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2022/10/30

  • 大リーグで審判をロボット化する議論が 本当かな

    大谷翔平の大活躍をYouTubeで楽しむことが午前中の日課になっている。ファンを元気にしてくれる。誤審と三振を巡ってロボット化が進むのではないかとの論があったので気になった。審判がロボットだとはあり得んだろうと思うが、あるいは検討が進んでいるのかもしれない。それは正確だろうが元来プロスポーツは人間臭いドラマがあってこそ面白いのであって誤審もゲームのうちだろう。そういう度重なる明かな誤審をする審判は審判機構が厳正にビデオを見てジャッジすれば良い。ガセネタかもしれないがこんな論が出てくるとは怖い。大リーグで審判をロボット化する議論が本当かな

  • 27年前の米国独立記念日

    2021-07-0508:14:12初稿2024-07-04追記そういえば今日は独立記念日だ。1994年7月4日に米国出張で遭遇した独立記念日を花火の音とともに思い出す。オスカーピーターソンの生演奏を講演で聴いた。もう一度聴いてみよう。昨日は米国独立記念日だったことを思い出した。1994年7月4日に米国出張があった。当時駐在中の杉山君(仮名)が奥様とベビー連れで米国独立記念日の夕方シカゴ郊外のラビニア公園ジャズフェスティバルに車で連れて行ってくれた。どこかの橋を渡ると花火がいたるところであがり独立記念日の祝祭の雰囲気を高めていた。ナビはまだ普及していない時代で、途中道に迷い、通りがかりの車に尋ねてようやくたどり着いた。ラビニア公園ではすでに多くの家族づれが持参したシートを引きワインを飲みながら開演を待ち構...27年前の米国独立記念日

  • 源氏物語 帚木で方違えが出てきて思い出す事など

    源氏物語の帚木をYouTubeで聴いていたら方違えと言う言葉が耳に引っかかって来た。そこで2人の知人を思い出した。1人は電電公社学園時代の友人で彼が結婚後相当経ってから何かの拍子に2人で飲んだ。どういういきさつで会ったのかは思い出せないが新橋のガード下だった。 多分よもやま話しの中で出てきたと想像するが彼の奥さんが方位に凝っていて、その影響は生活の隅々にまでいたり、ハッキリは言わないが相当そのことで困っている様子が伺えた。 他の1人も思い出したので付け加える。ある時代ある会社の部下の1人が少し変わった結婚をした。同僚の女性と結婚したのだが関東で名だたるその筋の幹部の娘だった。彼女の姉が方位に執着する人で妹夫妻の日常行動にもあれこれと介入する。かいもの一つでも行き方を指導する。そのためかどうか、いややっぱり...源氏物語帚木で方違えが出てきて思い出す事など

  • 町田も徐々に変わっていく

    町田図書館に行く途中でいつもいつも長い行列ができ、いい匂いを漂わせていた小さなお店が店じまいした。残念ながらチャンスがなく一回も食べたことがない、先週の土曜日が最後ということで一際長い行列ができていた。聞けば35年以上続いた店らしいが女主人が高齢になり店を畳んだということらしい。町田も徐々に変わっていく

  • 石丸候補の応援演説で軽い軽い違和感を

    Youtubeで都知事候補の応援演説などを寝転がってみていると「KDDI創設者登場」みたいなキャッチが目に飛び込んできた。何かと関心のあるワードなので眺めているとなんと千本氏が応援演説に登場して話し始めた。「第二電電を稲盛さんと二人で創業した」「この間もエヌビディアに行って話をしてきた」「わたしも京大出身だ、81歳で石丸候補の倍の年齢だ」と聞きようによっては若干膨らましたように取れる自慢話めいた風の話が始まる。最後に石丸氏を応援する言葉が出るのだが・・・。わたしはそんなこと聞きたくもないんだがと思いながらも見続ける。他のチャンネルに移ると須田慎一郎氏が千本さんは創業者ではないよと批判気味にレポートしていた。確かに千本さんがいなければ今のKDDIはないかもしれないが、黙っている方がずっと人々の心に残る。自分...石丸候補の応援演説で軽い軽い違和感を

  • ChatGptで「源氏物語」を試してみたら酷い結果に

    ChatGptなかなかの返事をよこすかと思えばとんでもなく乱れる。安定して答えが出せるまでまだまだかかりそうだ。なんだか嫌味な質問者みたいだが決して意地悪でテストしてみたわけではない、こうした分野で回答にどこまで信頼できるかを試したかっただけなのだがボロボロの答えが返ってくる。日本人のための生成AIが早急に必要だな。 源氏の子供を年の順にリストアップして。 ChatGPT玉鬘-光源氏と玉鬘の間に生まれた娘。藤壺-光源氏と藤壺の間に生まれた息子。物語の中で早世してしまいます。紫の上-光源氏と紫の上(明石の上)の間に生まれた娘。彼女もまた物語の中で早世してしまいます。朧月夜-光源氏の後宮のひとりで、彼の子を生むことはありませんでしたが、彼との関係が物語の中で描かれています。浮舟-光源氏と浮舟の間に生まれた息子...ChatGptで「源氏物語」を試してみたら酷い結果に

  • 利他行動と進化 福岡伸一氏の話から

    福岡伸一氏は、ダーウィンの自然淘汰説について批判的な視点を持つ。眼は非常に複雑な構造を持っており、光を感知し、画像を脳に伝える高度な機能を果たしています。このような複雑な機能が、少しずつ変化する進化のプロセスでどのようにして実現されたのかダーウィンの理論では、小さな変異が選択圧によって累積し、最終的に複雑な機能を持つ器官が形成されると。しかしそのような段階的変化だけで眼のような高度な機能が説明できるかどうかについて疑問を呈している。進化の過程で、眼が完全に機能する前の中間段階の構造がどのようにして選択圧に対して有利であったのかを説明するのは難しい。中間段階での構造が完全な機能を持たなければ、その形質が自然選択によって保存される理由が不明瞭。ダーウィンの自然淘汰説だけでは眼のような複雑な構造の進化を完全には...利他行動と進化福岡伸一氏の話から

  • 都知事選 悩める心は知事に、いや千々に乱れるのだ

    山口真由氏が都知事候補の問題点を指摘する。わかっているけど改めて言われるとなるほどそうだなと。東京都を踏み台にして欲しくない。小池さんは希望の党を立ち上げた時には国政トップの座を見ていた。蓮舫さんは落選しても衆議院へ鞍替えできるセーフティネットネット付きで覚悟が安易だ。小池さんは「東京アラート」「ステイホーム週間」保育園の待機児童数は減り、0歳から18歳までの子1人に月5000円を支給する「018サポート」年間6万円もらえるなどそれなりの成果を上げているのだが。高校無償化も大きな成果だろう。一方蓮舫さんは事業仕分けの「2位じゃダメなんですか」の記憶が強烈で、国会では首相を血祭りにあげる批判のリーダーという旧民主党の残滓を感じてしまう。石丸さんは好感は持てるがはっきり言って実績がなさすぎで未知数すぎる。でも...都知事選悩める心は知事に、いや千々に乱れるのだ

  • 恒例の同窓会へ行ってきた

    詫間電波高校の毎年恒例の同窓会で神田神保町の集まりに出かけた。いつのも如く昔ばなしに花がさくのだが、そして何回も聞く話もあるが初めて聞く新鮮なエピソードも飛び出す。微分積分学を教えていた大塚先生は高浜虚子の弟子だったという。これは初めて聞く話で面白い。この授業は渡辺孫一郎の教え子である大塚先生が大学で用いる微分積分学を用いてとても高校レベルではない授業を講義した。定年後に香川県に帰ったのだろうか非常勤講師風に講義に来ていた。風格のある先生だった。1992年に通信士が衛生通信GMDSSの採用で船舶で不要になった。多くの同窓が転職を余儀なくされたという。1992年といえば44歳くらいかな、第一級無線通信士はこの当時のこの高校ではエリートコースだったのだがこの歳で士官待遇の仕事をお払い箱になったのだからそれは辛...恒例の同窓会へ行ってきた

  • 孫さんは株主総会でAIに心を持てるようになると云う 情緒こそが人の知性の源であり、記憶容量と速度が例え1万倍になろうがおよそ次元の異なるココロだろう

    株主総会の一コマで孫さんは「AIは心を持てないという人もいる。不遜な考えであり、心を持つようになる」以前からそれらしいことは匂わせていたが今回初めて名言したと言って良い。恋しい人の肌触り、重い病気から回復した時のこころからの喜び、親しい人との死別の悲しみと悲しみ、源氏物語のたおやかな文章の味わい、これらを演ずることはおそらく可能だろうがそれはあくまでそれらしく見せることであり、心ではない。これらの情緒こそが人の知性の源であり、記憶容量と速度が例え1万倍になろうがおよそ次元の異なるココロだろう。心とは痛みであり、喜びでもある。愛の喜びも心だが、果たしてAIで痛みを感じる、あるいはドーパミンを出す、あるいは恋の喜び、ひいては性欲を満足するなど心を持つことが可能と考えるのだろうか。孫さんは株主総会でAIに心を持てるようになると云う情緒こそが人の知性の源であり、記憶容量と速度が例え1万倍になろうがおよそ次元の異なるココロだろう

  • 映画「ブラックリスト」見終わる

    10シーズンを見終わった。10年分の放映ドラマだから長いよね。見終わった感想はどうか。KGBに追われたカトリーナが娘をなんとか生き延びさせるために波乱万丈の生涯を送ることになる。それも自ら性転換と思しき改造手術を受けて男性レディントンになりきりFBIから追われるブラックリストNO1の犯罪コンシェルジェとして20年以上に渡り資産数千億円の世界的な犯罪帝国を作り上げる。動機は娘を生き延びさせるためだ。だから泣かせる。娘は殺され孫に愛の全てを注ぎ込み、最後はスペインの闘牛っぽい牛に倒されるが、満足げな死に顔を浮かべる。謎を多く含む仕立てになっていて最後までその謎は解けないで終わる。不完全燃焼だ、イライラするなどの批判も散見される。わたしもそう思ったが、見終わって数日経ち「ははーなるほどね。村上春樹みたいな謎のま...映画「ブラックリスト」見終わる

  • AIのゆくえ AIは心を持てるのか

    AIは心を持てるのかという問いかけに対して心とは一体何を指しているのかを明らかにしないといけないが、人それぞれに心をとらえているようだ。わたしは心とは我があるというその感覚だと思っています。デカルトの「我思う故に我あり」に近く、さらには輪廻する主体だとも。あるいはクオリアにも近い。SNS等で発信されている色々な意見を眺めているが人の心や我に対して大きく3に分かれる。1.我はない(アナッター論)仏教の一部の教義では「我」(自己)というものは存在しないとされています。佐々木閑氏をはじめとするこの見解では、自己は単なる幻影であり、実体としての「我」はないとされます。これは、五蘊(物質、感受、表象、形成、識)が集まって一時的に形成されるものであり、恒常的な自己というものは存在しないという考え方。2.我あるいは心は...AIのゆくえAIは心を持てるのか

  • AIのゆくえ 古色蒼然とした倫理学がAI時代に脚光を浴びるか

    ちょっとしたきっかけで慶応大学文学部公開講座「交流する文学部」を聴きに行った。懐かしい田町に娘と降り立ち、高校生向けの英文学などが中心の話かなと予測しながら行くと随分と意外感を持った。石田京子氏は倫理学を寺澤悠理氏は心理学を話したのであれっと思って聴いた。高校生で理解できるレベルの話ではない内容を直球で投げてきたので帰って好感を持てた。石田京子氏は倫理学について話したがわたしの聴力がマイクに合わないのかほとんど聞き取れなかったので所々聞き取れるのと配られたレジメやスクリーン映像でカバーしながら聴いた。カントやニーチェ、ショーペンハウワーが登場して法と感情などの興味深い話をされた。詳しくは著作を読んでみることにする。ただ内容と直結しない勝手な思惑なのだが何故か今後のAIのゆくえと倫理学は相当関係があるなあ、...AIのゆくえ古色蒼然とした倫理学がAI時代に脚光を浴びるか

  • AIのゆくえ MEMO

    LMM(大規模言語モデル)の進化は、特に専門分野ごとに特化した訓練と進展が期待されている。これにより、医療、法律、エンジニアリング、教育、アートの各分野での専門知識を持つLMMが得意な機関で開発される。一般向けではない開発競争が激化するか。医療分野では、LMMが最新の研究結果や治療法を基に診断を支援し、医師の判断を補助することができる。しかし人命にかかわる判断は熟練の医師が当否を判断することは絶対に必要だ。だから医師の仕事は無くなることはない。法律分野では弁護士の業務を大幅に効率化することが期待される。裁判官が提出されたAI文書をチェックする能力が特に求められるようになる。弁護士も同様使いこなしの能力が重要になる。裁判風景が変わってくる。「AI提出証拠1号につき、適切と認めますか」裁判官「これこれにおいて...AIのゆくえMEMO

  • 10年間のライフスタイルに変化は

    10年前のバリ生活と現在の東京生活を比べてみました。10年前は朝方4時起床の生活で現在は8時起床に変化しているがそのほかはあまり変わらないようにも。林住期を執筆と旅を中心に楽しんでいるがもちろん人には言えない苦労もそれぞれにあります。76歳の現在時に国内外の旅、それ以外の在宅時は以下のような生活。朝8時起床朝食最近は卵味噌がゆか海苔おにぎりとお茶、紅茶それぞれ一杯。12時までMACで諸々作業文字がデカくできるので助かる。ブログや本の執筆昼飯つれあいが在宅勤務のため二人分の賄い飯13時映画、家事など14時頃外出散歩、買い物、美術館、図書館など17時夕食家族三人分準備19時時に映画、MACで作業60型で映画を楽しむのはバリと変わっていない。22時ベッドでiPhoneを聴きながらいつの間にか就寝時に夜中に目覚め...10年間のライフスタイルに変化は

  • 町田徹氏 NTT法廃止議論する審議会取りまとめが遅れる分析が鋭い

    おかしいな、パブコメ募集が、まだ始まらないと思っていたら町田氏が貴重なレポートをしている。この方とはわたしがソフトバンク勤務時代に2回お目にかかって話もしたことがある。「光の道」問題で的確で鋭い分析をされたので印象にのこっている。また、中道的なバランスの取れたレポートだと思う。2024.06.04町田徹先月中に開始するはずだったパブリックコメントの募集が始まってもいない。遅延の背景には岸田政権に対する総務官僚の不振感がある。総務省は昨年暮れに、自民党の政務調査会から、電気通信事業法や外為法の改正案を春の通常国会にNTT法の廃止法案と共に提出するよう義務付けられていた。自民党が来年春まで政権を維持できる可能性が低いとみ、不本意だったNTT法の廃止についてサボタージュしている。NTTの外資による敵対的な買収に...町田徹氏NTT法廃止議論する審議会取りまとめが遅れる分析が鋭い

  • 「無我」というよりも「非我」

    佐々木閑氏は我と言うものはどこにもない、無我だと断言する。同時に輪廻もないと言う。原始仏教について非常にわかりやすい説明をする方なのでどう言うことなのかと植木雅俊氏の著作を読んでみたら以下のように説明されている。これは「無我」というよりも、「非我」(何かが我なのではない)と訳されるべきものだと断言している。しかし両氏の説を比較してみると共通点もある。五蘊の中には我はないと言う点で同じに見える。佐々木氏は五蘊以外のものを認めないから無我となる。植木氏は「何か実体的なものを自己(つまり我)として想定し、それに執着することを戒めたもの」であり、実体的でない自己(つまり我)は認める。大乗を認めるかどうかの分岐点だなと理解した。もちろんどちらの見解を取るかは好みというしかない。わたしは実体的でない自己(つまり我)を...「無我」というよりも「非我」

  • 仏教法話 【法華経 如来寿量品】馬鹿丸出しで生きる 紀野一義

    以下は紀野一義氏の講演からの要約です。自我得仏来所経諸劫数無量百千万億載阿僧祇我仏を得てより来経たる所の諸の劫数無量百千万億載阿僧祇なり常説法教化無数億衆生令入於仏道爾来無量劫常に法を説いて無数億の衆生を教化して仏道に入らしむ爾しより来無量劫なり為度衆生故方便現涅槃而実不滅度常住此説法我常住於此以諸神通力令顛倒衆生雖近而不見衆生を度せんが為の故に方便して涅槃を現ず而も実には滅度せず常に此に住して法を説く我常に此に住すれども諸の神通力を以て顛倒の衆生をして近しと雖も而も見ざらし衆見我滅度広供養舎利咸皆懐恋慕而生渇仰心衆我が滅度を見て広く舎利を供養し咸く皆恋慕を懐いて渇仰の心を生ず日蓮宗の人であれば在家の人も暗記している。私も子供の時から意味もわからず読まされてすっかりイメージとして定着している。衆生を度する...仏教法話【法華経如来寿量品】馬鹿丸出しで生きる紀野一義

  • 天安門事件勃発 ベルリンの壁崩壊 などなど大きな事件や逮捕など色々あった

    振り返るとこの年は大きな出来事が世の中にもわたしにも起きた。2012-10-1807:44:29初稿1989年の暮は私がNTTデータ通信から日本高速通信株式会社に転職した年になる。この年の記憶に残る出来事は昭和天皇崩御に始まり、バブルの崩壊に至る。1月7日-昭和天皇崩御。テレビで小渕恵三内閣官房長官が半紙に記した新元号『平成』をかざして発表。2月13日-リクルート創業者・元会長の江副浩正が逮捕される。NTT真藤社長まで逮捕に至る事件。4月21日-任天堂が「ゲームボーイ」発売。電車の座席を始めいたるところで子供がゲーム機に夢中になっている姿を見る。4月27日-松下幸之助が死去。NTTデータ在職時にはこの会社のマーケティング分析システムの企画にかかわり、その関係で部下が病院で生活する幸之助氏の枕頭で新発注端末...天安門事件勃発ベルリンの壁崩壊などなど大きな事件や逮捕など色々あった

  • ゾシマ長老の死体から腐臭を発す 信仰と不信の葛藤

    ゾシマ長老は死体が腐臭を発し、イリューシャは病死するが腐臭を発しない。作者はこの腐臭の在りなしで何を言いたかったのだろう。腐臭を発しないのが民衆の求める奇跡だとすると、信仰と奇跡は全く関係ないのだといいたかったのだろうか、あるいはゾシマ長老は俗に堕しており、イリューシャは無垢の少年故に腐臭を発しなかったのか。これも謎の一つだ。庭で掃除をしているときに浮かんだ。ドストエフスキーは信仰と不信が交互に激しい葛藤していたのではなかろうか。アリョーシャがゾシマ長老の死体が腐臭を発し激しく動揺することからの推測だが。いやそれ以上にこれだけの大作の主要テーマを信仰と不信の葛藤に捧げたのではないか。ゾシマ長老の死体から腐臭を発す信仰と不信の葛藤

  • 居ながらにして旅をする+人間の不幸の唯一の原因は、自分の部屋で静かに過ごすすべを知らないところにある

    2006年に下記のブログを書いている。今日は次の引用を加えてみるとなお一層昨今の楽しみが増える。人間の不幸の唯一の原因は、自分の部屋で静かに過ごすすべを知らないところにある。ピンクとブルーのパジャマを着て、自分の寝室という限られた場所の中で満足したグザヴィエ・ド-メーストルは、私たちをそっとつついて、試してごらんとうながすのである地球の遠い半球に出発する前に、わたしたちがすでに目にしているものに注目してみたら、と。パスカルパンセ第136節嵐山光三郎いながらにして旅をする。引き続いて、嵐山氏の芭蕉紀行を読んでいる。その中に世界を旅をする上で参考になる一文があった。それは幻視だ。つまり、江戸古地図や浮世絵を緊張を解いて眺める。彼は朝から日本酒を一杯引っ掛けて眺めるらしいが、私は明るいうちは飲まない主義なので、...居ながらにして旅をする+人間の不幸の唯一の原因は、自分の部屋で静かに過ごすすべを知らないところにある

  • ブラックリスト名言

    ドラマ「ブラックリスト」には多くの名言が飛び出す。シーズン10と10年間続いた米国ドラマで超長編であり、ほとんど忘れてしまった。でも名セリフだとの記憶だけはあるのでChatGptの応援を頼んでまとめて見た。思ったセリフはなかなかヒットしないがそれは致し方ない。とりあえず核としてメモして置き例によって追記していきたい。レディントン「以前バリ島でヴィラに泊まった時は、窓からインド洋が見えた。毎朝起きて目を開けると、私の前に広がるのは可能性の海だ。」「復讐は情熱じゃない、病気だ。精神を病み、魂を毒する」「人は自分の作り出した罠に陥るものだ。」「過去は変えられないが、未来は自分の手で作り上げることができる。」「本当の自由とは、責任を持って自分の行動を選び、結果を受け入れることだ。」「人はみな、心の中に怪物を飼って...ブラックリスト名言

  • バリ・ヒンドゥの神々と日本の神々

    立川武蔵の著作からバリヒンドゥで近しい神々を学ぶことができた。以下は著作からの引用です。インドから、実にさまざまな神々が日本にやってきた。琵琶に似た楽器を奏でる弁財天は芸能の女神として日本各地で崇拝されているが、この女神はインドで仏教が誕生する以前にすでによく知られていた。この女神が仏教にとり入れられ、中国などを経て日本に至ったのである。帝釈天も同様に、仏教以前の「ヴェーダの宗教」(バラモン教)においてもっとも勢力のあった神インドラであったが、「ヴェーダの宗教」が勢力を失った後、ヒンドゥイズムが台頭する以前にインド仏教にとり入れられたのである。日本で聖天あるいは歓喜天の名で知られる象面神ガネーシヤは、仏教誕生のかなり後、ヒンドゥイズムが興隆してから勢力を得た神である。ガネーシャはしたがって、ヒンドゥイズム...バリ・ヒンドゥの神々と日本の神々

  • エントロピー増大の法則が色々な謎を解く補助線になるかも

    まだまだよく理解できていないがエントロピー増大の法則が色々な謎を解く補助線になる気がしている。エントロピー増大の法則が時間とは何か、情報と熱力学の相互変換可能性などなど。全然まとまっていないがとにかく頭に浮かんだ切れ端を以下に並べておきます。キリスト教が伝えようとしている大真理は、ひとつだけである。それは、最初の人間が犯した原罪(意志の肯定)が、キリスト(意志の否定)により救済されるという教えである。キリスト教には、根拠の原理から解放された箇所がある。それは原罪であり、アダムが性欲を満足させたことである。これは、生殖という種族の絆により、個体に分散してしまった人間(エントロピー増大の法則)が統一を回復するというイデアを教義にしたと言える。各個体は意志の肯定としてアダムと同一であり、意志の否定としてキリスト...エントロピー増大の法則が色々な謎を解く補助線になるかも

  • 「ホモ・デウス」と「幼年期の終わり」の問題提起

    二一世紀には、人間は不死を目指して真剣に努力する見込みが高い。老齢や死との戦いは、飢饉や疾病との昔からの戦いを継続し、現代文化の至高の価値観、すなわち人命の重要性を明示するものにすぎない。私たちは、人間の命こそこの世界で最も神聖なものである、と事あるごとに教えられる。誰もがそう言う学校の教師も、議会の政治家も、法廷の弁護士も、舞台の俳優も。第二次世界大戦後に国連で採択された世界人権宣言(これは今のところ、世界憲法に最も近いものかもしれない)は、「生命に対する権利」が人類にとって最も根本的な価値である、ときっぱり言い切っている。死はこの権利を明らかに侵害するので、死は人道に反する犯罪であり、私たちは総力を挙げてそれと戦うべきなのだ。歴史を通して、宗教とイデオロギーは生命そのものは神聖視しなかった。両者はつね...「ホモ・デウス」と「幼年期の終わり」の問題提起

  • 「ホモ・デウス」とカラマーゾフのイワンの苦悩

    宗教とイデオロギーはつねに、この世での存在以上のものを神聖視し、死に対して寛容だった。キリスト教とイスラム教とヒンドゥー教は、私たちの人生の意味はあの世でどのような運命を迎えるかで決まると断言していた。現代の科学と文化は死が生の意味の源泉であると見なすことは断じてない。人間至上主義という宗教は、人間性を崇拝し、キリスト教とイスラム教で神が、仏教と道教で自然の摂理がそれぞれ演じた役割を、人間性が果たすものと考える。今日は、神の存在を信じないことはたやすい。仮に私が神を信じていたら、そうするのは私の選択だ。どちらにしても、権威の本当の源泉は私自身の感情だ。「人間至上主義」は、ヒューマニズムと似ているが、少し異なる。ヒューマニズム(Humanism)は、人間の価値、尊厳、可能性を重視する思想で以下のような特徴が...「ホモ・デウス」とカラマーゾフのイワンの苦悩

  • オードリー・タンは非常に興味深い人間だ→退任に

    追記台湾天才IT大臣退任へオードリー・タン氏、与党内争い影響の見方も2024/4/1621:04天才的なプログラマーとして知られ、台湾のIT政策を担当する唐鳳(オードリー・タン)デジタル発展部長(デジタル発展相)の退任が決まった。5月に就任する卓栄泰・次期行政院長(首相)が16日、同部長には別の専門家を起用すると発表した。唐氏は史上最年少で入閣するなどし注目されてきたが、最近は野党だけではなく与党、民主進歩党(民進党)内からも閣僚としての指導力を疑問視する声が噴出。民進党内の主導権争いが影響している可能性も指摘され、留任は困難との見方が広がっていた。オードリー・タンは非常に興味深い人間だ。日本にもこんな人材が欲しい。https://www.nippon.com/ja/japan-topics/g00837...オードリー・タンは非常に興味深い人間だ→退任に

  • 亀山郁夫氏の追及するテーマ メモ

    暗中模索、全身全霊で挑んだ仕事は、最高の評価と強烈なパッシングを得た。もう一度挑み、矛盾を乗り越えたい。そんな夢もあります。一貫するテーマは黙過です。神の不在のうちに神と化した人間が殺戮を繰り返す。神的第三者の視点を超克するのは、個別の肉体への想像力です。文学の力を信じたい。亀山郁夫文藝春秋の広告コラムより。カラマーゾフの兄弟1(光文社古典新訳文庫)ドストエフスキー光文社亀山郁夫氏の追及するテーマメモ

  • 自動運転と信号灯や電柱利用そして「とう洞」空間の公共化の提案

    自動運転の弱点は複数ある。「ハッキングの恐れが高まること」「通信不調の重大性が高まること」「製造コストが高くなりやすいこと」「AI技術の対応力の課題」「手動運転への委譲の不安要素」「社会受容性の向上」など。自動運転の展開と通信インフラの関係でクリティカルな課題は次のようなものかと思う。(他にもあると思うが)1.低遅延通信自動運転車はリアルタイムで膨大なデータを処理し、即時の意思決定を行う必要があり超低遅延の通信が求められる。緊急ブレーキや回避動作:ミリ秒単位での反応が必要です。車車間通信(V2V)や路車間通信(V2I):リアルタイムの交通情報やインフラ情報を共有するため。2.高信頼性と可用性通信途絶や遅延が発生すると、車両の制御に支障をきたす通信ネットワークの冗長性:通信のバックアップ経路を確保する。カバ...自動運転と信号灯や電柱利用そして「とう洞」空間の公共化の提案

  • 今最も熱い話題の「NTT法廃止」日本の通信とAIの未来を念願し発売開始いたしました

    現在​​日本の通信業界で大きな話題になっているのが、NTT法をなくすかどうかの議論です。NTT法とは、日本の大手通信会社であるNTTに関する特別な法律のことです。この法律を廃止するかどうかについて、いろいろな人たちが考えたり話し合ったりしています。この議論は、ただの法律の話ではなく、日本の通信業界のみならず産業界の将来や経済、私たちの生活に大きく関わる重要な問題です。多くの点で現在の世界情勢や産業構造に合わなくなったNTT法を廃止あるいは改正するとしてもNTT民営化以来の大きな課題が手付かずで残っています。それは地域インフラのボトルネック問題です。地域インフラは国民の資産か、あるいはNTT株主のものかであたかも神学論争の様相を呈しており、出口の見えない議論が続いています。さらにはNTTが競合2社の持つ伝送...今最も熱い話題の「NTT法廃止」日本の通信とAIの未来を念願し発売開始いたしました

  • 向ヶ丘遊園の薔薇

    恒例になった生田緑地バラ園、少し痛みの出ているのもあったがほとんどが元気でよかった。この薔薇の香りが素晴らしくて花を近づけると「いい匂いでしょう」と語りかけてきた。向ヶ丘遊園の薔薇

  • マスク氏がインドネシアでスターリンク始動

    マスク氏がインドネシアでスターリンク始動、将来の投資も視野ClaireJiao2024年5月19日15:20JST更新日時2024年5月20日9:09JST遠隔地接続を後押しし教育・医療向上につながるとインドネシア期待マスク氏率いる他の企業も「将来インドネシアに投資する」可能性資産家イーロン・マスク氏は19日、自ら率いる宇宙開発企業スペースXの衛星通信サービス「スターリンク」の運用をインドネシアで開始した。多数の島で構成される同国は国内の遠隔地への接続性向上を目指している。バリ島の保健センターで行われた運用開始イベントに緑色のバティック(インドネシアの伝統的布地)を身にまとって臨んだマスク氏は、帯域幅が非常に狭いあるいは接続のなかったインドネシアの村々に、スターリンクを導入することに興奮しているとコメント...マスク氏がインドネシアでスターリンク始動

  • 路傍の花

    いつも通る道にもさりげない花が。ひっそりと咲く。はにかんでる。こんな花畑を歩く楽しみは今が最も美しいときに薔薇よりも好ましい自然の配色を堪能する今日の歩きでした。路傍の花

  • スペイン人リカルドの問い 仏教ってペシミズムじゃね

    佐々木閑はYoutubeで誠実に、実に誠実に仏教に対する世間の錯覚を述べる。仏教は生きるのが辛い、どうしようもない人に対する病院だと。希望を持つこと、この人生で幸せを求めることを助けてくれる宗教ではないのでそんな期待は捨てろ。諦観し、次に輪廻しないことが最上であり、それが仏教の本質なんだと繰り返し繰り返し説く。この世を生きることが楽しくて、来世もまた生まれ変わってきたいと思う人には仏教は必要ないと。バリでスペイン人リカルドからプールサイド談義で問われた「仏教ってペシミズムじゃない?」という一生物の問いかけに対して適格な回答を探し続けているのだが、この佐々木閑氏の話はすごく適格でお人柄にも惹かれる。しかし紀野一義氏と比較していささか救いがないとも。理において説得性があり好感を持つが情において紀野一義氏が好き...スペイン人リカルドの問い仏教ってペシミズムじゃね

  • 「人を愛するためには、相手が姿を隠してくれなけりゃだめだ、相手が顔を見せたとたん、愛は消えてしまうのだよ」

    ユニバーサルスタジオジャパンで昼食をとったときのこと、近くに若い女性の3人組が座り、それぞれが一言も話すことなくスマホを操作しはじめ、休憩の間、最後までお互いに口を聞かない、これはありふれた光景のひとつになっている。ふとカラマーゾフの兄弟の次のフレーズを思い出した。「その人はこう言うんです。自分は人類を愛しているけど、われながら自分に呆れている。それというのも、人類全体を愛するようになればなるほど、個々の人間、つまりひとりひとりの個人に対する愛情が薄れてゆくからだ。空想の中ではよく人類への奉仕という情熱的な計画までたてるようになり、もし突然そういうことが要求されるなら、おそらく本当に人々のために十字架にかけられるにちがいないのだけれど、それにもかかわらず、相手がだれであれ一つ部屋に二日と暮すことができない...「人を愛するためには、相手が姿を隠してくれなけりゃだめだ、相手が顔を見せたとたん、愛は消えてしまうのだよ」

  • 世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド 細切れメモ

    私は泳ぎながらオルフェウスが死の国に辿りつくために渡らねばならなかった冥土の川のことを思いだした。世界には数えきれないほどの様々の形の宗教や神話があるが、人々が死について思いつくことはみんな大抵同じなのだ。オルフェウスは舟に乗って闇の川を渡った。「言葉のあやだよ」と私は言った。「どんな軍隊にも旗は必要なんだ」「でもね、もし」と娘は言った。組織《システム》と工場《ファクトリー》が同じ一人の人間の手によって操られていたとしたらどう?つまり左手がものを盗み、右手がそれを守るの」結局のところ組織《システム》は国家をまきこんだ私企業にすぎないのよ。私企業の目的は営利の追求よ。営利の追求のためにはなんだってやるわ。組織《システム》は情報所有権の保護を表向きの看板にしているけれど、そんなのは口先だけのことよ。祖父はもし...世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド細切れメモ

  • 彼女の首筋にはオーデコロンの匂いがした 世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド

    「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」お気に入りの文節メモ。おそらく街は僕が彼女と寝ることを望んでいるのだろうという気がした。彼らにとってはその方がずっと僕の心を手に入れやすくなるのだ。セックスというのはきわめて微妙な行為であって、日曜日にデパートにでかけて魔法瓶を買ってくるのとはわけが違うのだ。「セックスってあなたはいつも前からやるの?向いあったまま?」「まあね。だいたいは」「うしろからやるときもあるんでしょ?」「うん。そうだね」「それ以外にもいろいろと種類があるんでしょ?下になるのとか、座ってやるのとか、椅子を使うのとか……」「いろんな人がいるし、いろんな場合があるからね」「セックスのことって、私よくわからないの」と彼女は言った。「見たこともないし、やったこともないし。そういうことって誰も教...彼女の首筋にはオーデコロンの匂いがした世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド

  • 「現実というのは常にひとつきり」 なんだか量子力学的だなあ

    「1Q84」は月も2つある。運転手にも「でも見かけにだまされないように。現実というのは常にひとつきりです。」と念を押されるし。パラレル・ワールドなのだが、「現実というのは常にひとつきり」という世界でもある。青豆と天吾は共通のねじれに似た奇妙な感覚をもっている。多世界宇宙を物語の力で飛んできたためだ。青豆はヤナーチェクのシンフォニエッタの時代から飛んできて天吾は本栖湖の銃撃戦の一派から飛んできた。ヤナーチェックの「シンフォニエッタ」を通して青豆と天吾(駆り出されてヤナーチェックの「シンフォニエッタ」のティンパニーを打った)はつながっている。「現実というのは常にひとつきり」これって量子力学的だなあ。量子力学によれば、量子の状態が観測されるたびに、宇宙は分岐し、すべての可能な結果が実現する無数の並行世界が存在す...「現実というのは常にひとつきり」なんだか量子力学的だなあ

  • 上野へ 旅の締め 9日目

    旅の終わりに東京国立博物館によった。ちょうど法然上人を開催中で、東南アジアや法隆寺も見て回った。平均12000歩歩き、特に中尊寺は難所だった。多少足腰が疲れた。それにしても奥の細道を240日歩き通した芭蕉は執念が凄いね。上野へ旅の締め9日目

  • 毛越寺 中尊寺へ

    長年行ってみたかった毛越寺と平泉中尊寺に詣でた。詫間の大塚正量先生が自ら8ミリでとって見せてくれた毛越寺詣でが60年ぶりに実現した。かつての大伽藍も夢の跡。浄土の池をイメージしたとか。すっくと聳える。池が湖面に。以下中尊寺。参道をゆっくりゆっくりと。ほこらになった。さみだれにふりのこしてやひかりどう金堂の覆いの建物亀井勝一郎が褒めた能舞台。毛越寺中尊寺へ

  • 函館へ 北海道7日目

    函館へ。大きな駅だ。五稜郭タワーへ。明治維新後にこんな大きなドラマがあった。さらりと流していては歴史の実感が迫ってこない。土方歳三は新撰組副長から脱走幕府軍の幹部となり戦で死んだがどこで死んだかは不明だとか開陽丸模型。ガラスボードに書かれた説明を丁寧に読んでいく。ふむふむ脱走幕府軍とか開陽丸が3日で沈んだとか榎本武揚は降伏したが黒田清隆の助命嘆願で救われ政府の要職についたとか松前藩主は船で脱出したが弘前で死に5歳の姫も船で5日目に死んだとか函館へ北海道7日目

  • 小樽へ 北海道6日目

    かつて運河で街は栄え、今は観光で。渋沢栄一の倉庫があり、石炭に鰊の出入りではしけ船が行き交った運河も時代の需要が途絶えた。120キロを担ぎ上げる1000人の仲仕がさり、金持ちの御殿がさり、おりから勃興した札幌に大銀行が移って運河は淀んだ。一旦は運河を大通りに埋め立てる動きも強い反対運動で半分を残し、観光に供して街の復興を願った地元民の愛を強く感じさせる。歴史の有無を言わせぬ大変動に滅びさるもの、生き延びるもの、大躍進するもののドラマを感じる。石炭の積み出しで栄えた。これは石炭の巨大な塊。かつての日本のエネルギー源。小樽の富裕層が通ったお店さぞ高価だったろう再生装置。北回り廻船で使用した望遠鏡か。廻船の写真小樽大通り往時の広々とした運河。観光資源として残る倉庫跡。レンガはいつまでも美しい。存在感抜群の碇。ア...小樽へ北海道6日目

  • 美瑛を 北海道5日目

    美瑛で北海道らしさを。一本ポプラ50年前のTVコマーシャルに。十勝の山がムスカリで目を休めて広大な麦畑を雲のキレがいいね柏の一本立ち青い池12345678十勝の噴火でできた滝。硫黄の色が。美瑛を北海道5日目

  • 富良野 北海道4日目

    ホテル周りを散策する。富良野ならではの風景が広がる。今はヒヤシンスが見頃。細目の木立が爽やか。十勝の山並みが。エゾ桜か?見飽きない木立。ヒヤシンスが。白いヒヤシンス気候のせいか色鮮やかに咲く。緑、緑、緑押し花で作る。リバティ柄の趣が。葉も浄土を思わせる。新芽小さな蘭だろうか富良野北海道4日目

  • 富良野へ 北海道3日目

    旭川から富良野へ。車窓から十勝岳の遠景に見惚れる。清流が。美瑛の駅も味が。十勝岳が。旭川から富良野まで1車両の電車で。富良野で夕食の後はすっかりくれなずんで。富良野へ北海道3日目

  • 札幌ぶらり2 作家の原稿 北海道二日目

    北海道文学館にゆかりの作家生原稿があった。コレクションに。札幌ぶらり2作家の原稿北海道二日目

  • 札幌ぶらり 北海道二日目

    豊平川から中島公園まで歩いて見た。新緑が萌える。ピンクも映えて。シルエットに河原に何やら謂れのありそうな岩が飛沫を上げる豊平川。樹々の合間に煌めく川面。何故か枯れた草木が。水鳥がゆったりといこう。清流の釣り人がいる。タンポポも瑞々しいグランドゴルフに興じる人々。落ち葉も風情あり。桜と緑のコンビネーションが札幌ならではか。中島公園の樹々。札幌ぶらり北海道二日目

  • 札幌でくいだおれ 北海道初日

    薄野の青空を仰ぎ見ながら今晩のくいだおれスポットを探す。あまりに多すぎて目移りして絞りきれん。ホテルでおすすめを聞いてから行って見た。先ずは豆腐から。地酒とよくあう。八角と言う初めての魚を試して見る。ジャガイモ包み焼きになんとイカ塩辛をあえて食べる。クリームコロッケに大ぶりのカニの身が。鶏の脚唐揚げ札幌の地下鉄はレールじゃ無いよタイヤだよとウンチクをたれる。札幌でくいだおれ北海道初日

  • Youtubeでパラレルワールドの解説を楽しむ

    量子力学の説明といえばつきもののスリット実験で不可思議な現象である波動と粒子の二重性が起きることはよく知られている。観察すれば波になり、観察しなければ粒としての痕跡がボードに記録される。人の観察エネルギーという現代科学では理解できないものが量子力学の実験に影響を与えるということで興味深々だったのだが。スリット実験で粒子と波の二重性の説明をする野村泰紀氏が新鮮だった。人が観察したらなぜ粒子になるのかに対して観測機械が極めて微小な影響(光を当てる)を与えるためだと。観察者の何かサムシングが影響を与えるという理解に腑に落ちなかったのだがこの説明で納得。しかし一つの穴(スリット)にのみ観測機械を置き、他の穴はおかない実験では二つとも観測機械を置かない実験と同じ結果になる。これに対して野村氏はパラレルワールドで説明...Youtubeでパラレルワールドの解説を楽しむ

  • ブログで人気の記事を3月の閲覧数順に掲載します ご参考になれば嬉しいです

    このブログで人気の記事を3月の閲覧数順に掲載します。ご参考になれば嬉しいです。注記PV3月月間の閲覧数例2024-03-0623:02:15は掲載日時です。1位は「幼年期の終わり」何故オーバーマインドは人類を救済するのかが不動の順位です。2位以下は月によって変動しますが大体安定して閲覧していただいています。1「幼年期の終わり」何故オーバーマインドは人類を救済するのか511PV2024-03-0623:02:152トップページ289PV3「ロング・グッドバイ」5000ドル紙幣はアメリカ資本主義の黄金時代の象徴159PV2016-11-2514:42:254恩愛我を去りぬ142PV2022-11-1201:16:005ベネチアは何故木の杭の上なのに沈まないのか123PV42018-11-0410:07:406...ブログで人気の記事を3月の閲覧数順に掲載しますご参考になれば嬉しいです

  • ブログは故人の思い出を残す場としてふさわしいのでは

    墓は故人を偲ぶものだが維持していくのが結構大変な時代に入っている。仏陀の時代も亡くなると舎利(お骨)が8つに分割され、さらに滅後アショーカ王の時代に8万4千に分割されたとの伝説が伝わる。8万4千はいくら何でも無理な誇張だが数千に分けられてインド各地にストーパができたのだろう。遺骨の一般的な重量が10キロ前後と言われているので8万4千に分けると0.1グラム以下になるがこれではいくら何でも微細すぎることや発見されているストーパの数からも誇張であることが推測される。釈迦はさておき我々凡人にもそれぞれ墓があるが果たして何代くらいまで存続していくものだろう。核家族化や各地に住む縁者の維持管理の難しさで、歴史上に名を残す人は例外として時代を経るにつけ忘れ去られていく墓の方が多いのではないか。周りを見渡しても共同の永代...ブログは故人の思い出を残す場としてふさわしいのでは

  • 日本語は難しいなあ いかってるで思い出す人

    「いかる」「いかってる」と言えば普通頭に浮かぶのは「怒る」「怒ってる」だけど魚がいかってる花がいかってるとの使い方がある。こんなの外国人には難しいだろうな。花がいかってるというのはこの年になって初めて聞いたが生花の世界では普通なのかな。「魚がいかってる」はかつて40年前にNTTデータの大阪に勤務した時、同じ部署の芳賀さんに教えてもらった。大阪や京都で生きのいい魚を指している。芳賀さんは京都から来ていたので京都特有の言葉使いかもしれない。東京から転勤でマゴマゴしていたわたしに大阪や京都で美味いものを色々教えてくれた親切な男だった。池田の銘酒呉春、お初天神の蕎麦屋夕霧などなど今でも感謝している。花がいかってるという言葉から思わぬ思い出に結びついた。日本語は難しいなあいかってるで思い出す人

  • いつもの散歩でささやかな花の楽しみ

    鬱陶しい日が続くがろべに咲く花は意外に映えるこのブルー今日の収穫この朱色なんとも和風鮮やかな紅の花名は何というのかな深山幽谷の趣がある近所の山道。日中だが誰もいない。道端の花に黄色が多いのは理由があるらしい。カシの木山公園入り口いつもの散歩でささやかな花の楽しみ

  • プリンス 生前に臨死体験

    プリンス生前に臨死体験か「生きるため闘った」と告白もTechinsight6月23日(木)20時20分57歳の若さで急死した歌手プリンスにつき、友人でコラボレーターでもあった歌手ジュディス・ヒルが「生きようと必死で闘ったのに…」とコメントした。鎮痛剤フェンタニルの過剰摂取が原因で、4月に自宅にて急死したプリンス。彼はその数日前にも飛行機内で容態が急変し、緊急着陸後に病院へ。その件につき代理人は「数週間も流感を患っていた」と発表したが、その時点でプリンスの容態はかなり深刻だったという。この時プリンスと一緒にいたというジュディス・ヒルは、『NewYorkTimes』にこう明かしている。「(彼が絶命するのは)時間の問題だ。みんなはそう感じていました。だから(病院に搬送すべく)着陸したのです。」「その後、彼は目を...プリンス生前に臨死体験

  • フォト&幻想 ヒエロニムス・ボスの絵とベネツィアため息橋

    追記2024-04-21それにしても残念なことをしたものだ。臨死体験を描いた絵ヒエロニムス・ボスのAscentoftheBlessedのすぐ近くまで何回も行っていながら見落としている。初稿2017-07-07ベネツィア総督宮殿パラッツォ・ドゥカレにかかる橋はため息橋と呼ばれる。政治犯が処刑場に赴くときにこの橋を渡りこの世の見納めをした橋だ。ところでこのパラッツォ・ドゥカレにはヒエロニムス・ボスのAscentoftheBlessedが展示されている。臨死体験を描いた絵と言われて名高いものだが鎮魂の絵というほかはない。ヒエロニムス・ボスの絵のトンネルと橋下の空間が重なって見える。政治犯にはため息橋の下が実はため息ではなくAscentoftheBlessedの光に満ちたトンネルに見えたに違いない。フォト&幻想ヒエロニムス・ボスの絵とベネツィアため息橋

  • なぜインドで仏教が滅びたか

    バリでヒンドゥに接し、ジャワのボロブドール寺院の滅亡を見て以来の疑問がある。なぜインドで仏教が滅び、ヒンドゥが圧倒的なのか。そして同じ時期に生まれたジャイナ教が今でも残っているのか。そしてなぜインドで滅びた仏教がスリランカや東南アジアで、そして大乗が日本に生き残っているのか。ずっとわたしの頭に疑問が残っていた。カースト制度がどうもこの疑問をとく鍵のようだ。まだまだ不十分だが佐々木閑氏のYoutube講義でなんとか辿り着いた理解を少しメモしておきます。紀元前5世紀ごろにインドで反カーストとして発生した仏教とジャイナ教だが絶大な勢力のバラモンに比べればマイナーな教団だった。それらが徐々に北東部で伸びてきた。そのうち仏教だけがインドでは1000年も持たずになぜ滅びたのか。同時期に発生し現代でも生き残るジャイナ教...なぜインドで仏教が滅びたか

  • 港の見える丘公園 花日記

    石川町まで出かけて港の見える丘公園の咲き誇る花々をたくさん撮ってきました。途中の坂に墓があり、豊かな新緑を蓄えた樹木が。港の見える丘公園花日記

  • 輪廻や縁起と涅槃 虚構の導入は虚数の導入のメタファで納得

    仏教学者の佐々木閑氏の膨大な動画が大変面白くて語り口も素晴らしく視聴している。氏が輪廻に及ぶと佐々木閑氏は「私は輪廻を信じていません」と何回も繰り返す。仏教の根幹である輪廻と涅槃を信じていないとニコニコして仰る。これは一体どう理解すれば良いのだろうか。どのように自己の胸に収めているのかが大変興味がある。わたしなりの理解では輪廻や縁起と涅槃はこの世に生きている限りは目の当たりに知ることはできない。しかし数学や物理学の世界で虚数があるではないか。これも実在を目の当たりにした人はいないが世界の説明に矛盾なく当てはまる。同様に輪廻や縁起と涅槃は虚数のように仏教の世界観に収まる、そう思えば良いのではないかと。キリスト教の信者ではどうか。処女懐胎やキリスト復活などをどのように理解して自らに馴染ませているのだろう。また...輪廻や縁起と涅槃虚構の導入は虚数の導入のメタファで納得

  • 「カラマーゾフの兄弟」はなぜロシアで生まれたか

    「カラマーゾフの兄弟」はイワンの葛藤が主旋律でその葛藤を中心にして他の人物が興味深いポリフォニーを奏でる。なぜイワンの葛藤が生まれたか。イワンはこの世の不条理をこれでもかと語る。そして神がこんな不条理な世界を作ったのだからこの世界の入場券をお返しするという。これが仏教ではこうはいかない。この世を作った神は存在しない、無始無終だから憤りをぶつける相手がいない。仏がこの世を作ったのではないからこの世界の入場券をお返しする相手がいないのだ。つまりキリスト教(ロシア正教)の一神教が「カラマーゾフの兄弟」のモティーフになっている。一神教と創造神を持たない宗教では生まれる文学も異なってくる。大乗仏教と大審問官「カラマーゾフの兄弟」はなぜロシアで生まれたか

  • ムルタサリからムティアラまで探訪

    2024-4-17追記ムティアラのご主人森崎さんが1月20日ごろに日本に帰国後すぐになくなっていた。何人かのブログで知りました。今年の1月にバリを訪れた時に「森崎さんは」と尋ねるとスタッフの若い女性が「さきっと」と答えたのでどこか痛いのかとぼんやり思ったが、今思うと病気だという意味だった。かつてバリ滞在時にスランガンまで行ってうまい鮑を仕入れてきてくれたのを思い出します。ここのカラスミは絶品でした。それほど繁く行った店ではないがバリでなぜか気になる店だった。スミニャックの「漁師」まもさんの逝去(数年前)、ラーメン屋ごんたさん(去年知った)も今年の滞在で知ったが、この世代の人がバリの地に長年住み、暮らして、そしてなくなるということに思いを馳せた。どんな思いでバリに住むことになったのか、それぞれの事情と思いを...ムルタサリからムティアラまで探訪

  • 「NTT法廃止と日本の未来」骨子を紹介

    私の著作「NTT法廃止と日本の未来」の骨子を紹介させていただきます。今後の総務省パブリックオピニオン募集に使う予定です。アマゾンで発売中です。上図をクリックしていただけるとAmazonに飛びます。NTT法廃止議論の要点。背景と目的:NTT法は1985年にNTTの民営化と市場独占の防止を目的として制定された。市場環境の変化:デジタル通信の進展と市場の自由化により、NTT法の多くの規定が時代遅れとされ、見直しの必要性が高まっている。技術の進化:固定電話からデジタルデータ通信への移行が進み、新技術とサービスの提供機会が増加。市場競争の問題:NTT法が市場競争を阻害し、消費者の選択肢を制限しているとの批判がある。インフラアクセスの公平性:NTTが持つ地域インフラ(光ファイバーネットワークなど)への公平なアクセス確...「NTT法廃止と日本の未来」骨子を紹介

  • 生成AIの陥穽 生成AIの成果には感心して楽しんでいるのだが

    ChatGPTを楽しんでいるが思わぬ危険があることを知った。あるひとのYouTubeで紹介されていた話だが、自らの意見がどの程度反映されているかどうかをチェックしてみたところ、全くいったこともない真反対の説明がなされていたという。この人は「どうしてこんなことが起きるのか」と探っていくとアマゾン書評のコメント欄にある批判的文書からデータを持ってきていることがわかった。ChatGPT君はアマゾン書評のコメント欄も一緒くたにしてこの人の意見として集約して生成していたのだ。この対策は容易ではないと思えてくる。収集するデータの中に潜り込む技術はアマゾン書評のコメント欄にある批判的文書だけではなく、いくらでも出てくるだろう。ネット上に次々とウィルスが出現するのと同じく新しい危険なデータ収集潜り込み作戦は出てくる。そし...生成AIの陥穽生成AIの成果には感心して楽しんでいるのだが

  • 映画「アレキサンダー」でポンペイ紀行を思い出す

    アレキサンダー・2004年アメリカ合衆国映画・監督オリヴァー・ストーン。紀元前4世紀のマケドニア王アレクサンドロス3世の生涯を描く。広大な領土を広げ32歳でこの男のあまりの制服欲に部下がついてこなくなる。それゆえのストレスからくる過度の飲酒による死を迎えた稀代の男の生涯を描いている。最後のインド遠征が最近の興味と重なって面白かった。インドではアショカ王碑石があちこちに発見されているが、19世紀の英国考古学者によるとインド西部の一つはアレキサンダーの碑石ではないかと一時は思われたらしい。この時代にフビライなどと同じくらい広大なエリアを占領した男がいた。ヒットラーのように人類にとって迷惑な男だったのか、あるいは文明の発展と拡張に避けられない人物だったのか。2千数百年を隔てるとどちらが正解なのだろうか。疑問を残...映画「アレキサンダー」でポンペイ紀行を思い出す

  • すごいぞ ラ・ロシュフコー箴言録 精神の欠点は、顔の欠点と同じく年をとるほどひどくなる

    初稿2007-08-26追記2024-04-12妻の産科定期健診に付き添うときは必ず何かしら本を持っていく。本棚を見まわしてその日の気分で一冊を引っ張り出していく。最低一時間は待たされるので読書や考えをまとめるには最適の時間なのだ。一昨日はふとまだ読んだことのない「ラ・ロシュフコー箴言録」の岩波文庫版を持っていく気になった。多くの人がこの書物を引用しているのは知っていたが原著を読むのは初めてだ。待合室でぱらぱらと読んでみるとさすが面白い事を言っている。「悪魔の辞典」といいこの箴言録といいヨーロッパにはこうした寸言人を刺す短文を編むのが伝統のようだ。日本には俳句・短歌の短文詩型の伝統があるが、西洋ではこれがこうした形になる。一方は情緒的で一方は論理的で若干皮肉で興味深い対比だ。ほんのちょっと読んだだけだがさ...すごいぞラ・ロシュフコー箴言録精神の欠点は、顔の欠点と同じく年をとるほどひどくなる

  • 諸法非我あるいは無我か ブッダの宿題

    追記2024-04-10諸法非我かあるいは無我か。佐々木閑氏のYoutubeからようやく理解できた気がする。輪廻する主体は何かの議論が2500年立っても続いている実に理解し難い、しかし極めて重要な課題で頭を悩ませてきた。ある人はそんなことを考えても何の意味もないとして夢幻のように見れば良いとか。頭であれこれ考えても、悟るまではわからないとか。涅槃に至らない人の死後は縁起の中に溶け込んでしまい、どこを探しても見つからない。しかし再び生を得て、つまり縁起によって生まれ変わる。川の水に例えてみると的確かどうかわからないが少しはわかった気になるかもしれない。川は存続するが流れる水は一時も同じではない。しかし川は存在し続けるように見える。諸法非我とは死後は縁起の中に溶け込んでしまい、どこを探してもその存在や実体は見...諸法非我あるいは無我かブッダの宿題

  • ミーソン紀行

    2024-04-9追記ミーソン遺跡は仏教、ヒンドゥ、イスラムの交代が相次ぐ舞台で多くの未だ解明されていない歴史が秘められた場所だ。ポルポトの大虐殺でこのあたりのチャンパは60万人が13万人まで減ったという凄惨な歴史を持っている。これにより多くの遺跡も失われた。5世紀頃からインドネシアとの交流もあり、おそらくバリのヒンドゥとも繋がっているのではないか。解明される日が待たれる。2013-12-21初稿2015/04/19追記ベトナムのフエからホイアン経由でミーソン遺跡に向かう。ベトナムは仏教国だがこのミーソンはヒンドゥー教シバ派だという。ミーソン聖域はサンスクリットによる正式名称をシュリーシャーナバドレーシュヴァラといい、チャンパ王国の宗教(ヒンドゥー教シヴァ派)の聖域であり、聖山マハーパルヴァタを望むクアン...ミーソン紀行

  • バリの風景 刀・クリス

    初稿2015-05-02追記2024-4-9奈良で1600年前の巨大な蛇行剣が見つかり全容を表しつつある。5合目だとか。バリのクリスとの歴史的関連を思い浮かべるが次のような記述も。バリの考古学の今後に期待してみよう。日本の古墳時代の遺跡から出土する蛇行剣の祖形を東南アジア圏のクリス短剣に求める説があるが、実質的な出土事例は蛇行剣の方が古い。クリスバリ島やジャワに特有の刀剣クリスは形も変わっている。日本刀やサーベル、青竜刀は切る刺すという目的のために洗練された形をしているが、このクリスはその目的のために作られたというよりは儀式のためにつくられたものという気が見るたびにしてならない。くねくねと波を打って曲がっていて、刀身には彫刻が実用を妨げるほどに施されている。バリのクリス以外にもくねくねと波を打つ刀や鉾があ...バリの風景刀・クリス

  • 桜満開

    今日はご近所の桜を見るために一眼レフを持ち出して撮影。この道は桜並木が素晴らしい。しかも車が少なくゆったりと楽しむことができる。これは可愛いシャガが見事葉の楽しみこれもいいなあ。桜満開

  • 久しぶりに一眼レフで撮ってみたら

    iPhoneで写真を撮りだしてからは一眼レフを手に取ることがなくなっていた。軽いし手軽だしといいことずくめだがたまには一眼を試してみようと家の周りをテラスから撮ってみた。開花を目前に控えた山桜が。雑木林も萌え出している。雪柳が名残をとどめている。ジャスミンの芽吹きが楽しい。再び仰ぎ見る山桜。小さなさくらんぼが膨らんできた。鶯がやってきて去りこれからはモズの到来にご馳走する。枝が天に向かって伸び山桜の群舞に見える。久しぶりに一眼レフで撮ってみたら

  • ボロブドール遺跡の謎 なぜ仏教が忘れさられたのか

    ボロブドール遺跡に焦点を当ててみると未だわかっていないことが多いという。ほとんどわかっていないと言った方が正しいかもしれない。インドは英国の植民地化で大いに考古学的研究が進んだがインドネシアではまだまだこれからだという印象だ。このピラミッド型遺跡の内部は小さな丘であり土のみでエジプトのピラミッドのように石室があるということではなさそうだ。しかしここから新たな仏教研究上の発見例えば仏陀の入滅年代が明らかにされる石碑が見つかるなどというロマンは否定できない気がするのだが。釈迦の入滅年代が不明だということが新たな驚きで、紀元前383年説を今まで記憶していたがこれもいくつかある一つの仮説だということが佐々木閑氏のyoutubeで知った。紀元前600年とか160年とか500年近い幅があるのも驚きだった。ボロブドール...ボロブドール遺跡の謎なぜ仏教が忘れさられたのか

  • ボロブドール遺跡以前のジャワ島仏教・ヒンドゥ教はどうだったのか

    ボロブドール遺跡を回想しているうちに、それより前のジャワの仏教やイスラム事情が知りたくなったので調べてみた。いずれもネット検索から得たものです。法顕は399年に60歳で陸路インドへ長安をたつ。法顕には、慧景、道整、慧応、慧嵬らの総勢5名がいた。戦乱の世の中、シルクロードを目指し仲間はパミールからインダス河をくだり小雪山を越えるとき1人の僧が白い息の粉を吐いて死んでいく。3年を要してインド西部に入った法顕は一人でブッダの古蹟を巡る。インドはグプタ王朝の盛期にあたり、第三代チャンドラ・グプタ二世(375-414)の治世でインドの大統一国家を形成していたため平和の時代であった。法顕の年齢はすでに70歳を越えていて、海路が楽だった。あるいは南伝仏教の足跡をたどり、学びたか...ボロブドール遺跡以前のジャワ島仏教・ヒンドゥ教はどうだったのか

  • ボロブドールの回廊 実在した釈迦か久遠成道の釈迦か

    初稿2007-04-12追記2024-04-02初稿の疑問は南伝仏教(今では小乗という蔑称は使わない)と北伝仏教(大乗仏教)の違いによるものと理解した。南伝にはいわゆる大乗は伝わらなかった。つまり大乗は南伝当時には未だ成立していなかったから。シルクロードが確立してのちに三蔵法師たちがインドの西まわりで険しい地形を超えて中国に仏教を伝えたがこの頃に大乗が成立したから。どうして三蔵法師たちはスリランカなどに南伝しなかったのか。経済交流を兼ねていたのかもしれない。すると巨大な中国に渡る方が比較的小さいスリランカへ渡るよりも貢献度が高いと考えられたのだろう。宣教師たちが大航海時代に経済交流や征服を兼ねて世界に飛んだがスポンサーがつきやすかったからだろう。同じ理由で北伝が盛んになり玄奘法師などにスポンサーがつき中国...ボロブドールの回廊実在した釈迦か久遠成道の釈迦か

  • イワンは神の創った世界を認めない 福岡伸一「エントロピー増大の法則」ショーペンハウエル

    初稿2021-05-07追記2024-03-30「カラマーゾフの兄弟」でイワンは神の創った世界を認めない。仏教の輪廻と涅槃、ショーペンハウエルの「キリスト教には、根拠の原理から解放された箇所がある」。福岡伸一は「カラマーゾフの兄弟」でイワンは神の創った世界を認めない。「世界のフィナーレ、永久調和の瞬間にはすばらしく価値ある何かが起こり、現れてすべての人間の心を満たし、すべての怒りを鎮め、人間の罪や、彼らによって流されたすべての血をあがなう、しかもたんに人間に生じたすべてを許すばかりか、正当化までしてくれる、とな。・・・やがて平行線も交わり、おれ自身がそれをこの目で見て、たしかに交わったと口にしたところで、やはり受け入れない。」「俺が受け入れないのは神じゃない、いいか、ここのところをまちがうな、おれが受け入...イワンは神の創った世界を認めない福岡伸一「エントロピー増大の法則」ショーペンハウエル

  • 日本分割占領案を防いでくれたスリランカ代表ジャヤワルダナ サンフランシスコ平和条約で

    これはいつまでも忘れてはいけないな。この分割案が通っていたら今頃日本はどうなっていただろうか。当時の情勢では通りそうだったようだ。スリランカへの恩義は。現在の世界にも通用する名演説だ。日本は今後の世界に対してこんな立派なメッセージを残せるだろうか。次の旅はスリランカに行ってみたくなった。下記のサイトから引用させていただき、メモしておきます。「実にこの世においては、怨みに報いるに怨みを以てしたならば、ついに怨みの息むことがない。怨みをすててこそ息む。これは永遠の真理である」法句経https://web.archive.org/web/20190515200122/http://www.frone.life/relationship01/元スリランカ(元セイロン)蔵相、J.R.ジャヤワルダナ氏の演説全文賛同を...日本分割占領案を防いでくれたスリランカ代表ジャヤワルダナサンフランシスコ平和条約で

  • カルトってなんだろうと考えているうちに

    初稿2022-12-23追記2024-03-28追記佐々木閑氏のyoutubeでカルトの見分けかたは持続性だと。オーム真理教は10年ほどで消滅した。なるほどね。ではどのくらい時間が経てばカルトでないと判断できるのかはやはり難しい問題だが非常に参考になる見分け方だ。いつの時代にも信仰を求める一定の人々は存在する。その判別方法を知ることは非常に大事なことになる。さらに付け加えるのであれば供養や献金などと称して庶民から金を巻き上げないことも。それから異常に他宗を攻撃しないことなど4点が判別ポイントになる。1持続性がない(内部分裂も含む)。2異常な金集めをする。3異常な他宗攻撃をする。4異常な選挙活動をする。初稿統一教会がカルトだと騒がれている。では創価学会はどうなんだと世間は俄かに宗教とカルトの危険性について注...カルトってなんだろうと考えているうちに

  • アレクサンドル・グロタンディークと瞑想 たんぽぽのスープ 57を素数

    アレクサンドル・グロタンディークは20世紀を代表する数学者だがその生活は大変興味深い。改めて世の中にはまだまだ知らない魅力的な生き方をする人がいるのだなと思う。彼の業績はフェルマーの定理の証明に使われているという。1966年にフィールズ賞受賞。57を素数の例として講演したことで知られる。一日10時間の瞑想とそれをもとにした執筆という生活を続けた。晩年はピレネー山脈の田舎に住みたんぽぽのスープを飲んで暮らしたという。2014年に86歳で死去。ドイツ出身のフランス人数学者。1966年フィールズ賞を受賞。モスクワでの授与式への出席を拒否。旧ソ連の軍拡政策に反対のため。勤めていた研究所が軍からの資金援助があると知ると、直ちにその研究所を辞職した。グロタンディークの父サシャはアウシュヴィッツ強制収容所で殺害された。...アレクサンドル・グロタンディークと瞑想たんぽぽのスープ57を素数

  • アンコールワット紀行

    18年前のアンコールワット紀行に追記した。なお、アンコールワットとアンコールトムをひとまとめにしてアンコールワット紀行としている。アンコールワットは寺院でアンコールトムは王宮の意だ。アンコール朝の中興の祖ジャヤーヴァルマン7世がチャンパに対する戦勝を記念して12世紀末ごろから造成に着手した。石の積み方や材質が違うことなどから、多くの王によって徐々に建設されていったものであると。建造物部分に仏像を取り除こうとした形跡や、ヒンドゥーの神像があることからは大乗寺院、後にヒンドゥー化。1933年の調査によって、中央祠堂からブッダの像が発見された。wikiよりバイヨン寺院の外回廊と東参道を飾るナーガ、ライオン彫像および欄干は、過去に修復処置が行われたものの、現在は再び破損して遺跡の周囲に散乱している。中央祠堂の階段...アンコールワット紀行

  • プランバナン紀行

    初稿2006-12-23追記2024-03-27プランバナンはジャワ大地震5月発生の年、12月に訪れている。そのため寺院は立ち入り禁止の場所も多く、地震の後の瓦礫が多くみられた。ボロブドゥールを後にして車で2時間ほど。突如としてブランバナンが川の向こうに姿を現した。最高は47Mあり、威圧感がある。右手に修復中の足場が見える。参道に立つとゴチック建築と同様に天に近づこうとの強い意志を感じる。両側の突起は燃え立つ焔に見え、これは勧善懲悪の情念の強さを現すのか。地震により傾いて今にも崩れ落ちそうな一角もあり、その不安定さも相まってあまり長くいたいとは思わなかった。一時間ほどでプランバナンを立ち去った。5月の地震によるのか瓦礫のように遺跡破片が散らばっていた。広い公園を歩きながら考えた。インドでもジャワでも仏教は...プランバナン紀行

  • ボロブドール紀行

    2017-03-22初稿2024-03-26追記2006年12月10日~ボロブドール紀行はインドネシアのジャワ島にある仏教遺跡だ。ジャワ島中部のケドゥ盆地にあるチャンディ・ボロブドゥールは、カンボジアのアンコール・ワット、ミャンマーのバガンと並ぶ、世界三大仏教遺跡のひとつで8世紀に栄えたシャイレーンドラ王朝によって2世紀に渡って建造されたとされている。完成後まもなくジャングルの中に埋もれ、1000年以上も人々の記憶から忘れ去られていたが19世紀にイギリス人により発掘された。火山の噴火によるもの、イスラム教徒の破壊を恐れて埋めたというものなどの説がる。この地を訪れ、夕刻と夜明け前、そして、日中と3回に亘って回廊を進み、頂上にあるストーパ群まで足を運んだ。回廊の両側には石のレリーフが彫られている。釈迦の誕生か...ボロブドール紀行

  • ブランバナン紀行 2006年12月11日 ボルブドールを離れ、ヒンズー教の寺院へ

    ブランバナン2006年12月11日ボルブドールを離れ、ヒンズー教の寺院へ。ボロブドールを後にして車で2時間ほど。突如としてブランバナンが川の向こうに姿を現した。50M近くあり、威圧感がある。参道に立つとゴチック建築と同様に天に近づこうとの強い意志を感じる。両側の突起は燃え立つ焔に見え、これは勧善懲悪の情念の強さを現すのか。地震により傾いて今にも崩れ落ちそうな一角もあり、その不安定さも相まってあまり長くいたいとは思わなかった。一時間ほどでブランバナンを立ち去った。広い公園を歩きながら考えた。インドでもジャワでも仏教は滅び、ヒンドウが残った。こちらの仏教は南伝仏教と呼ばれており、日本のそれは北伝仏教で、受ける印象は異なる。登場する神々も共通しておりヒンドーの一派とも理解されたこの地の仏教は、差別化に失敗したの...ブランバナン紀行2006年12月11日ボルブドールを離れ、ヒンズー教の寺院へ

  • 「ブレイキング・バッド」と米国覚醒剤の蔓延

    初稿2018-10-11追加2024-03-25見直しての追記鉄板ネタのドラッグを元天才化学者が肺がんを宣告され余命数年と宣告される。息子は脳性麻痺で補助具で歩行するが大学進学を控えて資金が必要だ。途中で義兄弟のハンクにもリハビリで金が必要な事態になる。追い詰められてメタンフェタミン製造に走ることで巨大な悪の帝国を築き上げ、最後は自ら仕掛けた改造機関銃で悪の一味を道連れに死ぬ。役者の演技と現代にありそうな筋の設定でどんどん引きずりこまれる。47分62話だから相当な長さだがウォルター・ホワイトを演じるブライアン・クランストンの魅力で見せる。しかし何かが残ったかと自問すると果たしてどうだろう。今のところ何も浮かんでこない。映画にそんなことを期待するのは無意味であり、言ってみれば安全なバスで暗黒街を旅する面白さ...「ブレイキング・バッド」と米国覚醒剤の蔓延

  • 驚きのコーヒー豆

    バリ島で陶芸を試みたがその際にお世話になった陶芸オーナーのタミンさんはいくたびに美味しいコーヒーを淹れてくれた。タミンさんの趣味の領域に達したコーヒーはとても美味しくて目の前で入れてくれる手順も面白くて見惚れていた。お湯でコーヒー豆を短時間蒸らすところから始まりそれにお湯を注ぎ、みんなに分けるまでコーヒーの蘊蓄を語ってやまない。爽やかで深い香りのコーヒーでわざわざ世界中の名産コーヒー豆を手に入れて楽しんでいる。タミんさんがお土産にくれた豆を日本に持って帰り、ようやく手挽きのコーヒーミルを手に入れて飲んでみたら驚きの味だった。そういえばかつてこんなうまいコーヒーを淹れる店に通ったこともあるな、井の頭公園の店モカや田町の喫茶店を思い出した。長らくスーパーで買う豆や大型チェーン店で飲む味にならされてしまい、うま...驚きのコーヒー豆

  • 水原はどのように大谷選手の口座を扱えたのか 厄介なドーパミン

    最大の謎は水原はどのように大谷選手の口座を扱えたのかだが。巨額をネットで振り込むためにはいくつものガードがある。口座へのアクセス、本人確認、日本ならまず金額限度額でダメだろう。一体どうやって?いずれ明かになるだろうがネットフリックスの映画化必須と思われるひさびさのミステリーだ。また、ギャンブル依存症という新たなタームが注目されている。これだけ社会的に耳目を集めるのは初めてではないか。米国映画でも依存症といえばドラッグであり、ギャンブル依存症を扱った作品は未だみたことがない。ギャンブル依存で関連して思い出すことがある。かつて勤務した会社の上司から直接聞いた話だが、彼は商社マンとして石油採掘の現場を世界を見てきた。「石油を掘り当てた時には射精するんだよ」と移動のタクシーで話してくれたことを思い出す。快楽物質ド...水原はどのように大谷選手の口座を扱えたのか厄介なドーパミン

  • 作品 壁画シリーズ2

    作品4ダイヤモンド2色々な雑念を払うとやはりダイヤの輝きは素晴らしい。作品壁画シリーズ2

  • 大吉原展が始まる 遊女の寿命は25から30という悲惨にどこまで迫れるのか

    東京藝術大学大学美術館で3月26日から大吉原展が始まるがなぜか炎上したらしい。キャッチが華美や享楽を全面に出し過ぎで遊女たちの悲惨な歴史が隠れてしまうことに対する非難だということで改められたという。それはさておき、遊女についてその寿命が極めて短かったことと遊郭の近くには必ず若くして死ぬ遊女を葬るための寺があったということを知った。例外はあったのだろうが貧しい家から5、6歳で売られてきて22、3で年季が明ける。妊娠を避けるために遊女が日常的に飲む毒(なんの毒かは不明)や重労働のために25から30で死ぬ人が多かったという。寺と遊郭の関係は単に若くして死ぬ遊女を葬るためだけではなかったらしいがその理由はわからない。大吉原展が始まる遊女の寿命は25から30という悲惨にどこまで迫れるのか

  • 作品 壁画シリーズ 1

    大きな壁画にすると面白いかなと。今まで10年間で作成した作品を順次紹介していきます。作品1ダイヤモンド生物にとって最も大事な元素である炭素(ダイヤモンド)の輝きから。このような壁画かステンドグラスに囲まれた建物で暮らすのも悪くないかな。年齢を重ねるとこのような光り物に魅せられる。作品2最澄筆跡かつて京都国立博物館で見た最澄の筆跡に感動して作成した。磨き抜かれた清涼さを感じる。作品3ペルーの黄金南米横断の最後に近くたどり着いたペルーでみた黄金の記憶を元に作成した作品。作品4グラス幻視箱根などのグラスを眺めているとこういう世界に誘われる。作品壁画シリーズ1

  • 春の暖かい陽射しで庭に出て背中を温める至福

    雲一つない空から暖かい陽射しが注ぐ。帽子のひさし越しに見る太陽は穏やかに輝いている。目の前に広がる山桜は蕾を膨らませてゆったりとそよいでいる。雑木の葉の輝きがどうしてもiPhone13promaxでは写真に残せない。目の記憶に焼き付けるしかない。絵画の意義はこんなところにもある。さくらんぼは花を落とし実はこれからだ。鶯が蜜を吸って撮る間もなく飛び去る。そのうち実がなり百舌鳥の到来となる。雪柳が今満開で彩ってくれる。春風が柔らかな白色の音を立てる。こんな時間を持てることに感謝したくなる。いつも忙しすぎる時を生きることが心身に染み付いた現代でこの錯覚の呪縛はなかなか解けないが、解けてみると実に楽しい。春の暖かい陽射しで庭に出て背中を温める至福

  • 大きな喜び 顔のでかいシミが取れたバリ島など日差しの強いところで滞在するには幅広の深いしかも厚手の生地の帽子が必須ですね

    他人にとってはどうでも良いことだが自分にとってはすごく嬉しいこともある。20年前にはなかった左頬に直径1センチのシミがいつの間にか発生した。いつの頃だろうか自覚はないがバリの強い太陽をいつの間にか受けていたのかシミが濃くなり、昨年には手触りでも気になるほどの瘡蓋風になった。痛みなどはないが気になる。メラノーマなら形が崩れたりするらしい。少し心配になって近所の皮膚科で診てもらうとあっさり「問題ありません。心配なら冷凍して取ることもできますが」と若い女医が自信満々で答えてくれた。そして去年の暮れから今年の2月上旬までバリに滞在している間に瘡蓋風シミがほんの少しずつ取れるようになった。無理にとってはいけないのであくまで自然に任せる。帰国後3月になりシャワーで完全に取れた。やった、嬉しい。手で撫でてもツルッとして...大きな喜び顔のでかいシミが取れたバリ島など日差しの強いところで滞在するには幅広の深いしかも厚手の生地の帽子が必須ですね

  • 「カラマーゾフの兄弟」奇跡、神秘、権威の難問

    追記ホモサピエンス全史でネアンデルタール人に打ち勝ったのはこの三つをホモサピエンスが獲得したからだとわたしなりに理解した。時を離れた書物が語り合うとはこのことかな。初稿2017年11月奇跡、神秘、権威のうち、奇跡と神秘の差がよくわからなかった、Wikipediaで調べても下記のように差がよくわからない。神秘とは、人間の知恵では計り知れない不思議、普通の認識や理論を超えたこと、奇跡は、神など超自然のものとされるできごと。人間の力や自然法則を超えたできごととされること。なのに「カラマーゾフの兄弟」では奇跡、神秘、権威が人をコントロールする三種の神器になっている。同じ意味のものを並べるはずがないので面食らってしまっていた。「この地上には三つの力がある。ひとえにこの三つの力だけが、こういう非力な反逆者たちの良心を...「カラマーゾフの兄弟」奇跡、神秘、権威の難問

  • 「自己」とは何か? インド哲学と西洋の見方 その1

    2024/3/13追記6年前に書いたこの記事を今読み返して見て自画自賛ながら面白い。こういう七面倒くさい記事が段々と書けなくなっている。これはよくない傾向だと自覚しなければならない。この疑問がわたしの出発点でもあるし終着点でもある。来たるべきAI時代の危機回避と連結させていかなければ。2018/4/4加筆初稿に下記のように書いたが、今日本屋でなにげなく本を手にとってなにげに開いたページがまさにこの意識のハード・プロブレムの最新動向だったので少し驚いた。我々にはいくつかの解けない問題が頭の奥底に眠っているが、だれだってその問題にずばり切り込んでいるページを偶然に開くなんて驚き以外の何物でもない。このブログ記事はかつて掲載したものだが、この中に以下の記述がある。この問題の最先端を紹介した記事だったのだ。ティム...「自己」とは何か?インド哲学と西洋の見方その1

  • ベトナム紀行

    古いアルバム(18年前)からベトナムの思い出を何枚か選んでみた。細い板を踏んで籾殻を運ぶ若者バランスを少しでも崩したら大変だベトナムの古刹いかにもベトナムな池弁髪というのかなベトナムの小僧さんたちシュロ春巻きの皮が見事だベトナム戦争当時の要塞ハロン湾ハロン湾闘鶏かな水上の店から買う何やら深刻そうな話にみるがたわいのない世間話ベトナム紀行

  • 3.11回想 事故の現状と起こりうべきリスクを正直に説明すべきだと思った

    来るべき災害時に政治リーダーは「今すぐには影響がない」と繰り返すことだけはやめてほしい。初稿2012-03-1319:32:12あの日、バリの滞在地の海岸沿いのレストランで談笑していると、いきなり誰かの電話が鳴り、日本でも地震が発生したとの連絡を受ける。前日にバリで我が家のお手伝いが娘を抱っこして逃げ出すほどの大きな地震があった直後なので、その程度のものかと思っていると、テレビでは大変な事情が発生していることを伝えている。特に福島原発事故のニュースと、繰り返す津波の映像は心から恐怖を覚えた。翌日からは福島原発一辺倒のニュースが流れるが、政府の対応は今一つよくわからない。「今すぐには影響がない」と繰り返す枝野官房長官、たいしたことは無いと言った感じに受け止められる大阪大学の教授のコメント、NHKのニュースも...3.11回想事故の現状と起こりうべきリスクを正直に説明すべきだと思った

  • 紀野一義 暁烏敏の性欲を語る

    追記以下はyoutube紀野一義の講演録から書き起こしたものです。自分のことを語ろうとする人とそうでない人がいて、ここでは自分のことを語ろうとする人のことについて言っているような気がいたします。自分の事を語るということは気恥ずかしいことでもある。それを語ろうとする人がいる。それは菩薩だというわけです。一度しかお目にかかったことがない暁烏敏は母の実家の近くの寺井から少し離れたところに住んでいらっしゃった方です。今でも寺があります。この方は真宗のお東の方ですが大正8年5月3日43歳の時にこの人の師匠でありました清沢満之の17回忌にあたって「清沢先生へ」という文章を発表している。大正2年2月21日に最初の奥さんの房子という女性を病気で亡くしております。その死を大変悲しんでおりながら彼は若い女と関係しそれを告白し...紀野一義暁烏敏の性欲を語る

  • ホモ・デウスは驚きの書だ AIの未来を深刻に考えさせる

    サピエンス全史に次いでホモ・デウスの著者は現代文明の行方に迷うわたしたちにものすごいインパクトを与えてくれる。以下にホモ・デウスから気になる記述をメモしておきます。1.生き物は本当にアルゴリズムに過ぎないのか?そして、生命は本当にデータ処理に過ぎないのか?2.知能と意識のどちらのほうが価値があるのか?3.意識は持たないものの高度な知能を備えたアルゴリズムが、私たちが自分自身を知るよりもよく私たちのことを知るようになったとき、社会や政治や日常生活はどうなるのか?二十一世紀には人間は不死と至福と神聖を獲得しようとするだろうと予測することから始まった。この人間至上主義の夢を実現しようとすれば、新しいポスト人間至上主義のテクノロジーを解き放ち、それによって、ほかならぬその夢の基盤を損なうだろうと主張する。二一世紀...ホモ・デウスは驚きの書だAIの未来を深刻に考えさせる

  • 「幼年期の終わり」何故オーバーマインドは人類を救済するのか

    追記20240306この「わずかに生き残ったのはアジアの一部の地域の仏教だけだった」とさらりと書かれたことに注目したい。原始仏教をそのまま保つアジアの一部の地域の仏教だけが真理を伝えるものとして生き残ったとのことだろうか。だとすると達見すぎる。名作はいつまでも考えさせる宿題を読者に突きつける。上述の一文はどういうことかを頭の中の疑問袋に入れているとある日に回答ではないがそれに近づくことができる気がする。なぜ「わずかに生き残ったのはアジアの一部の地域の仏教だけだった」のだろうか。世界の主だった宗教は仏教を除いて一神教だ。ヒンドゥは多神教だがどちらかというと一神教的だ。つまり創世主がいるかどうかがキーになる。「幼年期の終わり」のオーバーマインドは人類の創世主だったのだ。だから人類は創世主のいる宗教を信じなくな...「幼年期の終わり」何故オーバーマインドは人類を救済するのか

  • 3月4日 気持ちの良い陽射しを

    バリで熱射病でダウンした身が今やすっかり回復した。日本の東京で春の陽射しを全身に浴びると実に気持ちがいい。暑くもなく寒くもない。涼しい風が額をほんの少し冷やして春の陽射のハーモニーが絶妙だ。庭の雪柳が咲き桜んぼの花がほぼ満開で日本の春は最高だな3月4日気持ちの良い陽射しを

  • ポンペイ紀行

    追記いまだに新しい壁画が見つかるのか。奥深いな。イタリア・ポンペイ遺跡で出土した、黄金の羊に乗ったプリクソスと海に落ちるヘレーを描いたフレスコ画。ポンペイ考古学公園提供(2024年3月1日撮影)。(c)AFPPHOTO/ParcoArcheologicodiPompeipressoffice2006/6/3ポンペイは南イタリアに栄えた古代ローマ都市で2万の人口と農産物と海産物、地中海貿易の中継地という好条件で豊かだった。現在はポンペイ周辺の水位が上がっているが、当時は低く港に隣接した海洋都市であった。西暦62年2月5日にポンペイを襲った激しい地震によりポンペイは大きな被害を受け再建中の79年8月24日午後1時にヴェスヴィオ山の噴火と火砕サージのガスに飲み込まれる。噴火から19時間後には町は高さ6mの火山灰...ポンペイ紀行

  • あ と声を立てた

    サヌールビーチの舗道を歩いていたら目の前でこの花が音を立てるともなく落ちた。でも確かに”あ”と声を立てた。聞き逃さなかったよ、その声。あと声を立てた

  • 紀野一義 講演筆記録1法華経 如来寿量品 永遠のいのち

    紀野一義氏の講演録がYoutubeで500本近くあり、若い時に氏の講演を聴いているわたしにとってこれを聴けるのが大変嬉しい。しかし提供者はおそらくご高齢のためにいつ廃止されるかもわからない。そうなると聞けなくなる可能性もないわけではない。それを恐れて膨大な講演録を少しづつメモとして記録していきたいと念願しました。文責はわたしにあります。聞き取れないところは省略しています。如来寿量品という章に入ることになります。まあこの章だけが大切だというわけではないんですけど昔からの人たちが如来寿量品という章が法華経の最高峰だと考えているわけで、大勢の人がそう考えるにはそれなりの理由があると思いますので私なりにそういう理由について近づいていってみたいと思います。この章は私子供の時からお経を読むわけですが爾時仏告諸菩薩及一...紀野一義講演筆記録1法華経如来寿量品永遠のいのち

  • ハイアットの水風景

    前回も前々回もハイアットは無縁だった。今回の滞在では知人との待ち合わせ場所にハイアットを使った。ロビーからふと下を眺めると素敵な水面が目に入った。モネ風だ。おおいいねえと密かに声を上げる。こんなに素晴らしいのならもっとこればよかった。時間帯にもよるのだろうが記念すべき水が撮れた。ダブっているかもしれないがこの水の魅力には注目せざるを得ない。ハイアットの水風景

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