夕方、花屋の前を通ったら、彼岸用にと花が売られていた。そういえば、今日は秋の彼岸の6日目。明日までが彼岸の期間となる。墓参りや寺の行事に参加する人も多い。「暑さ寒さも彼岸まで」の言葉通り、快適な季節ともなり、彼岸のイメージにも合う感じがする。でも、今年は特別暑かった、今日も夏日、明日も夏日の予報である。彼岸というのは、迷いの世界である此岸との対比として架空の理想世界と想像されたパラレルワールドに過ぎない。川によって区切られた二つの世界があって、手前から向こう岸に渡るイメージ。そうではない。前にも書いたが我がいて我の世界が展開しているのである。清浄な世界を見つけてその世界に入ることによって自身が清浄になることではない。誰かに連れて行ってもらうことでもない。世界は自分の影のごとく切り離しできない。自業自得。自...彼岸になったらいつも思うこと