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  • 退廃って何でしょう? 小池真理子「恋」読書感想

    初版 2002年12月 新潮文庫 あらすじ 1972年冬。全国を震撼させた浅間山荘事件の蔭で、一人の女が引き起こした発砲事件。当時学生だった布美子は、大学助教授・片瀬と妻の雛子との奔放な結びつきに惹かれ、倒錯した関係に陥っていく。が、一人の青年の出現によって生じた軋みが三人の微妙な均衡に悲劇をもたらした……。全編を覆う官能と虚無感。その奥底に漂う静謐な熱情を綴り、小池文学の頂点を極めた直木賞受賞作。(アマゾン商品紹介より) 学生運動が盛んだった時代。 政治、哲学、イデオロギー。そこかしこで、観念的な理屈をこねくり回していた時代。 その相反で、「退廃」「虚無」「堕落」「ヒッピー」などという、イデ…

  • 成長とは何かを考えさせられた小説、桜庭一樹「荒野」

    初版 2017年5月 文春文庫 あらすじ 鎌倉で小説家の父と暮らす少女・荒野。「好き」ってどういうことか、まだよくわからない。でも中学入学の日、電車内で見知らぬ少年に窮地を救われたことをきっかけに、彼女に変化が起き始める。少女から大人へ―荒野の4年間を瑞々しく描き出した、この上なくいとおしい恋愛“以前”小説。(アマゾン商品紹介より) ゆるふわ日常系? ほとんど何も起きない・・。 平凡な女子中学生が高校生になるまでの4年間の成長の話です。 主人公山野内荒野は部活動に熱中するわけでもなく、何かオタクな趣味を持ってるわけでも、色恋に奔走するわけでもありません。 女友達3人組で喫茶店でおしゃべりしたり…

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