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一人旅おやじがゆく https://noaema1963.hatenablog.com/

旅好きおやじの旅吉がキャンピングカーで日本各地を巡り、歴史や風土、温泉、グルメを楽しみ、そして俳句を詠みます。

旅吉
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2023/02/28

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  • いつかは歩き遍路で札所巡り

    旅吉です。 四国の八十八か所札所巡りを「いつかやってみたい」と考えている方々も多いと思う。その時のために旅吉が感じた現実的な情報をお伝えしておきたい。 【札所巡りの方法】 旅吉はマイカーで回ったが、割合としては一番多いのではないだろうか。ざっと見た感じ、6~7割がそうみたい。各札所にはほぼすべて駐車場がある。その7~8割が駐車無料だが、街中の込み入った場所や逆に山間部の隔絶された場所にある札所では、300~500円の駐車料金を取られることも。 札所の場所はあちこちに入り乱れているので、ガソリン代もばかにならない。気ままだけど費用がかかるのが、この方法。ナビがあっても意外と迷ってしまう。ちなみに…

  • 感動満載ー八十八か所札所を踏破!

    旅吉です。 四国の北半分を巡る2週間の旅を終えて、2日前に熊本の自宅に帰った。 前回も書いた通り、第一の目標は道半ばだった四国八十八か所の札所巡りを完全に終わらせること。二十数年前から四国に行くたび、観光地訪問の合間にちびちびと札所を巡ってきたが、何しろ無計画なため、御朱印を書いてもらう掛け軸もあちこち隙間だらけだった。 しかしどうにか2年前、香川県と徳島県の計30か所あまりを残すまでに漕ぎつけていた。で、今回、全部の札所を巡り終わったのである。拍手。結構大変でした。 自家用車で巡るお遍路は「御朱印集めに終始してスタンプラリーに陥りやすい」という指摘もある。それは否定できない。ただ旅吉の場合、…

  • 自転車積み込んだ道楽者in四国

    旅吉です。 四国を旅している。もう1週間になる。写真のように自転車も一緒に。熊本ナンバーのキャンピングカーがこんな姿で旅しているので異様に目立つ。 先日は、香川県の五色台で自転車を下ろして調整していると、通り掛かりの男性に「熊本から来られたんですか」と驚かれた。旅吉が「大分からフェリーで来ると意外と近いですよ」と返すと、「それはそうでしょうけど」と口籠られた。よほどびっくりしたのだろう。 今日も吉野川沿いの道路に車を停めていると、散歩中のおじさんが、半ば呆れたように何度も車を見ていた。はたから見たら完全に道楽者だろう。 ちなみに、この写真は徳島県美馬市の道の駅で撮影。遠くに写っているのは剣山。…

  • 現代日本のツッコミ文化 もう30年

    旅吉です。 冬なのに暖かく、車中泊に出るには最適なのだが、なぜだか旅に出ていない。旅吉にしては珍しく、自分の部屋に根が生えてしまった。で、YouTubeや大相撲を見たりしている。 評論家で編集者の山田五郎さんのYouTubeは美術好きには大変参考になる。そして面白い。この人と仲がいい人に、みうらじゅんさんがいる。旅吉はこの人のファン。だいぶ長く続いているテレビ番組「見仏記」(本にもなっている)では、いとうせいこうさんと二人であちこちの仏像を見て回り、好き勝手な解釈や仏像への熱い思いを語っている。 山田さんのYouTubeでも仏像のことを熱く語っていた。 その番組で、山田さんとみうらさんが「いま…

  • キャンピングカー初の車検

    旅吉です。 キャンピングカーを購入して2年がたち、年明け早々、大隅半島の旅の前に車検に出した。 その時点で走行距離は3万キロにわずかにとどかないほど。春に関西~関東~信州・北陸の旅、初夏は北海道、初秋には中国地方など全国あちこち巡ったが、距離数は意外と伸びていなかったような。 購入した当時、いろんなことが気になっていた。エアコンなしで大丈夫なのか、インバーターはこれでいいのか、自転車は詰め込めるのか、などなど。 2年間乗った経験でいくと、エアコンは無理やり取り付けずとも大丈夫だった。どうにかなった。というかごまかせた。 インバーターは電熱器やドライヤーなどが使えるレベルのものにすべきだった。今…

  • 最初にジイジと言わせたい

    旅吉です。 12月下旬から里帰りしていた娘夫婦と孫が先週末に帰京した。といっても旅吉はその時、鹿児島の大隅半島を一人旅。 孫の里帰りは二度うれしいという。最初はやってきた時。二度目は帰る時。うまく表現したものである。確かに数日間一緒に暮らすと、ちょっと疲れてしまう。妻も孫たちが帰京した後、魂が抜けたようになったとか(後日妻本人から聞いた話)。 安住紳一郎のラジオ番組「日曜天国」で、「パパ、ママより先にジイジという言葉を覚えさせたい」と奮闘している男性のことを紹介していた。そうなんだ。世のご同輩はそんなに張り切っているんだ…。それに比べると俺って冷めてるのかな。一人旅とかやってるんだもん。 どう…

  • 年明け早々、佐多岬に

    旅吉です。今年最初の車中泊の旅は、鹿児島の佐多岬。曇りがちだったけど種子島、屋久島、硫黄島、開聞岳が割とはっきり見えた。写真では見にくいけど。 太平洋と東シナ海を見渡す景観は素晴らしかった。それとともに、南西諸島へと続く海の道の入り口に立てたような気がして、壮大な思いで胸がいっぱいになった。 大隅半島は車中泊ができるスペースが多くて助かる。震災に見舞われた能登半島もそうだったが。 それにしても被災地が心配だ。輪島の道の駅で車中泊した際に立ち寄った飲み屋「いっか」は大丈夫だろうか。五十代の夫婦が経営されてた。輪島塗のカップを買った朝市のおばちゃんはどうしてるだろうか。

  • NHKの72時間 聖地巡礼した初山別のコンビニがトップ

    旅するおやじ旅吉です。 年末恒例のNHK「ドキュメント72時間」の年間ベストテンを見た。 結果を紹介しておこう。 ①冬の北海道 村のコンビニで ②全国うどん自販機の旅 群馬編 ③大阪 昭和から続くアパートで ④北海道「礼文島」最果てのユースホステルで ⑤大病院の屋上庭園で ⑥福岡・高速バスターミナル 年の瀬を走る ⑦さらば、呑んべ横丁 ⑧岡山 24時間営業のドライブイン ⑨フジロック 待ち望んだ夏の日に ⑩島根・黄泉比良坂 あの世との境界で なかなかのラインアップだ。実は旅吉も11月頃、ネットで投票した。3本を推薦可能だったので、①のコンビニと④の礼文島、それにベストテンに入らなかったけど、「…

  • 疲れ果てたぜ、わがチャレンジ

    旅するおやじ旅吉です。 ほぼ半月に一回の投稿になってしまった。別に病気をしたわけではない。 第二の人生をいかに安定した彩りのあるものにしようかと、いくつかチャレンジをしたり、考えを整理したりしていたわけだ。 思えば、退職してから9か月あまりが過ぎた。昨日、近くの里山を歩いていて山茶花を見かけた。そこでふと気づいた。「そういえば退職して間もなく山を歩いた時も山茶花を見たな(山茶花は開花時期が意外と長い)。ということはやがて季節が一回りするということか」。 退職後、何度か「自由人になってからの暮らしぶり」を紹介したが、師走に入ったのを機に再度振り返って、気づいたことや感想を書いてみたい。 最初の数…

  • 壱岐に日帰りサイクリング

    旅するおやじ旅吉です。久しぶりです。 長崎県の離島・壱岐を日帰りサイクリングしてきた。 といっても、愛車のハイエースに自転車を載せて、前日に熊本から佐賀県の唐津に入り、虹ノ松原海岸で車中泊。翌朝一番のフェリーで唐津東港から壱岐の印通寺港へ渡り、最終便でまた唐津に帰ったというルート。その日の夜は唐津に近い鷹島の道の駅で車中泊したわけさ。 壱岐には泊まらなかったので、まぁ日帰りと表現してもいいかな、と。 ちなみに、車は唐津の港に駐車し、自転車だけフェリーに乗せて渡った。何しろ燃料代の高騰からか車を乗せるとフェリー料金が馬鹿高い。それでも往復6000円以上かかった。 あとで気づいたけど、壱岐では電動…

  • 写真映えするシンガポール

    旅吉です。 今回はシンガポールを紹介します。 まずはマリーナ・ベイ・サンズ。いまやシンガポールで一番有名な建物と言えるかも。 本物を目の前にするまでは気づかなかったけど、三つのビルを結んでいるブリッジは「船」をイメージしてたんだ。そうだったんだ。 ナショナルギャラリーの屋上近くから望む高層ビル街。ちょうど昼時にビル街を歩いたら、いろんな人種のいかにも優秀そうなビジネスマンがランチタイムを楽しんでいた。相当な年収を稼いでいるんだろうなと考えてしまう。 ナショナルギャラリーの屋上庭園。100年ほど前のコロニアル式建築をリノベして使っていた。歴史好き、美術好きはぜひとも訪問を。 近くにはほかにも昔の…

  • マレーシアに行ってきた

    旅吉です。 35年ぶりにマレーシアに行ってきた。素朴な雰囲気だったクアラルンプールもいまや高層ビルが立ち並ぶ大都市になっていた。 まずは名物のツインタワービル。やはり夜がおすすめ。 でもチャイナタウンやインド人街のあたりはまだ昔ながらのたたずまい。大英帝国の植民地時代に建てられた政庁や、ほぼ同時期(19世紀末~20世紀初頭)に建てられたモスクや民家がたくさん残っている。 マレーシアは中国人、マレー人、インド人の順番で人口が多い多民族国家。なので仏教寺院、モスク、ヒンドゥー教寺院があちこちにある。 下の写真はクアラルンプールの郊外にあるバトゥ洞窟。ヒンドゥー教の聖地だ。 下の写真は、クアラルンプ…

  • 北広島の楽しい記憶

    旅吉です。 一人車中泊を繰り返していると、意外と会話する機会が減ってしまう。コミュ力が高い社交的な人ならそんなことがないんだろうけど。。。 話しかけられるケースも少ない。もしかしたら「安易に話かけてこないで」というオーラが出ているのか。そんなつもりはないが。 なので、説明好きの資料館のガイドさんなどがいたら、旅吉も「この時とばかり」会話を楽しむ。 先日の中国地方旅で訪ねた広島県北広島町でも会話が盛り上がり、あとで来られた観光客も一緒に2時間近く過ごすことになった。 場所は古保利薬師という小さな廃寺跡。国重要文化財の仏像群が地元の人々の手で大事に守られている。近くの道の駅で存在を知り訪ねた。 ま…

  • 重厚でした吉備津神社

    旅吉です。 中国地方車中泊旅の続き。 初めて岡山県の吉備路を訪ねた。古代史に興味を持つまで吉備路の魅力が分からずにいた。 でも今だったら分かる。 弥生時代から飛鳥時代にかけ、出雲、吉備、そして九州北部は先進地だった。高い文化を持った渡来人が入り込みやすい場所。ヤマト王権と競い合う力を持つ王たちがこの地にいた。 彼らは最終的に「国譲り神話」が示す通り、ヤマト王権の軍門に下ったのだろうが、出雲大社、吉備津神社、宗像大社、宇佐神宮などのような、全国に名が知られる格式高い神社にその名残を見ることができる。 権力者におもねない史実に忠実な文献があれば、そのあたりのパワーゲームがよくわかるのだろうが、神話…

  • 安易に新築し過ぎだよ日本人

    旅吉です。 地元紙にこんな記事が出ていた。旅吉が数年前に過ごした熊本県八代市の話。今から60年ほど前に建築された八代市厚生会館が解体される方向で動いている。一部の市民が保存を訴えたが、結局は解体へ。芦原義信氏が設計して1962年にオープン。地方の文化施設としては当時際立った存在だったみたい。 八代に住んでいたころ、この厚生会館あたりは旅吉の散歩コースだった。仕事の関係で何度か中に入ったことがあるが、老朽化はしているものの、しっかりとした建物だ。 この建物の保存を声高に叫ぶつもりはない。ただ日本人、とりわけ熊本など一定の地域に住む人々の「スクラップ&ビルド」に突っ走ってしまう感覚には疑問を感じず…

  • 全国12の現存天守閣を踏破した

    旅吉です。 前回に続き中国地方散策。ご存じかと思うけど、全国には安土桃山~江戸時代に建てられ今も現存する天守閣が12か所ある。 北から順番に、弘前(青森)、松本(長野)=国宝、丸岡(福井)、犬山(愛知)=国宝、彦根(滋賀)=国宝、姫路(兵庫)=国宝で世界文化遺産、松江(島根)=国宝、備中松山(岡山)、丸亀(香川)、松山(愛媛)、宇和島(愛媛)、高知(高知)。国宝以外は重要文化財。 この中で最後まで未訪問だった岡山県高梁市にある備中松山城を、今回の車中泊旅で訪ねた。とうとう12か所踏破である。感慨深い。 標高480メートルの山頂にあるので、中腹の駐車場からかなりの急坂を20分ほど歩かねばならない…

  • 【古い町めぐり 松江市】文化レベル高そう

    旅吉です。 古い町巡り。3日前訪ねたばかりの島根県松江市を紹介したい。 実はまたも懲りずに車中泊の旅に出ているのだ。中国地方の中央部あたりをふらふらと。 松江は文化庁の重要伝統的建造物群保存地区に指定されてないけど、いい感じの城下町らしさが随所に残っている。 松江城の北側にある小泉八雲の旧居。松江で暮らした後、八雲は熊本の旧制五高で教鞭を取ることになるけど、熊本はあまり好きではなかったみたい。その後釜の夏目漱石もあまり熊本に執着がないみたいだし。なにしろ軍都でしたから。 松江城の天守閣。国宝になってからは初めての訪問。あらためて見るとでっぷりとしている。名古屋城のでっぷり感と少し似ている。 明…

  • 【古い町巡り⑤=若狭熊川宿】細川家と縁の深い場所

    旅吉です。 古い町巡り。今回は、北海道の帰りに訪ねた福井県の熊川宿(若狭町)。若狭湾と京都を結ぶ若狭街道(鯖街道)の宿場町。1996年に文化庁から重伝建(重要伝統的建造物群保存地区)に指定された。戦国時代には、織田信長の軍勢が朝倉攻めの際に立ち寄ったことが知られている。大河ドラマ「どうする家康」にも出てきた。ちなみに家康が休息したと伝わる寺もあった。 いつもの通り文化庁の資料から。 「福井県若狭地方のほぼ中央部,山峡にある熊川宿は,江戸時代に京都と小浜を結ぶ若狭街道の物資流通の中継拠点として繁栄しました。街道に沿って用水路が流れ,江戸時代から明治,大正の伝統的な建物が軒を連ね,歴史的な町並み景…

  • 気温24度だけど湿度90%

    旅吉です。 南阿蘇の高森町にある鍋の平キャンプ場に来た。阿蘇五岳の東端、根子岳のすぐ麓である。旅吉が時折訪れる、いわば定点観測地。高森町には若い頃、仕事の関係で3年間住んでいた。なので思い入れが深いわけよ。 夕方5時前に到着した。平日だけどほかにキャンプしてる人達が3組。ここは知る人ぞ知る、絶景キャンプ場なのだ。 夕立の後なので、涼しいけど湿気がすごい。タイトルにある通りの気温と湿度。 今日は(今日も)一人。日暮れまで時間があったので、キャンプ場から1キロほど歩いて、高森町に住んでた当時の知り合いの家がある上色見地区の集落を散策してみることに。 ただ道路が新しくなっており、記憶の中の地図とズレ…

  • 【古い町巡り④=出水麓武家屋敷群】薩摩最大の防衛拠点

    旅吉です。 古い町巡り、今回は鹿児島県出水市にある出水麓武家屋敷群。平成7年に重要伝統的建造物群保存地区となった。 旅吉が住む熊本市から高速道路を使い約2時間。県境を越えて海沿いをしばらく走ると出水市の中心にたどり着く。鹿児島にしては珍しく広々とした平野である。 > 薩摩藩は江戸時代、「外城(通称・麓)」と呼ばれる地域拠点を藩内約100か所に設置した。肥後との国境に接した出水麓は最大規模の防衛拠点だった。 以下カッコ内は文化庁の資料。 「本保存地区は、中世山城である出水城から続く丘陵地を整地し、格子状に道路を掘り込んで計画的に整備された旧武家屋敷地である。保存地区は西南の役や太平洋戦争の戦災か…

  • 銀漢という季語、いいね

    久々に俳句。銀漢という季語がとても好き。天の川のことだが、もっと高尚な響きがある。 銀漢の濃ゆし寝付けぬはずである この前行った霧島の車中泊では、なぜだか眠りにつけず車の外に出たら、驚くほどの星空だった。静寂であることが不似合いな光景。宇宙から賑やかなざわめきが聞こえてきそうだ。

  • 【古い町巡り③=鞆の浦】第一級の観光地

    旅吉です。 古い町巡りの第3弾。広島県福山市の「鞆の浦」。ここはすごい。 ▽鞆の浦 まずは文化庁の資料から。 「福山市鞆町は、瀬戸内海に突き出た沼隈半島南東部に位置し、潮待ちの港としての好条件を備え、古来、海上交通の要衝として栄えてきました。福山市鞆町伝統的建造物群保存地区には、中世の骨格を引き継ぎながら江戸中期までに整えられた地割に,江戸時代からの伝統的な町家や寺社,石垣等の石造物,港湾施設などが一体となって良好に残り,瀬戸内の港町としての歴史的風致を良く伝えています」 一般的には「鞆の浦」という言い方が有名。これまで多くの古い町並みを訪ねたけど、この地区ほど保存状態がよく、今も活気が消え失…

  • 実は旅吉は短気なのだろうか

    旅吉です。 自宅で風呂に入る時には必ずスマホか文庫本を持って入る。スマホはジップロックに入れてYouTubeを見る。文庫本はもちろんそのまま読む。 いつかお湯に落としてしまうのではないだろうかと気になっていたが、先日、初めて現実となった。 ちょっとした気の緩みだった。ブックオフで購入した柚月裕子の「蟻の菜園」を開いたところ、手から滑り落ちてしまった。あわてて拾い上げて乾いたタオルでふいたものの、前半3分の1ほど(ちょうど読んでいた部分)がすっかり濡れてしまい、ページをめくるのも難しい状態に。 自分の不始末にも関わらず、なぜか「イラっ」としてしまい、「いっそのこと全ページ水びたしにして、なきもの…

  • 【古い町巡り②=八女市八女福島】江戸時代の繁栄しっかり伝わる

    旅吉です。 重要伝統的建造物群保存地区の第二弾。福岡県八女市の福島地区を紹介します。 ▽八女市八女福島 関ヶ原の戦いで活躍した田中吉政が戦後、筑後地方の領主になり、八女福島地区に築城したが、一国一城令により廃城となった。しかし町人地は山産物を扱う商家町として発展。今でも提灯・仏壇等の伝統工芸が盛んだ。 保存地区は町人地のほぼ全域にあたり、短冊型の敷地割りとともに城下町としての街路構成をよく残している。道路に面して主屋、その背後に中庭、離れ座敷、土蔵が建てられ、江戸後期以降には、居蔵造(いぐらづくり)と呼ばれる耐火性の高い白壁土蔵造りの町家が建られるようになり、現在の八女福島地区の景観の原型が形…

  • 一泊だけの車中泊in霧島

    旅吉です。 北海道から帰り着いてはや1ヶ月。振り返るたびに「素晴らしい旅だった」と思いを新たにするばかりである。 BSで北海道を舞台にした旅番組があると、必ず見ている。「ここ行ったよ。行った、行った」とテンションが上がるが、家族はあまり興味を示さない。4月に生まれた孫に意識が集中しているので、仕方ないといえば仕方ない。 キャンピングカーの「ぷー介」も本来の出番がなく、コンビニに行ったり、図書館に行ったり、ジムに行ったり、の日常生活にこき使われている。 確かに車中泊ができる気温ではない。酷暑が続き、テレビでは外出を控えるよう呼び掛けている。 ただ、健康に問題のない60歳無職の男(旅吉のこと)が、…

  • 【古い町巡り①=丹波篠山】町中に城下町の趣き

    旅吉です。 旅で撮りためた写真を見返していたら、かなりの数の「重要伝統的建造物群保存地区」(文化庁指定)を訪ねていた。古い町並みを住民主体で保存し、国からお墨付きをもらった地区だ。補助金なども出るらしい。 せっかくなので、シリーズものとして時たま訪問地の記事をアップしたい。1回目はこの前の北海道旅行の帰りに立ち寄った、兵庫県丹波篠山市にある篠山城の城下町。 > ▽丹波篠山(篠山城下) 江戸初期、山陰道の要衝である篠山盆地の中央に建てられた篠山城(松平氏ー青山氏。5万石)。その四方に城下町が広がり、落ち着いた佇まいを見せている。 城の南東には河原町妻入商家群が長々と続き、城の南西には武家屋敷群。…

  • 早期退職5ヶ月目の感想

    旅吉です。 この数カ月の記事を読みかしてみたら、ほとんどが旅の話。長旅をしたのだから当然こうなるのだろうが、ここまで車中泊の話が続くと自分で読んでてもうんざりする。 というわけで今回は、早期退職して4ヶ月あまり、どんな状況で暮らしているのか書いておこう。記録の意味も含め。 プラス面とマイナス面がある。まずはプラス面。 朝食がおいしい(前にも書いたかな)。言うまでもないが、仕事に行かなくていいから。食欲ばりばり。ジム(エニタイムフィットネス)にも通ってるので体重は増えない。 占いが気にならなくなった(いい歳して恥ずかしい限り)。 好きな時に出掛けて、好きな時に帰宅していい。好きな時に居眠りできる…

  • 北海道絶景ベストテン

    旅吉です。 北海道ぐるっと車中泊をやってみて、印象に残った絶景10選を絞り込んでみた。 【1位 オンネトー(足寄町)】 阿寒湖の西側にある神秘的な湖。風もなく最適なコンディション。阿寒湖観光の際にはぜひとも足を延ばして欲しい。 【2位 北海道大学と植物園(札幌市)】 生まれ変わったら絶対にここの大学に通いたい。原生林を切り開いて建てられた大学って感じ。札幌は何か素晴らしいドラマが待ち受けているような、そんな思いになる街だ。 【3位 摩周湖(弟子屈町)】 北海道らしい静かでダイナミックな場所。心打たれる。第3展望台からが見事。 【4位 美瑛町の丘と青い池】 ドラマ「北の国から」で何度も見た風景だ…

  • 積丹ブルーの向こうはウラジオ

    旅吉です。 小樽から積丹半島の写真をアップします。 小樽はおそらく、全国で唯一、日本の近代建築が固まって残っている場所と言っていいのではないか。以前は、東京駅近くの丸の内にたくさん残っていてロンドンっぽい雰囲気が漂っていたものの、最近では高いビルばかりになりニューヨークぽくなった。 日本の大規模な近代建築が最も完全な形で残っているのは、実は台湾である。現地の方々には頭が下がる。日本人がスクラップ&ビルドを繰り返してしている間にも、ブレることなく大切に残してくれた。約4年前、ブログを開いて一番最初に書いた記事です。気合を入れて書いているので、よろしければ読んでください。 noaema1963.h…

  • 秋田の港のうどんの自販機

    旅吉です。 4日前に熊本に帰り着いたけど、引き続き、北海道と北東北の旅の報告は続けたい。 大雨の中、岩手県久慈市で「あまちゃん」のロケ地を見た後、岩手県北部を横断して、秋田県へ。鹿角市の道の駅で車中泊。翌朝、白神山地へ向かう。 藤里町の世界遺産センターで情報収集。青森県境に近い岳岱自然観察教育林まで問題なく行けそう。念のため安心して散策できるようクマ避けスプレーを借りる(500円)。 ところがセンターから教育林まで、想像以上に遠かった。車で細い道をぐねぐねと進むこと1時間弱。奥に行くほど道は狭く、反対側から来た車と離合(行き違い)する際、50メートルほどバックしなければならないハメに。それも2…

  • 念願の「あまちゃん」ロケ地

    旅吉です。 念願かなってやってきた。あまちゃんのロケ地である岩手県久慈市。 ここに来るため、下北半島からさらに南下したわけだが、ロケ地を見た後は東北地方をぐぐっと横断して秋田市を目指さねばならない。 ◇◇◇ 話は逸れるが、一人旅は運転以外にも何かと無理を重ねる。連日、ルートを決め、観光するところを決め、食事をどうするか決め、車中泊する場所を決める。買い物も頻繁。自炊も交える。風の吹くままーなど現実には難しい。そんなことやってたら、幾ら金と時間があっても足りない。 相談相手はスマホのみ。それと地図帳。地図アプリだとどうしても把握できない距離感がある。いわば面でルートを掴めない。 運転していて気に…

  • 青森の霊場そしてウミネコ

    旅吉です。 下北半島に上陸した翌朝、恐山に立ち寄った。初めての訪問。というか下北半島に来るのは今回初めて。熊本から訪ねるにはそれなりの労力がいる場所なのだ。 子供の頃からビビリだった旅吉は、恐山の存在をとても怖がっていた。何より字面が恐ろしい。日本地図を見るたびに「地獄の入り口が青森県にあるんだ」と思い込んでいた。 大人になってそんな感情は消えてしまったが、「ああ、あの恐山に来たんだ」という感慨はあった。 朝7時半に到着。500円の入山料を払って霊場である恐山菩提寺に入る。平安の初期、天台宗の寺院として創建されたが、その後衰退。戦国時代に南部氏のバックアップで曹洞宗の寺院として再興した。 天気…

  • 海霧が函館の街に流れ込んだ

    旅するおやじ旅吉です。 函館で、北海道らしいダイナミックな自然現象に遭遇した。 津軽海峡の対岸にある青森県大間に夕方のフェリーで渡ることにしたものの、出発まで2時間ほど時間が空いてしまった。そこで出かけたのが函館山。これまで2度、夜景を見に行ったことがあるが、昼間に行くのは初めて。 予想以上に長い坂道をぐるぐると登っていくとようやく展望台に到着。時間調整が主目的で、正直あまり期待していなかった。それでも眼下にくっきりと広がる函館の街並みは美しく、早速写真をパチリ。それが下の写真。 しばらくすると、右手の津軽海峡側から海霧が流れ込みだした。流れ込むといっても1分間で100メートル動くくらい。しか…

  • 国道沿いの「新市街」は大事!

    旅吉です。 車旅をしていると列車旅との違いを痛感する。 列車旅は「点」と「点」を列車という「線」で結ぶ。しかしその「点」は「旧市街」にとどまりがちだ。なぜなら基本的に旧市街は駅の周りに広がっているからだ。 特に学生の頃の貧乏旅行はどうしても駅周辺を歩き回るレベルにとどまっていた気がする。 しかし今の時代、旧市街が賑わっている場所などほぼない。車で旅しているとよくそれが分かる。賑わっているのは大きな国道沿いの「新市街」だ。おそらく列車の旅なら、ほとんど目にすることがない町並みと言えそう。 鉄道は路線廃止がどんどん進み、例えば北海道を例にあげれば、旅吉が旅に目覚めた70〜80年代の半分以下の路線し…

  • 撮影意欲を煽る美瑛の丘

    旅吉です。 順番が逆になったけど、旭川の前に、美瑛の青い池や丘を巡った。撮影意欲を煽る風景だ。旅吉はそこそこ写真が上手いと自信を持っているが、美瑛の風景はたぶん誰が撮ってもうまく撮れると思う。 その後、旭川の旭山動物園にも行った。入場料は強気の千円。でもそれだけの価値あり。

  • 旅に膿んで映画を観る

    旅吉です。 キャンピングカーで長い旅を続けていると、膿んでしまう時が必ずやってくる。今がその時。道央から日本海側を北上し、道北、道東をほぼ時計回りに巡り、富良野から旭川まで来た。 でも次にどこに行くべきか分からなくなっている。なんとなく途方にくれている。 また、そろそろ帰りのコースをイメージしておかなければならない。 帰りは津軽海峡を渡り、北東北を巡って秋田からフェリーで敦賀に向かう心づもりだったが、秋田発のフェリーは日曜のみ。おまけに北海道ー敦賀とあまり料金が変わらない。 うーん、考えてしまう。それなら(いつになるか分からないが)東北を巡るのは次回にするか‥。ただ、せっかくここまで来ているの…

  • 十勝の整然とした農地と防風林

    旅吉です。 根釧台地(と学校で習ったが、今もそれでいいのかな?)を抜けて十勝へ入った。 これまで十勝地方を詳しく巡ったことはなかった。釧路へ行く途中に太平洋岸を走ったり、大雪山の周りを回る時に十勝平野の隅っこを通過したり、そんな程度だった。 今回は阿寒湖やオンネトーを見た後、足寄町(といえば松山千春)の道の駅で車中泊した後、十勝平野を南北に縦断した。 いや〜よかった。同じ道東とはいえ、釧路市や中標津町とは違う魅力があった。 ざっくり言ってしまえば、釧路地方は「まだ人の手が入り切れていない荒削りで素朴な魅力」がある。農地や牧場が広がっているが、森林や湿原も相当な面積を占めている。高倉健の世界だ。…

  • 摩周湖とオンネトーは絶対行くべき

    旅吉です。 北海道を旅していて、いつのまにか「湖マニア」になった。やっぱ北海道は湖でしょ。 道東の中央部にある四つの湖を紹介する。 東側から順番に。まずは摩周湖。 ここはおそらくだれもが感動する。旅吉は「日本一景観が優れた場所ではないか」とまで思った。 第3展望台(無料)がベスト。標高が高いうえ、展望台が突き出ていて眼下に湖面が広がる。振り返ると遠くにオホーツク海も見渡せる。 湖水が群青色に近い。水深があるらしいが色も深い。まさに神秘的だ。 太平洋からの冷たい空気が流れ込むと霧が発生して湖面が覆う。この日も朝一番に行った時は視界ほぼゼロ。下はその時の写真。必ずネット公開されてる監視カメラを確認…

  • 知床の道はやがて途切れ‥

    旅するおやじ旅吉です。 知床半島へは行こうか行くまいか、迷ってしまった。昨年の観光船沈没事故が生々しく思い出され、訪ねることになんとなく罪悪感があった。 しかし次はいつ来れるか分からない北海道だ。天気もまあまあだったので、事故があった西海岸は通過して、今回は知床観光の「裏側」的な感じがする東側(羅臼町)に行ってみることにした。 ちなみに20年ほど前、旅吉は半島の西側にある知床五湖ではヒグマに遭遇した経験あり。そのことは以下の記事に書いています。 noaema1963.hatenablog.com さてこの日は、浜小清水の道の駅を出発。ウトロを通り、半島横断道路で知床峠を越えて羅臼町へ。 羅臼は…

  • そういえばあの人達がいた

    旅するおやじ旅吉です。 紋別市からさらに南東へ。サロマ湖を観光した後、北見市の常呂地区に入ったあたりで「カーリングホール」の案内板。そうだ常呂といえばカーリングだ! 北京冬季五輪銀メダルのあの人たちが、この町にいるんだ! 旅吉のテンションが一気に上がる。 実は五輪が大好き。特に冬季五輪は南国熊本には縁の薄い大会だけに「ないものねだり」の憧れがあり、かなり集中して観ている。その中でもやっぱ、女子カーリングでしょ。おっさんたちはみんな好きです。 というか、競技を観ているのか、選手たちを見ているのか、分からなくなる時がある。 北海道を旅しているのに、なぜ彼女たちのことを忘れていたのか。旅吉としたこと…

  • ウッシーとの日々の舞台へ

    旅するおやじ旅吉です。 北海道に憧れを持つきっかけになったのは、ドラマや映画が大きかった。「北の国から」「駅ーステーション」「キタキツネ物語」。「男がつらいよ」にも網走や小樽がロケ地として出てくる。 それとは別に、はた万次郎さんのエッセイ風漫画「ウッシーとの日々」も旅吉の心に深く刻み込まれている。 はたさんはもともと北海道出身。上京後に漫画家として活躍したが、30歳の時に北海道にUターンすることに。それも実家ではない。誰も知り合いがいない、観光地でもなんでもない、それまで存在さえ知らなかった下川町に移住する。 はたさんは下川町で半分崩れかけた住宅に住み、子犬のウッシーと一緒に新たな生活を始める…

  • あすはリラ冷えの一日だとか

    旅吉です。 稚内からオホーツク沿岸を南東へ進んでいる。 日本海側と比べてかなり雰囲気が違う。日本海側の方々には申し訳ないが、あれほど頻繁に見かけた廃屋があまり目立たない。なぜなのか。地元の方々にはさすがに聞けないので、旅吉なりに勝手ながら推測してみた。 日本海側は昭和30年頃までニシン漁で栄えた。暖流の影響か米作りも可能だった。入植者も多かったのではないか。住宅もどんどん建てられた。ところがニシンが獲れなくなり、それに替わる決定的な産業が見つからないまま、人口は減少した。なので廃屋が多い。 かたやオホーツク沿岸では、千島海流からの冷たい「やませ」の影響をもろに受ける。流氷もやってくる。米作りは…

  • 稚内で強風に吹きさらされる

    旅するおやじ旅吉です。 稚内から樺太が見えないかなと期待したが、ダメだった。一昨日の夕方、道北に入った頃からずっと天気が悪い。特に稚内は風が強い。 仕方ないので観光は早めに切り上げ、市立図書館に行った。で、郷土書籍のコーナーへ。こうしたコーナーでは必ず、ほかの地方では見れない面白い本に出会えるのだ。 今回もありました。明治期に北海道で布教活動をしたロシア正教会の宣教師が、その時の様子を記録した本。熊本にはおそらく置いてない。 さっそく稚内の下りを読んだ。9月に増毛から船で利尻、礼文を経由して稚内入りするが、オホーツクから吹き付ける強烈な東風に苦しみ、寒さに往生する様子が描かれていた。 今回、旅…

  • 日本海沿いをひたすら北上

    旅吉です。 日本海沿いを北上して稚内に着いた。札幌から330キロ。日本海オロロンラインと呼ばれているルートだ。 石狩市の北端あたりまでいくと、雪を冠った暑寒別岳が見えてくる。 石狩市と増毛町を結ぶ道路は昭和の終わり頃ようやく完成。平成に入って観光振興のためオロロンラインと呼ばれるようになった。 この道路が通過する増毛町の雄冬地区は、高倉健主演の映画「駅ーステーション」で健さんの出身地として描かれ、ロケ地になった。妹役は小手川祐子。 映画にも出た雄冬神社。 増毛町の中心にある増毛駅一帯も重要なロケ地になった。映画のタイトルがそれを表している。 刑事役の健さんが小料理屋の女将である倍賞千恵子と出会…

  • ヒグマの報道が続く

    旅吉です。 北海道に上陸して数日たつが、NHKのローカルニュースは連日ヒグマの出没がトップだ。二番手が季節外れの暑さ。ほぼ変わらない。 これまでも書いた通り、1人で森の中の散策道を歩いていると、やはり怖い。普通に1人で歩いている方を見ると「勇気あるなぁ」と感心してしまう。 今日流れていた報道では、ヒグマの保護が叫ばれ出した80年代から春季の駆除が減り、その影響で「人を恐れないヒグマ」が増えてきたらしい。ハンターも減っている。老練なベテランハンターは「このままではやがて大変なことになる」と話していた。 今回の旅で旅吉は、地元の方々へ機会があるごとに「ヒグマはこのあたりも出没するんですか」と聞いて…

  • 北海道のファミリーヒストリー

    旅吉です。 前から抱えていた疑問がある。北海道で本格的な開拓が始まったのが明治時代。ということはいま北海道に住んでいる方々の先祖は多くが入植者ということになる。ちなみに北海道の人口は500万人超。 道民一人一人が「自分の先祖は○○からやって来た」という明確なファミリーヒストリーがあるということか。そんなことあり得るのか。 で、確認してみた。 札幌市の東端に「北海道開拓の村」という「北海道版の明治村」のような施設がある。 今日、旅吉は開場と同時に勇んで入場。あちこちにボランティアの方々がいらっしゃったので、建物の説明を聞くついでに、失礼ながらこの疑問を投げかけてみた。 明確な答えが返ってきた。「…

  • 羊蹄山は北の桜島のようだ

    旅吉です。 洞爺湖畔から羊蹄山の麓の町である留寿都、喜茂別を通り、中山峠を通って札幌に入った。実に北海道らしい景色が続いた。 ずっと羊蹄山が見えていた。存在感が鹿児島の桜島に似てる。 洞爺湖もなかなかのものでした。洞爺湖サミットの記念館もあったので見学。「もしやプーチンも来たのか?」と写真を確認すると、当時はメドベージェフでした。 洞爺湖はいくつも展望台がある。カルデラ湖ならではだ。 展望台の一つでは、今ごろ八重桜が満開だった。カフェの女性によると「ここは寒いのでいつもこの時期なんです」とか。 北海道らしさを醸し出しているのは、たぶん植生ではないか。カラマツ、シラカバ、ジャガイモ畑‥。 上陸2…

  • 湖に興味がなかった旅吉だが

    旅するおやじ旅吉です。 北海道初日。旅吉は今回「自分を裏切るルート」で旅を進めることにした。簡単に言えば「最初に浮かんだルートではなく、その反対方向に行く」というもの。 ちなみに当初は札幌方面に向かい、開拓史を学べる場に行こうかとした。 しかしそれでは何も変わらん。いかにも学び好きな還暦おやじだ。もちろんそれも悪くはない。ただ物足りない。一人旅が陥りやすいところである。 この前、20年ぶりに会った後輩が言った。「せっかく早期退職したんだから、もっと爆発的に変わったがよくないですか」。確かに。痛い所つかれた。 で、これまで全く興味がなかった洞爺湖などの湖を巡ることに。しかし思えばささやかな挑戦で…

  • 北の国にとうとう上陸!

    旅するおやじ旅吉です。 20時間あまりの船旅を終え、無事、北海道の苫小牧東港に上陸した。こんなに長く船に乗ったのは初めて。でも快適だった。あまり混み合いもせず、静かで。 高齢の夫婦が多かったな。旅吉はいつも通り一人旅だが、そのあたりはほぼ気にならない。 それにしても黄砂の影響で目の前の海しか見えず残念。本来であれば佐渡島や東北の海岸線が見えたはずなのに。 それでも津軽海峡を横断中、函館山をはじめ渡島半島の山並みは堪能できました。 夜8時半、苫小牧東港は気温10度を下回っていた。早速長袖に着替える。北の国に来たんだと実感。 近くの道の駅に行く途中、キタキツネを見掛ける。以前はこんなに簡単には見れ…

  • そして敦賀へ

    旅するおやじ旅吉です。 朝4時起きなのでひどく睡眠不足。おまけに腰痛。「それならどこかででゆっくり寝てれば」という話なのだろうが、結局あちこち観光してしまう。なにしろ文化財の宝庫である関西。スルーできないのである。 大阪南港唐割と近い住吉大社へ。早朝6時の空気は清々しい。 本殿は国宝。江戸後期の建築らしい。なにしろ古墳時代からの歴史があるので、建築様式は古代に倣っているのだろう。 大社の前を天王寺行きの路面電車。風情あり。 北へ急ぐ。まあ、夜までに敦賀に着けばいいので楽勝ではあるが。 滋賀県大津市の三井寺に参拝。15年ぶりくらい。国宝の金堂の巨大さに圧倒される。 文化財を展示する建物もおり、狩…

  • 北海道に旅立つのだ!

    旅するおやじ旅吉です。 諸事情により、秋に予定していた北海道プラス北東北の旅に本日出発。お馴染み名門大洋フェリーで新門司港から大阪南港へ。その後、福井県の敦賀から新日本海フェリーで苫小牧を目指す。 腰の調子が悪いうえ、今一つ心の準備ができておらず、なんだか不安が先行している。年取るといかんなぁ。 北海道には梅雨がないと言うものの、道東は6月に割と雨が降る。20年ほど前に5日間一人旅した時も連日の雨に苦しんだ。 ちなみに今回の北海道を巡るルートは未確定。うーん、俺らしくない。 どうか天気よくあれ。腰も良くなれ。心よ翔け。なにか不都合が発生して、熊本にとんぼ返りなんてことがないように!

  • アメノウズメのドアップ怖い

    どうも。旅するおやじ旅吉です。 全国半周の旅から帰ってやがて1ヶ月。無事に孫も生まれたし、そろそろ、ということで、短い日程だが車中泊の旅に出た。 実は4月下旬にも一度、車中泊の旅に出た。「孫の出産までもう少し時間がかかりそうなので、悪いけど、ちょっと出てくる」と長崎方面へ。 ところが、長崎市の伊王島(今は橋でつながっている)で一泊した翌朝、妻から「娘の陣痛が始まった。早くて今日の夕方か」との連絡。「さすがに帰らないわけにはいくまい」ととんぼ返りしたわけだが、驚くことに正午過ぎには「産まれた」のラインが入った。 え〜、安産過ぎるだろ。陣痛が始まってわずか3時間。 全国半周の旅の時、あちこちの神社…

  • 山の辺の道はやはりいい

    どうも。旅するおやじ旅吉です。 1ヶ月余りにわたる全国半周の旅で唯一、二度訪ねた場所がある。奈良県の石上神宮とその南北に伸びる「山の辺の道」だ。旅の3日目と最終日。1カ月の時間を挟んでいたので、2回目の訪問の時は「懐かしい」と感じた。 特に山の辺の道は、歩いているとなんだか清々しい思いに満たされ、すこぶる機嫌が良くなる。「空気が澄んでるなあ」とか「あの遠くの山はおそらく二上山かな」など独り言をぶつぶつ言ったりする。機嫌がいいと独り言が増える。 山の辺の道は、奈良市の若草山あたりから桜井市の三輪山あたりまで南北に続く、古代から残る古道。舗装されていない山道だったり、昔ながらの集落の中を通ったり、…

  • 花が見事な旅だった

    旅吉です。 今回の全国半周の旅は桜前線の北上と足並みを揃える形になった。 植物についてはほとんど知識がないながらも、東国や北国は「一気に春がやってきた」ような明るさがあって、あちこちで写真を撮った。気に入った植物の写真を時系列で並べてみた。 大阪府羽曳野市にある応神天皇陵の横にある誉田八幡宮。河津桜かな? 3月9日。 藤井寺市の津堂城山古墳。 奈良県に入ったあたり。當麻寺かな。 三重県桑名市の河津桜。3月13日。 明治村のハクモクレン。 静岡県浜松市の三方ヶ原古戦場にあった桜。3月16日。この頃、東海や東京周辺は桜が咲き出した。 静岡県沼津市の駿河湾の浜辺。松林が美しい。 3月19日の茨城県つ…

  • 5週間の全国半周の旅まとめ

    どうも。旅するおやじ旅吉です。 前回のブログに書いた通り、5週間にわたる全国半周の旅を終え、熊本の自宅に帰ってきた。とは言いながら北九州の新門司港〜大阪南港は往復ともフェリーなので、だいぶ楽はしている。5週間の動きを簡単にまとめてみる。 ▽1日目(3月8日) 熊本市→飯塚市・北九州市新門司港→(泊)名門大洋フェリー ▽2日目 大阪南港→大阪府羽曳野市・藤井寺市→(泊)羽曳野市の道の駅「しらとりの郷・羽曳野」 ▽3日目 道の駅→大阪府太子町→奈良県葛城市→(泊)葛城市の道の駅「ふたかみパーク當麻」 ▽4日目 道の駅→奈良県橿原市・明日香村→(泊)奈良県天理市の道の駅「なら歴史芸術文化村」 写真は…

  • 春疾風の安土城で腹が緩む

    旅吉です。 実はキャンピングカーによる日本半周の旅をすでに終え、熊本の自宅に帰っている。丸5週間に及んだ旅の全行程まとめは後日報告します。 さて旅は4月の初旬に戻る。 旅吉が愛して止まない近江の国、滋賀県に入った。大阪、京都、名古屋という大都市に近いのに、ゆったりと雅な時間が流れている。あちこちに品格の高さを感じる地域だ。移住するなら滋賀か富山か長野と思っている。 しかし地政上、古代から近江は戦乱の地だった。特に「魔王」織田信長の蹂躙は相当なものだったみたい。 で、信長の晩年の居城である安土城跡に行った。約15年ぶり二度目の訪問だが、結構大変な目にあってしまった。 これが安土城の大手門から見た…

  • いつかは行きたかった場所

    どうも。旅するおやじ旅吉です。 子供の頃からずっと行きたかった場所があった。とうとう念願かなって行くことになった。 信州の高遠から南へ一直線に続く谷がその場所である。南アルプスと伊那山地に挟まれた谷が、静岡県の方向へ延々と続いている。途中には標高が1400メートルを越す分杭峠。その南には大鹿歌舞伎で知られる大鹿村役場などがある。ちなみにこの歌舞伎を題材に、原田芳雄の遺作となった映画「大鹿村騒動記」が10年あまり前に上映されている。 なんで行きたかったのかー。理由という理由はない。ただ秘境をイメージさせる何かがある。地図帳で見るたび、「なんでこんなにまっすぐ谷間が続いているんだろう。誰か住んでい…

  • 「越の国」を南へ南へ旅は続く

    旅吉です。 能登半島を一周した後、キャンピングカー「プー介」は加賀の城下町金沢に立ち寄り、さらに南へ南へと下っていくのです。 ちなみに前回書き忘れていましたが、今回の旅の北限は能登半島の曽々木海岸を過ぎて珠洲市へと右折するあたり。同緯度の東側を見てみると新潟県の出雲崎。実はこの数日前に越後の折り返し点として訪ねていました。不思議な縁を感じました。 さて、金沢市。確か4回目の訪問なのですが、金沢城の東側にある茶屋街は行ったことがありませんでした。当初は金沢はスルーしようと思ったものの、さすがに「もったいない」と思い直し、訪ねました。いや〜いいですね。人気観光地の格の高さを感じました。欧米系の外国…

  • 能登半島ぐるり一周

    どうも。旅するおやじ旅吉です。 初めての能登半島。時計回りに一周してみました。 最初に感想。思っていたより広く、イメージしていたような陰鬱さはなかったけど、加賀地域に比べると想像以上に静かでした。 それゆえ、延々と続く全国チェーンのレストランやドラッグストアはほぼないし、コンビニも輪島市や七尾市の中心部に少しある程度。まだ昭和が残っています。 それにしても、全国どこのバイパス沿いにも現れるド派手なチェーン店の看板、とうにかならないんでしょうか。どんどんひどくなっているような。観光都市一帯では条例の関係で色合いをかなり抑えてはあります。 司馬遼太郎は「街道をゆく」で高度成長の荒っぽい街並み開発を…

  • 図書館について思うこと

    旅吉です。 全国あちこち回りながら、図書館に立ち寄ります。その土地の歴史や文化、観光地が理解できるし、WiFiが使えるのもうれしい。旅に疲れたら図書館が一番です。 でも差が激しいんですよね。図書館は。 主に市立図書館を訪ねることが多いけど、すごい情報量を発信している館もあれば、旧態依然とした運営をしている館もあります。 正直、その地域の文化レベルを見るようなな気がします。立派な図書館がある自治体は「きちんとした地域振興をしてるんだろうな」と思ってしまいます。 なぜなら、図書館って黙殺したとしても市民から最も苦情が出にくい施設だと思うわけです。市民の人気を得ようと思ったら、観光施設だとかスポーツ…

  • 越の国は水も空気も澄んでいる

    どうも。旅するおやじ旅吉です。 前回のブログで紹介できなかった富山の訪問地を書いていきます。 訪ねた順番も場所もバラバラになっていますが、できるだけ分かりやすく。 まずは新潟との県境にある「親不知」。正確に言うと新潟県糸魚川市にある道の駅から、富山方面を撮影しました。このあたりは陸に道を通しているのではなく、海の上に高速道路などの高架を造っています。静岡県の薩埵峠一帯と同じ感じ。 何しろ北アルプスの北の端っこに当たります。旅吉は高速道路ではなく国道8号線を西へ向かいましたが、ウネウネとした洞門をいくつもくぐり、地形の荒々しさを実感しました。 そのすぐ西側にはNHKのドキュメンタリー「72時間」…

  • 富山は風情にあふれてる

    旅するおやじ旅吉です。今福井県です。もうそろそろ一度家に帰らないとまずいかな。 遅ればせながら、富山県訪問を報告します。富山県では行こうと予定していた場所がいくつかあります。 一つは新潟県に近い富山湾に面した朝日町。ここでは映画のロケが行われています。2カ所目は散居村が広がる砺波平野。3カ所目は定点観測となっている高岡市の伏木。 朝日町は以前の記事で書いた映画「えきすとら」(武田鉄矢主演、1982年制作)の最後の最後に出てきます。 売れない俳優である主人公が、旅芸人の一座と一緒に列車で移動している場面。車窓に流れるのは日本海とその手前に等間隔で並ぶ小屋のような建物。浪人時代にその映画を見た旅吉…

  • 旅も終盤に入ったような感じ

    どうも。旅するおやじ旅吉です。 おそらく全国半周の旅「春編」は終盤に入っているのだろう。そんな気がする。 なにしろ4月の半ばまでには熊本に帰る必要がある。娘が出産するためだ。さすがにいないわけにはいかない。仕事の出張ではなく、趣味の旅なのだから。 で、今、石川県の輪島市にいる。初めての訪問。旅人を自認する割には、旅先として人気が高い能登半島をスルーしていたとは情けない限りである。 これまでのブログで長野県から糸魚川経由で富山県に入ったことまで書いた。 ただここで富山県の報告を始めてしまうと、「○○の風景は素晴らしかった」とか「記憶に刻み込まれた」などといつもの漫然とした記事になってしまうので、…

  • 雪山の美しさに振り回された

    旅吉です。 前回のブログで書いたように信州に4泊した後、また一度新潟県に抜け(糸魚川に)、そのまま富山県に入っています。 実はちょっとほっとしています。信州にいる間、「あれも見なければ」「あそこにも行っておく必要がある」と何か気ばかり焦って。 特に振り回されたのが北、中央、南の日本アルプス。なぜだか旅吉は子供の頃から雪をかぶった山が大好き。図工の授業でなんど雪山を描いたことか。それが妙にうまく描けて、おかげで図工の成績は上々でした。 信州の方々が口をそろえたのが「今年は雪解けが異様に早い」。それが幸いしてか(?)ちょうどいい具合に雪を被っているわけです。 もう旅吉は大喜び。写真を撮れるポイント…

  • 信州はどこも花でいっぱい

    旅吉です。 上越市から信州に入りました。結局4泊しました。信州の場合、書き出すとキリが無いので、まずは花が綺麗だった場所を。 長野市は訪ねた頃、まだ桜が開花していませんでしたが、アンズは満開。千曲市にある「あんずの里」は平日なのに相当な人出でした。 信州の風景にはアンズがよく似合います。昔話の舞台です。思うに昔話とか童謡の世界って、信州、新潟、福島あたりの雰囲気を意識して作られているような。今回の旅でその意を強くしました。 その翌日は伊那市高遠町に行きました。南アルプスの西側の麓にある小さな町。ただ高遠城は日本百名城にカウントされており、桜の名所で有名。ガイドさんの話ではソメイヨシノではなく、…

  • 三国峠を越えたら別世界だった

    旅吉です。 いよいよ上州から三国峠を越えて越後に入りました。実は楽しみでした。 この日のスタートは群馬県沼田市。河岸段丘の町として有名です。ブラタモリでも紹介されていました。タモリのお気に入りの地形なのです。 なにしろ上越線の沼田駅から、市役所や沼田の城下町がある市街地まで100メートル以上の坂道を登ります。なので「天空の城下町」と呼ばれています。で、市街地を歩いていても、そんな段丘の上にいる感じが全くしません。ただ、ちょっと裏道の方に入っていくと家並みが途切れ、薄暗い崖が現れるのです。小説の題材になりそうな町です。 城跡から駅のあたりを見下ろしたのが下の写真です。城跡には樹齢400年の御殿桜…

  • 関東平野の北の端を横断

    どうも。旅するおやじ旅吉です。 順番が逆になりましたが、茨城から群馬への北関東横断を報告しておきます。 これまであまり興味を持っていなかったエリア。でも実際に巡ってみたら魅力的でした。 まずは水戸市の偕楽園。徳川斉昭が手掛けた日本三名園の一つです。梅はほんの少しだけ咲き残っておりました。 栃木県佐野市には「みかも山公園」という標高200メートルほどの山全体が県営の公園になっていたので、ちょっと歩いてみました。関東平野の北の端っこ。 さすがにこの辺りに来ると、木々が九州とは違います。落葉樹が多くため表情が明るい感じ。2時間ほど歩いて車に戻ると、序盤だけ見ていたWBC決勝が丁度終わるところでした。…

  • やっと来た‥海の見える丘

    旅するおやじ旅吉です。今日はリアルタイムで。 今、新潟県上越市にある「たにはま公園」の「海の見える丘」にいます。 2年前、火野正平さんの「こころ旅」に感動して「定年後のキャンピングカー旅では間違いなく行くことだろう」とブログに書いていました。以下の記事です。 noaema1963.hatenablog.com この頃は早期退職を明確に考えていたわけではなかったようです。なので「3年後には」と書いています。もちろん鬱々とは頭の片隅にあったのは間違いありませんが。 正平さんが立っている丘の上に自分も立って、日本海を見下ろした時、さすがに感慨深いものがありました。普段ならあり得ないのですが、周りに誰…

  • 茨城の駐車場はでかい

    旅するおやじ旅吉です。 駐車場がなかなか見つからない東京を早々に出て茨城県へと移動しました。 都道府県別の魅力度ランキング「最下位」と言われたこともありますが、ほんとにそうなのか確認の意味も込めて。 まずは研究学園都市として有名なつくば市。約50年前、国策で造った町なので、町の設計、道幅、建物の大きさ、いずれもアメリカっぽさ満載です。惜しくも写真は撮っていません。 つくば市から東に向かうと霞ヶ浦。江戸時代初期までは海の一部(湾)でした。すぐ南側にある香取神宮に因んで「香取海」と呼んでいたとか。 それまで東京湾(当時は江戸湾)に流れ込んでいた利根川を、今のように太平洋に注ぎ込むよう幕府が大規模な…

  • 東京はセンチメンタルジャーニー

    どうも。旅するおやじ旅吉です。 早期退職して日本半周の旅(そう名付けることにしました)を続けています。前回は静岡県伊豆の国市を訪ね、源頼朝と北条政子が出会った蛭ケ小島など紹介しました。 その後、箱根を越え、土砂降りの中、東名高速の港北パーキングエリアで車中泊。大型車がガンガン出入りする状況にも関わらず何故だか熟睡しました。神経質だ神経質だとばかり思っていた自分に勲章を贈りたい気分です。 よく朝、近くのインターで降りて、横浜市青葉区の高級住宅街のコインランドリーを利用。大学時代、一度も来たことがなかった東急田園都市線の沿線。こういう世界があったんだ、知らなかったよ、西武新宿線とはえらく違うじゃな…

  • 頼朝が住んだ蛭ケ小島、今は‥

    旅するおやじ旅吉です。 ブログではまだ静岡県のことを書いていますが、実際はもう茨城県を旅しています。ブログが追いつかず、いつも数日前の様子を書いています。まぁ、仕方ないですよね。 ちなみに昨日、水戸市で桜が開花したそうです。例年より十日早い開花だとか。でも関東に入って感じましたが、太陽の光はそこそこ強いものの、風が冷たくて強いですね。 ところで、ブログは3日前にワープし、また静岡県の旅を少しばかり。 昨年の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の最初の頃の舞台になったのが現在の伊豆の国市。源頼朝は「蛭ケ小島の介殿」などと呼ばれていましたが、どんなところか想像ができません。 で、行ってきました。 伊豆とい…

  • 寅さんの聖地「蓬莱橋」

    旅するおやじ旅吉です。 日本一周(まずは春編で東海道から信越地方)の旅に出てから10日余りが経ちました。 そして会社を1年間の早期退職してからやがて20日になります。今どんな感覚なのか書いておきすと、「朝起きて憂鬱な気分にならずに済む」というのがこんなに素晴らしいものとは‥。旅吉は子供の頃から寝起きの悪さは相当なものがありました。この癖は変わらず、会社生活の間、終始苦しめられました。それも季節を選ばず「年中」なのです。 でも特に酷かったのが春先でした。いろんなものががらりと変わる時なのが原因と思われます。飽きっぽくて変化を好む性格ではあるのですが、春先の変化だけはダメでした。目が覚めると同時に…

  • 徳川家康が若い頃暮らした場所

    旅するおやじ旅吉です。 今回の旅で絶対に欠かせない場所がありました。昔の地名でいえば三河(愛知県東部)と遠江(静岡県西部)。 これまで新幹線で通過したことはあっても、どういうわけか訪ねたことがありませんでした。偶然にもこの地域は、徳川家康が江戸に移るまで拠点としたエリア。なので時代小説では「これでもか」というほど登場します。今、NHKの大河ドラマでも松潤がやっているので、「どのぐらい盛り上がっているのか」という興味もありました。 まずは家康が生まれた岡崎城へ。 いや〜盛り上がってました。想像以上でした。平日というのに老若男女関係なく、かなりの人出。当然ながら城内に「大河ドラマ館」が設けられてい…

  • 古い建物好きなら明治村

    旅するおやじ旅吉です。 車中泊の旅も順調に続き、静岡県までやってきました。とか言いながら大阪まで北九州からフェリーで来たので、実はそう大した距離を運転してきたわけではありません。 それにしても、東海道沿線の道路状況はかなりいい。愛知はやたらと道幅が広く、片道4車線も珍しくありません。車線の幅も広め。 静岡は国道1号線がほぼ自動車専用道路だし、高速道路は東名と新東名の2本が併走しています。だからトラックの量がすごい。素人が走ると緊張します。 比較すると九州はやはりのんびりした農村地帯なんだなと実感しました。 ブログが旅に追いついていません。 以前から行きたかった愛知県犬山市の明治村に訪ねました。…

  • 旅吉の車中泊の実情

    どうも。旅するおやじ旅吉です。 旅に出て一週間が経ちました。順調に車中泊に馴染んでいます。このまま行くと車上生活者になってしまいそうです。さて、旅吉はどんな旅をしているのか、その生活ぶりを報告します。 ▽車何回も書いた通り、車はレクビィのバンコン「プラスLV+1」です。以前から気付いてはいましたが、標準サイズでハイルーフのハイエースをベースにしたバンコンは、ほとんど見かけません。どうしても福祉車両に見えるので‥。で、写真にある通り、布団を敷いて毛布や枕を多量に持ち込んで寝床にしています。なにしろ還暦なのに相変わらずの神経質。微調整ができる寝具を揃えておかないと気が済みません。 ▽起床時間目が覚…

  • やっぱ古い町並みはたまらん

    どうも。旅するおやじ旅吉です。 旅にでると、熊本には一カ所もない「重要伝統的建造物群保存地区」を訪ねる機会が多くなります。今回、早くも2カ所の、それもかなりグレードの高い地区を堪能しました。 1カ所目が奈良県宇陀市の松山地区。江戸時代、城下町として発展しましたが、城主の織田家が転封後は天領に。商業の町として繁栄したとか。薬問屋が多く、現在の薬メーカーの創業者を複数出しています。 <p> 訪ねたのは日曜日の午後。にも関わらず町並みを散策する観光客はほとんどいません。近くの道の駅は駐車場に空きがないほど賑わっていたのに‥。古い町並みって旅吉が執着するほどは人気がないのでしょうか。 アステラス製薬(…

  • 大和の葛城の山裾を歩いた

    どうも。旅するおやじ旅吉です。 日本各地を巡る旅の春編。だいぶ車中泊暮らしが体に馴染んできました。 奈良ではこれまで行ったことがなかった葛城エリアに行きました。大王家とともに五世紀のヤマト王権を動かした葛城氏の地元です。 二上山の麓に山の辺の道みたいなのがあり、一帯には小さな古墳群や當麻寺をはじめとする寺院が点在しています。 夕方、散策しました。まず當麻寺へ。 ここは国宝や重要文化財の宝庫です。本堂には有名な曼荼羅。仏の教えを分かりやすく絵で説明するのが曼荼羅で、西洋で言えばステンドグラスが一緒ですね。文字が読めない民衆に理解してもらうための取り組み。 ちなみに旅吉が一番感動したのは、金堂に置…

  • 聖徳太子の古墳があった

    どうも。旅するおやじ旅吉です。 巨大前方後円墳が点在する古市古墳群を後に、奈良県と接する隣町の大阪府太子町を訪問。まだ3月上旬なのに20度を超す暖かさでした。 名前から分かる通り、聖徳太子の墓所とされる円墳が町内の叡福寺にあります。この寺院は、法隆寺、四天王寺と並ぶ太子信仰の拠点みたいです。恥ずかしながら初めて知りました。 「聖徳太子の古墳?」と初めは違和感がありましたが、古墳の築造は奈良時代に入る頃まで続くので、特に問題なし。太子と母親、皇后の3人一緒の被葬といいます。 やはり宮内庁の管理下にあります。写真は前から、横から、後ろから、ぐるりと回り込んで撮りました。ちなみに明治頃まで参拝者は古…

  • 古市で巨大古墳三昧

    どうも。旅するおやじ旅吉です。 早朝5時半。名門大洋フェリーは大阪南港に接岸。まだ真っ暗。下の写真は前日の夕暮れ。 大阪の初日は世界遺産に登録されている古市古墳群を巡りました。大阪平野の藤井寺市と羽曳野市にまたがり、巨大な前方後円墳が点在。古墳巡りにはレンタサイクルが一番なので、車は羽曳野市役所の駐車場に置かせてもらいました。 まずは応神天皇陵。あまりに巨大で圧倒されます。被葬者は応神天皇なのか、そもそも応神天皇は実在したのか、論議は続いていますが、ヤマト王権が急成長した「倭の五王」の時代に造営されたのは間違いないようです。 応神天皇陵の遥拝所のちょうど反対側(後円部側)にある誉田八幡宮にも行…

  • とうとう旅立ちました

    とうも。旅するおやじ旅吉です。 とうとう旅立ちました。午前中に熊本の自宅を出て、筑豊経由で北九州の新門司港へ。まだ陽は高いですが、大阪南港を目指して名門大洋フェリーはほぼ波がない瀬戸内海を航行中です。 それにしても自分で名門と名付けるのは面白いですね。 いや、今気づきました。名門とは名古屋と門司の頭文字を取ったのか? でもこの船は大阪行き。名古屋ではないが‥。やはりゴージャスという意味の名門なのか? いまギリでWikipediaを検索できました。もうちょっと遅かったら、電波が届かなかった。で、旅吉の推測は正解でした。以前は名古屋と門司を結ぶ航路があったようです。だよねー。 早々とレストランに入…

  • やがて私は旅に出ます

    どうも。旅するおやじ旅吉です。 早期退職してやがて1週間が経ちます。淡々と静かな日々を送っています。 今朝、近所に住んでいる元同僚とばったり出くわしました。退職したとはいえ6日ぶりなのでお互い「懐かしい」という感覚はまだ湧かず、「知り合いといつもと違う場所で顔を合わせた」気恥ずかしさというか新鮮さが先行した感じでした。 この同僚は大学で古代史(考古学ではなく文献史学)を専攻したので、熊本の古代史について色々と教えてもらいました。 旅吉としては親密さを感じていたので、退職の理由を聞かれた際も、「日本各地をめぐる旅に出て、各地の歴史や文化を肌で感じたい。早期退職は前から考えていたので、1年残すけど…

  • 「まだ会社員」と脳みそが勘違い

    どうも。旅するおやじ旅吉です。 今日は退職後の最初の日です。何かしら書いておかないと、数年後の自分が「一体どんな一日を過ごしたのだろう。なぜ何も書いてないんだろう」と思ってしまいそうなので、短めに記しておきます。 正直な感想としては「長めのリフレッシュ休暇の1日目」という感じでした。まだ脳みそが「自分は会社員」と思い込んでいるようです。ただ会社のメールが見れるスマホのアプリを開こうとしたら、「認証できません」の文字。退職を意識させられた一瞬でした。 午前中は国民年金の手続きに市役所に行きました。旅吉は今年4月で60歳になるので、この3月分だけは自分で収める必要があるのです。 早々に手続きを済ま…

  • 退職しました。その1日とは‥

    どうも。旅するおやじ旅吉です。 本日を持って退職しました。1年の早期退職。その1日とは。 ▽6時 起床。目が覚めて最初に浮かんだのが「今日は退職の日だ。でもまぁ、挨拶周りするだけだから楽だな」。最後の最後まで「きついか否か」で考えてしまう自分に呆れました。 ▽8時 朝食。今後の生活を見据えて、前日に続き妻の分まで朝食を作ろうとするも、「今日は自分で作るから」と妻。前日の朝食、あまり美味しくなかったのかもしれません。 ▽8時半 所属部署の会議で行う挨拶の文章を作成。淀みなく、そしてちょっと感動的な、若々しくも老成した挨拶にしたいとしばし考え込む。でも出来上がった文章は「ありきたり」。俳句もそうで…

  • 退職の日が近づいている

    どうも。旅するおやじ旅吉です。 退職の日が近づいています。 旅吉のイメージでは、退職前のおじさんは退職日の1ヶ月ほど前からあまり姿を見かけなくなり、最後の数日だけ片付けとか挨拶回りとかにやってきて、最後に花束とかもらって、記念写真を撮って、という感じです。 ところが、旅吉はいつもより少しだけ休みが多い程度で普通に仕事をしています。今の部署に来て1年目なのであまり予測できずにいましたが、この2月は予想以上に忙しい職場だったのです。 先日、後輩の一人(これまでほとんど話す機会がなかった後輩)がやってきて、「最後まで働くんですね。そんなものなんですか」と聞いてきました。いかにも自分の退職時の参考にで…

  • 酷道で思い入れある五家荘へ

    どうも。旅するおやじ旅吉です。 数年ぶりに平家落人伝説が残る五家荘に行ってきました。宮崎県と接する八代市最東部(川辺川の源流地域)にあたります。全域が標高500〜1700メートルの九州山地の山深い地域。谷間に五つの集落が点在し、これらの地域を総称して「五家荘」と呼んでいます。 旅吉が最初に五家荘を訪れたのは今から約45年前、中学3年の文化の日でした。紅葉見物に両親と来たのを覚えています。谷間に這いつくばるように集落が点在しているのに驚き、落人伝説を知ってロマンをかき立てられました。当時は「八つ墓村」や「悪魔の手毬唄」など横溝正史の伝奇的な作品が人気だったので、尚更。旅吉は地元の郷土史家が書いた…

  • 辞めて何かするんでしょ?

    旅するおやじ旅吉です。 1年間の早期退職が社内手続きの関係で公になりました。2時間ごとくらいに「聞きました。びっくりしました」と話し掛けられ、こちらがちょっとびっくりしています。もっと黙殺されるだろうと思っていたので。たった1年早いだけとはいえ、定年を前に「辞める」という行為が悪目立ちしてしまうみたいです。 トイレで用を足していたら、あまり親しく話す間柄ではなかった先輩が横に並び、「聞いたよ。何か新しいことを始めるらしいね」。ん? ちょっとニュアンスが違うな。まるで起業でもやりそうな表現。伝言ゲームで少しずつ話に尾ひれがついたか。 その辺りはなんとなくごまかして、「もうあと一年ですからね」と変…

  • 国道ならぬ酷道219号線

    どうも。旅するおやじ旅吉です。 先日の南九州の旅の帰り道、まだ通ったことのない国道219号線を利用しました。 西都市→東米良→西米良→県境→湯前町→人吉市、というルート。 <p> 西都市から西米良にかけては、一ツ瀬川沿いを走る、まさに国道ならぬ酷道でした。 かなりトンネル工事が進んではいますが、それでもルートの半分以上は細い道がダム湖に沿って山肌をうねうね続き、電波も弱いためNHKラジオがかろうじて入るくらい。大相撲一月場所十四日目で優勝争いを聞き逃したくなくて、音量をめいっぱいあげ、どうにか聞けました。 まさかあんなに山深いとは。助手席だったら間違いなく酔ったな。なにしろ九州山地のど真ん中で…

  • 鶏のたたき食べ過ぎて

    どうも。旅するおやじ旅吉です。 南九州の旅の付録。 昨年の桜島の旅で病みつきになった鶏のたたき。今回も是非、ということで「高評価」の店をスマホで探して購入しました。 食べる前に撮った写真がこれ。500円。 期待通りの味でした。魚の刺身より馬刺しより、うまいと思いました。 妻にもLINEで写真を送りました。返事は「食べ過ぎて腹を壊さないでね」。妻は鳥がちょっと苦手なのです。 キャンピングカーの中でビールを飲みながら8割分は食べ、大満足。特に体調に変化はないので「やっぱ相性がいいんだな」と悦に入りながらも「用心のため」と数切れ残しました。さらにカップ麺まで食べました。 ところが翌朝、なんとなく腹が…

  • 大王家の外戚がいた日向国

    どうも。旅するおやじ旅吉です。 南九州の旅、続編です。 最近やたらと訪ねる回数が増えた宮崎に来ました。 昨年9月に来たばかり。以前は特に興味がなかった宮崎なのに、古代史を知るにつれ、とても重要な場所になってきています。 前回と同様、まずは宮崎市内の県立図書館を訪ねた後、観光客らしく専門店でチキン南蛮を食べ、ついでに近くのサンキューカットで薄くなった髪を切ってから、宮崎平野の北部に広がる新田原古墳群と西都原古墳群に向かいました。 新田原古墳群は初訪問。規模が大きい百足塚古墳には円筒埴輪が並べられていました。大阪の今城塚古墳を思い出します。 この古墳群の特徴は、前方後円墳や円墳が農村と共存している…

  • 隼人塚のなぞ

    どうも。旅するおやじ旅吉です。 また鹿児島県まで車中泊にやってきました。 ただ車中泊するだけでは飽きてしまうので、列車の旅を組み込みました。 宮崎県との県境にある肥薩線の吉松駅に車を置かせてもらい、錦江湾に面した隼人まで約40キロの鈍行列車の旅です。 初めは、吉松→隼人→都城→小林→吉松と霧島の周りを一周しようかと思いましたが、乗り継ぎが難しく早々にあきらめました。 で、これまで素通りしていた隼人地区を観光することに。ところがこれが大正解でした。 まず向かったのが、隼人駅に近い「隼人塚」。三つの石塔と四天王の石像。写真がそれです。 最初に思ったのが、「一体いつの制作?」。説明版によると平安後期…

  • 進むべき道いばらの道

    今の職場もあとわずかとなった。 きょうは久しぶりに土曜出勤をしている。旅吉の職場はあまり曜日に関係なく動いているのだが、ここ数年の旅吉の仕事はウイークデーに働き、土日休みというのが基本。 曜日があまり関係ない職場とはいえ、土曜は土曜らしさが漂っていることをあらためて実感した。人数はそこそこいるのに、なんとなくみな少しテンションが低めで、どことなくシーンとしている。旅吉はこのくらいのテンションが実は好きなのだ。 そんなフロアを見渡しながら、退職の日、自分はどんな顔をしてあいさつをして回るのだろう、とイメージしようとする。 でもなかなか実感を伴った映像が出てこない。 例えば今、旅吉から5メートルほ…

  • 濃厚路線突っ走る熊本ラーメン

    どうも。旅するおやじ旅吉です。 旅に出たら必ずラーメンを食べます。100キロ移動したら100キロなりの味の差があります。 ラーメンの話を書き出すと際限がなくなるので、今日は地元の熊本ラーメンについて。考えてみるとこのブログを始めてまる3年以上なのに、ラーメンの話を書くのは初めてかもしれません。なんでだろう。 熊本のラーメンはご存知のように豚骨味ですが、九州のどこの豚骨ラーメンより濃厚だと思うのです。 熊本ラーメンが誕生したのは昭和20年代。久留米ラーメンの影響を受けたそうです。ラーメン自体、それほど歴史があるわけではなく、それ以前は中華そばでした。 旅吉が子供の頃(昭和40〜50年代)、熊本ラ…

  • いつもとは違う感じの年明け

    どうも。旅するおやじ旅吉です。 年が明けました。例年通り、初詣に行ったり、箱根駅伝を見たり、帰省客で混み合った日帰り温泉に行ったり。でも何かが違う。そう春には1年早く早期退職をしてしまうから。常にそのことを意識してしまう今日この頃なのであります。 初詣に行って同年輩を見ては「この人はまだ定年前かな? 俺が『実は早期退職するんですが、どう思いますか』と聞いたらどう答えるだろう」と妄想。箱根駅伝の中継点で倒れ込む選手を見ては「自分の会社生活でここまで全力を使い切ったことが果たしてあっただろうか」と考えてしまう始末。 たった1年の早期退職にもかかわらず、あまりにそのことを意識し過ぎ。もっと夢を持ちん…

  • 来春まではいるのだが

    どうも。旅するおやじ旅吉です。 俳句です。イメージで作りました。 競り市や眼鏡曇らせ年の暮 今日、社長から呼び出しの電話がかかってきました。「早期退職するなんて何考えてるんだ」と一括入れられるのかな、とドキドキしながら社長室に入ると、半年ほど前に私が貸していた俳句の本の返却でした。 社長も俳句が趣味なのです。 でも当然ながら私の早期退職については知っているようで、話題は私の入社当時のことなどへと移ります。 私も触れないわけにはいかず、「ご存じと思いますが‥。ご迷惑おかけします」と言うと、「準備された道があるのなら、進んでください。無理に引き留めはしません」と返されました。「たまには俳句の話をし…

  • 退職決断するも周囲に変化なし

    どうも、旅するおやじ旅吉です。 早期退職が確定してからやがて一週間。特に周りに変化はなし。 役員を含めた上司たちは、想像以上に口が硬いんだろうか。旅吉だったら「実はここだけの話だけど‥」とか我慢できず言ってしまいそうなのに。やっぱり出世した人たちは人間が違うのかもしれません。 いやいやもしかしたら、みんな、旅吉の早期退職の件、半ば記憶から消えつつあるのかも。「まぁ、形ばかり慰留はしたけど、別にいてもいなくても大勢に影響ないし。よかったんじゃ、これで」みたいな感じだったりして。で、早くも記憶の網から抜け落ちつつあるやもしれぬ。 妄想ではありますが、現実にありそうな展開。説得力ある。 実は旅吉の暗…

  • 早期退職します

    どうも。旅するおやじ旅吉です。 今日、早期退職することが会社での話し合いの末、決定した。 と言ってもあと1年いれば定年退職だったのだが、あえて1年の早期退職を選んだ。 上司や人事の担当役員から「定年までたった1年なんだから、思い直したら」と慰留された。当然そうなるだろう。自分が上司でも当然そう言うと思う。それでも退職を選んだ旅吉。もはや狂気の沙汰と言えなくもない。 振り返れば、直属の上司に最初に早期退職を告げてから今日まで、実に1ヶ月半が過ぎていた。その間、慰留が続き、面談を繰り返した。「離婚は結婚以上のエネルギーが必要」と聞いていた。たとえは悪いが、この言葉を思い出した。 そもそもなんで早期…

  • 物言いたげな俳句はダメ

    こんにちは。旅するおやじ旅吉です。 今日は俳句の話です。興味がない人の方が多いと思いますが、お付き合いください。 俳句を始めて8年余りが過ぎてしまいました。 よくぞやめずに続けてきたものだと思います。このブログもそうですが‥。つい最近書きましたが、このブログは始めてから丸3年が経ちました。 ところで俳句。自分ではまだ中堅レベルに達することなく、初心者の上位のあたりで上達がストップし、上に進めずに右往左往している感じがします。 なぜ上に進めないのか。今日図書館で読んだ本で、少しわかった気がしました。 エッセイストであり、NHK俳句番組の司会をしている岸本葉子さんの「俳句の学び方」という本です。 …

  • 落としたハンカチの話

    熊本に今年初めての木枯らしが吹いた日、不注意にもハンカチを落としてしまいました。 もう何年も使ってきた馴染みの深いハンカチです。帰宅して気付いた時は「あらら…」と残念な思いになりましたが、あえて探し回るまではしませんでした。 その2日後の朝、会社の通用口に近い道端にそのハンカチが落ちているのを発見しました。 旅吉はいつもきちんと畳んだ状態でハンカチをポケットに入れているのですが、発見した時はぐちゃぐちゃに汚れた状態で、車に敷かれたのかぺちゃんこになっていました。 旅吉はどうしようか1~2秒ほど迷いました。なぜだか周りをキョロキョロ見回しました。ただ拾って持ちかえるにはあまりにも悲惨な状態だった…

  • 季語「木枯らし」

    木枯らしやぽちっと開ける缶コーヒー

  • 季語「マフラー」

    マフラーにみな優しさを飼っている 日本人の女性は冬服が似合います。特にマフラーを巻くと魅力が何倍にもなります。そして優しいオーラに包まれます。

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