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修養録 ~学びと鎮魂~ https://self-help-sac.liblo.jp/

映画「俺は、君のためにこそ死ににいく」を観て以来、もっと特攻隊のことを知って鎮魂を祈りたいと考えるようになり、目下学びの最中。右とか左とか関係なく、ただ人として思うことを書きます。特攻を彷彿させるフレーズのある楽曲も日々探しています。

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2022/09/16

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  • 槇原敬之「光 ~あなたを忘れない~」

    映画「あなたを忘れない」の書き下ろし曲で、故イ・スヒョンさんのことを歌ったものだけれど、「命の使い方」という視点では通ずるところがあると思う。こういう命の終わり方を美化するわけでは決してないけれども。「誰かのために命をかけて 勇気を信じて立ち向かう あな

  • Spiral Life「20th Century Flight -光の彼方に-」

    1994年発売当時、地元のFM局の「フューチャーヒッツ」(パワープレイソングみたいなもの)に選ばれて1ヶ月間ヘビロテされていた曲。高校時代にBAKUを聴いていたのでSpiral Lifeも好きでアルバムも数枚持っていたが、活動休止を境に興味を失い、ほぼ忘れていた。しかし、先日

  • 浜崎あゆみ「Secret」

    基本、浜崎あゆみの曲は聴かないが、香港映画「傷だらけの男たち」の日本語版エンディングテーマに使われていたのを初めて聴いて以来、唯一と言ってもいいくらいのたまに聴く曲になった。カラオケでも一度か二度歌ったことがある。先日たまたまどこかで何年ぶりかで耳にした

  • 沢田聖子「春」

    イルカのほうもいいのだが、こっちの沢田聖子のちょっと未熟な感じのほうがなぜか聴いていて感情移入する部分が大きい。「どうしてなぐさめたらいいの 男の人の心を」「一人ぼっちじゃないと わかってほしい」「つばさをひろげて あの人が飛んで来るから」とりあえず空と

  • 「新編 知覧特別攻撃隊」高岡修 編

    新編 知覧特別攻撃隊内容やエピソードはほぼ知っているものばかりだが、写真はまだ見たことのなかったものが多くあった。遺書や遺詠のほか、佐藤新平曹長の「留魂録」がまるごとと、前田笙子さんの「特攻日記」の一部が収録されているのは貴重。陸軍沖縄戦特別攻撃隊の戦死者

  • 「特攻作戦 大空に散った青春 若者たちの熱き思い」新人物往来社

    特攻作戦―大空に散った青春 (別冊歴史読本 68)先日読んだ「特攻の真実 祖国防衛に散華した青春群像」は本書からの抜粋といっても過言ではなかった。一部、写真も文章もおんなじ。つまり本書さえあればあっちは必要ないので、早速買い取りに出してしまった。巻頭特集が、当時

  • 「特攻隊と戦後の僕らー『ザ・ウインズ・オブ・ゴッド』の軌跡ー」今井雅之

    特攻隊と戦後の僕ら―「ザ・ウインズ・オブ・ゴッド」の軌跡 (岩波ブックレット NO. 386)今井雅之のライフワークといっても過言でなかった「ザ・ウインズ・オブ・ゴッド」ができるまでの経緯、上演にこぎつけるまでに立ちはだかった大きな壁、上演から多くの人に観てもらえる

  • 「雲の墓標」阿川弘之

    雲の墓標 (新潮文庫)暗く哀しい話だった。大学で万葉集を愛好していた仲間4人が学業半ばにして海軍予備学生となったところから、主人公・吉野の日記を中心に物語が始まる。戦局の悪化で特攻が始まると、艦攻・艦爆に進んだ吉野・坂井・藤倉の間でかすかな亀裂が生じる。どう

  • 「妻と飛んだ特攻兵」豊田正義

    妻と飛んだ特攻兵 8・19満州、最後の特攻 (角川文庫)特攻関係の書籍で微妙な気分になることはほとんどないが、本書は正直読後感があまりよくなかった。最初のほうの、谷藤少尉の生い立ちやキャラクターなどについての描写の部分は彼の人となりがよくわかって読みやすく頭にも

  • 映像の世紀 バタフライ・エフェクト「零戦 その後の敗者の戦い」

    興味深くもあり哀しくもあり。開発者たちの、自分たちが作った戦闘機が特攻機になってしまったことへの致し方なくもやるせない罪悪感のようなものはいかばかりだったかと胸が痛む。戦後の彼らが言っていたように、すべての発明品は人類を幸せにするものでなければならない。

  • 「特攻の真実 祖国防衛に散華した青春群像」TOWN MOOK

    特攻の真実 (タウンムック)「祖国防衛に散華した青春群像」というサブタイトルなので、特攻隊員たちのエピソードがたくさん紹介されているのかと期待したが、敷島隊・万朶隊・富嶽隊・御楯隊の出撃に一通り言及してあるのみで、振武隊などその後に出てくる部隊のことは少しし

  • 陸軍士官学校

    陸軍士官学校陸軍の特攻隊員の大部分が特操や少飛などの出身者なのもあって、それらの日常生活や訓練の様子はある程度読んで知っていたが、陸士のカリキュラム等については神家正成「赤い白球」を読んで初めて知ったくらいで正直疎い。しかしこの昭和12年に撮影されたという

  • 「月光の夏」毛利恒之

    月光の夏 (講談社文庫)90年代半ばか後半くらいに映画を観ているのに、びっくりするくらい内容を覚えておらず、本書を読んでそんな話だったんだと初めて知った。そのころの私は特攻隊にも太平洋戦争にも無関心だったからだろうけれど、日本人としてここに関心を持たないのはい

  • 少年たちの連合艦隊 〜“幸運艦”雪風の戦争〜

    個人的に大日本帝国海軍については陸軍ほど関心が濃くなく疎いほうだが、興味深い番組だった。戦艦大和の最期の瞬間までを見届けた雪風の乗組員たちの心情を想像するとつらくなるのはもちろんだが、乗組員たちに死ぬ前提で海上特攻に臨んでいるという覚悟はあっても、いざ船

  • 「文通が趣味の人に50の質問」に回答

    別件で検索していて偶然見つけた。全然関係ないジャンルだが面白そうなので回答してみる。文通が趣味の人に50の質問1. あなたの年齢を教えてください2. あなたの性別を教えてください 女性3. 差し支えなければあなたの住んでいる都道府県を教えてください4. 文通をはじめて

  • 「出口のない海」横山秀夫

    出口のない海 (講談社文庫)映画は十数年前に観たのだが、主人公の並木が大学で野球をしていたことと、戦死ではない最期だったということくらいしか記憶になく、のちにこれが人間魚雷回天だったと知ってから、これはあらためて観ないといけない、と思った。しかし、Amazon Pri

  • 小京都ミステリー 薩摩恋人形殺人事件

    ドラマデータベースによると1992年12月に「火曜サスペンス劇場」で放送されたものらしい。まだアナログ放送で、片平なぎさも船越英一郎もものすごく若く、登場人物のファッションにもバブルの残り香を感じるので、90年代であろうことは想像がついたが、それでも思っていたよ

  • AK-69「Divine Wind -KAMIKAZE-」

    ラジオだったか、音楽ストリーミングサービスのシャッフル再生だったかは忘れたが、たまたま聴いて、「あー、これはまさに……」と印象に残った曲。

  • 「紫電改の六機」碇義朗

    紫電改の六機―若き撃墜王と列機の生涯 (光人社NF文庫)私の世代では紫電改といえば薬用育毛剤のことなので、この名を大戦末期の海軍の戦闘機の中に初めて見たときは不謹慎なほど吹いたものだった。特攻を中心に学んできて、戦闘部隊のほうにはあまり関心を持ってこなかったが

  • カラーで蘇る陸軍特別攻撃隊

    たまたまYouTubeで見つけて見入ってしまった。やはりモノクロよりカラーで観るほうがよりリアルで身近に感じられ、80年も前の出来事が突然近年のことになる。とはいえ万朶隊・富嶽隊の出撃のみが扱われており、振武隊などがまだ出てこない初期のもの。プロパガンダ映画なので

  • 「特攻基地知覧」高木俊朗

    特攻基地 知覧 (角川文庫 緑 345-1)レビューや他書籍を見ると、鳥濱トメさんが書かないでほしいと言ったことを本書で書いてしまったのを機に著者はトメさんに嫌われて二度と話を聞けなくなったとある。あとがきを読むと、一部は仮名にしたと書いてはあるが、わかる人にはわか

  • 乃木坂46「ここにはないもの」

    12月8日といえばジョン・レノンの命日のほうばかり注目されがちだが、私は真珠湾攻撃によって太平洋戦争が開戦した日と記憶していたい。タラレバを言ってもしかたないが、これさえなければ、世界はあれほどの犠牲を生まずに済んだ。昨日のFNS歌謡祭第1夜にて、しょせんアイド

  • フィッシュマンズ「いかれたBaby」

    無名の女性アーティストが生配信ライブでカバーしていたのを聴いていて、兵舎で出撃を待つ隊員が愛する人を想って星空を見上げているイメージが浮かんだ。

  • 村下孝蔵「挽歌」

    「この道にゆくあてはない 寂しくてまた酔いしれる 引き返しやり直したい やがて寒さに 倒れる前に」絶対にこう思っていた隊員はいただろう。

  • 「二度戦死した特攻兵 安部正也少尉」福島昂(再読)

    二度戦死した特攻兵 安部正也少尉すでに読了している本ではあるのだが、黒島不時着から再出撃までがあまりにもドラマティックすぎてその前の詳細がほとんど記憶になく、これでは理解したことにならないと思ったので、冒頭から黒島不時着までの部分だけ再読した。案の定、そう

  • 奥田民生「愛のために」

    この曲の歌詞を深く考えたことはなかったが、先日ラジオで流れたとき、おお、これは、と聴き入った。「ここらへんで そろそろ僕が その花を咲かせましょう 愛のために あなたのために 引き受けましょう」「荒れる海原に船を出せ」「だけども雨も降り風も吹く ステキな日本を

  • 零のかなたへ ~THE WINDS OF GOD~

    リアルタイムで放送を観たとき録画もしていたがVHSだったのですぐダメになり処分、以来ずっと、もう一度観たいとDVDを探しまくっていたところ、YouTubeでフルで見つけて感謝感激。あらためて観てみたら、やはり特攻のことを知って観るのと知らないで観るのとでは全然違うと思

  • 「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」汐見夏衛

    あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。 (スターツ出版文庫)この本の存在を知ったとき、ついにタブーを犯してくれたなと複雑な気持ちになった。現代の女子中学生が家出・野宿しているとなぜか1945年へタイムスリップ、そこで特攻隊員と恋に落ちるなんて物語を書くとは不謹慎

  • 「特攻隊員語録 祖国に殉じた若者たちの真情」北影雄幸

    特攻隊員語録―祖国に殉じた若者たちの真情隊員一人ひとりの言葉が美しい。すでにすべてを冷諦してもはや神の領域に到達している。でも、中には涙が出たことを正直に綴っている人もいる。親より先に、しかも自分の意思で旅立つ彼らにとって、「元気で征きます」と書き遺すこ

  • 「特攻基地知覧始末記 特攻隊員異聞」佐藤早苗

    特攻基地知覧始末記―特攻隊員異聞 (光人社NF文庫)前から3分の2くらいはよく知られる知覧から出撃した隊員たちのエピソード、後半は戦後の日本がたどった道と、このままでいいのか日本、と訴えかけるような内容。個人的にはまだまだ知らなかった隊員たちのエピソードがあるこ

  • 「カミカゼの真実 特攻隊はテロではない。」須崎勝彌

    カミカゼの真実―特攻隊はテロではない。 (光人社NF文庫)著者は実際に海軍飛行予備学生だった人で、現場を見てよく知っているため、実にリアリティのあるエピソードを著してくれていると思う。9.11同時多発テロの航空機がビルに突入する様子が当時を彷彿とさせたことや、出撃

  • 「くちなしの花 ある戦歿学生の手記」宅嶋徳光

    くちなしの花―ある戦歿学生の手記 (光人社NF文庫)迫り来るそのときを前に、日々これほど冷静で自然の美しさや人への愛を失わず「正気」でいられた人はそうそういないのではないかと感嘆した。軍隊なんてものに、こういう人は最も似つかわしくないし向いてもいない。そしてお

  • 「陸軍特別攻撃隊の真実 只一筋に征く」ザ・メディアジョン

    陸軍特別攻撃隊の真実 只一筋に征く―愛するものを護るため、大空に飛び立った若者たちタイトル文字は、荒木くんが寄せ書きを頼まれた絹のハンカチに書いて西往寺に遺していった筆跡がそのまま使われている。あらためて、死を前にした17歳の書く字ではないと驚かされる。表紙

  • 燃ゆる大空

    またも陸軍省後援・検閲済の映画。「加藤隼戦闘隊」同様、少年飛行兵や市井の少年たちが憧れて観た映画であるらしい。「加藤隼戦闘隊」もそうだったが、デジタルリマスターしてあるのでとても80年以上前の映画とは思えない。当時の人たちと同じ映画を今も観られるなんて光栄

  • 荒井由実「ひこうき雲」

    病気で長く入院したのちに亡くなった実在の少女のことを書いた曲だと聞いたことがあるが、あらためて歌詞を見ると、特攻のシチュエーションとも驚くほど合致している。以前この曲を使った戦争(特攻)MADを観たときはさほどに思わなかったが、今は曲を聴いただけで泣ける。「

  • 「『同期の桜』は唄わせない」清武英利

    「同期の桜」は唄わせないどうしても私のレーダーが無意識のうちに荒木くん・千田くん・早川くん・高橋(要)くん・高橋(峯)くんの「子犬を抱いた少年兵」が表紙になっている本を探索する。本書には、苗村七郎が万世特攻平和祈念館を設立するまでが綴られている。ずっと苗村氏

  • 中田裕二「わが身ひとつ」

    普通に聴けばいわゆる不幸女子の歌であるし、中田裕二本人もそのつもりで書いたのだろうけれど、「あの頃の私には 選択肢など 無かったし 夢なんか見るものじゃなく」「誰が終わりまた次 彼が終わりまた次 繰り返し流されて わが身ひとつしかなくてさ 嘆いても 喚いても

  • 学徒出陣

    79年前の今日は、1943年に神宮外苑と台北で学徒出陣壮行会が行われた日。その前日である昨日、この陸軍省後援・検閲済というプロパガンダ映画を観た。画質は当然すこぶる悪いが、79年も前の映像がこうして残っていること自体が貴重であり、今後も語り継がれんことを切に願

  • 米津玄師「Lemon」

    この曲で作った戦争(特攻)MADを観たときは、ん? ちょっと違わないか? と思っていたが、歌詞をあらためて読むと、それと解釈できなくもない。冒頭の「夢ならばどれほどよかったでしょう」でもう泣けるが、「何をしていたの 何を見ていたの わたしの知らない横顔で どこ

  • 井上陽水「5月の別れ」

    陸海とも1945年の4月、5月の出撃機がハンパない数だったのもあって、たまにこの曲を思い出す。あらためて、「風の言葉に諭されながら 別れゆく二人が五月を歩く 木々の若葉は強がりだから 風の行く流れに逆らうばかり 鐘が鳴り花束が目の前で咲きほこり 残された青空が

  • 「ホタル帰る 特攻隊員と母トメと娘礼子」赤羽礼子・石井宏

    文庫 ホタル帰る 特攻隊員と母トメと娘礼子 (草思社文庫)トメさんの次女礼子さんの口述をまとめたもの。彼女たちと一面識もなかった人が数ある既刊本をリサーチして書いたものとは異なり、身内にしかわからない真実が書かれているため、信憑性が高く内容も濃い。すでに知っ

  • 「赤い白球」神家正成

    赤い白球 (双葉文庫)一言でいえば「やられた!」。野球好きでなおかつ特攻について勉強中である身としては、二重においしいもんを書かれてしまったと、文章を書く者として少なからず嫉妬を覚える。顔がうり二つで双方とも「龍」の字のつく名前を持つ二人が運命の出会いを果た

  • 竹内まりや「返信」

    久しぶりにこの曲を聴いて、なんかの映画の曲だったようなと記憶をたどるうち、「出口のない海」の主題歌だったことを思い出した。彷彿させるも何も、この映画のために書き下ろされた曲なのだから当たり前である。この映画を観た十数年前は、まだ水中特攻というものにピンと

  • 加藤隼戦闘隊

    加藤隼戦闘隊現在読んでいる特攻小説の中に、少飛を出て伍長になった主人公が観た映画として出てきたので探してみたら、運よくYouTubeにあった。1944(昭和19)年封切りの、陸軍省後援の国民映画(プロパガンダ映画)だが、撃墜王・加藤建夫中佐の人となりがよくわかる内容で

  • 「銀河鉄道の夜」宮沢賢治

    銀河鉄道の夜 (ポプラ社文庫―日本の名作文庫)読んだのは数年前だが、あらためて気づくことがあった。「ぼくはもうあのさそりのようにほんとうにみんなの幸せのためならば ぼくのからだなんか百ぺん灼いてもかまわない」「けれどもほんとうのさいわいはいったいなんだろう」

  • 「これだけは読んでおきたい特攻の本」北影雄幸

    これだけは読んでおきたい特攻の本これまでに出版されている特攻に関する好書・好編からの抜粋と、著者自身がその中の感銘を受けた部分について書いている、いわば特攻本の紹介のような本。すでに読んだもの、ぜひ読んでみたいと思わせるもの、読んでみたいけれど今や中古で

  • 郷ひろみ「美貌の都」

    中島みゆきのほうにしたかったが、適当な動画が見つからずヒロミゴーのほうで。「笑えよ ふりかえる男を 笑えよ 淋しがる女を 僕たちは 笑いながら 悲しむ つがいの嘘つき」「この国は 美貌の都 芝居ばかりが 明るい この国は 美貌の都 言葉ばかりが 明るい 振り向い

  • 三代目 J Soul Brothers「最後のサクラ」

    エイベ側で外部リンクによる視聴を禁じていて動画を貼り付けられないのが残念。「嘘ばかり重ねたから 僕はキミに もう 選ぶ嘘が残っていないよ」「会えない日を 数えるのが 多くなってた 会える日よりも 言い訳さえ しない僕に 背中を向けて 泣いてたね」「悲しみよりも

  • 槇原敬之「足音」

    確かオリンピック関連のイメージソングか何かだったので、やっと出場までたどりついたアスリートのことを歌っているのだと思うけれど、「自分の鼓動だけを ずっと聞いていた この静かな旅は もうすぐ終わる 愛を一つ胸に かかげて行こう ぼくらの行く先には 何もないから

  • 堀内孝雄「愛しき日々」「遥かな轍」

    いずれも作詞:小椋佳、作曲:堀内孝雄で、80年代半ばまで日テレ系で毎年放送されていた年末時代劇「白虎隊」「田原坂」の主題歌である。白虎隊の少年たちや西南戦争に青春を賭けた若者たちの短い命を歌ったものだけれど、歌詞を聴けばそのまま特攻隊員たちのそれにも通ずる

  • 「あゝ 祖国よ 恋人よ きけ わだつみのこえ 上原良司」著・上原良司 編・中島博昭

    [新装版]あゝ 祖国よ 恋人よ きけわだつみのこえ 上原良司古本を購入したがほぼ新品同様でストレスなく読めた。読書に充てる時間は多めだったつもりだが、読了までけっこう時間がかかった。それだけ、読みながら考え、考えながら読むという作業を要する内容だったのだと思う

  • 「特攻ー若者たちへの鎮魂歌(レクイエム)」神坂次郎

    特攻―若者たちへの鎮魂歌(レクイエム) (PHP文庫)個人的に特攻への関心は陸軍から入ったので海軍の事情には疎かったが、特攻に対する精神や覚悟といったものは陸軍の人たちとなんら変わらなかったことがわかって少し身近に思えた。読み始めてまず驚愕するのが、宅島徳光の手

  • 兵六餅とボンタンアメと安納芋キャラメル

    うますぎて追加注文。今回は各32粒(各8粒入✕4箱)3種のトリオ詰め合わせ。兵六餅とボンタンアメなら兵六餅のほうが好みかもしれない。もちろんボンタンアメも十分おいしいのだけど。安納芋キャラメルは初めて食べたけど、これもうまい。しかも芋だから腹持ちよし。8粒入を1

  • 「特攻の町・知覧」佐藤早苗

    特攻の町・知覧―最前線基地を彩った日本人の生と死 (光人社NF文庫)私が読んだのは単行本のほうだったが、一ヶ所だけあった変換ミスと思われる誤字が文庫版ではちゃんと修正されているといいなと思った。そこ以外は、さすが日本文芸大賞ノンフィクション賞受賞作品だけあって

  • 「特攻隊員の命の声が聞こえる」神坂次郎

    特攻隊員の命の声が聞こえる―戦争、人生、そしてわが祖国 (PHP文庫)字が大きくて読みやすかった。まずこの表紙がつらい。出撃のために飛行場へ向かう隊員たちがお世話になった人々や後に残る仲間たちに最後の敬礼、哀しいほどさっぱりとした笑顔である。しかし、著者の他の

  • 兵六餅とボンタンアメ

    先日の森永ミルクキャラメルに味をしめ、今度は同じく戦前より続くレトロ菓子、兵六餅とボンタンアメ。3年ぶりくらいに食したがうますぎて止まらない。セイカ食品は鹿児島の会社で、ボンタンアメの販売開始年は1924(大正13)年、なんと安部大尉の生まれ年である。兵六餅のほ

  • 和楽器バンド「なでしこ桜」

    そのまんまだが「なでしこ隊」を連想する。「儚く揺れる なでしこ桜 乱世で生まれた花よ 紅く染められ 今、よみがえる あの日のにほひ 夜に開く花ビラ 忘れることなかれ」彼女たちはまさしく乱世で生まれた花だったと思う。

  • クミコ「INORI ~祈り~」

    実際は特攻ではなく、「原爆の子の像」のモデルになった佐々木禎子さんのことを歌った曲だが、「愛する人たちのやさしさ 見るものすべて愛しかった もう少しだけでいいから 皆のそばにいさせて下さい」「泣いて泣いて泣き疲れて 怖くて怖くて震えてた 祈り祈り祈り続けて

  • Lil' Fang「人形の家」

    オリジナルのミコのほうでもよかったのだが、「♪わたしはー はなたにー」に違和感を覚えるので、カバーのほうで。表向きは、男に捨てられた女という設定の歌詞になっているが、実は戦時中ずっと政府や軍を信じてきた国民が、敗戦と同時にそれらに裏切られ見捨てられたことを

  • 森永ミルクキャラメル

    安部少尉が黒島に投下していったという森永のキャラメルをものすごく久しぶりに食す。不朽の旨さ。時空を超えて共通の味を堪能する。

  • 「今日われ生きてあり」神坂次郎

    今日われ生きてあり :知覧特別攻撃隊員たちの軌跡 (新潮文庫)まず、著者の神坂次郎氏が今月6日にご逝去されたばかりとのこと、心よりお悔やみ申し上げる。まったく、本当にひとつひとつのエピソードに涙が出た。正直、穴澤少尉の智恵子さんへの手紙だけはあまりにも有名すぎ

  • THE RAMPAGE from EXILE TRIBE「SWAG & PRIDE」

    どうしても「HiGH&LOW THE WORST」のイメージが強いが、歌詞をよく見ると全体的にそれっぽく思えてくる。「黒い曇り空 突き抜け 翼広げ 誰より自由に Fly away たとえ不器用で 美しく舞えなくとも 染め上げてゆく グレーゾーンはここには無い」「ぶつかり合い光る SWAG

  • 「ユキは十七歳 特攻で死んだ 子犬よさらば、愛しきいのち」毛利恒之

    ([も]5-1)ユキは十七歳 特攻で死んだ (ポプラ文庫)この有名な「子犬を抱いて微笑む少年兵」の写真を初めて見たのは、今から四半世紀近く前に買った特攻隊の本だった。「中央は荒木伍長。この2時間後に彼らは出撃していった」という衝撃的なキャプションとともに強烈な印象を

  • あゝ花の特攻隊

    花の特攻隊 あゝ戦友よ杉良太郎がどう見ても学徒出陣で入隊した若者に見えないのが残念だったが、陸軍との違いはもちろんのこと、桜花特攻の残酷さをも知ることになり、想像以上に衝撃的だった。やはり男子にとって母親の存在は女子のそれよりはるかに大きく特別であると見

  • MOTHER マザー ~特攻の母 鳥濱トメ物語~ ダイジェスト

    英語の解説字幕が邪魔だが、たとえダイジェストでもこれが観られるのはありがたいと思った。これに限ったことではないが、ボキャブラリーが豊富な日本語は、外国語に訳そうとするとどうしても薄っぺらくなってしまい、ちゃんと細かいニュアンスが表現できないのをすごく残念

  • 「特攻隊に捧ぐ」坂口安吾

    坂口安吾がこんな随筆を書いていたとは、しかも青空文庫で無料で読めるとは、と二重にありがたく早速読む。短い随筆ながら、特攻に関して実に簡潔かつ的確な意見を述べている。特に、死にたくないと思うのは当たり前であり、生に対する本能と殉国の情熱とのせめぎ合いの中で

  • 池上彰の戦争を考えるSP(2017)

    中国語字幕が邪魔なのと、番組の後半しかアップされていないのが残念だったが、ちょうど安部正也少尉の黒島のエピソードが紹介されていて、つい見入ってしまった。すでに本で読んで内容は知っていたものの、映像もまじえてあらためて観ると、よりリアルでまた涙が出てきた。

  • 「二度戦死した特攻兵 安部正也少尉」福島昂

    二度戦死した特攻兵 安部正也少尉三日ほどかけて読了。まるで映画でも観ているように、脳裏に映像がはっきりと浮かび涙が止まらなかった。幼少時より生母と離れて暮らしてきたからか、「母」という存在への思慕が強く、私個人的には少々マザコン気味な印象を受けたが、一方で

  • 三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBE「S.A.K.U.R.A.」

    MVは侍をイメージして作られているが、昭和の侍とも言うべき特攻隊にも共通する。桜をテーマにした曲のほとんどはそう聴こえるのかもしれないが、歌詞の端々にその匂いがする。決め手は紫電一閃という言葉だ。

  • 三代目 J Soul Brothers「STORM RIDERS feat. SLASH」

    「見下ろすより見上げるが威風堂々 攻め勝ち取る未来 空を斬り走れ疾風迅雷 蒼の魂」という詞がいかにも葉隠的であり、特攻的である。「二言はない」「起こせ上昇気流」という言葉も。

  • 島みやえい子「奈落の花」

    正直、曲に対する個人的なイメージを壊されるためこの手のアニメーションは不要なのだが、他に字幕付きのものが見当たらなかったのでやむなく。この歌詞はまさに、と言えるのではないだろうか。

  • 森山直太朗「さくら」

    今までずっとこの曲はよくある春のお別れソングのひとつに過ぎないと思っていたが、あらためて歌詞を見ると、またいつか会えるお別れではまず使われることのない言葉が多用されていることがわかって愕然とする。「今、咲き誇る 刹那に散りゆく運命と知って」「ただ舞い落ち

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