少しSFっぽい?ファンタジー小説です。下書きっぽくなると思います。たまには、違うものも書きたいよな。そんな気分の時に更新したいと思います。「スキルマスター」を、なろうとカクヨムで書いているので、良ければそちらも宜しくお願いします。
クロムとバリアントの戦闘が始まる。 クロムはAランクの冒険者だ。バリアントと言えど、一層に現れる奴に後れを取ることはない。ハサミの攻撃を軽く躱しながら、それを切り飛ばす。 「すご~い!」 「私達なら、あれぐらい平気だよ~」 「うん」 ミカ達は驚いているが、キキとミルフィ...
今の戦闘で、クロムは二つの槍のスキルを使った。 この世界にはスキルと呼ばれる技がある。その種類は武器系統で変わり、いくつかある。 ライジング・サンは、前方に槍を構えたまま直進してその衝撃で相手にダメージを与える。移動中は、空中に浮いた状態になる。 サンダー・ランスは...
「古代生物って機械なのに、何で生物って呼ぶの?」 「そ、それは…」 「古代機械じゃあ、よく分からないからよ。古代兵器って呼んでも、なんかしっくりこないし。それに、あいつらは何かの意志を持って動いてるように見えるの」 「何かの意思って?」 「それは…」 「右からコセだ!」 アル...
アル達は洞窟側を直進する。鉄板側は足元が滑るためだ。そして、しばらく進むと、 『カシャカシャカシャ』 「止まれ!」 クロムが右腕で皆を制止させた。 「ここは、あいつらが居るのね」 「らしいなっ!」 『グシャン!』 エルルが話し終えると同時に、クロムが叫びながら前方の暗闇...
「中も他と変わらないわね」 「入り口から、想定済みだ」 エルルとロンドが辺りを見回している。 ダンジョン内は半分が岩でできた洞窟で、残り半分が鉄板が張られたような作りになっている。天井は洞窟側が5メートル程で、鉄板側は高すぎて上まで見通せない。所々から突き出た岩が光を放ち...
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先を行くクロムが地上に降りて行く。どうやら目的地を見つけたようだ。アル達は少し遅れて、クロムの立っている場所に到着する。 アルはボードから飛び降りて、クロムの横に並び立つ。 「これがダンジョンなのか?」 「そうだ」 黒光りを放つ半径2メートルほどの渦が、空中に浮かんでい...
街の外に出ると、大きな荷台の付いた乗り物と小さ目な2つの乗り物が用意されている。アルとミカは、キキとミルフィーに付いて行く。 「私達は、これで行くよ~」 キキが小さ目な2つの乗り物を紹介する。乗り物は2、3人が乗れるほどのサイズの板で、地面からは少し浮いている。前の部分には、...
「うおぉぉぉっ! どうなってるんだこれ!?」 「この盾は、スタミナを消費する代わりにバリアを作り出すのですな」 「俺にもやらせてくれ!」 「いいともですな! 但し、成功するかは別ですな」 「わりー、わりー。遅れた」 アルとマックスが会話を弾ませているとクロムが現れた。今は大...
翌朝。 アルが集合場に向かっていると、ミカと出会う。 「おはよ~アル…。ふわぁ~」 「おはよ~…。なんだいきなり? 眠いのか?」 「うん…」 ミカは目をこすりながら返事を戻した。 「ダンジョンが楽しみで、眠れなかったのか?」 「う~ん、違う~。昨日は近所の人が家に遊びに来て...
「出発は明日の朝だ! お前ら準備しとけよ!」 「は、はい!」 振り向いたクロムは、そこに居る仲間達に指示を飛ばした。すると、頭からローブを纏っている少女が緊張して声を上げた。 「アル達も、それでいいか?」 「うん、いいよ!」 「私も、いいわ」 「よし! それじゃあ明日の朝8時...
「そうなのか、クロム?」 「アル! 疑うのか!? 俺はぜ~~~たい! その気はないぞ!」 「はあ、違うよ。ダンジョンのことだよ」 「んん!? あ、ああ。ダンジョンのことか。まあ、何となくな」 頭を掻きながら未だ頬の赤いクロムを見たアルは、本当はその毛があるんじゃないかと疑っ...
「ダンジョンだ! ダンジョンが現れたんだよ!」 「ちょっと落ち着いてください。話の内容がよく分かりません」 アルとミカがギルドに到着すると、先程の男がカウンターで大声を上げていた。二人目の女性の職員が男に水を手渡す。 「はあ、はあ、済まない。ずっと走りっぱなしだったからな」...
この世界にはスキル適正と呼ばれるものがある。これはそのものの個性であり、あらゆる生物が所持している。その種類はこの様に分かれている。 ☆力の適性 物理攻撃力に影響する。 強ければ重い物などが持てる。 ☆器用さの適性 命中率に影響する。 弓や銃の精度が上がり攻撃を当て...
しばらくの間、アル達は椅子に座ってスカイボールを観戦していた。そこへ、リーザが訪れる。 「はい、結果が出たわよ~。一応、中は見えないようになっているから安心してね」 スキル適正は、冒険者にとっての秘密事項だ。検査を行ったリーザにも知られないように、機械から小さな封筒に入れら...
アル達はギルドに到着して中に進んだ。 「あれは凄かったな~」 「オーバーヘッドキックは最高だよな!」 「あの高い打点からは、キーパーも一歩も動けなかったな~」 ここにもモニターがあり、スカイボールの話題でお祭り騒ぎだ。 「アル~。やっぱりちょっと見ていこうよ~!」 「...
「どうしたのよ? 浮かない顔をして。ひょっとして、まだ悩んでるの?」 「ん~~~」 ミカはアルが冒険者として、どの職業に就くかを悩んでいることを知っていた。アルは腕を組みながら唸っている。 「自分の好きな道を、選べばいいじゃない? それとも、またおじいちゃんに何か言われたの...
「きゃーーーっ!」 ダンジョン内にミカの悲鳴が響き渡る。 「どうした!?」 慌ててクロムが振り向くと、クラブタイプのバリアントがミカに巨大な腕のハサミを振り上げていた。キキがそれを許すはずがない。素早く二丁の銃を構えた。しかし、 (重なってる! 打てない!!!) 目の前に、...
小説を書いていこうと思います。 初めのうちは練習用になるかと思いますが、 宜しくお願いします。 更新ペースは不明です。 100話まで書けたら、カクヨムなどに投稿してみようかと考えています。 「スキルマスター」という小説を書いていますが結構大変で、 息抜きとしてここで遊んでみ...
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