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  • 「どこ見る展」を観て──頭が混乱して、でも最後に少しスッキリした話

    国立西洋美術館で開催中の「どこ見る展」に行ってきました。タイトルからしてちょっと変わっているこの展覧会、いざ足を踏み入れてみると、やっぱり一筋縄ではいかない内容でした。正直に言うと、私にとっては、かなり難しかったです。というのも、特定の作家や様式、時代に焦点を絞っているわけではなく、ルネサンスから印象派までの作品が時代ごとに並んでいるものの、テーマとしては「とりとめもなく」並んでいる印象で、流れで理解するのが難しい構成だったからです。しかも今回の展示は、それぞれの作品に対して「どこを見れば面白いか」が明示されているスタイル。通常の美術展のようにテーマや時代背景の流れを追うのではなく、「この一点…

  • ミロ展(大回顧展)へ行ってきた

    上野の東京都美術館で開催中の「ミロ展」(大回顧展)へ行ってきた ジュアン・ミロは、ピカソ、ダリに並ぶ20世紀を代表するスペインの芸術家である。今回の展示は、彼の創作活動を網羅的に紹介する大回顧展であった。大回顧展ということで、作風の変化や時系列の説明など様々な切り口で感想をまとめることができるが、今回は激動の時代を不器用に乗り越え、それがむしろミロを進化させた遍歴であることに焦点を当ててみたい。■ 独自の世界観 — 詩的表現の確立巨匠ピカソやダリが時代の流れに乗りつつ自身のスタイルを確立していったのに対し、ミロはキュビズムや抽象画の影響を受けつつも、あくまで自身の詩的な表現を追求していった。彼…

  • トランプ政策の末路

    トランプ政権は「アメリカ第一」を掲げ、世界各国に対して強硬な関税政策を展開している。しかし、これは決して新しい政策ではない。アメリカは過去にも国内経済が危機に直面するたびに、他国を犠牲にして経済問題の解決を図ってきた。その代表例が 1930年代のブロック経済政策 と 1985年のプラザ合意 である。これらの歴史的な経済政策の結果を振り返ることで、現在のトランプ政策が導く結末を予測できるかもしれない。 ⭐️1930年代のブロック経済政策 — 貿易戦争の引き金1929年の世界恐慌後、アメリカは自国産業を守るために スムート・ホーリー関税法(1930年) を制定し、2万品目以上に高関税を課した。目的…

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