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  • 忘れていた北の山岳風景

    「あの右端の大きい山が羅臼岳、そして一番左の尖がった山が硫黄岳・・・」朝、石丸さんの「朝カフェ」を聴きながら、画面だけTVの「旅サラダ」を眺めていたら、「知床五湖」からの残雪の知床連山が映っていて、思わず息をのんだ。おお、懐かしき知床の山々・・といっても羅臼岳に4度は登ってはいるものの、あとは硫黄岳に一度だけしか登っておらず、知床連山の縦走は、何度か機会を狙ってはいたが、とうとう「見果てぬ連山の道」となってしまってる。山上はともかく、山麓からだが、今日の放送の舞台となった「知床五湖」は、何度か通り過ぎただけで、どういうわけか訪ねていない。北海道に暮らしていた40数年前から、あそこは「観光地」というイメージがあって避けていたのだし、あの当時からヒグマさんの遊び場として名をはせていたので、さすがに「おっかなか...忘れていた北の山岳風景

  • 小さな花にレンズをかざす心

    ほんとに久しぶりだが、広瀬川河畔のマイウォーキングコース(当初はスロージョグも考えていたが)を速足のつもりで歩く。やはり、年の前半とは違って、何か膝、特に左膝に違和感があって、木製ピノキオのような人工的な動きとなっている。痛みは全くないのだが、滑らかさに欠ける。この1ヶ月ばかりサントリーから試供品として無料配布されたグルコサミンアクティブを服用しているせいだろうか、少しは回復傾向にあると信じたい。久しぶりなので7キロ、それもキロ12分程度の普通歩行で終えたが、何やら下半身に疲労感がを感じ、こんなんじゃアルプスどころか、近郊の山に行ってくるのも不安が募る。合羽を着てでも来週から泉ヶ岳トレーニングを強行したい。歩きを終えてトボトボと河畔の遊歩道を歩いていると、草むらに小さな赤い花があちこちに咲いていた。すぐに...小さな花にレンズをかざす心

  • 笠ヶ岳初登頂が円空さんだなんて知らなかったよ

    人気の山域なので、夏山登山の予約は大方あきらめていた鏡平山荘とその先の目的地である笠ヶ岳山荘の予約が、今朝案外と楽にできた。さきに、鹿島槍ヶ岳ルートの山小屋も同じ日程で予約ができていたので、同行予定の仲間たちと相談してどちらかに決めなければならない。山小屋の二重予約をギリギリまで解消しないと山小屋も迷惑だろう。その笠ヶ岳だが、あらためて深田久弥さんの「わが愛する山々」所収の「笠ヶ岳」を読んでみる。1957年8月半ば過ぎ、54歳となった深田さんは、数年後アンデスの氷河に消えた山川勇一郎画伯らと1週間の北ア旅行を楽しんだ。湯俣小屋~開通直後の伊藤新道経由・三俣蓮華小屋(雲の平逍遥で二泊)~双六小屋(雨のため二泊)を経由し、最終日には、快晴の笠ヶ岳までのんびり歩き、今も難路となっている槍見温泉までのクリヤ谷コー...笠ヶ岳初登頂が円空さんだなんて知らなかったよ

  • 眠るのが好き・・・断酒後遺症

    「断酒!」という固い決意ではないが、肝機能の改善を企図し、しばらくは「家飲み停止」宣言をしてから1ヶ月以上経過した。事実、「家飲み」は全くしておらず、飲酒も先月18日の湯治の帰り、一関駅でチューハイ350ml缶をたしなんで以来やっていない。で、効果は?というと、ようやく6,7時間は眠れるようになったが、「頻尿」のせいか何度もトイレに起きるので、「浅い眠り」のまま今日に至る。そのせいか、1日中「だる重く」、「眠い」のである。床についたら、朝4時ごろ眼が覚めても寝床から離れたくない、いつまでも眠っていたい、そんな症状で、昼食後や夕食後に至っては、そのまま座椅子に横たえながら、重くなった目頭を懸命にこらえ、そのまま倒れるように昼寝に至るケースもある。まさかこのまま「老衰状態」であちら様へってことはないだろうな。...眠るのが好き・・・断酒後遺症

  • 北アルプス・魅惑の場所と山小屋

    まだ、10年と経っていないのだが、ずいぶん遠い日のような気がする。2018年の8月に立山から新穂高に歩いた7泊8日のテント旅が、もしかしたら、オイラのテント持参での山旅の最後だったのかもしれない。(さみしいこと言うなよ・・)その旅の最終日、オイラは、前夜雨に濡れたテントをなどを乾かすために泊まった三俣山荘から新穂高温泉までの下山路を辿ったのであるが、その途中、双六岳から双六小屋に向かう広い尾根から見た槍穂の姿が忘れられないでいる。オイラなりに北アルプス中最も魅惑的なビューポイントと断言できる。その双六小屋から、さらに2時間ばかり下った先にある鏡平山荘からの槍穂も上記に劣らず絶景のポイントであった。その時、今度はテントを持たずに手ぶらで、鏡平山荘や双六小屋に泊まって時間の許す限りこれらの絶景を味わいたいと希...北アルプス・魅惑の場所と山小屋

  • AIが得意な回答・不得手な回答

    朝3時のドジャースがプレイしているセントルイスの時刻と気温をグーグルアシスタントマイクにお話しすると1秒もかからず答えが返ってきた。スゴイ。テレビコマーシャルに映っている女性タレントの名前がどうしても出てこないので、「○○のコマーシャルに出ている女性は?」とグーグルアシスタントが即座に答えてくれる。スゴイ。であればと、「古古古米がニワトリのエサになるって本当ですか?」と問うても、関連するニュースが出てくるばかりで、グーグルとしては答えてくれない。スゴクナイ。AIには得手不得手、政治的に配慮すべき逡巡があるようだ。同じグーグルアシスタントのグーグルレンズは、これまでアウトドアで使用してきたが、今日は青葉の森で撮ってきた地味な昆虫たちの写真をレンズにかざしたら、これまでと同じように「おおむね近しい名前」を画像...AIが得意な回答・不得手な回答

  • 梅雨明けに聴いたクマゼミの大合唱

    なんでも沖縄地方の梅雨がもう明けたとか。さしたる豪雨や洪水の情報もないあっけない梅雨の季節だったようだ。オイラの最初の沖縄在住(宮古島~本島~石垣島)は、2001年4月から2005年3月までの5年間だったが、沖縄地方の梅雨は、あまり雨季といった印象はなく、それよりも梅雨明けに繰り返し到来する台風のほうが強く印象に残っている。が、一つだけ、とくに宮古島や石垣島という先島滞在時の梅雨明けの印象だが、ギラギラとした太陽が照り付ける屋外は、もうクマゼミの大合唱で、とくに夜明けから昼頃までは耳をつんざくばかりで閉口した。あの頃は、沖縄にいながら部屋のエアコンを使うのが嫌いで、南北の窓を開けっぱなしにして心地よい南風を肌に感じながら夏を過ごしたが、夜明けともなると鳴きだすのだから、まるでクマゼミは目覚まし時計のような...梅雨明けに聴いたクマゼミの大合唱

  • なんか泣けてくるコルトレーンの「コートにスミレを」

    家での酒をやめた夜のすさびに、昨日に続きNHKFMの聞き逃しを選び、先週土曜日に放送された「ジャズ・トゥナイト・シリーズ名盤誕生日・ジョン・コルトレーン特集を聴く。コルトレーンの初リードアルバム「コルトレーン」は、今から68年前の5月31日録音に録音され、その年にリリースされたとのことである。1957年のことだ。オイラはすでに生まれている。この時代の、コルトレーンやマイルス・デイビスは、意識的であろうが無意識であろうが70年代から80年代の若かりし時代にどこかで聴いている.。このアルバムの第二曲のバラード「コートにスミレを」を耳にしたとたん、なぜか泣けてきた。決して悲しい失恋の歌ではないだろうに、コルトレーンのサックス音が奏でるメロディーが乾いた砂漠に降る雨のように浸みた。理由は分からない。こんなバラード...なんか泣けてくるコルトレーンの「コートにスミレを」

  • 朝比奈隆92歳のベト7(ベトシチ)

    NHKFMの聞き逃しで、「クラシックの庭」で放送された朝比奈隆さんが御年92歳でライブ演奏したという「ベートーベン第7交響曲」(通称ベトシチ)の第2楽章から第4楽章までを聴く。とくに第3楽章から4楽章までの雄々しさと迫力に度肝を抜かされる。正直、これまで聴いたベト7とはスケールと包容力が異なる、それがカルロス・クライバーのものであってもだ。第1楽章が欠いていたので残念だったが、Youtubeには、同じ日に演奏されたものと思われるライブ動画がとてもいい音質で全楽章アップされていたので、投稿者に感謝したい。朝比奈さんは、翌年の12月に93歳で他界されており、大往生のほぼ1年前の演奏だが、矍鑠とした演奏姿には老いを微塵にも感じさせない。なんでも、死ぬまで立って演奏することを自己に命じていたとのことである。それに...朝比奈隆92歳のベト7(ベトシチ)

  • のりたまおにぎりとオニササの味

    朝のニュース報道で、今日本で一番お米の高いところが報じられていて、そこが、この2月に行ってきたばかりの沖縄県竹富町の西表島であることが分かった。銘柄米だろうが5kg6,500円だという。高すぎます。で、現地の映像を見て驚いた。取材対象のお店が、なんと島の西の端っこのバスの終点でもある白浜集落の「屋良商店」という小さな商店だ。メイン集落の大原には「玉盛スーパー」、上原には「スーパー川満」など比較的大きい商店があるのに、よりによって、旅人ならば、知らないと通り過ぎてしまいそうな、しかしこの集落唯一のお店が全国メディアに報道されるとは・・・。それも、島で一番遠い集落なのに・・・。しかし、わずか数十戸のオジイ、オバアしか見当たらないその集落に日本一高価なコメが売られているとは、あまりにも可哀そうだ。小泉さんは、ま...のりたまおにぎりとオニササの味

  • 乾パン・ビスケット・ラスクはクラシック山の友

    朝ドラ「あんぱん」で話題の「乾パン」だが、もともとは軍隊御用達であることを忘れていた。日本軍は「乾パン」、欧州なら「ビスケット」か。「ラスク」なんてしゃれた菓子もあるよね。いずれにしても、軽く携行に適し、腐敗の恐れもなく、燃料の準備や炊事の時間を省略して、すぐに「炭水化物=エネルギーの素」を摂取できるのだから、軍人の食料として重宝されたのだろう。ただ、南国の前線で戦闘に励む兵隊さんには、同時に「水分」がないと乾いた喉を通らなかったろう。歴史を学ぶと、南方の前線に配備された軍隊は、特に戦争末期、この「乾パン」さえも十分に補給されなかったと見えて、飢えと渇きに苦しみ、餓死した兵隊さんも多いと聞きおよび、哀れでならない。「乾パン」の老舗「三立製菓のカンパン缶」には、氷砂糖も入っていて、これをなめて唾液を出して「...乾パン・ビスケット・ラスクはクラシック山の友

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