ストレッチに治療効果ってあるんだろうか? この疑問を抱いたことがある方、一人二人じゃないと思う。 ちなみに僕もその一人だ。 臨床でよく目にする光景の一つに「ストレッチ」はあり、自分自身もPTになりたての頃は先輩のを見よう見まねで一生懸命スト
【2024年版】痛みや関節可動域に効くの?ストレッチの効果を科学的に解説
ストレッチに治療効果ってあるんだろうか? この疑問を抱いたことがある方、一人二人じゃないと思う。 ちなみに僕もその一人だ。 臨床でよく目にする光景の一つに「ストレッチ」はあり、自分自身もPTになりたての頃は先輩のを見よう見まねで一生懸命スト
【痛みの評価】侵害受容性疼痛と神経障害性疼痛の鑑別の仕方を徹底解説!
痛みには大きく3つ種類があり、それが以下です。 侵害受容性疼痛 神経障害性疼痛 痛覚変調性疼痛 このうち、よく質問としていただくことが多いのは… 侵害受容性疼痛と神経障害性疼痛はどうやって鑑別するのですか? というもの。そこで今回は、理学療
「レントゲンを撮っても特に異常な所見が見られない」 「発症から数年経過、手術もしているのに中々痛みが取れない」 こうした症状を呈する患者さん、見たことありませんか? 特に外来がメインの整形外科や脳神経外科クリニックではむしろこういうケースの
腰痛がある人のうち仙腸関節が問題になっている割合は⚪︎% 仙腸関節第一主義のリーズニング 「この患者さんの腰痛の原因は仙腸関節だな」 このように、日々腰痛患者さんのリハビリあるいは治療を進めていく際、その原因として「仙腸関節の
【臨床相談リアルフィードバック】療法士がやりがちな推論の落とし穴を解説
みなさん、こんにちはきんたろーです。 実は先日、オンラインサロン『はじまりのまち』の方で、サロンメンバーの方と臨床相談を実施しまして、そこで 「これは臨床推論あるあるかもしれない」 と思った点がありましたので、こちらポイントをまとめていこう
【2024年最新】股関節周囲における感覚受容器(メカノレセプター)の密度を解説!
『感覚受容器』あるいは『メカノレセプター』というワードは、リハビリテーション業界の中で生きているとそれはもう聞き飽きるほど耳に入ってくる単語の一つです。 使われる場面としては…感覚の問題を説明する時だったり、痛みの問題を説明する時だったり、
【痛みに対する信念と慢性化メカニズム】医療従事者が安易に伝えている言葉によって腰痛が加速している可能性
腰痛は、罹患率が最も多い整形外科疾患の一つです。 一般的に急性腰痛の予後は良好であると考えられていますが、実際には多くの方が長期間にわたり痛みに悩まされるといった経験をしているのも事実です。 ここで重要なのは、このブログでも何度もお伝えして
本記事は、オンラインサロン『はじまりのまち』内で発信している記事です。本サイトでは途中までご覧いただけます。 皆さん、こんにちは。最近インスタのDMで 「きんたろーさん最近表現が尖ってて前よりも好きになりました」 と、ここにきてなぜか好感度
【治療やトレーニングをより科学的に】臨床で対象になりがちな筋肉のモーターポイント一覧
神経筋電気刺激療法などを実施する際に知っておかなければならないこと。 それは、『モーターポイント:Motor Point』の位置です。 モーターポイントとは、神経が筋腹に侵入する部位および体表からの電気刺激で最も筋収縮が起こりやすい部位と定
【腰痛の新常識】動きが悪くなるから痛いのか?痛くなるから動きが悪くなるのか?正解はこっち!
【腰痛の新常識】動きが悪くなるから痛いのか?痛くなるから動きが悪くなるのか?正解はこっち 腰痛患者さんの身体運動時における筋活動の特徴 腰痛のリハビリテーションを進めていく上で、よく目の当たりにする一つの特徴。それは… なんか体幹の動き硬い
【最新版】慢性脳卒中患者の歩行とバランスの改善に関する固有受容神経筋促進法(PNF)の効果
この記事では、私たちリハビリテーションセラピストが日々の臨床で直面する、「慢性期脳卒中患者様に対するリハビリテーション介入の効果」について解説していきます。 その中でも今回シェアしたい介入方法は『Proprioceptive Neuromu
【頸部・上肢・腰部・下肢】臨床現場で用いられる疼痛誘発テスト一覧
この記事では、主に整形外科領域において用いられる疼痛誘発テスト(整形外科テスト)を一覧でご紹介しています。 実技動画も添付しているので解説と合わせて参考にされてください。 それぞれの部位のテスト一覧の最後には、確認問題もご用意しています。
【鉄板介入】痛みのリハビリを行う時に絶対守るべき3つのポイント
本記事は、オンラインサロン『はじまりのまち』内で発信している記事です。本サイトでは途中までご覧いただけます。 理学療法士や作業療法士、鍼灸師や柔道整復師の皆さんへ質問です。 「痛みを患っている方のリハビリテーションや施術が上手くいかないこと
【評価用紙あり】不安と抑うつを評価するHospital Anxiety and Depression Scale(HADS)と慢性疼痛との関連性
リハビリテーションの現場において、不安を抱いていたり抑うつ傾向にある患者様というのは一定数いらっしゃいます。 で、この不安や抑うつという症状の対応といったら『精神科』のイメージがパッと思い浮かぶかもしれませんが、実際こうした状態になっている
【セラピスト必見】腰痛に関して効果的ではない10個の誤解と真実
「腰痛について誰もが知っておくべき10の真実」なる論文が2020年に発表されたのをご存知でしょうか? 著者は、ピーター・オサリバン。僕が大好きな痛みに関する研究者の一人です。 https://bjsm.bmj.com/content/54/
【質問紙法のデメリット】詳細な痛みの評価に入る前に必ず行っておきたい2つのこと
整形外科疾患であれ、脳血管疾患であれよく共通する症状の一つに「痛み」があります。 とはいえ、痛みを患っている患者様のリハビリを行う際に、セラピストが痛みそのものをバクッと一括りで捉えてしまうとまぁまぁの確率で迷宮入りしちゃいます。(その結果
【30年前の知見って知ってた?】腰痛の85%は原因不明、これはもう古い
「腰痛の85%は原因が不明、つまり非特異的腰痛です」 この一言が最初に唱えられ始めたのは1992年、一つの論文が発表されたことを皮切りに一気に広まりました。 世はまさに大海賊時代に突入したわけです。 ちなみに、そのきっかけとなった論文という
【成長の足枷は環境じゃない、自分】もっと成長したら挑戦してみます!はほとんどやらない説
何か新しいことを始める時に「もっと技術を高めてからチャレンジします」とか「もう少し成長してからやります」という理由で断念する人を僕はこれまで山ほど見てきました。 で、あくまでこれは僕の感覚ですが、こういった理由でチャレンジを踏みとどまった人
【2022年コクランレビュー】痛みの「強さ」を共通認識できるツールは○○
痛みの強度を評価するとき、皆さんはどのような評価スケールを用いていますか? Visual Analogue Scale(VAS)を用いる人もいれば、Numerical Rating Scale(NRS)を用いる人もいるかと思います。 では、
きんたろーが考える「離職率が高い組織の特徴ってこうだよね」という話し
ブログやInstagramなどを通して日々発信していると、色んな声や相談が寄せられます。 そのうち結構な割合で多いのが『転職』についてで、主に理学療法士や作業療法士の皆さんからこうしたご相談をいただくことが多いです。 ちなみに経験年数で言う
【これからは質問できるやつが強い】実習生や新人の頃にしか持ってない最強の武器
さて、皆さんに質問です。 中堅や古参療法士は持っていないが、実習生や新人療法士が持っている武器ってなんだと思いますか? 見方を変えると様々なものが挙がってくるとは思いますが、一つは『質問ができる権利』です。 一度は上司やバイザーから、「新人
リハビリテーション業界に限らず、仕事もしくは学校生活を送っていく上で「わからないこと」って誰しもあると思うんですね。 で、そんなときに取る行動はおそらく2つで、「自分で調べる」か「誰かに聞く」だと思います。 どちらのアクションも重要なのは、
【これから独立を考えているセラピストの皆さんへ】独立する前に絶対目を通してくれ頼む
さて今日はですね。いつもの記事に比べるともうまるっきり世界観の違う話しをします。 もう、全っ然違います。「痛みや神経科学、臨床推論の勉強しにきたのにー!」と思ってきんたろーブログにアクセスしてくださった皆さん、ほんとごめん。 なんの話しをす
【痛みの認知的側面】慢性的に肩が痛いの原因は肩ではなく○○にあるかもしれない
慢性疼痛をはじめ、「痛み」の病態を探っていく際に欠かせないのが痛みそのものを多面的に捉えることです。 多面的というのは具体的に『感覚的側面』・『情動的側面』・『認知的側面』に最近では『社会的側面』も加えた大きく4つの側面から痛みをとらえてい
【脳の中でつくられる痛み】運動によって生じた体性感覚情報と視覚情報間にズレが生じるsensory-motor conflictという現象
運動の意図と感覚情報(視覚と体性感覚)にズレが生じると痛みや異常知覚を惹起するという現象は、主に慢性疼痛患者様などによく見られるメカニズムの一つだったりします。 ちなみに、こうした運動と感覚情報のズレが生じることを『sensory-moto
【2023年最新】ペンフィールドの脳内一次運動野におけるホムンクルスの概念が刷新!
「脳内には綺麗にマッピングされたホムンクルスがあるよね」 これは、おそらく殆どのセラピストの皆さんの中である程度一致する見解だと思います。 用語解説『ホムンクルス』 ホムンクルスとは、大脳皮質一次運動野(M1)と一次体性感覚野(S1)におい
【知ってた?】足関節捻挫後は患側のみのリハビリに囚われない方がいい
スポーツ現場において、足関節の障害は膝関節に次いで2番目に怪我が多い部位です。 特に、足関節捻挫はスポーツに関連する怪我の約4分の1を占めており女性の方が男性よりも多く見られる傾向にあります。 また、足関節捻挫はその再発率というのがとても高
皆さんは、複雑性局所疼痛症候群(CRPS)という難治性疼痛疾患をご存知でしょうか? CRPSは、外傷などをきっかけに手や足などに痛み等が残存してしまう状態になっており、これまで治療法としてよく用いられていたのが『ミラー療法』なのですが、しっ
【筋-筋膜性疼痛を深掘り】筋肉と筋膜が生み出す4つの痛みの特徴
すっごく唐突なんですが。 皆さん、筋-筋膜性疼痛の痛みの特徴って知ってます? いや、これは質問の精度が悪すぎるすみません。関係ないんですけど、質問力の高さってすごく重要ですよね。いま現在AIが答えそのものを教えてくれたりするわけですが、質問
【肉離れの病態メカニズム】筋腱接合部が教える筋損傷リスクの秘密を分かりやすく解説!
スポーツ現場において、常に隣り合わせとなる傷害の一つが『肉離れ』ではないでしょうか? これは、どのスポーツにも起こり得るからこそ日々選手のサポートをしているトレーナーの皆さんは、その病態メカニズムを確実に押さえておきたいところです。 現在、
【病態をふわっとさせるな】歪みは歪みでも腰痛に関連する歪み多分皆んなが思ってるやつと違う
本記事は、オンラインサロン『はじまりのまち』内で発信している記事です。本サイトでは途中までご覧いただけます。 姿勢の歪みが腰痛の原因なの? それとも運動機能の障害が痛みを引き起こす? 痛みを「運動器障害」として捉えると、「当然だよね」と思わ
【スポーツ前のウォームアップで静的ストレッチはNG?】ストレッチが足関節捻挫のリスクに与える影響を科学的に証明
運動前にゆっくり伸ばすストレッチ(静的ストレッチ)を行うのは、怪我しやすかったり、むしろパフォーマンスが低下するからやめた方がいいよ! 日々、スポーツ現場で働いている人であれば、この説ってよく耳にしているのではないでしょうか? それこそ、十
【動くから痛くなるの?】動作誘発性疼痛と情動・認知的側面のつながり
本記事は、オンラインサロン『はじまりのまち』内で発信している記事です。本サイトでは途中までご覧いただけます。 近年、筋骨格系疼痛の領域において『動作誘発性疼痛』が注目されています。 これは、その言葉の通り「動くことによって引き起こされる疼痛
【2023年最新】予後を左右する!腰椎椎間板ヘルニア手術前の重要ポイント
腰痛は現代人にとって身近な悩みで、手術を受けることが最善の選択とされるケースも少なくありません。 しかし、皆さんは手術を受ける前にどのような要素が回復の過程に影響を与えるのかご存知でしょうか? そんな疑問に答えるため今回は、最新の研究をもと
痛みは私たちの日常生活において避けられない存在であり、個々人が経験する感覚の違いや痛みの原因の多様性が、痛みの評価を複雑なものにしています。 この記事では、痛みの評価に関する最新の研究をもとに、痛みの入力・処理・出力という3つの要素を分かり
【筋膜神経学】先行研究で明らかになった筋膜の解剖学と神経支配まとめ
筋膜は、筋肉やその他の構造物を覆い人体全体をつなげる重要な組織です。 最近の研究では、筋膜の痛覚受容器が痛みや機能障害に関与している可能性が示唆されています。 この記事では、筋膜の痛覚受容器に関する研究結果を参考に日々のリハビリテーション現
CRPS(Complex Regional Pain Syndrome:複合性局所疼痛症候群)は、外傷や手術後に発生することが多い慢性的な疼痛と感覚・自律神経・運動機能の障害を特徴とする症状群です。 CRPSは主に以下2つのタイプに分類され
【10m歩行テスト入門】リハビリテーションの基本評価ツールをマスターしよう
理学療法の現場でよく用いられる評価の一つ『10m歩行テスト』は、対象者の歩行速度を測定するシンプルで効果的な方法です。 この記事では、10m歩行の理論的背景や実施方法、結果の解釈について詳しく解説します。 【10m歩行テスト入門】リハビリテ
システマティック・レビューとナラティブ・レビューの違いを分かりやすく解説
レビュー論文を読む際に、「これはシステマティック・レビューです」もしくは「ナラティブ・レビューです」といった文章が記載されているのを見たことがあるでしょうか? もしくはタイトルにそう書いてあるの システマティック・レビュー論文 ナラティブ・
【セミナー文字起こし】脳卒中リハビリテーションにおける臨床推論のリアル
本記事は、オンラインサロン『はじまりのまち』内で発信している記事です。本サイトでは途中までご覧いただけます。 皆さん、こんにちは。きんたろーです。 今回は、2023年2月にオンラインサロン『はじまりのまち』で開催したセミナー『脳卒中リハビリ
弓道におけるイップスの有病率となりやすい人の特徴について解説
この記事では、弓道におけるイップスの有病率やその原因について、2021年に発表された研究論文をもとに解説していきます。 イップスについては、この記事以外にもいくつか解説しているのでご興味ある方は併せてご覧ください。 イップスに関する記事一覧
【国内の研究報告】健常者と慢性腰痛患者の脳活動には特徴的な違いがある!
この記事では、昨年(2022年)国内で行われた研究を参考に、慢性腰痛患者さまの脳の特徴について解説していきます。 昨今、痛みと神経系の関連を示す研究は増えてきており、特に今回はこれが国内で、しかも大規模で行われた研究ということで非常に貴重な
【新人理学療法士さんへ】良い理学療法士になるためには6つの要素が必要
これから、4月になり多くの理学療法士が誕生してきますが、そんな中ほとんどの新人理学療法士が口を揃えて言うこと。 それは、「良い理学療法士になりたいです!」というものです。 僕も理学療法士免許を取得した時はそう言っていたような気がしますし、み
【これを見れば網羅できる!】二点識別覚の意義や実施方法、カットオフ値などを徹底解説
この記事では、以下の項目について解説しています。 この記事で分かること 二点識別覚は何を検査しているのか? 二点識別覚の実施方法と注意点 二点識別覚を行っている最中の脳活動 二点識別覚のカットオフ値(知見あり) 二点識別覚と慢性疼痛の関係
【解剖生理学を極める】骨格筋の特徴と収縮-弛緩について分かりやすく解説
この記事では、骨格筋の解剖学&生理学的な特徴について分かりやすく解説していきます。 理学療法士や作業療法士はもちろん、柔道整復師や鍼灸師といった資格試験においても頻出問題となっているところだと思いますので、ぜひ最後までご覧いただきその特徴を
【今後のトレンド】理学療法や作業療法を実施する上で絶対に押さえておきたいMCIDという概念
この記事では、今後の理学療法や作業療法場面において必ず必要になってくるであろう『MCID』という概念について解説します。 これまで、症例発表等において初期評価と比べて最終評価でアウトカムとなる数値が改善すれば「介入に効果があった」という風潮
この記事では、「非特異的慢性腰痛に対して強めのマッサージと軽めのマッサージはどちらが効果的なのか?」という疑問に対して先行研究を参考に解説します。 現在、腰痛のリハビリテーションないしは施術を生業としているセラピストの方はぜひ最後までご覧く
この記事では腕神経叢について一覧でまとめています。 腕神経叢とは、主に上肢・体幹に繋がる神経が複数合わさっているものを指します。 できる限り覚えやすいように、分かりやすくまとめていますのでぜひご活用ください。 国家試験勉強のための筋肉の起始
この記事では以下のテーマについて解説しています。 この記事で分かること 介護保険制度とは 要介護と要支援の違い 要介護認定の流れ 介護保険を使って利用できるサービス 介護保険領域に携わる理学療法士や作業療法士の皆さん、もしくはこれから介護保
【一覧で分かりやすい】腰-仙骨神経叢に関連する筋肉と支配神経まとめ
この記事では、腰-仙骨神経叢に関連する筋肉や支配神経について一覧でまとめています。 基礎知識おさらい 腰-仙骨神経叢とは、腰神経叢と仙骨神経叢を合わせたもの。 『神経叢』とは神経が複数に合わさっているものを指す。つまり、腰-仙骨神経叢とは腰
【海外は開業できる!?】日本と世界の理学療法制度の違いを一覧で解説
この記事では、日本と海外の理学療法士制度の違いについてまとめています。 海外の理学療法に興味がある方はぜひ最後までご覧ください。 【海外は開業できる!?】日本と世界の理学療法制度の違いを一覧で解説 世界理学療法士連盟とは 各国の理学療法士制
本記事は、オンラインサロン『はじまりのまち』内で発信している記事です。本サイトでは途中までご覧いただけます。 この記事では、痛み(特に慢性腰痛)に対するリハビリテーションを進めていく上で必ず抑えておきたいポイントについて解説しています。 日
この記事では、足部内在筋を一覧でまとめています。 足部内在筋とは、筋肉の起始と停止が足部内にある筋肉のことをいう。 足部内在筋の役割としては、足部のアーチを保持したり足部自体の安定化に関わると言われています。 いま現在、足部並びに足関節周辺
痛みと一言でいってもこれには種類があって、それが『急性疼痛』と『慢性疼痛』です。 理学療法士や作業療法士の皆さんがリハビリテーションの現場で臨床を進めていく際には、対象者の方が呈する痛みはどちらの要素が強いのか。 これを、解像度高く紐解いて
肉離れは下肢に多く発生し、そのなかでもハムストリングスでの罹患率が高いとされています。 ハムストリングスの肉離れが発生しやすい条件。 その一つに、「過度な伸張」があります。 「筋肉が伸びすぎると肉離れが発生する」 これはなんとなく想像しやす
この記事では、理学療法士&作業療法士の国家試験にて出題されやすい表情筋と咀嚼筋を一覧でまとめています。 ぜひ、本記事を読んでテスト対策等に活かして頂けると嬉しいです。 【学生さん必見】表情筋&咀嚼筋を一覧で解説! 咀嚼筋は全部で4つ 咀嚼に
【評価用紙あり】変形性膝関節症患者に実施すべきJKOMというQOL評価
近年、痛みのリハビリテーションを進めていく上で、“痛みそのもの”に加えて、対象者の社会背景や生活の質(Quality of life:QOL)にも着目することの重要性が高まってきています。 その理由としては、多くの療法士が改善させたいその『
【APDL?IADL?】ADLに関連する用語と評価方法を整理しよう!
理学療法の目的は、基本的動作能力の回復と定義されています。 基本的動作とは「立つ」、「座る」、「寝返る」、「起き上がる」、「歩く」といった動作になるわけですが、人々の一日がこれら動作だけで終えるということはほとんどありません。 むしろ、こう
整形外科クリニックを始め多くの医療機関やスポーツ現場において、『靭帯損傷』を呈した患者様を担当する理学療法士の方は多いかと思います。 ただ、靭帯損傷と一言でいってもその中身は多様で足関節や膝関節など発症部位は多岐にわたります。 今回は、それ
【痛みの認知的側面】非特異的慢性腰痛の感覚-運動および身体知覚評価
本記事は、オンラインサロン『はじまりのまち』内で発信している記事です。本サイトでは途中までご覧いただけます。 本日は、非特異的慢性腰痛のリハビリテーションを進めていく際に必要な『評価』の話しをしていきたいと思います。 キーワードは「痛みの3
【ゴルファー1000人以上に聞いた】イップスの原因に最も関連するのはこの2つ!
この記事では… イップスとはどのような病態なのか? イップスの原因となる2つの因子 ゴルフにて最もイップスが生じやすい瞬間 イップスが発生する確率が高いゴルフクラブ これらについて、昨年発表された論文をもとに解説しています。 ぜひ、最後まで
【全て説明できる?】リハビリテーションの5つの分野を正しく理解しよう!
リハビリテーション(rehabilitation)と一言でいっても、その中には大きく5つの分野があることをご存知でしょうか? 5つの分野とは、『教育的リハビリテーション』、『職業的リハビリテーション』、『社会的リハビリテーション』、『医学的
理学療法士や作業療法士、柔道整復師や鍼灸師の皆さんであれば、痛みのリハビリテーションないしは施術を行なっていく際『物理療法』を用いることがあると思います。 そこで、この記事では痛みの臨床でよく用いられる5つの物理療法の『生理学的作用』と『効
この記事では、理学療法もしくは作業療法を行っていく際によく使われる評価方法を一覧でご紹介しています。 それぞれの項目に詳細な解説記事も添付しているので、より深く勉強したい方はそれら記事をご覧ください。 理学療法士や作業療法士の皆さんは必読で
【脳卒中評価法】Functional Assessment for Control of Trunk:FACTについて分かりやすく解説!
脳卒後遺症患者様に対して体幹機能を評価をする場面ってよくあるかと思います。 その際、用いる評価バッテリーには『Stroke Impairment Assessment Set:SIAS』や『Trunk Control Test:TCT』、『
痛みの『強さ』を評価する際に、おそらく最も使用されるであろうツール。 それが、『visual analogue scale:VAS』もしくは『numerical rating scale:NRS』ではないかと思います。 これ以外にもフェイス
【これで鑑別可能!】仙腸関節障害を見分けるための6つのテスト
整形外科クリニックや、治療院、整骨院などで腰痛患者様が来院されることって物凄く多いと思うのですがその際に… この腰痛の原因って一体なんだろう…? という疑問もしくは悩みを持たれたことってないですか? もちろん、医療機関に勤務している方とかで
【それ逆効果かも】患者様に毎回「痛みはどうですか?」と聞く癖があるセラピストの皆さんちょっと聞いて
日々の理学療法や作業療法の場面においてよくこういった光景を見かけます。 ◯◯さん(患者様)、今日は痛みの状態どうですか?…なるほどー、今日も痛み残ってますか… さて、このようなシチュエーション見たこと、もしくは実際に行ったというケース、ない
病院やクリニックにおいて、股関節疾患の患者様を担当する理学療法士や作業療法士の方は数多くいらっしゃると思います。 そこで今回は、整形外科的テストの中でも股関節(特に筋肉)に対して行う評価を一覧でまとめ、かつ評価の意義や実際のやり方について解
【カットオフ値あり】運動恐怖心の評価であるTampa Scale for Kinesiophobia(TSK)を使いこなそう!
痛みのリハビリテーションを進めていく上でもはや欠かせないものとなってきたファクトが『痛みに対する情動的側面』や『痛みに対する認知的側面』です。 中でもより重要な、痛みを拗らせてしまう因子として近年トピックになっているのが『運動恐怖』です。
痛みのリハビリテーションを進めていくとき最初に診るべき5つの視点
病院やクリニックに来る患者様の割合で恐らく最も多い症状が『痛み』ではないかと思います。 関節可動域制限や筋力低下といった機能障害ももちろんありますが、それだけで「医療機関を受診しよう」というケースは少なく、むしろそれら機能障害によって身体の
【ゴルファー必見】イップスの有病率となりやすい人の4つの特徴
何らかのスポーツを続けていると、自分もしくは周囲(チームメイトなど)のメンバーの中で『イップス』という問題を抱えるケースがあります。 このイップスという用語自体が一番浸透しているのはおそらく野球だろうと思いますが、実際にはゴルフやピアノ、習
【報告バイアス】アンケートを作成するときに気をつけたいポイントを解説
日々の理学療法や作業療法を進めていく中で、『患者様に直接質問する評価』ってあると思うんです。 いくつか例を出すと、Pain Catastrophizing Scale(PCS)やOswestry Disability Index(ODI)、
「バイアスとは何か?」そして「バイアスにはどんなものがあるか?」と問われた時、皆さんは答えられるでしょうか? 実は日々の日常生活の中、そして理学療法や作業療法などにおける臨床の場面においても『バイアス』の存在というのはとても大きく、私たちの
【臨床技術上達法】結果を出すセラピストに共通しているのは◯◯力があること
僕がこれまで出会ってきた理学療法士や作業療法士、その他柔道整復師や鍼灸師といったセラピストの皆さんの中で、「結果を出しまくってるセラピストの人ってモレなくここ抑えてるよね。」と感じている部分があります。 で、そんな彼(彼女)らは例外なくある
この記事では、「DNSアプローチの方法論をどうやって学ぶか?」ということについて、僕が実際に行っているDNSアプローチの学習方法についてご紹介したいと思います。 臨床においてDNSの考え方を取り入れたアプローチは、(病態解釈に基づいていれば
【知識持ち=臨床力?】頭が良い人の条件が変わってきた感あるよね。という話し
学生の頃において『頭がいい人』といえば、みなさんどんな人を思い浮かべますか? 一言で『頭が良い』と言ってもこれは定義が曖昧なので、前提に何を置くのかによって答えはだいぶ変わってきちゃうんですが、おそらく多くの人が『成績が良い』というのを一つ
【痛みの生理学】身体活動量が低下すると痛みを感じやすくなる理由
活動量の低下と痛みの慢性化の関係性を示した研究報告は数多く上がっていて、例えばEllingsonらが行った研究だと… 健康な女性を対象に『身体活動レベル』と『熱刺激による痛みの平均強度や不快感』との関係を評価しました。 参考文献 Exerc
【腰痛の理学療法】ODIを用いて日常生活活動の評価を行おう!
慢性腰痛患者様の日常生活活動(ADL)の障害の程度を把握するための評価として、Oswestry Disability Index(ODI)というものがあります。 慢性腰痛に対する活動量の評価で世界的に最も使われているのは、Roland‒Mo
痛みのリハビリテーションを進めていく上で、必ず抑えておきたいこと。 それが、投薬情報です。 そこで、今回は痛みを伴う患者様に対してよく処方される薬を一覧でまとめてみました。 それぞれの薬がどのような作用機序で鎮痛効果を発揮しているのかについ
【保存版】RDQって知ってる?腰痛特異的な活動量の評価方法を抑えよう!
RDQとは、 Roland-Morris Disability Questionnaireの略で、腰痛によってどれくらい日常生活活動が障害されているかを患者自身が評価する方法です。 RDQ日本語訳 Roland-Mor
腓骨につく筋肉を一覧でまとめてみました。 基本的な部分ではありますが国家試験はもちろん、日々のリハビリテーションを進めていく上で非常に重要な知識なので、繰り返しご覧頂き知識を定着していきましょう! また、国家試験勉強向けに筋肉の起始〜停止や
脛骨につく筋肉を一覧でまとめてみました。 基本的な部分ではありますが国家試験はもちろん、日々のリハビリテーションを進めていく上で非常に重要な知識なので、繰り返しご覧頂き知識を定着していきましょう! また、国家試験勉強向けに筋肉の起始〜停止や
【論文を読むのが苦手な方必見】論文を読むコツとそのとっかかり方
リハビリテーションを進めていく中で、分からなことや悩むことに出くわすタイミングというのは沢山あると思います。 例えば、「◯◯という病態の患者様に対してどのようなリハビリ方法が一番効果的なのだろうか?」とかもその一つです。 こういった場合に、
【DNICとは何?】疼痛に対するアプローチとそのメカニズムを解説
私たち人含め、動物において「身体のある部位に与えた刺激により別の部位の痛みが抑制される現象」が生じることがあるのですが、これを広汎性侵害抑制調節(diffuse noxious inhibitory controls:DNIC)と言います。
【療法士の多くが勘違い?】エビデンスのレベルを正しく理解しよう
理学療法士や作業療法士、言語聴覚士といったリハビリテーション業界に携わるセラピストの皆さんであれば必ず意識するであろう『エビデンス』ですが、実は一定数の方はこのエビデンスを誤って解釈している可能性があります。 そこで今回は… エビデンスの誤
「姿勢が悪い=腰痛になる」はもう古い!〜姿勢アライメントisキング的思考から脱却する7つのポイント〜
「腰痛の原因をアセスメントしなさい」 と言われた時、おそらく5人に1人くらいは(いやもっといるか)、姿勢アライメントに言及するのではないかと個人的に思っているのですがいかがでしょうか? 日々のリハビリテーションの現場や整体、整骨院業界などを
理学療法士や作業療法士の皆さんが働く臨床現場では、日々患者様が抱える病態を紐解き、そしてその病態解釈に基づいた方法論を意思決定するということが常に行われています。 このような、病態解釈から方法論を意思決定するまでの一連の営みを『臨床推論』と
【PubMedの使い方】無料論文を全文表示したい時の手順を解説
論文を読もうと思った時、みなさんはどのようなサイトをお使いでしょうか? 現在、論文が読める代表的なウェブサイトは以下のサービス等があります。(他にもあったら教えてください) 代表的な論文検索サイト一覧 PubMed Google scala
【PubMedの使い方】無料論文を全文表示したい時の手順を解説
論文を読もうと思った時、みなさんはどのようなサイトをお使いでしょうか? 現在、論文が読める代表的なウェブサイトは以下のサービス等があります。(他にもあったら教えてください) 代表的な論文検索サイト一覧 PubMed Google scala
以前、「論文を読むときに絶対やっちゃダメなこと」というテーマで、論文を読むときに必ず抑えておくべき点について解説したのですが、今回はその続編です。 前回の内容を簡単におさらいすると… 論文を読むときにやっちゃいけないこととして「アブストラク
以前、「論文を読むときに絶対やっちゃダメなこと」というテーマで、論文を読むときに必ず抑えておくべき点について解説したのですが、今回はその続編です。 前回の内容を簡単におさらいすると… 論文を読むときにやっちゃいけないこととして「アブストラク
今回は、『臨床推論で起きがちな誤った推論展開』というテーマでお話ししていきたいと思います。 理学療法士や作業療法士、言語聴覚士といったリハビリテーションセラピストのほとんどは、毎日の臨床で臨床推論を行なっていると思います。 この作業を円滑に
【その症状は疾患由来なのか?】研究から読み解く腰部脊柱管狭窄症の真実
整形外科クリニックや脳神経外科クリニックを始め、(特に高齢者における)腰痛関連で特に多い疾患の一つに『腰部脊柱管狭窄症』というものが挙げられます。 この疾患の特徴的な症状としては、下肢の痺れや痛み、そして長時間歩くと下肢の痺れや倦怠感が強く
【日頃の発言は大丈夫?】事実と感情論は分けないと議論にならないという話し
本日は、「事実ベースの話しをしているのに感情論が混じっちゃうと全然話しが進まないので気をつけようね」という話をします。 この問題はリハビリテーション業界における療法士界隈はもちろん、病院内などで他職種を巻き込んで行われるカンファレンスの中と
理学療法士や作業療法士、言語聴覚士といったリハビリテーションセラピストが臨床現場で必ず行うこと。 その一つが『臨床推論(clinical reasoning)』です。 これは患者様の病態を適切に解釈し、その解釈に基づいた結果どの方法を用いる
【最新版】痙縮に対する振動刺激療法の最適な設定条件はこれだ!
本日は、脳卒中後遺症患者様の上肢痙縮に対する治療アプローチの一つである、『振動刺激』の効果と周波数や適切な頻度などの疑問を解決していきたいと思います。 脳卒中後の痙縮に対する振動刺激療法については、現在数多くの論文が存在していますが、一方で
根拠(定量的なデータ)を詰めてくる人は漏れなく知識でぶん殴ってくる嫌な奴。みたいな構造をそろそろ辞めにしたい
みなさん、おはようございます。 理学療法士のきんたろーです。 今日はちょっと知識ベースの解説記事というよりは、執筆者である私きんたろーのコラムみたいな記事です。 正直、まだ頭の中でまとまっていなんですが少し言語化したいことがある内容について
【きんたろーの臨床観】臨床推論を行う際に強く意識している2つのこと
さて、本日は僕きんたろーが臨床を行っていく上で強く意識している点について大きく2つのポイントに絞ってお伝えして…
【論理的思考力の落とし穴】他者を論破しがちな人に見てほしい2つのこと
さて、僕は普段からこのブログで「療法士に必須なスキルの一つって論理的思考力だよね」とか「臨床推論はできる限り論…
「ブログリーダー」を活用して、きんたろーさんをフォローしませんか?
ストレッチに治療効果ってあるんだろうか? この疑問を抱いたことがある方、一人二人じゃないと思う。 ちなみに僕もその一人だ。 臨床でよく目にする光景の一つに「ストレッチ」はあり、自分自身もPTになりたての頃は先輩のを見よう見まねで一生懸命スト
痛みには大きく3つ種類があり、それが以下です。 侵害受容性疼痛 神経障害性疼痛 痛覚変調性疼痛 このうち、よく質問としていただくことが多いのは… 侵害受容性疼痛と神経障害性疼痛はどうやって鑑別するのですか? というもの。そこで今回は、理学療
「レントゲンを撮っても特に異常な所見が見られない」 「発症から数年経過、手術もしているのに中々痛みが取れない」 こうした症状を呈する患者さん、見たことありませんか? 特に外来がメインの整形外科や脳神経外科クリニックではむしろこういうケースの
腰痛がある人のうち仙腸関節が問題になっている割合は⚪︎% 仙腸関節第一主義のリーズニング 「この患者さんの腰痛の原因は仙腸関節だな」 このように、日々腰痛患者さんのリハビリあるいは治療を進めていく際、その原因として「仙腸関節の
みなさん、こんにちはきんたろーです。 実は先日、オンラインサロン『はじまりのまち』の方で、サロンメンバーの方と臨床相談を実施しまして、そこで 「これは臨床推論あるあるかもしれない」 と思った点がありましたので、こちらポイントをまとめていこう
『感覚受容器』あるいは『メカノレセプター』というワードは、リハビリテーション業界の中で生きているとそれはもう聞き飽きるほど耳に入ってくる単語の一つです。 使われる場面としては…感覚の問題を説明する時だったり、痛みの問題を説明する時だったり、
腰痛は、罹患率が最も多い整形外科疾患の一つです。 一般的に急性腰痛の予後は良好であると考えられていますが、実際には多くの方が長期間にわたり痛みに悩まされるといった経験をしているのも事実です。 ここで重要なのは、このブログでも何度もお伝えして
本記事は、オンラインサロン『はじまりのまち』内で発信している記事です。本サイトでは途中までご覧いただけます。 皆さん、こんにちは。最近インスタのDMで 「きんたろーさん最近表現が尖ってて前よりも好きになりました」 と、ここにきてなぜか好感度
神経筋電気刺激療法などを実施する際に知っておかなければならないこと。 それは、『モーターポイント:Motor Point』の位置です。 モーターポイントとは、神経が筋腹に侵入する部位および体表からの電気刺激で最も筋収縮が起こりやすい部位と定
【腰痛の新常識】動きが悪くなるから痛いのか?痛くなるから動きが悪くなるのか?正解はこっち 腰痛患者さんの身体運動時における筋活動の特徴 腰痛のリハビリテーションを進めていく上で、よく目の当たりにする一つの特徴。それは… なんか体幹の動き硬い
この記事では、私たちリハビリテーションセラピストが日々の臨床で直面する、「慢性期脳卒中患者様に対するリハビリテーション介入の効果」について解説していきます。 その中でも今回シェアしたい介入方法は『Proprioceptive Neuromu
この記事では、主に整形外科領域において用いられる疼痛誘発テスト(整形外科テスト)を一覧でご紹介しています。 実技動画も添付しているので解説と合わせて参考にされてください。 それぞれの部位のテスト一覧の最後には、確認問題もご用意しています。
本記事は、オンラインサロン『はじまりのまち』内で発信している記事です。本サイトでは途中までご覧いただけます。 理学療法士や作業療法士、鍼灸師や柔道整復師の皆さんへ質問です。 「痛みを患っている方のリハビリテーションや施術が上手くいかないこと
リハビリテーションの現場において、不安を抱いていたり抑うつ傾向にある患者様というのは一定数いらっしゃいます。 で、この不安や抑うつという症状の対応といったら『精神科』のイメージがパッと思い浮かぶかもしれませんが、実際こうした状態になっている
「腰痛について誰もが知っておくべき10の真実」なる論文が2020年に発表されたのをご存知でしょうか? 著者は、ピーター・オサリバン。僕が大好きな痛みに関する研究者の一人です。 https://bjsm.bmj.com/content/54/
整形外科疾患であれ、脳血管疾患であれよく共通する症状の一つに「痛み」があります。 とはいえ、痛みを患っている患者様のリハビリを行う際に、セラピストが痛みそのものをバクッと一括りで捉えてしまうとまぁまぁの確率で迷宮入りしちゃいます。(その結果
「腰痛の85%は原因が不明、つまり非特異的腰痛です」 この一言が最初に唱えられ始めたのは1992年、一つの論文が発表されたことを皮切りに一気に広まりました。 世はまさに大海賊時代に突入したわけです。 ちなみに、そのきっかけとなった論文という
何か新しいことを始める時に「もっと技術を高めてからチャレンジします」とか「もう少し成長してからやります」という理由で断念する人を僕はこれまで山ほど見てきました。 で、あくまでこれは僕の感覚ですが、こういった理由でチャレンジを踏みとどまった人
痛みの強度を評価するとき、皆さんはどのような評価スケールを用いていますか? Visual Analogue Scale(VAS)を用いる人もいれば、Numerical Rating Scale(NRS)を用いる人もいるかと思います。 では、
ブログやInstagramなどを通して日々発信していると、色んな声や相談が寄せられます。 そのうち結構な割合で多いのが『転職』についてで、主に理学療法士や作業療法士の皆さんからこうしたご相談をいただくことが多いです。 ちなみに経験年数で言う
腰痛がある人のうち仙腸関節が問題になっている割合は⚪︎% 仙腸関節第一主義のリーズニング 「この患者さんの腰痛の原因は仙腸関節だな」 このように、日々腰痛患者さんのリハビリあるいは治療を進めていく際、その原因として「仙腸関節の
みなさん、こんにちはきんたろーです。 実は先日、オンラインサロン『はじまりのまち』の方で、サロンメンバーの方と臨床相談を実施しまして、そこで 「これは臨床推論あるあるかもしれない」 と思った点がありましたので、こちらポイントをまとめていこう
『感覚受容器』あるいは『メカノレセプター』というワードは、リハビリテーション業界の中で生きているとそれはもう聞き飽きるほど耳に入ってくる単語の一つです。 使われる場面としては…感覚の問題を説明する時だったり、痛みの問題を説明する時だったり、
腰痛は、罹患率が最も多い整形外科疾患の一つです。 一般的に急性腰痛の予後は良好であると考えられていますが、実際には多くの方が長期間にわたり痛みに悩まされるといった経験をしているのも事実です。 ここで重要なのは、このブログでも何度もお伝えして
本記事は、オンラインサロン『はじまりのまち』内で発信している記事です。本サイトでは途中までご覧いただけます。 皆さん、こんにちは。最近インスタのDMで 「きんたろーさん最近表現が尖ってて前よりも好きになりました」 と、ここにきてなぜか好感度
神経筋電気刺激療法などを実施する際に知っておかなければならないこと。 それは、『モーターポイント:Motor Point』の位置です。 モーターポイントとは、神経が筋腹に侵入する部位および体表からの電気刺激で最も筋収縮が起こりやすい部位と定