chevron_left

メインカテゴリーを選択しなおす

cancel
arrow_drop_down
  • 150 一人前の教師になるために…④

    ※今日まで、毎日ブログを更新してきました。 今回の150回目の投稿を一つの区切りとして、しばらくの間お休みをしようと思います。 これまで、ありがとうございました。また再開するのを楽しみに待っていただけると、私も嬉しいです。 では、また!

  • 149 一人前の教師になるために…③

    結局私は、その会社には29歳まで勤めました。 会社も社員も若く、エネルギッシュでパワーのある職場が、私はとても好きでした。楽しい期間を過ごさせてもらったと今でも思っています。

  • 148 一人前の教師になるために…②

    クラスの状態を総点検するつもりで、改めて「子供一人一人をよく見る」「クラス全体の空気を感じ取る」ことを伝えました。 また、失敗や経験を多く積み重ね、そこから学んだ「失敗や経験を今後に生かす」ことも書きました。 「失敗や経験を今後に生かす」ということで、今回は私個人をより知っていただこうと思い、自身の若い時の失敗や経験について書きたいと思います。

  • 147 一人前の教師になるために…①

    早いもので、新年度が始まり、もう半分が過ぎようとしています。 子供たちに毎日の生活スタイルがしっかりと根付き、落ち着いた状態で学級経営が行われていることと思います。 ただ一つの傾向としてよく言われるのですが、2学期のこの時期に入って突然クラスが崩れ出したり、様々な問題が湧出したりすることがあります。

  • 146 どうすることが本当に子供のためになるのか…⑤

    学校を子供たちにとってもっと楽しく学習ができる、楽しい場所にするためには、どうしたらよいでしょう…? ICT機器を活用したり、子供同士が関わりながら対話を通して考えたりすることが、重要になるでしょう。 また、学習内容の部分で見直しをすることも必要ではないでしょうか。

  • 145 どうすることが本当に子供のためになるのか…④

    今、学校では特別支援学級の在籍児童がすごく増えています。 通常級では、その子供の個性や特性を十分生かした効果的な教育活動を行うことができにくいからです。 学級種別にもよりますが、特別支援学級ではその子供に応じた学習内容を用意(内容を精選)し、その子供に合った学習スピードで授業を進めています。

  • 144 どうすることが本当に子供のためになるのか…③

    「この学校ではこんなことが学べますよ」といった独自の特色を大切にした学校を増やすとともに、学校を親や子供たちが自由に選べる…そんな学校制度をつくっていけばよい、と私は思っています。 様々な特色を打ち出している私立の幼稚園や保育所などと同じで、それが子供一人一人に合った教育のあり方ではないかと思うからです。

  • 143 どうすることが本当に子供のためになるのか…②

    不登校問題の解決に向けた方策として、私は教育課程を見直すべきだと思っています。 いきなり大きなことを主張するようですが、子供の気持ちを考え、学校の未来に思いを馳せてのことです。 子供たちが学校に行けない(行きたくない・行かない)理由の一つは、根本的に学校での授業(学習)が楽しくないからではないでしょうか。

  • 142 どうすることが本当に子供のためになるのか…①

    子供たちの姿や様子を見ていて最近特に感じることは、学校に適応できない子供が多くなったなあということです。いわゆる不登校の問題です。 これまでにも、このことについては何度か取り上げてきましたが、やはり大きな問題として、また何とかして解決していかなければならない課題として多くの人が把握・理解し、考えていくべきだと思っています。

  • 141 読書を「日常」にする…⑤

    家庭で子供たちが毎日読書に親しむようにするには、どうしたらよいでしょう? 本好きな子供であればよいのですが、そうではない子供もいると思います。むしろ多いかもしれません。 そこで、やはりできるだけ好きな本から始めていくことがポイントだと思っています。

  • 140 読書を「日常」にする…④

    「朝読書」のメリットの一つに、豊かな心の醸成や、一日の最初に心を落ち着け、自身を見つめる思索や想像の時間をもつこと、1限の授業にスムーズに入っていけるということがあります。 実はこれは、学校における子供たちだけの話ではなく、私たち大人も同じだと思っています。 朝、心を落ち着けてじっくりと本に親しむことは、とても良いことです。

  • 139 読書を「日常」にする…③

    読書を日常化すると言うと、「教科学習(よく言われる「勉強」)の時間が少なくなる」「学力が落ちてしまうのではないか」といったデメリットや不安を主張する人がいるかもしれません。 世間一般でいう学力は、もしかすると落ちてしまうかもしれません。 しかし、「読書」こそ大事な勉強であり、違う意味で学力を上げるものであると私は言いたいです。

  • 138 読書を「日常」にする…②

    読書を「日常」にすることの大切さは分かっていても、それを本当に実行するのは結構大変なことです。 それまで読書が生活パターンの中になかった人にとっては、なおさらでしょう。 しかし、読書を日常化することには、たくさんのメリット(良さ)があります。

  • 137 読書を「日常」にする…①

    あなたは、日頃読書をしていますか…。 人がよく言う「趣味」の一つに、「読書」があります。 また、人として取り組むべき大事なこととしても、古今東西昔からよく言われているのではないかと思うのですが、どうでしょうか。 では、読書の良さとは、いったい何でしょう…?

  • 136 家庭教育を見直すこと…⑥

    母親(妻)を笑顔にする「父親(夫)の役割」について、考えてみます。 私は、家庭の中で母親がいつも笑顔で幸せそうにしていることが大切であると思っています。なぜなら、それが子供たちの幸せを感じることができる家庭につながると思っているからです。

  • 135 家庭教育を見直すこと…⑤

    家庭における中心人物というと、やはり父親と母親になるのかなと思います。祖父や祖母という家庭もあるかもしれませんが、最も小さな単位で考えると、やはり「親子」関係だと思うからです。特に、子供にとっての父親と母親が家庭において果たす役割はとても重要だからです。

  • 134 家庭教育を見直すこと…④

    「家庭教育を見直すこと」の第4弾です。 第2弾では「家庭内での挨拶」、第3弾では「母親の笑顔と父親の役割」について書いてきました。 今回は、「対話をすること」について書きます。

  • 133 家庭教育を見直すこと…③

    「家庭教育を見直すこと」第3弾です。 子供のよりよい成長のためには、家庭全体が落ち着いていることが大切なのは、誰もが分かっていると思います。 その中で、朝という時間だけは家庭全体が慌ただしい空気に包まれ、何となく落ち着かない雰囲気になってしまうのは、ある程度仕方のないことだと思います。

  • 132 家庭教育を見直すこと…②

    「家庭教育を見直すこと」について、もう少し考えてみたいと思います。 子供のよりよい成長のためには、家庭全体が落ち着いていて、明るく幸せな雰囲気の中で穏やかに暮らすという基本的な生活基盤が最も大切だと言いました。

  • 131 家庭教育を見直すこと…①

    子供の教育にとって、国全体として貧困家庭を少なくしていくことが大切だと思っていますが、それと同時に私が思うことは「家庭教育を見直す」ことです。 今回は「学校教育」とももちろん関連しますが、しばらくの間「家庭教育」という切り口から考えてみたいと思います。

  • 130 子供をよく見て、寄り添える大人(教師)に

    前回、子供の自殺を防ぐために、タブレット端末を活用してSOSを早期に把握しようという話をしました。また、子供たちが心の余裕を取り戻すよりも先に、私たち大人が余裕をもって、周囲に心と目を配りながら暮らすことが必要であるということも伝えました。 ただ、タブレット端末の活用はすぐにでもできそうなことですが、大人が余裕をもつことはなかなか難しいことのように思います。

  • 129 タブレット端末で悩み相談を…

    文部科学省は、7月上旬、夏休み明けに増える傾向がある子供の自殺を防ぐために、全国の教育委員会に通知を出し、タブレット端末を活用してSOSを早期に把握するように求めたとのことです。 同省によると、2022年の全国の児童生徒の自殺者数は過去最多の514人で、2023年は1~5月に164人(暫定値)が自ら命を絶ったということです。

  • 128 「カスハラ」問題を考える…③

    前回は、親権を争っている母親が学校に来て、子供を無理矢理連れて帰ろうとする話をしました。 実はその学校ではこうしたケースが結構見られるなど、そんな恵まれない子供たちがたくさんいました。

  • 127 「カスハラ」問題を考える…②

    私がなぜこの「カスハラ」問題を取り上げたか…実はこれらは、店(企業)と消費者間の問題だけではなく、学校という職場においても同様の問題だと思うからです。 例えば、最近はあまり話題にはならなくなりましたが、クレーマーと言われる保護者がいます。

  • 126 「カスハラ」問題を考える…①

    あなたは、「カスハラ」を知っていますか?実は、私は今日まで知りませんでした。 「○○ハラスメント」という言葉と意味は聞いて知っていましたが、今回の「カスタマーハラスメント」は初めて聞きました。 「レジで店員に暴言を吐く客」や「電話で長時間苦情を繰り返すクレーマー」など、顧客から従業員への理不尽な要求をする行為がそれに当たるそうです。

  • 125 スポーツを通した学びをもっと学校教育に…

    バスケットボール男子の日本代表が、9月2日沖縄で行われたワールドカップ(W杯)大会でアジア最上位を確定させ、悲願のパリ五輪出場権を獲得しました。 最終戦となったカーボベルデ戦は、1976年モントリオール大会以来、48年ぶりとなる五輪出場をまさに自力で決めた試合でした。 たいへん素晴らしい偉業であり、祝福すべきことです。各種マスコミも連日に渡って取り上げ、大きな話題となっています。

  • 124 中教審の緊急提言に物申す…④

    朝刊の紙面には、現場の代表として岐阜県の県立高校教師への取材時の言葉が掲載されていました。 その教師は、東京都内の記者会見で「希望が持てる内容ではない」と話し、「2019年に中教審が示した内容とおおむね同じ」とも言っていたとのことです。 そのとおりだと思います。教員の過酷な勤務状況は、随分前からほとんど変わっていません。

  • 123 中教審の緊急提言に物申す…③

    【中教審の緊急提言のポイント(まとめ)】 ①年間の授業時数が国の基準を大きく上回る学校に改善を促す ②運動会や入学・卒業式などの行事で「前例にとらわれた部分」をやめ、時間を削減するよう促す ③教員の「勤務間インターバル」導入を検討する ④保護者の過剰な要求に対応し、教育委員会も支援体制を構築するように要請する ⑤授業以外の業務を支えるスタッフを拡充する(予算計上の検討) 私が「根本的な解決につながらない」と考える理由を、上記の①~⑤に対応した形で述べます。

  • 122 中教審の緊急提言に物申す…②

    今回の中教審の緊急提言で1つだけ前進したと思えるのは、「教職調整額の制度見直し」が(ようやく)されようとしている点です。 この制度も70年以上置き去りにされたまま施行されてきた、現代に全くそぐわない古い制度です。 それを改訂していこうという国の動きが見られるようになったことは、大きな前進だと思います。

  • 121 中教審の緊急提言に物申す…①

    先日の朝刊に「教員確保策を話し合う中教審の特別部会は、長時間労働の是正に向けた緊急提言をまとめた」との記事が載っていました。 教員の長時間労働解消へ向けた動きとして、本当に良いことだと感じました。 しかし、一言正直に言わせていただくならば、「遅い!」「根本的な教育改革にはならないだろう…」との思いです。

  • 120 教育には、お金が必要である…②

    「毎年、約80万人もの人口が減っている」この日本で、今後国として発展していけるかどうかは、経済も大事ですが、それよりも教育にそのカギがあると私は思っています。 人がどんどんいなくなっているのに、果たして経済が発展するでしょうか? 労働人口がどんどん減っているのに、国が栄えるでしょうか? 子供がどんどん少なくなっているのに、人々が生き生きとするでしょうか?

  • 119 教育には、お金が必要である…①

    ある新聞によると、現在小中学生が授業等で使っている一人1台の学習端末について、その「更新費用」を国の全面負担とする方針を決めた(文部科学省)ということです。 この学習端末は、2019年に文部科学省が打ち出した「GIGAスクール構想」が元となっているものです。 全国の国公私立の小中学校の子供全員にデジタル端末を整備するという計画です。

  • 118 自己肯定感と幸福度を高めるには…②

    子供は実に大人をよく見て、その大人からいろいろなことを学んだり、感じ取ったりしています。 担任の価値観や性格も、かなり子供たちに伝わっていきます。昔から「クラスの子供たちは、担任に似る」と言われてきたゆえんです。 きれい好きな先生であれば、クラスの子供たちも自然と周辺を整えるようになっていきます。

  • 117 自己肯定感と幸福度を高めるには…①

    あなたは、一昨年に世界規模で行われた「世界幸福度調査」というのを知っていますか? その調査の中で、日本は、世界の幸福度ランキング54位(100か国中)でした。 また、先進国の中では、韓国に次いで「幸福度の低い国」という結果だったようです。 さらに、他の先進国に比べて、日本の子供は将来の可能性への期待度が著しく低いことも分かったそうです。

  • 116 2学期を迎えて…「柔らかい心」で接する

    8月も終盤になりました。 公立の小中学校の多くでは、2学期が始まったことと思います。 教師の皆さんには、この夏休みで得た新たなパワーや知識・能力を元に、また新学期を力強く乗り切っていってほしいと願っています。

  • 115 「○○校が、私の学校」と言えますか?…②

    「この学校は、…」 その学校に初任からずっといる人は、きっとこの言葉は使いません。 「○○校が、私の学校」という所属意識がたぶんあるからです。 つまり、2か所以上の学校に異動経験がある人や所属意識の低い人に多いと思います。

  • 114 「○○校が、私の学校」と言えますか?…①

    私が教師になった頃、「○○先生の指導は、なぜ子供たちの心にすっと落ちるのだろう」「どうすれば、□□先生のように素敵なクラスをつくることができるのだろう」などと思いながら、目当ての先生やいろいろな先輩の指導法や学級づくり、授業の仕組み方を盗んでいました。(言葉は悪いですが、先輩の先生から「よいものは他の先生から盗みなさい」と、よく言われたものです)

  • 113 「自分が決めた未来」こそが実現する…③

    これまで私たちは、いろいろなことを自分で決めてきました。 高校や大学などの進学先や就職先、付き合う相手もそうですが、そういう大きな事ばかりではなく、もっと日常的なささいな事も数限りなくあります。 例えば、朝起きてまず何をするか(トイレに行くとか、顔を洗うなど)や、学校へ行くといったことです。間違いなく、自分で決めていますよね。

  • 112 「自分が決めた未来」こそが実現する…②

    私たちは、これまで、いろいろなことを自分で選んで(決めて)きたはずです。 例えば、あなたが進学した高校は誰が選びましたか…?(自分の学力や特性、将来の夢等を考慮しながら受験校を決め、合否の結果も含めて、最終的に自分で選んだのでは…?)

  • 111 「自分が決めた未来」こそが実現する…①

    今回は、人の生き方のことについて少し触れてみたいと思います。 実は既にいろいろな所で宣言していますが、私は「100歳まで働く」(「100歳まで 生きる」ではありません)と決めています。 「えっ、どういうこと?」となりますが、単に自分で決めているというだけのことです。

  • 110 学校はこれからも存在していけるのか…

    あれは、2年前のことでした。 最後に校長を務めた学校でコロナの感染が拡大しつつある中、迷った末に私は「クラブ活動を実施する」と決断し、教職員に伝えました。 ところが、活動開始直前になって、一部の先生方が「クラブ活動を中止にしてほしい」と、校長室に直談判に来ました。

  • 109 子供全員がアウトプットする授業…②

    『皆さん、お金は好きですか?…好きな人?』 「金銭教育」(小学5年生のクラスで)について、もう少しお伝えします。 まず、導入では、本時の学習課題が提示されました。(この学習の終わりまでに、自分の今後の生活への目当てを見つけるという課題) そして、学習の大まかな見通しをもった後に投げかけられたのが、冒頭の言葉です。

  • 108 子供全員がアウトプットする授業…①

    『・・・ところで皆さん、お金は好きですか?…好きな人?(挙手を求める)』 以前、小学5年生のクラスで「金銭教育」(外部講師による出前講座)を行いました。 「金銭教育」は、これまでにもいろいろな授業を見ていたので、今回も少し参観した後、職員室に戻ろうと思っていました。 ところが、講座(授業)の導入部分を見て、戻れなくなってしまいました。

  • 107 「幸せ」な働き方改革を目指して…②

    「働く時間を削る」…それで目指すべき本来の「働き方改革」は、決して達成できないと私は思っています。 私たちが目指すべき「働き方改革」は、決して「時短」ではなく、大人である私たちが今の仕事にやりがいや生き甲斐を感じ、「毎日働くことが楽しい」という働き方なのではないでしょうか…。

  • 106 「幸せ」な働き方改革を目指して…①

    学校現場では、もうすぐお盆休みと言われる実質的な休みも終わり、2学期に向けての準備や研修などが本格化します。(夏季休業中ですが、子供たちと違って、教師に休みは少ないです) いよいよ2学期に向かって始動を起こすといってもよいでしょう。

  • 105 子供たちは、なぜ不登校になってしまうのか…⑤

    学校現場におけるいろいろな問題に対して、その解決方法やアイディア、方向性を生み出すこと(力)は、言ってみれば今の子供たち(=未来の大人)に求められている資質・能力です。 そして、まずは大人である私たちこそが、これらを解決してみせる必要があります。

  • 104 子供たちは、なぜ不登校になってしまうのか…④

    最近になり、適応指導教室やフリースクール、不登校特例校など、学校に行きづらいと感じている子供たちの通える学校がようやく認められるようになってきました。もちろん、通った日は出席扱いになります。これは、大いなる進歩です。 これまでは、あの「ゼロコロナ」と同じだったのです。

  • 103 子供たちは、なぜ不登校になってしまうのか…③

    不登校の原因やきっかけは様々だと思います。しかし、それはあくまで表に現れている事象に過ぎません。 その根本には、学校や教室、人と関わることや学習すること、親や自分自身のことなどに「不安や恐れ」があると考えられます。 また、それは思考(意識)レベルではなく、感覚(無意識)レベルで起こっているが故に、周囲にも本人にも分からなかったり気付かなかったりするという話もしました。

  • 102 子供たちは、なぜ不登校になってしまうのか…②

    なぜ不登校になってしまうのか・・・? その理由として、私は「子供たちが、今の学校(学習)に適応できなくなっている」ことが大きいと思っています。 簡単に言えば、「授業(学習)が楽しくない」のです。

  • 101 子供たちは、なぜ不登校になってしまうのか…①

    教師であれば避けては通れない「不登校問題」について、改めて取り上げてみたいと思います。 不登校児の急増とその対策は、以前から日本教育界全体の喫緊の課題です。 多くの学校でじわじわと増加している状況にあり、担任教師を中心に、その対応に苦慮していることでしょう。

  • 100 命を大切にする教育…②

    100回目の投稿となりました。 前回の「子供の自殺が過去最多」という新聞記事を受け、日頃から教師がやっておけばよいこととして、子供一人一人を「よく見る・よく聴く・よく関わる」を挙げました。 あと2つ、追記します。 それは、「クラスづくりや環境づくりを進めること」と「SOSを出す大切さと選択肢はいっぱいあるという話をすること」です。

  • 99 命を大切にする教育…①

    最近、2021年度の子供の自殺が過去最多であったという記事が新聞に出ていました。(情報の収集・分析上、一昨年度のデータが最新のようです) 主な理由としては、コロナやいじめによるものなどが挙げられていました。

  • 98 教師こそがいじめをなくすことができる…④

    担任教師は、クラス全員の前で、覚悟をもって「いじめ」に戦いを挑んでいくことにな ります。 必ずクラス全員がいる教室で行わなければなりません。 なぜなら、子供たち全員の力が必要だからです。

  • 97 教師こそがいじめをなくすことができる…③

    いじめに発展するような危険性が隠れている日々のトラブルや出来事を、担任教師が一つ一つ丁寧に対応し、しっかりと解決していくことで、いじめは防ぐことができます。 その意味で、まさに「いじめが起きてからでは遅い」のです。 厳しい言い方ですが、いじめが起きるのは、教師がそれまでの小さな危険性を見逃し、しっかりと解決してこなかったから、と私は思っています。

  • 96 教師こそがいじめをなくすことができる…②

    担任教師こそが、「クラスのいじめをなくす」ことができます。 担任教師は、クラスで唯一の大人であり、リーダーです。こういう時こそ、絶対的なリーダーシップを発揮する場面です。 担任教師は、いじめを絶対に許してはいけません。その前に、いじめと言われるような事態になる前の段階から、きちんと丁寧に指導を行っていく必要があります。

  • 95 教師こそがいじめをなくすことができる…①

    現在、教育の喫緊の課題の一つに、「いじめ」があります。 前回、「残念なクラス」の特徴の一つとして『けんかやいじめが多い』を挙げましたが、クラスが崩れ気味になってくると、こうした状況が少しずつ湧いて出てきます。 不思議なことですが、教室の中の空気がそういう方向に傾いていくと言いましょうか…恐ろしいことです。

  • 94 こんなクラスがあふれる学校だったら…②

    人によって「よいクラス」の定義はいろいろですが、一般的には下のような様子や状況が「よいクラス」と言われているものだと思います。 (※前にも同じような内容を掲載しましたが、再掲します)

  • 93 こんなクラスがあふれる学校だったら…①

    以前校長をしていた学校で、学校経営方針として次のような重点目標(1年間)を掲げ、教職員に伝えたことがあります。 ~「自分大好き 友達大好き 先生大好き 」があふれる 幸せな学校(○○小)~

  • 92 教師の「やりがい」とは…②

    教員の離職者が少なくなり、精神疾患者が減るためには、いったいどうすればよいのでしょう…? 教師に精神的な強さが求められることは間違いないとしても、私は、教師という仕事が魅力ある職業であると、まずは世の中にアピールしていくことが大切だと思っています。

  • 91 教師の「やりがい」とは…①

    前回、「教員の離職者が過去最多」「精神疾患によるものが大多数」という新聞記事のことを取り上げましたが、確かに教師は精神的な強さが求められる職業です。 精神的な強さがないと、なかなか続けていけないといってよいでしょう。 また、精神的な部分での経験や失敗を経ながら、それらを力強く乗り越えていくことで、ようやく教師の「やりがい」にまで到達するのかもしれません。

  • 90 成長する日本の教育とは…

    先日の新聞に、「教員の離職者が過去最多」という記事が掲載されていました。 しかも、「精神疾患による離職」が大多数を占めているとのことです。 前回、産・育休代員の配置の問題を挙げましたが、同様にこのことも非常に大きな問題だと感じています。

  • 89 成長する教師と残念な教師

    最近は若い教師が増え、産後・育児休暇を取る人が多くなりました。男性教師の中にも育休取得者が徐々に増えてきており、良いことだと思います。 ただ一つ、問題があります。 それは、どの学校も代員を配置することが難しい状況になっている点です。

  • 88 「伝える」と「伝わる」の違い

    楽しい夏休みを過ごしていますか。 毎日子供たちと接しておられる教師の苦労は、大変なものであると感じます。 言っても言っても聞かない子供や、指導した後から繰り返しルールを破り、人に迷惑をかける子供、相手の気持ちを考えず、自分のわがままを通そうとする子供など…いろいろな子供たちに指導する中で、そのストレスから教師がやる気を失ったり、心が折れそうになったりするのも無理はないでしょう。

  • 87 「いつやるか」決まっていますか…?

    楽しい夏休みを過ごしていますか…。 さて、「継続は力なり」の言葉に代表されるように、「習慣」が大切なことは誰もがよく分かっています。 しかし、これを実行するとなると、なかなか困難が多いのも現実です。 習慣化の難しさは、世の中の多くの事例(ダイエットや禁煙、禁酒、いろいろな習い事など)がそれを物語っています。

  • 86 子供たちをどのように呼んでいますか…?

    時々、子供たちを下の名前で呼び捨てで呼ぶ教師がいます。 ただ、私はお勧めしません。 人によっては、子供たちに愛着をもった教師らしい行動の姿だとする見方もあります。

  • 85 人を責めない自分に…②

    昨今、多様性を認めていこうとする国際的な大きな動きがあります。 その中で、もしかすると日本は多様性を認めることのできる人が少なく、今後世界から大きく立ち遅れていく可能性があるのではないかと思うことがあります。

  • 84 人を責めない自分に…①

    さて、今回は、学校という職場環境やその中での人間関係といった切り口で書きます。 1学期が終了し、夏休みに入り、ほっとしておられる方が多いことでしょう。 この1学期は、新しい年度を迎え、異動後の新しい教職員メンバーによる新体制で学校をスタートされたことと思います。

  • 83 教師の仕事を楽しいものにするために…②

    「やらないこと」を決めた後は、どうするのか…? 次は、「やらないこと」を実行するためにどうすればよいかを考えるのです。 例えば、やってくれる人がいない場合は、どうするのか…?

  • 82 教師の仕事を楽しいものにするために…①

    昨今、教師の多忙や働き過ぎによる過労死の問題がニュースや新聞などでよく取り上げられています。 今に始まったことではないのですが、残念ながら教師は昔も今もとても忙しいです。 ただ30年教師をやってきて思うのは、年々その忙しさが増している点です。 特に、その質の変化が大きいと私は思うのですが、いかがでしょうか。

  • 81 子供たちの学力と教師の指導を振り返って…②

    前回に続けて、【徳】と【体】を取り上げます。 1学期を振り返って、本に親しむ子供たちは増えたでしょうか…? 1学期の子供たちの運動技能や体力面の向上については、どうだったでしょうか…?

  • 80 子供たちの学力と教師の指導を振り返って…①

    公立の小・中学校では1学期が終わり、いよいよ待ちに待った夏休みを迎えます。 さて、1学期を振り返って、いかがでしょうか…? 子供たちの学力は、しっかりと身についてきているでしょうか。

  • 79 挨拶は「する・しない」ではなく、「できる・できない」?…②

    挨拶をする人は、ほぼ決まっています。 挨拶をする人はいつもするし、しない人はいつもしません。 いつも挨拶をする人が、体調やタイミングが悪くて挨拶をしないことはあっても、いつも挨拶をしない人が突然挨拶をするようになることは、ほとんどありません。

  • 78 挨拶は「する・しない」ではなく、「できる・できない」?…①

    挨拶の声があふれる学校(クラス)って、素敵だと思いませんか…。 では、挨拶の声があふれる素敵な学校(クラス)にするには、どうすればよいでしょう…? これまで私はどの学校に行っても、この問題にぶつかっている現状を目の当たりにしてきました。

  • 77 「学校大好き」な教師が素敵な学校をつくる…③

    組織内では、スムーズな「ホウ・レン・ソウ」が重要です。 しかし、私はそれよりも「雑談と相談=ザッソウ」の方がもっと大切だと思っています。 なぜなら、それがチームを明るく活性化し、教師の元気につながり、それが子供たちに大きなエネルギーとなって注がれ、多くの喜びや成長につながっていくと思うからです。

  • 76 「学校大好き」な教師が素敵な学校をつくる…②

    前回、「学校大好き」な教師が素敵な学校をつくる、という話をしました。 「チーム学校」のレベルを上げるためには、どうすればよいと思いますか…? どんな職種であれ、組織として仕事を進めていく時に、「報告・連絡・相談=ホウ・レン・ソウ」は、必要不可欠です。

  • 75 「学校大好き」な教師が素敵な学校をつくる…①

    「先生大好き」な子供たちの学力は上がると同様に、「学校大好き」な教師が素敵な学校をつくると、私は思っています。 「学校大好き」な教師というのは、いわゆる仕事が遅く、いつまでも学校に残っている教師のことを指すのではありません。

  • 74 「先生大好き」な子供たちの学力は上がる…②

    「先生のことが大好きな子供たちの学力は、上がる」と書きました。 思い出してみてください。子供の頃、学校で好きな先生の勉強は、よく話を聞きよく分かるし、その勉強が好きになってテストの点数も上がったということはなかったでしょうか。

  • 73 「先生大好き」な子供たちの学力は上がる…①

    「スポーツも学校もクラスも、チーム力を高めることが大切である」 そう思っている私ですが、そのためにも、まずは教師一人一人が「元気」であることが重要だと思っています。 今さらのことですが、まさに「元気が一番!」です…本当にそう思いませんか?

  • 72 「チーム」への思い…②

    【野球型組織】と【サッカー・ラグビー型組織】について、それぞれの監督(組織リーダー)の様子から説明します。 野球は、試合中監督がサインや指示を出し、攻撃や守備の方法、戦略や戦術を与え、選手がそれに従うという典型的な「指示・命令型」のスタイルです。

  • 71 「チーム」への思い…①

    最近はあまり聞かれなくなったと感じますが、10数年ほど前に、教育関連の中で「チーム学校」という言葉がクローズアップされたことがありました。 この「チーム」という言葉を、私は物心がついた頃からとても大切に思ってきたような気がしています。あるとき、「どうしてだろう…?」と考えてみました。

  • 70 遊ぼう先生、教師を目指す…②

    新入社員として配属になったのは、千葉県のある店舗でした。(スイミングスクールと体操スクールの2つのセクションからなる小規模店。私はスイミングスクールの配属となり、スイミングコーチとして働きました) そこで、私は人生の転機となる子供に出会います。

  • 69 遊ぼう先生、教師を目指す…①

    前々回、かなり自身の恥をさらしたことで、「遊ぼう先生」をより知っていただきたいという思いに駆られました。もう少しだけお付き合いください。 私は失敗が多いというより、失敗だらけの人生だと自分では思っています。

  • 68 素敵なクラス(学習集団)を目指して…②

    「学級経営が大切だ!」と言うと、「いや、授業の方がもっと大切だ!」と言う人がおられますが、私はそういう話をするつもりはありません。 なぜなら「学級経営は、授業の中で築くもの」だと思っているからです。

  • 67 素敵なクラス(学習集団)を目指して…①

    2023年度がスタートして、早くも3ヶ月が経ちました。 教師にとっては、1学期も後わずかとなり、追い上げの時期ですね。 また評価の時期でもあり、もうしばらくは多忙な日々が続くことでしょう。

  • 66 学びのインプットとアウトプット…②

    学びの「インプットとアウトプット」は、いろいろなパターンが考えられます。 「聞いたことをノートに書く」「読んだことを人に話す」などのように、有効な方法を考え、工夫できるのではないでしょうか。 その意味で、「音読」はなかなかよい学習だと思っています。

  • 65 学びのインプットとアウトプット…①

    あなたは、昨日読んだ図書や資料で「なるほど、そうか!」と理解した内容を、次の日そのほとんどを忘れてしまっていたということはありませんか。 研修会で「これはいい方法だ。ぜひ自分の学級に取り入れてみよう」と喜んで帰ってきたのに、気が付くと何もしないまま日が経っていたという経験はないでしょうか。

  • 64 健康で、人間らしい生き方とは…③

    健診のために年老いた母親を連れ添って行った病院で、たくさんの患者さんを見ると、いつも思うのが健康の大切さです。 「健康が当たり前」と思っていることに改めて気づかされる自分がいます。 あなたは、どうですか…?

  • 63 健康で、人間らしい生き方とは…②

    1年ほど前の資料になりますが、新型コロナに関して実際に私が調べたデータやそれらを基に考察した内容について伝えます。 こうした緊急事態の際、人の思いや考えの根拠となるのは、やはり確かな数字や過去の歴史などです。

  • 62 健康で、人間らしい生き方とは…①

    「後3年しか生きられない(余命宣告3年)」としたら、あなたはどうしますか? 私たちは、普段あまり死を意識しないため、平均寿命ぐらいまでは生きるだろうと、何となく思いながら生活しているのではないでしょうか。 しかし、本当にそうなるのかどうかは、誰にも分かりません。

  • 61 「朝日記」のすすめ

    私は日記を朝、書いています。 「日記って、夜に書くものでは…」と思っている人が多いと思いますが、それが、普通の日記とは異なる「朝日記」なのです。

  • 60 「日記」のすすめ

    私は日記を書いています。 日記というくらいですから、毎日です。 日記というと、「続けるのが大変だ」とか「面倒くさい」と思う人が多いようです。

arrow_drop_down

ブログリーダー」を活用して、asobo-teacherさんをフォローしませんか?

ハンドル名
asobo-teacherさん
ブログタイトル
遊ぼう先生
フォロー
遊ぼう先生

にほんブログ村 カテゴリー一覧

商用