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2023/04/10

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  • 雑念ユーモア短編集 (91)慌(あわ)てる

    雑念を湧かす間もなく慌(あわ)てる場合がある。世間はそれだけ何が起きるか分からない要素含んでいる訳だが、町川も通勤の途中で思いもかけないハプニングに出食わすことになった。まあ、悪いアクシデントではなく済んだのは良かったのだが…。いつものように自転車に乗ると、町川は出勤のため家を出た。そして、いつものようにお決まりの公設駐輪場へと向かった。そこから徒歩で約五分ばかりのところに地下鉄の下り階段がある・・といった寸法だ。町川は同じ時間帯で到着する列車を駅ホームで待ち、これもまたいつものように入ってきた列車に乗った。車内は朝早いこともあり、それほど混んでいなかった。と、いうか、町川の目に入る人影は皆無だった。この二本あとの列車から急に乗客が増えることは町川が調べ尽くした結果である。だから、この状況もいつもどおりだ...雑念ユーモア短編集(91)慌(あわ)てる

  • 雑念ユーモア短編集 (90)予想外

    予想外のことが突発して起きたとき、雑念で迷うか迷わないかは、人それぞれによって違う。ドッシリと構える人もあれば、オタオタして右や左に動き回る人もある訳だ。この男、老舗うなぎ専門店の板長、大物は前者の一人で、ドッシリと腰を据えるでなく、板場で立ったままニヤけた。「だ、大丈夫なんですかっ!?板長っ!!あと、二十分しかありませんよっ!!」「ははは…何をそんなに慌(あわ)てとるんだっ、小袋」「だって、あと、二十分しか…」予想外の入った注文に、板前見習いの小袋は語尾を濁(にご)した。「二十分もありゃ、御(おん)の字だよ小袋。十五分では少しきついが…」そう言いながら大物は、やり残した厨房作業をアレヨアレヨという間に処理していった。そして、およそ七、八分を残し、注文されたノルマをすべてやり終えたのである。この日のデリバ...雑念ユーモア短編集(90)予想外

  • 雑念ユーモア短編集 (88)寿命

    有馬は湯に浸かりながら雑念を湧かせた。ああ、いい湯加減だな…という雑念ではない。^^俺は今年で七十五になる。俺の寿命はいつまでだろう…という雑念である。「いいお湯ですな、有馬さん…」一緒に来た同じ老人会の鹿尾が、隣から赤ら顔で小さく声をかけた。「ああ…いい湯加減ですな…」二人が露天風呂に浸かってから、すでに十五分ばかりが経っていた。「鹿尾さんは、今年でお幾つになられました…」「ははは…有馬さんより二つ上になります…」「といいますと、七十七ですか…」「はい、喜寿で…」「それは、お目出度い…」「お目出度いかどうか…」「ははは…『門松や三途の川の一里塚目出度くもあり目出度くもなし』ですか…」「さようで…」「お互い、今を明るく過ごしましょう。ははは…」有馬は、寿命は考えても仕方がないか…と、浮かべた雑念を忘れるこ...雑念ユーモア短編集(88)寿命

  • 雑念ユーモア短編集 (87)返金

    橘はネットで商品を購入した。ところが、その商品を使用しようと設置を業者に依頼したところ、業者が、液化天然ガス取締法のコンプライアンス強化で設置できません…と攣(つ)れなく断られてしまった。購入商品は宙に浮いてしまったのである。¥30,000近い商品だったため、橘は宙に浮かせておくのも如何(いかが)なものか…と思慮し、ネット販売先でキャンセル手続きをした。そして、手続きが業者から了承されたため宅配便で返品した。橘は、やれやれ、これで返金される…と安堵(あんど)した。ところが、である。そのひと月後、とある買い物をして預金通帳から額を引き出したところ、クレジット会社から購入商品の全額が引き去られていたのである。橘は、?と頭を傾(かし)げた。キャンセルで商品は返品したのだから引き去られるはずがない…と考えた訳だ。...雑念ユーモア短編集(87)返金

  • 雑念ユーモア短編集 (85)腹具合

    人の腹具合というのは実にデリケート[繊細]に出来ている。小堀は、今日に限ってどうも腹が減るなぁ~…と雑念を湧かせていた。いつもはそうも思わないのだが、昨日は余り食欲がなかったため、そのギャップが雑念を湧かせたのである。『どうも腹具合だけは思うに任せない…』自分の意思ではどうにもならないと小堀は深いため息を一つ吐(つ)いた。「お父さん、そろそろ夕飯ですよ…」書斎で執筆する小堀に妻がドアを開けず声をかけた。「ああ…」小堀は小さく返した。今日の原稿を出版社へ明日の朝までにネットで送る必要に迫られていたが、コレという随筆の原稿ネタが浮かばなかったこともあり、仕方なく書斎のデスクから重い腰を上げた。と、いうのは口実で、腹具合が空腹に苛(さいな)まれていた・・というのが真相だった。夕食を貪るように食べ尽くすと、ようや...雑念ユーモア短編集(85)腹具合

  • 雑念ユーモア短編集 (84)やるだけやる

    出来不出来は別として、やるだけやる!と意気込むのは必要だ。岳上(たけがみ)も、やってやる!と雑念を振り捨て意気込んでいた。ただ、相手は大手のヘッジファンド、KARASである。ヘッジファンドはハゲタカの異名を持つ投資ファンドで、この餌食(えじき)になればM&A[合併と回収]により会社は乗っ取られる運命に立たされる。岳上の会社は、まさにその餌食になろうとしている矢先だった。「岳上君、君もしくは君の部下達がファンドにその実態を知られようと当会社は一切、関知しないからそのつもりで。成功を祈る!」「…」上司の人事部長の峠にミッション・インポッシブルのように告げられた特殊任務課の課長、岳上は、沈黙したまま一礼すると部長室を出た。ミッション・インポッシブルと違うのは、直接、言われたたことである。^^彼が率いる特殊任務課...雑念ユーモア短編集(84)やるだけやる

  • 雑念ユーモア短編集 (83)アレコレ2

    (49)アレコレの別話である。アレコレとしなければならなくなった砂木は、ついつい疎(うと)ましくなる自分を戒めた。疎ましくなったのは、疲れ+処理しなければならない物事の多さ・・が原因していた。なんといっても一週間、多忙に追われ、心身ともに疲れ果てていたのである。『だが、しなければ、俺以外に誰もする者がない…』砂木の脳裏を駆け巡る雑念は次第に膨れ上がっていった。『よしっ!ともかくやろうっ!』決心して意気込んだまではよかったが、何から手を付けていいのか?の算段がつかない。砂木は、ふたたびドッシリと腰を下ろし、雑念に沈み込んだ。『アレだけでも片づけるか…』決断し、とにかくアレコレのアレだけをやることにした砂木はアレを処理し始めた。すると案に相違して物事がスンナリと運び出したのである。アレヨアレヨという間に、アレ...雑念ユーモア短編集(83)アレコレ2

  • 雑念ユーモア短編集 (82)いい国

    この国ほどいい国はない…と、今年から社会人となった崖下は勤務後、駅へ続く歩道を歩きながら、雑念を浮かべていた。目の前にはポイ捨てられたタバコの吸い殻が、そしてしばらく歩くと空になったペットボトル、空き缶が転がっていた。崖下は捨てた人の心境が知りたくなった。『たぶん、何も思わず捨てたんだろうが…』崖下は捨てた人の心を善意に解釈した。誰もいい国を汚くしよう…などと考える人はいない…と思えたからである。ところが、崖下がまたしばらく歩いていると、走り去った車の窓が開き、火が点いたままのタバコが投げ捨てられる光景が目に入ったのである。『いい国だが、残念ながらそう長くはないな…』崖下はまた敗戦前の日本に戻る雑念を本能的に浮かべた。そして五十年の月日が流れ去った。崖下は、すっかり老いぼれ、地下都市で暮らしていた。地上は...雑念ユーモア短編集(82)いい国

  • 雑念ユーモア短編集 (81)夢のような話

    夢のような話が現実になることがある。ただ、その現実はなんとも不安定で変化し易(やす)く壊れ易い・・という欠点を持っている。だから、夢のような話が現実になったときの処し方が問題となる。「た、棚橋さん…当たってますよっ!!」会社のデスクに座り、パソコンで事務処理をしている棚橋に手が空いた隣のデスクの後輩社員、諸崎が新聞紙面と宝くじ券を比較しながら声を震わせて言った。手が空いた棚橋に諸崎が番号確認を頼んだのだ。「ははは…5等の1万円でも当たったか…」「と、とんでもないっ!!1等の前後賞ですよっ!!」「またまたまたっ!私を担(かつ)ごうたって、その手は桑名の焼き蛤(はまぐり)だっ!」「なに言ってんですかっ!み、見て下さいよっ!!」震える手で諸崎は新聞と宝くじ券を棚橋に手渡した。「そんな夢のような話が…どれどれっ!...雑念ユーモア短編集(81)夢のような話

  • 雑念ユーモア短編集 (80)いいこと

    当たり前と言えば当たり前の話だが、人は生きていく上で、いいことを求める。誰も悪いことを求めて生きる人なんかいないだろう!と言われればそれまでだが、この若い女性、坂宮もそんな女性の一人だった。今年、二十一になる大手商社に勤めるOLで、顔もそうブスではなかったから、それが返って坂宮にとって災いしていた。坂宮は日夜、自分にいいことはないものか…と憑(つ)きものが憑いたように雑念を巡らせながら生きていた。まず、奇麗に見せることで若い男性社員達からチヤホヤされたいと高額の化粧品で厚く塗りたくった。結果、塗らない方がいいのに…と、男性社員達に蔭で謗(そし)られ嘲笑された。それでも坂宮はいっこう気にすることなく、いいことを求めて塗りたくった。結果、坂宮の出費は嵩(かさ)んでいった。余り受けが良くないわ…と、ようやく気づ...雑念ユーモア短編集(80)いいこと

  • 雑念ユーモア短編集 (79)自業自得

    世の中は実に上手(うま)く出来ている…と野蕗(のぶき)は唸(うな)った。なぜ野蕗がそう思ったかを説明すれば話が長くなるが、概要を短く言えば、野蕗を陥(おとしい)れた生節(なまぶし)が、ものの見事に自分が仕掛けた策略で失脚し、出向として地方へ左遷されたからである。早い話、出世コースから完全に見放された片道切符の島流しだった。その一部始終を話せば、これも長引くから次のフラッシュに纏(まと)めたドラマを読んでいだたければ、分かって戴けることと思う次第だ。松の内も終わった一月下旬、人事部第一課長の生節と第二課長の野蕗は次の人事部長ポストを巡り、熾烈(しれつ)な戦いを繰り広げていた。とはいえ、それは飽くまでも心理合戦であり、表面的には見えない戦いだった。生節は露骨な心理戦を展開し、人事部長の鮨尾(すしお)にプライべ...雑念ユーモア短編集(79)自業自得

  • 雑念ユーモア短編集 (78)付け足し作業

    長い作業を終えた川萩(かわはぎ)は一心地つこうと庭に置かれたテーブル椅子に座りコーヒーを啜(すす)った。昨日、スーパーで買おうとした焙煎豆入りのブルマン[ブルーマウンテン]が陳列棚に無かったため、仕方なく買ったブレンド豆の粉で淹(い)れたコーヒーだ。一口、二口と啜っていると、最近はどうも買おうとする品が不如意だ、二月か…如月(きさらぎ)も大したことがないぞ…という雑念が川萩の心に芽生えた。買おうとしている物がない・・これ即ち、川萩に言わせれば不如意なのである。如来さんも忙(いそが)しいのか…いやいや、どうも世の中の景気がよくないのかも知れん…と、川萩は雑念を益々、増幅させていった。そして、飲み終えたコーヒー茶碗を持ち、庭からキッチンへ上がろうと足踏み石に片足を乗せたとき、川萩の目に作業の不備な部分が目に映...雑念ユーモア短編集(78)付け足し作業

  • 雑念ユーモア短編集 (77)信仰

    人々が個人で見えない力を信仰するのは自由だが、その信仰の対象が個人ではなく複数の人になると、次第にその信仰は組織化され、増幅して問題となっていく。人類の歴史でもこの手の問題は政治や社会に大きな影を落とし、ここ最近でも我が国の国会で問題視されているくらいだ。この男、一小市民の禿尾はこの問題を解きほぐす解決策はないものか?…と、日夜、総理大臣にでもなった気分で偉そうに考えていた。そして雑念を重ね、ようやく辿り着いた結論が浮かんだのは、それから一年後だった。『そうだっ!』何が、そうだっ!なのかは、知る人もない禿尾だけの閃(ひらめ)きだった。そこで、館川のそうだっ!と浮かんだ結論を掻い摘んで箇条書きにしてみよう。[1]信仰の見えない力をプラス{+}と捉えれば、必ずマイナス{-}も起こり得るという信仰のデメリットと...雑念ユーモア短編集(77)信仰

  • 雑念ユーモア短編集 (76)謎

    推理する小説やドラマは真相が知りたくなり興味が湧くところだが、この傾向は次第に増幅するある種の依存症に似ていなくもない。館川も推理好きで、謎を知りたくなる傾向が強く、この手のドラマや小説にドップリと嵌(は)まり込んでいた。この夜、館川(たちかわ)が観ているドラマは、ほぼ真ん中辺りまで進行していた。『いやいや、そう思わせておいて、実は身近な第一発見者が犯人だった・・なんて筋だろう…』館川はドラマを観ながら、CMで中断している間、パーコレーダーで淹(い)れた焙煎コーヒーを啜りながら、そう思った。ところが、である。新たな人物がどんどん登場し、館川は何が何だか分からなくなっていった。ただ、謎を知りたい気分だけは益々、膨れ上がっていた。『Bは、ほぼ白に近いから関係がない。Bの友人のCもタバコを吸わないから関係がない...雑念ユーモア短編集(76)謎

  • 雑念ユーモア短編集 (75)世の中

    世の中の動きは本人の意思に関係なく動いていく。その動きに抗(あらが)う者は挫折し、従う者だけが世の中に溶け込んでいくのである。抗うこともなく、かといって従う訳でもない者は、ただ世の中の流れの中で浮かぶ木の葉のように流されていくだけだ。鏑矢(かぶらや)も流れに浮かぶ木の葉のように、ただ流されて生きる男だった。『鏑矢さん、専務がお呼びです…』内線が課長席に座る鏑矢の耳に聞こえた。秘書課の藤尾美香からだった。美人の美香は若い男性社員達の中でマドンナ的存在として獲得合戦の的になっているOLだった。「分かりました…」いつもの図太い鏑矢の声が緊張で高くなっていた。鏑矢もすでに三十路に入り、そろそろ身を固めるか…と思う年齢になっていた。そうは思う鏑矢だったが、世の中の流れは鏑矢のそんな思いとは関係なく、日々の仕事の雑念...雑念ユーモア短編集(75)世の中

  • 雑念ユーモア短編集 (74)思いつく

    ふと、思いつくことがある。それは、その瞬間まで考えてもいなかった考えで、矢橋は、さて、どうしたものか…と迷う雑念に苛(さいな)まれた。やらなくてもいい…と考えれば確かに今、やらなくてもいいことなのである。ただ、してしまった方が明日はどうなるか分からないから、やっておいた方が賢明といえば賢明だ…とも思えた。そんな雑念に苛まれた矢橋の動きはピタリと止まってしまった。矢橋は居間で茶でも飲むか…と思いながら取り敢えず台所へ行った。思いついた内容をするには材料が一つ足りないことにふと、矢橋は気づいた。矢橋はそのことに気づいたとき、茶を飲むことを忘れていた。材料が足りなければ思いついたことも出来ない。そんなことで、矢橋は、まあ、いいか…と、思いついたことを先延ばしにすることにした。それから半年が経過したが、矢橋が思い...雑念ユーモア短編集(74)思いつく

  • 雑念ユーモア短編集 (73)限界

    水で柔らかくした干し柿を一週間ほど食べ続けていた篠塚は、まだ食べられるだろう…と、夕食後、一つ齧(かじ)った。味は甘く、少しもダメになっていないように篠塚は感じた。『なんだ…ちっとも傷んでないじゃないか』そう心で呟(つぶや)くと、篠塚は二つ目の干し柿を齧った。『まあ、今日はこれくらいにしておくか…』篠塚は、そう思うでなく湯飲みの茶をガブリと飲んだ。その十分後、篠塚の腹は少し鬱陶しくなってきた。痛くはなかったが、トイレへ行きたいような感覚が篠塚を襲ったのである。仕方なく篠塚はトイレでコトを済ませた。少し緩くなっていた大便だったが下痢ほどではなかったから、さほど気にせず篠塚はトイレから出た。『二粒ほど飲んでおくか…』雑念を感じた篠塚は、念のため丸薬を二粒飲んだ。就寝したあとは何事も起こらなかった。翌日の夕方、...雑念ユーモア短編集(73)限界

  • 雑念ユーモア短編集 (72)右往左往(うおうさおう)

    人は前後不覚に陥(おちい)ったとき、右往左往(うおうさおう)する。この女性、坂山朋美も右往左往していた。事の発端は上司の副部長、静川の陰謀によるものだった。その理由は、キャリア・ウーマンの朋美が何かにつけて部長の大凧(おおだこ)に告げ口していたのを知り、その腹いせを画策したのだ。『フフフ…これで、あいつも部長に告げ口は出来ないだろう』静川はニヒルに嗤(わら)い捨てた。長年の恨みを晴らしたかのような悪辣(あくらつ)な陰謀だった。その陰謀とはトイレの紙を密かに持ち去り、生理的欲求が果たせないようにしたのである。静川は密かに一人のメンテナンスの作業者に多額の金を渡し、陰謀に加担させたのだった。「…か、紙がないわっ!」朋美は雑念を湧かす間もなくトイレの便座に座り続けねばならなかった。その頃、すでにタイム・リミット...雑念ユーモア短編集(72)右往左往(うおうさおう)

  • 雑念ユーモア短編集 (71)どうしたものか…

    いつもは迷わない鉾宮だったが、その日に限り、どうしたものか…と迷う雑念に悩まされていた。鉾宮とすれば、しようとする物事の時間が少し足りないように思えたのである。ただ、足りないようには思えたが、やろうとすればやれないこともない、なんとも紛(まぎ)らわしい時間が残されていたのである。そのあとのスケジュールは詰まっていて、ドコソコへ出かける手筈になっていた。そのどうしても行かねばならないならない物事は、しようとしている予定をしなければ、なんてことはなく、ゆとりをもって間に合うのだった。どうしたものか…と雑念に沈んでいる場合ではなかった。刻々と過ぎていく時間に鉾宮はついに決断を下した。『よしっ!なろうとままよ…、やろうっ!』鉾宮は、やろうとしている物事に取りかかった。火事場のバカ力・・というが、人には秘められた力...雑念ユーモア短編集(71)どうしたものか…

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