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  • 三途の河原に近づいた夜

    水分補給は当たり前アイシング当たり前今はいいなー。 ニキビ面の野球小僧図体はでかい180センチお尻周りは約100センチずうずうしく太々しい態度顔は真っ黒茅で切…

  • トリカブト(ブス)採集

     差別的な言葉になるかもしれないが俗に不美人を(ぶす)昭和の頃の話である。 その語源にもなったのではないか。 ひと時マスメディアを賑わせたトリカブト事件に使わ…

  • アユカケ

    昨日に引き続きマゴチ(眞鯒)に関する話。 小さい頃から海にマゴチとメゴチそして川にもコチがいた。 マゴチは川尻に砂の中にいる。メゴチは隣のムラで釣りをするとヌ…

  • 眞鯒(マゴチ)を食う

    眞鯒の旬は夏から晩秋と本に書いてある。生息域の分布で日本海側は新潟以南という記述があるが温暖化の影響などもあるので分布と漁獲はずいぶん様変わりであろう。 母の…

  • イゴネリ

    九州では(おきゅうと)と言われる海藻を練ってこしらえた食べ物がある。 お救人浮太沖独活などの当て字を使う。 96%が水分後は炭水化物、蛋白質栄養価が低いと言わ…

  • 父ちゃん待ってるよ

    ♪♪寿司を待つ横で時計を気にしてる♪♪ 父はその頃車を運転しコタツで待つ家族の待ち望んでる顔を思いながら暗い狭い夜の海岸線を走っている。 家族は既に夕食を終え…

  • 後ろめたい土佐醤油

    昭和53年3月20日私は就職のため佐渡汽船のおけさ丸で東京の東中野まで父と一緒に上京した。 もう43年も前だなー。 今ではすっかり関東醤油に慣らされてしまって…

  • 穴子の白焼き

    昭和54年頃の湘南の葉山葉山マリーナにはホテルボーリング場もあった入口には生ビールが飲めるケンタもあった。 その真向かいには赤いキャップで有名な調味料の老舗創…

  • 仕掛けるねー

    1977年 フランスブルターニュ発祥のクレープ1990年 イタリアドルチェ ティラミス1991年 フランス菓子 クレーム・ブリュレ1992年 ココナッツミルク…

  • フレンチの昭和

    ムッシュ村上と呼ばれていたのは日本のフランス料理界の大家で帝国ホテル総料理長であった故 村上信夫氏である私の暮らしている松戸に自宅がある。 1964年の東京オ…

  • 北前船由来

    ムラのはずれにある磯場。 ワシリ(走り)と呼ばれている溶岩が走り出たかのような平らな磯場。 カイフのりスガモ(ハバのり)ギンバソウ(神馬草)イソナ(アオノリ)…

  • 超高級食材のフジツボ

    佐渡島の岩場にも群生する貝春先にカメの手やクロクチを採るとき仕方なく付いてくる貝。 食べた記憶はあったのかなー? 殻は大きいのだが中身が少ないたぶん食するのに…

  • 筍とスルメイカ

    佐渡島は大きく分けて大佐渡と小佐渡そして国仲平野という地形である。 新潟側を向いた方が小佐渡で朝鮮半島とロシアの大陸に向いている方が大佐渡とざっくりとした位置…

  • セローム根上げ計画

    佐渡島で育ったころ棒切れを持ち歩き悪戯ばっかり。 花より団子葉っぱや樹木の枝を棒切れでぶった切っていた慈愛とか繊細とかそんなものとは真逆の悪ガキであった。 料…

  • キスの変わり揚げ

    家から海まで約80メートル50メートル冬のおおノタ(波)の後30メートルの時もあった。先日のNHKの特集番組でこのまま温暖化が進むと砂浜が約8割?無くなってし…

  • 元の木阿弥

    意味を調べた元の木阿弥の由来は実在した人物でその後お役御免になり僧侶になったそれが木阿弥。 戦国武将の影武者の話は事欠かない。 木阿弥も命を受けて嫡男が成長す…

  • 佐渡弁 オンベコ

    海のウサギ?英語では Sea hare そんな風にいうらしいなにやらとってもイトシゲ(可愛い)ないやいやこのオンベコは気持ち悪いウサギとは程遠い。 連休過ぎ浅…

  • 行者のニンニク

    佐渡の母から荷物が届く。 佐渡のコシヒカリ葉ワサビの醤油漬け蕗のとう甘煮そんな中に強烈な匂いの行者ニンニクの醤油漬け。車で15分程の所で料理旅館を経営している…

  • 肉スパ280円

    背の高いチューリップ形のグラスにアイスクリームと白いホイップチョコレートソースがかかりバナナも入ってるてっぺんに真っ赤なチェリー長いスプーンを使い夢中になって…

  • ビッグマウス

    ねずみじゃない。 離島での暮らしというのは自然の恵みもあるが立ち向かうことも覚悟をしなければならない。 便利なことも不便なことも受入て折り合いをつけることもと…

  • やまうど

    まだちっとだけ早いのかもしれない。 大型連休の前頃が佐渡ヶ島でも田植えのシーズン学校でも田植え休みというのがあり農作業の手伝いを奨励した。 一年間の主食の米つ…

  • フク汁とめかぶ飯

    (河豚)と書いてフグと呼ばせるかー(海豚)と書くのはイルカである日本語というのは面白い。母は今でもフグ言わずフクと呼ぶ関西の方でもフクと呼ばれる(福)にあやか…

  • 桃色と心相数

    最初に読みだしたのは昭和58年頃当時は日経流通新聞今では日経MJと名前を変えた今でも唯一購読している。 令和3年4月16日金曜日版はインターネットで1030人…

  • グラッパとエスプレッソ

    昭和58年のバブル真っ只中原宿にあるイタリアンレストラン。 フレンチのグルマンからイタリアンの波が来ている。 これまでの飲食店の掟破りの店舗が出現した掟破りと…

  • トコブシは旨い

    アワビの小さいのをトコブシと思ってはいけない仲間かもしれないが別もの。殻も違いアワビは大きく成長するがそれにひきかえトコブシはせいぜい5センチが精一杯。肉質も…

  • あのねー。橘を少しだけ頂戴

    えっ?(タチバナって?)そういえば佐渡ヶ島にそんな地域があったなー。 聞いたことはあるが橘の現物を見たことない。 昭和59年誰もが狂喜乱舞したバブルが続くと思…

  • 最近胡麻油にはまる

    歳とったのかー最近特になんとなく気持ちは若いが体が以前と比べてしゃっきりテキパキしない。 特にシャツの袖口のボタンを留めるのに少々時間がかかる。 ビニールパウ…

  • 偏屈な年寄りのつぶやき

    フードテック隆盛の時代。 ビッグデータやAIという代物が最新の情報を提供している。 二酸化炭素排出や地球環境人口と食料の課題が複雑に絡み力のバランスと資源のバ…

  • どこの家でも飼っていた

    コッココッコとやつらは朝が早い。鳴く順番が決まっていてボスの雄が最初に鳴き次はサブボスという具合に鶏小屋でも壮絶な争いがあったなんて知らなかったしどいつが雄で…

  • 六次産業の相談

    (6次産業化)とは農林漁業者(1次産業)が農産物などの生産物の元々持っている価値をさらに高め農林漁業者の所得(収入)を向上していくことです。 生産物の価値を上…

  • 横丁

    なんとか横丁というものが全国にはいろいろある。 マチの中で原型的な何かを有していたり詠み人知らずのうちに名前が付いたもの中には相応しくないような何とか横丁とな…

  • 大倉祭り

    そうだ今日はわが村のお祭りだー。47年前の今頃は馬に乗るのが恐ろしくて震えていた。 12歳を迎える男子が五穀豊穣を祈願して流鏑馬に望む。 海岸に建てられた三つ…

  • ツルモという海藻

    水深2メートルくらいの岩ではなく玉石にトクサのようにつんつんまっすぐ延びている。ツルモは潜って採るか専用の道具で巻き込んで採る大波のあと波打ち際に打ち上げられ…

  • こうぬか

    昔は納屋に行けば米糠は精米機の脇にこんもりあった。漬物肥やし床や柱磨き釣りのコマセドジョウ掴み雪道の滑り止め鶏のエサなんてのも使っていたなー。 今は精米所やコ…

  • 海府ワカメ※2

    今朝がた母から電話。 家の下の磯場でワカメとモゾク(モズク)を取ったから送ってやるしな。 この時期のモズクは海府もずくといって以前記した通り講談社の歳事記にの…

  • 海府ワカメ

    昭和40年の五月だったと記憶してる. 今か今かと一種異様な雰囲気の波打ち際。 木造の小さな舟は合図を待っている。 鉢巻姿の父母は浜辺で見送るどんな合図だったか…

  • シッタカ貝のかき揚げ

    神楽坂にゆこういやいや芸子さんを座敷にあげてなんという悠長な神楽坂ではないきちんと凛々しい板前の一人仕事でもつカウンター割烹。よく冷えた生ビールを飲み干し座付…

  • うすか餅?

    佐渡島でそう呼ぶのか外海府でそう呼ぶのか我が家でそう呼ぶのか定かではないが世間では大福餅と呼んでいる。 ググってもその名前は出てこない(薄皮餅)をうすか餅と言…

  • 自分らしい

    1983年(昭和58年)の8月に佐渡島で日焼けで真黒な顔して表参道の新しい店の開店スタッフの一員になった年。 その年に師匠が書いた本がある。「めい・あい・へる…

  • 禁断の桜蜜

    もう桜も葉桜になってしまったこれからは八重の桜の季節だなー今朝のニュースで佐渡島でも開花を知らせていたなー。 と思っていたらたったいま今年の明治神宮の桜の蜂蜜…

  • エイの干物

    飲み屋で出てくるエイヒレとは別格の干物。 昭和の確か46年頃だった。 田圃の水を見に行った父が家に帰ってきた。 父は組合(農協)に勤めていた田圃は朝夕と日曜日…

  • 懺悔

    どうだろうか。 昭和が平成の年号に変わる頃のことだった。 一階はテラスの真下は海時よりタコを捕まえた。いつも佐渡島を思い出しながら仕事はきつかったが海風が気持…

  • いまそこにある危機

    その年は雪が少なかった佐渡島。 雪解け水がいつもより少ない。 夏楽しみにしている香魚(鮎)が海から遡上しようにも4月になっても河口が海とつながってない。 小学…

  • chaの話

    佐渡島の父も生前客人が家に来ると(ちゃを呑んでゆけえー)と煎茶を必ず自分で入れて供していた。 茶道具も自分の見立てで買っていつのまにか茶箱に入っていた。 茶碗…

  • みやこわすれ

    4月11日の誕生花は(みやこわすれ)だそうだ(忘れ得ぬひと)(しばしの憩い)(しばしの別れ)(また会う日まで)何となく物悲しい。 それはそうだ鎌倉時代に政変に…

  • よのみ鉄砲

    榎は日本に広く自生する落葉樹。 佐渡島にもいたるところに自生しているものそしてご神木として植えたものなど様々。 おもちゃなんてそんなにあったわけでない。 小さ…

  • テングサでつくる心太

    言わずと知れた夏の食べ物心太と書いてトコロテン。 今では健康食品として年中ショーケースに入っている。 奈良時代には木簡にその名があり相当古くから食されていた。…

  • 守護精油

    1960年の1月1日生まれ。 なにやら守護精油というのがあると本にあった。 ベチバ―というイネ科の多年草の根っこと茎から蒸留して抽出したもの。褐色のどろっとし…

  • 鏡の夜

    田植えが終わった頃海が鏡のように静かになることがあるそうすると父はそわそわしだす。 (夜突きにいかんか!)納屋から一斗缶を取り出し蓋を開け新聞紙にくるまれたあ…

  • 鱒の筒切り

    遠い昔の話であるが思いつくまま綴っている。 その時の情景やそして匂いが浮かんでくる。 懐かしいというか郷愁というかかと言いながら昔が全て良かったとも思えない。…

  • したたり落ちる旨み脂

    五月のウミタナゴは抜群に旨い!田植えが終わりカエルが夜な夜な騒ぐこの時期に産卵を控えて急に食欲が増す。餌は岩虫(岩イソメ)を前日にタガネとトンカチで岩を叩き割…

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