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はなちゃんのみそ汁 番外篇 https://hanamisosoup.com

妻は乳がんで他界。 残り少ない余命を覚悟して、幼い娘にみそ汁の作り方を教えました。あれから14年。 妻は家族に何を遺そうとしたのか。 その思いを娘に知ってほしくてブログを開設しました。 亡き妻と僕の“心の往復書簡”。

はなちゃんのパパです。音楽とお酒が好きです。毎年、妻の追悼コンサート「いのちのうた」を主催しています。最近、ウクレレを始めました。

hanamiso
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住所
福岡市
出身
宮若市
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2022/06/25

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  • しんどいときこそ、あえて笑う

    にぎやかな僧侶たち ここのところ、仕事やプライベートでトラブルが相次ぎ、むしゃくしゃする日々が続いている。そんな中、ウェイクボード仲間の2人の僧侶が遊びに来てくれた。 とびっきり新鮮なホルモンを手土産に。 結果的に陣中見舞いになった。 にぎやかな僧侶たち。彼らに学んだことは「しんどいときこそ、あえて笑う」。 不思議なもので、重苦しい場が、一気に明るくなる。ポジティブな行動が、ポジティブな心理を生むのである。 考えてみれば、命を取られるわけじゃない。 17年前に経験した死別の悲しみに比べれば、どうってことはないのだ。 あれやこれ。 まだ、いくつかの問題は抱えたままだが、 なんとかなるやろ。 彼ら…

  • ごはんがいくらでも食べられるパパの白菜漬け

    未来の食卓を想像しながら 幼い頃から慣れ親しんだ実家の白菜漬けが、なぜか無性に食べたくなった。 作り方を知りたくて、母に電話をした。 母は「白菜は、寒い時期に漬けた方がおいしいとよ。今は気温が高いからね」と言いながらも、教えてくれた。 半日、陰干し。 塩(白菜の重さの4%)を振る。 白菜の重さの2倍のおもしをする。 一晩寝かせ、水が上がってきたら下漬け完了。 白菜を軽く絞って、次は本漬け。 昆布と鷹の爪を白菜と一緒に漬けて、下漬けの半分の重さのおもしをする。 翌日、完成。 母の味には、まだ遠く及ばないけど、まあまあの出来。「ごはんが何杯でも食べられる」と、娘にも好評だった。 パパがこの世からい…

  • 家族に溶け込んできた娘の彼氏

    遺影に手を合わせた理由 実家の両親に会いに行くため、自宅を出発する直前だった。 玄関にいた娘の彼氏、寧守太(ねすた)が、何かを思い出したような表情で靴を脱ぎ、和室にある妻の祭壇に向かった。「急にどうした?」と尋ねてみたが、彼は何も答えなかった。 遅ればせながら、翌日、気づいた。 「母の日」だったから、妻の遺影に手を合わせてくれたのだ。 そういえば、実家の両親も、ねすたのことを「ねすたくん」と呼ぶようになった。 紹介して丸2年。ようやく、名前を覚えてくれた。ねすたが同行することを事前に伝えておくと、父は饒舌になり、母は張り切って料理を作ってくれる。 どちらかというと人見知りな性格だったが、最近、…

  • プレゼントの服選びは娘に任せておけば間違いない

    母の日 最近、何かと理由をつけて、宮若市の実家に帰るようにしている。 5月11日は「母の日」。 娘と娘の彼氏寧守太(ねすた)を連れて、高齢の両親に会いに行った。 母へのプレゼントは、春ものの衣服。 実家に向かう途中、国道3号線沿いのユニクロに入った。 87歳の母に似合う服があるのか多少心配だったが、「大丈夫。私に任せて」と娘。 娘は学生時代、衣料品の店舗でアルバイトをしていたため、誰がどんな服を着れば似合うのかを瞬時に判断できる。誰に似たのか、センスがいい。妻でないことだけは明白だが。 娘が選んだ服は、薄手の黄色いカーディガンとナチュラルのクルーネックTシャツ。 確かに、これなら母にも似合いそ…

  • 妻の胸の傷を見た娘の反応

    入浴中の母娘の会話 娘が、7月に受診する健康診断の申込書を見せてくれた。 オプションの乳がん検査にもチェックが入っていた。 「ちゃんとわかってる」ということを伝えたかったのだろう。 僕は「いいことだね」と返事をした。 妻が乳がんと診断されたのは、結婚前。25歳のときだった。 今、娘は21歳。がん検診は決して早すぎることはない。 その申込書を見て、幼い娘が妻の胸の傷を見たときの反応を思い出した。 おっぱい星人(2008年4月23日) 年長になった途端に、ムスメの就寝開始時間が1時間以上も早まっています。 園から帰宅後すぐに、自分で明日の準備に取りかかる。 夜6時半すぎ~7時にかけてくらいから、目…

  • 頑張った娘の彼氏にご褒美

    イチゴ大福 娘の彼氏、寧守太(ねすた)が、5泊6日の沖縄遠征から戻ってきた。 大学のサッカー大会。ねすたにとっては、学生生活最後の公式戦だった。 残念ながら、2回戦で敗退したそうだが、1回戦の久留米大との試合ではゴールも決めた。 勉強にアルバイトに部活。 よく頑張った。 ご褒美は、パパの手作り和菓子。 ねすたは甘党。 甘党ではない娘も、イチゴ大福は大好き。 「パパすごい。これ、カフェで出せるやん」と高評価。 ママも食べり。 うまかやろ。 波里 和楽 生クリームいちご大福 6個入 ギフト アイス 波里 Amazon 【ふるさと納税】博多あまおうまるごと苺大福セット 2種 合計9個 あまおう いち…

  • 今も昔も娘の喜ぶ顔が明日への原動力

    手作りコロッケ 娘の「あの顔」が見たくなって、久しぶりにコロッケを作った。 はな10歳。パパの手作りコロッケに大喜び(2013年9月8日) コロッケは手間がかかる。 ゆでたジャガイモをつぶし。 (ワインを飲みながら)ひき肉を炒め。 (ワインを飲みながら)ジャガイモとひき肉を混ぜ合わせ。 (ワインを飲みながら)丸めて。 出来上がったころには、酔っ払い。 たくさん食べてくれた。 娘の喜ぶ顔も見ることができた。 元気が出た。 これまでも、ずっとそうだった。 ありがとう。明日も頑張ろう。 北海道産 訳あり じゃがいも 10kg (品種・サイズお任せ) ジャガイモ 馬鈴薯 野菜 秋野菜 ご家庭用 北海道…

  • 妻は死ぬまでロックな生き方を貫いた

    コンサートでの鉄板ネタ 声楽家だった亡き妻が、コンサートのときのMCで多用していたフレーズがある。 わたくしは、 写真撮影は2000円です。 握手が900円。 ハグが500円。 キスが300円。 と、なっております。 自分のブログにも顔を載せてないので、ご理解いただけているかとは思いますが、 見るに耐えない姿ですので、正面からの写真は、ぜひともご遠慮ください。 もちろん、会場は大爆笑。 妻の鉄板ネタだったが、実はこれ、綾小路きみまろさんのパクリである。 完治が厳しくなり、がんとの共存に切り替えた時期には、 きみまろさんのこんな言葉をよく引用していた。 「私の希望は、現状維持。それが一番。 欲を…

  • 親がうれしい娘への贈り物

    まとまらない家族会議 もうすぐ「母の日」。実家の母に何を贈ろうか、と考えていたところ、 亡き妻が娘の誕生日プレゼントについて書いたブログのことを思い出した。 以下、そのときの家族会議の内容。 アホな夫婦のアホな会話をお楽しみください。 誕生日の贈り物うんぬん(2008年2月20日) というわけで、ムスメに送るプレゼントは、基本的に「お誕生日おめでとう」の言葉以外は、ないのですが。昨日、私のははから、 「欲しがっていた、うさはなちゃんのランドセルが、岩田屋価格より半額になってたから思わず買っちゃったわ~~よかったかしらあ?」 とメールが入りました。 「え。そーなの? もう買っちゃったんでしょ。じ…

  • 亡き妻にセカンドプロポーズ

    手作りの指輪 妻がどこかで紛失したとばかり思っていた。 あれは25年前。 僕が彼女の誕生日にプレゼントした手作りの指輪が出てきたのだ。 2000年1月27日、仕事を終えた僕は、取材で知り合った鋳金作家の工房に向かった。彼の指導で銀粘土をリング状に成形し、窯で焼成。焼き上がった銀の指輪を徹夜で研磨した。翌日、25歳になった彼女にピカピカに磨き上げた指輪を手渡し、僕は「結婚してほしい」と伝えた。 妻が他界した後、その指輪は、どこを探しても見当たらなかった。 先日、自宅マンションのリフォームの際、靴箱の中を雑巾で拭いているときだった。 奥の方に、妻が好きだった紅茶のケースがあった。 ふたを開けると、…

  • 菓子をもらうときは家族の人数多めに申告する娘

    反射神経の良さ 地元の食品製造販売会社に就職したばかりの娘。連日、新入社員教育を兼ねた現場の仕事に励んでいる。「覚えることばかりで、頭の中がパンパン。まったく余裕がない」と言いながらも、表情は生き生きとしている。仕事にやりがいを感じ、上司や同僚たちとの関係も良好なのだろう。 先日、娘がパートの女性から菓子をもらって帰ってきた。 「はなちゃん、塩豆大福あげるね。家族は何人?」と尋ねられ、すかさず「3人です」と答えたらしい。正確には、娘とパパの2人家族。もう1人は、亡きママのことだったのか。それとも、娘の彼氏だったのか。いずれにせよ、相手の質問にパッと答える反射神経の良さと的確な判断力をほめてあげ…

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