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  • 『愛をつかむ』2021年もありがとうございました

    吉報配達屋へようこそ。吉報を届けられますように。夕焼け。大みそかの夕日は何て呼べばいいのだろう一年の締めくくりにぴったりの言葉を、『愛をつかむ(渡辺和子:著)』から。新しい年がはじまる。一年の終わりに人は忘年会なるものを開いて、その年にあったことを忘れようとする。「老い」は、そうでなくても物事を忘れさせる。忘れるのではなく、むしろ、その年にいただいた数々の祝福をこそ思い出し、数えあげるべきではなか...

  • 一昔前の最高に面白い本ベスト10!③

    吉報配達屋へようこそ。吉報を届けられますように。天王寺動物園です。キリンの名前も「ハルカス」。なんか好きなカバの像。趣向を変え、雑誌の企画にあった「カリスマ書店員たちが選ぶ2009年最高に面白い本」ランキングをお送りしています。今回は、海外ミステリー部門ベスト10です。余談ですが、2009年芥川賞受賞作は、磯崎憲一郎『終の住処』でした。では、いってみましょう!(あらすじ解説、書店員のおすすめ言葉も雑誌から引...

  • 一昔前の最高に面白い本ベスト10!②

    吉報配達屋へようこそ。吉報を届けられますように。天王寺にある茶臼山。真田幸村の陣地。標高26メートル。茶臼山周辺の風景。通天閣が見えます。趣向を変え、雑誌の企画にあった「カリスマ書店員たちが選ぶ2009年最高に面白い本」ランキングをお送りしています。今回は、日本のミステリー・ベスト10です。余談ですが、2009年本屋大賞受賞作は、湊かなえの『告白』です。では、いってみましょう!(あらすじ解説、書店員のおすすめ...

  • 一昔前の最高に面白い本ベスト10①

    吉報配達屋へようこそ。吉報を届けられますように。今回は趣向を変えまして、「カリスマ書店員が選んだ2009年の最高に面白い本」を紹介します。本棚を整理していて、雑誌『一個人』が出てきたんです。太宰治の特集があったんで買ったのでしょう。今見返してみると、カリスマ書店員たちが選ぶ本のランキングが載っていたんですね。それが面白いなあと思って。2009年って、干支がひと回りするほどの昔じゃないですか。今でも読んでみ...

  • 『ありがとうのうたをうたえば』幸せを願う歌を

    吉報配達屋へようこそ。吉報を届けられますように。川の水もキンと冷えますが、ここは凍りません。世界は祝福で満たされていることを描いた絵本を紹介します。『ありがとうのうたをうたえば(マイケル・モーパーゴ:作)』です。リンクまいあさ わたしは にわのクロウタドリに はなしかけていた。かなしくて たまらないんだ。どうしてだろうね。クロウタドリは だまっている。2020年3月。誰もが初めての経験となった「ロック...

  • 『泣き終わったらごはんにしよう』おいしく食べて元気だそう!

    吉報配達屋へようこそ。吉報を届けられますように。貴い太陽の光。今日は冬至ですね。「一陽来復」という言葉があり、これから日が長くなっていきますが、寒さはこれからが本番です。体も、心もあっためていきたいですね。そんな時にぴったりの小説を紹介します。『泣き終わったらごはんにしよう(武内昌美:著)』です。リンク少女マンガ編集者の中原温人(はると)が作るごはんを食べた人は、疲れを癒やされ、落ち着きや元気を取...

  • 『夫のお弁当箱に石をつめた奥さんの話』なんてことない会話が幸せの素

    吉報配達屋へようこそ。吉報を届けられますように。初雪からずっと降ってなかったんですけど、ついに白銀の世界に。寒いですねえ。『大崎梢リクエスト!本屋さんのアンソロジー』から、もう1編だけ紹介しますね。『夫のお弁当箱に石をつめた奥さんの話(門井慶喜:著)』です。リンク松並さんが奥さんとケンカして、お弁当に石を詰められたお話。ざっくりしすぎですね、ネタバレしないようにあらましを……。松並さん夫婦がレストラ...

  • 『本屋さんアンソロジー』本は道標

    吉報配達屋へようこそ。吉報を届けられますように。湖の上を、渡り鳥たちが何度も旋回していました。今回紹介する本は、本屋さんが舞台の短編小説が集合した本です。『大崎梢リクエスト!本屋さんのアンソロジー』リンク10人の作家による、本屋さんが舞台になる短編小説。書店員が主人公のものもあれば、お客さんが主人公のものもあり。作家によって多彩な書店・本の姿が描かれますね。「これは作家にしかわからんやろな!」と感じ...

  • 『目の見えない白鳥さんとアートを見にいく』

    吉報配達屋へようこそ。吉報を届けられますように。千手観音様は、食堂のおばちゃんだった件わたしたちの共通の願いってたった一つ、「笑っていたい」なんだよなあ。そのことに気づかせてくれた本を紹介します。『目の見えない白鳥さんとアートを見にいく(川内有緒:著)』です。リンクタイトル通り、全盲の白鳥さんと美術館に行って、絵画やさまざまな作品を一緒に味わう内容です。「目の見えない人が、どうやって絵を見るの?」...

  • 『今日は心のおそうじ日和2』この腕は大切なものを守るために使うのだ

    吉報配達屋へようこそ。吉報を届けられますように。冬の間、白鳥たちが休息する湖です。もうこの時、渡来していたんですが、反対岸にいて写真に撮れませんでした。真冬にまた来よう!大掃除、しなければと思いつつ、ブログにうつつを抜かす日々。この小説を読んで、面倒に感じるお掃除にやる気を見出そう。『今日は心のおそうじ日和2(成田名璃子:著)』です。リンク離婚してシングルマザーになった平沢涼子さん。実家に戻っても...

  • 『パンダより恋が苦手な私たち』胸を張って、前に進もう

    吉報配達屋へようこそ。吉報を届けられますように。最後まで色付こうとしていたモミジが1本。ただの恋愛小説じゃなかった本を紹介します。『パンダより恋が苦手な私たち(瀬那和章:著)』です。リンク私たちの恋に足りないものは、野生だ。この一文から始まる本書は、雑誌編集者の一葉(いちは)が、恋愛コラムを書き、恋愛相談者のお悩みを解決する物語。そのコラムは、「野生動物の求愛行動」を切り口にしています。「恋愛指南...

  • 『100万回死んだねこ』図書館に行こう

    吉報配達屋へようこそ。吉報を届けられますように。昨日の朝、マイナス6.5℃。車のガラスに氷の花が咲いていました。以前ブロ友さんに教えていただいたサイトが面白かったんです。福井県立図書館でウェブ公開されている「覚え違いタイトル集」。人気サイトになり、ついに単行本になりました。『100万回死んだねこ 覚え違いタイトル集(福井県立図書館)』リンクタイトルがうろ覚えでも、作者の名前があいまいでも、内容の大まかな...

  • 『江戸の終活』人生の意味を考え続けた、江戸時代の人の言葉

    吉報配達屋へようこそ。吉報を届けられますように。夕立のすぐ後に虹。二重でした♪昔の人の言葉に触れたいと思って読んだ一冊。『江戸の終活(夏目琢史:著)』です。リンク江戸時代に書かれた12人の遺書を紹介している本です。江戸時代といっても、武士の遺書ではありません。一般の商人や農家の人の遺書。でも江戸時代に文字の読み書きができる時点で、それなりの家柄や財があったと想像できますね。わたしの印象は、「中間管理...

  • 『ワラグル』みんなを笑顔にする仕事は社会の役に立つ

    吉報配達屋へようこそ。吉報を届けることができますように。こんなところにもスマイル(^∇^)お笑いの仕事に誇りをもつ人たちの物語を紹介します。『ワラグル(浜口倫太郎:著)』です。リンク2組の漫才師と、一人の放送作家を目指す女性の彼氏の3つの物語。後半、3つの物語が密接に絡み合っている仕掛けに気づいてからは一気読みでした。さあみんなを笑顔にしよう。それが俺たち芸人の仕事だ。人を笑顔にする仕事。誰にでもでき...

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