下の子が一年生になって 初めての家庭訪問のときに 「(弟を)よろしくお願いします。」と お兄さんらしく言っていたね。 先生は「君はおとうさんかい(笑)」と言ったのだけれど お母さんは嬉しかったんだよ。 あなただって コミュニケートが苦手で辛かったのに… なのに お母さんは ...
誰かの前で 泣いたりしない なんて 偉そうにしてたのに ふとした事で涙ぐむ どこまでも 弱虫で 情けないこと…
昨日 新しいお仏壇にかえた 何か目先の変わることは なるべく下の子が居るときにしている そのほうが 言葉で伝えるよりもストレスが少なくて済む 前の日から 遺影の取り付作業など夫にしてもらいつつ お坊さんが来る時用の模様替えをしていると 下の子が何か自分も手伝いたそうにしてい...
私のドレッサーに千代紙の切り抜きが二つ飾ってある あの子が小学生のころ 大好きだったお友達との思い出のものだったと思う もう15年くらい前だから 入手したいきさつはおぼろげだ けれど あの子は本当にその子が好きで 「オレは一生おヨメはもらわない」「好きな人は転校してしまった...
ひにち薬 と言われた ………たぶん時が癒やすと言いたいのだろう でも 薬もいろいろあるよね 癒やす薬では 無い気がする どちらかと言えば 感覚を麻痺させるタイプのものではないかしら… 欠落したこころの真ん中は ぽっかりと大きな穴があいたまま 患部はむき出しになっている そこ...
薬を 2種類 医者からもらっている そのうちの一つは あの子がなくなったのがわかってから 飲むきがしなくなってやめてしまった そのことを 医師に伝えようとして 「子どもが亡くなって もう良い母親でいる意味もないので…」と言いかけて泣いてしまった 感情をむき出しにしては いけ...
何気ない言葉がいろいろな感情を巻き起こす 一人でいると 何となく名前を呼んだり 小さいころによく歌った手遊び歌を歌ったりしている 一息ついて カレンダーが目にはいれば 二カ月前は きっと元気に暮らしていたのになどと思って 勝手に涙が出てくる 離れて暮らしていたから 寒いこ...
出来上がった写真を置く 何かの本で見たけれど 夢などで出てくるときには 本人が一番いい時の姿だったりするそうだから 何となく 一番元気そうに見える写真をえらんだ なにくれとなく 話しかけるのは写真に向かってのことがふえている いとこに香典のお礼の電話をする 誰にも言わないで...
控室は広く感じられた あの子を くるんだタオルから出す 「外は 寒かったね」 手配しておいた 花 菓子 果実が届く ほどなく 住職の息子さんだろう若い僧侶に案内される あと数分なのに 父が来ない 昭和一桁生まれだから このご時世にムリはしないで欲しかったのだが なんとして...
雪は朝にはすっかりやんでいた。 アイスバーンの上に 除けきれてない雪が残りタイヤが取られて、走りにくそうだ。 あの子の部屋の後片付けとお焚き上げを依頼する。 業者は時間がなさそうで けれども丁寧に応対してくれる。今年は、どうやら寒いめの年らしいから、防寒の衣類もお願いした。...
あの子の暮らした街へと高速を走る。 天気予報は荒れ模様と報じるから 随分 夫は気をもんでいたが、なぜか私は不安が無かった。 そして 不思議なくらい晴れた綺麗な山並みまでみれた。 思えば、あの子と出かけたときも 天候には恵まれた。 「守ってくれているんじゃない?」 …「優しか...
年末は役所など仕事おさめにはいってしまう まだすることは あるけれど いったんは家に戻らなければ… 下の子を預けっぱなしでは 義母さんにも負担が大きい 遺骨をタオルでくるんでチェックアウト 雪が降ってるのでつい濡れないよう背を丸める 「さあお父さんとお母さんの 新しいうちに...
下の子の通所開始日だ けれども 明日はあの子の法要をして その後3日間片付けに行かなくては… だから 来週の火曜日までまた休ませることになる こういう時 夫の実家には随分と世話になってきたものだと思う あの子に関しても随分と 偏見なく助けてもらっていると思う なのにこんなこ...
あの子の部屋の管理会社へ向かう 不慣れな田舎者夫婦に この街は大きくて スマホアプリにされるがままだ 口コミどおりのロビーで 呼び出しにも戸惑いながら それでも 出てきた担当者に 必要事項を聞いている 話の感じは 悪くはないけれど 何か聞き漏らしなどないか それと これから...
また わずかばかり 年賀状がとどく 私達は 人付き合いが苦手で 年々こういったものはフェイドアウトの方向なのだが それでも 優しい人達はいるものだ 寒中見舞いだね… 夫と文面を相談する 飾りは なにもいらない 最低限の文言でいいよね ほんとうは何もしたくない でもそんなわけ...
はしわたしを 三度した 係の人が 選んで 私達ふたりの近くに置いてくれたものを 夫と私で そっと白いつぼにいれた 熱気が 舞い上がるように 私を包み込む 遠くで やけどをしないように言う係の人の声が聞こえた気がする ただ はしを動かし続ける 私もお手伝いしましょうか と 二...
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