メンタルヘルス・心理学・精神疾患や障がいについて。また、それらを抱える人のキャリアや対人関係など、社会への関わりについて
自己愛は誰にもあるもので、自己愛自体は悪いものではありません。 健全な自己愛はその人に安定した認知と情緒を持たせ、健全な人間関係を構築させます。 しかし巷で「自己愛が強い」と形容される人間の多くは認知を歪ませ、人間関係にトラブルを起こし、肥大した自己愛をもっています。 自己愛性パーソナリティ障害患者のようなわかりやすい人もいれば、「自己愛が強い傾向にある、あくまでそういった気質がある」程度の人もいます。 自己愛が強いと言う表現より自己愛が歪んでいる、自己愛が肥大していると言った方が適切かもしれません。 わかりやすくここでは「自己愛が強い」と表現します。 自己愛性パーソナリティ障害については、ネ…
生きづらさを抱える人の中には、認知の歪みを抱えている場合が多いのではないかと考えています。 しばしばネット上でも「認知の歪み」という言葉を見かけます。 自分に対して「認知が歪んでいるかも」と思うことや、人に対して「この人、認知が歪んでいて建設的な話ができない」と思ったことがある人もいるかもしれません。 説明されなくても、なんとなくニュアンス上ではわかるような気もしますが、改めて掘り下げて見ていくと奥が深いです。 認知の歪みは「認知障害」と表現されることもあります。障害なんて大袈裟だと感じるかもしれませんが、生活に危害が及ぶほど重度のものになると、自力での改善は難しくなるでしょう。 認知が歪んで…
誰かが誰かに対して悪口や批判を言っているのを聞いた時、「そっくりそのままこの人に当てはまるような気がする」と思うことはないでしょうか。 また殺伐とした人間関係の中で日々揉まれていると、悪口を言いたくなくてもつい人の嫌なところが目について、人に言いたくなることもあるかもしれません。 そんな時、「あの人のこと、自分と似ているから好きじゃないのかもな」と思うことはなかったでしょうか。 投影性同一視と投影の違い 投影性同一視とは 投影性同一視と自己愛性パーソナリティ障害 投影性同一視への対処法 投影性同一視と投影の違い 投影性同一視とは、「自分の中から追い出したい要素(感情)を相手の中に投影する」こと…
メサイアコンプレックスとは、自身の救われたさを他人を助けることで保つことです。「人を助けることで役に立つなら何が問題なのか?」と思うかもしれません。 メサイアコンプレックスのネーミングは、メシア(救世主)からきています。このメサイアコンプレックスで注意したいのが、その「助ける行為」が必ずしもその人のためにならない場合です。 また相手がその救済行為を望んでいない場合、感謝されるとも限りません。そうなってくると、メサイアコンプレックスを抱える本人は相応の感謝を得られなかったとして、腹を立てたり必要以上に感謝を求めたりします。 簡単に言えば、エゴからくる救済活動ですね。 このようなことが繰り返される…
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