今日、横浜では桜の満開宣言が出ました。この桜は木曜日に撮ったものですが、まだ五分咲きといった所でした。桜の花の咲く姿は良いですね。心も晴れやかになる気がします。4月上旬大和市内にて桜咲く・・・
ドクダミ[蕺草](ドクダミ科)道端や草むらでドクダミの花が目立つ季節です。白い苞が綺麗ですね。以前にも載せましたが、3個の雄しべと1個の雌しべがひとつの花の単位です。花序の下から咲き進む様子がわかりますね。花のアップです。細かすぎてよくわかりませんね。ドクダミは緩下作用、利尿作用、血圧降下作用の他にも殺菌作用もあって、蓄膿症や擦り傷、湿疹などにも用いられる薬草です。今、花盛り。収獲時でもあるようです。5月中旬横浜市内にて風景・自然ランキング花盛り・・・ドクダミ
ユウゲショウ[夕化粧](アカバナ科)道端でこの花を見る機会が多い季節となりました。その数は年々増えているようにも思えますが、見慣れた花になりますね。小さな花には、小さな訪問者がいました。一心不乱に蜜を舐めているのは、ミナミヒメヒラタアブでしょうか。カメラを向けても逃げるそぶりさえ見せません。初夏の日を浴びて忙しそうに動いていました。5月中旬横浜市内にて風景・自然ランキング花と虫と・・・
オカタツナミソウ[丘立浪草](シソ科)林の中を歩いていると、林床に青い花が咲いていることに気付きました。オカタツナミソウでしょうか。花序は短く、ほぼ同じ高さに集まって咲きます。花の向きも同じでないことも特徴です。茎などに下向きに生える毛が付きますが、それを確認しようとしたところ何やらおかしなものに気付きました。花筒の上に小さな芋虫がいたのです。小さな丸く黒いものが頭部で、反対側の尾部(?)と交互に動いて尺取虫の様に動いていました。この写真ではわかりませんが、あと3匹位はこの株の花についていました。何の幼虫ですかね。小さな世界で懸命に生きる姿を垣間見ることができたようです。5月中旬横浜市内にて風景・自然ランキング小さなもの・・・
ヤブデマリ[薮手毬](レンプクソウ科)関東以西の山野の谷沿いや川沿いに多く生える落葉小高木。葉は対生し、倒卵形~長楕円形で先は急に尖り、縁に鈍鋸歯があります。5~6月、花弁由来の装飾花をもつ散房花序をつけます。林縁の斜面でヤブデマリと出会いました。大きな装飾花が目立ちます。中央に小さな両性花があるはずですが、近づけなかったため咲いているのかどうかわかりません。よく見ると装飾花が落ちたあとも確認できるので、花の盛りは過ぎているのかもしれません。秋には赤く色付いた実を見ることができるでしょう。黒く熟した実は食せるようですが、試食したことはありません。このヤブデマリは近づけないので、試食するには他の所で探さないといけません。5月中旬横浜市内にて風景・自然ランキング花は咲いたか・・・
カラタネオガタマ[唐種招霊](モクレン科)中国南部原産の常緑小高木。江戸時代中期に渡来したといわれ、庭木や公園樹として植えられています。葉は互生し、楕円形~長楕円形。縁は全縁ですが少し波打ちます。5~6月、葉腋に花弁、萼片とも縁が紅色を帯びる淡黄色の花を咲かせます。この花は紅色ですが、園芸種のようです。公園の隅に植えられていました。以前にも載せましたが、花にはバナナのような強い芳香があります。径2cm程の小さい花ですが、匂いは存在感を示しています。ホウノキなどと違い、樹高も低いので花の香りも楽しめます。中国では、花を消化不良,腹部膨満,鼻炎などに用いる薬用植物でもあります。バナナの香り、試してみませんか・・・5月中旬横浜市内にて風景・自然ランキング小さな花でも・・・
モミジイチゴ[紅葉苺](バラ科)3月の終わり頃には花が咲いていたモミジイチゴも、美味しそうな実を付ける季節になりました。花を観察した所とは別の場所ですが、この辺りの林縁などでは普通に見られるのです。花の頃にはまだ小さかった葉も、しっかりと大きくなっています。葉の色はまだ淡く、爽やかな印象です。モミジイチゴの実は子供の頃から食べ慣れています。この日も一つだけ味見をしてしまいました。ヤマグワ[山桑](クワ科)モミジイチゴを味見した後、今度はヤマグワの実にも出会うことができました。この日はまだ赤い実が多く、黒く熟した実は少なかったです。そんな熟した実をほんのひとつ味見してみました。どちらの実も懐かしく、美味しくいただきました。ヤマグワやモミジイチゴの実を見ると梅雨が近づいてきたことを感じます。5月中旬横浜市内にて風景...味見の季節に・・・
エゴノキ[野茉莉](エゴノキ科)林縁ではエゴノキの白い花も咲いていました。でも、花期は終わりでしょうか。地面に白い花がたくさん落ちている様子も見ることができました。このエゴノキもまだ蕾はありますが、花の数は少なかったです。たくさん咲いていれば、甘い香りが漂っていたことでしょうね。その香りを楽しめなかったのは残念でした。5月中旬横浜市内にて風景・自然ランキング白い花、香り良き・・・
イボタノキ[水蝋木](モクセイ科)北海道~本州、四国、九州の山地や丘陵などに生える落葉低木。葉は対生し、卵状長楕円形で先は鈍頭です。縁は全縁で、裏面には毛が生えます。5~6月、枝先に総状花序を出し、白色の小さな花を多数咲かせます。花冠は筒状漏斗型で花筒の先端は4裂します。果実は秋に黒紫色に熟します。林縁でイボタノキが花を咲かし始めていました。まだ花冠が開いていないものも多く、暫くは花を楽しめそうです。幹や枝にイボタロウムシが寄生し、蝋を分泌します。これをイボタロウといい、家具の艶出しやロウソクなどに用います。虫が寄生した様子、見たいような見たくないような気持ちですが、機会があれば確認してみます。5月中旬横浜市内にて風景・自然ランキング白い花、咲き始めて・・・
ナルコユリ[鳴子百合](キジカクシ科)林縁でナルコユリと出会いました。8年前にこの場所で初めて見た時は花は終わりかけで、萎れた姿を見ていたのですが、ようやくナルコユリの花の咲く姿を見ることができました。たくさんぶら下がるように咲いています。この場所では、たくさんのナルコユリが花を付けていました。これほどナルコユリが生えていたとは気づきませんでした。やはり花が咲いていないと目立ちませんね。茎葉が枯れ落ちた頃に根茎を掘り採り、日干ししたものを「黄精(おうせい)」と言って、滋養強壮に用います。これも身近な薬草なのですね。5月中旬横浜市内にて風景・自然ランキング花咲く姿が・・・
ナワシロイチゴ[苗代苺](バラ科)北海道~本州、四国、九州、沖縄の道端や河原の土手、丘陵などの日当たりのよいところに生える落葉小低木。葉は3出複葉で互生し、小葉は卵形で円頭、縁に不規則な鋸歯があります。5~6月、枝先や葉腋から集散花序をつけ赤紫色の花を上向きにつけます。蕚片の背面は有毛で強い針があり、5枚の花弁は雄蕊を包んだまま広がりません。果実はキイチゴ状核果(集合核果)で、赤く熟します。道端でナワシロイチゴの花が咲いていました。右側の花が咲いている状態です。赤紫色の花弁は開きませんが、隙間が広く、花糸が見えますね。左の花は咲き終わっています。花弁が落ちて、萼片の反り返りもきつくなっています。こうして見ると花糸も花弁と同じような色をしているんですね。5月も半ばが過ぎ、ここ数日は爽やかな日が続いています。木々の...開かぬままに・・・
オオアマナ[大甘菜](キジカクシ科)4月の中頃から咲き始めたオオアマナの花。これはいつの間にかプランターに生えてきたものです。年々咲く花の数が増えています。このプランターとは別に、この写真の奥の方には地植えで花を咲かせているものがたくさんあります。20年以上前に植えたものが、倍以上に増えているのです。特に手入れもしていないのに、強い植物ですね。1年の内、ほとんど葉だけの姿ですが、こうして短い間、花の咲く姿を見るのが楽しいです。4月下旬横浜市内にて風景・自然ランキング白い花、咲いて・・・
ウワミズザクラ[上溝桜](バラ科)小さい花をブラシ状に咲かせるウワミズザクラ。いつも歩く林縁で観察しました。何度も歩いている所ですが、この花に気付いたのは初めてのことです。たくさんの花が咲いていましたが、樹高はそれほど高くなく、まだ若い株のようでした。このあと実を付ける様子も楽しみです。艶々と輝く様子も見てみたいですね。4月中旬横浜市内にて風景・自然ランキング白い花と若葉・・・
アケビ[木通](アケビ科)この日、林縁ではアケビの花がたくさん咲いていました。柔らかな葉の緑色も綺麗ですね。たくさんの雄花の中に、少し大きめの雌花がポツリポツリと咲いています。これだけの花が咲いていれば、秋に実を観察することはできるでしょうか。花を見ても実の姿を観察する機会は少ないです。久しぶりに果実の姿も見てみたいです。4月上旬横浜市内にて風景・自然ランキング花盛り・・・アケビ
ナツトウダイ[夏燈台](トウダイグサ科)林縁の草むらでナツトウダイが花を付けていました。茎先で対生する2個の葉の間から杯状花序を出し、三日月形の腺体が特徴ですね。夏と付きますが、夏を前にこうした姿を見ることができます。ここ最近、梅雨のような日々が続いていますが、5月らしいすっきりした青空を見たいですね。4月上旬横浜市内にて風景・自然ランキング夏と付く・・・
ツクバキンモンソウ[筑波金紋草](シソ科)関東以西の本州、四国の太平洋側の丘陵地の林内などに見られる多年草。茎は直立し、葉には疎らに鋸歯があり、葉脈は赤味を帯びます。日本海側で見られるニシキゴロモの変種で、花冠の上唇が約1㎜と短いのが特徴です。林床ではこんな花も咲いていました。先日載せたキランソウと同属ですが、キランソウより見る機会は少ないです。花が咲いていないと気が付かないかもしれませんが、足元で健気に花が咲く姿を見ると嬉しくなりますね。4月上旬横浜市内にて風景・自然ランキング足元で咲き・・・ツクバキンモンソウ
ウラシマソウ[浦島草](サトイモ科)林縁の草むらにウラシマソウが花を咲かせていました。細長い付属体が目立ちます。この付属体を浦島太郎の持つ釣竿に見立ててこの名が付いたそうですが、これで何かが釣れるのでしょうか。この辺りではマムシグサと共によく見かけますが、こちらは葉柄の基部から花茎が出ます。5月になり、花も終わってしまいましたね。4月上旬横浜市内にて風景・自然ランキング何が釣れたか・・・
キジムシロ[雉蓆](バラ科)山野に生える多年草。全体に粗い毛があり、根生葉は奇数羽状複葉で、5~9個の小葉からなります。4~5月、茎先に集散状に黄色い5弁花を咲かせます。道端で久しぶりにキジムシロの花と出会うことができました。先日載せたミツバツチグリには良く出会えますが、この花に出会うことは少ないのです。花も終わった今頃は、目立たぬ存在でしょうね。4月上旬横浜市内にて風景・自然ランキング黄色い花・・・キジムシロ
ヒトリシズカ[一人静](センリョウ科)ひと月ほど前に撮った花、ヒトリシズカも咲いていました。花被のない花、裸花というそうですが、いつ見ても不思議な形です。黄色い葯が花糸の付け根につく所も面白いですね。輪生しているように見える上部の葉は、2対が対生しているそうです。この若葉は山菜としても食されるようです。葉が開き切る前に咲く花、柔らかな感じのする姿です。花が終わると葉も開いて、色も濃くなり違う植物にも見えてしまいます。そろそろ実を付けている頃でしょうか。4月上旬横浜市内にて風景・自然ランキング柔らかな花・・・
ニリンソウ[二輪草](キンポウゲ科)林縁の斜面でニリンソウの花が咲き始めていました。ちょうどひと月前、今はもう花も終わって葉も姿を消す頃でしょうか。ニリンソウは、春の山菜。湯がいておひたしにしたり天ぷらにして食べるそうです。猛毒のあるトリカブトの葉と似ているため、誤食することも多いので注意も必要です。トリカブトとニリンソウは同じ所に生えていることもあるので、間違えて採ってしまうこともあるのでしょうね。4月上旬横浜市内にて風景・自然ランキングニリンソウ・・・
チゴユリ[稚児百合](イヌサフラン科)山野の林に生える多年草。葉は長さ4~7cmの長楕円形~楕円形で、互生します。4~6月、茎先に白色の花を1~2個咲かせます。果実は液果で、黒青色に熟します。中には1~6個の種子があります。花柱の先は3裂し反り返りますが、その様子がわかるでしょうか。俯くように咲く花は、中の様子を確認し辛いですね。ほぼ一か月前に咲いていた花、このあと果実の様子も見てみたいです。4月上旬横浜市内にて風景・自然ランキング俯いて咲き・・・
ショカツサイ[諸葛菜](アブラナ科)道端などに生える、中国原産の1年~越年草。茎は高さ20~80cm、根生葉と下部の葉は、柄があり羽状に深裂します。上部の葉は、長楕円形~卵形で無柄、基部は心形で茎を抱きます。3~5月、茎先に総状花序をつけ、紅紫色の4弁花を咲かせます。果実は長角果で、肥厚した4稜があり、種子が多数入ります。鑑賞用や油料用として導入されましたが、今では全国で見られるようになったそうです。この花も道端の草むらで群れて咲いていました。紫の花がたくさんあって見応えがあります。多くの種子を作るので、繁殖力が強いのですね。この花も以前より目にする機会が多くなったように思います。日本の気候があっているんですかね。今日から5月、雨が降り少し寒さも感じる1日でした。4月上旬横浜市内にて風景・自然ランキングムラサキな花・・・
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今日、横浜では桜の満開宣言が出ました。この桜は木曜日に撮ったものですが、まだ五分咲きといった所でした。桜の花の咲く姿は良いですね。心も晴れやかになる気がします。4月上旬大和市内にて桜咲く・・・
カタクリ[片栗](ユリ科)2年ぶりにこの花と出会うことができました。ここは保護されている所ですが、ポツリポツリと咲いています。自生している所もありますが、昨年は花を見つけることはできませんでした。もっと普通に見られるようになると良いのですが、難しいのでしょうかね。ミツマタ[三叉](ジンチョウゲ科)これは昨年と同じ所で撮ったミツマタの花です。随分前に、箱根の芦ノ湖の近くでミツマタの花の香りに魅せられた思い出があります。とても良い香りでしたが、ここでは香りを感じることができませんでした。サンシュユ[山茱萸](ミズキ科)サンシュユお花も春早く咲く花ですね。この花もいつも見ている所で撮ることができました。春黄金花、たくさん咲いていると見事です。スギナ(ツクシ)[杉菜(土筆)](トクサ科)足元にはツクシも出ていまし...春が来た・・・
フキ[蕗](キク科)探していたフキノトウ、一部傷んでいるのは、雪が降ったせいなのかもしれません。シナマンサク[支那満作](マンサク科)昨年も観察したシナマンサクの花、この時は咲き始めたばかりでした。もう咲き終わってしまいましたかね。オニシバリ[鬼縛り](ジンチョウゲ科)このオニシバリは、私が初めて出会った株です。雄株なので赤い実を見ることはできませんが、たくさんの花が咲いていました。同じ株の花に寄ってみました。オニシバリの花の香り、感じたことが無いのです。こちらは少し離れた所に生えている雌株です。奥の方に柱頭が見えますがわかるでしょうか。周囲の下草が刈られていましたが、オニシバリは生き残っていました。ノシラン[熨斗蘭](キジカクシ科)1月にも観察したノシランの実、紺色に色付いていましたがほとんど地面に...ひと月前の・・・
メジロ[目白](メジロ科)公園に植えられていた紅梅に、一羽のメジロがやってきました。枝をチョコチョコと飛び移りながら花の蜜を吸っているようです。時折周囲を気にするそぶりも見せますが、すぐにまた花の中に嘴を差し込みます。争う相手も折らず、思いのままに花をむさぼっているようです。自在に枝の上から花の蜜を狙います。思いがけず、後ろ姿を撮っていました。お尻の様子を撮ったことはないかもしれません。まだまだ蜜を吸い足りないようです。忙しく花の周りを巡る様子は可愛く微笑ましいですね。ソメイヨシノの開花、月初めの予想より遅れているようです。入学式に今年は間に合いそうですね。2月上旬大和市内にて独り占め・・・
カイツブリ[鳰](カイツブリ科)近所の川にもカイツブリが訪れていました。さかんに潜水を繰り返して、何か美味しいものを食べることができたのでしょうか。気になります。オカヨシガモ[丘葦鴨](カモ科)この川で、時々観察できるオカヨシガモ。4羽で仲良くしていると思ってみていたら、右上の1羽が他の3羽から仲間外れにされているように見えました。近づくと威嚇されるようで、少し離れて行動していました。カモの世界も色々と大変なのでしょうかね。イソシギ[磯鴫](シギ科)この日は、キセキレイを見に行ったのですが、ようやく出会えた1羽には警戒されて逃げられてしまい撮ることができませんでした。代わりという訳ではありませんが、護岸をチョコチョコと歩いていたイソシギを撮ってみました。カワウ[川鵜](ウ科)川下の方から、見事なv字飛行で...川べり散策・・・
ムクドリ[椋鳥](ムクドリ科)川沿いの道を歩いていると、一羽のムクドリが川べりに佇んでいました。立ち止まって見ると、川の中に入り水浴びを始めました。顔も川の中に突っ込んで、バシャバシャしています。何度か川の水に身体を入れて水浴びをしていましたが、表情が気持ち良さげに見えるのは気のせいでしょうか。このあと満足したのか、次に来たムクドリと入れ替るように去っていきました。2月上旬横浜市内にて風景・自然ランキングさっぱりした・・・
コサギ[小鷺](サギ科)川沿いの道を歩いていると、1羽のコサギが飛んできました。ここでは、餌を探すコサギの姿をよく見かけます。下流に向かって餌場を変えるのですかね。この少し前に、1羽のカワウが下流に向かって飛んでいきました。カワウから逃げ惑う魚たちを狙うコサギの姿もよく見かけます。このコサギもカワウを追って飛んでいたのかもしれませんね。何もかもブレブレの写真ですが、私にしては珍しくカメラにおさめることができたので載せてみました。2月上旬横浜市内にて風景・自然ランキング飛び去って・・・
ツグミ[鶫](ツグミ科)ホトケノザを撮り終えて、歩き始めようとすると、畑の方から2羽のツグミが飛び出してきました。私がカメラを構える前に、1羽はフェンスを越えて畑に戻っていきました。残った1羽がフェンスの隙間から畑に戻ろうとしてジャンプした所です。フェンス越しに覗いてみると、あとから戻ったツグミはまだ近くにいて、畑の隅を見つめています。私を警戒しているのでしょうかね。先に戻った1羽は、こちらに背を向け奥の方に飛び跳ねて去っていきました。縄張り争いでもしていたのでしょうか、2羽の距離感が気になります。2月上旬大和市内にて風景・自然ランキング畑での出会い・・・
ホトケノザ[仏の座](シソ科)日当たりの良い畑の脇で、ホトケノザが花を咲かせていました。道端の一画に少し群れて咲いています。ここには一足早く、春が訪れていたようです。でも、この日は薄曇りで陽射しが弱く、せっかくの花も少し寒々しく見えてしまいました。今日で2月も終わりですね。花粉症の症状が出てきました。2月上旬大和市内にて風景・自然ランキング花畑・・・
ムクノキ[椋木](アサ科)道端のムクノキに、まだ実が残っていました。秋に熟す実は、鳥たちにも大人気です。たくさん熟した実を鳥たちは食べきれなかったのでしょうか。よく見るとまだ青い実がいくつか残っています。表面は干からび始めていて、熟すことなく終わってしまうのでしょうかね。花は小さく目立ちませんが、実の方は冬まで残って、その存在をアピールしています。暫くの間、コメント欄を閉じさせていただきます。2月上旬大和市内にて風景・自然ランキング食べ残し・・・
フクジュソウ[福寿草](キンポウゲ科)北海道~本州、四国、九州の日のよく差し込む落葉樹林の林床などに生える多年草。根茎は肥大し、下部の葉は鞘状で上部の葉は互生し羽状に細かく裂けます。2~4月、茎先に径3~4㎝の黄色花を咲かせます。萼片は数枚で、花弁は萼片より長く20~30枚。日が当たると花が開きます。全草に強心配糖体を含み、誤食すると嘔吐し、酷いと心臓麻痺を起こし、死亡することもあります。新芽をフキノトウと見間違えて、誤食する例があるそうです。畑の脇に咲いていたフクジュソウ、春を感じられます。この道の先には、畑の持ち主の家があるので、庭先に植えられているようなものなのでしょう。近くにフキは見当たらないようでしたが、こういう場所に植えてあると誤食することもあるかもしれませんね。2月上旬横浜市内にて風景・自然...春を感じて・・・
武相境の道に近いこの丘は、子供の頃から訪れている所です。右手に見える大山に右の裾野を隠された富士山は、幼い頃から見慣れている姿なのです。この日は良く晴れていて、丹沢の山々も綺麗に見ることができました。この写真を撮っていたら、年配のご夫婦が近づいてきて「何がいるのですか」と聞かれました。私の前にはススキ野原が広がっていて、野鳥を撮っていると思ったようです。「富士山を撮っていたのです」と答えてその場を離れたのですが、しばらくしてから近くの林の中で、そのご夫婦と再会しました。カメラを三脚に据えて、上の方を見上げるように立っています。邪魔をしないように静かに後ろを通り過ぎ、ご夫婦の視線の先を見上げてみました。そこには1月も終わるというのに、柿の実がまだ残っていたのです。鳥が突いたのでしょうか、食べかけの様に見える...冬の空・・・
シジュウカラ[四十雀](シジュウカラ科)ホオジロと出会った所には、シジュウカラの群れもいたようです。時折聞こえる鳴き声が心地よいです。枯草の中から飛び出してきたシジュウカラ、小枝にとまって何かを探しています。小枝に付いている虫でも探していたのでしょうか。何かをくわえる所でも撮ろうと思ったのですが、その瞬間は訪れませんでした。何を狙っていたかわかりませんが、この季節は餌を探すのもひと苦労でしょうね。生きていくのは大変です。1月下旬横浜市内にて風景・自然ランキング何を狙って・・・
ホオジロ[頬白](ホオジロ科)ススキの生える林縁を歩いていると、枯草の中から一羽の鳥が飛び出して近くの枝にとまりました。これはホオジロですかね。身を乗り出して、こちらを気にしているようにも見えますが、やはり警戒されているのでしょうね。春になれば、心地の良い囀りを聞くことができます。今年もまた、その姿を見ることができると良いのですが、思うようにいくかはホオジロ次第ですね。1月下旬横浜市内にて風景・自然ランキング気になる様子も・・・
ワルナスビ[悪茄子](ナス科)林縁の草むらで、干からび始めたワルナスビの実と出会いました。私がこのブログを始めた頃、ここにワルナスビは一つもありませんでした。数年前にワルナスビの姿を認めてから、一気にその勢力を広げたようで、それほど広くない所ですが、一面ワルナスビに覆われてしまいました。花の咲く姿は可愛いですが、枯れても残る刺が始末に負えません。果実も有毒なので、これを食べる鳥などもいないのでしょうかね。ワルナスビ、その名の通りの姿です。1月下旬横浜市内にて風景・自然ランキング埋め尽くして・・・
ノシラン[熨斗蘭](キジカクシ科)関東以西の本州~四国、九州の沿海地の林内などに生える多年草。葉は常緑で厚く光沢があり、先は鋭頭~先鋭頭になり縁はほぼ平滑でわずかにざらつきます。7~9月、25~75cmの花茎を伸ばし、白色~淡紫色の花を総状に多数咲かせます。種子は楕円形で、濃青色となります。ノシランの花茎は扁平で2稜があるために倒れやすく、このように地面に倒れている姿をよく見かけます。庭園などに植えられることも多く、ここのノシランも自生ではなく、それが逸出したものだと思われます。この場所は、キチジョウソウが自生している所です。赤い実の生る様子を見に行ったら、大きなノシランの株があったのです。ひとつの花茎だけで、これだけ多くの種子を付けるノシラン、キチジョウソウとの違いがはっきりと分かります。ここでもその勢...多数派は・・・
トキリマメ[吐切豆](マメ科)林縁の草藪で、トキリマメを見つけました。葉はすっかり枯れ落ちて、赤い果皮も色褪せてカラカラに乾いています。でも、小さな黒い種子はまだ艶々していました。冬でも残っているトキリマメは、小さ過ぎて鳥たちの餌にはならないのでしょうか。それとも地面に落ちたあと、啄まれる運命なのでしょうか。今年は久しぶりに、花の咲く姿も撮ってみたいです。今日は、昼頃から降り始めた雪が、今も降り続き積もっています。先ほどまで雷もなっていました。ニュースで横浜では4㎝の積雪と言っていましたが、我が家の辺りはその倍くらいは積もっています。雪国の方々からすれば、積もっているうちにはいらないでしょうが、こちらでは大変な騒ぎです。明日の朝、電車が動いているか心配です。早く寝て、早起きをしないといけません。1月下旬横...枯れ残り・・・
モズ[百舌](モズ科)梅林を歩いていると、私の少し前方の地面から一羽の鳥が旅立って、少し離れたウメの枝にとまりました。これはモズですね。地面に降りて餌を探していたのでしょうかね。身体は向こうを向いていますが、顔だけこちらに向けています。警戒しているのでしょうか。もう一歩近づきたくても、その距離を縮めることができません。野鳥と仲良くなりたくても、向こうはそう思っていないのでしょうね。残念です。今日は立春、暦の上では春ですが、今日は寒い一日です。明日から明後日にかけて、この辺りでも雪が積もる予報です。1月下旬横浜市内にて風景・自然ランキング警戒中か・・・
カイツブリ[鳰](カイツブリ科)先日、マガモの雌が一羽だけいた池で、この日はカイツブリと出会うことができました。良く晴れていて、水面が輝いて見えます。これはカイツブリが、水中へ潜ろうとしている所です。逆光でよくわかりませんね。浮いてくるのを待って撮った一枚です。波紋の中央から浮かび上がってきたところです。私の目では、カイツブリだとしっかりと確認できましたが、これまた逆光でよくわからない写真となってしまいました。潜水して、何か獲物を捕らえられたのでしょうかね。お腹を満たすほどの生き物たちがいるのか気になります。1月下旬横浜市内にて風景・自然ランキング潜って、浮いて・・・
キンクロハジロ[金黒羽白](カモ科)人のいない池の畔に近づくと、奥からキンクロハジロの群れが向かってきました。この日は寒く、私とキンクロハジロの間の水面は凍っています。私の方には近づくことができません。横を見ると、いつの間にかキンクロハジロの向かう正面に人が立っていました。私ではなく、餌を求めて彼らはその方に向かっていたのです。この集団が横切った後、後ろの方のキンクロハジロたちは飛び立って、我先にと私の左方にいる人を目指します。着水する姿を撮りたかったのですが、うまく撮ることができませんでした。結局、キンクロハジロたちの思いは空振りでした。その方もただ写真を撮っていただけなのでした。1月下旬横浜市内にて風景・自然ランキング凍てついて・・・
ホタルカズラ[蛍葛](ムラサキ科)久しぶりにホタルカズラの花を見ることができました。ここはよく歩く所ですが、ホタルカズラの花があったことに気付きませんでした。この冬に下草刈りをした所なので、この花も目立つことができたのでしょうかね。こちらは少し離れた所で咲いていたホタルカズラです。この場所は以前から観察している所ですが、一時期よりもホタルカズラの株が減ったように思えました。前日に降った雨の影響か、花が傷んでいます。ピントも甘々ですね。横浜は今日、5月中旬の陽気だったそうです。ハイキングにでも行きたい気分でした。4月中旬横浜市内にて風景・自然ランキング爽やかな・・・
ギンラン[銀蘭](ラン科)林床ではギンランの花も咲いていました。いくつか固まって生えていて、小さな白い花をそれぞれ咲かせています。昨日載せたキンランよりも小さな株で、花の大きさからも控えめな印象でした。この花を見つけた時、一瞬クゲヌマランかと思いました。近づいて花を見ると距の姿を確認できたのでギンランと判断しました。クゲヌマランにも出会ってみたいものです。このすぐ近くには、イチヤクソウも生えていたのですが、今は笹薮の様になってしまい、この日確認できたのはひと株だけでした。適度に人の手が入らないと、林が荒れて姿を消す植物もあるのですね。4月中旬横浜市内にて風景・自然ランキング金があれば・・・
キンラン[金蘭](ラン科)林床では、キンランの花も見ることができました。この日は、花を付けた株も多くありましたが、まだ蕾のままのものもありました。近所の林で見られることは嬉しいことです。以前よりもその数が増えたように思いますが、笹が進出してきて、姿が消えてしまった所もありました。今月いっぱいは花を楽しむことができるでしょう。初夏の訪れを告げてくれる花ですね。4月中旬横浜市内にて風景・自然ランキング金色の花・・・
アマドコロ[甘野老](キジカクシ科)林縁の斜面では、アマドコロが花を咲かさえていました。この場所は、毎年アマドコロが固まって生えている所です。ざっと見ただけでも10株はありました。葉腋から花柄をだし、花を2個ずつ付けています。茎の上部の花はまだ開いていませんね。以前にも載せましたが、アマドコロは下から花を咲かせていくようです。昨日載せたホウチャクソウの花に似ていますが、アマドコロの茎は枝分かれしません。アマドコロの根茎を掘り取り、乾燥させたものを「玉竹(ぎょくちく)」と言って、滋養強壮などに用います。これも生薬として用いられていたのですね。花は何度も見ていますが、実の生る様子を見たことがありません。今年はその様子も観察したいです。4月中旬横浜市内にて風景・自然ランキング花盛り・・・
ホウチャクソウ[宝鐸草](イヌサフラン科)林床では、この花が季節を迎えていました。ホウチャクソウ、この辺りでは最も普通に見られる花でしょう。足の踏み場もないほど広がって、たくさんの花を咲かせます。茎は年数を経る毎に2分枝を繰り返し生長していきます。時々、ホウチャクソウとは思えないほどの大きな株を見ることがあります。久しぶりに、花の中の様子を撮ってみました。柱頭が3裂する雌蕊の周りを6個の雄蕊が囲みます。その様子がわかるでしょうか。よく見ると葯が縦に裂けて、中から黄色い花粉が出てきています。この花も受粉して球形の実を付けることができるでしょうか。実の生る様子も観察してみます。4月中旬横浜市内にて風景・自然ランキング風では鳴らずに・・・
ミズキ[水木](ミズキ科)サクラも終わり、美しい若葉の緑の間には、真っ白なミズキの花が咲き始めました。展開しきった葉は、少し緑が濃くなってきたのかもしれません。ミズキの葉脈は、弧を描くように長く伸び、縁に沿うように流れます。その様子がわかるでしょうか。枝先に散房花序を多数付け、小さな白色の4弁花を咲かせます。この日は、花がまだ咲き始めたばかりで、花が開いていない蕾だけの花序もたくさんありました。若葉の緑が美しい林の中で、真っ白なミズキの花がたくさん咲く姿を毎年楽しみにしています。木々が切られて宅地が広がり、そうした光景を見る機会が少なくなってきたことは、寂しい限りです。4月中旬横浜市内にて風景・自然ランキング爽やかな季節・・・
アシブトハナアブ[脚太花虻](ハナアブ科)仕事仲間と野外活動中のひとコマです。おそらくアシブトハナアブだと思いますが、揃いの黄色いウインドブレーカーの腕で、交接を始めたのです。私がカメラを向けても、気にせずに繋がったままです。陽の光を浴びた黄色い袖を、花畑と間違えたのですかね。都市部でも普通に見られる種のようですが、人との距離感の近さを感じてしまいます。小さな生き物との触れ合いも大切ですね。4月上旬横浜市内にて風景・自然ランキング花畑ではなく・・・
ノジスミレ[野路菫](スミレ科)道端の草むらで、スミレの花が咲いていました。この写真ではわかり辛いですが、葉は長披針形で縁は波打っていました。葉柄には翼が無く、花の側弁に毛も無かったので、ノジスミレのように思いました。スミレの仲間の同定は、私には難しくて自信はありません。10日ほど前の写真です。また来年、ここで咲いていたら再確認してみます。今日は初夏を思わせる気温でした。半袖でも過ごせる様な気温です。まだ4月ですけど、調子が狂います。4月上旬横浜市内にて風景・自然ランキングノジスミレ・・・
ワニグチソウ[鰐口草](キジカクシ科)林の中で、ワニグチソウと出会いました。この場所は、よく歩く所ですが、ワニグチソウに出会ったのは初めてです。少しまとまって生えていて、初めはホウチャクソウかと思ったのですが、葉の形や印象が違います。しゃがみ込んで確認すると、特徴のある苞の姿を見ることができました。この時は、あと少しで花の咲く所でしたが、もう花は咲いていることでしょう。既に咲き終わっているかもしれません。花に出会えなくても、実の姿は見てみたいです。4月上旬横浜市内にて風景・自然ランキング新たな出会いも・・・
ヒトリシズカ[一人静](センリョウ科)林の中で、ヒトリシズカの花と出会うことができました。今年は桜をはじめ、いろいろな花が早く咲いている印象ですが、この花も例外ではなかったでしょう。花と出会うのも諦めていましたが、辛うじて出会うことができました。でも、花糸は半分ほどしか残っていなくて、黄色い葯の姿も確認できません。葉も平開に近く、花が終わる直前の姿のようです。綺麗な花を見るには、また一年花を待たなくてはなりませんね。4月上旬横浜市内にて風景・自然ランキング花も終わりで・・・
サルトリイバラ[猿捕り茨](サルトリイバラ科)久しぶりにサルトリイバラの花を見ることができました。これは雄花ですね。雌雄異株のサルトリイバラですが、この日は雌花を撮ることができませんでした。花の咲く季節に出掛ける機会が少ないのです。別の所で、萎れている実を付けたサルトリイバラも見たのですが、花はまだ咲いていませんでした。雌雄揃って花を見たかったのですが、この花も今年は終わりを迎えましたね。3月下旬横浜市内にて風景・自然ランキング雄花だけでも・・・
ミツバツチグリ[三葉土栗](バラ科)林縁の土手でミツバツチグリの花が咲いていました。この日はまだ咲き始めで、蕾の姿の方が多かったです。匍匐枝を出して増えるので、まとまって生えている姿をよく見かけます。よく似たキジムシロは出会う機会が少ないです。どちらの花も揃って撮りたいと思いますが、そろそろこの花たちも終わりの季節ですかね。3月下旬横浜市内にて風景・自然ランキング春に咲く・・・ミツバツチグリ
マルバスミレ[丸葉菫](スミレ科)日当たりの良い林縁の斜面に、マルバスミレの花が咲いていました。タチツボスミレ程の数はありませんが、このスミレも出会う機会は多いです。でも、この場所で出会ったことは記憶にありません。まだまだ観察が足りないようです。そろそろスミレの季節も終わりですかね。この林もサクラが終わり、ミズキの花がそろそろ咲くことでしょう。3月下旬横浜市内にて風景・自然ランキング春の花・・・マルバスミレ
アケビ[木通](アケビ科)林縁では、アケビの花も見ることができました。昨日載せたミツバアケビの花と比べると、花の付き方が少し違います。花色も白っぽいですね。こちらは雌花です。ミツバアケビの雌花と似ていますね。こちらは雄花です。萼片が白っぽく、花の数も少なめです。この辺りでは、アケビの方が目にする機会は多いので、こちらの花の方が見慣れた感じになります。アケビの葉は、小葉は5枚で縁は全縁です。アケビとミツバアケビの自然雑種にゴヨウアケビがありますが、こちらは小葉が5枚で縁が波打ちます。花はミツバアケビの花に似ていますが、果実は生りません。アケビの果実、しばらく食べたことがありません。見るだけではなく、久しぶりに試食もしてみたいですね。3月下旬横浜市内にて風景・自然ランキング雌雄一緒に・・・アケビ
ミツバアケビ[三葉木通](アケビ科)林縁では、ミツバアケビの花が咲いていました。木々に絡まった蔓から垂れ下がるように花を付けています。幾つも咲いている花の中で、ひと際大きく目立つのが雌花です。花弁は無く、3個の萼片が花弁のように付いています。中には太めの雌蕊が4個あるのがわかりますかね。こちらは雄花です。やはり花弁は無く、小さな3個の萼片があります。雄蕊は6個ありますが、まだ花粉は出していないようです。花序の基部に雌花が付き、花序の先端に雄花が付く雌雄同種です。少ない雌花に、たくさんの雄花が群がるように咲いていますね。花は見ても果実の姿を見ることはたまにしかありません。さて、今年は見ることができるでしょうか。期待して待ちましょう。3月下旬横浜市内にて風景・自然ランキング雌雄一緒に・・・
キブシ[木五倍子](キブシ科)雌花雄花久しぶりに、キブシの花の咲く季節を歩くことができました。この辺りの林では、よく目にする木ですが、花や実が無いと私には判別し辛いものになります。雌雄異株のキブシに咲くそれぞれの花に出会うこともでき、大変満足できました。ご覧の様に、雌花序の方が短めで、花の数も少なめです。花柱が目立っていますね。雄花序は比較的長めで、花の数も多いです。雌蕊も確認できますが、黄色い葯を付けた雄蕊が多数確認できます。今はもう花は終わり、雌花から若い果実に移行する頃でしょうか。ブドウのように果実がぶら下がっているキブシの姿を探してみるのも楽しいでしょうね。3月下旬横浜市内にて風景・自然ランキング雌雄揃って・・・
ほんの10日前の姿です。ソメイヨシノやヤマザクラ、菜の花の後ろ側にはオオシマザクラも咲いていました。開花を待ちわびた桜の花々もあっという間に散ってしまいました。菜の花だけではなく、桜の枝にも実の姿を確認することができます。木々の新緑が芽吹き始め、既に初夏を思わせる姿に生っていますね。今年はいつも以上に季節の進み具合が早く感じます。過ぎゆく春、名残惜しいです。3月下旬横浜市内にて風景・自然ランキング過ぎゆく春・・・
ジロボウエンゴサク[次郎坊延胡索](ケシ科)林縁の草地で、ジロボウエンゴサクの花と出会いました。この場所で見たのは初めてです。夏になると草丈の高い草が色々と生えてきて、あまり足を踏み入れない所でした。この季節は、広場の様になっていて、歩きやすくなっていたのです。この日は、咲き始めたムラサキケマンを観察して、どこかにジロボウエンゴサクもないかと思って歩いていたのです。1週間ほど後にも、同じ所を歩いたのですが、花は既に終わり、辛うじて葉が残っているだけでした。春、ほんの一瞬だけ咲く花。出会いは貴重ですね。3月下旬横浜市内にて風景・自然ランキング春、ひと時の・・・
林から湧き出た小さな流れに、何か花でも咲いていないかと探していたら、ビロウドツリアブと出会いました。フワフワ飛んでいたのですが、カメラを構えたら落ち葉の上にとまりました。暫く待っていましたが、再び飛び立つ気配がありません。飛ぶ姿を撮るのを諦めて立ち去りました。撮り終わる直前、少し違和感を覚えたのですが、トリミングしてPC上で確認した所、ビロウドツリアブではなかったようです。特徴的な長い口吻が確認できません。身体も長い毛に覆われていませんね。ビロウドツリアブ[天鵞絨釣虻](ツリアブ科)こちらは別の日に、別の所で出会ったビロウドツリアブです。長い口吻が確認できますね。身体も長い毛で覆われています。春早く現れて、花の蜜を求めて飛び回りますが、ホバリングしながら飛ぶ様子は面白いですね。この日は飛んでいる姿を、どう...春と共に・・・
クサボケ[草木瓜](バラ科)林縁の斜面にクサボケの花が咲いていました。柔らかい若葉の緑の中で、鮮やかな花色ですね。子供の頃住んでいた家の向かいの斜面にもたくさんのクサボケがありました。これも春の訪れを告げてくれますね。果実を見る機会がまだありませんが、まだ青味のある夏の終わりごろに採取したものを湯通しして、輪切にして天日で乾燥させたものを「和木瓜(わもっか)」と呼び、滋養強壮、鎮咳去痰、利尿薬として用います。これも身近な薬草なのですね。今年は果実と出会うことができるでしょうか。探しに出掛けます。3月下旬横浜市内にて風景・自然ランキング若葉の緑と・・・