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観たり読んだり備忘録 https://giccho.hateblo.jp/

片端から忘れてしまう観たものや読んだものを、記憶にとどめておくためにちょいちょいと走り書きとして残してます。 それ以外もちょこちょこと。

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2023/03/04

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  • ホットスポット(2025)

    2025年1月~3月に日テレで放映された、バカリズム脚本のドラマ。ネタバレ注意。 富士山のふもとの湖のほとりにある小さなビジネスホテル、「レイクホテル 浅ノ湖」で働くシングルマザーの清美は、仕事の帰りに自転車で夜道を急いでいたところ、落下物に躓きハンドルを取られる。あわやトラックに惹かれそうになったところを、ホテルの同僚である50代男性の高橋さんが、不思議な力で自転車ごと抱きかかえて助けてくれた。高橋さん曰く、「実は俺、宇宙人なんだよね・・・」。宇宙人の力で清美を助けたのだという。そしてこのことは誰にも言わないようにと釘を刺される。しかし、最近また会い始めた高校の部活友達の葉月と美波に黙ってい…

  • MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない(2022)

    アマプラで観た。ネタバレ注意。 彼氏とのデートもお預けにして、ブラックな広告代理店で土日も深夜まで働く吉川。仕事がさばききれず、多くの部員がオフィスに泊まって迎えた月曜日の朝、窓ガラスに「バン!」と大きな音を立てて飛んできたハトがぶつかった。その音で目が覚めた一同。出勤してくる部長。仕事を開始しようとした吉川に、後輩の遠藤・村田から、「ぼくたち、同じ一週間を繰り返しています・・・」と言われる。しかし、忙しいし意味わからんし、と吉川はスルー。遠藤と村田は根気強く吉川に話しかける。手で作ったハトのマークを示し、机の上にバンと叩きつけて、「これで思い出して」と。目まぐるしく過ぎる一週間ののち、とある…

  • カラフル(1998 森絵都)

    ご高名はかねがね伺っていたので、機会があり手に取った。ネタバレ注意。 死んで魂となった主人公の「ぼく」は、天使・プラプラに「おめでとうございます!」と言われる。前世の罪を償うため、下界の現世に行き、人の体に乗り移って一定期間生活する「ホームステイ」を行う抽選に当たったというのだ。「ぼく」は、「小林真」という少年の体に乗り移って、小林少年として生活することになった。小林真は自殺をして死亡宣告を受けた直後によみがえったことになり、家族は歓喜する。「ぼく」はこれまでの真の状況をプラプラに聞く。兄は意地悪で、父は職場の同僚の不遇を喜び、母はこっそり不倫していた。その状況にすっかり不貞腐れた「ぼく」は自…

  • デューン 砂漠の救世主(新訳版)上・下(1969 新訳2023 フランク・ハーバート)

    小説「デューン 砂の惑星」(新訳版)の続編。Kindleで読んだ。ネタバレ注意。 ハルコンネン男爵、および皇帝との戦いに勝利したポール・アトレイデ。彼は同時にベネ・ゲセリットが数多の世代を操作し作り上げた男性版ベネ・ゲセリットであるクイサッツ・ハデラックであり、惑星アラキスの砂の民フレーメンのリーダー活救世主ムアッディブでもあった。ポールは、妹にして生まれながらのベネ・ゲセリットであるアリアや、スティルガーをはじめとするフレーメン達の助力の元、自らの力を使い聖戦(ジハード)を行って宇宙を平定し、自らが皇帝となって宇宙を治めた。それから12年がたち、その地位は盤石であるかに見えたが、ポールの愛す…

  • オッペンハイマー(2023)

    クリストファー・ノーラン監督の映画。「原爆の父」と呼ばれた、世界で最初に原子爆弾を作った男の半生。ネタバレ注意。 1950年代アメリカ。ソ連のスパイである容疑をかけられたオッペンハイマーは、秘密の聴聞会で厳しい追及を受けていた。聴聞会ではオッペンハイマーが物理学者として名を成した軌跡を追うように質疑が成され、過去と現在を行き来する形で話が紡がれる。1920年代、ハーバード大学を首席で卒業したオッペンハイマーはイギリス・ケンブリッジ大学に留学し、物理学を学ぶが、周囲とうまくコミュニケーションが取れず、ホームシックとなる。人の勧めでドイツ・ゲッティンゲン大学に移籍し、理論物理学の道へと進む。そこで…

  • 流浪地球(2022 劉慈欣)

    2022年にKADOKAWAから出版された劉慈欣の短編集。ネタバレ注意。 流浪地球-太陽が近年中に赤色巨星となり地球軌道を飲み込むことが判明、地球地表に核融合エンジンを取り付け、地球ごと移動して新天地を目指す。表題作であり、本短編集の中で一番派手な話。映画化されており、NetFlixで観られるらしいが、未契約なので観られず。いずれ観たい。ただ、「どっかで見たことのある話だな」という感もあり、日本の特撮映画「妖星ゴラス」との近似性が指摘されているとのこと。「妖星ゴラス」自体は見たことがないのだが、90年代のSFカルチャーではよく取り上げられるネタだったので、地表にでっかいロケットがいっぱいついて…

  • 円(2021 劉慈欣)

    「三体」の劉慈欣による13編の短編集。ネタバレ注意。 1.鯨歌 鯨を運び屋に使う。2.地火 炭鉱から巨大エネルギーを取り出そうとする。3.郷村教師 過疎の村で病気になった教師、教え子たちと、宇宙間戦争を行っている知的生命体の関わり。4.繊維 細い糸で様々な多元宇宙からやってきた旅人たち。5.メッセンジャー ヴァイオリンと時間旅行。6.カオスの蝶 蝶の羽ばたきが大事を左右する。7.詩雲 恐竜型侵略者・呑食帝国が中国の詩を解そうと試みる。8.栄光と夢 国家間で争う代わりにオリンピックで決する。9.円円のシャボン玉 シャボン玉で天災に立ち向かう。10.二〇一八年四月一日 寿命の延長か、人工冬眠か。1…

  • 七人の侍(1954)

    日本映画史上最も高評価を受けている伝説の映画。この年末年始のBS名画放映で初めて観た。ネタバレ注意。 戦国時代末期、とある農村に野伏せり(野武士)がやってくるとの情報が入り、村民たちは憂慮する。村の若者・利吉は戦うべきだと息を荒くするが、年配者たちは争っても無駄と最初から諦めており、村を重い空気が覆う。村の長老に相談したところ、「この村に金はないが、米だけなら食わせられる」と、米を食べることだけを条件に侍を招聘するようにとのこと。利吉たちは街で浪人たちに声をかけるが、そのような条件では誰も相手にしない。ある日、村に入った強盗を、その場に居合わせた浪人・勘兵衛が機転と勇気で退治した。利吉は勘兵衛…

  • 三体0 球状閃電(2022)

    「三体」シリーズの前日譚。ネタバレ注意。 主人公の陳は14歳の誕生日、雷鳴とどろく夜にそれは突然現れ、壁を通り抜けて部屋を横切り、両親を灰に変えてしまった。陳が最初に目撃した球電と呼ばれる自然現象であり、その存在を含め、謎の存在とされてきた。それ以来、陳は球電の謎を解明すべく大学へ進み、憑かれたように研究を進める。その過程で知り合ったのが軍の林雲。持っていると怪我しそうな危ないアクセサリーを愛用するイカレたセンスの兵器愛好家でもある。父が軍の高官でもある林雲は、そのコネや伝手をフル活用して兵器開発センターで雷を利用した兵器の技術者であり、少佐であった。彼女に淡い恋心を抱く陳であったが、林雲には…

  • 陰陽師0(2024)

    プライムビデオで観た。ネタバレ注意。 都を怪異から守る陰陽師たちの学校であり象徴である「陰陽寮」。ここでは若き陰陽師たちが互いの技術を切磋琢磨し、未来の宮付き陰陽師を夢見て日々研鑽を行っていた。賀茂忠行の弟子として陰陽寮に入寮した安倍晴明は、その才能を見込まれながら、本人は陰陽道自体に興味を抱いておらず、授業も受けていない。ある日声明は、音楽をたしなむ貴族・源博雅から、皇族の徽子女王にまつわる怪奇現象をどうにかしてほしいと依頼を受け、その真相を追う。そのさなか、学生が死体となって発見され、清明は犯人として拘束されるが、すぐ疑いは晴れる。しかし、これは都全体を覆う巨大な陰謀と呪いの始まりに過ぎな…

  • 新空港占拠(2024)

    日本テレビのドラマ。2023年に放映された「大病院占拠」の続編。Huluで観た。ネタバレ注意。 「大病院占拠」事件から1年。武蔵三郎(櫻井翔)は刑事に復帰しており、暴行犯を追っていた。しかし謎の注射を打たれて気を失い、気が付くと姉の二葉(奥貫薫)と共に拉致され、神奈川県初の国際空港としてまさに今日開業する予定の「かながわ新空港」に連れてこられて、謎の仮面をかぶった「獣」(けもの)と名乗る武装集団の空港占拠事件に巻き込まれていた。獣の一人「蛇」が、以前の病院占拠事件で共に戦った駿河紗季(宮本茉由)であることを知らされ、三郎は驚愕する。三郎はこの場所を何とか抜け出し、捜査本部へ参加し、再び交渉人の…

  • 旅をする木(星野道夫 1994年)

    友人に借りっぱなしのまま四半世紀読まずに本棚の肥やしにしていた。久しぶりに思い出し、読んでみることにした。 中学生のころから海外への憧れがあった星野は、高校生の頃に一人で海外を旅した。大自然への思いが強く、大学はアラスカ大学を受験する。点数が30点届かず合格とはならなかったが、学長に思いの丈を直訴したところ、特別に入学を許された。以降、地元の人たちと交流しつつ、アラスカへ定住する様子が描かれている。 高校生で英語もおぼつかない状態でアメリカヒッチハイクの旅に出かけるとか、点数が足りていないのにアラスカへ渡って校長へ直訴するとか、やっていることが破天荒すぎてすごい。どう逆立ちしてもその発想は出て…

  • 大病院占拠(2023)

    2023年1月から日本テレビで放映されたドラマ。Huluで観た。ネタバレ注意。 神奈川県警の刑事だった武蔵三郎は、過去に携わった事件のトラウマを抱えており、界星堂病院の心療内科で治療を受けていた。三郎が通院のため病院に訪れたある日、事件は起きる。鬼の面をかぶった武装集団が病院を占拠、中にいた患者と医師や看護師たちを人質にとったのであった。見せしめとして心療内科医・常陸が銃殺される。ここには別居中の三郎の妻・裕子が心臓外科医として勤務しており、同じく人質として囚われていた。鬼に見つからないよう姿を隠した三郎は、妻を救出するために病院内で偵察を始める。神奈川県警では捜査本部が立ち上げられ、三郎の上…

  • 三体X 観想之宙(2011)

    劉慈欣のSF三部作「三体」の熱狂的なファンだった宝樹が、二次創作としてネットに発表した小説。のちに劉慈欣の公認を経て、公式二次創作として出版された。ネタバレあり。 不治の病に侵され、脳だけの状態で三体世界へ送り出された雲天明。三体世界では取り調べのための過酷な精神的・神経的拷問を耐え抜き、のちに体を与えられ、ずっと憧れていた程心に会うために、遠い昔に彼女へプレゼントした星の惑星へやってきた。しかし不運なことに、彼女は突発的に発生した死の線(デスライン)に巻き込まれ、二度と出会えない時空へ行ってしまったのだった。ここにいるのは雲天明と、程心の助手であり友人である若い女性、艾AAのみであった。彼ら…

  • ロード・オブ・ザ・リング:力の指輪(2022~)

    AMAZON ORIGINALのドラマ。シーズン1および2がリリースされている。ネタバレ注意。 「指輪物語」(ロード・オブ・ザ・リング)の数千年前の中つ国が舞台。モルゴスが倒された後も、多くのエルフは中つ国に住み続けていた。エルフと共に戦った人間にはヌーメノールが与えられ、国として発展する。モルゴスに味方した南方の人々はエルフの監視を受けていた。エルフたちは敵が去ったと宣言し、中つ国から去りヴァリノールへ向かうが、エルフの一人ガラドリエルは、諸悪の王であるサウロンがいまだ潜伏している危険を察知し、ヴァリノールへ行く旅路の途中で引き返し中つ国で警戒を続ける。その中で南方国の王の血筋を引くハルブラ…

  • 架空OL日記(ドラマ2017年・映画2020年)

    バカリズム原作×脚本×主演のドラマ。バカリズムがOLのふりをして連載していたブログの映像化。以前から気になっていたが、Huluで見つけ一気に視聴。 私(バカリズム)は銀行に勤める26歳のOL。仕事はそれなりに厳しく、社会人として日々の業務をこなしているが、日常生活では少々ずぼら。職場で同期の真紀ちゃん(夏帆)や後輩の紗英ちゃん(佐藤玲)、先輩の小峰さん(臼田あさ美)・酒木さん(山田真歩)らと、仕事や上司のの愚痴をこぼし、仕事帰りにご飯を食べに行き、充電コンセントの取り合いをし、メイク用品で盛り上がる。 大きな事件やストーリーは特にない。淡々と日常が綴られるだけ。銀行の事務や受付の仕事は知識や経…

  • 聖闘士星矢: Knights of the Zodiac(2019~2024)

    言わずと知れた漫画「聖闘士星矢」の3DCGアニメ。パート1で6話、パート2で6話、シーズン2「聖闘士星矢:Knights of the Zodiac バトル・サンクチュアリ」で12話で計24話。ABEMAやHuluなど、ちょっとずついろんな媒体で観ていた。 児童養護施設で暮らしていた少年・星矢は、姉の星華が謎の集団に襲われる。姉はそこに割って入った黄金の鎧を着た男に連れ去られてしまった。のちに、「聖闘士(セイント)になれば姉の居場所がわかる」と諭された星矢は、女性聖闘士・魔鈴の元で厳しい修行を積み、千人のライバルとの戦いを勝ち抜き、天馬星座(ペガサス)の聖闘士となった。星矢と同じように、児童養…

  • 1日1分で腹が凹む(2019 植森美緒)

    中年以降の男性諸氏であれば高確率でポッコリお腹に悩んでいることであろう。僕もそうである。それなりに毎日ウォーキングし、食事制限して、筋トレもまあまあ行っており、他の部位はそこそこ絞れてきているのに、お腹だけポッコリしてしまい凹まない。なんでだろうなぁといろいろとググっている中で出会ったのがこの本。 ポッコリお腹の原因は、端的に言うと「腹横筋」が十分鍛えられていないから。いわゆる腹筋運動的な筋トレは「腹直筋」や「腹斜筋」を鍛えるものばかりで、「腹横筋」を鍛える筋トレはない。この筋肉は、お腹を意識的に凹ませる→そのままキープ→戻す、をやることでのみ鍛えられる。 というのが本書の主張。腹横筋を鍛える…

  • 敦煌(1989)

    BSのレターボックス版で放映していたのでなんとなく観た。ネタバレ注意。 10世紀、北宋にて、科挙を受験した若者・趙行徳(佐藤浩市)は、試験で「西夏対策を論ぜよ」と問われ、答えられずに落ちてしまう。次の科挙は3年後であり、モチベーションは下がる一方であった。そんな中、西夏出身という女性(三田佳子)に出会い、西に向かう行商について旅をする。しかし西夏の漢人部隊にとらえられ、半ば無理やり兵士の一員とさせられてしまった。西夏がウイグルと戦争を行った中で、趙行徳はウイグルの王女・ツルピア(中川安奈)と出会い恋に落ちてしまう。しかしそんな二人を引き裂くかのように、漢人部隊の隊長・朱王礼(西田敏行)は趙行徳…

  • 三体 Netflix(2024)

    やっと観ることが叶ったNetflix版三体。全8話。 科学者たちの不可解な死や自殺が相次いで発生。これらの関連を調べていた政府の調査員ダーシーは、これらに葉文潔という老齢の元科学者と、オックスフォード出身の仲間たち「オックスフォードファイブ」(オーギー・サラザール、ジャック・ルーニー、ジン・チュン、ソール・デュランド、ウィル・ダウニング)が関連していることを突き止める。自殺した科学者のヴェラ・葉は葉文潔の娘であり、オックスフォードファイブはヴェラの生徒であった。ソールはヴェラの元で物理学者を続けていたが、行き詰まっており、学者をやめようと考えていた。一方、葉文潔は若い頃、文化大革命で、大学教師…

  • エキストラ・バージン -世界一のオリーブオイル-(2019)

    オリーブオイルに関するドキュメンタリー映画。Huluで見たがAmazonでもプライム公開されている。そんなに詳しくはないがオリーブオイルは大好きで、パンを食べる時は必ずつけるしアヒージョもよく食べるので、前から興味は持っていた。 スペインのアンダルシア州ハエンは、オリーブオイル生産高世界一を誇っている。この地域は古代フェニキア人によってオリーブが伝えられ、ローマ帝国へ属領としての税金としてオリーブオイルを収めており、大きな甕に入れて遠くローマまで運搬されていた。当時は甕は非常に安価で持ち帰る手間賃の方がかさんだため、すべて現地で廃棄されており、その跡は貴重な遺跡になっている。1000年以上の歴…

  • KODI・iTunesプレイリストコンバータ

    Amazon FireStickのアプリとそのアドオン。 FireStickを買ったのはプライムビデオ・Youtube・ABEMA・Huluなどが快適に視聴できる環境を手に入れたかったからだが、それ以外にいろいろできるのを後から知った。例えば、スマホの画面をテレビに映し出すミラーリングは、昼間スマホで撮った画像や動画を改めて家族で観たい時などによく使う。 それ以上にありがたく使っているのがこのKodi。これは同一ネットワーク上(自分のパソコンやNASなど)の動画や画像を視聴できるありがたいアプリで、他のアプリでは難しいTS(無劣化テレビ録画データ)ファイル再生時のシークができるので重宝している…

  • プロジェクト・ヘイル・メアリー(2021 アンディ・ウィアー)

    「火星の人」のアンディ・ウィアーのSF小説三作目。がっつりネタバレしているので未読の方はご注意を。 主人公は宇宙船の中で目覚める。しかし自分が何者なのか、どうして宇宙船の中にいるのか、記憶がない。傍らには二体の死体があり、死亡してから何年か経過しているように見える。船内を探索していくうちに、彼=グレースは徐々に記憶を取り戻し始める。 地球に届く太陽の光量が減少し始めた。調査の結果、「アストロファージ」という呼称のついた10ミクロンの物体がエネルギーを食べていることが判明。このままエネルギーの減少が続けば、数十年で地球は氷河期となり、人類は滅亡の危機に陥る。以前、「水を含まない生命体」についての…

  • キングダム 運命の炎(2023)

    Huluで視聴。 紀元前3世紀、中国春秋時代。500年にわたり戦乱の世が続く。戦災孤児で下僕だった信は、新国王・嬴政と出会い、剣の力で大将軍になる夢へ向かって突き進んでいる。突如申告への侵攻を開始した趙。秦の将軍・王騎は嬴政に対し、中華統一の意図を改めて問う。嬴政は趙で生まれ、秦人への恨みをぶつけられる過酷な少年であったが、秦国伝説の王である昭王が倒れた後、父親が王太子として擁せられたため、闇商人・紫夏の決死の助力により王位継承者として秦へたどり着いた。その思いに応えるため中華統一を目指す、という嬴政の想いを陰で聞いていた信は、改めて闘志を燃やすのだった。趙軍と相対した王騎は、信の率いる百人隊…

  • 愛するよりも愛されたい 令和言葉・奈良弁で訳した万葉集1(佐々木良 2022)

    何かで話題になっていたので気になっており、手に取った。 本作は万葉集の抜粋だが、ただ現代語訳を付けるだけではなく、今どきの若者がSNSで使う奈良弁で訳されているところがユニーク。令和奈良弁の役、原文、原文の解釈、そして誰から誰に対して歌われた歌かということが解説されている。というのも作者によると万葉集はその多くが恋に関する歌であり、恋の歌は想い人に対して歌われるものであり、当時の文化の中心は奈良であったからとのこと。 実際訳文を見ると、だいぶ冒険してるねこりゃ、と思わざるを得ない今どきの言葉での意訳のオンパレードなのだが、本作は学術的でもなければ教科書的文献でもなく、万葉集は実はLOVEがメイ…

  • キングダム2 遥かなる大地へ(2022)

    原作コミックとアニメの方はずっと見ているのだが、実写映画は最初の「キングダム」を見たっきりであったことに今更ながら気が付いて、アマプラで観た。 紀元前3世紀、中国の戦国春秋時代末期では500年の戦乱が続き、人々は疲弊していた。その中、西の大国「秦」の第31代大王であり、のちの始皇帝・嬴政のもとに刺客が送り込まれた。あわやという時、嬴政と冒険を繰り広げた奴隷上がりの少年・信が刺客を撃退する。そこへ、魏の侵攻の方が告げられた。戦場となった蛇甘平原で、信は初めて軍隊に所属し剣を握る。秦の歩兵は伍という5人組でチームを組み、敵とあたる。信は幼馴染である尾平・尾到、弱そうだがベテランで知識豊富な澤圭、そ…

  • アムステルダム(2022)

    Amazonプライムにおすすめされるがままに観た。「ビジネス・プロット」という1933年にアメリカで発覚した政治事件を原案に膨らませたフィクション。 第一次世界大戦時のアメリカ。医学生のバートは妻及びその父親より、地位・名誉のため半ば無理やり従軍させられるが、そこで黒人兵士たちのリーダー的存在であるハロルドと、負傷兵の体に入っていた爆弾のかけらをコレクションし、それで芸術作品を作る変態ナース・ヴァレリーと親しくなる。バートとハロルドは、ヴァレリーの誘いでアムステルダムに行き、そこで一緒に暮らして友情を深めていくが、バートは愛する妻ベアトリスの元に帰るため、二人と別れニューヨークへ帰還する。しか…

  • ジェレミー・クラークソン 農家になる シーズン3(2024)

    トップギアでおなじみのジェレミー・クラークソンが農業経営するディドリースクワットのシリーズ第三弾。AMAZON ORIGINAL。改めてカテゴリをみると、ドキュメンタリー·コメディ·リアリティショー って書いてあるのね。そういう前提で見てねということで。 前回の終盤では、地区評議会と対立して物々しい雰囲気で終わっていたが、その結論が出て、レストラン等の封鎖を余儀なくされる。また、イギリス全体が悪天候によって不作となる年でもあった。また、ケイレブの叔父・ジェラルドががんで入院するなど、最初から物々しい雰囲気でスタートする。ジェレミーはほかの収入減を得ようと、新しい試みをいくつかスタートさせる。豚…

  • オデッセイ(2015)

    アンディー・ウィアーの「火星の人」の映像化。だいぶ前にプライムビデオで観ることができたのに見逃しており、その後有料になってしまい臍を噛んだが、ちょっと前からまたプライムに入ったのでありがたく拝見。 NASAの火星ミッションをこなすため、チームの一員として火星に来たマーク・ワトニーは、激しい嵐に巻き込まれて事故に遭い、吹き飛ばされてチームの前から姿を消す。通信も途絶し、バイタルではエア漏れが確認され、チームは彼が死亡したと判断、火星から緊急脱出する。それからしばらくして、マークは目が覚めた。資材の鉄の棒が腹に刺さっており、宇宙服のセンサーはエア漏れのアラームを出しているが、棒が抜けておらずギリギ…

  • 三体(テンセント版ドラマ 2023)

    いわゆるテンセント版と呼ばれている中国のドラマ。Huluで視聴。ネタバレ注意。 おおよそのストーリーはほぼほぼ小説版に準拠しているため、あらすじは以前書いた下記の小説版感想を参照のこと。 三体の魅力の一つに、話の筋や人々の感情・思想・考え方が中国人っぽいところ、があるのだが、それを表現するにはやっぱり中国で制作されたドラマじゃないとね、と思わせてくれる雰囲気が濃厚にあってよい。一番象徴的なのが史強(シー・チアン)。小説のイメージではもっといかつくて鬼瓦みたいなイメージだったのだが、于和偉(ユー・ホーウェイ)の整っていながらも腕白坊主のような野趣あふれる風貌と演技がマッチしていてよい。葉文潔(イ…

  • グッドモーニング、眠れる獅子(2022)

    Huluで観たが、Amazonでも観られる。もともとは「ひかりTV」のオリジナルWebドラマ。 女優志望の少女・綿貫玲実はオーディションがうまくいかず、50過ぎで入社してきた新人マネージャー・九條につらく当たってしまう。そんな玲実に付き合い、不器用ながらも根気強く腰の低い九條。彼は実は元傭兵であり、玲実の父の同僚であったが、九條たちを守るために特攻して死んでいった玲実の父からの願いに寄り、玲実を助けていたのだった。玲実は九條が力技でもぎ取ってきたオーディションの一次審査を何とか突破するが、半グレ集団・グリムリーパーズの一員に見染められてしまい、誘拐される。彼女を助けるため、九條が立ち上がる・・…

  • 牙狼<GARO> ハガネを継ぐ者(2024)

    テレビ放映で観た。 黄金騎士・ガロの称号を持つ男、道外流牙を、若い魔戒法師・コヨリが訪ねてきた。彼女はクレアシティ付きの魔戒法師であり、ここにはホラーが初めて世に出た最古のゲート、「破滅ノ門」がある。この門が再び開こうしており、助力を乞うてきたのだった。クレアシティへやってきた流牙。「破滅ノ門」から漏れ出てくる邪気の中、ホラーと交戦するが、そこに「ハガネ」と呼ばれる鎧をまとう魔戒騎士・白羽創磨が現れ、ホラーを倒す。「光斬騎士・ザンゴ」の称号を持つ創磨の父・ゴドウは「破滅ノ門」へ向かったまま行方不明となっており、創磨は父が必ず帰ることを頑なに信じ、街を管轄する魔戒法師・ムツギや、「ハガネ」をまと…

  • 住住(2017・2020・2021・2022)

    バカリズム脚本のドラマ。全4シーズン。シーズン1は日テレで放映、以降はHulu独占配信。以前からずっと観たかったのだが、サブスクを増やすことに抵抗があるうちにズルズルと時間が過ぎてしまった。今年のGWにHulu加入を決め、一気に観た。 バカリズムとオードリー・若林は同じマンションの同じ階に住んでおり、いつも若林の部屋をたまり場にして、一緒にゲームをしたり、それぞれが勝手にマンガを読んでいたりと、くつろぎの場所・時間としていた。ある時、このマンションに二階堂ふみが住んでいることが判明する。あいさつに来た二階堂ふみはそのままこの交友の輪に入り、いつの間にか三人による緩い交流がまったり始まるのであっ…

  • ゴジラ-1.0(2023)

    映画を見に行こうか迷っているうちに、いつのまにかPrimeVideoに来ていたのでさっそく観た。ネタバレ注意。 第二次世界大戦、日本軍の特攻隊として飛び立った敷島は戦闘機が故障したと偽り、大戸島の修理飛行場に不時着した。そこでは整備兵・橘が敷島に理解を示すも、突如現れた、島の住民から「ゴジラ」と呼ばれる巨大な怪獣に襲われる。橘から請われ、敷島は戦闘機の機銃を打って整備兵たちを助けようとするが、そこでもひるんで逃げだしてしまい、衝撃で気を失う。目が覚めると、橘以外の整備兵は死亡しており、敷島は橘に罵倒される。救出された船の中で、橘は敷島へ死んでいった整備兵たちが持っていた、それぞれの家族の写真を…

  • 劇場版『TOKYO MER~走る緊急救命室~』(2023)

    アマプラでトップページに出ていたので観た。テレビ版は一切見ていない。 東京都直轄の、大型車で救命室を丸ごと移動して救命活動を行う組織TOKYO MER。チーフドクター・喜多見の熱血過ぎる方針によって、関係各所から批判と波紋を呼びつつ、今日も精力的に活動を続けている。横浜ランドマークタワーで火災が発生。TOKYO MERにも出動指示が下る。しかし、そこには厚労省直轄のエリート集団、YOKOHAMA MERのメンバーも駆けつけており、協同活動を申し出る喜多見に対し、YOKOHAMA MERのリーダー鴨居チーフはそれを拒否する。救命活動の方針にも意見の食い違いがあり、現場へ急行するべきと主張する喜多…

  • 勇気爆発バーンブレイバーン(2024)

    2024年冬アニメとして大きな話題を呼んだ。毎回楽しく観ていたがとうとう終わってしまった。終盤以外のネタバレあり。 軍隊で日常的に人型のロボット兵器、ティタノストライドが運用されている時代、ハワイ・オワフ島で軍事演習が行われていたが、その最中に正体不明の侵略者・デスドライヴズが飛来し、周囲を無差別に攻撃し始めた。人類は必死に応戦するが、バリアに阻まれ攻撃が全く届かず、壊滅状態となる。陸上自衛隊自衛隊のティタノストライドパイロット、イサミ・アオも必死に戦うが、応戦むなしく危機に陥る。その時、人型の巨大ロボが目の前に現れ、自分に乗れと言う。イサミが搭乗したロボットはブレイバーンと名乗り、デスドライ…

  • 劇場版 仮面ライダー555 パラダイス・ロスト(2003)

    もちろん今まで何度も何度も観ているが、Vシネクスト「仮面ライダー555 20th パラダイス・リゲインド」のプロモーションとして、Youtubeで期間限定公開されているのでまた観てしまった。盛大なネタバレあり。 世界は、人類の進化系であるオルフェノクの組織、スマートブレインが支配していた。わずかに生き残った人々は人類解放軍を結成し、この状況を打開しようと、スマートブレインが保有しファイズ以上の力を持つとされる「帝王のベルト」を奪取しようと画策するが、圧倒的劣勢により失敗に終わる。解放軍の象徴となっている園田真理は、仲間やカイザのベルトを持つ草加雅人からたしなめられながらも、オルフェノクにとらえ…

  • スパルタンX(1984)

    当時映画館で観て、テレビ放映されるたびに観ている映画。たまたまBSでやっていたのでまた観てしまった。 スペイン・バルセロナで移動車による軽食屋を営んでいる中国人のトーマス(ジャッキー・チェン)とデヴィッド(ユン・ピョウ)。二人はパン屋の2階に下宿しており、ワゴンを改造した調理場兼屋台の「スパルタン号」で日々商売に精を出している。心を病み精神病院に入院しているデヴィッドの父をお見舞いに訪れた二人。デヴィッドの父はそこで知り合った女性・グロリアと恋に落ちており、会いに来た二人にグロリアを紹介する。その傍らにいるグロリアの娘・シルヴィア(ローラ・フォルネル)の美しさに二人は一目ぼれする。しかし、夜の…

  • 少林寺(1982)

    気がついたらPrimeVideoにあった、昔ほんとに好きだった映画。さっそく観た。 中国・隋朝末期。東都では帝王を自称するワン将軍が暴政の限りを尽くし、人々が虐げられていた。武術家・張は仲間を救おうと将軍たちに立ち向かうが、多勢に無勢、叩きのめされる。張は殺される寸前に息子・小虎を逃がす。小虎は満身創痍になりながら少林寺にたどり着き、気を失う。少林寺では猛威を振るうワン将軍と因縁がありそうな者を受け入れるのに難色を示す高僧もいたが、受け入れられ、名を「覚遠」に変え、タン師匠の下で少林拳を学ぶ。少林寺付近の山の中で知り合った美しい少女・白無瑕の飼っていた犬を不注意で死なせてしまい、彼女の怒りを買…

  • 用心棒(1961)

    元旦のBS映画でやっていたのを撮り貯めしていた。ネタバレ注意。 刀を携えた一人の浪人が、宿場町・馬目宿へやってきた。この町では二つのヤクザの勢力がしのぎを削っていることを飲み屋の権爺に聞いた浪人は、酒代の代わりにこの町を平和にすると嘯く。丑寅の子分を挑発して、瞬く間に3人を切り捨てた浪人は、請われるまま対抗勢力の清兵衛一家へ足を向ける。そこで名を尋ねられた浪人は、窓の外の桑畑を眺めながら「桑畑三十郎、いやもうすぐ四十郎だがな」と堂々と偽名を名乗る。丑寅との決着をつけるために三十郎を雇い入れた丑寅だったが、払う報酬惜しさにあとで殺す算段をしていたことが三十郎にばれる。三十郎は決戦の場において報酬…

  • 三体III 死神永生 下(2010 劉慈欣)

    ※三体III 死神永生 上(2010 劉慈欣) - 観たり読んだり備忘録 を先に読んでこちらへ来てください。ネタバレ最注意! 地球側ではその解読に成功し、地球が生存するには3つの方法があることを知る。「掩体計画」は、木星などの陰に宇宙ステーションを建造することで、太陽が破壊された際の衝撃を受けずに生き延びる。「暗黒領域計画」は光の速度を低速にすることで人為的にブラックホールを作り、太陽系が安全であることを宇宙に知らしめる。「曲率推進」は空間を折りたたみ光と同じ速さで進む宇宙船を建造し、外宇宙へ逃げる。このうち、「曲率推進」は使用すると宇宙に明確な跡を残してしまい、暗黒森林攻撃を受けてしまうこと…

  • 三体III 死神永生 上(2010 劉慈欣)

    三体三部作の第三部。あらすじがすべてネタバレなのでご注意を。 また、興に乗って書いていたら長すぎて「HatenaBlog」に受け入れてもらえなかった。何か技があるのかもしれないがよくわからないので、上巻と下巻に分けて投稿する。こちらは上巻。下巻は以下。本ページはあらすじしか書いてないので、感想が読みたい場合は下巻閲覧を推奨。 三体III 死神永生 下(2010 劉慈欣) - 観たり読んだり備忘録 15世紀のコンスタンティノープル。東ローマ帝国がオスマン帝国に敗れようとしている中、「スルタン(オスマン帝国の長)を殺せる」と主張する女性が現れる。その暗殺は結果として失敗するが、その女性:ディオレナ…

  • 三体II 黒暗森林(2008 劉慈欣)

    三体三部作の二作目。盛大なネタバレに注意。 前作で地球三体組織は大きな打撃を加えられ、リーダーの葉文潔は逮捕された。葉文潔は逮捕される前、娘の同級生である羅輯に、宇宙社会学の概念と、猜疑連鎖・技術爆発というキーワードをヒントとして伝えた。地球人類は、三体星人たちの大きな特性として、自らの思考が電磁波として発信され交信する三体人のコミュニケーションの特性上、彼らが嘘という概念を知らず、思考=話すことであることを知る。相変わらず基礎科学を発展させることができず、技術革新を望めない地球人類は、この特性を利用し対抗するため、面壁計画を実行する。面壁人として選出された人物は、莫大な富と権限を与えられ、そ…

  • 三体(2008 劉慈欣)

    中国のSF作家・劉慈欣(リウ・ツーシン)の「三体」三部作の一作目。ネタバレいっぱいするので注意。かねがねすごいという噂は聞いていたが、ドラマ化が日本でもリリースされるという話を聞いて、これは読まねばなるまいと思ったのが昨年末。ちょうどBLACK FRIDAYのあたりで早川書房がAmazon Kindleブックの半額セールをやっていたので、思い切って三部作をすべてKindleで買ってしまった。普通に買ったら全部で1万円くらいだが、お得に買えてよかった。それがやっと全部読み終わったので、あらすじ(ネタバレあり)と感想を書く。 時は文化大革命の時代、親を非情な吊し上げで殺された女性・葉文潔は、外宇宙…

  • 仮面ライダー555(ファイズ) 20th パラダイス・リゲインド(2024)

    仮面ライダーを視聴してきた中で平成一期が一番好みで黄金期だったが、その中でも一番キラキラしていたのが555(ファイズ)だった。その20年ぶりの劇場版が昨日封切られたということで、さっそく観てきた。 真理と草加、海堂、啓太郎の甥の条太郎たちは、クリーニング屋を経営しながら、オルフェノクの保護を行っていた。しかし北崎率いるスマートブレイン社は政府により企業再生され、オルフェノク撲滅のための組織と化していた。スマートブレイン社の仮面ライダーミューズが率いるライオトルーパー軍団がオルフェノクに襲い掛かる中、草加の仮面ライダーファイザとオルフェノクたちが対抗する。両者が対峙する中、乾巧が帰ってきた。仮面…

  • 不死身の保安官(1958)

    正月のBSで観た西部劇映画の一つ。ネタバレ注意。 19世紀半ば、ロンドンで叔父の銃器店を手伝っていたティブスは、アメリカに販路を広げようと一人大西洋を渡った。馬車で西部へ向かう途中、先住民に襲われるが、話せばわかると馬車を降りて先住民の一人に背後から話しかける。肝をつぶした先住民が立て続けにまくしたてるティブスの迫力に圧倒されて勝手に降参し、ティブスは先住民を追い払うことに成功する。目的地の町についたティブスは、全て偶然ではあるが荒くれ者たちに恐れ入らせることに成功し、町長から請われ保安官となる。また、ホテルの女主人ケイトと恋仲になる。早速町で銃器を売ろうと町はずれの家に訪問販売へ向かうが相手…

  • 荒野の決闘(1946)

    毎年お正月になぜかBSで西部劇をやっているが、今年もやっており、なんとなく観た。 アープ兄弟は一旗揚げようとカリフォルニアまで牛を連れて旅をしていた。荒野の中でクラントン一家と出会い、投手のオールド・マン・クラントンから執拗に牛を売るよう迫るがそれを固辞し、次の町トゥームストーンへ急ぐ。トゥームストーンで暴れるインディアンを制圧したワイアット・アープは、最初町長から保安官になるよう要請され断るが、牛の番として残していた四男ジェームズが射殺され、その仇を取るために保安官となる。酒場で知り合った気難しい賭場の元締め、ドク・ホリディ。常に周りへケンカを売るような彼の投げやりな態度を気にかけつつ、保安…

  • 牙狼〈GARO〉-GOLDSTORM- 翔(2014)

    封切当時、映画館に見に行ったのかレンタルで借りたのか忘れたが、すぐ見た記憶がある。年始にまたテレビでやっていたので、もう10年ぶりに懐かしく視聴。ネタバレ御免。 黄金騎士GARO<牙狼>のシリーズはいくつかあるが、メインストリームの冴島綱牙ではなく、あとからできた道外流牙シリーズの方。道外流牙の最初のTVシリーズが終わり、次のTVシリーズに行く前の序章としての劇場版という位置づけ。 壮絶な戦いを経て、牙狼に黄金の輝きを再びもたらした流牙であったが、その代償として牙狼の鎧には、流牙の体調に不調をきたすほどのホラーの邪気がたまっており、その除去が必須となっていた。彼らがいるところからほど近いタウン…

  • カムイ外伝(2009)

    年始のTV映画で視聴。漫画は読んだことがないので、ストーリー含め初見。ネタバレ注意。 貧乏底辺の生まれで忍びの者になるしか道のなかったカムイ。その宿命に嫌気が差し、抜け忍となって逃亡するが、追い忍による執拗な追手は途絶えることがなく、彼らと戦い続けるカムイに安息の時はない。ある日カムイは、領主の馬の脚を斧で叩き切って盗み逃げた漁師・半兵衛を行き掛かりで助け、鄙びた漁村で彼の家族と暮らすことになった。半兵衛の妻・お鹿は抜け忍であり、幼いころのカムイが一戦交えたスガルであった。彼女は最初カムイに心を開こうとせず、自らの守る家族のためカムイを殺害しようとするが、カムイが同じ抜け忍であることを知り、彼…

  • グランド・ブダペスト・ホテル(2014)

    ほぼ前情報なしでアマプラ評価のみで視聴。 観光名所になっている銅像の前に訪れた女性。それはとある作家の像で、彼がズブロフカにある瀟洒なホテル、グランド・ブダペスト・ホテルへ滞在した際に見聞きしたことをにまとめた本が有名である。その本を読み始める女性・・・1968年。若き小説家はあまり流行っているとは言えない、シングルの客だけがチラホラと滞在している「グランド・ブダペスト・ホテル」に宿泊していた。そこでホテルのオーナーであり国一番の富豪と言われているゼロ・ムスタファと知り合う。彼もまたおひとり様でよくこのホテルに泊まりに来ているが、オーナーであるにもかかわらず、物置のような小さな部屋に泊まってい…

  • Fire TV Stick 4K Max(マックス)第2世代

    先日のBLACK FRIDAYでいろいろ購入したうちの一つ。 言わずと知れたFire Stickだが、最近はテレビに元々Androidベースのビューアーがついていて、それでYoutubeやアマプラ、Netflixなどが観られるようになっていることが一般的になってきたので、あまり使わなくなってきたという向きも聞く。うちはまだテレビが古いのと、知り合いのテレビを観させてもらった限りでは、テレビのクラスや値段にもよるのだと思うが、テレビ内蔵のビューアーは動きがもっさりしていて使いづらいなぁと感じたので、まだまだFire Stickは使うと判断した。また、最近部屋同士を有線LANでつないだり、WIFI…

  • バグダッド・カフェ(1987)

    なんとなく名前だけは以前から聞いていた。たまたまアマプラで視聴。 アメリカのモハーヴェ砂漠を貫くフリーウェイ。車で旅行していたドイツ人夫婦はそこで大喧嘩をして、旦那は車で去り、妻のジャスミンは徒歩でスーツケースを引っ張りながら、遠くに見える建物へ歩き出した。そこにはガソリンスタンドとモーテルを兼ねた「バグダッド・カフェ」があった。一方、バグダッド・カフェの女主人ブレンダは、ちっとも気が利かず働かない亭主サルに愛想をつかして叩き出し、子供たちにもぷんぷん怒り散らす。カフェはコーヒーマシンすら故障しており、開店休業状態となっていた。そこに訪れたジャスミン。モーテルの1号室に部屋を取り、部屋で荷物を…

  • さかなのこ(2022)

    ほぼ前情報なしにアマプラで観た。ネタバレ注意。といってもほぼさかなクンの半生だが・・・ 魚が大好きな小学生ミー坊は、毎日魚のことばかりを考え、水族館に行き、魚の絵を描き、魚を食べている。理解のある母、なんとか理解しようとする父、ほぼ諦めている兄に囲まれ、ミー坊は今日も魚だらけの一日を送る。学校の友達もそんなマイペースなミー坊に呆れながら、その一途な思いを実は評価している。ある日、学校の帰りに不審な男性がいた。彼はハコフグの帽子をかぶり、怪しいロングコートを着た、小学生からすると見るからに危なそうな男であったが、彼は魚好きであり、ミー坊と意気投合する。男に誘われてミー坊は彼の家に行き、水槽だらけ…

  • ドラゴンボール EVOLUTION(2009)

    Prime Videoでたまたま見かけて観た。 いや、もちろんわかりますとも。世界中から酷評を受けたかわいそうな映画だってことは。でもそういう映画ほど気になるのも事実じゃない?ということでダメなことはわかった上で、更に可能性を見出してみようじゃないか。 本来の超常的なパワーを隠し、通常の高校生としてアメリカのハイスクールにかよっていた、見かけはどう見ても白人の孫悟空。一人も友達がいない中、唯一の肉親である祖父によって格闘技の訓練を行わされており、その力は若い可能性によってますます強力に育っていったが、彼が18歳の誕生日、学校で知り合ったアジアン美人チチのパーティーに行っている間に襲撃され、祖父…

  • 次元大介(2023)

    Amazon Originalで観た。 長年使い慣れたコンバットマグナムに違和感を感じ、修理しようとするが、古い銃でメンテナンスできる職人がいない。次元は噂に聞いたガンスミス(銃職人)に会うため、日本の泥魚街へやってきた。銃職人・千春は時計屋に身をやつし余生を過ごしている老婦人で、もう引退していると最初はすげなく銃の修理を断られる。何度か訪れているうち、この店に銃を求めてやってくる少女・オトに出会った。次第にこの少女の不幸な生い立ちを知ることになり、行きがかり上ではあるが彼女と行動を共にする次元。そしてオトは泥魚街を仕切る組織に連れ去られ・・・ 正直なところ、ストーリーは地味で淡々としており、…

  • 銀の匙 Silver Spoon(2014)

    コミックはだいぶ前に読んでいたが、たまたまAmazonで見かけて実写劇場版を観た。 受験に失敗し、それまでの環境から逃れるためだけのために全寮制の農業高校、エゾノー酪農科学科に入学した八軒勇吾。夢を持って入学してきた同級生たちとの温度差に戸惑いと劣等感を感じつつ、牛の直腸検査や子豚が成長し解体されて肉になるまで、日々のニワトリの卵の採取や牛乳の搾乳など、日々の怒涛の実習事業へ懸命に取り組むことになり、次第にその魅力に目覚めていく・・・ コミックの実写化ということで、そのキャラクターと似た俳優が配役されるわけだが、本作のシンクロ率は相当高い。八軒の中島健人を始めとして、アキ=広瀬アリス、駒場=市…

  • プロメテウス(2012)

    リドリー・スコット監督作品で、「エイリアン」の前日譚として企画された作品。ネタバレありなので注意。 遥か昔の地球。人型でありながら人間ではない何かが黒い液体を飲み、巨大な滝つぼに身を投じながら体を霧消させ、DNAをこの地に拡散させていった。 時は流れて2089年。人類は複数の古代遺跡の中に、共通の未知の文明とその始祖と思われる惑星の存在を見出していた。惑星調査プロジェクトに出資したウェイランド社は、人類の起源を探すために、コールドスリープを使用した長距離航行で、優秀な科学者や技術者、彼らの世話をするアンドロイドなどを乗せた宇宙船を飛ばし、10年に及ぶ航海の後、始祖の惑星にたどり着いた。地上に降…

  • FIELDOOR 電動エアーポンプ

    前述のインフレータブルマット用として購入。 付属の袋を使うエア入れ法では相当大変だが、それ以外だと我が家には足踏み式のポンプと、電源が必要なコンセントタイプの電動ポンプしかなく、携帯式の電動ポンプを買うことにした。インフレータブルマット購入時、Amazonが同時購入パターンを提示してごり押ししてきた電動ポンプがあったのだが、そちらはだいぶ作りが大きくて、キャンプにもっていくのには抵抗があったのと、プールに行った時に子供の浮き輪を膨らますのにも使いたかったので、より小さいものが欲しかったので却下。この手の電動ポンプはAmazonだけでも相当多くの種類が販売されていて、正直どれを選んだらいいか悩ま…

  • コールマン(Coleman) エアーマット キャンパーインフレーターマットハイピーク/ダブル

    車中泊およびテント泊時の二人用マットとして購入。 これまではKINGCAMPの厚さ3cmのインフレータブルマットを2枚重ねて使っていた。2枚あればすでに十分な厚さを感じていたのだが、この製品はシングルサイズのマットが真ん中でつながっているだけでのダブルサイズで、空気入れ口が二つ付いていて、それぞれで空気を入れる必要があり、難儀していた。インフレータブルとはいっても好みの状態まではとても空気が自動で入らず、かといって吸入口が独特の形をしていてエアポンプなどがつなぎにくい構造になっており、人力で口でプウプウ吹かないと空気が入れられないのがとても面倒。最終的には強引に足踏みエアポンプにつなげて使って…

  • ヤマハ サウンドバー SR-B30A

    以前はミニコンポを持っていて、それで音楽を聴いたりしていたが、まあ相当な安物で音質は悪く、音さえ聞こえればよいという程度だったこともあって次第に使わなくなり、何かの折に捨ててしまった。その後、旅行の際、とあるホテルの部屋にSONYのサウンドバーが置いてあって、「Bluetoothでつないで好きに使って」とあったので試したところ、その音の良さに驚いた。まあおそらくはそのホテルが防音に自信があったからこそのお試しであり、そもそも部屋の環境もよかったのだとは思うが、こんなにいいものなのかと感心した。それからいろいろと調べたり、家電量販店に行って試聴したりを繰り返し、最終的には本品にたどり着いた。 ま…

  • 秘める恋、守る愛(2019 高見澤俊彦)

    THE ALFEE 高見沢俊彦の小説2作目。 ミュンヘンを訪れた夫婦、直樹と有希恵。ドイツに留学している二人の娘・一恵を日本へ帰るよう説得するという目的だったが、直樹は若き頃にこの地へ留学しており、ドイツ人のアンナと恋に落ちた思い出に囚われていた。一方、有希恵は仕事にのめり込む夫に物足りなさと寂しさを感じ、心の隙間を埋めるべく不倫に走っていた。そして一恵もまた、両親には打ち明けられぬ秘密を抱えていた・・・ と書くと儚く脆い恋物語が展開するような気がしてしまうが、それぞれ心に傷は抱えていたとしても、あまり拗らせた人は出てこず、基本、根は素直な人たちばかりなので、ストーリーがあまり捻じれずにストレ…

  • 音叉(2018 高見澤俊彦)

    THE ALFEE 高見沢俊彦の処女小説。「特撮家族」が面白かったので読んでみた。 雅彦は親元から東京の大学に通いながら、グッド・スメルというダサい名前のバンドを組んでおり、デビューの話が持ち上がっていた。カッとなりやすく、でもいい加減な雅彦の性格もあり、デビューの話はなかなかまとまらないが、仲の良い友人でもあるバンドメンバーと、若者らしく体当たりの付き合いを行う中で絆を深めあう。そして、雅彦を取り巻くクラスメートや憧れの先輩など、女性たちにも大いに翻弄されながらも、自分がやりたいことは何なのかを模索する雅彦。そんな中、バンドの存続を揺るがす事件が起こるのだった・・・ タカミーはだいぶ文学青年…

  • 岸辺露伴 ルーヴルへ行く(2023)

    アマプラで見た。言わずと知れた「ジョジョの奇妙な冒険」第四部に登場する岸部露伴のスピンオフ作品が、更に独立した話となっているコミックの実写映画版。NHKのドラマは好きで全話観ていたが、そちらも本作もまだコミックは未見。 岸部露伴は少年週刊漫画誌で連載を持つ売れっ子の漫画家であり、人の心を本のように読むことができる「ヘブンズ・ドアー」のスタンド使い。漫画執筆にかける情熱はすさまじく、他のあらゆることを優先し、スタンドも躊躇なく使うほどである。新しい作品を執筆中、漫画家としてデビューしたての時に居候していた祖母の家で出会い、淡い恋心を抱いた女性・奈々瀬に聞いた「この世で最も黒く、邪悪な絵」のことを…

  • 特撮家族(2023 高見澤俊彦)

    THE ALFEEの高見沢俊彦が書いた3作目の小説。小説作者の場合は「澤」なのね。 THE ALFEEは中学生の頃から好きでずっと聞いていたが、最近は最新の音楽をチェックすること自体が億劫になり、彼らのCDも2~3年ごとに気がついた時まとめて買うくらいのペースになっている。そんな中、たまたま何かの動画を観ていたところ、最近小説を出したとのタカミー発言があり、「え?」と思って調べてみたら、もう小説を2作も上梓しており、本作が3作目とのこと。知らなかった。更に作品名に「特撮」が含まれており、特撮ファンの端くれとしては読まざるを得ない、ということで読んでみた。 銀行勤めをしている美咲は歴女で戦国武将…

  • Aterm WX7800T8(無線LANルータ)

    NECの無線LANルータ。 元々は同社のWX3600HPを使っていたのだが、我が家の諸々な都合上、一番端っこにある部屋にルータを置かざるを得ず、そうすると対角線上の反対にある部屋まではWIFIが届きづらくて難儀していた。まだまだ現役で販売中の機種だし、決して悪い製品ではないのだが、集合住宅で使用すると上下左右全ての部屋でWIFIを飛ばしているので競合がものすごいことになっており、WiFi Analyzerで確認すると見たこともない電波が最強を誇っていて、子供の使っている知育タブレットや妻のノートPCが頻繁に切れて「なんとかして!」と泣きつかれていた。TP-LINKの中継機を入れていたのだが、当…

  • Rakuten WiFi Pocket 2C(楽天モバイル)

    端末というか回線プランというか、両方セットの感想。 もともと住んでいる家を修繕することになり、1か月ちょっと、外の部屋を借りて住むことになった。従来は有線のネット回線を契約していたが、それだけのために借りた部屋に有線ネットを引くのは現実的ではなく、いろいろと検討した結果、ポケットWIFIで何とかしのごうという結論になった。楽天ではこのポケットルータ本体を実質1円で提供しており(諸条件あり、要ご確認)、回線のプランでは期間の縛り(最低利用期間を経過せずに解約すると違約金がかかる等)がないこと、月額MAX税込み3,278円で無制限使用ができるため、これはいい!と早速契約。契約して2日後にはポケット…

  • ANIARA アニアーラ(2019)

    アマプラのおすすめにひょこっと出てきたので、何の気なしに観始めたのだが、半分くらいを観終わる頃に「あれ?これはちょっと簡単な作品ではないぞ」と感じ出し、評価が星2個台と相当辛い点数がついていることにやっと気がついた。ひょえ~。でも頑張って観た。 原作はスウェーデンの小説家・詩人であるノーベル賞作家ハリー・マーティンソンが1956年に出版した詩。オペラ化もされ、おそらく地元では満を持しての映画化だったと思われる。放射能汚染により住めなくなった地球から火星へ移住するべく、8000人の乗客が巨大箱舟型宇宙船アニアーラ号へ搭乗した。豪華ホテルのような至れり尽くせりの内装やサービスが充実しており、何の不…

  • だが、情熱はある(2023 日本テレビ)

    いつもドラマはそのクールが終わってから感想を書いているが、現在10話まで放映され、残すところあと2話。オードリーのファンとしては、放映中の盛り上げに少しでも貢献するために今書く。 本ドラマはお笑い芸人・オードリーの若林正恭と、南海キャンディーズの山里亮太を主人公にした、事実を元にした半伝記的なドラマ。存命中かつ、どちらも売れっ子とはいえ中堅芸人が主人公のドラマというのは寡聞にしてあまり聞かない。それであれば、オードリーだけとか南海キャンディーズだけを、コンビ誕生~ブレイクのエピソードをやればいいのでは、というのが素人考えだが、それだとただの再現Vのようになってしまうし、そもそもはこの二人が「た…

  • ワンダーウーマン(2017)

    ちょっと前に「ワンダーウーマン1984」を先に観てしまい、「あ~、先にこっちを見ておけばよかった」と後悔していたので、時間を見つけて視聴。 約100年前。大神ゼウスにより創造された女戦士のアマゾン一族は外界とのかかわりを嫌い、結界を張ったセミスキラ島で暮らしながら、互いに競い合い、戦士としての腕を磨いていた。ダイアナはその中で、女王ヒッポリタの娘として成長していった。女王はダイアナに戦士になってほしくはなかったが、ダイアナ本人の強い希望で戦士としての修行を行い、非凡な才を見せるのだった。ある日、結界の間隙を縫って、ドイツ軍の船がセミスキラ島沿岸までやってきた。そこから逃げてきたアメリカ軍のスパ…

  • 地獄の田舎暮らし(2021 柴田 剛)

    生まれも育ちも現在地も結構な大都市で、ごみごみした風景にげんなりしている。どこまで行ってもアスファルトで、ちょっと高いところから見渡しても地平線まで人工物が埋まっている。コンサートや演劇、展覧会などに足しげく通うこともないし、お酒が飲めないので夜の街にも縁がなく、引きこもり体質であることもあって、都会にいるメリットをほとんど感じない。いつか経済的に許される日が来たら、自然が豊かな田舎に暮らして、澄んだ空気と木漏れ日、涼やかな気候、おいしい水や食べ物を味わい、夜は薪ストーブで焚火をして過ごしたい、と思うのも無理はないと我ながら思う。Youtubeで田舎の古い民家のリノベーションや地方移住の動画を…

  • おやすみ オポチュニティ(2022)

    Amazon Primeで公開されたドキュメンタリー映画。 2003年、NASAが火星に送り込んだ探査車(ローバー)、「オポチュニティ」と「スピリット」。これらは火星探査活動を行う前提で作られた。自律的に動き、様々なデータを取得して地球へ送信するのが彼らの役目である。地球で様々な実験や改造を繰り返し、決められた納期に間に合わせるために様々な工夫ないしは間に合わせの処置が施され、なんとか2台は期限に間に合い、火星へと打ち上げられたのだった。当初は90日程度が活動限界とされていたが、ありがたいことに強い嵐に見舞われたせいで、ローバーの太陽光パネルから粉塵が綺麗に取り去られており、オポチュニティとス…

  • 聖闘士星矢 The Beginning(2023)

    ネタバレがっつりしているのでこれから観る人はご注意を。もちろん事前に、「大爆死」「空席だらけ」などという情報は入っていたので、内容はおおよそ想像がついたが、小中高とこの漫画・アニメでお世話になりっぱなしであり、大きな影響を受けたコンテンツの実写ハリウッド劇場版とあっては、お布施を払わずにはおれない。ということで観てきた。GW中の平日朝8時半上映開始という早い時間だったからなのか、それとも不人気故なのか、観覧者は僕を入れて8人。少ない~。ほぼ全員、一人で観に来ている同世代のおっさんであった。まあそうなるよな。 星矢は地下の格闘場で戦う日々を送っていた。幼いころに生き別れとなった姉を探しながら。そ…

  • 太平洋ひとりぼっち(1963)

    子どものころ、一人でヨットで太平洋を横断する、子供向けに書かれた写真がいっぱい載っている本を買ってもらい、何度となく読み返していた。それが日本人初横断を達成した本作の元ネタとなっている堀江謙一氏なのか、別の方の話だったのかはもう覚えていないのだが、その印象がとても強く残っており、プライムビデオでたまたま見かけたので観た。 1962年、周りからの強い反対を押し切り、青年・堀江謙一は、まだ日本人では誰も成し遂げたことがない、ヨットによる単独太平洋横断の旅へと出発する。この度のためにヨットを設計・建造し、何度となくシミュレーションを繰り返し、持っていく道具や食料なども綿密に計算した。結局パスポートは…

  • シン・仮面ライダー(2023)

    庵野秀明監督の劇場版を観てきた。 物語は唐突に始まる。山中の峠道で、タンデム(二人乗り)のオートバイがトラック2台に猛スピードで終われている。運転しているのは本郷猛、後ろに乗っているのは緑川ルリ子。彼らはショッカーの構成員だったが、それを裏切り逃亡、本郷はバッタオーグへ姿を変えて追手と交戦し、ルリ子を救出、山中の隠れ家へ身を潜ませる。そこへ現れたルリ子の父・緑川弘は、本郷が自らの開発した昆虫と人間のオーグ面テーションプロジェクトの最高傑作であることを告げるが、ショッカーのクモオーグが現れ殺害され、ルリ子は攫われる。本郷はこれを追い、「仮面ライダー」を名乗って戦い勝利する。ルリ子の案内により第二…

  • ペリフェラル ~接続された未来~(2022)

    AMAZON ORIGINALの連続ドラマ。若い頃に読んでいたサイバーパンクのSF作家、ウイリアム・ギブスンが2014年と比較的最近に書いた短編が原作と聞いて興味が引かれ、観てみた。第一シーズンと思われる8話までを観終わったので書く。ネタバレあり。 今よりももう少し近未来、ネット接続や戦争に使われる技術など、様々なことが今よりも進歩している時代で、アパラチア山脈のふもとで冴えない人生を送っている若い女性フリンは、そのゲームの腕を買われて、兄・バートンからとある発売間瀬の製品のテストプレイを依頼される。それは完全なVRで行われるゲームで、まるで自分の体が別の現実の中に入ってしまったかのようなリア…

  • ロング・トレイル!(2015)

    アマプラで観た映画。 紀行文の作家である70代の男性ビル・ブライソンは、現在は故郷であるアメリカに帰っていたが、何か刺激のない毎日に物足りなさを覚えていた。ある日、近所を散歩していると、アメリカを代表する長距離遊歩道「アパラチアン・トレイル」を見かけ、それを走破したいという思いが日に日に強くなっていく。妻のキャサリンは、ビルが老齢であることから誰か一人一緒についていく人がいることを条件に旅立ちを許可する。ビルは様々な友人に声をかけたが片っ端から断られ、一人だけ乗ってくれたのが40年前にケンカ別れをして以来音信不通のカッツだった。旅の直前にカッツと再会したビルは、カッツが予想以上に老いており、膝…

  • いのちの車窓から(2017 星野源)

    ダ・ヴィンチで連載中のエッセイの書籍化。 これまで数冊の星野源エッセイを読んだ中で、一番今の星野源というか、スターになってからの星野源の様子が垣間見れた気がする。もちろん元々の陰キャで卑屈で遠慮がちな性格も垣間見えるのだが、直接的には語られないにせよ、不屈の闘志とあくなき好奇心、そして一つのことをやり続ける執着心が発揮された結果としてアーティスト・俳優として成功された様子がわかる。本作では特定の人物について語られていることが多いが、もちろんのことながらそれらの方々も、大泉洋・笑福亭鶴瓶・細野晴臣・吉田羊・ハマ-オカモト、そして新垣結衣等などの功をなされた有名人である。彼らが如何にスターかではな…

  • ジェレミー・クラークソン 農家になる(2021)

    プライムビデオオリジナルで、第2シーズンが終わったので記念に感想を書く。 BBCの「トップギア」という番組がある。そもそもは車紹介の番組だったが、ジェレミー・クラークソンがMCとして参加し、更にジェームズ・メイ、リチャード・ハモンドが加わってからはすっかり「車をやたらめったらひどい言葉でこき下ろし、ごくたまに褒める」という車レビューと、高価な車を惜しげもなく使い倒してバカな企画を行うバラエティとしてすっかり定着し、世界中で楽しまれるビッグコンテンツとなった。ただ、ジェレミーが制作側と揉めて、3人とも番組を降板。別の人がMCを引き継いだが番組はあっという間に終了した。後任MC版の番組を一度だけ観…

  • 仮面ライダー龍騎20周年記念同窓会トークイベント

    本当にイベントにはぜひ行きたかったのだが全くチケットが取れず。あとで聞いたら3分で完売したとな。そりゃそうだよなぁ。先日開始された配信を早速視聴。胸が、胸が熱すぎる。何度泣きそうになったことか。歳をとると涙腺が緩んで仕方がないのだが、それを差し引いたとしても感慨深すぎて感情失禁に陥りそうになることがしばしばであった。 ただ好きなだけで、マニアやオタクと名乗るのはおこがましくてはばかられるのだが、平成第一期のライダーが好きである。その中でも三作目である「仮面ライダー龍騎」は非常に特殊で、13人のライダーが殺し合い、最後の一人になるまで戦い続けるという、「正義の味方」「勧善懲悪」のアンチテーゼにも…

  • 同志少女よ、敵を撃て(2021 逢坂冬馬)

    今年に入ってからAmazon Audibleを聴き始めた。デブ防止のために毎日行っている散歩の時、ただ黙々と歩くのに飽きてしまうので、最初は音楽を聴いていた。が、それもあっという間に飽き、次にオードリーのオールナイトニッポンをRadikoのタイムフリーやPCで録音したりして聴いていたのだがすぐにネタがつきた。他のサブスクもいろいろ検討して、その中でも月額が高いAudibleを正直選択したくなかったのだが、聴きたいコンテンツが一番多かったので仕方がない。その中でも本作はいずれ小説を読もうと思っていたところにAudibleの定額読み放題で聴取可能だったので飛びついた。それにしても表紙の絵とタイトル…

  • トロイ(2004)

    古代ギリシアのトロイア戦争を描いた大作映画。封切当時やたらとCMが流れていたのを思い出す。 スパルタとトロイの間で和平が結ばれた。しかし締結当日、トロイの王子パリスは、スパルタ王の妃であるヘレンと電撃的に恋に落ちてしまい、彼女をトロイへ連れ帰ってしまう。そのことを知ったパリスの兄・ヘクトル王子と、彼らの父であるトロイ王プリアモスは天を仰ぐが、パリスとヘレンを受け入れ、国家として彼らを守ろうとする。当然スパルタ王メネラオスは激怒し、兄であるミュケナイ王アガメムノンに助力を乞う。アガメムノンはトロイを征服する好機とみてギリシア連合軍を率い、トロイを滅ぼすための戦争を開始する。一方、アガメムノンの配…

  • そして生活は続く(2009 星野源)

    2013年版の文庫版で読んだが、元は2009年。「よみがえる変態」と一緒に読んだ。こちらが初のエッセイ集とのことで、またしても観る順番を間違えた。こっちから読むべきだったが、致し方なし。 日々の生活がとても苦手でつまらなくて、でもそれを面白がれたら楽しくなるのではという趣旨でエッセイが綴られているが、日常生活なんてそんなに客観的に面白いことが転がっていないことは読んでいる全員が常日頃から感じていることだろう。それを見る角度や切り口で面白く料理していくわけだが、そこに「なんで自分はこんなことができないのだろう?」という、ともすると後ろ向きな自虐になりそうなエッセンスを加え、それを茶化して表現した…

  • よみがえる変態(2019 星野源)

    原題「蘇る変態」(2014)が、文庫化された際に改題とのこと。文庫で読んだ。正直、楽曲もドラマもあまり触れる機会がなく、たまにオールナイトニッポンを聞く程度の接触度合いだったのだが、オードリーの若林さんつながりで気にはなっていた。たまたま何かのコラムで、病気をされた際の経験を本書に綴られていると知り、初めてエッセイを読んでみた。前半は一般的なエッセイなのだが、なんというかこんなに大っぴらにエロいこと書いてる人だったのか。いや、単にエロいことが書いてあるのではなく、甲斐性も行動力もない、要は一般的な男性が憧れとして性の対象を夢想する感じ。やたらと自慰をしているくだりが出てくるし・・・星野源ってこ…

  • ワンダーウーマン 1984(2020)

    予備知識なしにアマプラで見てしまったが、全部観た後にこれが第二作目だということを知った・・・やっぱりこういうのはフラッと観ちゃうと損することが多いな~。 1984年アメリカ。主人公:ワンダーウーマンことダイアナ・プリンスは、その知性を生かしてスミソニアン博物館で働きながら、ワンダーウーマンとして世の悪と戦っていた。職場の同僚として出会った、ナードっぽい地味な女性・バーバラは、FBIから盗品の鑑定を依頼されたが、その中に奇妙な石があり、「なんでも一つだけ願いをかなえる」と台座に書いてあった。ダイアナとバーバラが試しに願い事を言うと、本当に叶ってしまった。一方、事業家のマックスが博物館への援助者と…

  • テネット(2020)

    何の気なしにアマプラで見始めたのだが、今まで観た中で一番難解というか、知恵が必要な映画だった・・・ ウクライナ・キーウの劇場でテロ事件が発生。主人公はウクライナ警察に偽装した形で潜入したCIAのエージェントで、重要人物の救出と重要品の奪取を任務としていた。以降、主人公の名前が出てくることは一切なく、クレジットも「名もなき男」としか出てこない。作戦は失敗し、男はロシア側にとらえられて拷問を受け、歯に仕込んであった自決用の毒薬を飲み、意識が途絶える。しかし、男は見知らぬ船の中で再び意識を取り戻す。そこには一人の男がいて、「あれは君を試すための作戦だった」と明かし、第三次世界大戦を回避するための組織…

  • 燃えよデブゴン(1978)

    年始のNHK-BS1がよくやっている、映画をいっぱい放映している枠で観た。プライムビデオには有料でも掲載されてないのね・・・ 田舎で豚の世話をしていた小太りのウォンは、叔父が香港で屋台飯屋を経営しており、人手を求めていることから父に命じられ、香港へ旅立ち、叔父の店で働き始めた。店には日常的に料金を踏み倒すチンピラが来ており、なすがままの状態だったが、ウォンはブルース・リーに憧れ、日々鍛錬を行っていたおかげで武術の達人となっており、彼らを難なく撃退した。しかし、おかげで報復に会い、叔父は意気消沈し休業を余儀なくされる。職を失ったウォンは、レストランで知り合ったメイ・チェンを頼り、彼女がウェイトレ…

  • 仮面ライダーギーツ×リバイス movieバトルロワイヤル(2022)

    もちろん子供が見る前提のコンテンツであり映画なので、普段は劇場版仮面ライダーは観に行かないのだが、今回ばかりはどうしても観たくて、娘をダシに使い映画館へ足を運んだ。 映画は前半が仮面ライダーリバイスのパート。全ての戦いが終わり、温泉旅行に出かけた五十嵐一家。赤ん坊がいる。いつのまにか4人目の子供が生まれていた。マジか!今回はその子が身に宿す悪魔がストーリーの主軸となって話が進んでいく。そして中盤にギーツパート。メインキャラライダーが協力して、捕らえられたミニ悪魔を輸送出来たらゲームクリアという条件。輸送したいギーツ側の仮面ライダーと、悪魔を切り離されると弱ってしまう4人目の赤ちゃん兄弟のために…

  • シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション(2019)

    だいぶ前からアマプラで無料になっているのを見ており、なんとなく観た。たまたま選んだのが字幕版だったのだが、吹替版も無料であることを見た後に知った。山寺宏一版もちょっと見たかったが、字幕は字幕でなかなかよかった。 裏稼業「シティハンター」でその筋では知られるスイーパー(掃除屋)、ニッキー・ラーソン(吹替版では原作通り「冴羽瞭」。嗅いだ者を嗅がせた者の虜にしてしまう「キューピッドの香水」を警護する仕事の依頼を受けた瞭。しかし、開始早々何者かに香水を奪われてしまう。そして強奪された際、カバンがすり替わり、平凡なサラリーマンの男性が香水の入ったカバンを持って行ってしまった。彼の行方を追いつつ、香水を狙…

  • シン・ウルトラマン(2022)

    言わずと知れた庵野秀明監督作品。アマプラで観た。ネタバレ注意。 なぜか日本にしか現れない未知の生物「禍威獣」(かいじゅう)。通常の戦争兵器は彼らには聞かず、対応に苦慮した日本政府は、それぞれの道の専門家たちを集め、禍特対(カトクタイ)を設立。禍威獣への対策に追われていた。その中で突如あらわれた銀色の巨人。正体不明の巨人は禍威獣を倒し、飛び去って行った。新たに禍特対に配属された浅見は、銀色の巨人対策をメインに、禍特対のメンバーである神永とバディを組むことになった。しかし、神永は意味不明な質問を繰り返した後、禍特対メンバーの前から姿を消した。その頃、外星人であるザラブ星人が日本政府と接触し、日本に…

  • 劇場版「SHIROBAKO」(2020年)

    オリジナルテレビアニメの劇場版。 アニメ制作会社「武蔵野コーポレーション」は、『えくそだすっ!』『第三少女飛行隊』等の元請制作をこなし勢いづいていたが、オリジナルSF作品『タイム・ヒポポタマス』がメーカー側からの物言いにより制作中止になり、試練の時を迎えていた。古株の制作として社に残っていた宮森あおいは、二代目社長・渡辺からオリジナル劇場アニメの制作を提示される。『空中強襲揚陸艦SIVA』というタイトル、10か月後の公開だけが決まっていたその作品は、以前からのなじみであるウエスタン・エンタテイメント:葛城プロデューサーが持ち込んだ曰く付きの企画であった。無理難題に近い条件にひるむあおいだったが…

  • 仮面ライダーBLACK SUN(2022)

    AMAZONオリジナルドラマ。全10話。ネタバレ注意。 時は2022年。この世界では半世紀前に怪人-KAIJIN-が誕生し、人間と共存しつつも、摩擦や軋轢が絶えず、緊張が緩和しきれずにいた。街中では怪人排斥を叫ぶデモが行われ、国連では少女が怪人の差別撤廃を訴えていた。怪人は通常は人間と変わらない姿をしているが、力を開放したり興奮したりすると怪人の姿に変化し、パワーが増加したり、変身後の怪人の特性によって空が飛べたり、殺傷能力が高くなったりする。また、怪人には下級怪人や上級怪人、神官クラスなどの階層が存在しており、神官たちは日本政府の中枢に食い込み、人間と怪人、お互いの利益のために相手を利用して…

  • ドライブ・マイ・カー(2021)

    「仮面ライダーBLACK SUN」で感動したので西島秀俊つながりということと、アマプラでいつの間にか無料になっているのを発見したので観た。村上春樹も文芸映画もほとんど見ていないので、物知らず発言を最初にお詫び申し上げます。 舞台俳優の家福(かふく)は、愛妻の音(おと)と仲睦まじく日々を過ごしていた。音はセックスのあと、決まってある物語をつぶやくのだが、あとでそれを聞いても覚えていないのだった。家福はそれをメモで残しておき、あとで音に聞かせ、音はそれを脚本にすることで脚本家として成功している。また、家福は車に乗る際、チェーホフの「ワーニャ叔父さん」のセリフを練習するため、音が相手方の方だけ吹き込…

  • 映画『ゆるキャン△』(2022)

    社会現象にもなった「ゆるキャン△」の劇場版。 高校生の頃、キャンプを共に楽しんだ仲間たちも社会人となり、それぞれの道を歩んでいた。東京の出版社で編集者となったリン、東京のアウトドアショップ店員となったなでしこ、山梨県の観光推進機構にUターン就職した千明、地元で小学校の先生となったあおい、横浜でトリマーとなった恵那。千明が立ち上げた地元再生計画に巻き込まれた形で再会を果たした5人。数年前に閉鎖された施設をキャンプ場に再生すべく、仕事の合間を縫って協力していく・・・ ストーリーに大きな起伏があるわけではなく、ヒーローや悪役がいるわけでもないので、引き込まれるような展開はないのだが、旧作でメインキャ…

  • スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2021)

    やっとここまで視聴が追いついた・・・スパイダーマンシリーズ最新作。ネタバレ全開につき注意。 ミステリオの嘘告発により、正体を明かされたばかりかあらぬ嫌疑までかけられたピーター。その影響はMJやネッドにも及び、MITへの入学も不合格とされてしまう。自分はともかく恋人や友人にまで被害が及んだことに悩むピーターから相談を受け、ピーターがスパイダーマンであるという事実を人々の記憶から消すための呪文を唱えたドクター・ストレンジ。途中でピーターが細かい注文をいくつも加えたことも相まって、呪文は失敗、異なる平行世界から様々なスパイダーマンの敵、ドクター・オクトパス、グリーン・ゴブリン、リザード、エレクトロ、…

  • スパイダーマン: ファー・フロム・ホーム(2019)

    引き続き劇場版スパイダーマン学習の一環でアマプラで観た。 「アベンジャーズ/エンドゲーム」の戦いから8か月後。スパイダーマン=ピーターは、学校の企画でヨーロッパ修学旅行に参加していた。そこで片思い中のMJに告白することを決意するが、気負ってなかなか思うようにいかない。また、クラスメートのイケメン・ブラッドもMJに気があるようで、ピーターとしては気が気ではない。そんな中、ピーターはフューリーから呼び出しを受けるも、旅行最優先のため無視し続ける。ヴェネツィアについた一行は、早々に水の怪物に襲われるが、球体でガラス状の頭を持ち、両手から緑の怪光線を放つ男に助けられた。その夜、ヒューリーから招集された…

  • スパイダーマン:ホームカミング(2017)

    劇場版としては3人目のスパイダーマンであるトム・ホランド主演版。 オタク友達と学園生活をエンジョイしつつ、スパイダーマンとしてアベンジャーズの戦いに参加。アイアンマン=トニー・スタークからスパイダーマンスーツを提供されてウキウキと着込みながら、自分が活躍できる事件はないか街を巡回する日々。一方、8年前、ニューヨークで瓦礫撤去を任された業者トゥームスとその従業員が、外宇宙からの侵略者チタウリが残した残骸を撤去しようとしたところ、トニー・スタークと政府が設立した事業者にその仕事を奪われてしまう。トゥームスたちはチタウリが残した遺物を使用して武器を作り、翼の飛行怪人バルチャーとして悪事を働くようにな…

  • 機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島(2022)

    アマプラで無料になったので観た。 ジャブローの激戦を経た後、地球連邦軍はジオンの地球本拠地であるオデッサを叩くための反攻を開始した。ホワイトベースは補給を受けるためにベルファストへ赴くが、そこで通称「帰らずの島」と呼ばれる無人島の残置諜者相当任務である。アムロたちはモビルスーツで島に乗り込み捜索に乗り出すが、そこで子供たちがいるのを見る。そして一機のザクと戦闘になり、ガンダムごと崖から落ちて気を失うアムロ。気がつくと半ば廃墟となった建物のベッドに寝かされ、傷の手当てがされていた。ここには20人の子供たちと、元ジオン兵であるククルス・ドアンが助け合いながら生活していた・・・ おおよそはテレビシリ…

  • キャノンボール(1981)

    アメリカ東海岸をスタートとして、西海岸までの5000キロに及ぶ公道レース。到着しさえすれば法律違反やお互いの妨害など、自己責任においてなんでもあり。奇想天外な発想による破天荒なレースが繰り広げられる。 皆道を開けるだろうという推測から救急車で参戦したJJとビクター、神父のふりをしたモーリスとジェイミー、半ば本人的に登場するロジャー・ムーア、ハイテクカーを駆使する東洋人コンビ、スーパーカーを乗りこなす美女二人などなど・・・ ハリウッド映画というと真っ先にこれが思い浮かぶ。ストーリーはおおざっぱでいい加減だが、バブリーにスターたちを登場させ、派手なカーアクションと殴り合いと大笑い、みたいな典型的な…

  • 横浜駅SF 全国版(2017 柞刈湯葉)

    「横浜駅SF」の外伝的な短編が6編。■プロローグ北海道の青函トンネルで、横浜駅の構造遺伝界が侵食してくるのと戦うJR北日本の人々の話。■瀬戸内・京都編挫折を経て島に一人で済む人間、熊野シドウと、JR北日本から工作員として送り込まれ、任務を忠実にこなすハイクンテレケ。その交流、シドウとケイハの半生、ハイクンテレケとの別れ。■群馬編コーカソイド系の人種でエキナカの医者をしている青目先生と、スイカネットの制御や操作に詳しい二ジョー君。浅間山の噴火を予測し、住人を避難させる。■熊本編JR福岡の中で起きた殺人事件と、その被疑者になった中年の男、そして彼を助けるため奔走する若手女性社員。その中で判明した社…

  • 横浜駅SF(2016 柞刈湯葉)

    WEB小説サイト「カクヨム」のコンテストでSF部門大賞を受賞し、カドカワBOOKSで書籍化。日本SF対象候補にもなり、話題にもなったので存在は知っていたが、当時はあまりピンとこず、今になって読みたくなって読んだ。 冬戦争と呼ばれる世界大戦から200年が経過した。日本列島のうち、本州はほぼ増殖した横浜駅に覆われていた。戦争中に開発された人工知能であるJR統合知性体が、自己保存のために日本中に張り巡らされたネットワークノードが自律的に修復できるような機能を導入したところ、それが導入された横浜駅が制御不能となり、癌細胞のように日本中を覆いつくすようになっていった。そのため、本州の地表はほぼ横浜駅化さ…

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