岩手日報で出している日報総研に西和賀町の西わらびの記事が載っていました。太くて軟らか、独特のトロリとした食感で、筋ばったところがなく、香りと味わいが濃厚。西和賀は冷害の常襲地帯で頻繁に凶作に見舞われたが、西(西和賀)には餓死があまりなかったと。冷害になると、西和賀の人々は山に分け入り、ワラビの根茎(地下茎)を掘ってきて、根茎から取れるデンプンであるわらび粉で命をつないでいたようです。家々から、わらび粉を取るため根茎をたたく音がしたという。一口にワラビと言ってもアクの強い青茎系、よく粘る赤茎系などさまざまあり、統一ブランドの西わらびとして黒ワラビとも呼ばれる系統を選んだと。紫がかっており、アク抜きすると見事な深緑になり美しく太く軟らか。2020年に食味官能試験を行ったところ、西和賀産はアクや筋の少なさ、とろ...2025.06.11(水)西わらび