漢方大好きおじさん(東洋医学専門医)のブログ。平凡な毎日をいかに楽しく過ごすか。本の紹介を中心に、学び・健康・東洋医学・ライフスタイルなど色々。
東洋医学に気血水という概念があります。 本家の中国よりもむしろ日本でよく使われる概念です。 江戸時代中期頃から、概念が確立していきました。 この中で「気」という概念が非常に難しいです。 いろいろな人がいろいろな事を言います。 私は臨床家ですので、あくまでも臨床をしていて感じる「気」の概念について考えてみたいと思います。 臨床家は科学的である必要はあります。 だからこそ科学的ではない事にも目を向けないといけません。 直観と経験で見える時があるのです。 これは科学的ではありません。 イメージや芸術の域かもしれません。 東洋医学は西洋医学に比べて直観・五感・経験で治療していく側面が強く 分かりにくい…
東洋医学を専門として、職場を変わり8か月がたちました。 煎じ薬を多く使っています。 煎じ薬は生薬を組み合わせてコトコト30分から40分ほど煮てお茶みたいにして飲むやり方です。 薬局や病院で出される粉の薬はエキス剤といい、抽出液を乾燥粉末にしたものです。 煎じ薬とエキス剤では効果が違います。 病院勤務の時は、煎じ薬を使う事はありませんでしたのでその違いを知る由もありません。 漢方薬は効かない、効果に時間がかかると思われている方はおそらく使い方が間違っているのだと思います。 漢方薬は効きます。即効性もあります。 漢方薬って何をしているのだろう? おそらく「自然の状態を作り出している」のではないかと…
一条次郎さんの「レプリカたちの夜」を読んで。 レプリカたちの夜(新潮文庫) 作者:一條次郎 発売日: 2019/03/15 メディア: Kindle版 新潮ミステリー大賞を受賞した作品です。 ジャンル分けが難しいなと感じました。 ミステリー要素あり、ファンタジー要素あり、サイコ要素あり、 哲学・心理学要素あり。 新しい雰囲気の小説です。 きっと読者の感想は幅広く、好き嫌いも分かれるかもしれません。 私の第一印象は「悪ふざけをしているな」というものでした。 小説を書く事自体を楽しんでいるように感じます。 デビュー作ですが、肩の力が抜けてます。 型にはまらず、自由自在に文章を楽しんでいる。 切羽詰…
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