短編小説「シュヴァルツ&ヴァイス」設定資料集

◎フェアボーテネフリュヒテ→別名 「禁断の実」→長いのでよくフルフトと呼ばれている。→いつからか、世界中で見かけるようになった胡桃のような大きさの実(見た目は実というか種に近い)→適性者が近づくと、種が割れ、そこから出た煙が適性者を包み込み異能の力

短編小説「シュヴァルツ&ヴァイス」あとがき

こんにちは。 本書を最後まで読んでいただき、ありがとうございました。 今回は、バディものの作品を書いてみました。 今までバディものを書いたことがない自分にとって、新たな挑戦となりましたが、無事に最後までもっていくことができました。 です

短編小説「シュヴァルツ&ヴァイス」結

灰色の炎が、俺とグラウに迫る。 諦めかけた瞬間、俺たちの目の前に黒い炎の壁が出現し、灰色の炎を防いだ。「何っ！？」「間一髪だったな、シュヴァルツ」「……今回は間に合ったな、ヴァイス」 俺たちの前に現れたのは、ヴァイスだった。 予想外の人

短編小説「シュヴァルツ&ヴァイス」転

『グラウ・バルシュミーデ』 フルフトを取り扱うドイツの企業「ヴァイザー」の元研究責任者。 過去に離婚歴があり、現在配偶者はなし。 離婚した妻との間には一人娘がいるらしい。 今回の任務は、グラウの監視と護衛。 この町はすでに俺たちの組織の人間に

短編小説「シュヴァルツ&ヴァイス」承

俺とヴァイスは、日本のとある地方都市を訪れていた。 現在俺たちは、駅をすぐ出たところにある緑が溢れる公園にいる。 本来なら、ここで現地協力者と合流する予定だった。 しかし、約束の時間を過ぎても現地協力者は一向に現れなかったのである。 なので

短編小説「シュヴァルツ&ヴァイス」起

街を灰色に染めるような、濁った雨が降っていた。 そんな中、俺は傘もささずに男を尾行している。 男は俺の存在に気づかず、無防備な背中を見せながら足早に歩いていく。 その先にあるのは、寂れた商店街だ。 人通りも少なく、活気もない。 だが、男は