部下に何かしてもらいたいとき、僕は以前、目的よりも指示を伝えていました。
『自律するチームのつくり方』について、5つのステップでできる実践的手法を紹介しています。また、『やりがい』、『課題解決』、『キャリア形成』、『価値観』、『マネジメント』の5つのキーワードを軸に、チームづくりのヒントを掲載していきます。
海外駐在(米:2拠点、独:1拠点)、営業、社長秘書、国内子会社出向経験を持つ会社員生活30年越えの現役サラリーマン。米国駐在時、総務・人事マネージャーとして生産会社の立ち上げに携わる。現在は、実務指導を通じ『自律するチームづくりができる次世代リーダーの育成』に注力。
5-225.指示よりも目的を伝えることを重視する =現役サラリーマンが考えた自律するチームのつくり方=
部下に何かしてもらいたいとき、僕は以前、目的よりも指示を伝えていました。
5-224.リーダー不在でも動く組織をめざす =現役サラリーマンが考えた自律するチームのつくり方=
『リーダーが一番活躍しているチーム』 と 『メンバーの活躍が目立つチーム』。
5-223.存在意義を感じられる仕掛けをたくさんつくる =現役サラリーマンが考えた自律するチームのつくり方=
一般的に、人は、人格や言動を肯定(承認)されるとポジティブな感情が湧きます。
5-222.コントロールできることとできないことの境界を動かす =現役サラリーマンが考えた自律するチームのつくり方=
チームで何か大きなことを成し遂げようとしたとき、そこには大きな障壁が必ず立ちはだかります。そもそも、障壁のないことは大きなこととは思わないので。
5-221.ヒーロー・ヒロインになる場をメンバー全員につくる =現役サラリーマンが考えた自律するチームのつくり方=
人は、組織の中で“自分が活躍している”と認識できると輝きます。その活躍を称賛される場があるとモチベーションが上がります。
5-220.問題・課題があるから、チームも個人も成長できる =現役サラリーマンが考えた自律するチームのつくり方=
チームも個人も、それまでの知識や経験では解決できない問題・課題に直面し、いろいろともがき、そのもがく過程を通じて成長します。
5-219.できるだけメンバーの頭の中のモヤモヤを解消する =現役サラリーマンが考えた自律するチームのつくり方=
人は、何かモヤモヤしたことがあると、そのことばかり考えてしまい、他のことに集中できなくなります。
5-218.メンバー全員と面談して仕事の困りごとを吸い上げる =現役サラリーマンが考えた自律するチームのつくり方=
チームのリーダーから、「チームに活気がないが、何からどう手を付けたらよいでしょうか?」という相談を受けます。
5-217.部下に伝えるときの表現・立ち位置・言葉選び =現役サラリーマンが考えた自律するチームのつくり方=
部下に、自分が伝えたいことを言う場面。ついつい自分(上司)の目線で一方的に話してしまいがちですが、言い方ひとつでその後の部下の動きが変わってきます。
5-216.管理と自主性 =現役サラリーマンが考えた自律するチームのつくり方=
管理と自主性。僕は、どちらを重んじるかで、その組織のカラーも、どこまで伸びるかも決まると思っています。
5-215.どちらでもOKの選択は、部下に全てを委ねる =現役サラリーマンが考えた自律するチームのつくり方=
A案とB案、どちらもいけそう、やり方の違いだけで大差ない、ということがあります。そうしたとき、リーダーがどちらにするのかを決めがちですが、こんなときこそ、選択からやり方まで、全てを部下に委ねてはどうでしょうか。
5-214.めざすべきは、目標の達成ではなく、ビジョン(夢)の実現 =現役サラリーマンが考えた自律するチームのつくり方=
仕事を、苦しいこと、大変なことと捉えて、一生懸命頑張る。そして、目標を達成したら、次の目標を設定し達成に向けて頑張る。そうして、次から次へと目標を設定して達成していく。
5-213.部下が考えたネタを、潰すのではなく、立派な形にする =現役サラリーマンが考えた自律するチームのつくり方=
部下が考えて、 「こうしてみたらどうでしょうか」と持ってきた提案。
5-212.意見を言う時を後ろにずらし、言う時を減らしていく =現役サラリーマンが考えた自律するチームのつくり方=
リーダーが積極的に意見を言うチームが多いと思いますが、リーダーが意見を言えば言うほど、チームのメンバーは自分で考えなくなります。
5-211.自分(達)の思考の矢印は、今どこに向いているか =現役サラリーマンが考えた自律するチームのつくり方=
何かのものごとを議論したり判断したりするとき、自分(達)で気づかないうちに、その思考の矢印が、本来向くべき方向に向いていないことがあります。
5-210.重要なことほど締め切りを最短で設定する =現役サラリーマンが考えた自律するチームのつくり方=
「これは重要でチームのパワーを集中させて取り組みたい」というテーマ。そういうテーマほど、締め切りを最短で設定すると、パワーが増していきます。
5-209.できるまでの藻掻く過程を奪うのではなく見守る =現役サラリーマンが考えた自律するチームのつくり方=
部下が何か新しいことをできるようになるまでには、必ず藻掻く過程があります。
5-208.口に出して言うことと考えていることは必ずしも一致しない =現役サラリーマンが考えた自律するチームのつくり方=
人が口に出して言うことと考えていることは必ずしも一致しない。 この現象、誰もが見かけたことがあるのではないでしょうか。
5-207.安易な再発防止策の連発は、更なる問題を招く =現役サラリーマンが考えた自律するチームのつくり方=
ミスが発生した後、現場の事情を考慮せず、新たなチェックリスト導入などの安易な再発防止策を連発するリーダーがいます。
5-206.部下を押さえつけるのではなく、部下に気づいてもらう =現役サラリーマンが考えた自律するチームのつくり方=
部下がミスをしたとき、「そんな叱り方をしなくてもよいのに」とか、「一体何の目的でそこまで叱っているのだろう」と思うような叱り方をしているリーダーを見かけます。
5-205.メンバーの時間配分よりも意識共有に目を向ける =現役サラリーマンが考えた自律するチームのつくり方=
チームメンバーの時間を管理しようとするリーダーがいます。でも、この時間管理、メンバーにとっては、監視されているようで嫌気がさしてきます。
5-204.最悪の事態を想定して動けば、事態は常に好転する =現役サラリーマンが考えた自律するチームのつくり方=
日々トラブル対応に追われて疲れているリーダーをよく見かけます。トラブルの内容は、
5-203.忙しい時ほど現場に行く時間を無理にでもつくる =現役サラリーマンが考えた自律するチームのつくり方=
「上の人が現場のことをわかってくれない!」 チームメンバーの不満のうち、この類の不満はかなり多いように感じます。
5-202.メンバーから信頼を得る第一歩は、『言動一致』 =現役サラリーマンが考えた自律するチームのつくり方=
「メンバーから信頼を得るためにはどうしたらよいでしょうか?」という質問を受けることがあります。
5-201.やることと期限を先に宣言することで主導権を握る =現役サラリーマンが考えた自律するチームのつくり方=
上位者からいろいろな指示をたくさん出されるチームリーダーと、それほど多くの指示を出されないチームリーダーがいます。
5-200.隙間時間に隙をつくる =現役サラリーマンが考えた自律するチームのつくり方=
仕事をしていると必ず隙間時間ができます。その隙間時間を自分のためだけに使っているリーダーを見かけますが、そうしたチームではメンバーの不満が溜まって、マネジメントがうまくいっていないケースが多いように感じます。
5-199.一人ひとりの強みを、見つけて、伝えて、そして、伸ばす =現役サラリーマンが考えた自律するチームのつくり方=
子どもの頃は、親や学校の先生が一人ひとりのことを観察して、その人の能力を伸ばすためのいろいろなアドバイスをくれるかもしれません。
5-198.「継続なんてしなくていいから試しにやってみよう!」 =現役サラリーマンが考えた自律するチームのつくり方=
チームで何か新たなことを始めようと呼びかけてもメンバーが乗ってこないことってありますよね。
5-197.組織は滞留させないよう常に流動化させる =現役サラリーマンが考えた自律するチームのつくり方=
長年同じメンバーで同じ仕事をしていると、物事の本質が忘れられ、淡々と仕事をこなすようになります。
5-196.話し合ったことを職場に張り出して頻繁に話題にする =現役サラリーマンが考えた自律するチームのつくり方=
「職場の〇〇を変えたい」、「チームで〇〇を達成したい」など、リーダーが何かしようと思ってもメンバーがなかなかその気になってくれない、という相談を受けることがあります。
5-195.リーダー自ら難題を設定し、その解を追い求める =現役サラリーマンが考えた自律するチームのつくり方=
「部下が新たなことに挑戦しない」と嘆くリーダーがいます。 「チャレンジを奨励し、失敗してもいいから、と何度言っても動こうとしない。どうしたらよいでしょうか?」と。
5-194.部下の良いところが活きる仕事のやり方を考える =現役サラリーマンが考えた自律するチームのつくり方=
部下の弱いところをばかりに目が行き、それを指摘して修正することで部下の能力を伸ばそうとする上司が多いように思います。
5-193.上位者の考えの常に一歩先を行く =現役サラリーマンが考えた自律するチームのつくり方=
チームのリーダーから、「自分が考えてチームのメンバーにこうしようと言った後に、上位者からそうじゃないと言われ軌道修正することが多い。どうしたらいいでしょうか」という悩みをよく聞きます。
5-192.論理の主張ではなく、相手の心がどう動くかを考える =現役サラリーマンが考えた自律するチームのつくり方=
仕事でのコミュニケーション。相手に何かしてもらいたいとき、どうしてほしいのか、なぜそうすべきなのかを論理的に説明することが多いと思います。
5-191.部下のやる気アップの第一歩は、部下の話をよく聞くこと =現役サラリーマンが考えた自律するチームのつくり方=
「何を言っても部下のやる気が一向に上がらない。どうしたらもっと前向きに仕事に取り組んでくれるのだろう」というリーダーの悩みをよく耳にします。
5-190.メンバーにとって「知らない外の世界へつながる窓」になる =現役サラリーマンが考えた自律するチームのつくり方=
リーダーは、チームのメンバーよりも経験が豊富で、その分野における社内外の人脈が広いことが多いと思います。
5-189.仕事を面白くするには自分達で出した答えを正解に変える =現役サラリーマンが考えた自律するチームのつくり方=
仕事に限らず何事も、他人から押し付けられたり強要されたりしてすることは面白くありません。
5-188.組織は、リーダーが仕掛けないと、どんどん保守化する =現役サラリーマンが考えた自律するチームのつくり方=
今日1日は、昨日までの蓄積で乗り切ることができます。 明日1日は、今日までの蓄積で乗り切ることができます。
5-187.“1から10までできること”を、1つひとつ増やしていく =現役サラリーマンが考えた自律するチームのつくり方=
メンバーから、「キャリアってどう考えればよいのですか?」と質問されて明確に答えられるリーダーは少ないように思います。
5-186.自分のコントロールが及ばないことに過度な期待をしない =現役サラリーマンが考えた自律するチームのつくり方=
「これがうまくいかない。どうしたらいいんだろう」と悩んでいるリーダーは多い。ほとんどのリーダーがそうかもしれません。
5-185.頭ごなしに叱ると、真因を紐解く情報が封印される =現役サラリーマンが考えた自律するチームのつくり方=
何か問題が起きたり、部下が失敗すると、「起きたこと」、「失敗したこと」にしか目がいかず、部下を頭ごなしに叱る上司を見かけることがあります。
5-184.事細かな指示は負のサイクルのはじまり =現役サラリーマンが考えた自律するチームのつくり方=
部下へ事細かに指示を出す上司をみかけます。「なぜそんなに細かいことまで口を出すの?」と聞くと、「そうしないと部下が仕事ができないから」と答えます。
5-183.部下が成功した時は、その成功の意味を最大化する =現役サラリーマンが考えた自律するチームのつくり方=
部下が何かで成功した時、多くの上司は褒めようとします。褒めて伸ばす、確かにその通りだと思います。
5-182.指摘したいことを、ズバッと言わず、いかに引き出すか =現役サラリーマンが考えた自律するチームのつくり方=
部下が、長年そうしてきたことや、それが楽だと思っていること、一番いいと信じていることなどの中で、これだけは直した方が良いと思うことってありますよね。
5-181.今の実力値で未来の可能性を否定しない =現役サラリーマンが考えた自律するチームのつくり方=
時々、チームのメンバーのことを「あいつはこうだから・・・」と決めつけ、“今実力がないから未来もそうに違いない“という先入観で話すリーダーを見かけます。
5-180.上位者には意見を求めるのではなく、承認か黙認を得る =現役サラリーマンが考えた自律するチームのつくり方=
プロジェクトやチームをうまくまとめているリーダー。せっかくリーダーとしていい線までいっているのに、重要なことを決める局面で、上位者に安易に意見を求める場面を目にすることがあります。
5-179.人的戦力をどこに向けるかを考える =現役サラリーマンが考えた自律するチームのつくり方=
会社員としてチームを率いるリーダーの誰もが自分の裁量次第で大きくもなり小さくもなる経営資源は、ヒト、モノ、カネ、情報のうち、どれでしょうか。
5-178.部下と自分のWin-Winの成長をめざす =現役サラリーマンが考えた自律するチームのつくり方=
部下にはまだまだ安心して任せられないからと、細かなチェックや細かな指示を出すリーダーをよく見かけます。
5-177.伝えたいことを受け取りやすい最高の場面を演出する =現役サラリーマンが考えた自律するチームのつくり方=
突然ですが、人生の中で、自分が伝えたいことをどうしても相手に受け取ってもらいたいと思うこと、いろいろとあると思います。
5-176.面倒な仕事ほどリーダー自ら参加し、てきぱき楽しくやる =現役サラリーマンが考えた自律するチームのつくり方=
どんな職場にも、面倒でメンバーが敬遠する仕事があるものです。誰でもできる単純作業や汚れる作業などで、若手など一部の人が担当しているケースが多いと思います。
5-175.「1対多」と「1対1」のコミュニケーションを使いこなす =現役サラリーマンが考えた自律するチームのつくり方=
チームのリーダーがメンバーに何かを伝えたいとき、「1対多のコミュニケーション」と「1対1のコミュニケーション」がありますが、それぞれの特徴・受け取る相手の性格・使う状況を考え、これらを使いこなせるようになると、コミュニケーションの質、即ち、相手の心に伝わる度合いが格段に向上します。
5-174.『(本音の)雑談ができる間柄』 -その人脈を広げる =現役サラリーマンが考えた自律するチームのつくり方=
仕事での会話。仕事である以上、誰もが、置かれた立場という仮面を被って発言しています。
5-173.“相手の心がどう反応するか”からの逆算で考える =現役サラリーマンが考えた自律するチームのつくり方=
『コミュニケーション能力』はチームを運営する上で重要なスキルですが、コミュニケーションが苦手なリーダーが多いのも事実で、僕もその一人でした。
5-172.欲しているのは、答えではなく、自分で考えるためのヒント =現役サラリーマンが考えた自律するチームのつくり方=
部下が「どうしたらよいのかわからない」と相談に来るとき、その部下は、「答えを教えてほしい」と口では言うかもしれません。
5-171.“メンバーの気持ちをいかに乗せるか”を考える =現役サラリーマンが考えた自律するチームのつくり方=
仕事をするのは人であり、人は機械と違って感情があるため、気持ちがどれだけ乗っているかで、仕事のパーフォーマンスはまるで変わってきます。
5-170.「これしよう」を先延ばしする意図は? =現役サラリーマンが考えた自律するチームのつくり方=
上司と部下の会話で、「これいいね」「やりましょう」と盛り上がったとき、上司から、「じゃあ、期限は2週間後でいいかな? 期待しているよ」というやりとりを見聞きすることがあります。
5-169.“反省を促す”ではなく、“学びを得る”ために使うのが失敗 =現役サラリーマンが考えた自律するチームのつくり方=
失敗やミスをしたとき、早くどこかに追いやりたいという気持ちで、嫌なものを扱うかのように“単なる後始末”をしているメンバー、リーダーがいます。
5-168.「どうしましょう」に、「どう思う?」「どうしたい?」で返す =現役サラリーマンが考えた自律するチームのつくり方=
「どうしましょう」という部下に、「こうしたら」と応える上司。一見うまくいっている上司・部下のように見えますが、本当にそうでしょうか?
5-167.コントロールされることを減らし、コントロールできることを増やす =現役サラリーマンが考えた自律するチームのつくり方=
人は、他人からあれやこれやと干渉されればされるほど、投げやりな気持ちになり、そのこと自体への関心が薄れ、
5-166.「存続をかけて」 ではなく、「〇〇を実現するために」 =現役サラリーマンが考えた自律するチームのつくり方=
「会社の存続をかけて」という言葉をよく耳にしますが、この言葉から、希望をや夢を連想することができるでしょうか?
5-165.メンバーの呼び方、メンバーに対して使う言葉を見直す =現役サラリーマンが考えた自律するチームのつくり方=
普段職場で何気なく使っている言葉。頻繁に使われている言葉の中には、例えば、「わかっているよな! 立場をわきまえろ!」というような“隠れたメッセージ”を含んでいるものが意外とたくさんあります。
5-164.排除できない人的障壁は効力を弱めることを考える =現役サラリーマンが考えた自律するチームのつくり方=
プロジェクトを、“チーム一丸となってこう進めたい”というとき、時として、どんなに話し合っても話が嚙み合わない障壁となる人が現れることがあります。
5-163.自分の仕事のアウトプットに、自分で値段をつける =現役サラリーマンが考えた自律するチームのつくり方=
「これからは個の時代だから会社員も稼ぐ力をつける必要がある」とか、「会社が短命になっているから いざというときのために日頃から備えておくこと」と、最近よく耳にします。
5-162.“リーダーが一番仕事ができる”という思い込みを捨てる =現役サラリーマンが考えた自律するチームのつくり方=
多くのチームでは、リーダーが一番給料が高く、だから、仕事も一番できるべきと信じられています。そして、実際に、リーダーが一番仕事の能力が高いチームは多いと思います。
5-161.一歩を踏み出せないメンバーには、程よい距離感で伴走 =現役サラリーマンが考えた自律するチームのつくり方=
良いアイデアを思いついて提案できるのに、いざ進める段になると、最初の一歩をなかなか踏み出せないメンバーがいます。
5-160.物事は様々な角度から眺めてはじめて全体像が掴める =現役サラリーマンが考えた自律するチームのつくり方=
物事はとても複雑な形をしていて、角度によって、丸く見えたり四角く見えたり三角に見えたりします。形だけではなく、ここに山があるとか谷があるとか、ここが固いとか柔らかいとか、とても複雑な特徴を持っています。
5-159.その対策で問題は根本的に解決すると思いますか? =現役サラリーマンが考えた自律するチームのつくり方=
問題が起きると、その問題が再発しないよう対策を考え実行します。 つまり、対策をとる目的は問題が再発しないようにすることであり、
5-158.“達成できそうな少し高い目標”は、飛躍的な成長の妨げ =現役サラリーマンが考えた自律するチームのつくり方=
「能力を大きく上回る目標では達成しようとしないから、達成できそうな能力よりも少し高い目標を設定する」というリーダーがいます。また、この言葉は、目標設定の常識としてよく耳にします。
5-157.成り行きの将来像(現実)をメンバーと共有する =現役サラリーマンが考えた自律するチームのつくり方=
業界の将来、会社の将来、チームの将来、自分の将来が、今の成り行きのままだとどうなるのか、見えていなかったり、あえて見ようとしない、つまり、現実逃避しているメンバーがたくさんいます。
5-156.失敗した人を責めず、失敗から学べることに感謝する =現役サラリーマンが考えた自律するチームのつくり方=
「失敗しないようにね」、「失敗しても大丈夫だから」。どちらの言葉を(リーダーが)かけてあげると、その人が持っている力を存分に発揮できるでしょうか?
5-155.課題解決は謎解きゲーム。謎解きの仕方を教える。 =現役サラリーマンが考えた自律するチームのつくり方=
「なぜこんなことに対処できないんだ。全く応用が利かないんだから」と、部下を責めるリーダーを見かけることがあります。
5-154.トラブルは相手・部下との信頼関係構築のチャンス =現役サラリーマンが考えた自律するチームのつくり方=
トラブルが発生したとき、迷惑をかけた相手、そして、部下は、それにどう対処するのかを普段の何倍も注意深く観察しています。
5-153.嫌な場面こそチャンス。リーダー自ら積極的に飛び込む =現役サラリーマンが考えた自律するチームのつくり方=
大きなトラブルや難しい交渉など、仕事をしていると、多くの人が避けたがる嫌な場面に遭遇します。
5-152.選択の機会を増やす =現役サラリーマンが考えた自律するチームのつくり方=
リーダーの中には、決めることが自分の仕事と思い込み、細かなことまで何でも決めたがる人がいます。でも、その決めることと引き換えに、部下のやる気や成長の機会が減ることに気づいていないことが多いように思います。
5-151.自分の現在地を知るため、外に目を向ける =現役サラリーマンが考えた自律するチームのつくり方=
組織も個人も、自分のこととなると、自分にはどんな特異な特徴があるのか、全体の中で何が強みで何か弱みなのか、意外と理解できていません。
5-150.上司の質問の仕方次第で部下のやる気が上下する =現役サラリーマンが考えた自律するチームのつくり方=
部下の仕事のアウトプットは、やる気があるかないかで大きく変わります。これを理解している上司は多いと思いますが、自分の発する言葉、とりわけ質問の仕方が、部下のやる気を上下させていることに気づいている上司は少ないように思います。
5-149.“理屈の正しさ”は状況に応じて変化するもの =現役サラリーマンが考えた自律するチームのつくり方=
突然ですが、果たして、『これはどんな状況においても絶対に正しい』 という理屈は存在するのでしょうか?
5-148.全てを理屈で動かすと、組織は病んでいく =現役サラリーマンが考えた自律するチームのつくり方=
リーダーの中には、理屈が全てと言わんばかりに、組織を理屈だけで動かそうとする人がいます。
5-147.仕事1つひとつについて『真の成果』 を見定める =現役サラリーマンが考えた自律するチームのつくり方=
今している仕事1つひとつについて、それぞれどれだけ実質的な成果が上がっているのか、見定めてみたことはありますか?
5-146.組織も人も変化させるから変化に強くなる =現役サラリーマンが考えた自律するチームのつくり方=
変化に強い組織や変化に強い人をつくりたかったら、リーダーが意図的に変化させることが一番です。日頃から変化を繰り返している組織・人の方が変化に強くなるのは自明の理と言えます。
5-145.『指示型』 よりも、『合意型』 =現役サラリーマンが考えた自律するチームのつくり方=
部下に何かをしてもらうとき、『指示型』 と 『合意型』、あなたはどちらに近い仕事の進め方をしていますか。
5-144.「どうしたらその言動に至るのか」を考える =現役サラリーマンが考えた自律するチームのつくり方=
チームのメンバーや仕事の関係者が、自分の想定外の言動をしたとき、事情を察することなく相手を一方的に責める人がいます。
5-143.“効率化の目的”=“その先の世界”を描き示せているか =現役サラリーマンが考えた自律するチームのつくり方=
リーダーが、「どうしたら業務が効率化できるか考えて、みんなで効率化に取り組もう」という掛け声と共に、効率化の活動に取り組もうとする姿を目にします。
5-142.『指摘して未然に防いだ失敗』 と 『体験させた失敗』 =現役サラリーマンが考えた自律するチームのつくり方=
部下が自ら考えこうしたいと持ってきた提案。「致命傷にはならないものの、これは失敗するだろうな」と思ったとき、どうしていますか?
5-141.プロジェクトをドライブする(自分を鼓舞する)しかけづくり =現役サラリーマンが考えた自律するチームのつくり方=
チームのプロジェクトを進めたり、自分が担う仕事を進めるとき、裁量を与えられていればいるほど、サボれてしまう自分(達)がいます。
5-140.課題の答えは、コピペするものではなく、創造するもの =現役サラリーマンが考えた自律するチームのつくり方=
課題の答えが見つからないとき、「ピッタリの答えがどこかに落ちている」と信じ、落ちている答えを探すことに一生懸命になるメンバーがいます。
5-139.まずは相手の承認欲求をとことん満たす =現役サラリーマンが考えた自律するチームのつくり方=
お互いに主張したい意見があるとき、自分と相手のどちらから話す方が良いと思いますか?
5-138.自分事になるかどうかの鍵は「過程」にあり。 =現役サラリーマンが考えた自律するチームのつくり方=
「せっかくチームの目標をつくって何度も丁寧に説明したのに、メンバーはそれを他人事と思っていて全然協力してくれない」と嘆くリーダーがいます。
5-137.部下と同じ目線の接点をたくさんつくって距離を縮める =現役サラリーマンが考えた自律するチームのつくり方=
「部下とは世代間ギャップがあり、距離を感じて、なかなか通じ合えない」と悩むリーダーがいます。
5-136.「どこからどう話を持っていくか」で結果は大きく変わる =現役サラリーマンが考えた自律するチームのつくり方=
「会議の前の根回しは無駄なこと」、「事前ではなく会議の場で主張すべき」などと最近よく耳にします。その影響か、社内・社外での立ち回りが苦手な人が増えているような気がします。
5-135.“チーム外の人とは意見の相違がある”ことを前提とする =現役サラリーマンが考えた自律するチームのつくり方=
チーム内で合意した意見を社内の上位者や他部署、社外に持っていくと、違うことを言われ、へこんで帰ってくるメンバーがいます。
5-134.価値観が異なる人との対話を通じ、見えない世界を見る =現役サラリーマンが考えた自律するチームのつくり方=
世の中には、価値観が近い人はいますが、価値観が同じ人は誰一人いません。価値観が同じだと思う人がいるとしたら、
5-133.『“やる方が良い仕事”をやめる』ことへの挑戦 =現役サラリーマンが考えた自律するチームのつくり方=
仕事というのは、成り行きに任せているとどんどん増えていく傾向があります。
5-132.ルールや管理で縛るのではなく、夢やビジョンで束ねる =現役サラリーマンが考えた自律するチームのつくり方=
チームのメンバーがそれぞれ好き勝手なことをしてバラバラで、リーダーの言うことを全然聞いてくれない。会社のルールも守られていない。メンバー同士の人間関係も、社会人とは思えないような構図になっている。
5-131.“今ある情報が全て正であること”を疑ってみる =現役サラリーマンが考えた自律するチームのつくり方=
日頃私たちは、”今見えている情報が全て正しいもの” という前提で物事を判断する傾向があります。
5-130.部下が自分で考え行動し達成したと思える経験をつくる =現役サラリーマンが考えた自律するチームのつくり方=
『そのタスクをやってもらうにはまだ力不足で(その部下)に任せられないから、(その部下に)できるピースだけをやってもらう』 どんなことも初めはそうかもしれません。
5-129.理屈で押すのではなく、本音の言葉で共感を得る =現役サラリーマンが考えた自律するチームのつくり方=
“感情よりも理屈が上である”と信じ込んでいたり、“ビジネスに感情は要らない”と言うリーダーがいます。
5-128.時間管理を徹底するよりも、やることにフォーカスする =現役サラリーマンが考えた自律するチームのつくり方=
メンバーの生産性を上げるために時間管理を徹底しようとするリーダーを見かけます。確かに時間管理は大切なことですが、時間管理されるメンバーはたまりません。
5-127.“与えた仕事ばかり” を変える =現役サラリーマンが考えた自律するチームのつくり方=
部下が「前向きに仕事をしてくれない」、「受け身で、言われたことしかしてくれない。言われたことすらしてくれない」と感じたら、
5-126.「何が悪かったか」よりも、「どうなっていたら良かったか」 =現役サラリーマンが考えた自律するチームのつくり方=
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部下に何かしてもらいたいとき、僕は以前、目的よりも指示を伝えていました。
『リーダーが一番活躍しているチーム』 と 『メンバーの活躍が目立つチーム』。
一般的に、人は、人格や言動を肯定(承認)されるとポジティブな感情が湧きます。
チームで何か大きなことを成し遂げようとしたとき、そこには大きな障壁が必ず立ちはだかります。そもそも、障壁のないことは大きなこととは思わないので。
人は、組織の中で“自分が活躍している”と認識できると輝きます。その活躍を称賛される場があるとモチベーションが上がります。
チームも個人も、それまでの知識や経験では解決できない問題・課題に直面し、いろいろともがき、そのもがく過程を通じて成長します。
人は、何かモヤモヤしたことがあると、そのことばかり考えてしまい、他のことに集中できなくなります。
チームのリーダーから、「チームに活気がないが、何からどう手を付けたらよいでしょうか?」という相談を受けます。
部下に、自分が伝えたいことを言う場面。ついつい自分(上司)の目線で一方的に話してしまいがちですが、言い方ひとつでその後の部下の動きが変わってきます。
管理と自主性。僕は、どちらを重んじるかで、その組織のカラーも、どこまで伸びるかも決まると思っています。
A案とB案、どちらもいけそう、やり方の違いだけで大差ない、ということがあります。そうしたとき、リーダーがどちらにするのかを決めがちですが、こんなときこそ、選択からやり方まで、全てを部下に委ねてはどうでしょうか。
仕事を、苦しいこと、大変なことと捉えて、一生懸命頑張る。そして、目標を達成したら、次の目標を設定し達成に向けて頑張る。そうして、次から次へと目標を設定して達成していく。
部下が考えて、 「こうしてみたらどうでしょうか」と持ってきた提案。
リーダーが積極的に意見を言うチームが多いと思いますが、リーダーが意見を言えば言うほど、チームのメンバーは自分で考えなくなります。
何かのものごとを議論したり判断したりするとき、自分(達)で気づかないうちに、その思考の矢印が、本来向くべき方向に向いていないことがあります。
「これは重要でチームのパワーを集中させて取り組みたい」というテーマ。そういうテーマほど、締め切りを最短で設定すると、パワーが増していきます。
部下が何か新しいことをできるようになるまでには、必ず藻掻く過程があります。
人が口に出して言うことと考えていることは必ずしも一致しない。 この現象、誰もが見かけたことがあるのではないでしょうか。
ミスが発生した後、現場の事情を考慮せず、新たなチェックリスト導入などの安易な再発防止策を連発するリーダーがいます。
部下がミスをしたとき、「そんな叱り方をしなくてもよいのに」とか、「一体何の目的でそこまで叱っているのだろう」と思うような叱り方をしているリーダーを見かけます。
日々トラブル対応に追われて疲れているリーダーをよく見かけます。トラブルの内容は、
「上の人が現場のことをわかってくれない!」 チームメンバーの不満のうち、この類の不満はかなり多いように感じます。
「メンバーから信頼を得るためにはどうしたらよいでしょうか?」という質問を受けることがあります。
上位者からいろいろな指示をたくさん出されるチームリーダーと、それほど多くの指示を出されないチームリーダーがいます。
仕事をしていると必ず隙間時間ができます。その隙間時間を自分のためだけに使っているリーダーを見かけますが、そうしたチームではメンバーの不満が溜まって、マネジメントがうまくいっていないケースが多いように感じます。
子どもの頃は、親や学校の先生が一人ひとりのことを観察して、その人の能力を伸ばすためのいろいろなアドバイスをくれるかもしれません。
チームで何か新たなことを始めようと呼びかけてもメンバーが乗ってこないことってありますよね。
長年同じメンバーで同じ仕事をしていると、物事の本質が忘れられ、淡々と仕事をこなすようになります。
「職場の〇〇を変えたい」、「チームで〇〇を達成したい」など、リーダーが何かしようと思ってもメンバーがなかなかその気になってくれない、という相談を受けることがあります。
「部下が新たなことに挑戦しない」と嘆くリーダーがいます。 「チャレンジを奨励し、失敗してもいいから、と何度言っても動こうとしない。どうしたらよいでしょうか?」と。
部下の弱いところをばかりに目が行き、それを指摘して修正することで部下の能力を伸ばそうとする上司が多いように思います。
チームのリーダーから、「自分が考えてチームのメンバーにこうしようと言った後に、上位者からそうじゃないと言われ軌道修正することが多い。どうしたらいいでしょうか」という悩みをよく聞きます。
仕事でのコミュニケーション。相手に何かしてもらいたいとき、どうしてほしいのか、なぜそうすべきなのかを論理的に説明することが多いと思います。
「何を言っても部下のやる気が一向に上がらない。どうしたらもっと前向きに仕事に取り組んでくれるのだろう」というリーダーの悩みをよく耳にします。
リーダーは、チームのメンバーよりも経験が豊富で、その分野における社内外の人脈が広いことが多いと思います。
仕事に限らず何事も、他人から押し付けられたり強要されたりしてすることは面白くありません。
今日1日は、昨日までの蓄積で乗り切ることができます。 明日1日は、今日までの蓄積で乗り切ることができます。
メンバーから、「キャリアってどう考えればよいのですか?」と質問されて明確に答えられるリーダーは少ないように思います。
「これがうまくいかない。どうしたらいいんだろう」と悩んでいるリーダーは多い。ほとんどのリーダーがそうかもしれません。
何か問題が起きたり、部下が失敗すると、「起きたこと」、「失敗したこと」にしか目がいかず、部下を頭ごなしに叱る上司を見かけることがあります。