あっという間に訪れる春であってもようやく辿り着く春だとしてもまた再び春と出逢えるのならもう少し頑張っていようと思う欠けた部分を探す旅も持ち主不在の荷物を届ける旅ももう続ける必要はないのだからここまでの道程が僕の解だった今ここにある形が全てだっ
詩とは、読み手の想うままに…。 僕が見た『感情』と『風景』をここに残す。 いつかあなたの心に響く日が来る事を願う。 Since 2005. #詩 #写真詩
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あっという間に訪れる春であってもようやく辿り着く春だとしてもまた再び春と出逢えるのならもう少し頑張っていようと思う欠けた部分を探す旅も持ち主不在の荷物を届ける旅ももう続ける必要はないのだからここまでの道程が僕の解だった今ここにある形が全てだっ
遠くの方で呼ばれた気がして探すのだけれど姿すらなく雑踏と騒音にまみれるもう君は変わってしまった後であの頃のそのままの君には一生逢うことができないそれだけが唯一の心残り
空から降る無数の白とてもちいさく脆い結晶僕の掌に落ちてくるけどあたたかさですぐにとけるカタチある一瞬の美しさと次の瞬間になくなる儚さなんのわだかまりもなくそうやってとけあえたらいい
どうしたって人なのだからとびきり綺麗でひときわ汚い美しい花を茎から切り落として汚れた手でそれを愛でるように今日も生きるものの息吹を奪い取って明日を生きるのだからどうしたって人でしかない少なからず自分のためだけに奪う綺麗ぶるものに虫唾が走るだ
君になんと言われようとどんな汚い言葉をぶつけられてもそれをすべて飲み込む覚悟でいたそれだけ君が正しいのを理解していた相対しようともどうしてもすれ違ってしまう宿命であるのならばそれをすべて受け入れる覚悟でいたたぶん君は既にそうしていると想うから
人間なんてものはぱっと目の前から消えてもう二度と逢えないなんて事すらあるのだからそのくらい脆く儚く護らなければならない存在なのだからあとどれだけ逢うことができるだろう誰もいなくなった後の僕が生きる範囲の世界で
尊い核心をつく詩も突如何を言っているか分からない詩も全ては君の中を通って紡ぎ出されたのだからその言葉の一つ一つを愛さずにはいられなかった濃厚な感性を搾り取って味わうようなひとときどれだけ時が経とうとも僕の目で初めて見た君の文字の羅列に一点の
何度も遠ざけてはその度に大切さを再認識するようなそんな逢い方だった君の持つ純粋さと不器用でも真っすぐでとげとげしい想いがいつも内臓をえぐった戻りながら進む僕と振り返りらずに進む君に交差する点はもうないだから今も美しいまま
そもそもはじめから正しさなど存在しなかったのだ僕が固執して嫉妬した正しさは自分が作った幻想だったのだ僕の人生はこの通りだった数々の分岐があったように見えて実は一本道でしかなかったのだどう歩んでもこの一通りしか辿り着かなかったのだかつて砂浜に描いたあるべき
やっぱりどう頑張っても本当に欲しいものは簡単には得られないよう出来ているのだからこのまま得られず死ぬのか得られるまで積み重ねるのかこんなことが未だによぎる逃げたい自分がいる一瞬の喜びに満足してまたそれなりに生きるのか突き詰めて牛耳るくらいの生き方をしたい
小さな幸せを積み上げることが生きるために必要な栄養だと積み上げたものをしっかり実感して一日を終えるのだとそれが僕にはできなかったから後世へそれを伝える義務があるあの時できなかったからこそいま出来ることがあると思うんだ
残された日をどう生きるか僕らは考えるべきだ今ある日常がこれからもずっと続くとは限らないのだから当たり前にできていたこと後回しにしてきたことその中から今すべきことを選んでその手で取らなければならない大切なものをより大切に手放すべきものを手放して
10年後ではもうダメだったもっと言うと今じゃなきゃダメだった結論を先に延ばすことも期限を何個も作ることも人生としての意味はない感情でふたをしても感覚はもっと素直だから一番の僕でいられる時間など限られているのだから
今日も届かない明日も届かない通じ得ないからまた外に溢れていく溢れ出した言葉を届けようとすることそれが僕がここで生きる意味なのだと宛先不明になって一生届かったとしても
季節外れの暖かさにタイムスリップをしたような錯覚に陥るこれから厳しい寒さへ向かっていくその手前でほっとする柔らかい日差し何年前に戻りたい?なんて昔よく話をしたその願望が強かったでも今は戻るより少しでも綺麗な足跡を残して生きたいと思うこう
振り返って要らなかったと切り捨てることで自分の心が晴れるのならそうすればいいある日突然消失することを知っているからその時点で悔いなきようできることをするのだ、と
このまま綺麗なままで固めてしまいたいとさえ想えた何の言及も真相究明もせず上辺だけの美しい世界に焦がれた隠し持った感情を飲み込み理想に入り浸りたい言えない本音その希釈しても濃厚な世界を矛盾に満ちたままポケットに入れる
この先二度と君に逢えなくていいそう想えるときを迎えられますようにいつまでも優しい君が遠くから僕を支えてくれますように
僕の言葉が君に刺さらなくてよかった散らばった言葉の破片を君が踏まなくてよかった人は言葉で簡単に傷つくという前提から始まる愛情の深さ
奪った答えを継ぎ接ぎして張りぼての看板を掲げた頃を正当化するつもりはない自力で断つことを放棄して人を拒絶していた頃の僕を蹴散らしてやりたいとすら思う忘れてはいけないのはいつも迷子になった僕の手を引いてくれた人々がいたこと
逢わなくなって尊さを認識する逢えなくなって噛み締めた衝動かけがえのない存在であると君も想うだろうか弱さやずるさ狡猾さやあざとさ君が満たす世界そこに浸る充足ブロトピ:詩を書きましたブロトピ:ブログ更新のお知らせブロトピ:今日のブログ更新ブロトピ:作品ブロト
自分と向きあうことが圧倒的に足りていなかった本音を押し殺した上で苦悩と幸福を甘んじて受けた自分が有耶無耶になってでも人のために生きる時間を重視してその役割を全うすることこそ自分の使命だと感じていた充足すべきは自分のために生きること
ぴったりと正解に合わせることに意味も価値も狙いもなかった自分の心に嘘を付くことなく必要なものを必要と言うことただそれだけで僕の生き方が白黒ではなくなるのだと残された時間と限られた期限造られた仕切りの外側へ問う
力強く自分を肯定するその小さな背中に思わず涙腺が緩んだその言葉をずっと待ち望んでいたすっと探していたと気づいた小さな背中が言う当たり前のように僕は自分だ、と
そうしてゼロ付近を保つプラスに振り切った時こそ振り返ることもせず進んだマイナスに振り切れそうな時はわがままに依存しきったそうしてゼロ付近を保つ信じたい正義もちらつく悪魔もその胸に内包したまま僕はどちらも守らねばならなかったどちらも間違
僕を演じきるためにはバランスを取らなきゃならなかったひたすらには強くなりきれずかといって堕落する訳にもいかず理想の僕と現実の僕の間で譲れないことと投げたこと足りないものを補い合ってぐらつくものを支え合ったそうやって生き抜く術を模索した形振りなど構ってられ
後ろ向きになりたくないからその原因を可能な限り除いたとかげのしっぽみたく体を切り捨てて生き延びる術そしてこの命をつなぐのが本能に刻まれた自然の摂理なのだと少し暖かい春風とともに指先に戻っていく体温を感じる
劣等感や使命感から歩みをやめないのだといっそ止まってしまえば簡単に放棄できてしまうから蒔いた種に芽が出るよう大きく伸びて花が咲くよう願いながら毎日水をあげる心が枯れないよう水をあげる日常に重ねた深層の吐露僕が頑張れば何も崩れない
何も失わずに生きることの方が難しいポケットに入る量が限られているから日々失いながらも、大切なものだけをズボンのポケットに詰め込んでいく
一日の終わりに見上げる空たったひとつのものを求めて歩いた僕の旅も結局空や海や子供の笑顔のように普遍的で無意識で受け入れられるもの、それが求めた解であったのだと思うかけがえのないものがあってそのために必死に生きているのなら間違えてもカッコ
人の根底にある意思や信念がその人に惹かれる元になる人の持つ分りやすさとブレにくさそこに勝手に想像して期待するのだとその意思や信念が変わってしまった時あの人はいなくなってしまったと錯覚する人とはそれぞれの想像上の生き物でそれぞれの記憶の中で創られて破棄され
言葉にできなかったことをこうやって言葉にしていくことその中で変わらないものを自分の中から見つけ出すことなんのクモリもクスミもない透き通って曲がらない志どれだけ周りが変わってしまっても相変わらずの自分でいるための志
明日この世界が終わったとしても最期に良かったと想える自分でいよう分厚い長編の小説を読み終えてその世界に浸りながら本を閉じる時のように満ち足りた僕でいることにしよう明日も物語の続きを書くことができますようそしてずっと変わらず唯一の物語であり
遠くの世界へ行ってしまった君へ帰っておいでよとは言わない間違っているとも言わない君に言いたいことは何もないただ、その生き方について肯定することが出来なかった僕が決めることじゃない君がいいのならそれが答えなのだと
成算の持てる明日なんてないからこそ明日を創造しようと必死に藻掻くそのとき必死だった自分が明日の自分の存在を肯定していくたとえ辛く悲しい日々であってもそれを信じて1日ずつ明日へ繋ぐぼんやりした輪郭が実線になる感触白黒だった体に血が巡ってい
その生涯の核心の部分で求めた答えと巡り合えたなら重ねた失敗の代償以上に意味のある事だったと想える得た瞬間には確証がなくてもその後の数十年で受け止めて僕の中でカタチとなるのならそれは本望だったと想える
綺麗ごとだけ並べて出来た道を歩くことがあの時に出来た精一杯だった物事を見極めた上でそれを敷き詰めて並べた道を歩く事が出来たなら
この先どれだけ言葉を紡いでも僕の想いは決して届くことはないそれでも僕は続けようと思ったこの先再び逢うこともなく霞むほど遠くへ行ってしまってもだからこそ君を詩おうと思ったこの想いが消えてしまわぬよう届かない詩を今日も送る
何気ないスペース埋まることのない行間言葉が出ないほどに見とれた夕焼けの空その瞬間を焼き付け言葉を紡ぎだしていくあと数分で沈む太陽墜ちていくグラデーション
必ず乗り越えなくてもいい耐え続けるだけでいい時もあるそう想うと少し荷が下りる目を凝らして突き止めた真実また過去の記憶に救われて深く沈んでいた体が浮上してゆく残りの人生あと何度すれ違ったら君の本心に逢える?