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のべりんちゅ. https://beaulune.com/

小説を掲載しています♡ ぺらっぺらな恋愛経験しかないのに、ほとばしる妄想力で恋愛系のお話を書いています お暇を持て余していらっしゃいましたら覗いていただけると幸いです♪

坂井美月
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2022/03/06

1件〜100件

  • 【ヒミツの時間】KISSの法則 第6話 ブレない心

    彼の"ブレない"宣言に揺れる心。 もしかして、お兄ちゃんと私のヒミツに気づいてる? 【ヒミツの時間】KISSの法則 第6話 ブレない心 KISSの法則・京ことばの謎 KISSの法則・ブレない心 【ヒミツの時間】KISSの法則 第6話 ブレない心 KISSの法則・京ことばの謎 「どうして、高橋課長は……」 ……私に攻撃的なんですか? 訊きたい、けど。訊けない。 だから。 「……京都弁、だったんですか?」 2番目の疑問を訊いてみた。 「ああ、あれ、な。 あいつ、毎年暮れに芸子の格好して クライアント向けの忘年会に出るんだよ。 舞をひとさし、あとは席を回ってお酌三昧」 ……言葉が出ない。 あの、高橋…

  • 【ヒミツの時間】KISSの法則 第5話 ヒミツのオファー

    急ぎの依頼メールは、いじわるな内容で。慌てる私。クールな笑みで翻弄する彼。 【ヒミツの時間】KISSの法則 第5話 ヒミツのオファー KISSの法則・ヒミツのオファー KISSの法則・クールなオトナ&拗ねるコドモ 【ヒミツの時間】KISSの法則 第5話 ヒミツのオファー KISSの法則・ヒミツのオファー ミユキちゃんのデスクから、自分のデスクに戻ってメールボックスを開くと。 新着メールが届いていた。 今度は榊課長。 クリックしようとしたら…… 「新堂、ちょっといいか」 榊課長の声。 シンジョ内がざわめく。 「麻衣、ほら。 “企画のエース”だよ」 わざわざ耳打ちしてくれる同期のコに苦笑いを返す。…

  • 【ヒミツの時間】KISSの法則 第4話 課長補佐

    もしかしたら。嫌われて、疎まれている?蘇る苦い思い出と、守られてきた現実。 【ヒミツの時間】KISSの法則 第4話 課長補佐 KISSの法則・疎まれる、わけ KISSの法則・シンジョ課長補佐 【ヒミツの時間】KISSの法則 第4話 課長補佐 KISSの法則・疎まれる、わけ 「麻衣。 ほんッと~に、榊でいいの?」 企画3課を後にして、その足でシンジョ指導室へ。 座るなり小声で切り出す香里さん。 「あいつ、すぐ交換条件出すし。 ほら、お礼の言葉ですら対価で求めようとするでしょ」 香里さんは真剣なトーン。 「じゃれ合いの一環かと思ってました」 心配させまいと明るくそう呟くと。 「……まぁね。 悪質な…

  • 【ヒミツの時間】KISSの法則 第3.5話 最強のラスボス

    麻衣の兄、立花伊織のトラップとは? 【ヒミツの時間】KISSの法則 第3.5話 最強のラスボス 榊課長の矜持 【ヒミツの時間】KISSの法則 第3.5話 最強のラスボス 「……榊、麻衣兄は強敵だよ」 「香里なんて、ざこキャラ。 きっと、最強のラスボスだよ」 メアド交換のため、高橋が手にした麻衣の携帯電話。 なんと、契約時暗証番号(←単に麻衣の誕生日)の解読に成功したらしい。 高橋を絶句させた、麻衣兄“立花伊織”のトラップとは? 榊課長の矜持 麻衣と付き合い始めた翌日。 メアド交換のために麻衣の携帯をいじっていた高橋が、不意に息をのんだ。 尋常じゃない表情。 「……榊、麻衣兄は強敵だよ」 そう搾…

  • 【ヒミツの時間】KISSの法則 第3話 トラップ

    お兄ちゃんに仕掛けられた罠。気づかれたらどうしよう……すごく、不安。 【ヒミツの時間】KISSの法則 第3話 トラップ KISSの法則・百戦錬磨 榊課長の謀(はかりごと) KISSの法則・トラップ 【ヒミツの時間】KISSの法則 第3話 トラップ KISSの法則・百戦錬磨 榊課長の謀(はかりごと) 翌朝、10時半。 オフィスで念押しされた“空メール”を送信し終わって、ほっと息をついた時。 「麻衣、ついてらっしゃい」 いかにも姐御っぽい香里さんの一言に、背中がびくぅん、となる。 「なに、どうしたの?」 挙動不審な私に訊ねる香里さん。 「何でもないです」 慌てる私。 急ぎの仕事。ただし香里さんには…

  • 【ヒミツの時間】KISSの法則 第2話 オトナとコドモ

    オトナとコドモの差は歴然。榊課長は「待っててやる」って言うけれど…… 【ヒミツの時間】KISSの法則 第2話 オトナとコドモ KISSの法則・オトナの事情 KISSの法則・コドモの事情 KISSの法則・妖美と無垢 【ヒミツの時間】KISSの法則 第2話 オトナとコドモ KISSの法則・オトナの事情 「……出るぞ」 トレイもカップも強引に片付けられて、気づいたらカフェの外。 背中に回された手は、ダイニングバーの時よりも力がこもっていて。 心なしか、熱い気さえする。 驚く私の心を置き去りに、すごい速さでずんずん歩いて。 なにが、どれが、こういう状況を作った原因だっけ? 身体は榊課長に預けたまま、足…

  • 【ヒミツの時間】KISSの法則 第1話 きめごと

    初めての恋。初めてのカレ。すれ違わないための、ふたりの"きめごと" 【ヒミツの時間】KISSの法則 第1話 きめごと KISSの法則・プロローグ KISSの法則・きめごと 【ヒミツの時間】KISSの法則 第1話 きめごと 麻衣ってば、ほんと可愛い。 あたしの自慢の娘なの。 なのに! よりによって、どうして榊なわけ? あんな血の通わない狼にぺろっといかれたら、どうすんのッ! 【F社 J部S課長 S女史談】 麻衣ちゃん? ああ、あのコ。 香里も榊も、あのコに“めろめろ”だけどさ。 絵に描いたような天然むすめってだけじゃん。 僕なんて、キュートに見えて腹黒。 引き出しがいっぱいで飽きないでしょ? 【…

  • 【ヒミツの時間】第11話 課長のヒミツ⑤ 恋の行方

    伝わった想いを育てるには我慢も必要。―オレと麻衣のために――そのあとに続く、“永遠”のために― 【ヒミツの時間】第11話 課長のヒミツ⑤ 恋の行方 課長のヒミツ・却下の贖罪 課長のヒミツ・抜打ちテスト 課長のヒミツ・密談 課長のヒミツ・思惑 課長のヒミツ・エピローグ 【ヒミツの時間】第11話 課長のヒミツ⑤ 恋の行方 課長のヒミツ・却下の贖罪 名残惜しそうに階段を降りる麻衣を見送って、5分。 そろそろオレも戻るかな、と階段に向かったら。 「よ、榊くん。無事でなにより」 背後から悪魔の声。 どっから湧いた、悪霊退散! の勢いで振り返ると、思った通りの高橋。 その背中から、ぴょこんと顔を出す新堂。…

  • 【ヒミツの時間】 第10話 課長のヒミツ④ 充電

    【ヒミツの時間】 第10話 課長のヒミツ④ 充電 【ヒミツの時間】 第10話 課長のヒミツ④ 充電 課長のヒミツ・充電 課長のヒミツ・嵐到来 課長のヒミツ・魅惑のザイオンス 課長のヒミツ・捲土重来 課長のヒミツ・のるか、そるか 【ヒミツの時間】 第10話 課長のヒミツ④ 充電 課長のヒミツ・充電 10月。 忙しくなった高橋は、営業に出るか自分のデスクにいるかで、ほとんど顔を出さなくなった。 それでも、顔を合わせる度に訊かれる。 「麻衣ちゃん、食事に誘った?」 いや、まだ……。 首を振るオレに、大きなため息。 だからさ、最初の一言がわかんねーんだよ。 そんなことを口にしようものなら、豪快に笑われ…

  • 【ヒミツの時間】第9話 課長のヒミツ③ クールイベント

    【ヒミツの時間】第9話 課長のヒミツ③ クールイベント 【ヒミツの時間】第9話 課長のヒミツ③ クールイベント 課長のヒミツ・クールイベント 課長のヒミツ・猛獣 【ヒミツの時間】第9話 課長のヒミツ③ クールイベント 課長のヒミツ・クールイベント 7月最後の週末、新堂からメールが届いた。 From:新堂 To: 第3企画課長 氷の榊さま Subject:Re:依頼〈雛形作成〉 Body:どうだっ! どうだ、の一言だけ。 新堂のメールには毎度のことながら呆れるが、あの依頼の返信がこんなに早いわけはない。 送ってから……つまりは、あの“バックの左手”ってやつから、まだ5日だぞ。 おそらく途中経過だ…

  • 【ヒミツの時間】第8話 課長のヒミツ② 愛or鞭

    【ヒミツの時間】第8話 課長のヒミツ② 愛or鞭 【ヒミツの時間】第8話 課長のヒミツ② 愛or鞭 課長のヒミツ・愛or鞭 課長のヒミツ・実地指導 課長のヒミツ・煩悶 【ヒミツの時間】第8話 課長のヒミツ② 愛or鞭 課長のヒミツ・愛or鞭 悩んでも出てこない答えに、悶々としながら、新堂にメールを打つ。 From:榊 To: 新堂 Subject:依頼〈雛形作成〉 Body:以下10種の企画書雛形希望。 フリーテンプレ、可。 なお、伏せ字にて作成のこと。 「徹底してるよね」と隣で画面を覗く高橋。 なんで、しれっとここに座ってんだよ。 「好きなコは、とことん苛めたいタイプでしょ?」 「そーじゃね…

  • 【ヒミツの時間】 第7話 課長のヒミツ① 離れない視線

    第7話 課長のヒミツ① 離れない視線 第7話 課長のヒミツ① 離れない視線 課長のヒミツ・プロローグ 課長のヒミツ・第3企画課 課長のヒミツ・シンジョトップ 課長のヒミツ・ムカつく同期 課長のヒミツ・依頼 課長のヒミツ・不穏な空気 課長のヒミツ・掃除当番 課長のヒミツ・張り込み 課長のヒミツ・頭脳戦 第7話 課長のヒミツ① 離れない視線 「……充電完了」 ――今日も、また―― 彼女に囁く 氷の榊、氷解 幻滅必至? 閲覧注意報発令中! 榊? ああ、僕の友達 氷の榊なんて呼ばれてるけど、喋んないだけだよ からかい甲斐があって、楽しいけどね(僕が) F社 E部第2課長 T氏談 榊のどこがいいわけ? …

  • 【ヒミツの時間】第6話 エピローグ

    第6話 エピローグ 【ヒミツの時間】第6話 エピローグ 専属 充電と…… エピローグ 【ヒミツの時間】第6話 エピローグ 私たちのヒミツの時間は、かたちを変えて まだまだ、続きそうです♪ 専属 「でさ、麻衣ちゃん。 僕のアシスタントとして営業に来てくれない?」 一段と声が大きくなった高橋課長の気迫に驚いていると、目の前のドアが乱暴に開いた。 「おいっ! ちょっと待てよっ」 息を切らせて飛び込んできた、榊課長。 「抜け駆けか、高橋。卑怯だぞ」 睨みつける榊課長に、卑怯って小学生かよ、と茶化す高橋課長。 「立花麻衣はぜったい渡さねぇ」 フルネーム……。 私のことなんて、なにも知らない、と。 それど…

  • 【ヒミツの時間】第5話 罠と決戦、種明かし

    第5話 罠と決戦、種明かし 【ヒミツの時間】第5話 罠と決戦、種明かし 罠の予感 決戦の火蓋 種明かし 【ヒミツの時間】第5話 罠と決戦、種明かし ヒミツの時間を探ろうとする、高橋課長。 笑顔の裏にひそむのは? 罠の予感 「充電しても、い~い?」 いつもの水曜日。 だけど、いつもより早い時間。 違う。榊課長じゃない。 「ダメですッ!」 慌てて振り返り、咄嗟に叫ぶ。 視線の先には、驚いた顔の高橋課長がいた。 あ……。 営業のプリンス。 茶髪で柔らかいほうのイケメンさん。 「あ、マジで? 『このひと電気泥棒です』ってチクっちゃう?」 高橋課長が手にしているスマホに、赤面する。 「スマ……ホ、ですか…

  • 【ヒミツの時間】第4話 充電と嫉妬

    第4話 充電と嫉妬 「充電、させて」彼と共有するヒミツの時間。 心地好くて、終わりの予感に怯えてる。 【ヒミツの時間】第4話 充電と嫉妬 充電…… 秘書課のアケミさん 自慢の娘 ラブコール 【ヒミツの時間】第4話 充電と嫉妬 充電…… 10月1日付で、先輩方は決定した所属先へ。 ミカさんは経理課。 ミスがなく計算が早いミカさんにはうってつけ。 そして、ヒトミちゃんが、同期の中で一足早く秘書課に配属された。 同期が一人減ったことで、夕方のお掃除当番は組みなおされた。 ハッピーマンデーのミユキちゃんと、各階の給湯室当番のコが持ち回りでその穴を埋める形。 「ラクできるって喜んでたのに~」 ミユキちゃ…

  • 【ヒミツの時間】 第3話 バックの左手

    第3話 バックの左手 「こういうことだろ?」 低い声。 肩を覆う甘い熱。 勘違いしそうで……怖い。 【ヒミツの時間】第3話 バックの左手 バックの左手 ヒミツのチャレンジ クールイベント 【ヒミツの時間】第3話 バックの左手 バックの左手 みんなといるのに、ひとりぼっちな気持ちを持て余す私。 きらきらピンクのお昼休みは終わりを告げ、みんな午後の仕事に向かう。 のろのろと立ち上がった私に、香里さんが振り向き声を掛けた。 「麻衣、午後イチで指導室へ。いいわね」 あ。レポート提出って言われてたんだ。 さっきのあの話、何も、メモしていない。 シンジョメンバーの一番後ろをとぼとぼ歩きながら、前を歩くミカ…

  • 【ヒミツの時間】第2話 きゅんとくるしぐさ

    第2話 きゅんとくるしぐさ 憧れと尊敬 給湯室の受難 きゅんとくるしぐさ 憧れと尊敬 私の中で【氷の榊】は覆された。 緊張しつつ、初めて榊さんの企画書作成を手掛けて1週間。 当然のごとく、朱入りの企画書を返却された。 綺麗な右上がりの字で書き加えられた朱の多さに、凹みながらも。 数ミリ単位の配置、図形の細かな相違点のみならず、フォントやフォントサイズまで。 朱入りの指定どおりに修正した企画書は、もはや「見やすい」なんていうレベルではなく。 「芸術品だ……」 修正した企画書を手に、ため息をもらす私。 香里さんが、おなかを抱えて笑った。 「笑わないでくださいよぉ」 私はバカみたいに感動していた。 …

  • 【ヒミツの時間】第1話 噂のイケメン

    【ヒミツの時間】第1話 噂のイケメン 【ヒミツの時間】第1話 噂のイケメン プロローグ シンジョ 噂のイケメン 氷の榊 攻略法 【ヒミツの時間】第1話 噂のイケメン プロローグ 「……充電完了」 ―― 今日も、また ―― 彼は、耳元で囁く。 私は何も言えない。ただ、俯くだけ。 とくとくとすごい速さで打つ鼓動を宥めるため、大きく息を吐いた。 彼はくすりと笑ったみたい。 そしていつものように私の背中をつぅっと撫でて、そっと離れる。 極度の緊張から解放された安堵感と、すっと冷える身体を覆う寂寥感。 頬は熱く、背中は冷えて。 毎週水曜日。17時50分。 6階の休憩室に併設された給湯室で。 もう半年間も…

  • 【もとかれ】第15話 未来へつづく道 ◇完結◇

    【もとかれ】第15話 未来へつづく道 【もとかれ】第15話 未来へつづく道 ゆめうつつ 永遠の約束 【もとかれ】第15話 未来へつづく道 ゆめうつつ はよ。 お……はよ。 明日香。 白い光の中、そっと目を開ける。 眩い光の中に浮かぶ、愛しい微笑み。 は……や、と。 リフレインする哀しい夢。 のどの痛みに目を覚まして。ぬれた頬を手の甲で拭ったっけ。 はぁ、と。ため息をついて。 散らばった記憶を整理する。 あ。この香り。 シトラスのちムスク……そう、忘れられない勇人の香り。 お店でボトルを見かけるたびに、きゅんってなって。 何度も誘惑に負けそうになった。 買って枕にシュッとしたら、よく眠れるかもっ…

  • 【もとかれ】第14話 約束

    【もとかれ】第14話 約束 【もとかれ】第14話 約束 ただいまの儀式 幸せの約束 【もとかれ】第14話 約束 ただいまの儀式 よっちゃんと別れて。 勇人に肩をがっしり掴まれて、歩く夜道。 「約束通り、このまま連れて帰る」 でもほら。着替えとか、もろもろのお泊りセットは…… ごにょごにょ呟く私に。 「明日香。お前……あの晩、自分のもん全部持ち出しただろ?」 勇人は怖い顔で睨みつける。 歯ブラシも、スリッパも、パジャマも……持ち出したっけ。 勇人に処分されるのが、ツラくて。 「明日香のものがなくなってるの見て。 オレがどんだけ荒れまくったか、わかるか?」 想像して……怖くなって途中でストップ。 …

  • Coming Soon【星のささやき】

    星のささやき

  • Coming Soon【月の栖】

    Coming Soon【月の栖】

  • Coming Soon【ピュア・ラヴ】

    Coming Soon【ピュア・ラヴ】

  • Coming Soon【シェアリング】

    Coming Soon【シェアリング】

  • Coming Soon【ヒミツの時間】SS

    Coming Soon【ヒミツの時間】SS

  • Coming Soon【ヒミツの時間】KISSの法則

    Coming Soon【ヒミツの時間】KISSの法則

  • Coming Soon【ヒミツの時間】

    Coming Soon【ヒミツの時間】

  • 【もとかれ】第13話 赤い糸

    【もとかれ】第13話 赤い糸 【もとかれ】第13話 赤い糸 よっちゃんの尋問 2本の赤い糸 お義兄ちゃん 【もとかれ】第13話 赤い糸 よっちゃんの尋問 「恋に恋する乙女だった明日香がさ。 “彼氏ができた”なんていうもんだから、由香里は狂喜乱舞して。 はしゃぎムードに乗っかって、猛アタックしたわけ。 由香里の心が、8割方ぐらついて。 “よっしゃイケるぜ”ってガッツポーズしたところに……」 勇人と私を、恨めしそうにじとっと見つめるよっちゃん。 「……別れた、って。 由香里に縋りついた明日香が、わんわん泣くから」 テーブルにあごを乗せて、ひとこと。 「振り出しに、戻った」 そのままテーブルに突っ伏…

  • 【もとかれ】第12話 縒り合わさるココロ

    【もとかれ】第12話 縒り合わさるココロ 【もとかれ】第12話 縒り合わさるココロ 意地悪よっちゃん 縒り合わさる赤い糸 【もとかれ】第12話 縒り合わさるココロ 意地悪よっちゃん 「勇人。もしかして、妬いてるの? ……あ。ごめん、ごめん。冗談、です」 従兄だって、前からあれだけ言ってるんだし。 妬いてるわけないよね。 自惚れすぎでしょ、私。 「かなり本気で、妬いてるけどっ?」 それがどーした、と言わんばかりの睨み方。 「え。なんで? よっちゃんって従兄だよ」 従兄だからなんなんだよ、と。 勇人はふてくされたように呟いて。 「従兄とは、恋愛にも結婚にも制約はないからね」 もぉ、バカよっちゃん!…

  • 【もとかれ】第11話 よ、よっちゃん…

    【もとかれ】第11話 よ、よっちゃん… 【もとかれ】第11話 よ、よっちゃん… よっちゃんの正体 【もとかれ】第11話 よ、よっちゃん… よっちゃんの正体 「あはは。ちがうってば、さっちゃん。件名は短くていいんだよ」 「ああ、のんちゃん。小っちゃい“つ”の入れ方はね……」 「ほら、みのりん。点とか丸とか打たないと、呪文みたいじゃん」 よっちゃんって、みなさんと初対面のはず……なのに。 女性を周りに侍らせて。 ファーストネームを親しげに“ちゃん付け”して。 でも。 よっちゃんにあるのは下心じゃなくて、和気あいあいなフレンドリーさ。 生徒さんもにこにこしているけれど、それ以上によっちゃん自身がすご…

  • 【もとかれ】第10話 かさなる想い 【もとかれ】第10話 かさなる想い ぎこちないお芝居 爽やかな風薫る5月中旬、土曜日の午前中。 “メールを送ろう教室”が開講した。 緊張で、手のひらがじっとり。 先輩の後について、教室へ。 教室の左奥から伝わる、痛いほどの視線。 私たちの背にあるホワイトボードは、東に向いていて。 教室の方角でいえば、クガハヤトさんがいる位置は北東。 つまり鬼門にあたる。 パワーの強い場所。 だからこそ清めて、大切にすべき方角。 はぁ。改めて緊張が増してきた。 鬼門以外にいらっしゃる生徒さんのお顔を見て、心を落ち着けた。 「で、こちらは本日のアシスタントをつとめます……」 自…

  • 【もとかれ】第9話 つのる想い

    もとかれ 第9話 【もとかれ】第9話 つのる想い つのる想い 再会の兆し 【もとかれ】第9話 つのる想い つのる想い 再会後1週間が静かに過ぎて。 勇人の“策”がわからないだけに、緊張の毎日。 決行日とフィールドがわからないから。 きょろきょろして、安堵と落胆のため息。 “今日も何もなかった……”の、繰り返し。 勇人と別れてからの1年半。 身だしなみは、社会人として非常識でなく清潔感があること。 それだけがポイントだったから。 白シャツに、パンツスーツ。 デザインも地味で。 色だって、紺、グレー、ピンストライプ…… まるで、就活生。 【M・Dカンパニー】の設計部では…… 結婚指輪以外に女性らし…

  • 【もとかれ】第8話 真実のカケラ

    もとかれ 第8話 【もとかれ】第8話 真実のカケラ 真実のカケラ 懐かしき面々 うまことバンビ 【もとかれ】第8話 真実のカケラ 真実のカケラ 京香さんに聞いてもらって、話していくうちに。 見えてきたもの。 わかってきたこと。 だけど今更、もう何もかも手遅れで、はらはらと涙が伝う。 「明日香ちゃん。つらかったでしょ」 優しく手を握る京香さん。 「でもね」と、厳しい声音で。 「明日香ちゃんは、間違っていたの」 ぽろぽろ涙をこぼしながら、京香さんを見上げた。 「ひとりで抱えて、ひとりだけ我慢すれば、って。 そんなの、綺麗ごとよ。 明日香ちゃんは、自分が去った“後”のことを何も考えなかった。 それで…

  • 【もとかれ】第7話 別れの夜

    もとかれ 第7話 【もとかれ】第7話 別れの夜 決意の秋 最後の夜 【もとかれ】第7話 別れの夜 決意の秋 結局、一葉ちゃんの入社半年での異動は叶わず。 残りの“あと半年”の長さに、目眩を覚えた。 それだって、確実な約束じゃない。 あの朝、タイムカードを押して、廊下をとぼとぼ歩いていたら。 どんっ、と。後ろから衝撃が。 「じゃまっ!」 睨みつけて、ひとこと。 「そんなとろとろ歩いて、ヤル気あるんですか?」 一葉ちゃん、だった。 ごめんなさい、と。 小さく呟く私の後ろには美和さんがいて。 口をぽかんとあけている。 ふん、と。 鼻を鳴らした一葉ちゃんは、美和さんを一瞥すると風を切って歩いて行った。…

  • 【もとかれ】第6話 波乱と喧騒

    もとかれ 第6話 【もとかれ】第6話 波乱と喧騒 波乱の春 喧噪の夏 【もとかれ】第6話 波乱と喧騒 波乱の春 ―― 2年前 ―― 4月を迎えて、私に後輩ができた。 設計部には11人。その内、CADチームには3人が配属。 ありがたいことに、忙しい職場で。 だからこそチームリーダーは、即戦力として男性社員を希望したらしい。 だけど。3人のうちの1人は女の子。 その女の子が、土屋一葉ちゃんだった。 驚いたのは……私立短大文系卒。 しかも、かなり有名なお嬢様系の学校で。 その上、一葉ちゃんの指導役は、入社2年目の私。 何もかもが、異例づくめ。 「うちの取引会社のね、専務のお嬢さんなんだって」 だから…

  • 【もとかれ】第5話 嵐の前の…

    もとかれ 第5話 【もとかれ】第5話 嵐の前の… のどかな時間 キヲクの整理 【もとかれ】第5話 嵐の前の… のどかな時間 クリスマスに2度目のキス、をして。 少しずつ距離を縮めて。 バレンタインデーに、ひとつになれた。 一歩一歩ゆっくりと、階段を昇ってる…… そんな感じ。 3月に入ったとたん。 「勇人って呼べ」 唐突な指令。 「会社から一歩出たら、そう呼べ。いいな」 それって。最初の頃言ってた、ハードルの高い最終目標。 外でも呼ぶってことでしょ? ……そんなぁ。 「年上の人を、呼び捨てなんてできませんっ」 そこは譲れない。 「でも、明日香。 抱かれてるときは、“勇人”って呼ぶぞ」 もう。 い…

  • 【もとかれ】第4話 ジレンマ

    もとかれ 第4話 【もとかれ】第4話 ジレンマ 定番デート 覚悟 相性 オトコの一人旅 素直なキモチ 【もとかれ】第4話 ジレンマ 定番デート 学生時代からの小さなアパートに住む、私。 1LDKの綺麗なマンションに住む、久我さん。 自然な流れで。 お休みの日には久我さんのマンションにお邪魔して、おうちデート。 二人ともインドア派だから、DVDを観たり、お料理を作ったり。 たまには、“おそとデート”と称してショッピングやドライブに。 レンタルショップでチョイスするDVDは、コメディもので一致していて。 笑いのツボとタイミングが、一緒なのが心地好くて。 お料理は、由香里ちゃんにも褒められてたし、自…

  • 【もとかれ】第3話 デート

    もとかれ 第3話 【もとかれ】第3話 デート 初デート 待ち合わせ よっちゃん 水族館 【もとかれ】第3話 デート 初デート 〈今度の休み。どっか、行かね?〉 短いメールの、嬉しい内容。 〈はいっ! よろしくお願いします〉 返信して、にまにま。 〈朝、アパートまで迎えに行く〉 そんな、お手間をかけさせちゃだめでしょ。 チーフ……、久我さんの気遣いに、慌てて返信する。 〈現地集合で、結構ですよ〉 〈車で迎えに行くから。……返信不要〉 車で。 迎えに。 返信、不要。 ……不機嫌だ。 初デートなのに。 気を取り直して、コーディネイトを考える。 【M・Dカンパニー】は基本制服。 設計以外の男性社員はス…

  • 【もとかれ】第2話 甘い記憶

    もとかれ 第2話 【もとかれ】第2話 甘い記憶 初対面 告白 逃亡 尋問 謀略 ラヴリー・カルテット ツンデレ 【もとかれ】第2話 甘い記憶 初対面 メカトロニクス系【M・Dカンパニー】の設計部、CADチーム。 25人のチームだけれど、女性が極めて少なくて。 私以外4人の女性はみんな既婚者。しかも同じチームの職場内結婚。 アット・ホーム、とは……お世辞にも言えない過酷なオフィス。 怒号が飛びかうわけではなく、じわじわ追いつめられる殺伐とした過酷さ。 静かにキーに触れ、マウスを滑らせ、ディスプレイを睨む面々。 ……風呂、入りてぇ。 ……仮眠とるから10分後起こして。 ……腹減った、なんかくれ。 …

  • 【もとかれ】第1話 再会

    もとかれ 第1話 【もとかれ】第1話 再会 運命の日 不機嫌なイケメン 【もとかれ】第1話 再会 運命の日 その日、会ってしまった。 もとかれ、に。 もとかれと同じ会社【M・Dカンパニー】を退社して…… OA機器会社【キュリオ】に再就職して、1年半。 パソコンのセキュリティメンテに伺った旅行代理店【プロムナード】。 カウンターに並んで座る もとかれ、と。 もと後輩の、女の子。 え。 ……な。 やっ。 意味不明な言葉を発しながら、後退さる私。 視線が絡み合う、私と、もとかれと、もと後輩。 次の瞬間、もとかれが勢いよく立ち上がって。 その反動で椅子が大きな音とともにひっくり返った。 目を瞠る、もと…

  • もとかれ

    その日、会ってしまった もとかれに たくさんの嬉しくて甘い初めてと たくさんのつらくて痛い初めてを くれた、もとかれ。 再会は運命? それとも……

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