前回の授業の最後に一言だけ私の思いを学生さんに伝えました。自分と向き合って、自分をしっかりと見てあげてください。そして自分を大切にしてください。私は自分の顔を鏡で見るのも嫌なほど、自分が嫌いであった。それもあるためか、自分の体調についても鈍感で、「我慢」と「忍耐」が私のモットーであった。頭の中で響く言葉は常に「我慢」と「忍耐」。何があろうとも「我慢」と「忍耐」。体調が悪かろうが、しんどかろうが「我慢」と「忍耐」。幼少期から「我慢」と「忍耐」。そして、2年前、私のコップは溢れ出した。私が自分のコップの大きさをしっかりと見つめてこなかったためである。「我慢」と「忍耐」。自分を管理していると思い込み、自分を理解した気になっていた。休職をして、塞ぎ込み、落ち込み、途方に暮れた。灰色の世界で、時が止まったようであっ...自分を見つめ直す。
以下、1人の人間としての私の一意見・発言であることをご了解いただきたい。うつからの復職をはたしたものの、仕事量を調節しながらの復職であるため周りの先生方には大変に迷惑をおかけしている。今、勤務時間は主治医から6時間以内と制限されている。そんな中、先日、約2年ぶりの対面授業を行った。約2年前、コロナの緊急事態宣言が出た頃、授業がオンラインになった。その時以来である。授業前、猛烈な頭痛と倦怠感。どうしよう?一度落ち着こう。そして素の自分、飾らない自分で講義に挑んで、なんとかやりきった。評価はいろいろとあるだろうが、私にとっては仕事復帰の大きな一歩となった。と、ここからは体調の話しである。この倦怠感、周りの人にはなかなか理解していただけない(当たり前だが)。復職前のリハビリ出勤を行なっていた頃の行動を以下、書い...仕事と。体調と。
私は、『生物進化に共生細菌はどのように、どの程度関わっているのか?』とういう疑問を探る大きな研究テーマを一つ掲げている。全体像がわからないため、あらゆる生物の糞を採取し、調べる必要がある。周りからは「そんなの意味あるの?」と言われることがよくあるが、私自身、着地点はわかっているので特に気にしてはいない。人間が今現在、有益と考えられない研究が全て無益な研究になるのか?そんなことは未来にならないとわからない。すぐに社会実装されるような研究を進めることも大事であるが、研究テーマに生命の謎に迫る基礎研究があってもいいのではないかと私は思い、取り組んでいる。糞の採取は忙しい。野山を這い回り、昆虫を捕まえては糞を回収。漁師さんの採取した深海魚を解剖して腸内容物を採取、魚は標本に。その他にも動物の糞を回収。もちろん自分...糞を調べる。ということ。
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