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2022/02/27

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  • 来れ!「アサギマダラ」

    この10年ほど、毎年アサギマダラを見ないでは済まなくなっている。偶然に集まっている場所を見つけたり、意図的につくられた各地のアサギマダラの飛来地を訪れたり。何事も自分で験してみたい老生、とうとうこの蝶を誘引するキク科ヒヨドリ属の、フジバカマ・ヒヨドリバナ30鉢の培養に、熱意を持って臨んでいる。毎年拡散していけば、当地にも毎年アサギマダラが立ち寄るだろう。果たして、今秋、アサギマダラの飛来が見られるかどうか?かつて伊勢湾の神島で、灯台に至る道の両脇の名も知らぬ草に、無数の蝶が集合している幻想的な光景を見て、甚く感動した。初めて見る蝶の翅の美しさに魅せられた上、その蝶がなんと2500kmもの旅をすると聴いては堪らない。しかも、フジバカマはアサギマダラの食草でなく、外敵から自分を守るために吸蜜するという。絶妙な...来れ!「アサギマダラ」

  • 移動手段

    運転免許を返納した身には、何処に行くにも老妻の同意と運転が必要である。自由気儘、好き勝手に行きたいところへ行っていた現役時代とは大変な様変わりだ。気随に行きたい処に行けないのは、デベ助の老生には、人生で最大の苦しい試練である。妻が快諾する行き先は必ずしも多くない。いちいち当人の顔色を窺い車を出してもらうのは忌々しいことこの上ない。仕事を口実に自由気儘に出かけていた生活習慣の、遅発性反作用とでもいうべきか?移動の手段が無くなるということは、体験や観察、訪問と面会が激減するということで、私にとって何よりも大切な、世情観察の機会が無くなることである。幸い脚に故障はないので、徒歩での移動に差し支えは無いが、昨今の、何処の土地でも便数の減ったバスや電車など公共交通機関との併用は殊の外煩わしく、移動の手段に適さなくな...移動手段

  • 鳥寄せ

    何年か前に誰かが何処かで買ってきた、センサー付き小鳥フイギア(のようなもの)。家族はすぐに飽きてしまい、放置されていた。今年の春になって、野鳥の声を近くに聞くようになったので、デコイの目的で、フェンスの上に置いてみた。接近センサーばかりでなく、光量センサーも付いているらしく、朝・夕と日中、それぞれの感知対象に応じて、珍妙な鳴き声で囀る。時には「メリーさんの羊」を歌う。今のところ、このデコイ紛いに反応する小鳥は居ないようだが、雨にも強く、電池の消耗が少ないので、スイッチを切ることはしない。鳥寄せ

  • ジシバリ

    私はどういうものか、道路の縁石のコンクリートとアスファルトの隙間から生えるこの草の花が好きで、毎春、開花を心待ちする。その花が、目下咲いている。長い柄をもつ薄い葉と、タンポポに比べて花弁の少なく薄い花は、少しの風にも揺れる。春風に揺れるこの花を見逃すことはない。別名をイワニガナというらしいが、人の住まない環境では、岩場に生えているものかもしれない。浜に生える近縁のハマニガナは、かつてはどこの砂浜でも見られたが、自生地は減少しているらしい。こちらの葉はジシバリとは似ていないし質が強靭に見える。ジシバリ

  • 予後のよくない恋

    同情が先立つ恋というものがある。恋というものは、好きな者同士が成る可く大らかに恋情を交わす関係でありたいもの、同情は恋にとって夾雑物であり、幸福な恋を損なう原因になりやすい。この事実は、これから恋をする若者たちは識っておいてもらいたい。つまり、同情というバイアスのかかった恋を、してはならないということである。同情というものは洵に弱く怪しげな感情で、愛情のようなエネルギーをもたず、極めて曖昧な感情である。人の同情は、憐憫によって発動する。憐憫は、有力な者が無力なものを憐れむ情動である。対等な関係にある者同士の共感とは明らかに異なる。乾いた感情の共感に対する湿った感情といえるものが同情である。同情は情念であり共感は観念である。恋とも愛とも無縁な感情、それが同情である。恋に始まり愛に行き着くのが若い男女一般の関...予後のよくない恋

  • 首脳の貌

    イデオロギーと国家の体制というものは、その国の最高権力者の容貌をも、見事なまでに象徴化してしまうものか?米・露・中各国の首脳の顔を具に観察すると、トランプ大統領は弱肉強食丸出しの貪欲な資本家の貌、プーチン大統領は冷徹な計画社会を仕切る策謀家の貌、習総書記はコミュニズムドグマ至上の覇権追求者の貌をしている。カリカチュア漫画家の手を経なくても、揃いも揃って御三方、見事にそれぞれ、思想と体制に琢磨された容貌を備えていると思う。昼夜間断なく為政者の脳裡を、主義や信条そして政策が駆け巡っていれば、精神のみならず顔貌までもが変容してしまうのは避けられないだろう。3人の面貌には、それぞれのイデオロギーを推し進める旗頭の凄みとでも言うようなものが顕れているということか?翻ってわが石破首相の顔、いや歴代自民党の首相の顔を想...首脳の貌

  • 差別化

    人間というものは、一旦この世に生を享けたら、個性の確立に向かって歩み続けるものらしい。幼い頃は親の教導により、長じるに従い自分の内なる心に導かれて・・・個の確立とは、自分を他人と差別化することにほかならない。他人と異なる存在に成ろうとすることは、向上し進歩することでもある。差別化の営みは、生涯続く・・・仕事・学習・稽古事・スポーツ・遊び事・旅行・冒険・探検など、他との差別化の種目は限りなくある。努力も精進も、差別化すなわち他人との違いを身に付け瞭かにする強い意思の表れである。人間は単純な競争とは別に、自分の好む得意な分野で差別化を図る高等な手段をもっている。動物は差別化を図れない。動物にあるのは、生存のための単なる競争だけである。差別化においても、多数の人が同じ種目に集中すれば、其処では当然ながら過当な競...差別化

  • 川べりの桜並木

    近くの川べりの桜並木が満開になった。そのうちの10本ほどの老木が、今年伐採の予定と町の広報にあった。全盛の頃には、市内のサクラ名所のひとつに名が挙がっていた。ソメイヨシノの樹の寿命は60年ぐらいとか。一般の樹の寿命と較べると、とても短い。天然のヤマザクラと違って、人工的に交配作出された樹の宿命なのだろうか?老樹になると芯が空洞化して其処に茸が取り付き、一挙に樹勢が衰えてしまうようだ。10年ほど前から、年々花色が淡くなっていた。桜の根元には、ハナニラが空を仰いでいた。対岸にはイソヒヨドリの姿も。メジロやエナガも居たが、スマホではお伝えできない。半世紀の間、毎年愛でていた川沿いのサクラ並木、木々への惜別の念いは募る。株元に迫る舗装や酸性雨、気候温暖化など、逆境に耐えての年毎の開花、ご苦労様と言いたい。川べりの桜並木

  • 必要最小限のエクササイズ

    老化に伴って筋肉が衰えるのは自然の成り行きだが、特に衰えが顕著に表れる筋肉は〈上腕二頭筋〉(二の腕)と〈内腿内転筋〉(内股)のふたつの筋肉ではないかと思う。両筋肉は筋肉劣化のインジケーターと言っても過言でないと思う。元来横着者の老生は、成る可く労少なく効果の大きいエクササイズしかやりたくない。気が付いたらこの2つの筋肉のトレーニングが日課になっていた。他の筋トレはインターバルが必要だが、この2つは休む訳にはいかない。降りのエスカレーターに乗って、上の階を目指すようなもの、ステップを止めれば下降するしかない。老人は両筋肉の変化にいつも敏感でありたい。サルコペニアの予兆は、必ず此処に現れると見て間違いないだろう。したがって、老人の健康維持のための体操の要諦は、①肩関節と股関節のストレッチ②上腕二頭筋と内腿内転...必要最小限のエクササイズ

  • 裏葉草(風知草)

    裏葉草(ウラハグサ)とは耳慣れない妙な名前だが、葉の裏表が逆転することに由来するらしい。風知草(フウチソウ)が一般的な呼び名である。本州太平洋側、特に関東地方西部から近畿地方南部の山地の崖や尾根に自生するらしい。イネ科ウラハグサ属の多年草で、箱根に多く自生しているので〈Hakonechloamacra〉(箱根の長い草)の学名があるとのこと。私は風知草の名も姿も好きだったので栽培してみたら、存外手間がかからない強健な植物だった。茎と葉が密生しているからだろうか?鉢に植えておいたら、株下からスナゴケが生え始め、鉢全体を覆ってしまった。コケは蘚苔類の蘚類に属す植物で、他の植物にある維管束が無く、したがって根も無い。根がないということは、栄養は葉と茎から摂っている。栽培は難しそうだ。土の形状性質・空中湿度・気温・...裏葉草(風知草)

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