妖刀とは 一旦鞘を抜いたら血を見るまで収まらない といういわく付きの怖い刀。そんな刀があるという。 歴史的に有名な妖刀には、銘がついているようだ。 今日は、歌舞伎の作品とルパン作品にそれぞれ登場する妖刀にまつわるちょっと不気味な話を綴ってみる‼︎ 歌舞伎の名作『籠釣瓶花街酔醒(かごつるべ さとのえいざめ)』に出てくる妖刀、、銘は「村正」。 この村正というのはそもそも、実在の刀工の名前だそうだ。 [以下、少々ネタバレ注意]佐野の商人 次郎左衛門はワケあって、吉原の花魁 八ツ橋を斬ることになる。次郎左衛門が妖刀の鞘を抜くと、まるで刀に意思があるかのように腕や身体が操られ、結局、次郎左衛門の脳内より…