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急性骨髄性白血病M0からCAに復職した話 https://note.com/koimaya

2017年10月急性骨髄性白血病と診断され即入院。M0、7番染色体異常と2つの予後不良を抱え同年12月臍帯血移植。翌年3月退院。2020年3月念願の復職。振り返り闘病記です。

こいまや
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2020/09/17

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  • 白血病からCAに復職した話 〈38〉

    〜今のところ(最終回)〜 それから半年間順調に体力も回復し念願の復職が決まり、同僚達も温かく迎えてくれて手取り足取り復職に必要な知識や情報を教えてくれました。 本当に私は人に恵まれていると思います。 会社のトレーニングを無事に終え感慨深いものがありました。最初の乗務ではここに戻って来られたんだと感激して泣きそうになっている自分と以前乗務をしていた頃のようにすぐに馴染んでいる自分もいて、何年も会っていない昔の友達に会ったらその頃に戻ったような、そんな感覚でした。それは会社の雰囲気が良く、楽しい職場だからだと思います。 がん経験の同僚が「違って見える景色を体験して欲しいか

  • 白血病からCAに復職した話 〈37〉

    〜復職に向けて〜 病気になってからずっと復職はできないだろうなと諦めていました。大好きな仕事なので辞めたくないと思いつつ、もうあの場所には戻れないのかと寂しく思っていました。まだ自宅でできる仕事なら可能性はあるだろうけど体力が必須となるCAの仕事は身体が楽になっただけでは叶わぬことだと。でもひと握りの可能性にかけて所属はしていたいと思い、職場に戻ることが私の元気になるモチベーションの一つになっていました。傷病休暇をギリギリまで取りそのとき無理なら諦めると決めていました。 その期日まで退院してから約1年半ありました。最初の1年は復職を考えることは全くできませんでし

  • 白血病からCAに復職した話 〈36〉

    〜ゆうさん〜 これまでもよく登場していただいた闘病仲間のゆうさん。 実は昨年2019年9月に旅立ちました。 2018年春に退院した後はゆうさんの方がずっとずっと元気でお出かけしたり、娘さんの結婚に向けてウェディングドレスを見に行かれたり、両家挨拶に出席するなど積極的に行動されていました。 私はそんなゆうさんを目標にしていました。私が元気になったらどこかでランチでもしましょうと言ってくれていました。 入院中、「いつか外で会う約束ができるなんて今は夢のようだけどできたらいいね。」と話していたのでそれが実現できるんだととても楽しみにしていました。 退院後同じ曜日の外来だ

  • 白血病からCAに復職した話 〈35〉

    〜言葉の力〜 病気になってから多くの方に様々な言葉をいただきました。 皆さんとても心配してくれて優しい言葉に溢れていました。 それは間違いなく私の心の支えになりましたし、人の温かさやありがたみをひしひしと幸せに感じることができました。 よく取り上げられる言葉で『頑張って』と言われるのが辛いという話を聞きます。私は言われたとき応援してくれているんだと素直に受け止めることができましたが、その人の感じ方やそのときの状況に大きく左右されるのだと思います。それで言うと私はピークに辛いときに「病は気だから、しっかり気持ちを持って。」と言われたことかなと思います。 私も『病は気か

  • 白血病からCAに復職した話 〈34〉

    〜再び髪の毛のこと〜 最初の寛解療法の抗がん剤では全ての髪の毛は抜けませんでした。 一般病棟で知り合ったようちゃんによると寛解導入で使われる抗がん剤が抜け毛の原因なのでその後は大丈夫そうよと教えてくれました。 が、私はそれから移植に入り更なる強い抗がん剤が待っていたので再び抜ける覚悟はしていました。 前処置で使われる抗がん剤はやはりとても強くその後しばらくして見事にツルツル頭になりました。眉毛やまつ毛はほとんど抜けなかったのが救いでしたが頭は全部無くなりました。 そしてその抗がん剤が終わってから約3ヶ月後に生え始めたので「お、来ましたか!」と喜んでいたのです。 し

  • 白血病からCAに復職した話 〈33〉

    〜退院後半年くらいまで〜 無事に退院でき幸せを噛み締める反面、身体の不調が軽減されずこの先ずっとこのままなのかもしれないと不安に駆られていました。 少しずつ改善されているとはいえ不眠が続き、みぞおちが辛くて何もできず食事もままならない状態が続きました。また常に身体が冷えていて寒くて寒くてずっと湯たんぽを抱えていたり足湯をしているのにいつまで経っても温まる感じがしませんでした。 それに加え、腕に湿疹ができ始め日に日に熱を帯び痒く全身に広がっていきました。あまりに痒さが強くなってきたので先生に電話し急遽診てもらうことになりました。「おそらく慢性GVHDでしょう。」とステロ

  • 白血病からCAに復職した話 〈32〉

    〜お試し退院と本退院〜 まず2泊のお試し退院をすることになりました。金曜に帰り日曜の夜に病院に戻ってきました。 5ヶ月半ぶりの自宅に現実味がなくて実感するのに少し時間がかかりました。夢にまで見た我が家でした。もしかしたらもう戻って来られないかもしれないと覚悟もしていました。念願の湯船にもつかれました。あれだけしたかったことの一つだったのにガリガリに痩せてしまって体力もなく気持ちいいと感じられずすぐに上がりましたがそれでも心が温まりました。夜ご飯も私がリクエストしていたものを作ってもらったのですが口が乾いていて味覚もまだ戻りきっていなかったのでいつもの味を感じられず正直

  • 白血病からCAに復職した話 〈31〉

    〜移植仲間〜 移植のために移った無菌室の階は生着までの病棟と生着後退院までの病棟の半分に分かれていてお互い行き来はできない造りでした。私は生着までの部屋でずっとゆうさんとご一緒でした。ゆうさんはいつも人に気遣いをする方で私にも看護師さんにも絶対迷惑はかけない人でした。 先生から言われることも「そうですか。」「分かりました。」「お願いします。」「ありがとうございます。」とどんなに辛いときでも愚痴をこぼさず前向きに頑張っていました。私は遠慮なく「それ嫌です。」とか「めちゃくちゃ辛いです。」と思ったことをすぐ口にしていたのでゆうさんのことをすごい人だといつも思っていました。

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