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2021/10/07

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  • 立小便

    世知辛い令和の世の中だ。道ばたで立小便なんかやってたら、通報され警察にしょっ引かれて行くだろうね。むかしは軽犯罪ですんでいた行為もいまはいろいろ尾ひれを付けられて聞いたことのない罪名を付けられて世間にその名前と顔とをさらされて人生最大の辱めを受けることになる。だから我慢ができなかったとしても道ばたで立小便をするものではない。いや立小便だからダメなのではない。座ってやってもダメなのだ。それに、座ってやれば印象はさらに悪くなる。立小便

  • 運動会ごっこ

    小学生の頃、運動会の季節になると近所の友だちと近くの広場で「運動会ごっこ」をやっていた。「ごっこ」とはいうもののリレーや騎馬戦はかなり真剣で必死になってやっていた。とはいえ「ごっこ」は「ごっこ」。運動会に忠実にということで体操をやろうということになりラジオ体操第2の屈伸運動ばかりやっていた。校長先生の挨拶まであった。ただ女子の参加がなかったためにフォークダンスはやらなかった。それが心残りかというとそうではない。フォークダンスは誰も好きではなかったからだ。運動会ごっこ

  • リンゴがひとつ

    1,昨日は休みだった。することもないので、プライムビデオを覗いていたら、そこに『寺内貫太郎一家』があった。しばらくそれを見ていたのだが、そこに出ている、貫太郎(小林亜星)、きん(樹木希林)、里子(加藤治子)さん、周平(西城秀樹)、岩(伴淳三郎)さん、タメ(左とん平)ちゃん、花熊(由利徹)さん、など主だった出演者は既に亡くなっている。生きているのは、靜江(梶芽衣子)とミヨ(浅田美代子)ちゃんと上条(藤竜也)さんくらいだ。オリジナルメンバーでのその後を見たかったのだが、もうダメか。来世を楽しみにするしかない。2,寺内貫太郎は1974年のドラマだが、その年はテレビばかり見ていた記憶がある。火曜日は『プロポーズ大作戦』、水曜日は『寺内貫太郎一家』、金曜日は『太陽にほえろ!(松田優作のシリーズ)』『うわさのチャンネ...リンゴがひとつ

  • 湿気ったダンヒル

    湿気ったダンヒルを口にすると君がぼくの手から火を奪う。そして指でワッカを作ってはふうと彼方へ吹きつける。だけど一度だけでは消えなくて二度三度と続けるうちに君のかわいい指がアチッと言って思わずぼくの耳たぶをつかむ。とがめようのない君の行為がいつのまにかの暮らしになってぼくと君の愛を彩る。ぼくはダンヒルをくわえたままほんのひとときの糧を味わってはふたつめの火を点けようとする。だけど君はもう知らん顔で・・・・湿気ったダンヒル

  • お薬情報(再録)

    ケンポーQ錠[メリケン製薬]効能一部の人の心の支えになる。一部の人の飯のタネになる。たまに関連の本が売れる。注意平時では良薬になることもありますが、本来は劇薬であり、有事には毒薬になることが考えられます。お取扱いには十分ご注意下さい。この錠剤の服用後、論争が起き、小競り合いや内部抗争に発展する怖れがあります。また、この薬を語ることによって、見ず知らずの人から敵視されることがあります。なお、この錠剤はワクチンではないので、外患を防ぐことは出来ません。副作用頭痛・頭重。視界低下。嫌悪感。思考力低下。免疫力低下。判断力低下。向上力低下。論争。仲違い。貶し合い。小競り合い。内部抗争。集会。デモ。学生運動。暴動。テロ。右左のレッテルを貼られる。他国に利用される。他原産国米国。他お薬情報(再録)

  • ぼくの中のきみ

    想い出度が25%思い込み度が15%偶像度が20%期待度が20%存在度が10%恋愛度が10%現実度が0%ぼくの中のきみ

  • 灰色の雲

    青空を遮断する灰色の雲が笑顔で指揮棒を振っているさりげなく笑顔で近づいて彼らに『愛』をうたわせるさりげなく風を吹かせては彼らに『平和』を語らせるさりげなく雨を降らせては彼らを『正義』に走らせるさりげなく青空を垣間見せ彼らに『銃』をかつがせる灰色の雲

  • 1973年秋

    教室の中のきみしか知らないどんな家庭で育ってきたのかどういう幼少時代だったのかどういう家に住んでいるのかどういう食べ物が好きなのか教室の中のきみしか知らないどういう服を好んで着るのかどんな友達と遊んでいるのかどういう会話をしているのかどういう時に笑っているのか教室の中のきみしか知らないどんな趣味を持っているのかどんな本に感銘を受けるのかどんな音楽を聴いているのかどんな映画に涙しているのか教室の中のきみしか知らないどういう夢を持っているのかどういう人に憧れを持つのかどんな人生が理想であるのかどんな未来が待っているのか教室の中のきみしか知らない教室の中のきみしか知らない1973年秋

  • 画を作って遊んでいる

    最近の更新が遅くなっているのだが、その原因は画を作っている(描くのではない)からだ。何の画を作っているのかというと、以前投稿した記事に関連した画が多い。例えば、3年近く前に投稿した、『名言を吐く』の・・・・・飲むとぼくはいつも饒舌になった。顔見知りの人、初対面の人、そんなこと関係なく、とにかく酔いの中に人を見つけるとぼくは大いにしゃべり続けた。その饒舌に乗せられて、数々の迷言が口から滑り出たものだった。そんな迷言の中の一つに「青春とはインキンの痒みである」というのがあった。どういう経緯からその言葉が出たのかは憶えてないが。これがウケにウケたのだった。その辺にいたおっさんたちが口々に「その通り!」と賛同する。・・・・・を取り上げて、2年前の『気にしてる』・・・・・イヌは女性の香水を気にしてるネコはタバコの煙...画を作って遊んでいる

  • 水中を飛ぶ人間

    1,水中を飛ぶ人間あるテレビ番組で、ペンギンは空中を飛ぶことは出来ないが、水中を飛ぶことは出来ると言っていた。つまり泳ぐということで、確かにその泳ぐ姿は、空を飛んでいるように見える。この理屈からすると、生身の人間も空中を飛ぶことは出来ないが、水中を飛ぶことは出来る、ということになる。だが、人間の泳ぐ姿はペンギンほどスマートではなく、とても飛んでいるようにには見えない。2,空気の感触話は変わるが、例えば生身の人間が水の中に入った時、水の感触を感じるものだが、例えば魚が陸に上がった時、彼らは空気の感触を感じるのだろうか?もし感じるとしたら、それはいったいどんな感じがするものなのか。実は人間はかつてその感触を味わっているのだ。そう産まれた時だ。しかし、おそらくほとんどの人がすっかり忘れてしまっているにちがいない...水中を飛ぶ人間

  • 生まれる前の世界

    (1)生まれる前の世界時々生まれる前の夢を見ることがある。内容や画像はハッキリしてないが、例えば江戸末期の街道で行商していたり、街灯のない頃に女郎屋の屋根の上に潜んでいたり、昭和初期の古びた工場で働いていたり、戦時中の病院に入院していたり。明らかに背景や雰囲気が今と違うのだ。さらにそこの人たちと、生活のやりとりをやっているのだが、それがすごく懐かしい。もしかしたら、初対面とかで懐かしさを感じる人は、その時代を共にした人なのかも知れない。(2)死後の世界現世は前世から生まれ変わってきた世界だ。ということは、前世から見ると現世は、死後の世界ということになる。よく「死後の世界ってあるのかなあ」「死後の世界はどうなっているんだろうか」などと死後の世界を話題にする人がいるが、前世があるのなら死後の世界は当然あるわけ...生まれる前の世界

  • 楽しい毎日

    先日、ホームセンターに行った時のこと。家電のコーナーでテレビを見ていたら、一瞬、場の雰囲気が変わったのに気がついた。『あれ?』と思って周りを見渡すと、ぼくのいる場所から少し離れた通路を歩いている、女性の後ろ姿が見えた。場の雰囲気を変えたのは、その女性が醸し出すオーラだった。そしてそのオーラに打たれたぼくは、すごい懐かしさを感じた。瞬時にそれが誰だかわかった。学生時代好きだった人だ。『たしか最後に会ったのは、もう十年近くも前だ。しかし、何で彼女がこんな所にいるんだろう』と思いながら見ていると、突然、「おねがいだから、声をかけないで」という声が聞こえてきた。その声は昔聞いたことのある声、そう彼女の声だった。だけど彼女は既に、ぼくから見えない所に移動している。周りを見ても誰もいないし、『空耳かな』と思った。しか...楽しい毎日

  • 生まれる前

    「次の人生、初恋は小学1年の時だ。同じクラスの女の子に。キスしちゃうんだな。しかし、それが最初で最後、彼女は転校し、その後会うこともなくなり、おまえの初恋は儚く終わる。高校1年の時に、ある女性と出会い、それからその人のことをずっと思い続けることになる。その思いは、歌となる。そしてずっと歌い続けることになる。ただその人とは結ばれることはない。その人は他の人と早々と結婚してしまうのだから。結婚は遅い。25歳の時に一人の女性と付き合いだすが、くっついたり分かれたりを繰り返す。結局結婚まで出会いから15年かかってしまう。しかし、結婚運は悪くはない。夫婦仲も良く、そこそこの幸せを味わうだろう。以上がおまえの、これからの人生で味わう大まかな恋愛と、結婚ついての話だ。まだまだいろんなことがあるが、すべて語ってしまうと面...生まれる前

  • 何か歌って下さい

    二十代前半、高校の友人の結婚披露宴に呼ばれる。「何か歌ってくれ」と頼まれて歌ったのが、ヴィレッジ・シンガーズの『亜麻色の髪の乙女』だった。夫婦はその後離婚。その友人の再婚時、またしても歌ってくれと頼まれたが歌は却下。同じく二十代前半、高校の先輩の結婚披露宴。さとう宗幸の『青葉城恋唄』を歌う。歌っている途中に、「あの人はもういない」の歌詞に気づく。だが、途中でやめることは出来ない。結局「あの人はもういない」のところは、ゴニョゴニョでごまかす。先輩夫婦は、現在も仲のいい夫婦であります。二十代後半、会社の同僚の披露宴。前もって歌の依頼を受けていたので、カラオケではなく、ギターを持っていき、弾き語りをすることにした。吉田拓郎の『素直になれば』を歌う。数年後に離婚。素直になった結果だと思っている。三十歳になった頃、...何か歌って下さい

  • 蠅とり紙

    最近見かけなくなったもののひとつに、蠅とり紙がある。よく魚屋とかに天井から吊るしてある、両面がベタベタしたガムテープのようなものだ。ぼくの家は、高校の頃までポットントイレだったため、よくトイレからくそ蝿が飛んできた。トイレの中に蛆殺しなどを散布して、元から絶とうとしたのだが、なかなか追いつかない。そのため、しかたなくこの蝿とり紙を仕掛けていた。食卓の上で揺れている蝿とり紙ほど、汚く感じたものはない。頭の上を、蠅の着いた蠅とり紙が行ったり来たりしているのだ。もし、食事中に蠅とり紙が落ちてきたとしたら・・・。考えただけでも、恐ろしいことである。それにしても、よくあの状態で食事が出来たものだ。それだけ時代や人間が、野性的だったとも言えるだろう。今仮にあの頃の生活を強いられるとなると、ちょっと考えものである。異臭...蠅とり紙

  • 運動会のニュースを見て

    1,昨日のニュースで、ある小学校の運動会の練習風景を映していた。その小学校、練習は運動場ではなく体育館で行っているのだという。なんでも熱中症を避けるためなんだとか。水分や塩分の補給も、ちゃんとやっているらしい。ところで、今の子は、ぼくらが子供の頃のように、蛇口にかぶりついて水を飲んだりしないだろうな。身体を動かした後は、あれが一番おいしいんだけどな。2,小学生の頃、運動場で朝礼などをやっている時、いつも誰かが倒れていた。校長先生の話が終わった後に、何人かの先生の話が続く。それで終わったかと思っていたら、最後の先生が、「〇〇先生、何かありますか?」など聞く。それを聞いて、「じゃあ、一点だけ」と言って、〇〇先生が登場するのだ。この先生、話が小難しくて、やたら長い。しかも一点だけでは終わらないことが多い。倒れる...運動会のニュースを見て

  • 無法松の一生

    ご当地ソングというものがある。ある一つのストーリーの中に、無理やり地名や縁のものを入れている歌のことだ。こちら福岡県にもいろいろなご当地ソングがあるが、北九州市に限定すると、『無法松の一生』と『花と龍』が有名だ。よく、旅行や出張に行った時、そこの人から、「せっかく北九州からお出でになったのだから、『無法松の一生』やって下さいよ」と言われる。中には、「できたら『度胸千両』入りでお願いします」と注文をつける人もいる。ぼくは『無法松の一生』を歌って歌えないことはない。もちろん『度胸千両』抜きでなら、の話であるが。しかし、せっかく知らない土地に来て、いい気分で酒を飲んでいるのだから、こういう時だけは、北九州から離れたい。というわけで、いつも『無法松』は、お断りしている。もしかしたら、『無法松』のリクエストをしてく...無法松の一生

  • 痛み

    最近理由もなく、体に痛みが走ることがある。その時は突然の痛みに、「何でだろう?」と首をかしげているのだが、数日経ってからその痛みが、その何日か前に玄関の扉で打撲した箇所だったり、その何日か前にやった運動の疲れだったり、ということを思い出す。痛みの伝わり方が遅いのは仕方ないのかもしれないが、打撲や運動のことがすぐに出てこないことが気にかかる。痛み

  • トイレ談話

    1,トイレに関して、過去にいろいろ事件があった。一番多かったのは、トイレの電気を消されたことだ。心地よく座っていると、突然真っ暗になる。これほど不安で情けなくなることはない。前にいた会社は部署横に、大一つ小一つという少人数用のトイレが設置されていたのだが、そこでよくこの被害にあっていた。入口に“節約のため、使用後は電気を消しましょう”と書いていたため、みんな自分の使用後に電気を消すくせがついてしまっていた。男子トイレの場合、個室の扉が閉まっていることはめったにないので、たまに閉まっていても、つい見逃してしまうのだ。「おーい」と叫んでも、その人はもう立ち去ってしまっている。今なら携帯電話を持っているので、外部と連絡を取れば何とかなるのだが、以前はそんな手段はなかった。そんな時どうしたかというと、とりあえず納...トイレ談話

  • 負けん気

    小学生の頃までは人と競争することなんて、まったく興味がなかった。ただその日が面白ければ、それでよかった。かけっこで負けたって、ヒットが打てなくたって、悔しいなどとは少しも思わず、『これをどう笑い話に持って行こうか?』なんて考えている、変な少年だった。ところが青春という時期に入ると、なぜか人目を気にするようになり、それが負けん気につながった。勝手に他人をライバル視しては、「こいつには負けたくない」なんて思うようになったのだ。成長ホルモンでも関係していたのだろうか、とにかく人に負けるのが、いや、イヤ、嫌なのだ。それゆえ意地を張るようにもなった。「こいつらと同じ運命を歩いて行けるか」と、一人孤独を装ったり、意味なく部活を辞めたりしたものだ。果ては同じような理由で会社を辞めて、今なお続く波瀾万丈に繋がっていく。ぼ...負けん気

  • 猫の話

    先日読んだ本に面白いことが書いてあった。日本人は、猫が好きな国民だということだ。その証拠に、猫を使った言葉が実に多い、ということだった。はたしてそうだろうか、とぼくは辞書で調べてみた。なるほど確かに多い。「猫に小判」「猫の手も借りたい」「猫も杓子も」「借りてきた猫」「猫の額」「ねこばば」「猫をかぶる」「猫背」「猫舌」「猫にかつおぶし」「猫なで声」「猫足」「猫目」「猫いらず」「猫かわいがり」などなど。ペットの対抗馬である犬のほうを見てみると、「犬猿の仲」「犬も食わぬ」「犬も歩けば棒に当たる」「犬畜生」「犬死に」「犬釘」くらいのものだった。まあ、言葉が多いというだけで、猫好きの国民だと片付けることは出来ないかもしれないが、どちらかというと猫好きなぼくは、ちょっと嬉しい。猫の話

  • 44年前の自分へ

    44年前の自分、聞こえてますか?今、あのS上司から非常に嫌われている時期だと思う。これから君はその上司から、帰れとか、辞めろとか言われあげくに今の居場所から異動させられるだろう。しかし、決して切れてはいけない。そのS上司がそれから一ヶ月後に、君の最大の理解者になるのだから。さらにその異動が、その後、今もなお続けている仕事のいしずえになるのだから。今辞めてしまうと、君のその性格だからいくつも職をかえてしまい、腰の入った人生を送ることが出来なくなるだろう。その44年間に縁を持つことになる、数々のすばらしい友にも出会えなくなるだろう。44年前の自分、聞こえてますか?今、あのS上司から非常に嫌われている時期だと思う。だけど決して切れてはならない。君の人生は、そこから始まるのだから。44年前の自分へ

  • 気持ちは17歳

    あの女こっちを見てるじゃないか。もしかしたら気があるんだろうか。新たな恋が芽生えたりして。だって気持ちは17歳なんだから。50メートル6秒台だって?ちょっと本気を出せばそのくらいの記録は出せるよだって気持ちは17歳なんだから。駅までたったの2キロだろう。多少出遅れたとしてもダッシュで走れば間に合うさ。だって気持ちは17歳なんだから。あの学生、何こちらを見てるんだ。何ならインネンふっかけて来いよ。ボコボコにしてやるぜ。だって気持ちは17歳なんだから。あっ、またニキビが出来ている。シンを出したら跡が残るし何かいい薬はないものかな。だって気持ちは17歳なんだから。ロックをやりたい。ガンガン、ロックをやりたい。そして奴らの嘘を訴えたい。だって気持ちは17歳なんだから。気持ちは17歳

  • 長年の記憶

    ぼくが二十歳の頃の話です。昼食後通りを歩いていると、自販機の前で、コーヒーを買っている男がおりました。ポケットに手を突っ込んで小銭をさぐっておりました。その男がそのポケットから手を出した時でした。手の甲に何かついておりました。それは足もとに落ちました。よく見てみると何とナマのコンドームじゃないですか。男は慌てもせずナマを拾いこちらを向いてニヤニヤと笑っていたのでありました。どんな反応をしていいのか若いぼくはわからずにただ笑い返したのでありました。中々その記憶が消えません。あれは使用済みだったのか。それともあの後使ったのか。何せナマだったんですから。ビヨンとなってましたから。いつも男が笑っております。長年の記憶

  • 猫を連れている人

    この間道を歩いていると、猫にリードをつけて散歩している人がいた。基本二次元を動く犬にリードをつけて歩いている人は普通にいるが、三次元を動き回る猫にリードをつけて歩いている人を見たのは初めてだ。きっと大変だろうな。猫を連れているといえば、前に勤めていた会社でこんなことがあった。ある若い男性客が飼い猫を抱いて買い物にきていた。そのお客が、ぼくの売場の前を通りかかった時である。手が疲れたのか、猫を床におろした。その瞬間だった。猫が小便をしたのだ。その客がポケットの中を探っていたので、てっきりポケットティッシュを出して、後始末をするものだと思っていた。ところがだ。何とそのお客は何もせずに、素速くその猫を抱えその場を立ち去って行った。ぼくは、追いかけて行って一言言ってやろうと思ったが、そのまま濡れた床を放っておくわ...猫を連れている人

  • 失笑人間

    現実ばかり見ていると理想が追えなくなってくる。理想ばかり追っていると現実が見えなくなってくる。せめては中庸のところに心を留めておきたいと思うのだが、バランスを崩してつっ走り、いつも失笑を買っている。こういうぼくをO型人間だと人は言う。「きっとO型だ」「O型でしょ?」「O型らしい」「典型的なO型ですね」毎回毎回口を開けばO型だ、O型だ。実はそう言う人たちもぼくと同じく、バランスを崩した失笑人間なんだな。だってぼくはA型なんだから。失笑人間

  • 鳥は臆病者なのか?

    川辺を歩いていると、何羽かの鴨が向こう岸近くで泳いでいた。カメラに収めておこうと思い、スマホを取り出して彼らに向けた。その瞬間、すべての鴨が飛び去ってしまった。ぼくから鴨までの距離は10メートルくらい。川面と道の段差は2メールくらいあるし、さらに鴨は向こう岸を泳いでいるのだ。そのため、10メートルでもぼくにはけっこう遠くに感じた。だが、鴨の感覚ではそうではなかったようだ。そういえば、以前鷺を写真に収めようとした時に、今回の鴨と同じように逃げて行ったことがある。鳥というのはそこまで臆病なのだろうか。ハトやカラスを見る限りでは、そうは思えないのだが。鳥は臆病者なのか?

  • 夢見2

    なぜだか知らないが、正月からずっと、見る夢といえば夜の夢だった。例えばそれが楽しい夢であっても、いつも舞台は夜なのだ。それも、同じところを車でグルグル回っているような夢だ。最初の頃こそ気にしなかったが、いつもいつも夜の夢なので、何かを暗示しているのではないかと気になりだした。そうなると、夢見ることがストレスになってしまい、眠ることに疎ましさを感じるようになった。その結果が寝不足だったわけだ。それが昼の夢に変わったのは、つい最近のこと。久しぶりに明るい夢だったので、つい嬉しくなって、その日は大声を出して目覚めた。それ以降はストレスを感じずに、安眠できるようになった。ぼくの日常生活での心の状態も、何となく晴れたような気がする。ここにきてようやくわかったのだが、なぜ夜の夢ばかり見ていたかというと、おそらく心の奥...夢見2

  • 人を喜ばせる仕事

    30代の前半に、小倉で適職とかを占ってもらったことがある。その時に「あなたは多くの人を喜ばせる仕事が向いていますね。そういう仕事に就いていると自分も向上できるでしょう」と言われた。当時ぼくは、とある量販店に勤めていたのだが、「果たして今の仕事は、人を喜ばせるような仕事なのだろうか?」と疑問を抱き、その数年後、ぼくはその会社を辞めてしまう。いつも自分の行動は正しいと信じているから、会社を辞めたことは間違ってなかった。現に辞める時はちゃんと流れに乗っていたし、次の就職もその流れの延長上にあった。おかげで難なく転職が出来たのだった。転職先は、幼い頃から働いてみたいと思っていた、地場の大手企業だった。つまり、夢が叶ったということになる。しかし、そこの仕事が、多くの人を喜ばせるものなのかどうなのかは別問題である。仕...人を喜ばせる仕事

  • 治った

    たとえば風邪を引いた時とか、たとえば腹が痛くなった時とか、ぼくはいつもそうなのだが、ある程度時間が経つと「治った」という気がするのだ。すると決まって病気は治っている。胃痙攣を起こした時もそうだった。二十代の頃だが、ある日突然胃が痛くなったことがある。最初は時間が経てば治ると思っていたのだが、二日経ち三日経ってもまったく治る気配がない。そこで意を決して医者にかかろうと思ったのだった。その日は這うようにして家を出た。電車に乗っている時も、駅から病院まで歩いている時も、何度か痛みが襲ってきた。その痛みと必死に闘いながら、「もしかしたら悪い病気かも」などと弱気の虫も出てきたりした。ところがである。病院に着いたとたん、突然「治った」という気がしたのだ。それから痛みがなくなって、弱気の虫も消え失せた。青白かった頬のあ...治った

  • 低反発マット

    この間ある人が、「最近首とか肩とかが凝るんだけど、何でだろうと原因を探ったら、どうも低反発マットのせいみたいなんよ。あれ、合う人と合わん人がいるみたい」と言っていた。おかげで寝起き感が悪く、酷い場合は頭がボーッとするという。ぼくもけっこう長い期間低反発マットを使ってきた人間だが、考えてみるとその人の言うことがいちいち当たっているではないか。そこでその夜から、低反発マットを使うのをやめることにした。その日妙に枕が楽な気がしたものだった。さて翌朝若干の体の痛みはあったものの、寝起き感が違う。スッキリしているのだ。それに気をよくして、それからずっと低反発無しの生活をしている。どうも血圧にもいいようで、徐々に改善しているようだ。めでたしめでたし、である。低反発マット

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