昨年の秋にセミモデルチェンジがあり、免振ベース部のグレードアップが施されております。遅くなってしまいましたが、カタログも一新しましたので是非ご覧ください。カタログ・ダウンロードは→こちらから株式会社薩摩島津ホームページ・リンク島津Model-1新カタログ
先日、藝大で開催された「蓄音機で聴くウラディミール・ホロヴィッツ」という企画で素晴らしい音楽を体感しました。(詳しくは→こちらから)当日は、ホロヴィッツを愛し、自らもピアニストである江口玲氏が、当時のホロヴィッツ専用チューニングのスタインウェイ(器体番号CD75実物)のデモ演奏を披露して下さり、その極上の響きを堪能しました。そして、ホロヴィッツは勿論ですが、江口節にもすっかり魅せられてしまいました。その江口氏の貴重なCDを入手しましたのでご紹介したいと思います。・NYSCLASSICSNYS-80619巨匠たちの伝説/江口玲(写真↑)※CD75を使用したカーネギーホールでの録音このピアノは響きが良く、濁りも無く、音色の表情も豊かです。江口氏の演奏については後述するとして、まずは、この音の心地よさ、豊かさに...音の芸術を後世に残す
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昨年の秋にセミモデルチェンジがあり、免振ベース部のグレードアップが施されております。遅くなってしまいましたが、カタログも一新しましたので是非ご覧ください。カタログ・ダウンロードは→こちらから株式会社薩摩島津ホームページ・リンク島津Model-1新カタログ
今日は演奏、録音共に優れた一枚をご紹介したいと思います。・NYS-15415ベートーベン三大ソナタ集江口玲(製作タカギクラヴィア(株))江口玲(あきら)氏は前回のアップでもご紹介しましたが、私の最近のイチオシのピアニストです。同氏は著名なピアノコンクールで入賞した等のいわゆる「分かり易い」有名人ではないのですが、ニューヨークタイムズ紙やレコ芸等にしばしば高い評価が掲載される知る人ぞ知るの実力派です。技術は一流でも音楽性は?な演奏家が多い中で、ホロヴィッツ以来の名ピアニストと言っても褒め過ぎではないと私は思っております。(ご本人もホロヴィッツが大好きとの事です)さてまずは、このピアノソナタの演奏についてです。私は芸術を言葉で表す事には長けておりませんが、例えてみれば豪華な洋食と言うよりは極上の懐石料理の様で...極上のCDアルバム
先日、藝大で開催された「蓄音機で聴くウラディミール・ホロヴィッツ」という企画で素晴らしい音楽を体感しました。(詳しくは→こちらから)当日は、ホロヴィッツを愛し、自らもピアニストである江口玲氏が、当時のホロヴィッツ専用チューニングのスタインウェイ(器体番号CD75実物)のデモ演奏を披露して下さり、その極上の響きを堪能しました。そして、ホロヴィッツは勿論ですが、江口節にもすっかり魅せられてしまいました。その江口氏の貴重なCDを入手しましたのでご紹介したいと思います。・NYSCLASSICSNYS-80619巨匠たちの伝説/江口玲(写真↑)※CD75を使用したカーネギーホールでの録音このピアノは響きが良く、濁りも無く、音色の表情も豊かです。江口氏の演奏については後述するとして、まずは、この音の心地よさ、豊かさに...音の芸術を後世に残す
おかげさまで高評価をいただいております、島津Model-1、島津Model-3の両機種ですが、来る2月3日(土)にオーディオユニオンお茶の水店にて人数限定の試聴会をご開催いただける事になりました。ご案内は→こちらからところで、特に島津Model-1はニアフィールドスピーカーでありますので、大部屋で沢山のお客様にお聴きいただくという本来の使用方法とは異なる状態でお聴きいただいてきた経緯があります。そこで今回は、ご購入を検討中のお客様に、実際にご家庭でお聴きいただく想定のセッティングで、本来の音質でご試聴いただくという趣向です。当然ながら、人数も一度に二名様迄という設定です。さて、販売店様としては、一度に大人数を集めて試聴会を実施する方が現実的で、これはやむを得ません。ところが一方、ご購入を検討中のお客様にお...一組限定試聴会の開催
明けましておめでとうございます。昨年は、本当に多くの皆様にご支援いただきました。この場を借りて厚く御礼申し上げます。去年の製品ラインナップは島津Model-1(6cmDSS)、島津Model-2(専用スタンド)の継続と、新製品の島津Model-3(10cmDSS)となっておりました。そして、今年の抱負を以下にご紹介させていただきます。◆10cmDSS振動板ユニットの更なる進化新たに、独自仕様の炭素繊維素材を振動板に導入しました。軽量化と分割振動の排除を推し進め、更なる高音質化を実現しております。試作もほぼ終了し(写真↑)、製品化段階に入りつつあります。10cmDSS振動板ユニットは、単なるフルレンジスピーカーである事にはとどまらず、音楽性の高い「メインレンジスピーカー」として、今後の当社製品の基軸となるス...2024年謹賀新年
当社製品の島津Model-3が受賞しました!詳しくは、本日(12月8日)発売の『MJ無線と実験2024年1月号』をご覧ください。株式会社薩摩島津ホームページ・リンク2024年度テクノロジー・オブ・ザ・イヤー受賞
10月22日に上野の藝大(第6ホール)で開催された「蓄音機で聴くウラディミール・ホロヴィッツ」という企画に参加して来ました。このイベントでは、SPレコード時代に活躍したホロヴィッツの貴重な音源によるレコードコンサート、そしてホロヴィッツの愛用したスタインウェイ(器体番号)CD75の実物展示と、そのアクション・チューニングの秘密の解説、CD75によるデモ演奏、という充実した内容でした。稀に見る好企画で、ホロヴィッツの音楽を堪能させていただきました。CD75についての解説は、所有者の高木裕氏が、ホロヴィッツについての解説やデモ演奏は、藝大教授の江口玲氏が担当されていました。※当日展示されていたスタインウェイ・CD75の実機(↑/↓)※分かりますか?ハンマーの高さがデコボコになっています。ところで、1983年の...ホロヴィッツと蓄音機
先日予告させていただきましたが、『MJ無線と実験11月号』に島津Model-3の製品レポートが掲載されています。井上千岳、小林貢の両先生による試聴レポートも載っています。DSS振動板スピーカーならではの音質的特長について、詳しくレポートして下さっています。正直なところ、記事が載るまでは、どの様な評価になるのか不安もありました。ところが蓋を開けて見れば、両先生共に相当に高い評価をして下さいました。井上先生からも高い評価をいただきましたが、いつもは技術面を中心に淡々と語られる小林先生におかれても、音楽表現の良さについての記述が多くありました。音楽が愉しく聴ける、という当社のモットーがお二人に届いたのだとすれば、無上の光栄に思います。これを励みに、今後も頑張って参りたいと思います。詳細はご購読いただけましたら幸...『MJ無線と実験11月号』Model-3の音質評論
島津Model-3の新カタログが完成しました。・ダウンロードは→こちらから(1.6MB、A3見開き二つ折り)印刷には少し時間がかかりますので、ショップ店頭での配布は暫くお待ちください。株式会社薩摩島津ホームページ・リンク島津Model-3新カタログ完成
『MJ無線と実験10月号』島津スピーカーの技術解説記事にて、DSS振動板の制振装置が特許の都合で未開示となっていた件について手続きが済みました。先日の予告通り、ここで本邦初公開をさせていただきます。この制振装置の名称を「ピュア・ビスカス・ダンパー」(以下PVダンパー)と命名しています。<PVダンパーとは何か>従来のコーン形振動板(リブ等で補強された物を含む)では、実際にはそれほど剛性が高くなく、内部損失も多い為、分割共振によるピークはそれほど大きなものにはなりません。ところが、非常に剛性が高く、且つロスの無いDSS振動板の場合は、分割共振の開始周波数が非常に高く出来る代わりに、少々大きなピークが生じます。いずれにせよ、従来型コーンもDSS振動板もピークの制御は必須です。しかし、強い制振をかけると「音が死ぬ...PureViscousDamper(PVダンパー)
本日のオーディオユニオンお茶の水店での試聴会にご来場いただき誠にありがとうございました。特に一回目の試聴会では、始まる前に既に試聴室に入れないお客様が出てしまう状況で、申し訳ありませんでした。大手ブランドの試聴会でも、ここまでの人出はあまり無いとの事で、ご注目いただきまして誠にありがたく存じます。改めてじっくりお聴きになりたい方は、是非予約してお越しください。大人数の試聴環境では、音が吸われてしまいますので、本来の実力が出ているとは言い難いのです。是非お一人で聴かれる事をお勧めします。本日は、私の方では現代的なCD音源を中心に厳選したものを用意し、協労者の栗山の方では、敢えて古い時代の名盤アナログディスクを用意させていただきました。いずれも選定基準は「音楽性」が高い事。(この件についての詳細記事は→こちら...試聴会へのご来場ありがとうございました
※写真は島津Model-3(最終製品版)オーディオユニオンお茶の水店にて、来る9月18日に島津Model-3の試聴会(→詳細はこちらから)が行われます。10cm口径のDSS振動板を採用したModel-3の製品化完了という事で、当社にとっては一つの節目となりますので、試聴会にお見えになる方々へのご参考ということも含めて、今回のアップにて改めて島津スピーカーの音作りの特色と技術ポイントについてまとめさせていただきます。ご存知の通り、DSS振動板が当社のキーデバイスであり、「分割振動の本質排除」が特長です。では何故この事に拘るのか?ところで、分割振動を排除した非常に硬い振動板の音質は、凄い低音が出るとか、超高音域の伸びが凄いとか、そういった事を想像される方がおられるかも知れません。しかし、島津スピーカーの問題意...島津スピーカーの音作り
※写真は『MJ無線と実験10月号』表紙異常な猛暑が続いております。秋の気配がわずかにしつつも、やはり暑い!皆様無事にお過ごしでしょうか。さて、『MJ無線と実験10月号』での「島津スピーカーのテクニカルレポート」に引き続き、11月号(10月10日発売)に島津Model-3の製品&試聴レポートが掲載される、との事で取材がありました。つい昨日、試聴機が戻って来たところです。ところで、試聴レポートでは、昨年掲載された島津Model-1との比較コメントもあるかも知れません。島津Model-3は単なる大型化=大音量化という事ではなく、鳴らし方(或いは聴き方)の異なるものとして音作りをしておりますので、その辺りについてのコメントもいただけるとすれば、どの様な内容になるのか興味があります。いずれにせよ、取材記事であります...『MJ無線と実験11月号』に島津Model-3試聴レポート
ご愛顧に感謝申し上げます。島津Model-1の現行品在庫が終了いたしました。今後はマイナーチェンジ品に変更され、本体下部の免振ベースが人造黒檀となり、免振サスペンションがより信頼性の高いものになります。価格改定につきましては→こちらから尚、旧タイプの島津Model-1につきましては、ご希望がありましたら、免振ベース部のバージョンアップ改造(有償)も申し受け致します。今後ともよろしくお願いいたします。株式会社薩摩島津ホームページ・リンク島津Model-1の現行バージョン在庫終了
本日、島津Model-3の初ロット品の出荷が完了しました。納品待ちのお客様、大変お待たせ致しました。まもなくお手元に届きますので、音楽三昧を愉しんで頂けましたら幸いです。この島津Model-3ですが、振動板本体の製作だけでも一日に一個しか作れません。従来不可能であった分割振動の本質排除を実現した代わりに、内部形状が複雑(※1)で、骨の折れる細かな手仕事でしか作れないのです。実は特許などは出さなくても、恐らく誰も真似しないだろうと思います。睡眠時間をきちんととって集中力を保たなければ出来ない作業ですので、徹夜作業などはもっての外で、根性論では不可能な世界です。一般に(工業製品と違って)手仕事職人の納期が長いのは如何なものかと(少しだけ)思っていましたが、今回身をもって手仕事の苦労を実感した次第です。※1.『...島津Model-3試聴会(9月18日)
DSS振動板の特許が正式に権利化されました。ところで、スピーカー装置というものは、約100年の歴史があり、基本原理もほぼ同じままです。よって特許の出し尽くされた枯れた技術分野と言っても良いと思います。従って、新しいアイデアがあっても、そう簡単には特許審査を通りません。そのような中で、振動板というスピーカーの核心部を担うDSS振動板の特許が権利化出来たのは、従来のスピーカーの技術課題に対するブレークスルーがあると認められたと言ってよろしいかと思います。DSS振動板の技術につきましては、「分割振動の本質排除(※1)」が主テーマであり、来る『MJ無線と実験10月号』に、重鎮の柴崎先生による分かり易い解説が掲載されますので、ご高覧いただけましたら幸いです。そしてここでは、以下に要点だけご紹介したいと思います。さて...DSS振動板の特許取得
島津スピーカーのご愛顧に感謝申し上げます。島津Model-3の初ロット出荷を控え、更に業界内でも色々と新しい動きが出て参りますので、今後の島津スピーカーの展開にご期待ください。<島津Model-3---新発売>まもなく初ロット品の出荷となり、実質的な新発売となります。先行ご発注のお客様、お手元に届くまでもう暫くご辛抱ください。また、『MJ無線と実験10月号』にて、島津スピーカーのテクニカルレポートが掲載されます。その他にも、専門誌での試聴レポート取材のお話があり、ご注目いただいております。<島津Model-2---マイナーチェンジ>次ロットより、スタンドの天板、及び底板の材質が、高強度で低共振な人造黒檀に変更となり、質感も向上します。新価格となります。<島津Model-1---マイナーチェンジ>次ロットよ...最新ラインナップと価格改定のご案内
納期の近づいた島津Model-3の製造作業が佳境に入っております。そして、10cm口径DSS振動板ユニットの改良につきましても、予告にありましたとおり、大きなプラスアルファがあります。DSS振動板の「黄金レシピ」が確立されまして、高音に出にくい音域があった課題は雲散霧消しております。目の覚めるような鮮度感をお愉しみいただけるかと存じます。納品待ちのお客様には、少しでも良い物を納品させていただくべく、鋭意頑張っておりますので、楽しみにお待ちいただけましたら幸いです。さて、そのDSS振動板スピーカーを搭載する「島津スピーカー」の技術解説特集が『MJ無線と実験』誌10月号(9月10日発売)に掲載される事になりました。オーディオの技術解説で実績のある重鎮、柴崎功先生による技術解説記事で、今回は6ページの大型特集の...『MJ無線と実験』誌島津スピーカーの技術解説特集
先日の試聴会で配布させていただいた暫定版ですが、下記リンクよりpdfカタログをダウンロード出来ます。・島津Model-3暫定版カタログダウンロード→こちらから・DSS振動板についての技術資料ダウンロード→こちらから株式会社薩摩島津ホームページ・リンク島津Model-3カタログ
島津Model-3は、暫くの間大阪で試聴可能です。オーディオユニオン大阪店にて6月7日(水)~関西圏の方は、この機会に是非ご試聴いただければ思います。株式会社薩摩島津ホームページ・リンク島津Model-3大阪にて
島津Model-3の新発売に伴い、日頃のユーザー様のご愛顧への感謝を込めて、数量限定の記念セールを実施させていただきます。・販売価格:¥850,000-(ペア・税別)(税込み¥935,000-)・送料:送料無料(沖縄等の離島は追加料金部分を別途ご請求致します)・販売数量:10セット限定(シリアルナンバー1~10番が決済順に付与されます)・販売期間:5月20日締め切り・購入窓口:総代理店株式会社オーパス・ワン・決済方法:締切日迄の事前決済(銀行振込)・納期:販売締め切り後約3ヵ月(製造元より宅配便配送)・試聴方法:オーディオユニオンお茶の水店2Fのご厚意にてご試聴可能です。★株式会社オーパス・ワンのご案内下記電子メールアドレス宛にお申し込みください。振込先情報等を返信いたします。お客様のお名前、配送先住所、...Model-3発売記念セールご案内
<島津Model-3が完成しました>長らくお待たせいたしました。10cm口径DSS振動板の島津Model-3が完成しました!※ユニット外周の金色の部分は、以前にご紹介済みのフローティングマウントです。また、袴部(免振ベース)は黒色に変更になる予定です。型番:Model-3ユニット:10cmDSS振動板能率:80dB/2.83Vm周波数特性:30Hz~20kHz(-10dB)耐入力:30W(RMS)外寸:幅20cm、高さ37cm、奥行き26cm(突起部含まず)価格:¥1,000,000-(ペア・税別)・オーディオユニオンお茶の水店2Fにてご試聴可能です。・受注製作品となります。・取扱店は→こちらから・Model-3発売記念セール(10set限定)もあります。詳細は別途ご案内致します。<島津Model-3の音...島津Model-3新発売
10cm口径DSS振動板ユニットの開発状況続報です。関係者もお客様も首を長くしてお待ちで「そろそろ中間報告せよ」という事になりましたので、謹んでご報告させていただきます。ところで、国際特許出願のための「PCT出願」なるものがありまして、その手続きが終わりましたため、振動板の中身(補強構造)の露出が増やせる事になりました。上の写真が、トラス構造補強の様子です。この上からドーム形の外殻をかぶせて接着すると、UFO形のDSS振動板本体が出来上がります。こちらは、DSS振動板を破壊(!)している様子です。気が遠くなるほど何度も作り直しますので、その度にユニットを廃棄してしまうと勿体ないし、費用もばかになりません。そこで、ボロボロになるまで何度もバラし、新しい振動板を組み込んで、音質評価を繰り返します。DSS振動板...Model-3製品開発ースピーカーユニット
島津Model-3の新発売を目指して(今のところ?)順調に進んでおります。先日、製品版試作のスピーカーBoxがKASHO工房より入荷しました。写真(↑)の中で上に置いてあるのが現行の島津Model-1のスピーカーBoxです。一回り大きいだけですが、実際に近くで見ると、結構な存在感があります。シンプルなデザインですが、厚い無垢板に大きなR加工やC面取り加工を施すと重厚感が出ます。柾目のバッフル板は、バイオリンの響板のごとくブックマッチ(厚板を二枚に開いて左右対称の杢目になる様に剥ぎ合わせたもの)にして、見た目の落ち着き感を出しています。さてここで、島津Model-3は、現行の島津Model-1と同様に無垢材Boxですので、乾燥ひび割れ試験を行わなければなりません。このひび割れ試験ですが、木工業界ではその様な...Model-3製品開発-スピーカーBox
あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。昨年は、ユーザー様、販売店様、メディア関係者様、その他様々な皆様にご支援いただき、株式会社薩摩島津をメジャーブランドとして立ち上げる事が出来ました。皆様のエールに心より感謝申し上げます。昨年を振り返りますと、4月より製品第1号となる島津Model-1(6cmスピーカー)、続いて島津Model-2(専用スタンド)を販売開始しました。しかし、メジャーブランドとしては、最低限2機種以上のスピーカーが必要であると(関係者から)言われていました。1機種しかないと、一発屋のガレージメーカーとしてしか見てもらえないからです。ところで、DSS振動板ユニットの「振動板の分割振動を排除する」という技術目標は、スピーカーの歴史約100年の間、誰もが断念して来た「出...2023年謹賀新年
写真(↑)は、先日の10cmDSS振動板ユニットの特別試聴会の来場者にお見せしたもので、製品開発中の島津Model-3用のフローティングマウント機構です。(関連記事として「スピーカーはガッチリ固定するべき?」についてもご参照下さい)ところで、右側に裏返しに置いてあるのがプロテクター(保護カバー)です。これを装着すると・・・この様になります。マグネットキャッチになっていて、容易に着脱可能です。さて、機構部の詳細ですが、裏側から見ると、外側の薄い筒と内側の薄い筒の間の狭い隙間にゲル物質が充填されています。外筒は外側のフランジと一体で、このフランジはバッフル板に固定します。内筒は内側のフランジと一体で、スピーカーユニットを固定しています。この構造によって、スピーカーユニット側のフランジ(内筒)は前後(振動板のピ...Model-3製品開発-フローティングマウント
12月24日に、10cmDSS振動板ユニット開発品の特別試聴会を、オーディオユニオンお茶の水店にて開催させていただきました。今回も大勢のお客様がいらして下さり、一回目の試聴会で入りきれなかった方には二回目の試聴会までお待ちいただく状況になりました。ご来場誠にありがとうございました。このユニットにより、10cmフルレンジシステム島津Model-3として来春目標で製品化される事になりますが、本気度の高いお客様もおられ、リクエストとエールも頂戴しました。今回は試作品という事で、若干荒っぽいところもありましたが、製品化時は更に細かく詰めますので、楽しみにしていただければと思います。また、良い機材を融通して下さったオーディオユニオンお茶の水店のスタッフ様に、この場をお借りして御礼申し上げます。株式会社薩摩島津ホーム...10cmDSS特別試聴会無事終了
『音楽之友社stereo誌2023年1月号』のベストバイ・コンポ選考者13人が選ぶ「私の推しの天下一品」に島津Model-1が紹介されました。大変光栄です。詳しくは同誌にて。株式会社薩摩島津ホームページ・リンクstereo誌ベストバイ・コンポに掲載
※10cmDSS振動板フルレンジスピーカー試作品。(後ろは島津Model-1)DSS振動板10cm口径の試作品が、とうとう製品レベルの完成度に到達しました。コロナ禍のこの3年間、「食事と睡眠以外は全ての時間をDSS振動板の開発に費やした」と言っても言い過ぎではないほどに気張りました。さてこの10cmスピーカー、かねてよりご関心とお問い合わせをいただいておりましたので、まだ試作段階ではありますが、特別試聴会を開催させていただくことになりました。(尚、製品発売は来春頃を目指しております)そして、誠に感謝な事ですが、当初よりDSS振動板スピーカーの将来性にご注目下さっているオーディオユニオンお茶の水店にて、会場を提供して下さる事になりました。★特別試聴会@オーディオユニオンお茶の水店3F・12月24日(土)14...10cmDSS振動板スピーカー特別試聴会
当社製品の島津Model-1が受賞しました!詳しくは、12月9日発売の『MJ無線と実験2023年1月号』をご覧ください。是非一度、専門店にてご試聴ください。取扱店については→こちらから株式会社薩摩島津ホームページ・リンクテクノロジー・オブ・ザ・イヤー受賞
昨日は前回の更に二倍近いお客様がいらして下さいました。ご来場誠にありがとうございました。同じ試聴会を三回もやりますと、流石に最後は人数が減るのではないかと関係者で話していましたら、蓋を開けてみてびっくりです。お世話になったオーディオユニオンお茶の水店のスタッフの方々も、反響の大きさには驚いておられたようです。誠にありがとうございました。ご来場者様にはお見せしましたので、こちらでもチラッと・・・10cm口径のDSS振動板ユニットの開発も進行中です!株式会社薩摩島津ホームページ・リンク11/26試聴会@オーディオユニオンお茶の水店無事終了
オーディオユニオンお茶の水店3F試聴室にて、来る11月26日14:00~/15:00~島津Model-1の第三回試聴会が開かれます。・philewebでの告知→こちらから・オーディオユニオンお茶の水店の告知→こちらから試聴室に入れるのが5人程度で、流し込み式の試聴会となります。あまりに混雑した場合は適宜お店の方で入室調整をさせていただく場合がありますので、その場合はあしからずご了承のほどよろしくお願いいたします。尚、島津Model-1はニアフィールドスピーカーですので、是非最前席でお聴きいただく事をお勧めします。当日の二回の試聴会の冒頭で、私島津が簡単な製品解説をやらせていただきます。突っ込んだご質問や、本音トーク等はフリー時間にお気軽にお声がけください。尚、解説やデモ曲は前回(第二回)と同じ内容を予定し...島津Model-1第三回試聴会@オーディオユニオンお茶の水店
反骨精神!長い物に巻かれるな(そのうち踏まれちゃうゾ!)◆振動板の構造改革-④DSS振動板の技術詳細と総括<DSS振動板のトラス構造>空飛ぶ円盤形外殻の内部の補強構造につきましては、いろいろな方法が考えられ、硬質発泡樹脂の充填やハニカム・コア材の使用が従来の一般的発想です。しかしこれらでは重く、且つ剛性が不十分なため、更に軽量で剛性の高い手段としてトラス構造を選択する事になりました。トラス構造とは、鉄橋や大屋根などの建築物にみられる三角形を基本単位とした骨組構造です。下図にDSS振動板にトラス構造を適用した場合の断面構造を示します。(その他様々な補強構造についても特許出願済)※トラス構造の内部補強構造例因みにコーン形振動板では、放射状の補強リブ(若しくはエンボス加工)がしばしば見受けられますが、これは剛性...薩摩反骨2・振動板の構造改革-④DSS振動板の技術詳細と総括