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  • 昭和のごっこ

    (ごっこ)といっても東北・北海道の珍魚ホテイウオのことではない。 子供の疑似・模擬体験満載の昭和の時代家にあるのは将棋碁石麻雀パイ花札トランプ大人が遊ぶものば…

  • 梅干しとパブロフの犬

    昭和の悪ガキは酸っぱい思い出ばかり。 座敷の縁側の下にあった梅干し。三軒隣のぶどう棚で盗み食いした青葡萄。林道の先にあったスモモ。赤くはなってる小さなグミ。震…

  • 出世魚!トドのつまり

    まだ治りきってないみみだれがでてるくせに脱脂綿を耳に突っ込みそれでも泳ぎたい昭和46年そんな悪ガキ11歳の夏。 いつも違う場所でサザエを探していた。 急に水中…

  • やばい!伸びて来た葛

    葛は日本固有のマメ科の植物奈良吉野の国栖ものが最良和菓子や日本料理には欠かせない漢方では(葛根)としても用いられている。秋口から春先にかけ寒掘りする葉が枯れて…

  • カサゴ対決

    私の記憶が確かなら1996年1月26日平成の8年になっていた収録を終えた仲間たちが六本木のレストランに集まって来た。 みな高揚していた(いやーよかったよかった…

  • ニロイモ刺し

    一年に二回収穫したのか収穫できたのか?(二度芋)が佐渡特有のダラドロデレ方言のニロイモだと勝手に解釈をしている。ジャガイモのこと。種イモを半割にして灰と肥やし…

  • 恐るべし白足袋

    あの音が怖かったー。緊張感でいっぱい。家族が親戚が隣の叔母さんクラスメイト(12名)先生偉そうなPTA役員そ他の児童がみている。 そんな中あのでかい音鳴り響く…

  • 夏に食べた春告魚

    (春告魚)という名前を使う魚はいくつかある。 ハチメ(メバル)・桜鱒・白魚アマゴ・サワラ・イカナゴ・サヨリそして本題のニシン。 それぞれの地方で(春告魚)と呼…

  • ひと観察大好き

    「埼玉県には浦和という地名がつくのは7つあります」 これをSNSで投稿した場合にこれを(情報)と呼べるか?情報という定義は難しくそのコトがもたらせることで行動…

  • 佐渡煮しめ

    おふくろの味として違いが出るものに(煮しめ)がある。トビの一本を半割にして大きな鉄の鍋に水を張り乾茸を水で戻し半割に切ったものと一緒に鍋にごぼう人参結んだ早煮…

  • トビ料理

    トビといってもトンビではなく飛び魚のことを短く(トビ)寒くて風が強いので口を開けて長くしゃべらない佐渡島の言葉は短い! 慣れないとぶっきらぼーそれでいていくつ…

  • 蜩と(どぜう)

    昭和53年の七月新社会人として春に東中野の結婚式場の調理場に入社した。 夏の間は殆ど婚礼は入らない。 中庭には大きなプールがあり夏の間はプールサイドを使ったバ…

  • お社での出来事

    小学校3年悪ガキ真っただ中昭和45年だったと思う。 代々神社にお仕えする社家の三男坊長男が継いで次男は仕え三男は財を貢ぐのが社家の家なんて誰かに言われたなー。…

  • 宝もんみっけ!

    (侘び)は貧粗・不足のなかに心の充足をみいだそうとする意識。 (寂び)は閑寂さのなかに奥深いもの豊かなものがおのずと感じられる美しさ。 まだまだそんな境地には…

  • 虎皮

    明るいナショナルなんでもそろうナショナルナショナル劇場(水戸黄門) 私が9歳の頃佐渡島の外海府でチャンネルは3つしかなかった。 NHK NHK教育そしてTBS…

  • 踊る!いわしーが来たー!

    波打ち際が銀世界!そんな光景が昭和の頃佐渡島の波打ち際で頻繁にあった。イナダや鰹、マグロなどに追われてもう錯乱状態の鰯の群真っ青な帯が岸めがけて迫ってくる。山…

  • 昭和レトロ

    昭和35年の元旦雪が積もっていた佐渡島。 ガラス戸の隙間から大晦日からの雪で家のところどころ吹き込んで積もっていたと母は言っていた。 神職の家とはいえそれで暮…

  • 食卓を囲む

    夏の炭起こしは火種を下に冬の炭起こしは火種を上に夏下冬上。そんな言葉使うことも少なくなってそれすら何のことさえ分からない。 家で魚を焼く機会が減った。家のなか…

  • 佐渡沖ブヤベース!

    皆さんが思っている以上に大きな佐渡島。東西南北の沿岸と大佐渡と小佐渡をつなぐ国仲平野という比較的平らなところがある。 そもそもムラはその土地で採れるものに群が…

  • 金継ぎ

    いいいいーモノを大切に扱う再生させる再利用。 (金継ぎ)流行りと聞くいいじゃないですかー素晴らしいですね。 昭和の頃料理屋に従事してたので毎月の食器の破損金額…

  • 陸アワビ

    野菜の(オカヒジキ)というのはご存じであろう緑色で確かに岩場に生えている海藻のヒジキに似ている誰がつけたんだろうこの名前。 佐渡島は確かに日本海にぽっかり浮か…

  • たわらぐみ

    グミなるお菓子が発売されたのは1980年明治製菓がつくったコーラ味。女子中高生のなかで瞬く間に広がった。 新商品というのはセンミツと言われる1000個出して3…

  • 犬の話

    (いん)とは佐渡島の海府だけなのかどうかわからないが犬のことを(いん)という。 今時この(いん)と呼ぶかは定かでない。 わが村にはその(いん)が小学生の頃は何…

  • 醗酵のはなし

    温暖化がジワジワといろんなところに不具合をおこしている様相だ。 祖母の家は道路を隔てた向かいの家の山側に位置し海からの風が抜けない夏は蒸し暑い。老老介護の祖母…

  • 棚からぼた餅

    昭和50年の初夏その年はサザエが豊漁だった。 何がどうなったのかわからないが毎日とってもとっても翌日になるとサザエが群れてた。磯ネギで殻に穴をあけないように丁…

  • 香魚と書いて鮎

    香魚とはよく言ったものだスイカかキュウリの香り清流の石や岩につく苔を食んで生息する鮎基本的には海から遡上する鮎だが海を知らない鮎もいる。弥生三月の末頃稚鮎が川…

  • 机のはなしと(黙食)

    昨日は不覚にも机でPC見ながらカツサンドを食べてしまったあーいかんいかんご飯は食卓で食べるべき食卓では仕事はしてはだめだー○○も一緒だーあかんあかん。 リモー…

  • 唯一の花

    私の血液型はО型父はB型母は確かО型ではなかったか。 だからО型への褒め言葉は(変わってるよねー)そうなんです横並びにされるのがとってもいみきらう。 かといっ…

  • 貝の味噌漬け

    佐渡弁で(もったねー)MOTTAINAIということ。贅沢な話だがサザエもアワビも色々食卓に並ぶほんの一品。 ハチメ(メバル)の塩焼きイナダの煮つけ鮎の天ぷらス…

  • お茶づけ

    雁ヶ音ほうじ茶という茶葉がある。 一番茶の茎の部分だけを焙じた香りがまろやかで茶葉がない分渋みも少ない。 まー茎茶とか棒茶の類である。 父は晩年は飲むようにな…

  • 紅茶とウンカの関係

    植えた苗がピンと伸び青々とする頃背中に噴霧器を背負って父や母は山に向かう。 顔を手ぬぐで覆い笠をかぶる朝夕はブヨやぶ蚊が手をこまねいてヒトが来るのを待ってる。…

  • えー!(かざ)

    今時匂いのことを(かざ)といって通じるのは佐渡の海府の人たちかもしれないが風と風上などが混じって匂いのことを(かざ)という一般的な言葉として辞典に出ている。 …

  • まめまめなお皿と3R

    うーんついつい手がのびてしまう3.11でほとんどが粉々になってしまったが手元に残った豆豆皿や小鉢好きなんだなーこいつら。 薬味や珍味に使って一人暮らしに華かど…

  • (んな)らったかー

    佐渡弁(海府)相手のことを(んな)という。 私のすぐ上の兄は現在は北九州小倉に住んでいる。 昔から本が好きで今でも一室は本の山だから大学を卒業し新聞記者になっ…

  • 夜突き

    (夜突きにいかんか!)父は目を輝かせていう。 梅雨を迎える前月が姿を隠し海が鏡のように波も風もない夜がある。 明るいLED電球のライトなら昼間の如くの漁が出来…

  • 自然から採ることの出発

    自然から採ることから全ての産業や暮らしが出発した。 人が自然に手を加え耕す(風土)ことでより多くのより良質なものにつくり変え暮らしてきた。 余りにも手を加えす…

  • 茶碗蒸しとセゾク雑炊

    昭和という名前が翌年に平成という時代になる頃のことである。 京都の南禅寺に店を構える老舗中の老舗四百余年の歴史を誇る名店瓢亭の朝粥を食べた。 苔むした庭に水が…

  • 自分の傘をもつ

    松戸はいま雨が降ってる楽しい楽しい熱海から笑顔の老人の皿と戻ってきた。 昭和45年小学校の頃佐渡島の学校は連休といっても飛び石のお休みそして田植え休みという名…

  • いつか来た道

    昭和56年の初夏のことである。逗子湾(相模湾)を見下ろす高台のお宅に白いコックコートが三人サービスする黒服一人バスが二人(その一人は私)車から降り立った。 常…

  • 来てよかった熱海

    そろそろ支度して松戸に戻らなければならない。 七輪で焼いた魚種真鯵の干物エボダイの干物スルメイカ一夜干しイワシの味醂干し店の横に魚を捌く作業所うーんほんまモン…

  • ばあさんの蕎麦

    昨日熱海二日目修善寺まで友人が車をだし河原傳に散策した。 修善寺は正直初めて川のせせらぎを聞きながらこの時期の青紅葉は圧巻であったなんとも清々しい。山の上にお…

  • 熱海の函南

    昨日から熱海の友人宅に来ている。海を一望できる高台家のすぐ横を下田に向かう電車が通り過ぎてゆく。 昨日は下の海岸で催しがありすぐ近くの干物屋が催し会場に出店し…

  • 草かんむりに母で苺

    昭和の時代からトースターで焼けるパンは最大で2枚。家族5人の家でパンを焼くには5回から8回飛び出すのを待って待ってやっとありつける。丸い缶のバターにバターナイ…

  • 献杯!テイの茶漬け

    佐渡の叔父が亡くなりそのお通夜大往生であったお酒が大好きな叔父酔うと始まるのが南方戦線で戦った話。 信じられないかもしれないがこの叔父は祖母の弟で父の姉のご主…

  • 一期一会の陶器

    日本料理を志したから和陶器がとっても好きだ。 かの魯山人が器と言わず食器と表現し料理を盛り付けてやっと命が吹きこまれるのが器ということ。 人格的にどうであった…

  • 昭和61年の本

    原文そのまま 「より多く持つこと」が「豊かさ」であるという理念と現実がずっと永く人間の社会を支配してきました。 そして個人も社会もより多く持つための努力をして…

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