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2020/10/12

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  • なぜヒトだけが老いるのか

    小林武彦 著書 小学生の頃、髪の毛は?眉毛は?なんのためにあるのって授業で質問され。頭を守るためとか、汗が目に入らないようにと、答えていたのを思い出してしまった。 この本、生物学者である著者が、生物の死を研究し、それをまとめたモノなんだけど、読みやすくて面白かったです。ベストセラーになっている理由もわかります。 RNA,DNAとか、学術的なキーワードもあるけれど、ユーモアを交えて語られる文体は、とっても解りやすい。 ・生物はすべて死にます ・進化は、変化と選択 ・死も進化の過程 ・生物の死に方は、3パターン ・プログラム的な死 ・食べられてしまう死 ・老いていく死 ・生殖がなくなると、生物は死ぬ ・唯一人間はその先に、老いがある。 こんな話の流れで展開します。 生物の形や、生き方には、それぞれ意味がある。それは進化の中で、変化し、必要があり選択されてきたものだからという論旨。だから人間の老いも、きちんと意味がありますと。 老いの層になると利己的な視点から利他的な視点になり、宇宙的な思想を持ち、死を怖がらず受け入れる感覚になるとも。 シニアが居ることで、利己的な集団がまとまるという例えは、確かにそうだなと思うし。シニアになったら、そうありたいと思いながら、一気に読了。 この本は、定年という年齢で区切り制度に異論を唱え、シニアが、ピンピン出来る空気感を世の中に作りましょうという、生物学者からの提案です。 シニアをポジティブに捉える世の中。 なんかいいですね。 お勧めします

  • LUMIX S1いいね

    少し前に、LUMIX S1を手に入れてます。モデル末期の一般的には不人気のS1のこと、つらつらと残しておきます。 軽さは正義だと心底思うマイクロフォーサーズ好きです。重い重い機材を持ち歩きたくない。そう思いながら作品撮りには重い重いフルサイズのLUMIX S1Rを主に使ってます。この自分の中での矛盾の正体って単純で、好きなんです。重くてもS1Rの操作性や写りが。マーケティング的には、とてもレアな人種だろうなと思います。 これバイクと一緒だなと思うこと多いです。 日常の足にするにはトレッキング的な軽いバイクが便利で好きなんだけど、重い重いハーレーの、あの重さがもたらす安心感や独特の乗り味が確実にあって、そこにハマってしまうと、ハーレーが手放せなくなるのと同じ感覚。 重い重いS1R使うと、ガシッと握れる筐体やファインダー覗いた時のスッキリ感、ミラーレス史上最高の感触だと思ってるシャッターフィール。パナソニックは、初のフルサイズ機を渾身の想いを超めて作り上げたんだろうなってことが、使うたびに伝わってくるんです。おまけに吐き出される絵が、とっても好き。そう毎回思うんですね。 そのS1Rの操作性を日常的にも使ってみたいなと思う瞬間が、多くなってきたんですね。基本RAWでしか撮らないので、スナップやらちょい撮りに4730万画素のファイルサイズは大きすぎる。2千万画素くらいが使いやすいんですね。なのでファイルサイズだけが小さくなる、S1って選択はありかなと。S1Rが、RAWサイズを切り替えられていれば、もう一台S1Rを手にいれていたと思います・・。 S1が俄然気になりだしたのは、LUMIX S5MⅡとG9PROⅡをお借りしたことがきっかけ。S5それにGH5M2からの入れ換えにどうかなと思って試してみたんです。お借りした二機種はもっかの最新機種。機能も画質も申し分ないし、充分、入れ替えられると判断しました。ただこの二機種。S5にも思ってることですが、S1Rを使うたびに感じる、カメラを操ってる感が、どうも薄い。感覚の問題だし、慣れの問題でもあるんですが・・。 S1や,S1Rの不人気の理由は、重さですね。確かに重い。Lマウントのプロレンズも重い。近いうちに市場から姿を消しちゃうんだろうと思います。でも、この重さがもたら安心感や高揚感って、自分には、とっても大切なモノだったりします。

  • オッペンハイマー

    映画です。 原爆の父と言われる、オッペンハイマー。時間軸が目まぐるしく入れ替わるクリストファーノーラン監督の得意技は、これまでの映画に比べると、いくぶん薄まってはいるけれど、頭は混乱します。 ノンストップの3時間。 開発に至る過程を人間模様を軸に描いた長い長い序盤、トリニティ・サイトのリアルでインパクト重視で描いた原爆実験の模様から日本への原爆投下を遠い遠い戦勝国目線で描いた中盤、そして水爆開発へ向けての終盤。序盤がちょっと長すぎかなと思ったけれど、3時間の感覚なく、あっという間に最後まで観れます。 この映画、見方によって評価が恐ろしく変わるんじゃないかなと。原爆を軸にとか娯楽作品として観ると、物足らなさやつまらなさを感じると思う。でもこれ、タイトルから解るように学者オッペンハイマーの苦悩を描いた映画です。 開発に関わった学者の顔、実験で示された原爆兵器そのものの脅威に慄く顔、それを作り出してしまった人としての顔、そしてサラリーマンのように組織の歯車として利用された顔。組織の中で仕事をしていて、メンタルやられる人をいっぱい見てきましたから、そこは特に感情移入してしまいました。 それに戦勝国目線の映画なので、敗戦国であり原爆を落とされた国の人間として湧き上がる怒り。それは観終わった後もずっと引きずってしまいます。 観てる時よりも観終わった後に、いろんな感情が湧き上がってくる。まさに名作だなと思う僕なりの定義に当てはまる映画です。 序盤に感じた、わかりずらさ。小説読んでると、ページを戻して読み直せばいんだけど、映画だとそれが出来ない。頭をフル稼働する覚悟で見始めたんだけど追いつかなかった。そこはもう一回観て補完しなきゃですね。 日本人こそ、見ないといけない。 そんな映画だと思います。 お勧めします!! 原爆ドームや広島長崎の資料館、後世に遺し全世界の今や未来の人へ伝えることの意義、改めて感じた映画でもあります。

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