サクッと読める文字数で、小説を更新しています。 超短編から、中編ほどになるものを書き綴っていくつもりです。 ジャンルは問わず、物語以外に詩やライフスタイルに関する内容も。
職員室に用があった帰り、自分の教室へ戻る途中。 不意(ふい)に視線を感じて振り向くと、彼がいた。 ばちりと目が合った途端、首元に痛みが走った。 「痛っ」 それに息苦しさも。 いったい、何なのだろうか? 彼は私から視線を外すことなく こちらを見続けている。 気味が悪くなって、急いで教室へと走った。 それから、なるべく彼のいるクラスには 近寄らないようにしていた。 白い肌に色素の薄い髪・・・ みんなの言うところの整った顔立ち。 外見はとても優れているのだろうと思う。 けれど、私は彼の視線を感じる度、気分が悪くなる。 まるで、小さなころから時折目にする、 あの黒い靄(もや)に出くわした時のような 息…
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