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  • 佐渡の暮らし 俺の備忘録 佐渡の赤玉石

    知る人ぞ知る東洋のロダンと言われた彫刻家の朝倉文夫明治時代に大分に生まれ後に東京藝大の教授となる昭和9年に自分のアトリエを改築し美術の塾生を受け入れる。 鉄筋…

  • 佐渡の暮らし 俺の備忘録 音色を切り取る

    色鮮やかな布団がマセ(稲をかける竹垣)に所狭しと干される盛夏。お盆の前にはこんな風景が村の至る所にまるでナポリのように。そうすると行き交う村の人は今年は誰が来…

  • 佐渡の食 俺の備忘録 川の魚たち

    佐渡は海の新鮮な魚介が豊富どんだけ旨いものを食べれるんだろうそんな心持で島を訪れる人も多い確かに色んな日本海特有の魚がたくさん採れる。真っ黒になりながら海に川…

  • 佐渡の食 俺の備忘録 料理をする

     料理をするひとつの目的は素材のもつ本来の味を引き出すことだから引き出し味と言える。 権力の小さい昔の社会ではその土地の産物がいつも料理の素材で鮮度が高いため…

  • 佐渡の暮らし 俺の備忘録 麻の暮らし

    例年にない梅雨明け私の62年の記憶で6月に明けたことはないと思う。 体が慣れてないので結構きつい夏になる。昭和の頃曽祖母のたまばあさんは夏になると洒落た涼しげ…

  • 佐渡の食 俺の備忘録 今年も届いたよ

    わざわざ私の所に送るため少し早めに掘ったヨ!とのこと今年も無事届きましたニロイモ(じゃがいも)そして新玉ねぎ。 昭和の頃畑の土を掘り起こす耕運機などではない親…

  • 佐渡の食 俺の備忘録 ギンポ

    店頭に姿を現すことはほとんどない。 その存在すら知らない人の方が断然多いのが(ガツナゲ)※外海府ではそう呼ばれていた。 正式な名前はギンポ江戸前の天ぷらネタと…

  • 佐渡の暮らし 俺の備忘録 かおり

    わんさかわんさか(^^♪イェーイイェーイイェイ・イェイ♬とまーここまででこのフレーズを知っている人は還暦を過ぎているはず。 一時期は世界一のアパレル企業レナウ…

  • 佐渡の暮らし 俺の備忘録 仕事をする

    (仕事)には作る仕事と創る仕事があります。 (作る)仕事は今までにあったものを別のものに拵える(こしらえる)仕事。 (創る)仕事は今までにない新しいものをつく…

  • 佐渡の食 俺の備忘録 夢の島

    新潟の港を離れてわずか60分で佐渡島の表玄関というべき両津の港に高速船は接岸した。 大きな荷物を持った大柄な人たちが船から降りてくる。 若い世代に交じって初老…

  • 佐渡の食 備忘録 縁起むしりの食べ物

     昔から料理の世界にはむしり三種というものがある。 伊勢海老のむしり鯛のむしりするめのむしりこれが(むしり三種)である。 伊勢海老は酒蒸しにして紅白に染まった…

  • 佐渡の食 俺の備忘録 ご馳走をする

    食事するときに頂きますは食べ始めますの合図でなく命を頂きますということだという。ごちそうさまの意味は少しづづ変わってきて費用をだしてもらったとき特に使われるよ…

  • 佐渡の食 俺の備忘録 ベラと言う魚

    日本の沿岸の磯に生息する旬を迎えるのは夏だと記述があるこの魚。 岩を割ってゴカイという釣りの餌をとる泳いでいて砂底を舞い上げるだけでこいつらはどこからともなく…

  • 佐渡の暮らし 俺の備忘録 わら縄

    荷縄というのが正しい名前我が村ではニーナまるで外国人のような名前。 昭和の田舎の暮らしの中で欠かすことができない稲藁。 古ぼけたアルバムの中にこの藁でつくった…

  • 佐渡の暮らし 俺の備忘録 ゴヨカゴと荒物

    今でも荒物屋という看板を掲げている店がある。荒物とは雑なモノ家庭用に主に台所で使われるモノ。 石油由来のプラスティックが発明されてからすっかり台所の定位置を奪…

  • 佐渡の食 俺の備忘録 フクの子

    明太子もたらこの塩漬けも知らなかった昭和40年代我が家の食卓におぞましい禁断の食べ物があった。一口食べたら死んでしまう猛毒のテトロドトキシンたっぷりのふくの卵…

  • 佐渡の食 俺の備忘録 梨登場

    走りというのは旬の始め旬はおおよそ7日間昔はそんな風に言われた。 走りは値段が高いいわゆる見栄で食う旬の香りを楽しみ円熟した味は期待できない。 そんな話は昭和…

  • 佐渡の暮らし 俺の備忘録 占うということ

    佐渡で育った頃寒くもなくひもじくもなく生きる何よりも安全に生きるため父や母そして親戚村の人達は時には厳しい自然と闘ってきた。暮らしよい風土にするため野や山をあ…

  • 佐渡の食 俺の備忘録 イガイ

    大形のイガイと同じような小型のクロクチ二種類は元々日本沿岸に繁殖した。 貝なので旬は春から初夏繁殖期を迎えると殻をつくるので美味しくなくなる。 外洋を航行する…

  • 佐渡の暮らし備忘録 青春という言葉

    青春っていつのことなのかなー。 これは古い中国の陰陽五行思想の中(春)には(青)が当てられ(夏)が朱(赤)で(秋)は(白)で(冬)は(黒)という色があらわさ…

  • 佐渡の食 俺の備忘録 煮っ転がし

    年に二度ほど収穫が出来る(ニドイモ)とは越後の方言のようだダラドロデレがあいまいな佐渡弁母はいまでもニロイモ。 やっぱり夏の煮ものはニロイモに尽きる。 我が家…

  • 佐渡の食備忘録 初どじょう

     佐渡の我が村ではクロダイを釣るには生きたドジョウサザエの肝イカのゲソ山椒で漬けたイカやバンジョウそして私は釣ったことはないが団子そしてカボチャやスイカそんな…

  • 佐渡の食備忘録 夏野菜の保存と熟成

    ザワワ(^^♪ザワワなんていうものじゃない。 佐渡の澄んだ空気の夏畑にはこれさかりと夏の野菜たちがすくすくを通り越し竹の垣根を覆い尽くし鈴なりに実っている。ま…

  • 佐渡の食備忘録 山の人海の人

    1995年だったと記憶してる。 世にいうグルマンなるフレンチブームがイタリアンブームに移り変わる頃。 日本人の食に対する好奇心は一言でいうと飽きっぽい横並び主…

  • 佐渡の暮らし備忘録 人の口には戸を立てられない

    小学校2年の頃家の下には砂浜に太い丸太を埋め込んで大きな石を積み上げた防波堤のようなものがあった。 冬の日本海は荒れるそしてノタ(大波)が海岸を削り取ってゆく…

  • 佐渡の食備忘録 夏大根のつまみ菜

    決して辛み大根ではない子供心にあの冬の甘みのある大根同じ大根がなんでこんなに辛いピリピリくる。 父は若い時分から胃が弱く必ず胸焼けをしていたのでこの大根おろし…

  • 佐渡の食備忘録 職人と呼ばれる人

    美味しい料理をつくる知人の料理人は揃いも揃って時間に忠実だ。料理は醗酵の組み合わせの技でたくさんの素材の一番美味しい醗酵のときを逆算して頂点を組み合わせるのだ…

  • 佐渡の食備忘録 アカマツと石清水

    今ではすっかり防波堤とコンクリートの船着き場になっている。 車で15分程のところにあるのだがいつも舟で向かうきれいな静かな玉砂利の海岸がる観音浜と父たちは言っ…

  • 佐渡の食備忘録 遊泳の授業

    この令和の時代教諭のなり手が不足なんていう時代である。 昭和の我が小学校の教諭の人数は校長先生以下確か6名ほどいた車で通勤してくるのは1人後は周辺の村に下宿を…

  • 佐渡の食備忘録 イナダの引き釣り

    七月になると朝夕に5隻ほどの舟が船外機の音を立てながら磯を行き来する昭和の海。 当時父の船外機は4ノット1ノットは1.85キロだから時速7キロくらいの性能。 …

  • 佐渡の食備忘録 夏の春告魚

    (春告魚)という名前を使う魚はいくつかある。 ハチメ(メバル)・桜鱒・白魚アマゴ・サワラ・イカナゴ・サヨリそして本題のニシンなどがそれぞれの地方で(春告魚)と…

  • 佐渡の食備忘録 御所車の菓子

    小さい頃から食べていた車パン白いあんこか黒いあんこか断然黒あんこが好き。 村の唯一の雑貨屋の木箱のひとつに鎮座するこの菓子。 いつの頃からか5個入りパックにな…

  • 佐渡の食備忘録 はえちょう

    正式には蠅帳と書き夏の季語らしい。 今ではキッチンパラソルなどと呼ばれているらしいが小さい時になんと呼んでいたのか記憶が全くないのである。 大体収まっているも…

  • 佐渡の食備忘録 織部が好きだなー!

    今年いくつになるんだろう母は食器が大好きであるそれもコレクターに近いそしてなかなか使わない食器棚は陳列棚瀬戸物屋でもはじめるつもり? 私が贈った京焼もあるうっ…

  • 佐渡の食備忘録 うつぎの花満開

    佐渡の家の境に葉山からやぶ宇津木を持って行って植えてからもう30年が過ぎた。 今年は相当きれいに咲いたと先日母が電話で言っていた。 卯月は四月の呼び名アジサイ…

  • 佐渡の食備忘録 マゴチを突く爺さん

    眞鯒の旬は夏から晩秋という。 書物による生息域の分布で日本海側は新潟以南という記述温暖化の影響もあり分布と漁獲はずいぶん様変わりであろう。  母の祖父がまだま…

  • 佐渡の食備忘録 うぁ!水くらげ

    後一カ月くらいで梅雨が明けさー夏休み! 宿題をもらって来たー!朝顔の鉢もらって来たー!めどくさい名前忘れたノート自由研究絵日記。 さー泳ぐぞー!今年はくらげが…

  • 佐渡の暮らし備忘録 蜩(ひぐらし)

    真夏の太陽が地平線に落ちようとしている。 昭和43年の夏神社は家から見える境内には祖父が植えたイチョウの木が青々とした葉っぱを広げている。首にひっかけた虫篭は…

  • 佐渡の食備忘録 鮎鮨丼

    新子というとコハダの子供であり鮨通はそれを今か今かと待つ。旬は地域にもよるが夏の間の二ヶ月ほど5センチほどに成長したのを数枚重ねて握るがその支度が結構めんどく…

  • 佐渡の食備忘録 焼き魚は旨い!

    姫津という漁師の村が佐渡島にある。 どうだろうか月一回くらいなのか二週間に一回くらいだったのか記憶は定かではない今でいうところの移動店舗モバイルカーかな?魚の…

  • 佐渡の食備忘録 二十年の月日

    今年は7月に亡き父の20年の法要久しぶりの帰省である。 父が亡くなって30日も過ぎないころ四つ離れたムラで割烹旅館をしている店主の息子が電話をくれた。 おいち…

  • 佐渡の食備忘録 巾着の料理

    さすがに色んな方が毎日アップ出来る程の仕上りにはならない。 まー爺さんがつくるモノだから自分が食べたいものを朝起きて頭の体操含めてコーヒー飲みながら決めていま…

  • 佐渡の食備忘録 カジメの煮もの

    父が生前ビデオをセットで購入していたNHKの(プロジェクトX)。豊かな襟裳の海で昆布漁が盛んに行われて住民もたくさん増えた。寒い冬を乗り越えるために陸地の木を…

  • 佐渡の食備忘録 ところてん

    ところてんを漢字で書くと心太と書く。 正倉院にある書物に心天という文字があるこころてんがところてんになった。 たぶん何の拍子か誰かが海藻を煮てほったらかしにし…

  • 佐渡の食備忘録 和菓子愛は北鎌倉で出会った

    (こなし)と(練り切り)という和菓子の基本のことなど全く知らない男が和菓子屋の企画を任された。 今から考えるととんでもないこと長い間修行された職人さんに申し訳…

  • 佐渡の食備忘録 和食には合わないガスパチョ

    小さいころから夏といえば蚊取り線香とアカチンそして真っ赤なトマト相場が決まっているなんでアカチン?今では使用が禁じらているこの薬蚊に刺されてはかきむしりブト(…

  • 佐渡の食備忘録 佐渡で鮎?

    佐渡島は海のトレトレの魚と貝そんなイメージで島を訪れる相当新鮮で旨いんだろうなー。確かに旨いものが多い。 詳しくはわからないが佐渡で鮎をしっかり食べさせる店の…

  • 少しだけ悲しいお話

    先日、佐渡の食備忘録で綴る内容に関してご意見を賜りました。 住んでない佐渡のこと知らないくせに。 顔がダチョウに似てるとみんな言っている。 教科書見ながら書い…

  • 佐渡の食備忘録 推定年齢75歳

    父よりも母よりも我が家の暮らしを我が家の食のことをつぶさにどっしりとみてきたヤツが今でも現役で頑張っている。 父の姉が嫁ぐ時に買って実家に残したと聞く。 母が…

  • 佐渡の食備忘録 身と皮を煮る

    料理の名前に三河煮というのがある又の名を駿河煮ともいう。 身と皮を一緒に煮るのでミカワの名前がつけられ駿河も三河も大差ないので今も料理名として残っているのは駿…

  • 佐渡の暮らし備忘録 ハマナス

    北海道の花にも指定されているハマナス。私の村にはこのハマナスが咲いていた記憶がない。 しかし隣のムラには群棲をしている。 まだ赤くなっていないオレンジ色のハマ…

  • 佐渡の食備忘録 トコブシの大船煮

    ムラのはずれにある磯場。 ワシリ(走り)と呼ばれている。 山が走り出たかのような平らな磯場をそのように表現したのが語源らしい。 海府のりスガモ(ハバノリ)銀葉…

  • 佐渡の食備忘録 新しいご馳走の定義

    マゼンダ色のタグをつけた師匠の本を読んでいた。何か詰まるとこの本棚に並ぶこの本がとっても役に立つ。 昭和の61年に書かれた「蘇れ!地方都市」という本。新型コロ…

  • 佐渡の食備忘録 十全茄子

    今では一年中店頭に並ぶ茄子。奈良時代すでにナスの栽培が行われていた。 江戸時代頃より広く栽培されるようになり以降日本人にとってなじみのある庶民的な野菜なった。…

  • 佐渡の食備忘録 大作戦!素潜り隊

    そのムラには伝説の漁師がいた。 漁師の頭には磯場のカタチは全て入っていた。 男が動き出すと静かな海がざわついた。この語りはプロジェクトXだー。どこの沿岸もそう…

  • 佐渡の食備忘録 いわな

    やっと子供たちの夏休みが普通に始まる様相になってきた。 この2年辛い思いの夏休み外出はなかなか許されず暑苦しいマスクをつけさせられ人の目を気にして家族の目を気…

  • 佐渡の暮らし備忘録 昭和の響き

    このところ新聞ネタがないのか本当に(昭和)という文字を目にしたり音楽が流れてくる音楽に関しては日本だけでなく世界で昭和ジャパニーズPOP流行り音楽チャートで上…

  • 佐渡の食備忘録 蓼食う虫も好きずき

    美人は三日で飽きる。飽き症で有名な日本人らしいことわざなのかも知れない海外でもあるのかわからない。 美人の定義もなんだか分からない世の中時代背景や流行によりそ…

  • 佐渡の食備忘録 鶏ジンギスカン

    父が大きな箱を抱えて帰ってきた。 父は農協の団体職員だったさすが外資系の電機メーカーであったゼネラルは日本での商品販売に力を持っている。 この農協という組織と…

  • 佐渡の食備忘録 我が家の皿鉢料理

    すっかり高知県の郷土料理として知られた皿鉢料理(さわちりょうり)。 元々は農耕儀礼としての祈願祭や収穫祭に神様にお供えした素材を使い神事に参加した人たちと共に…

  • 佐渡の食備忘録 太巻き寿司

    足元で飼い猫のシロが母の動きを追うようにぼさぼさの頭で座っている母は忙しそうに寿司を巻く。寛政年間に遡る太巻き寿司であるがルーツはどうも千葉県の九十九里。 鰯…

  • 佐渡の暮らし備忘録 干し草と循環社会

    土壁の納屋に牛がいた。 昔は農耕の助けは家族親類そして牛であった。どこの家にも牛はいた。 小学校2年生のころだから昭和42年頃には一軒また一軒と牛がいなくなっ…

  • 佐渡の食備忘録 波打ち際でサヨリを採る

    沿岸の波間をピョンピョン跳ねるサヨリ。 表層を泳いで餌をとってるに違いない大きなサヨリを目にしたのは昭和54年から従事した葉山の料理屋。ちょうど三月の弥生の節…

  • 佐渡の食備忘録 畑の茗荷

    代々受け継いだ畑が山の上にある。周囲約八百メートル程だったのか足はブヨにやられかきむしって化膿し(こびしょげーな)※汚い・汚らしー・めちゃくちゃの佐渡弁包帯の…

  • 佐渡の食備忘録 あちらとこちら

    最近気になる言葉にレポーターなどが使うあちらこちらがある。 判で押したかのように皆が丁寧な言葉として使っている。 正しい使い方だと思うがなんとなくしっくりこな…

  • 佐渡の暮らし備忘録 VAN全盛

    1960年頃というから佐渡島で私が生まれた年。 アメリカで(セルエード、アースムーブメント)という考え方から出発したアウトドアファッションが流行っていた。伝統…

  • 佐渡の食備忘録 父の日を前に

    1996年(平成8年)初めての海の日は7月20日であった。 佐渡島の納屋には父の大工道具が残っている。 何でも器用に職人さんから見聞きしたことを自分でやってし…

  • 佐渡の食備忘録 植えられていた桐の木

    我が家の家紋は(五三の桐)中国では鳳凰が宿る木といい神聖視をされると聞く。背の高い桐の木が古い家の脇にそびえ鈴のような実を付けて秋深くなるとでかい葉っぱが落ち…

  • 佐渡の食備忘録 アスパラが出て来た

    近くのスーパー北海道初夏の野菜アスパラが並ぶグリーンアスパラホワイトアスパラパープルアスパラどれも丸々とみずみずしい。 菜園をしている人なら知っている成長した…

  • 佐渡の食備忘録 竹輪と蒲鉾の話

    竹輪も蒲鉾も出所は一緒両方とも竹に魚肉を巻き付け蒸したものという。記述の歴史は室町時代に遡る。 その形が蒲の穂に似ていたので蒲鉾いう名前が付いた。その後板に魚…

  • 佐渡の食備忘録 箱膳という道具と作法

    親戚の家は七人の家族三世代。 老夫婦は皆が座卓で食事をしていたが別の席で箱の上に茶碗とおかずをのせて食事をしていた。 確かに座卓は六人しか座れない一つの席はお…

  • 佐渡の食備忘録 よひらのガクアジサイ

    佐渡の我が家の今頃見事な紫陽花が咲いているだろう我が家のは日本古来のガクアジサイたぶん母が誰からもらって植えたのであろうが35年物。 七変化と呼ばれる紫陽花品…

  • 佐渡の食備忘録 トビの郷土料理

    今では沿岸での漁獲量が少なくなってしまったトビウオであるが昔は本当に獲れて獲れて仕方がない時代もあった佐渡のソールフードにはこのトビ出汁が欠かせない今流行りの…

  • 佐渡の暮らし備忘録 にっくき海ブト

    イソヌカカという虫を知ってますか?佐渡島の海府では海ブトとよんでいる。 小さいくせにこいつにやられると蚊なんてもんじゃない痒さ百倍。 指先とかも平気で噛む普通…

  • 佐渡の食備忘録 フォーエバーケミカル

    ダークウォーターズという映画アメリカウエストバージニア州バーカーズバーグの工場従業者そして近隣の住民を巻き込んだ今世紀最大の土壌汚染問題。(画像お借りしました…

  • 佐渡の食備忘録 磯の海水風呂

    昭和のシティーポップが世界に広がっていると言う確かに流れてくるリズム歌詞は何か懐かしさ改めて日本語の持っている色々なイメージの広がりを感じている還暦過ぎの男で…

  • 佐渡の食備忘録 空心に点ず

    コロナ禍もやっと制約はあるが新規感染者も徐々に現在下降という結果も発表されている訪日外国人に対しても規制が緩和され始めた。 世界遺産登録申請で盛りあがる佐渡こ…

  • 佐渡の食備忘録 舌ビラメをゾウリと呼ぶ

    ドーバー海峡で水揚げされることが多かったヒラメにちなんで名付けられたのがドーバーソール。 ヨーロッパソールという魚で味もよく調理もしやすいのでソテームニエルフ…

  • 佐渡の食備忘録 トマトはタイガーホース

    佐渡島の家の畑上手に竹を組合せトマトが枝が折れそうに真っ赤になった大きなのが熟しきっている。毎日ジュースにしてもとり切れない次々と赤く色づく。 なんでそんなに…

  • 佐渡の食備忘録 いい塩梅の焼きナス

    その年は海水温が低い涼しい夏であった。素潜りを続けると体も冷えきってしまうウエットスーツなどない時代で唇はブス色(紫色)になる。 団体職員を定年になりそれを待…

  • 佐渡の食備忘録 イナダのヅケ

    承知の通りマグロと日本人の関係は結構古い古事記にシビという名前で登場する。 日本列島は回遊するマグロの内側で春先に鰹等と共に群れをなしてやってくるのでこれを(…

  • 佐渡の暮らし備忘録 浜の風情

    自然のしくみとは実に面白い。11月頃霰が降り沖合では水柱が何本も立ち雷が鳴り響くこれが冬を知らせ雪下ろしになる。真冬は荒波の加減で浜は極端に短くなる。 いろん…

  • 佐渡の食備忘録 珍魚ゲナ

    さすがに佐渡広し?佐渡狭しかもしれないがこの珍魚を題材とするひとはいないだろうそれほど珍しい魚である。 日本沿岸の石ころの多い海岸に生息しているとの記述がある…

  • 佐渡の食備忘録 具足に木の芽なし

    この言葉は季節感をそして旬を守る料理界や板前に約束を守れとの戒めの言葉。今では全く関係ない年中色んな産地の旬が手の届く世の中。 佐渡島で伊勢海老を食べた記憶は…

  • 佐渡の食備忘録 大事に育てた中耳炎

    8年前になる。 東京の板橋にある帝京医大で桜が咲く頃6時間の手術を受けた。 なんのことはない幼稚園の頃から夏になると一緒に過ごした(中耳炎)が慢性になり鼓膜が…

  • 佐渡の食備忘録 水色のバスケットの中身

    私の記憶が定かなら・・いや決して定かではない人名が出てこない・ 老眼鏡が見当たらない目の前にあるテレビのリモコンをうろうろ探し回りそんな暮らしっぷりである自分…

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