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測定士の日記 https://sokuteishi.seesaa.net/

作業環境測定士としての経験してきたことを回顧録として書いています。資格を取得したい人のために書いていますが、日常の仕事、生活の中で感じたことを日記として記録しています。

kuman
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2021/02/23

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  • 受験申請

    2月の試験の締め切りは12月1日だったようです。今頃なんだと思うかもしれないけれど、実務経歴の事業主証明がいるというのを忘れていて、慌ててハンコをもらいに行くといった者が相談に来ていて判ったことだ。 受験するんだったらもっと早く準備しておけと言いたいところだが、取り急ぎ受験申請が間にあったのなら、あとは試験に向けて勉強するしかない。幸いまだ2か月あるから今から準備しても間に合わせることは可能だ…

  • デザイン・サンプリング10回目解説

    デザイン・サンプリングの10回目は固体捕集方法に関することです。 固体捕集では捕集材の表面に物質を吸着して捕集しています。分析時にはこの物質を脱着します。吸着管の中ではこの吸着と脱着を繰り返しますから、当然内部で移動が起こります。ガスクロマトグラフの充填剤は吸着と脱着を繰り返すこと利用して、分子を分離します。 シリカゲル管は極性の大きな分子を捕集するのは有利ですが、ミストなど液体の分子は…

  • 関係法令10回目解説

    関係法令の10回目は作業環境評価基準に関することです。 今回の試験では作業環境評価基準にC測定、D測定という言葉が登場するかもしれません。 C測定というのは、個人サンプラーを用いて複数の作業者の測定データを採取することで、D測定とは最も高濃度と思われる作業に15分以上従事する作業者から得たデータのことです。評価値の算出手法及び管理区分の判定はA測定、B測定と共通です。つまりA測定、C測定…

  • 労働衛生一般10回目解説

    労働衛生一般の10回目は局所振動に関することです。 レイノー現象とは手足の血管で血流が減少することで生じる障害である。喫煙、ストレス、寒冷暴露、振動の暴露による血管の攣縮で引き起こされる。手先の色の変化として現れ末梢神経の障害として出現するのではありません。振動負荷の頻度を少なくしてもその他の要因も同時に除か ないと完治できないので治療には時間を要します。 振動障害は手足のしびれ感など…

  • 分析概論9回目解説

    分析概論の9回目は試薬に関することです。 酸アルカリに限らず、1次標準は空気中で安定かつ、組成が一定したものでなくてはいけません。水酸化ナトリウムは固定では潮解性のため含水率が一定せず、水溶液では炭酸ガスを吸収するので、一定濃度を保持することが難しいので、一次標準にはなりません。 王水とは濃硝酸と濃塩酸を1対3で混合したもので、混合することにより塩素が生成しこの酸化力によって金属を溶解す…

  • デザイン・サンプリング9回目解説

    デザイン・サンプリングの9回目は流量計に関することです。 ガスメーターは長期間使用しているうちに、内部のドラムなど経年劣化していくため、定期的に校正して基準器とのずれを確認しておく必要があります。 石鹸膜流量計は体積既知の管内を通過するガスの量を石鹸膜で見えるようにして体積を測るものです。 ろ紙などの捕集装置とポンプの間に設置した面積流量計は通過する気体の密度が影響します。圧力損失が増…

  • 関係法令9回目解説

    関係法令の9回目は測定基準に関することです。 鉱物性粉じん中の遊離ケイ酸含有率測定は、X線回折による方法と重量分析法が規定されています。重量分析法とはりん酸法のことで、ケイ酸塩鉱物は熱リン酸で溶解するが、結晶性シリカは熱りん酸では溶けない性質を利用したものです。りん酸法による分析は加熱条件が一定でないと良い結果が得られず、難しい分析です。 鉱物性粉じんの測定では質量濃度が判らないといけま…

  • 資格試験受験料値上げ

    今日の夕刊で資格試験の値上げのニュースが載っていた。社会保険労務士に至っては9000円が15000円に一気に値上げ。その他にもいろいろ値上げされる。 感染症対策のため、試験会場を確保したり、感染防止対策の経費が掛かるからだ。試験会場が増えると当然監督員も増加するので、人件費もかかる。社会保険労務士試験は原則、地元の社会保険労務士会が担当する。私も協力したことがあるが、これだけ会場を増やすとア…

  • 労働衛生一般9回目解説

    労働衛生一般の9回目は温熱環境に関することです。 体にかかる負荷が高い作業では体内産生熱が多くなりますから、環境から受ける熱量は少なくしてやる必要があります。したがって、WBGTの基準値は小さくしておかなければなりません。 WBGTは屋内の場合、乾球温度は評価に加えず、湿球温度、黒球温度から算出する。乾球温度は用いない。 屋外の場合は自然通風下での湿球示度、黒球示度、自然通風下での乾球…

  • 受験申請受付中

    作業環境測定士試験の受験願書受付が始まっている。11月中だったと思うから、受ける人は早めに、卒業証明書などの取り寄せ、事業主の実務経験証明書の作成など手続きを進めて下さい。 測定士試験のほか、免許に関する試験でも実務経験証明が必要になる。これは事業主の捺印が必要だ。学歴によって長短はあるが、実務についたことがあるというのが要件となっている。ただこれもあまり厳格ではなく、労働衛生の実務といっ…

  • 分析概論8回目解説

    分析概論8回目は気体流量計についての出題です。 石鹸膜流量計は容量の判ったガラス管に目盛りを打っておき、この管中をガスが通って膜が上昇する時間をストップウォッチ等で測って流量を求めるものです。 面積流量計の管はテーパ上になっており上部の方の内径が大きくなるように作られています。このテーパ管の中で浮き子を吹き上げ、隙間を通るガス量を測定しますから、ガスの密度が影響します。つまり気体の種類、…

  • デザイン・サンプリング8回目解説

    デザイン・サンプリングの8回目は粒子状物質のろ過捕集についてです。 二酸化マンガン、塩化ニッケル、ステアリン酸鉛など常温で固体であるものはろ過捕集で採取できます。粒子径が非常に小さくなるものではないので、グラスファイバーのろ紙十分対応できます。 インジウム化合物は取り扱われる粒子径が微細粒子であるため、グラスファイバー性ろ紙でなく、孔径の小さいメンブレンフィルターで採取します。 石綿は…

  • 関係法令8回目解説

    関係法令8回目は作業環境測定士に関することです。 管理区分の判定は労働安全衛生法上、事業者が行うことになっています。作業環境測定士の資格を要求する訳ではありません。 放射線について作業環境測定士に行わせる必要があるのは管理区域での外部放射線による線量等量率や線量当量ではなく、放射性物質取扱作業室、事故由来廃棄物等取扱施設における空気中の放射性物質の濃度です。 第2種の測定士は現場でのす…

  • 労働衛生一般8回目解説

    労働衛生一般の8回目は有機溶剤の人体への影響についてです。 有機溶剤は空気よりも重く、通風の悪い部屋では床上に滞留しやすい。換気は足元の空気を動かすことに配慮が必要です。 有機溶剤は皮膚への接触で皮膚の角化、結膜炎などを引き起こすほか、皮膚を通して体内に収入し、全身に影響を及ぼします。 有機溶剤は脂溶性が高く、神経細胞など脂肪の多い組織に集まりやすい性質があります。 ハロゲン化炭化水…

  • 願書受付開始

    11月1日から12月1日まで作業環境測定士の願書受付期間だ。 今回は2種のみ。現場でのデザイン・サンプリングは2種で出来る。逆にいうと現場での経験を積むには2種が必須。一番肝心な能力だ。1種は分析技術があることを担保するための資格。したがって、普段分析に従事している人にとってはやさしい科目になる。試験受付は願書の配布については以下にアクセスしてください。 https://www.exam.or.jp/exmn/H_nitt…

  • 報告書作成のツボ

    測定機関の測定士に求められる能力の一つに、報告書が測定基準に基づいて書けることというのがある。実務では細かい内容に配慮したつもりでも良く落ちていることがある。精度管理などで書類審査に出すと、足りない点を指摘されるが気を付けたいものだ。 絶えず基準を意識して書くように習慣をつけるといいのだが、なかなかうまくいかない。 作業環境の場合、測定士の考え方や個性が報告書に良く表れてくる。 細かい…

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