社会に出て頭がいいと感じる人
もう20年近く社会人として生活していて、時々「頭のいい人」について考えることがある。 学生時代は、「勉強ができる=テストの成績がいい=頭がいい」と言うイメージでした。 なので、社会人生活を始めた当初は、出身大学を聞くだけで「うわっ!この人頭がいい人だ!」と言う先入観を持ってしまうことなどがあり、私以外にもそんな風に感じる人は多いと思う。 しかし、会社で仕事をするようになり、経験を積み上げていくうちに、この「頭のいい人」の定義が少しづつ自分の中で変わってきたように思う。 例えば、学歴も良くて、積極的に資格試験も受けて、たくさん資格を持っているのだけど、実務では、各業務の効率が悪く、会議でも発言がなかったり、仕事のレスポンスが遅くて他者に迷惑をかけたり、役職も遅れをとってしまう人を見たりする。 でも、そういう人と話すと、計算は早かったりと確かに学んできたことは正確なのだが、仕事の合間に雑談をしてみると次のようなタイプが多いように感じる。 「無趣味」 「物欲、出世欲がない」 「世の中の動きに無関心」 一方、輝かしい学歴はないものの、ビジネスで素晴らしい活躍をされている人も社会には多くいる。 学歴に関係なく常に成長し続けている人と会話していて感じることは次のような事だ。 「探求欲が強い」 「他人にも自分にも同じように興味がある」 「短期的/長期的目標を持っている」 「多趣味」 なので、年を重ねて、かつて思っていた「頭のいい人」のイメージは次のように変わっていった。 頭の回転が速い+欲を持っている この「欲」は「探求欲」「金銭欲」「食欲」など全てが当てはまるように思うし、行動力につながる原動力でもあると思う。 なので、日本の多くの会社が重視する「協調性」とは相反してしまうかもしれませんが、最近では入社試験のSPIに、この「欲」を図る要素が加わると、社会で活躍しながら成長する人材の獲得につながるのではないかな?と思った日曜の午後でした。
2022/10/30 14:39