。一般的に、高段者とは、将棋アマ四段以上を指すようです。私の知っている将棋とはまったく異なる様相で、とてもびっくりしました。 YouTuberの将棋実況もいくつか見ていますが、『将棋ウォーズ』1
2024年5月に読んでいる本は、金井恒太『ひと目の仕掛け 相居飛車編』(マイナビ、2014年)です。 私は居飛車で戦います。相居飛車だと、どうしても、先後同型になったり、膠着状態になって打つ手に困ることも少なくありません。そうすると、私は無
将棋というゲームは、一手勝ちが理想なのかもしれないと、最近時々思います。 初期状態では、駒割も配置も同じ。つまり戦力がまったく同一。理論的には拮抗しているはずで、どちらかがポカをしなければ、良い勝負になるというのが道理のはず。なんのリスクも
最近、中盤の戦いで、まず歩を叩く筋がないか、場合によっては銀や桂馬を捨ててでも良い局面にできないか、と以前よりは多く考えるようになりました。 相手も卒なく駒組みしてくれば、そうそう上手い攻め口はありません。本格的に攻めるためには飛車角銀桂を
最近、本当の駒得は何だろうかと、ふと考えるようになりました。 ぼろっとタダで駒を取られてしまうのは、明らかに駒損。あるいは、こちらの歩で、相手の小駒や中駒を取ることができれば、十分以上の駒得です。 ただ、たとえば、相手の桂馬とこちらの銀が交
将棋のアマ初段になることを目指して勉強しています。『将棋ウォーズ』10分の級位を、現在の棋力・級位として記録しています。 2024年5月は3級です。 先月の振り返り 3級へ昇級した後、ずっと停滞気味です。あれほど調子良かったのはなぜだったの
相手玉を寄せる際には、とにかく上部に逃がさない。基本中の基本だと思います。 相手玉が一度上部に逃げてしまうと、駒が何枚あっても足りない、という事態になりかねません。あらかじめ上部脱出を防ぐ駒を1つでも投入しておけば、後々が楽になるケースが多
最近調子を落としている私は、自分から無理に攻めたりはせず、相手よりも堅い玉周りを目指すことが多いです。そんな中で、新しい囲い方を試してもいます。その1つが天守閣美濃。 天守閣美濃は、玉が前線に来るので、見るからに危うい囲いですが、しっかり名
自玉の周りの金銀は、玉を守るためにいます。その事を意識するようになってから、いくらか自玉の安全度がアップしたかなという気がしています。 たとえば、相手の飛車がこちらの陣地を突破してきそう。金1枚を犠牲にすれば、龍成りを防げるという時に、どう
町道場の駒落ち対局で、有段者の方と2枚落ちで指導していただきました。 2枚落ちとなると、4枚落ちや6枚落ちのようには、簡単に端を突破できません。そうは言っても、こちらとしては、なんとか飛車や角を成りこませたい。歩を進め、銀を繰り出し、桂馬も
序盤で指し手に困ると、歩をどんどん進出させ、それを金銀で支えていくことがあります。 一見すると、自分の陣地が増え、相手の駒の動きを制限できたように思いますが、意外とそれほどのメリットは無いかもしれない、と最近思うようになりました。少なくとも
私はこのところ連敗続きです。対局を振り返ってみると、指し手に一貫性がないなと思いました。別の言い方をすると、駒の進め方が澱んでいます。 たとえば、初めは急戦調で行こうと駒を動かしてゆきますが、相手の駒の動きを見て、自分からの攻撃を控え、持久
戦いを仕掛ける前に確かめるべきことは、自分の陣形と相手の陣形を見比べることです。玉形は金銀何枚が連結しているか、あるいは、飛車や角の打ち込みに強いか、王手がかからないか、どれだけ戦場から遠くか等です。 最近、その大事さに気づきました。 勝負
相手の銀を易々と進出させてはいけません。特に5段目より先へ簡単に進めてはいけません。銀が5段目まで進めば、次に激しい戦いになったり、銀交換になったり、拠点を作られたりしてしまいます。 序盤の基本中の基本ですが、最近の私は、どうやらこれを怠っ
このところ調子を落としているなと思っていましたが、数えてみたら、20連敗していました。『将棋ウォーズ』10分切れ負けでの対局成績です。その後さらに3連敗し、ようやく止まりました。自己最悪の23連敗です。 23戦のうち3戦は、勝勢でしたが時間
将棋で攻めの姿勢を見せることは大事だと思いますが、私の場合、自分から仕掛けてゆくと、上手くゆかないケースも多いです。単に攻めが下手だとも言えますが、攻めが巧い人と比べると、なにか違いがあるような気がしています。最近、その違いの一つは、相手の
将棋のアマ初段になることを目指して勉強しています。『将棋ウォーズ』10分の級位を、現在の棋力・級位として記録しています。 2024年4月は3級です。 先月の振り返り 先々月で3級へ昇級し、その後は伸び悩みか、やや後退気味です。 昇級できた原
私は対抗形が苦手のようです。居飛車を持ちますが、まったく勝てません。それどころかつい最近、対振り飛車だけでなく、対居飛車でも勝てなくなってきました。きっかけは、相手の横歩取りや筋違い角です。序盤早々から一歩損してペースを乱される。 あれこれ
最近の対局で、相手の角の打ち込みによる、王手飛車を4回に1回ほどくらっていることが判明しました。 本格的な戦いが始まると、角交換を行ったり、角を切って相手陣に切り込むことがあります。攻めることばかりを考えていたため、渡した角で王手飛車がかか
詰将棋の本では、問題の難しさによって「1分で解けたら初段」といった風に設定されていることがあります。 そのような指標はなにか役に立つのかな、単に棋力を測定するだけかなと、私は最初、思っていました。 最近になって、ようやく私にもその意味が分か
町道場の駒落ち対局で、基本的には勝てるのだから、そんなに攻め急がなくてよいよ、と指摘されました。 勝ってやろうとか、一撃当ててやろうとか、大技を決めようとか、そういう気持ちは無いのですが、確かに、先に攻めなければ負けてしまうという恐れや焦り
藤森哲也『将棋放浪記から学ぶ 最速! 最短! わかりやすい将棋の勝ち方』
2024年3月に読んだ本は、藤森哲也『将棋放浪記から学ぶ 最速! 最短! わかりやすい将棋の勝ち方』(マイナビ出版、2021年)です。 人気YouTubeチャンネル『将棋放浪記』から選び出された次の一手本です。 『将棋放浪記』は、藤森先生が
私は基本、居飛車で戦います。最近、振り飛車に対して私はめっぽう弱いという傾向が分かったので、振り飛車から見ると、どんな風に見えるのだろうかと、試しに飛車を振って棋譜並べをしてみました。 その最初の感想は、なんか窮屈だ、です。 振り飛車は最序
相手にとって厳しい攻めは、こちらの歩またはと金で相手駒を奪うことです。こちらの歩がそんな状況になるためには、あらかじめ歩を突き捨てておき、垂れ歩をするのが常套手段です。 本格的な戦いが始まってしまうと、こちらの歩の突きは、相手に無視されてし
相手の飛車先は歩でしっかり守る。その基本中の基本で、2つの対局の勝敗が分かれました。 一局は、こちらの金の前に歩を打ってしっかり防御。金をタダ取りされるのを防ぎ、何より相手の飛車が龍に成ってこちらの陣地で暴れまわるのを数手先延ばしにできまし
最近の対局で、堅固な囲いを維持したまま、まったく攻めてこうようとせず、飛車の行って戻ってを何回も繰り返す相手と戦いました。 あまり良い筋の攻めが見つからず、致し方なく、こちらの複数の歩を伸ばしていって、圧迫する作戦に出ました。複数の歩が伸び
最近すこしスランプ気味で、ぜんぜん勝てなくなりました。 そこで対戦相手の傾向を調べてみたところ、その結果に愕然としました。 私は居飛車なのですが、 対居飛車:4勝4敗 対振り飛車:12敗 となっていました。 自分でも、振り飛車に対してなんと
2024年3月に読んでいる将棋本は、斎藤慎太郎『常識破りの新戦法 矢倉左美濃急戦 基本編』(マイナビ出版、2017年)です。昨年冬から少しずつ読み進めています。読んでは実践で試し、また読み直しをしています。 私は居飛車で、相手の振り飛車に苦
最近の対局で、必至をかけたところから、逆王手をくらい続けて負けた対局がありました。 安全に勝とうという気はなかったのですが、王手王手で迫る詰みまで読み切れなかったので、必至をかけました。相手はそれが必至だと分かったらしく、数十秒間考えた後、
将棋の攻め方について最近、集中して学んでいます。 最初は1つの戦法を覚えて戦っていましたが、それが上手くゆかない対局も多い。そこで、さらに2つ3つの戦法を覚えて、局面に応じて使い分けるようにしています。つまりプランBを持つ。 たとえば、棒銀
将棋のアマ初段を目指して勉強しています。『将棋ウォーズ』10分の級位を、現在の棋力・級位として記録しています。 2024年3月は3級です。 先月の振り返り 3級へ昇級することができました。中旬に昇級のチャンスを一度逃した後、下旬に再挑戦して
打とうと思う手が、今すぐ打つべき手なのか、よく考えなさい、と町道場で指摘されました。 それはつまり、より優先度の高い手があるのではないか、より厳しい手があるのではないか、という視点を絶えずもつ、ということだと思います。一見したところ自然に見
最近、初段や1級、2級の方との対戦が増えました。相手から先に仕掛けられると、どうにも適当な受けが無い、という局面になることが多いです。やはり攻めが巧い。相手の攻撃を受け止めてから反撃しようとしても、そうする間もなく壊滅してしまいます。 こち
たとえば、序盤早々で角換わりが行われた将棋では、互いに角の打ち込みを警戒した駒組みがなされます。陣形が進んで整ってゆけば、その局面をどんなに眺めても、角を打つことは難しい。 けれど、歩が一枚進んだり、銀の位置が変わったりすれば、角を打ち込む
将棋の初心者だった頃は、毎日のように、新しい技や駒の使い方の発見がありました。いくらか上達した最近では、具体的な手筋を覚えるということは減りました。それよりは、戦いの中での感覚、気配、呼吸、間合い、圧力、嗅覚、バランスといったものを毎日少し
将棋の初段を目指す際に、定跡書を読む方がよいかどうかは意見が分かれます。 一冊丸々暗記するくらい読み込んだ方がよいといった考えもあれば、難しいから詰将棋を解いていた方がよいといった考え方もあります。 そもそも将棋の定跡書は、誰に向けて書かれ
将棋の中盤の入り口で、どうにも良い手が浮かばない、どこから攻めてよいのか分からない、という局面は少なくと思います。そういう場合、イマイチの手段で攻め立てるよりは、自玉をより強固に囲うことを目指す方が良い、と最近思うようになりました。穴熊や銀
相手の囲いを崩してゆくなかで、駒と駒をぶつけ合ってバラすかどうか、私は以前から悩んでいました。攻めの棋風を伸ばしてゆくなかで、そんなシーンに出会うことも多くなりました。いまだに踏み込めず、バラさずに別の手を選ぶことが多いです。特にこちらの竜
私の棋風はもともと、守りがちでした。最近、自分から攻める割合も増やしてみたのですが、周りから見ると、どうもまだまだのようです。町道場でも、受けに回ることが多い、もう少し攻めた方がよい、と指導を受けました。 将棋において、攻めの姿勢は何割くら
2024年2月に読んでいる将棋本は、神崎健二『格言・用語で覚える 居飛車の基本手筋』(マイナビ出版、2016年)です。 攻めの技術をアップさせたいと、最近は、戦法書や手筋本を中心に読んでいます。私には、基本と名のつくところからで良いと思って
将棋のアマ初段を目指して勉強しています。『将棋ウォーズ』10分の級位を、現在の棋力・級位として記録しています。 2024年2月は4級です。 先月の振り返り 先月も昇級を逃しました。しかも2回のチャンスがありました。昇級を意識して戦ったわけで
私が将棋の超初心者だった頃の対局で思い出深いのは、と金を5つも作ったのに逆転負けしたことです。 こちらが敵陣を突破し、優勢となりました。けれど、相手が矢倉模様でがちがちに固めていました。相手の金銀にこちらの金銀をぶつけても、取って取り合って
いろいろな棋書やブログ等で、将棋の初心者におすすめの戦法(戦型)として、振り飛車が挙げられていることが多いです。振り飛車にも中飛車、四間飛車、三間飛車など様々ですが、とにかく居飛車よりも振り飛車が推奨されていることが多い印象です。 理由の1
最近の対局では、できるだけ自分から積極的に攻めるようにしています。1つの仕掛け方がいくらか身についてきたので、バリエーションを増やそうと、他の仕掛け方も勉強しています。すると、将棋の攻め方には、いくつか共通点があるように思えてきました。どん
最近の対局で、こんな悔しいことがありました。 こちらがかなりの優勢で、これから相手玉を寄せに行くところです。まだ少し相手陣が固いと見え、相手玉の逃げ道も見えたので、前もって挟撃体制を敷こうと、逆側に駒を放ちました。けれど、その駒打ち自体は、
石川泰『将棋 とっておきの速度計算 ー逆転負けを減らす5つのパターンー』
2023年12月に読んだ将棋本は、石川泰『将棋 とっておきの速度計算 ー逆転負けを減らす5つのパターンー』(マイナビ出版、2021年)です。 気になるタイトルだったので、ずっと前から購入しようか迷っていました。最近、自分からも積極的に攻める
穴熊という囲いを知った頃から、将棋の細い攻めとは、どういうものだろうか、とずっと考えています。守り重視で囲いに金銀4枚使ってしまったら、いったいどうやって攻めるのだろうか。飛角銀桂が各1枚使えるとしても、相手陣を突破できるのだろうか。銀の2
玉を深く囲っておくことの大切さが、最近、私にもより分かってきました。 将棋で守ってばかりいては勝てないと思い、自分から攻めの姿勢で進めてゆきますが、どうしたって、攻めが簡単に成功したり、あるいは、1つも駒を相手に渡さずに済んだりはしません。
将棋の初段を目指す上達方法のひとつとして、強い人と対局するのが良い勉強になると聞きます。いくつかの書籍やブログで触れられていて、効果のある勉強方法なのだと思います。 初心者であれば、棋書等で基本的な囲いや手筋を学んだ方が効率が良いと思います
攻め将棋にしても、受け将棋にしても、全力で立ち向かうと、反動が大きいです。 私は以前、受け将棋の棋風が強く、相手からの攻撃をぜんぶ受け止めようとしてきました。相手の攻撃を凌げれば、持ち駒が増え、こちらからカウンターを狙えます。ただ逆に、守り
2023年12月に読んだ本は、藤井猛『藤井猛の攻めの基本戦略』(NHK出版、2014年)です。 NHKの将棋講座の内容に加筆・再構成して書かれたものだそうです。私は数カ月前から攻めの棋風を強くしたいと思い始め、攻めの基本中の基本から学びたい
将棋の囲いには、いくつか種類がありますが、有名な囲いは、やはり優秀だと最近つとに思います。 マイナーな囲いもそこそこ固いですが、やはりどこか難点や欠点があります。 もちろん、自己流の囲いはもっての他。私は初心者の頃、有名な囲いといえども一長
最近、得意な仕掛けが、私の中でも少しずつできてきました。 それと同時に、その仕掛けをそもそも発動的ない時に、どうしたらよいか迷う、という新しい悩みも出てきています。 たとえば、桂馬を使う手筋なのに、歩突きがしにくく、桂馬を進出できないといっ
私が将棋の超初心者だった頃、将棋アプリ毎に戦い方を変えていました。 将棋アプリは、最大で6つくらいインストールしていましたが、最終的には3つに落ちつきました。居飛車か振り飛車かはさすがに固定して戦いましたが、アプリAでは果敢に攻めてゆく、ア
将棋の駒で、もっとも動かす回数が少ないのは、香車だと思います。4つの香車が1マスも動かず終局を迎えることもしばしばです。 私は端攻めが苦手です。相手の端攻めはなぜか上手くゆくのに、自分からの端攻めはとんと成功しない。そんなイメージがあります
馬は、強力な駒ですが、竜と比べると使いづらい印象があります。私も、自分から寄せる時も、あるいは、相手から寄せられる時も、竜の方が強力だと感じます。 対局の中では、飛車を切って角行を手に入れることがあります。相手はまさか交換はしてこないだろう
将棋の終盤で、相手から追い詰められている際に、玉の早逃げをするべきか、守備駒を足して凌ぐべきか、私はいつも悩みます。 迷った末に、どちらも指さず、攻めの一手を選択する場合もあります。大丈夫かなの読みと感覚でそうしますが、この場合、たいてい却
2023年12月に読んだ本は、あらきっぺ『現代振り飛車の絶望、そして希望』(マイナビ出版、2023年)です。 あらきっぺさんの4作目です。前3作も私は読んでいて、すっかりファンになっています。絶対読みたくなるなあのタイトルに、まずやられてし
最近の私は、攻め将棋に励んでいます。 なんとなくですが、攻めの流れは、大きく次の6段階があるように思っています。 (1)仕掛ける箇所を探る段階 (2)相手の陣形を乱す段階 (3)拠点や成駒を作る段階 (4)駒得を目指す段階 (5)相手の囲い
『将棋ウォーズ』10分の級位を、現在の棋力・級位として記録しています。 2024年1月は4級です。 先月の振り返り 先月も、先々月と同様に、あと1勝での昇級があったのですが逃しました。 私はこれまで受け将棋の傾向が強かったのですが、先月、思
最近の対局で、相手玉を寄せにゆくとき、銀のタダ捨てをしました。局面と、自分の持ち駒と、相手の持ち駒とを確認したのは一瞬だけ。思わずそう指してしまったのですが、それが最善だったようです。自分でもびっくりです。 私は最初、詰将棋はパズルのようで
銀損すると勝敗がほぼ決すると聞いたことがあります。アマチュア同士の対戦では、終盤までまだまだ分からない面もあるかもしれませんが、実感としては納得です。かなり優劣がついてきたなと思います。 将棋で形勢判断、駒割りをする際に、駒に点数を付けるこ
私は、将棋初心者の頃から攻め方が分からず、相手の攻撃を受けてばかりいました。1年以上そのスタイルで、守りの技術は少しずつ上達してゆきましたが、その限界も感じ始めました。最近になって、自分から攻める方法も勉強しています。攻め将棋はまだまだ未熟
将棋の戦い方を解説したり分類したりする時に、持久戦か急戦かを区別する意味を、私はよく分かっていませんでした。そもそも持久戦と急戦を区別する指標もよく分かりませんでした。 けれど、最近、序盤強化の勉強を進めるうちに、たとえ、序盤であっても何気
2023年11月から読んでいる本は、北島忠雄『勝ちやすさNo1! 対振りなんでも居飛車穴熊』(マイナビ出版、2019年)です。 私には居飛車穴熊へのあこがれがあり、また、金銀のほとんどを使って守ったら少ない攻め駒でどうやって戦うのかにも興味
町道場の指導対局や高段者の解説では、「ここが筋だよね」「急所はそこ」「一目、歩を叩きたい」といったセリフがぽんっと出てきます。 その方向で指し進めてゆくと、たしかに局面が優勢になったり、相手の陣形を崩すきっかけになったりしているのです。 私
最近の私は、守りの将棋から、攻めの将棋に転換してみました。駒組みが完了したら、できるだけ自分から仕掛けてみています。 将棋は、攻めた方が勝ちやすいと聞きますが、それは本当でしょうか。 私の場合、自分より強い人、2つほど級位が上の方との対戦で
最近、攻め将棋を学んでゆく中で、攻めの用語が自分の中でよく整頓されていないのだなと思うようになりました。 頭の整理のために、自分なりに将棋用語をまとめてみたいと思います。 「囲い」は、玉を金銀等でどう囲うか、守りの構えをどうするかの話。矢倉
将棋の町道場で指導対局しているときに、「ここはバラしておいた方がよかったね」と言われ、最初はなんのことかよく分かりませんでした。 「バラす」という用語は、平たく言うと、にらみ合っている駒同士をどんどんぶつけ合って、取り合って、戦場に駒があま
最近、攻め将棋に励んでいますが、ほとんど上手くゆきません。 どうして上手くゆかないかというと、自分なりに試しているからだ、と、ある時ふいに気づきました。級位者が考えた攻めなど、早々上手くゆかないし、戦果も大したことはないのです。 定跡書や戦
2023年11月に読んだ本は、村山慈明『村山慈明の居飛車対振り飛車 知って得する序盤術』(NHK出版、2017年)です。 本書は、NHKの『将棋講座』テキストを基に単行本化されたものです。NHK出版の将棋本は、初級者・級位者向けのものが多い
自分から攻めていって、後からしばしば思うのは、この筋の歩を突き捨てておくべきだった、ということです。垂れ歩や、たたきの歩をしたいのに、二歩になってしまうのでできない。そこで攻めが途切れてしまったり、代わりに中駒・大駒を投入したりで、攻撃が大
このところ、自分から攻め始めるということをテーマに将棋を指しています。 鬼殺しのような大技とはゆきませんが、相手が気づかなかったり受け間違えたりすれば、龍を作れるかな、成駒を作れるかなの手筋を狙ってみます。けれど、そんな簡単にはゆきません。
相手の攻撃を未然に防いでおく手が、将棋の特に序盤では大事だなと最近つとに感じます。 たとえば、相手の銀の進出を防ぐため歩を突いておく。 桂頭狙いに対処するため、飛車を浮いておく。 今は角交換しても不利になるので、角道を再度ふさいでおく。 両
私の棋風は、守りが主体です。最近、それではこれ以上の将棋上達が望めないのかなと悩みだし、攻め将棋にも取り組んでみることにしました。 自陣の守備がある程度、整った段階で、自分から仕掛けて、小競り合いを始めます。ところが、やはり上手くゆかない。
私は居飛車なので、これまでずっと、初手2六歩としてきました(後手番なら8四歩)。まず飛車先の歩を1マス進めるという指し方は、なんとなく居飛車にとってのプライドのような気がしていました。 ですが、初段を目指す戦いの中で、この初手2六歩にこだわ
2023年12月に読んでいる本は、大平武洋『これだけで勝てる 将棋 終盤のコツ』(マイナビ出版、2018年)です。 同著者の姉妹本『これだけで勝てる 将棋 序・中盤のコツ』を読んでとても良かったので、終盤編も読んでみることにしました。私にと
居飛車の基本的な囲いの1つ「矢倉」。 私も採用することが多い囲いですが、疑問点も持っています。それは、相手が居飛車で居角だったら、どちらも自玉が効きのライン上に入ってしまっているではないか、ということです。そんな危ないマスに玉を置くだなんて
振り飛車にとって定番の囲いと言えば、「美濃囲い」でしょう。 ぱっと見、単純な駒組みながら、横からの攻撃には十分強い。振り飛車という戦型も相まって、実際、左辺は簡単に攻め崩されることは少ない。仮に突破されても、それに備えてある囲い。私も、龍を
私は、相手の中飛車が嫌いです。飛車も銀も角も桂馬も5筋に絞って向かって来る。そんな厚みのある攻めをどうやって受けたらよいのか、受けきれるのか、よく分かりません。たびたび、初っ端から、あれよあれよと中央突破され、負かされてしまいます。 私は、
私にとっての定番の囲いは、「矢倉」と「右玉」です。矢倉は基本中の基本だと思います。右玉はひょんな事から覚え馴染んだ囲い方です。けれど、相手の振り飛車に対して、いまひとつ守りにくいなと思っていて、囲いのバリエーションを増やすことにしました。
終盤になり、自玉が追い詰められている時に、もし取れるのであれば、相手の大駒(飛車、角行、竜、馬)から取り除いていった方が基本的にはよいです。 相手の金銀も、自玉を追い詰める強力な駒ですが、玉に最接近する必要があります。また、金銀は1歩1歩し
2023年11月に読んだ本は、飯島篤也『指導のプロが教える 級位者のための将棋上達法』(マイナビ出版、2022年)です。 将棋の初心者・級位者にとって、初段は1つの目標だと思います。私にとってもそうです。なので、上達法とか勉強法とかのタイト
「ブログリーダー」を活用して、いっすいさんをフォローしませんか?
最近、将棋AIによる棋譜解析で気づいたことは、攻めるべき時に受けたり、受けるべき時に攻めたり、下手に動かず手待ちするべき時に仕掛けたりすると、評価値を大きく落とす、ということです。攻めるべき時に、内容はどうあれ攻めていれば、優勢は優勢のまま...
2025年6月に読んでいる将棋の本は、先崎学『ホントに勝てる穴熊』(河出書房新社 、2003年)です。最近、対振り飛車戦では、できるだけ居飛車穴熊に構えるようにしています。穴熊に慣れていない私でも、舟囲いや銀冠に比べて、そこそこ良い勝負にな...
受けの棋風寄りの私が、最近の対局で心掛けていることは、もう受けていても仕方ないと思ったその時に、攻めに転じることです。相手の攻めが巧かったり、こちらが受け間違えたりして、もう自陣を突破されるのは確実。ここでさらに粘っても、食い止めることはで...
将棋のアマ初段になることを目指して勉強しています。『将棋ウォーズ』10分の級位を、現在の棋力・級位として記録しています。2025年6月は2級です。先月の振り返りここ数カ月、公私ともに忙しく、将棋にゆったり取り組めていません。今月はいっそう雑...
将棋の一局の中で、自分の形勢を自分でよくするチャンスは1回だけある、という気がしています。相手がほんの少し隙を見せて駒を打ち込めたり、引かずに押し切れば寄せられそうだったり、詰み筋を間違いなく進められれば勝てたり。自分の次の一手で、勝利を手...
「馬は自陣に引け」という言葉が将棋にはあります。馬の守りは、金銀3枚に相当するから、自陣に引いて、守りを固めろ。そういう格言だと以前の私は思っていました。最近、実戦の中で感じるのは、馬は一度、自陣側に引いて、効きの角度を変えないと、攻撃力が...
『将棋ウォーズ』のスプリントで対局してみました。形勢互角の中終盤の局面からスタートする異色の将棋です。私は基本、10分切れ負けモードで戦うので、スプリントモードはあまり対局していません。形勢互角のまま中終盤をむかえることは、級位者にはなかな...
将棋には「自然な手」という言葉がありますが、なにが自然な手と呼ばれるのだろうかと、最近よく考えるようになりました。私は、自分でも自覚していながら、無理攻めをしがちです。相手に読み抜けがあれば、大勝利となりますが、普通はなかなかそうなりません...
こちらが劣勢の局面で、それを同等以上の形勢に覆すためには、何が必要でしょうか。究極的には、相手が緩い手を指してくる、これしかないように思います。相手が正確に厳しい手を指し続けたならば、こちらは徐々に追い込まれてゆくはず。それが劣勢ということ...
2025年5月に読んでいる将棋の本は、西川和宏『ひと目の三間飛車』(マイナビ出版 、2024年)です。私は居飛車で戦いますが、なぜか三間飛車の本。本書を手に取った理由のひとつは、本の装丁が、おしゃれで素敵な色づかいからです。昭和ぽっかたり、...
中盤に入る段階で、苦しいなと最近感じる局面は、こちらの歩が意味なく伸びているときです。序盤で、相手の銀や飛車、角が、縦横無尽に駆け回り、それを追い詰めようと、こちらの歩を突いてゆくことがあります。あわよくば相手の攻め駒を捕まえてやろうという...
私は、飛車や角あるいは桂馬で王手をかけて、相手玉を寄せに行くことが多い気がしています。まず王手から入ろうとする。けれど、それは将棋の格言にあるように、王手は追う手。相手玉にするすると逃げる機会を与えることにもなりがちです。良いところまで追い...
将棋のアマ初段になることを目指して勉強しています。『将棋ウォーズ』10分の級位を、現在の棋力・級位として記録しています。2025年5月は2級です。先月の振り返り先々月から公私ともに忙しく、このところ、将棋にじっくり取り組めていません。リアル...
終盤戦では、玉周りの金銀が何枚残っているかで勝敗が分かれることがあります。そのためには、桂馬2枚を使って、銀1枚をはがせればいい。最近はそういう風に考えることが私の中で増えてきました。二枚換えですから、ぜいたくな使い方と言えますが、桂馬が2...
ある対局の棋譜解析をしている時、AIが、角で相手玉に王手をかけろ、と示します。その時、私は別の手を指したのですが、次の手の時にも再び、角で王手をかけろ、とAIは示します。その次の手番でも同様でした。角で王手をかけろ。私は、王手をかけたところ...
最近の将棋で、中盤まで優勢か互角以上の戦いをしていたが、勝利できなかったという対戦が続きました。私の悪いクセですが、受けに回る傾向が強いです。相手の攻めの手は放っておいて、そこで、こちらから攻めの手を指せばよいのに、安全策とばかりに思わず受...
私自身が端攻めが苦手だというのもありますが、香車は対局の最後までずっと初期位置にいてくれた方がよいな、と最近思います。プロ同士の対局を見ても、香車4枚がまったく動いていない、取られてもいない、ということは、ままあるように見受けられます。香車...
竜や馬を作れて、さあこれから終盤戦になるという時、まだまだ決着まで時間がかかりそうだという場合と、このまま押し込んでゆけば勝てそうだという場合の2つに分かれます。相手の美濃囲いがしっかり残っていたり、穴熊に籠られていたりすれば、相当な手数と...
将棋のアマ初段になることを目指して勉強しています。『将棋ウォーズ』10分の級位を、現在の棋力・級位として記録しています。2025年4月は2級です。先月の振り返り先月は仕事が忙しくなり、ゆっくり落ち着いて、将棋を指すことができませんでした。移...
自玉が上部に抜け出ていって、助かったことはあったろうか、と思い返してみると、私にはほとんどありません。自玉は、上部へ抜け出なければならないほど追い込まれており、相手の持ち駒は豊富。銀や桂馬の打ち付けで再び上部から押し返され、あるいは、後ろか...
相手に竜や馬を作られると、局面はいよいよ厳しくなり、そう遠くないうちに自玉を詰まされてしまうことが多いです。 どうしてそうなのかと改めて考えてみると、竜と馬は、その機動力を活かして、玉を追いかけてくるからです。 もし相手が金銀だけで迫ってき
桂馬が跳ねて前進すると、攻めに厚みが出てきます。 私は初心者の頃、桂馬が狙われたら嫌だなと思い、あまり跳ねずにいましたが、今では逆に、積極的に桂馬を跳ねるようになりました。桂馬が使えない方が困ると思うほどです。 ただ最近になって、桂馬が跳ね
基本的な駒組みが進んだ後、中盤の入り口で、打つ手が見つからない時は大いにあると思います。相手陣に隙がなく、どこからどう攻めてよいか分からない、といった状況です。 こういう局面で、ちょっと前までの私は、ここなら何とかなるかもしれないなという筋
2024年6月に読んでいる棋書は、西山朋佳 『実戦で学ぶ 振り飛車の勝ち方』(マイナビ出版、2022年)です。 初心者の頃に一度読了していますが、再読です。 本書は、私が一番最初に購入した棋書と言えるかもしれません。まえがきに「この本はAI
私は最近、雁木に構えることが増えてきました。 最初は、好んで雁木に構えたわけではなく、後手番で、相手の居飛車の攻めを受けようと、角を3三に上がった後の流れで組みました。できれば矢倉で対応したかったところ、致し方なくといったところです。飛車先
最近の対局で、相手陣を玉と飛車だけにするチャンスがあったのに、それに至りませんでした。 そのためには、こちらの飛車を切って、相手の金を取る必要がありました。その時に私が考えたことは、こちらの飛車を切るのはもったいないし、飛車を渡したらカウン
将棋で守りの手の用語を、ここで一度整理してみようと思います。似たような言葉づかいですが、微妙にニュアンスがちがっていて、受ける時はその微妙な加減が危険度に直結するな気がしたからです。 「離れる」は、戦場になりそうな所、相手が駒をぶつけてきそ
将棋のアマ初段になることを目指して勉強しています。『将棋ウォーズ』10分の級位を、現在の棋力・級位として記録しています。 2024年6月は3級です。 先月の振り返り 3級へ昇級して以降、負けがこんでいましたが、先月後半から徐々に対戦成績を戻
将棋の級位者が、序盤で特に心掛けるべきことを、私なりに5つにまとめてみたいと思います。 私は先々月からずいぶんと調子を落としていましたが、今月に入って序盤での注意点を意識したところ、戦績がいくらか戻ってきました。 一つ目は、自陣が整わないう
相手玉に迫ってゆく時でさえ、こちらが駒損しながら攻め立ててゆくのは避けた方がよい。その当たり前のことに最近より気を付けるようにして、いくらか勝率が上がってきました。 将棋で、形勢を損ねる悪手の代表と言えば、駒損。将棋は限られた駒数の中で戦い
2024年5月の呼んだ本は、増田康宏『増田康宏の新・将棋観 堅さからバランスへ』(マイナビ出版、2018年)です。 私は居飛車で戦いますが、玉の囲いがいまだに固定されていません。もちろん、相手の出方によって変えるのも普通だと思いますが、自分
将棋で受けに回っている時に、やってはいけない手は「差出しの駒」と「呼び込みの取り」だと思います。こういう表現が一般的かどうかは分かりませんが、次のような手です。 差出しの駒は、相手の攻撃を防ぐために、歩以外の駒を壁にすること。もちろん、その
最近、棋譜解析していて最も驚いたことは、相手が飛車を成り込んで来て龍王を作ったところ、評価値がプラス4000点以上されていたことです。 その直前まで、こちらが優勢で攻め立てていました。評価値で700点ほどです。相手の龍成りを防ぐか、攻め合う
最近の対局では、ここが勝負の分かれ目かなと思うところが、以前よりも少し早くなりました。 かつては中盤の後半で考え出すならば、最近は中盤の前半で考え出している気がしています。形勢に優劣がいくらかつき始めた時点で考え出すのか、その小さな差さえも
良い勝負だと思っていた将棋が、二枚替えによって形勢に差がつくことがある、と最近の対局で身に沁みました。 相手が角や飛車を切って来て、こちらの駒を二枚を得る。大駒が手に入ったと素直に喜べるかと言うと、そうでもない。駒が二枚剥がされるということ
実戦の中では、十数手の詰みは頻繁にあるものだ、と最近気づきました。 少し前に棋譜解析に『水匠』を導入したところ、十数手の詰みが、一局の中でお互いに2回ほど発生していることが少なくなかったです。私の場合、対戦相手は2級前後の方が多いです。さす
2024年5月に読んでいる本は、長沼洋『「駒取り坊主」長沼の中・終盤で差をつける 力戦次の一手205』(マイナビ出版、2018年)です。 本書は一年以上前から少しずつ読み進めています。実践からの出題で、かつ、「力戦」と称されているだけあって
高段者同士の戦いを『81Dojo』で見みました。一般的に、高段者とは、将棋アマ四段以上を指すようです。私の知っている将棋とはまったく異なる様相で、とてもびっくりしました。 YouTuberの将棋実況もいくつか見ていますが、『将棋ウォーズ』1
2024年5月に読んでいる本は、金井恒太『ひと目の仕掛け 相居飛車編』(マイナビ、2014年)です。 私は居飛車で戦います。相居飛車だと、どうしても、先後同型になったり、膠着状態になって打つ手に困ることも少なくありません。そうすると、私は無
将棋というゲームは、一手勝ちが理想なのかもしれないと、最近時々思います。 初期状態では、駒割も配置も同じ。つまり戦力がまったく同一。理論的には拮抗しているはずで、どちらかがポカをしなければ、良い勝負になるというのが道理のはず。なんのリスクも