覚悟を持って臨んだのが、昨年と大きな違いでした。それを言語化すると「いざとなれば、シルバートレインを牽くローテーションに加わる」、「恐らく、今年が最後の挑戦」に集約されます。昨年は直前のPWRが約3.97倍で、いわゆる「ツキイチ」以外に考えられませんでしたが、今年は4.2倍を超えており、所属するチーム「縁の場」での立ち位置や果たすべき役割も変わりました。加えて、妻からは「今年がダメだったら、諦めて欲しい」と言われていました。 才能がないなりに努力で補い、師匠や仲間にも恵まれて、調整は順調でした。ヒルクライムのタイムも上々で、TTE(FTPの持続時間)は50分近くまで伸長。シルバーリングを「獲れ…