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ある整形外科医のつぶやき hirochinn.work

整形外科外来と患者さんとの壁を取り除くためのブログです。 整形外科医として30年以上の経験をもとにできるだけわかり易くお伝えします。どうかよろしくお願いいたします。

ひろくん
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2020/11/22

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  • 医療従事者に対する暴力

    訪問診療医が患者家族に銃器で殺害されるという痛ましい事件が起こりました。 訪問診療というのを皆さんはあまりご存じないかもしれませんが、医者としては病院にいて、通院してこられる患者さんを診る方がよほど楽です。わざわざ患家に出向いて診療するというのは、診断のツールがほとんどない中で診察しますので、よほどの経験と能力がないとできません。しかも多くは、昼夜問わずになることも多く体力的にも大変な仕事です。 収入的には、移動の時間も考えるとこなせる患者数も少なく、決して割には会いません。 仕事柄、我々は常日頃残念ながら、患者さんやご家族とのトラブルは、避けることができません。 しかし暴力を受けるしかも殺害…

  • わずか10秒で新型コロナの感染力が低下する

    「わずか10秒で新型コロナの感染力が低下する」大学教授が予防効果アリと期待する"ある飲み物"1/28(金) 15:16配信 PRESIDENT Online 新型コロナウイルスの感染予防にはどんな対策が有効なのか。大阪府立大学の山崎伸二教授は「紅茶には感染予防効果があると考えられる。日常的に『ちょこちょこ飲み』を続けることで、手軽で安価な対策になるはずだ」という。 今回調べたのは、①それぞれ異なる茶ポリフェノールの水溶液20種、②粉末緑茶溶液、③粉末紅茶溶液、④紅茶のティーバッグ抽出液――の4種類の溶液です。それぞれを新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)と一定時間作用させることで、抗ウイ…

  • ワクチン接種後9ヶ月までのSARS-CoV-2臨床転帰

    The Lancet Infectious Diseasesワクチン接種後9ヶ月までのSARS-CoV-2臨床転帰に対する防御の持続性:イタリア、ロンバルディアでの後ろ向き観察分析公開日:2022年1月27日DOI:https ://doi.org/10.1016/S1473-3099(21)00813-6https://www.thelancet.com/journals/laninf/article/PIIS1473-3099(21)00813-6/fulltext 結果研究コホートに含まれる5351085人(男性46・9%、平均年齢57・7歳[SD18・0])は、21 205 273人月…

  • 抗原定性検査キット

    オミクロン株の感染拡大に伴いその検査キットである抗原定性検査キットの品不足が深刻のようです。 ここで一回、抗原定性検査及びそのキットに関してまとめておきたいと思います。 ワクチン・検査パッケージ制度における抗原定性検査の実施要綱 令和3年 1 1 月 1 9 日 内閣官房新型コロナウイルス等感染症対策推進室https://corona.go.jp/package/assets/pdf/kougenteisei_jisshi.pdf 上が昨年11月8日時点で、日本において承認されている検査キットになります。 抗原検査キットとは、ウイルスを含む検体(鼻腔ぬぐい液:綿棒で鼻をぬぐったもの)中のウイル…

  • モデルナワクチンの有効活用を!

    ほぼ同時期に4つのCOVID-19に関する論文が4大科学雑誌の一つNew England Journal of Medicineに掲載されました。 1)原著同種および異種のCovid-19ブースターワクチン接種2022年1月26日DOI:10.1056 / NEJMoa2116414https://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMoa2116414?query=TOC&cid=NEJM%20eToc,%20January%2027,%202022%20DM662764_NEJM_Non_Subscriber&bid=797087266 概要メソッド米国で緊急…

  • 通勤電車内感染

    オミクロン株の急激な増加に伴って、再び通勤電車内での感染の危険性について論じられています。筆者は過去に2つこれについての記事を書かせていただいています。 drhirochinn.work drhirochinn.work 1)Clinical Infectious Diseases列車の乗客における2019年のコロナウイルス感染のリスク:疫学およびモデリング研究Clinical Infectious Diseases, Volume 72, Issue 4, 15 February 2021, Pages 604–610, https://doi.org/10.1093/cid/ciaa105…

  • 世界の認知症の症例は2050年までに3倍になる

    日本における65歳以上の認知症の人の数は約600万人(2020年現在)と推計され、2025年には約700万人(高齢者の約5人に1人)が認知症になると予測されており、認知症は誰でもなりうることから、認知症への理解を深め、認知症になっても希望を持って日常生活を過ごせ、認知症があってもなくても同じ社会でともに生きるという意味の社会を創っていくことが重要となります。 世界的にはどうでしょうか? ニュース> Medscape Medical News危険因子が減少しない限り、世界の認知症の症例は2050年までに3倍になる2022年1月6日 https://www.medscape.com/viewart…

  • SARS-CoV-2の迅速診断検査

    SARS-CoV-2の迅速診断検査について手順をもう一度まとめておきたい思います。 臨床実践SARS-CoV-2の迅速診断検査ポール・K・ドレイン、MD、MPH2022年1月20日 NEngl J Med 2022; 386:264-272DOI:10.1056 / NEJMcp2117115 重要な臨床ポイントSARS-CoV-2の迅速診断検査1)食品医薬品局によって重症急性呼吸器症候群コロナウイルス2(SARS-CoV-2)感染を診断するために認可された迅速診断検査(RDT)は、遺伝子を検出するための核酸増幅検査またはSARSのタンパク質を検出するための抗原ベースの免疫検査のいずれかです。…

  • 新型コロナワクチンに対する副作用の60%以上が「ノシーボ効果」か

    何の効果もない偽薬のはずなのに思い込みから有害な副作用が生じる現象を「ノシーボ効果」と呼びます。新型コロナウイルスワクチンの副作用の60%以上が、このノシーボ効果によるものである可能性が、最新の研究により明らかになりました。 Original Investigation Public Health2022年1月 18日COVID-19ワクチン試験のプラセボ群における有害事象の頻度系統的レビューとメタ分析 https://jamanetwork.com/journals/jamanetworkopen/fullarticle/2788172 方法この系統的レビューとメタアナリシスでは、Medli…

  • 日本におけるSARS-CoV-2スーパースプレッダーの特徴

    Medical Tribune新型コロナ「スーパースプレッダー」の特徴基礎疾患を3つ以上保有する患者ではウイルス量が87倍2022年01月19日 18:26 ウイルスコピー数が多く新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の強い感染力を有する"スーパースプレッダー"の特徴について、東京医科歯科大学大学院国際健康推進医学分野教授の藤原武男氏と同大学病院救急救命センターなどの共同研究グループが明らかにしたと発表した。ポリメラーゼ連鎖反応(PCR)検査に基づくウイルスコピー数と基礎疾患との関係を調べた結果、基礎疾患を3つ以上保有している新型コロナウイルス感染症(COVID-19)患者では基礎疾患がな…

  • 若者は検査せず

    ニュース> ロイター健康情報オミクロンは高齢者の入院を増加させていない、英国のCOVIDアドバイザーは言う2022年1月21日 ロンドン(ロイター)-オミクロンコロナウイルスの症例の波は、その年齢層でより多くの症例があるにもかかわらず、予想された高齢者の入院の増加につながっていない、と英国の科学顧問は木曜日に発表されたアドバイスで述べた。1月13日の緊急事態科学諮問グループ(SAGE)の会議の議事録は、「高齢者の症例数の増加に続いて予想される入院の増加は、これまで見られなかった」と述べた。「これは、入院に対する予防のワクチンレベルが高いこと、ワクチン保護の衰退が遅いこと、または最も脆弱な人々と…

  • 断続的断食

    ダイエットは現代人の最大の関心事の一つです。しかしダイエットの結果健康を害してはなんにもなりません。健康的に減量するにはどうしたらいいのでしょう? 一つの回答となりうる論文があります。 2021年12月 17日断続的断食および肥満関連の健康転帰ランダム化臨床試験のメタアナリシスの傘下レビューJAMA Network 2021; 4(12):e2139558。doi:10.1001 / jamanetworkopen.2021.39558 目的IF(ゼロカロリーの隔日絶食、修正された隔日絶食、5:2ダイエット、および時間制限食)と肥満関連の健康との関連を評価したRCTの公開されたメタアナリシスか…

  • ISRR(接種ストレス関連反応)

    【速報】新型コロナ ワクチン接種「5歳以上」に 厚労省が特例承認 3月以降開始へ1/21(金) 10:12配信 FNNプライムオンラインhttps://news.yahoo.co.jp/articles/ed7562db5921f2ef8489a8f25690c54e8deac5d2 5歳から11歳の子どもを対象にした新型コロナワクチンについて、厚生労働省が、さきほど特例承認した。 5歳~11歳の子供へのファイザー社製ワクチンが正式に承認されました。 筆者は、過去に子供と新型コロナワクチンの記事をたくさん書かせていただきました。 drhirochinn.work drhirochinn.wor…

  • 沖縄のオミクロン株

    drhirochinn.work drhirochinn.work 日本国内でオミクロン株感染が一番進行している沖縄からの積極的疫学調査の結果です。 沖縄県におけるSARS-CoV-2の変異株B.1.1.529系統(オミクロン株)症例の実地疫学調査報告 (速報掲載日 2022/1/11)https://www.niid.go.jp/niid/ja/2019-ncov/2488-idsc/iasr-news/10885-504p01.html 対象と方法2021年12月1日~2022年1月1日に沖縄県で確認されたSARS-CoV-2検査陽性例〔新型コロナウイルス感染症(COVID-19)症例〕の…

  • 運動は安全?

    心疾患は、死因統計上第2位です。 心機能の低下による予期しない死亡のことを、医学用語では突然死(SCD)といいます。最初の症状発現から1時間以内に死亡します。欧州および北米では、年間に死亡者1,000人あたり50~100人の割合で突然死が起こっています。ドイツでは、毎年およそ65,000人が突然死しており、全心血管死亡の20%を占めています。特にリスクが高いのはアスリートであり、突然死を起こす可能性は全人口の2~4倍です。その一方で、スポーツは死亡率上昇の原因ではないとされています。むしろ発見されていない循環器系の基礎疾患があることが主な原因であり、アスリートは運動中に過度の負荷がかかり、急性…

  • オーラルフレイル

    口腔機能が低下している高齢者は栄養状態も良くないことが知られていますが、このような関連は非高齢者でも認められることが明らかになりました。口腔機能の軽度の低下を表す「オーラルフレイル」が近年、フレイル(要介護予備群)の一つとして注目されています。 口腔機能低下のために栄養状態に影響が生じ、両者の相互作用によって心身機能が加速度的に低下してしまうことから、高齢者のオーラルフレイルには早期介入が求められます。ただし、このようなオーラルフレイルのリスクは高齢者だけでなく、中年期から生じている可能性があるとのことです。 オーラルフレイル公益社団法人 日本歯科医師会対 応 マニュアル 2019年版 まずオ…

  • ウオーキング

    おはようございます。 筆者は、最近習慣的な身体活動の健康上の多くのメリットに関しての記事を書かせていただいていますが、運動が肺炎のリスクを抑制する可能性もあることが明らかになりました。 Geroscience2021 Nov 25. doi: 10.1007/s11357-021-00491-2. Online ahead of print.身体活動は肺炎のリスクを軽減します:1,044,492人の参加者を含む10の前向き研究の系統的レビューとメタアナリシスhttps://link.springer.com/article/10.1007%2Fs11357-021-00491-2 概要定期的な…

  • 自殺予防

    https://www.oecd.org/tokyo/statistics/suicide-rates-japanese-version.htm https://www.mhlw.go.jp/content/h28h-2-02.pdf (2022年1月9日閲覧) OECD各国及び日本での自殺者死亡率の推移です。 OECDの中で率として日本は4番目。そして日本国内では、男女とも高齢になるほど死亡率は増加しています。 筆者にも救急外来で自殺者が運び込まれ、残念ながら救命できずに亡くなってしまった苦い経験が複数あります。 今回の記事は、大変重いテーマですが、この自殺に関して取り上げさせていただきます…

  • ロコモ度テスト

    長らくコロナ禍が続いており、あえて外出も減らし運動量も減っている方も多いことと思います。 しかしその結果フレイルやロコモになって、骨折しやすくなったりバランス能力の低下によって転倒・筋力の低下或いは骨や関節の病気が起こりやすくなります。 drhirochinn.work ちなみに上記は筆者の記念すべき1番目の記事です。 BMC Geriatr 2021 Nov 19;21(1):651. doi: 10.1186/s12877-021-02600-4.障害につながる移動性の低下に関連する要因:日本での全国的な横断的研究、20〜89歳の成人8681人の結果山田圭子らhttps://pubmed.…

  • 経口抗ウイルス薬「モルヌピラビル」

    案の定オミクロン株が激増して新たな不安材料になっています。我々は少し前の感染者数の激減に根拠のない自信を持ってしまい、対策がおろそかになっていたかもしれません。筆者が何度もお書きしているように、政権と官僚の不作為でワクチン3回目接種がかなり遅れています。そうすると治療薬特に経口内服薬に期待せざるを得ません。そんな中、新型コロナウイルス感染症の患者を対象とした経口抗ウイルス薬「モルヌピラビル」(販売名:ラゲブリオ®カプセル200mg。以下「ラゲブリオ」という。)について、令和3年12月24日に新型コロナウイルス感染症の治療薬として特例承認されました。 今回はこの経口抗ウイルス薬「モルヌピラビル」…

  • 母の匂い

    おはようございます。 オミクロン株が予想通り急拡大している今日この頃、皆様はいかがお過ごしでしょうか。 今回も面白い研究をご紹介します。 SCIENCE ADVANCES母体の化学信号は、乳児と成人の脳と脳の同期を強化します10 Dec 2021 • Vol 7, Issue 50 • DOI: 10.1126/sciadv.abg6867 概要母体臭は重要な安全促進および社会的認識信号として機能しますが、人間の脳の成熟におけるそれらの役割はほとんど知られていません。生態学的パラダイムと二重脳波記録を利用して、母親の体臭の有無にかかわらず、乳児と母親および乳児と見知らぬ人の相互作用中の脳と脳の…

  • 初詣

    今日は正月2日です。年の初めですので家族と初詣に行ってきました。自宅近くの神社に散歩もかねて行ってきました。また今日も天気がすごくよく、日が当たっているところはすごく暖かくて、気持ちの良い散歩になりました。 神社について見ると思ったほど人は並んでおらず、ほどなくお参りできました。 お参り後厄除けのお守りを買って岐路につきました。 途中すごくのどが乾いてきましたので、コンビニでコーラを買ってのどを潤すことにしました。 この近辺は高層のマンションが多く、周りの憩いの公園や医療モールなどが整備されています。少し散策しスーパーで買い物した後帰宅しました。 新型コロナウイルス感染症の話になりますが、今現…

  • 新年あけましておめでとうございます。

    新年明けましておめでとうございます。 本年もよろしくお願いいたします。 今年は、私にとって勝負の年になります。気を引き締めて体に気を付けて、家族とともに頑張っていきたいと思います。 読者の皆様におかれましては、素晴らしい年になりますように、心からお祈り申し上げます。

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