流し目のイソヒヨドリと初出逢日本平この方とは初の出逢いです。全くの偶然に視界に入ってきました。距離は2,3メートル、メジロと異なりじっとしてくれています。美しい彩りの鳥に流し目で見られているような気がし、久能山とのご縁に大感謝しつつシャッターを切りました。イソヒヨドリ
日々の生活、旅先での出逢い・思いを俳句、写真、文にした徒然日記です
学びの足跡:高校までは全て東京都足立区内、大学で初めて地方生活(仙台)を経験 実社会で大阪、横浜、取手、ニューヨークを転々、今、終の棲家か?江東区
雨露に色香一層百日草下呂温泉合掌村ただ見とれていました・・・百日草
雨露に気品一層藤袴下呂温泉合掌村秋雨の中、村内をそぞろ歩きしていましたら、小道の脇に咲く花に気づきました。藤袴(フジバカマ)との初めての出逢いです。ナデシコのような可憐な咲き様と気品ある藤色のこの花にしばし見とれてしまいました。雨露にお花は一層美しさを増します。藤袴
いにしへの純朴土のひな人形下呂温泉合掌村説明書によれば、「この地方のひなまつりの主役は、今のような豪華な飾りとは違い、昭和40年頃までは土人形でした。・・・この地方は、高山や犬山、三河地方の人形が多く、そのころの地方文化の交流を知ることができます。」これらの人形は全て下呂市民から寄せられたものとのことです。個性豊かで、子を思う親の純朴さを感じます。土のひな人形
秋の旅情増すローカル線ガタゴトンJR高山本線・特急ひだ11号列車の音は、昔は「ガタン、ゴトン」、この特急ひだ11号は「ガタゴトン」、新幹線は「ゴーーー」。この音の違いは、一本のレールの長さと列車のスピードの違いのようです。通常のレールの長さは25m、新幹線は1500m。いずれにしても、「ガタゴトン」と横揺れに身を任せながら車窓の景色の移ろいを眺め、時折、シャッターを押しています。秋の旅情
大揺れの列車で秋の昼弁当JR特急ひだ11号名古屋→下呂東京ー名古屋は新幹線で、揺れはそれほど気になりません。名古屋での乗り継ぎ時間が30分ほどありましたので、高島屋のデパ地下でお弁当を購入。在来線の特急が発進し早速お弁当を食べ始めましたが、揺れが大きいので難渋しました。でも、これが列車旅だよな~と楽しくなりました。列車での昼弁当
日常が後ろへ秋の列車旅JR特急ひだ11号名古屋→下呂旅で列車に乗りますと、住んでいる東京を離れるに従い、座席に座っているだけなのですが、日常から遠ざかっていくような一種の解放感に浸ります。日常と秋の旅
任期終え心機一転秋の飛騨JR特急ひだ11号名古屋→下呂先週、高校同窓会の役員任期を先輩・同期・後輩のお蔭で無事終えることができ、で、もう一期することになり、旅に出ました。秋の飛騨
移ろひの今緑から黄葉(もみじ)へと南砂町駅前公園色が変わらんとしている銀杏の葉を見て、木の中での常ならぬ生命活動を思いました。黄葉へと
トレニアの淑女と見つめ合ふやうな木場公園にてトレニアの淑女
トレニアと話してるようそんな気が木場公園にてトレニアは熱帯地域原産で春から秋の長い間花を咲かせてくれるとのことです。じっと見つめていると、話しかけられているような、「でっ?」とこちらからも訊いているような・・・奇麗なカワユイお花さんです。トレニア
秋寒に温もりアメジストセージかな木場公園にてアメジスト色のビロードのような部分は萼(ガク)で、萼から突き出している白い部分が花とのことです。肌寒いこの時期にふさわしい、高貴な色合いの温もりを感じさせてくれる衣装のようです。アメジストセージ
目にさやか黄菊群島公園に木場公園にてこのような菊の花の植え方は初めて見ました。まさに、「秋来ぬ」です。古今和歌集の藤原敏行の:秋来ぬと目にはさやかに見えねども風の音にぞおどろかれぬるが浮かんできました。ここでは目にはっきりと秋が見えます。黄菊群島
セセリチョウ黄花に映えるおめめかな木場公園にてこのまっ黄色の花はマリーゴールドと思います。この虫は翅の色から一見蛾の様ですが、翅を垂直に閉じているのはちょうちょと教わったような・・・。インターネットで調べましたらチャバネセセリチョウのようです。おめめがとても魅力的で、ふとおうまさんのおめめを連想しました。セセリチョウ
百日草にワカバグモとは縁起良し木場公園にてこの日は同じ公園で千日紅と百日草に初めて出逢いました。いずれも開花期の長い花です。七十代の私には元気で美しい長寿の象徴のような気がしてこの出逢いに嬉しくなります。更に、この百日草にたまたま澄んだ緑色の小さな蜘蛛さんがいました。この蜘蛛さんとも初めての出逢いです。インターネットで調べますと、「緑色のワカバグモは縁起が良いとされています。緑の蜘蛛はスピリチュアル的に平穏がじきに訪れる証しだそうです」とのこと。今、この写真を見て、改めて、「ラッキー!」と思いました。百日草にワカバグモ
美しく齢重ねむ千日紅木場公園にて可憐で優雅なたたずまいのこの花に初めてお目にかかりました。開花期が百日紅より長いのでこの名前が付けられた由。できれば、この花にあやかって齢を重ねられたら・・・千日紅
薄雲の月に想ひのほのぼのと2024年10月17日スーパームーンと定義づけられる満月は、2024年で2月9日、3月10日、4月8日、9月18日、10月17日、11月15日に見える月で、この中でも10月17日(木)のものは2024年で地球に最接近して最も大きく見える「スーパームーン」とのことです。この日はちょうど薄雲のヴェールがかかり、静けさと優しさとを湛えたお月さんでした。先月にこの世を去られた大学時代の友人のことや、これまでの人生の様々な場面、また、今、竹内整一著の「やまと言葉の人間学」を読んでいるせいか、遠く万葉時代の人々のことにも想いが馳せました。薄雲のスーパームーン
遅れ来し秋やしみじみありがたく仙台堀川公園より今年の秋は、その訪れが遅かったせいもあり、いつもよりは短いのではないかと思ってしまいます。一日一日の秋をしみじみとありがたく味わっています。遅れ来し秋
秋の日や燦燦なるも目に優し仙台堀川公園半月前までの日差しにはサングラスが必要でしたが、今はかけなくとも大丈夫と気付き、「秋」を感じました。秋の日差し
この空気雲や待ちにし秋の朝今朝、爽やかな空気に触れ、白き墨で「サッ」と刷いたような薄き白雲を見て、「これぞ待ちに待った秋の朝ッ」、と思いました。これまで、秋かな、と思ったら翌日猛暑の繰り返しがありましたので、江東区のここ一か月の天気予報を見ましたら、30度を超える日はありませんでした。本日、ようやく衣服の夏物と秋物を入れ替えることにしました。待ちにし秋の朝
花から花へ蛾の秋の夕餉かな近所のミニストップガーデン秋の夕方はしみじみとした気分になります。時期的に少なくなりかけているランタナの花がありましたので何気なく見ていましたら、この蛾が花から花へと忙(せわ)しなく飛び回っていました。シャッタースピードを上げるためにフラッシュをたいて撮りましたが、唯一、この写真だけかろうじて蛾の姿を判別できます。インターネットで検索しますと、スズメガかホウジャクのいずれかと思われます。蛾の秋の夕餉
夕闇の芙蓉ほのぼの雨上がり近所の通り道にて家にいる時の運動は水泳がメインで、散策から遠ざかっています。この日は近所の眼医者さんからの帰り道で、この花に初めて気付きました。自然に触れるには散歩もしないと、と改めて思った次第です。夕闇の芙蓉
マンション自治会飾るハローウィン楽しわがマンションでは自治会の役員の方が季節の折々に相応しい飾り付けをしてくれます。マンションのハローウィン
愛妻弁当浮かび戴く娘(こ)のお弁当孫がお世話になっているトレーナーの整体を受けるために、8月から月に一度、娘の家に通っているのですが、「お昼ご飯は食べてからそちらに行く」と伝えましたら、「家族のお弁当を作っているからお父さんのも作っておくよ」とのこと。家に着いてテーブルに用意されていたのがこのお弁当。現役時代のわが奥さんのお弁当を思い出しながら戴きました。娘のお弁当
秋天に聳ゆ灯台歴史負ひ塩屋埼灯台この灯台は約100年の歴史を背負いながら今も海上交通の安全を守っています。写真左のレンズはこの灯台の麓にある資料館に展示されているもので、「青森平館灯台で使用していた水銀槽回転装置とレンズ」とのことです。これと同じ仕様の装置とレンズがここでも活躍していたことと思います。これまでも灯台はいくつか見てきましたが、この灯台は確かに美しい・・・秋天に聳ゆる灯台
荒々し岬周りの秋の白波塩屋埼灯台よりこの荒々しい白波を見て、これでは人は近づ行けないな、と思いました。外海の恐ろしい力を感じました。荒々しき秋の白波
浜の形に秋の白波自然力塩屋埼灯台より灯台最上階の外回りの廊下から、秋天下、強い風に恐怖を感じながらも眺めた景色は素晴らしいものでした。遥かなる水平線をバックに浜の形に沿って押し寄せる白波は美そのものです。澄みわたる青空の下で大海を動かしてこの美を創り出し、荒天となればこの海の表情を一変させる自然力を前に、「謙虚」という言葉が浮かび、手を合わせました。秋の白波
秋天やこの地に灯台明治より塩屋埼にて以下、wikipediaより;「塩屋埼灯台は、立地と、白亜の美しい外観から『日本の灯台50選』に選ばれている。一帯は潮の流れが激しく暗礁も多い海上交通の難所で、江戸時代から狼煙台(のろしだい)がつくられていた。1899年(明治32年)に煉瓦石造で建てられて初点灯。1993年(平成5年)に無人化されるまで、」灯台守が荒天時の海の安全を守り続けてこられた。この日は地平線がくっきりと見渡せる秋晴れでしたが、灯台内の103段の螺旋階段を上り終えて外に出てみると、恐怖を感じるほどの風の強さ。初点灯から約100年、ここに居住されて荒天時の海の安全を守ってこられた方々のご苦労を強風に吹かれながら思いました。「映画『喜びも悲しみも幾歳月』は当時の塩屋埼灯台長夫人・田中きよの手記『海を守...塩屋埼灯台
蜘蛛雲に乗りて来(き)にけり塩屋埼(しほやざき)茨木県の塩屋埼灯台への坂道の途中に大きな蜘蛛の巣があることに気付きました。デジカメの望遠モードで見ると中央に色彩が派手ハデの大きな蜘蛛がいました。毒蜘蛛かと一瞬怯(ひる)みましたが、動きませんのでドアップも含め何枚も撮りました。ドアップですと結構怖い表情です。帰宅してインターネットで調べましたら、「ジョロウグモ(女郎蜘蛛)」のようです。「毒を持ってはいますが、・・・巣にかかった昆虫を麻痺させるための毒で、微量な毒しか持っていないので、人が噛まれても影響はなく、また、噛む力も弱く、捕まえたとしても噛むことはほとんどありません。」とのことですが、やはり怖いです。ジョロウグモ(女郎蜘蛛)
秋雲や遊ぶ動物魚かな高層では魚たちが回遊し、低層では動物たちがじゃれ合っているような・・・遊ぶ秋雲
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流し目のイソヒヨドリと初出逢日本平この方とは初の出逢いです。全くの偶然に視界に入ってきました。距離は2,3メートル、メジロと異なりじっとしてくれています。美しい彩りの鳥に流し目で見られているような気がし、久能山とのご縁に大感謝しつつシャッターを切りました。イソヒヨドリ
家康は見ぬや五月の鱗雲日本平夢テラスこの写真は5月14日に撮ったもので、5月なのに秋の季語である鱗雲が出ていることに、違和感を覚えました。「自分の遺体は駿府の久能山に葬り」と遺言した家康は、この地を愛していたのでしょう。久能山の五月の空に鱗雲!かつての家康が目にすることはなかった光景と思うと、感慨深いものがありました。昨今の異常気象・・・5月13日に89歳で逝去された「世界一貧しい大統領」と言われた南米ウルグアイのホセ・ムヒカ元大統領が、2012年6月、ブラジルのリオデジャネイロで開催された国連持続可能な開発会議(リオ+20)で演説された言葉の数々が思い浮かびます。「我々が今挑戦しようとする目の前の巨大な困難は、決して環境問題ではなく、明らかに政治の問題なのです。」「今この行き過ぎた消費主義こそが、地球を...五月の鱗雲
家康の思ひか逆さ葵紋久能山東照宮御社殿この写真の左端にある逆さ葵紋は、その下に説明書が置かれていましたので気が付きました。そして、絶対的な権力者であった家康を祀る建造物にこのような不完全さをあえて加えるのは、生前の家康の考え方、思いががあって初めて可能なのでは、と思いました。家康の長男で二代目将軍・秀忠でさえ、父・家康のこのような考え・思いなしではできなかったと思います。説明書には、逆さ葵紋は「建物が未完成であることを表し、更なる発展への願いが込められていると言われています。(諸説あり)」とあります。徳川幕府創建時の不安定さを自覚し、徳川家の政権維持を遠い先まで構想して権力メカニズムを一代で作り上げた家康らしいと、改めて思った次第です。逆さ葵紋
草生(む)する香にあらためて初夏と知る南砂町駅前の小径わが奥さんとお弟子さんの「暮らしの中で遊びま書展」が、一か月前に700人を超える方々がご来場されて幕を閉じました。なかには日を変えて2回も来られた方々もおられました。私はお手伝いしただけですが何をするともなく時が過ぎ、ようやく先週、身の回りの自然の営みに気が向きました。今年は冬、春、夏の境界線が複雑に入り組みながら季節が移っていくような・・・草生す香
花冷えもよしや花見が長くなり仙台堀川公園今年の花冷えは、「冬戻り」というような寒さの日々が続いています。来週は高校母校の入学式。お天気予報では晴れて気温も今現在の9℃から20℃の春の陽気になるとのこと。正門の桜の一木が後輩たちの入学式に彩りを添えてくれるかも・・・花冷え
親に謝す「花の下にて」生まれしを花冷えや喜寿ありがたくかみしめて仙台堀川公園小生の好きな西行さんの和歌に掛けました;願わくは花の下にて春死なむその如月の望月のころ小生の誕生日には毎年桜が咲いてくれていますが、こんな「花冷え」の日は記憶がありません。「花の下にて」
密やかに咲く源平桃の可憐かな隅田公園直立する一枝に小さな2輪、更に少し裂け始めた蕾一つ。曇り日だったこともあり、静寂さの中に可憐な美を感じました。源平桃
寝ころびて蒼天花見も乙なもの仙台堀川公園神輿の会のお花見では話も弾み、お酒も進み、眠気も忍び寄り、結果、寝ころびて蒼天花見。今朝の寒さからの気温の上昇と共に、一気に花開いた感じです。蒼天花見
お花見も本場カレーで盛り上がり仙台堀川公園一昨日の墨田川でのお花見に続き、今日は地元仙台堀川公園で、お神輿の会・陶法睦のお花見でした。お天気は一昨日同様、場所取りの8時頃は8度前後の寒さでしたが、会が始まるお昼ごろにはお日さまも出る蒼天のお花見日和となりました。我らの神輿の会にはインド人の方がおられ、朝早くから本場インドカレーを手作り。手作りの辛めの本場カレーを堪能しつつのお花見、なかなか乙なものでした。お花見
ヒヨドリと共に楽しむ花見かな隅田公園友人が、鳥がいると言われて指さしてくれるのですがなかなかわが目に見えず。分かったときは嬉しい気持ちになりました。ヒヨドリとお花見
雨露に色艶はえる若桜仙台堀川公園雨が止んですぐの仙台堀川公園では若桜に出会いました。若いが故の色艶が雨露に一段と映えています。可憐な美なるかな、でありました。雨露の若桜
源平桃美なるもその名悲哀かな隅田公園源平桃の名の由来は、源氏の白旗、平氏の赤旗に見立てたとか・・・。美しいお花ですが、壇ノ浦の戦いとかを連想しますともののあわれを覚えます。源平桃
お花見も下にかはゆき小花かな墨田川堤マーガレット、チューリップ・レディジェーン、カラスノエンドウ。これらの花よりも一段と小さなお花は画像検索してみましたが、アメリカフウロでしょうか?もう一つ同じ写真の隅に写っている青いろのお花は画像検索するも名前が分かりません。お花見と小花
数え年皆喜寿元気観桜会隅田公園・墨田川堤3月28日は浅草集合10時半頃には雨も上がり、5時間の日程、高校同期の方々とお花見散策・昼食会を楽しみました。喜寿観桜会
雪の無人駅列車来にけり定刻に会津鉄道会津線塔のへつり駅雪の無人駅で、列車を待つは我一人。帰路はこれからバスへの乗り換えも含め2時間余り。日暮れ前には宿に帰りたいと思っていましたので、遠くに列車の灯が見えた時、正直ほっとしました。雪の一人旅
猫作品を踏んじゃったあ選定中孫の書の作品のうちから一点を選ぼうとしていましたら、いつの間にか猫さんが忍び入り、作品の上を歩き始めました。選定者は皆一瞬どきりとしましたが、猫もさるもの、本当に軽々と踏み歩いてくれたお蔭で、作品は皆無事でした。座ったのが彼女が選定した作品と思われますが、人間さまの選定したものとは異なりました。ところで「猫ふんじゃった~」の歌では、猫が踏まれたことになっていますが、ここでは猫が作品を「踏んじゃったあ」でありました。猫と作品選定
父母席に謝辞一斉に卒業士都立足立高校卒業式母校の卒業式にはここ10数年、毎年参列していますが、今年も在校の2年生は送辞の中で3年生に「より良い学校にしていきます」と誓い、卒業の3年生は答辞の中で「これからの足立高校をよろしくお願いします」と後輩に託していました。私は半世紀以上も前に卒業した同窓生ですが、卒業式という大きな人生の節目に、送り、送られる後輩たちが母校の発展を常に心に留め、それが今日まで脈々と先輩から後輩に受け継がれていることに今年も改めて嬉しい気持ちになりました。今年の式で、終了間際に感動したことが二つありました。一つは男女ほぼ半々の273名の卒業生による式歌「旅たちの日に」の三部合唱でした。ハーモニーが実に美しく、感動しました。歌の途中から目頭を押さえる卒業生もいました。後輩たちは卒業後、ク...卒業式
親父超ゆ長兄卆寿の弥生かな東京マラソン卆寿祝のつまとなり深川不動尊前江戸深川鮓にしち私は5人きょうだいの末弟で平均年齢は84歳。お蔭様で皆、とりわけ今年卒寿の長兄が元気です。親父は明治39年生まれで数え年の米寿でこの世を去りました。今頃は、おふくろと一緒に「皆元気だな」と笑いながら見てくれているような気がします。卆寿祝の昼餉のこの日、たまたま東京マラソンの日で、しかも門前仲町の永代通りがコースでした。観光の人もマラソンを走っいている人も外国の方が多いのには驚きました。三月は旧暦の「弥生」。「弥(いや)」は「いよいよ」、「生(おい)」は「生い茂る」の意とのことです。まさに草木芽吹く月・・・。長兄の卆寿を祝うにはふさわしい月です。万物に感謝です。祝卆寿と東京マラソン
雪見散策昼に熱燗客一人妙雲寺隣の日本料理・松本妙雲寺でも我一人でしたが、感じの良い小料理屋の松本でも私だけ。メニューには昼定食しか載っていませんでしたが、「熱燗で一杯やりたいので、おつまみできますかね?」と遠慮がちに訊きましたら、「今はお客さんがお一人ですので、夜のメニューでもいいですよ」とのことで、お刺身を造ってくれました。雪の寒さに熱燗、なかなか粋な気分でした。雪見の熱燗
木漏れ日に雪の山道古石仏那須塩原妙雲寺境内ここでも我一人で、細い雪の山道を登っていきますと、広い墓地があります。その道沿いにいくつかの古石仏が佇み、祈りの心がそこにあるように感じました。雪の山道古石仏
猛暑でも帰路に木蔭の救ひあり仙台堀川公園汗みどろ帰宅シャワーの救ひかな猛暑、木蔭、シャワー、救ひ・・・今は寒がりになった私にはこの暑さはさほどは応えませんが、木蔭があるとホッとし、シャワーを浴びると気持ちイイ~!と感じます。猛暑、木蔭、シャワー、救ひ
宮前の露天湯涼風旅気分川崎市宮前平湯けむり庄いつも地方の温泉で、入っている人も少ないのに慣れているせいか、都会の温泉の人の多さに一瞬たじろぎました。働き盛りの若い方が大部分で、黒色炭酸琥珀湯の天然温泉。広々とした露天風呂には石と樹木が自然に配され、涼しい風が通っています。話し声も皆小さく、「宮前平」という地名からは歴史を感じ、しばらくいると旅に出ているような気分になれました。都会の露天風呂
夕涼み猛暑に霞む川面かなヴェランダにて今日は室温が31度まで上がりました。ヴェランダは風で少しは救われますが、遠くの荒川は暑苦しそうに霞んで見えます。猛暑に霞む川面
通り過ぎふとふりかへる夕の梔子仙台堀川公園夕暮れ、散歩道を通り過ぎてふと花の香りに気が付き振り返ると、薄暗がりにほのぼのと浮く白きクチナシ・・・道ですれ人と違った直後、微かに漂う香水。この場合は振り返りませんが・・・猛暑日も、夕暮れになると涼しい風に出逢います。夕のクチナシ
猛暑には冷や素麺とわが奥さん室温30度の昼餉に、今年初めての冷や素麺でした!室温30度の冷や素麺
一大事部屋三十度以前なら人間の環境適応能力は凄いな~、と思います。「猛暑日」という言葉は2007年まで気象庁の予報用語にはなく、この年の予報用語改正で「猛暑日」と「熱中症」が追加されたとのこと。僅か20年足らずで室温30度の生活にも人はそこそこ適応している・・・室温三十度
夕の日を待ちて猛暑日散歩かな仙台堀川公園梅雨晴れの猛暑日。夕方は心地よい風も吹いていました。猛暑日の夕散歩
むく一斉飛び立ちにけり選挙カー仙台堀川公園今日は梅雨晴れ。昼の猛暑を避けて夕刻に散歩をしていましたら、ムクドリの一斉飛び立ち、圧巻でした。今や都知事、都議補欠選の真っ最中。人によっては、票のように見えるかも・・・ムクドリと選挙カー
梅雨空に海原海苔の贈り物鬱陶しい梅雨日が続いていますが、海苔の贈り物を戴いて、夏日の海原のイメージが浮かび、ちょっぴり清々しい気分になりました。海苔の贈り物
静謐や梅雨の伝統建築美伊東温泉東海館「伝統建築」とは、「建物を古くから伝わる技法でつくること。また、そのようにして建てた建物」とのことです。昭和3年(1928)に、当時の大工さんの匠技と材木の粋が凝縮されているこの木造3階建ての元温泉旅館は、この言葉にぴったりです。梅雨曇りの静けさの中で、木造りのぬくもり、静謐さにしばし浸りました。伝統建築美
梅雨晴れや先ずは洗濯今日の朝雨上がりのせいか、地上の緑、空の青と真綿のようなうすき白雲(しらくも)が、優しい調和の調べを奏でてくれているようです。梅雨晴れ
家康の時計眼前梅雨の入り伊東温泉東海館「家康愛用の西洋時計」というこの時計の説明書によれば、慶長16年(1611年)にスペイン国王から家康に贈られたもので、ベルギーでの製造年は1581年とのこと。1600年に関ヶ原の戦い。慶長8年(1603年)、江戸に幕府創立。「家康愛用の」という文字で、俄然この時計に歴史のぬくもりと時の移りをを感じます。関東でも時は移りつ、梅雨入りとなりました。家康愛用の西洋時計
青時雨組小細工の昭和かな伊東温泉東海館書院東海館は昭和3年(1928)に地元材木商により建てられた木造3階の温泉旅館で、当時の大工さんの匠技と材木の粋が凝縮されています。平成9年(1997年)に廃業し、現在は伊東市の観光施設として公開されています。書院障子の組子細工(くみこざいく)のデザインは、漁に使った網を海辺で干しているところで、周りにあるのは波とのことです。青時雨とは青葉の木立から落ちる水滴を、時雨に見立てた言葉です。静かで薄暗いセピア色したこの書院。青時雨が組小細工がはめ込まれた障子の外に感じられ、昭和生まれの私には遠い昭和の前半が懐かしく蘇ります・・・青時雨
時詰まる庭石の味梅雨の入り西伊豆温泉東海館その2・・・時詰まる庭石(その2)
時詰まる庭石の味梅雨の入り西伊豆温泉東海館日本庭園では大きな庭石が重要な地位を占めています。ふと思いました、石には何万年もの時間、「時」が詰み込まれて、今、存在し、これからも存在し続ける、ので、人は惹かれる・・・時詰まる庭石
星雲の縁に花咲く額アジサイわが奥さんの生徒さんが栽培されたお花です。額アジサイを見ると以前は漫画に描かれていた宇宙ステーションを連想していました。美しい星雲の画像が見れるようになった今は、きれいな星雲のようとも思います。こと座星雲photoedby藤吉健児氏宇宙の額アジサイ
涼しげな棚にクリムトキス絵皿わが奥さんの涼やかな夏のインテリア空間に、静やかに情熱的なクリムトの「接吻」。ちょっとしたアンバランスの心地よさを感じます。深紅のバラも情熱的か・・・涼しさの中のクリムトキス絵皿
トルコ石ブルー涼し清水一輪挿しわが家の玄関京都瑞祥窯の清水焼です。このお店で孫娘は両親へのプレゼント陶器を作りました。彼女らの器用さには参りました。トルコ石ブルー
子夫婦の気遣ひ父の日プレゼント息子と娘の夫婦からそれぞれ、一つはお魚の三河みりん粕漬、一つは体調に合わせて選べるマヌカはちみつの濃度(?)が異なるマヌカハニースティック。ありがたいことです・・・父の日プレゼント
アイストゥインクル小バラと静かきらめけり奥さんの生徒さんが栽培された品のあるお花さんたちです。アイストゥインクルの正式名はスーパーベナアイストゥインクルだそうで、「トゥインクル」は;TwinkletwinklelittlestarHowIwonderwhatyouareのtwinkleだと思います。品のある小ささに惹かれます・・・アイストゥインクルと小バラ